モバP(以降P表記。っとストップ!)「ほーん」
ちひろ「ほーん、ってあんた」
P「さてと仕事仕事」
ちひろ「あの芳乃ちゃんがですよ!?どうしてそんな呑気していられるんですか!」
P「ハハッ出社早々同僚がトチ狂っとる」カタカタカタカタッ
ちひろ「ほ、本当なんですよ?嘘じゃないんですからね!?」
P「はいはい」ッターン
ちひろ「うわ、全っ然信じて無いですねこの社畜」
P「そんな事言われても今朝も普段通りでしたし、あいつ」
ちひろ「何か少しくらいいつもと違うおかしなところとかありませんでした?」
P「むしろ何があったらそんな世迷言を言い出すんだよ」
P「いつもと違うところ…?うーん、別に、特に何もこれといって」
ちひろ「じゃあ、芳乃ちゃんがああなったのは事務所に来てから何かあったと言う事ですかね…」
P「今日に限って着物が真っ黒で瞳の色が血のように赤くなってて全身から紫色の焔のようなオーラを出していたくらいですし」
ちひろ「お前の目が節穴過ぎる!!」
P「あー、確かに今日はちょっと雰囲気違ったかも。イメチェンですかね?」
ちひろ「ダメだこいつ」
P「まぁ壊れたチッヒはさておき、仕事も終わった事だしみんなの様子でも見て来ますね」ガチャッ
芳乃「こんにゃろめー!こんにゃろめー!」ビューーン
茄子「あわわわわわわわ!!」ダダダダダダダダッ
P「…」
P「……」
P「芳乃に一体何が!?」
ちひろ「だから言っとるやろがい」
元スレ
モバP「闇堕ちダーク芳乃?」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1549750831/
P「事務所の廊下をホバー走行して茄子さんを追いかけまわしている芳乃!」
ちひろ「難しい日本語ですね」
芳乃「ほーっ!」ガシッ
茄子「きゃん!」
P「背後からの高速タックルで茄子さんを捕らえる芳乃!」
ちひろ「字面だけ聞くとこの世の終わりみたいなワードですね」
芳乃「でしてー!でしてー!」ペチペチペチペチペチペチ
茄子「あたたたたたっ」
P「茄子さんが派手にコケて気がしないうに高い位置へのタックルからゆっくり丁寧に床に押し倒してマウントポジションから猛烈な攻撃力皆無の連打を繰り出す芳乃!」
ちひろ「実況力高い社畜ですね」
芳乃「ほーーっ!」シュバッ
P「気が済んだのか次の獲物を求めて何処へと去っていく芳乃!」
ちひろ「だ、大丈夫ですか茄子さん」
茄子「な、なんとか…」ヨロッ
P「一体芳乃に何が…」
ちひろ「反抗期とかでしょうかね」
P「うちの芳乃にそんなものは無い!」
ちひろ「バカ親ですかアンタは」
茄子「うぅ…ぷにぷにお手てでめっちゃぺちぺちされました」
P「茄子さん、芳乃があんな風になった事について何か知りませんか?」
茄子「反抗期です」
P「」ドサッ
ちひろ「あ、気絶した。って言うかどうして茄子さんの言葉は信じるんですか!」
P「失礼、取り乱しました」
ちひろ「ハイライト以外戻ってきましたか。あ、目は元々ですね」
P「芳乃が反抗期…あの芳乃が」
ちひろ「まぁまぁ、芳乃ちゃんだって(一応戸籍上は)お年頃の16歳なんですからそれくらいありますって」
P「お手伝いも率先してやってくれる聞き分けの良いあの観音菩薩のような芳乃が反抗期…」ホワンホワンホワンホワン
ちひろ「あ、何か回想シーンが浮かんできましたね
P『こら芳乃。夕飯前におやつ食べるなって何度言えば』
芳乃『おやつではありませんー、歌舞伎揚げはお米で出来ておりますー』
P『こら芳乃。後で構ってあげるから邪魔するんじゃありません』
芳乃『そなた成分が足りませんのでー』ギュー
P『こら芳乃。人の布団に入ってくるなと毎度毎度言ってるけどだね』
芳乃『すやすや…もう聞こえませんー』
P「あの良い子な芳乃が…」クスン
ちひろ「結構聞き分け無いじゃないですか」
茄子(お家だと随分甘えん坊さんなんですねえ)
P「しかし芳乃の反抗期ってあんな事になるのか…何と言うか、随分エキセントリックというか」
ちひろ「そのうちプロデューサーさんに向かって「うるせーオッサンー」とか言うようになったりして」
P「ハハッまさかいくら何でもそこまでは遺書ってどう書くんでしたっけ」
ちひろ「長い付き合いなのに数回しか見たことの無い満面の笑顔で血涙しとる」
茄子「お、落ち着いてください大丈夫!大丈夫ですから!」
ちひろ「そなたなんてもう嫌いでしてー」
P「ふぐぅ!」
茄子「千川こらっ!」
茄子「取り合えずプロデューサーさんは追いかけてください。みんなにそこまでの危害を加える事は無いとは思いますが万が一という事もありますから」
P「身も蓋も無い事聞きますけど茄子さんの幸運力で何とかなったりしません?」
茄子「すみません…そうしたいのは山々なんですが」
P「出来るんかい」
茄子「さっきのぺちぺちでほとんどの幸運エネルギーを奪われてしまいまして。ほら、自販機でお茶買ってもアタリが出ません」ガコンッ
P「アタリを引かない茄子さんとかこの世の終わりか!?」
ちひろ「あの…意地悪しすぎたのは反省してますからそろそろ降ろしてくれません?」ブラーン
P「一見暴走しているだけに見えて真っ先に邪魔になる相手を潰しにかかってる芳乃マジ芳乃」
P「茄子さんが無力化されたとなると、事務所の中で他に芳乃に対抗しうる存在と言えば……」
P「…やっぱあのミステリアス幼女かな」
こずえ(よんだー…?)
P(呼吸をするように直接脳内に…っ!)
こずえ「ちゃくりくぅー…」ポフッ
P「そして当然のように人の頭の上に降りる!」
こずえ「あそぶのぉー…?あそべよぉー…」
P「すまんけど遊ぶのはまた今度にしてくれるか。今ちょっと芳乃が」
こずえ「あのよしのはねぇー…ぷろでゅーさーがたすけなきゃなんだよぉー…」
P「え?」
こずえ「ごめんねぇー…がんばれぇー…」フヨフヨフヨ
P「あ、ちょ」
P「行っちまった…まあこずえに頼るのもアレだしな」
P「とにかく芳乃を探さねば…。あ、変なオーラ出してホバー移動してるブラック芳乃見なかったか?」
幸子「え、何ですかそれ怖い」
凛「え、芳乃?プロデューサーの傍にいないの?」
未央「さっきしまむーと一緒にいたの見たから聞いてみたらいいんじゃないかな」
卯月「芳乃ちゃんですか?もうどっかに行っちゃいましたよ」
ありす「ありすです」
千秋「見てないわよ。…じゃあ何か面白い事って何でよ!?」
つかさ「アタシのチーズカツカレーをプレーンカレーにしていきやがった…」グスッ
志希「暇っ?暇っ?ねぇねぇ構って~♪」
みちる「フゴフゴフゴフゴ、フゴ、フゴゴコフゴフゴ」
ありす「ありすです」
乃々「知りませんけど…あ、もう行っちゃうんですか?いえ、なんでもないです…」
周子「油揚げ持ってかれたーん…」メソメソ
晴「そんな事よりサッカーしようぜ!」
仁奈「かくれんぼでごぜーますか?仁奈も混ぜてくだせー!」
翠「あの…いつの間にか私のお弁当にチーズカツと油揚げが」
ありす「ありすです」
P「うーむ、全然見つからん」
P「ちょいちょいしょぼい被害が出てる気がするけど一先ず後回しにしとこう」
P「いつもなら呼んでも無いのに気付けば隣にいるのに肝心な時に…!」
P「…」
P「ここに歌舞伎揚げを置いて棒で支えたザルを上に設置します」
P「一旦離れて様子を見ることにしま」ガタンッ
芳乃「ほーっ!?」ジタバタ
P「駆けずり回った俺の1時間14分を返せ!」
P「ようやく捕まえたぞ!」ムンズッ
芳乃「あやー、捕まってしまいましてー」
P「おお、本当に黒い。目が赤い。どうした芳乃イメチェンか?」
芳乃「ふっふっふー、今日のわたくしはいつものわたくしではありませんー」
芳乃「今日のわたくしは依田の芳乃ではありませんー。ダーク芳乃でしてー」フンスッ
P「ダーク芳乃て」
芳乃「依田芳乃ダークノワールブラックシュバルツでしてー」フンスッスッ
P「長い長い黒が被りまくっとる」
芳乃「例えそなたであろうとー、今のわたくしを止める事は不可能と知りなさいー」
P「今日の晩ご飯オムライスだからな」
芳乃「わーい」
P「…」
芳乃「…」
芳乃「…こほんこほん」
芳乃「例えそなたであろうとー、今のわたくしを止める事は不可能と知りなさいー」
P「リテイクしちゃったよこの子ったら」
芳乃「何者にも止められないのでしてー」バッ
P「あ、逃げた!」
芳乃「でーしてー」スッタカター
P「芳乃おいでー」
芳乃「はーい」クルッ
芳乃「……た、謀られませんー!」シュバッ
P「チィッ!ちょっと惜しかったのに!」
P「待て芳乃ー!アイツ当たり前に空飛んでやがる!」
芳乃「待てと言われて待つ者はおりませんー」ヒューーン
P「1袋298円のちょっとお高い歌舞伎揚げ!」
芳乃「ほーっ!」
P「何て美しいUターン!」
芳乃「あむあむあむあむ…ほーほー、これはこれはー」ボリボリ
P「よし捕まえた」ムンズッ
芳乃「あやー、何と卑劣なー」
P「ダーク化したところで所詮芳乃は芳乃よ。クカカカカ」
芳乃「むー、ではではー次はわたくしが鬼ですねー」
P「ハッハッ、捕まえられるかな?」
芳乃「いーち、にー、さーん、ごー」
P「もう始まっとる上にこすっからい!」ダダダダダッ
芳乃「なーなー、はーち、じゅうー。それでは追いかけましてー」
P「そう簡単に捉えられると思うなよー?」
芳乃「受けて立ちましょうー」
P「って鬼ごっこじゃねーですよ!」
芳乃「変わり身ー」シュンッ
P「何ぃ!?」ムンズッ
あやめ「ニニンッ!?」
芳乃「さらばー」
P「待て芳乃ー!こら芳乃ー!」
あやめ「よ、芳乃殿!今の変わり身教えてくだされ芳乃殿ー!」
P「よーし追いついた!今度こそ逃がさんぞ悪戯娘め」
芳乃「ほーっ」ピロリンッ
P「突如消える足元!?」ヒューン
P「何とか追いついたぞ!今度こそだ!」
芳乃「ほほーっ」ピロリンッ
P「突如目の前に壁がゴフッ!」ゴンッ
P「な、何とかまた追いついたぞ…今度こそぉ!」
芳乃「ほーっ」ピロリンッ
P「強制転送されて事務所の入り口に!?」
P「ゼェ、ゼェ…お、追いついたぞぉ…!」
芳乃「ほーっ」ピロリンッ
P(テンジクネズミ)「ミュイー!?」
P「おのれ…あと一歩のところで空間をループされたりクロックアップされたり…特殊能力大盤振る舞いすぎだろ…!」
P「よくよく考えると本気を出した芳乃相手に俺みたいな非力な一般市民がどう対抗しろと」
芳乃「むふー、そなたの力はこの程度ですかー」
P「ムカつく。あのフンス顔めっちゃムカつく」
芳乃「ほらほらー、わたくしはここにおりますよー?もう諦めましてー?」
P「おのれドSスマイルよしのん…絶対ェ捕まえて時子みたいにおちょくり倒してやる…!」
芳乃「そいやっ」ピロンッ
P「突如奪われる体の自由!」ピタッ
芳乃「そらそらー、捕まえませんのでー?のでー?」ツンツン
P「ぐぎぎぎぎぎぎぎ!」
芳乃「どうしましてー?わたくしはこんな近くに居りますよー?」
P「チクショウ微動だに出来ねぇ…ッ!」
芳乃「ふっふー」ツンツン
P「一切身動きが取れない状態で幼女に好き放題される屈辱…!」
芳乃「幼女ではありませんー」ペチッ
P「年齢じゃないんだよ、こういうのは見た目なんだよ」
芳乃「ちんまくありませんのでー!」ペチペチペチペチペチペチ
P「ハハッ全然痛くねぇ」
芳乃「ふんーっ!」ゴッ
P「鳩尾に頭突きは流石に!」
P「ゲホ…本当に今日はどうしたんだよお前…」
芳乃「言いましてー。今日のわたくしは依田の芳乃に非ずー」
芳乃「依田芳乃ダークノワールシュバルツブラックでしてー」
P「依田芳乃ダークノワールブラックシュバルツじゃなかったっけ?」
芳乃「…」
P「…」
芳乃「頬っぺたうにょーんの刑ですー」
P「自分で名乗ったの忘れてやんのふぁめひょふぉひゃひゃ」
芳乃「ふっふー、何もできまいー抗う術はありませんよー」グニグニ
P「一切身動きが取れない状態で幼女にめっちゃムニムニされる屈辱…!」
芳乃「ちゅーでもしてしまいましょうかー」
P「依田芳乃さんは大人のレディでございます!」
芳乃「むーっ」
芳乃「そなたはもうまな板の上の鯉も同然。どうしてくれましょー」
P「動け!動いてくれよ俺の体…!このままじゃ貞操が…貞操が…っ!」
芳乃「念のためにお部屋の鍵をかけておきましょー」カチャリ
芳乃「おまけに空間と次元を少々ズラしておきましてー」ウニョニョニョーン
P「おまけの方が神の御業すぎる」
芳乃「これで邪魔は入りませんねー」
P「な、なにをする気だ…俺なんて食べても美味しくないぞ?お腹壊すぞ?県民性がうつるだけだぞ!?」
芳乃「ふふー」シュルシュル
P「ヤメロォ!どうして帯を解く!」
芳乃「そなたのような意図的朴念仁にぱ実力行使がとってり早いのでしてー」
P「やーめろぉー!!とってりじゃなくて手っ取りだぞー!」
芳乃「ではー」スススッ
P「た、助けてライダー!!」
バリィィィンッ!!
P「ライダー!?」
芳乃(公式)「依田さんちの芳乃でしてー」シュタッ
P「芳乃だ!親の顔より見覚えのある芳乃だ!」
芳乃(黒)「おのれー、そなたはしかと封印した筈ですがー」
芳乃(公式)「かの者の救いを求める声あるところにわたくしは何時如何なる時にも馳せ参じるのですー」
P「いつもの芳乃と黒い芳乃が睨み合ってる…何だこれ。芳乃密度高っ」
闇芳乃「何故邪魔をするのですー。そなたとて思いは同じ筈でしょうー」
芳乃「そなたとわたくしとでは目指すものこそ同義とてそこへの道が違うのですー」
闇芳乃「そなたのやり方はあまりに温いのですー。事は急ぐ必要がありましてー」
芳乃「なりませんー。かの者を信じて見守っておくべきなのですー」
闇芳乃「それではあの唐変木はいつまで経っても朴念仁で居続けましてー!」
芳乃「かと言って急かしてしまえばきっとあの者は益々籠ってしまいますー!」
P「何だろう…気のせいかな。耳と心が痛い」
こずえ「おー…たしょうのじかくがー…」
P「いつの間に」
こずえ「おかまいなくー…」ポスンッ
闇芳乃「待っているだけではらちがあきませんー!そなたは甘いっ、甘いのですー!」
芳乃「まずはじっくりと警戒心を解いて巣から出てくるのを待つべきですー!」
闇芳乃「そんな事では年が明けてしまいのしてー!」
芳乃「ならばもう1年傍におれば良いではありませんかー!」
闇芳乃「あー!結局それが本音ですかー。それが本音ではありませんかー!」
芳乃「いけませんかー!」
P「芳乃と芳乃による芳乃論争」
こずえ「なでなでがとまったぞぉー…」
P「ウィ」ナデナデ
芳乃「かと言ってこのような私利私欲に御力を行使するのは如何なものかとー!」
闇芳乃「そなたがそれを言うのでしてー!?」
P「夕飯前には終わるといいなぁ」
---
P「おはようごさいまー」ガチャッ
芳乃「そなー」
ちひろ「おはようございます。結局昨日はあれからどうなりました?」
P「うーん、話すと長くなってしまうんですが」
ちひろ「掻い摘んでお願いします」
P「光と闇の芳乃がクロスカウンターでベストマッチって感じです」
ちひろ「ちょっと何言ってるのか分からないんですけど」
芳乃「そなぁ」
ちひろ「あの、心なしか芳乃ちゃんまだ様子がおかしいみたいですけど」
P「ああご心配なく。昨日不思議パワー垂れ流しすぎたせいで一時的にへんにゃりしてるだけらしいので」
芳乃「そにゃー」デローン
ちひろ「たれぱんだみたいになっちゃってる」
P「さてと、それでは今日も一日平和に平穏に業務に励むとしますか」
ちひろ「あ、それなんですけど」
P「はい?」
P「…………は?」
P「光落ちシャイニング卯月?」
アッキー「終わりだ」
卯月「冷え込む日々が続きますが皆さん暖かくして過ごしてくださいね♪」ブイッ
13 : ◆Dm8ArSIo3MOQ - 2019/02/10 07:44:31 6EU 13/13久しぶりに途中から「何だこれは」と思いながら書いていました、紳士です。
たまには芳乃書いてみようとチャレンジしてみた結果がこれです。まぁ寒いですからね。寒さのせいですきっと。
ほたるのソロ曲が不意打ちで来たり新キャラはトンデモナイ奴だし本当に楽しい業界ですな。
次回は多分某ザコメンタルか炎上希望娘かやさしい世界出身アイドルのお話になると思います。はい県民性です。
オツカーレ