1 : 名無し - 19/01/02(水) 13:57:14 anX 1/26
セリフを見返してたら加蓮は菜々さんの年齢に気付いてないんじゃ? と思ったのがきっかけ
※菜々さんの設定や年齢、アイドルについて独自の解釈をしています
元スレ
加蓮「菜々が1位……今回のトップはウサミン星人かー」凛&奈緒「」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1546405034/
----事務所----
加蓮「宇宙人なのにスゴイよねー、アタシにもそういうの必要なのかなー」
凛「……」
奈緒(……加蓮はもしかして、菜々さんのウサミン星は設定だってこと知らないのか……?)
加蓮「そうだ! ポテト星からやってきたカレレン星人とかいいんじゃない?」
奈緒(凛、さっきの加蓮のセリフどう思う?)
凛(加蓮のことだし菜々……さんの設定や年齢なんてとっくに気付いてるんじゃない?)
加蓮「ジャンクフードの宣伝の為に地球へやってきてー」
奈緒(……凛、頼みがあるんだが。あたしと一緒に菜々さんの秘密を守ってくれないか?)
凛(……正直に話した方が良いんじゃない? 奈緒アニメ詳しいし、永遠の17歳とか説明できるでしょ?)
奈緒(そりゃ説明できるけどさ……こういうことは菜々さん本人から話した方が良いだろ? それについさっき……)
凛(それはそうだけど……急にどうしたの奈緒?)
加蓮「趣味がネイルってのはやっぱ外せないかなー」
奈緒(いや何でもない。とにかくフォローよろしくな! 今度何かおごるからさ!)
凛(……まぁいいけど私はフォローするだけだからね)
奈緒(ありがとな凛、助かる~!)
加蓮「今度Pさんに相談してみようかなー ねぇ2人はどう思う?」
奈緒(よし先ずは加蓮が菜々さんをどこまで知ってるか確認するぞ……)
加蓮「……どうしたの2人ともコソコソ内緒話なんかして」
奈緒「あー加蓮、菜々さんのことなんだけどさ……どこまで知っているんだ?」
加蓮「菜々のこと? スカウト前はメイド喫茶で働いてた永遠の17歳のウサミン星人でしょ? あ、ひょっとして……」
凛「……」
加蓮「まさかアタシがホントにウサミン星を信じてると思ってる? 冗談だよっ! アタシもう高校生だよ? 流石にウサミン星人を信じる年齢じゃないって!」
加蓮「それともーもしかして2人はウサミン星信じてた感じ? そしたらゴメンねー!」
奈緒「……違うって! 蘭子のブリュンヒルデとかも信じているのかと思って心配しただけだよ!」
加蓮「まっさかー! いやーないない!」
凛「そうだよ加蓮、みくの猫キャラ辺りも信じているのかと思ったよ」
凛「また体調崩したのかと思ってホントに心配したんだからね」
加蓮(……? 奈緒はともかく凛はこういう話題の時、積極的に話すキャラだったっけ?)
奈緒「加蓮、これから凛と一緒に飲み物買いに行くんだが何か飲みたいのあるか?」
加蓮「え? いや2人に悪いし別にいいよ」
凛(……私と2人きりで話す口実だろうけど……不自然すぎるよ奈緒)
凛「気にしないで。私も買い物したい気分だったし」
加蓮「そう? じゃあアタシは温かいココアね! マシュマロ入りの!」
奈緒「いや自販機じゃ売ってないから! オッケー、ホットココアな」
凛「それじゃ加蓮行ってくるね」
加蓮「いってらっしゃーい♪」
加蓮(冗談に2人とも心配してくれてるし……アタシの気のせいなのかな?)
--休憩室--
奈緒「加蓮はホットココアっと。察してくれてありがとなー凛」
凛「あの反応……加蓮は菜々さんが私達より年上だって事はホントに知らないんだね」
奈緒「だな。そもそも加蓮は川島さんとかの大人組にはさん付けだったし……」
凛「もし知っていたら加蓮の性格的に弄って菜々さんって呼ぶよね……」
奈緒「凛、将来の菜々さんの為にも引き続きフォロー頼む」
凛「……菜々さんはすぐボロが出るからね。分かったよ」
奈緒(あたしはそれだけが理由じゃないんだが……凛は無関係だしいいか)
凛「飲み物も買ったし、加蓮のところに戻ろっか」
----事務所----
加蓮「2人ともお帰りー飲み物もありがとね」
奈緒「……加蓮、飲み物はおごりじゃないからな」
加蓮「奈緒のケチ~ それより2人ともさーレッスンで体力もついて健康だし、心配しなくてもアタシはもう平気だよ?」
奈緒「ポテトが好物な加蓮のセリフじゃ説得力がないなー」
加蓮「いやいやポテトは別腹だからー♪」
凛「好みに口を出す気はないけど……加蓮はもっと栄養ある物食べた方がいいと思う」
加蓮「もう凛まで美嘉みたいなことを言うのー? だから大丈夫だって!」
ピロリン♪
奈緒「おっとメールだ。悪いちょっと確認してもいいか?」
加蓮「気にしないでどうぞー」
凛「大丈夫……そういえば奈緒、さっき言いそびれた事ってそのこと?」
ピッ
奈緒「そろそろ到着ね了解っと……そうなんだよ。ついさっきPさんに同じユニットメンバーのあたしが連絡してくれって頼まれてさー」
凛「ユニットに連絡……あーNEX-US? いいよねあのユニット」
加蓮「凛はああいうクールなユニット好きだよねー」
奈緒「いや別のユニット。今日打ち合わせがあるからレッスン後の2人と一緒にこの部屋に集合してくれって話だった」
凛(別のユニット……まさか奈緒が連絡したメンバーって……)
加蓮「お疲れー♪ いやさーアタシが1位になるには菜々みたいな個性が足りないのかな。なんて考えちゃってさー」
奈緒「凛も加蓮もすごいよなーあたしもまだまだ2人にはかなわないよ」
加蓮「菜々にはタイアップのおまけを箱買いするファンまでいるのに、アタシはCDさえファンにすぐ選んでもらえない」
加蓮「凛。1位に選ばれるにはさ、どうすればいいのかな?」
凛「……私のアドバイスじゃ何の助言にもならないと思うよ。私はただプロデューサーやファンの為に、アイドルの道を走り続けてきただけだから」
加蓮「……まず真っ青なセリフから始めてみようかな」
奈緒「あるだろ? Masque:Radeがさ」
加蓮「ちょっと奈緒! それ誰から聞いたの!? 李衣菜!?」
凛「ふふっ、まぁ蘭子や菜々さんみたいな設定無くても2人ならトップ狙えるよ。私が保証する」
奈緒「……ありがとな凛! 頑張るよ!」
加蓮「やっぱり地道な努力しかないか……そういえば凛、どうして凛は菜々のこと「さん」付けて呼んでるの?」
凛「」
奈緒(話題が逆戻りしちゃったー!?)
凛「えっと……そう! 菜々……さんは17歳で私より年上だから!」
加蓮「アタシも奈緒も凛より年上なのに凛は呼び捨てだよね?」
凛「あー、その」
奈緒「……ほら菜々はしっかりしているからさ、つい凛もさん付けで呼んじゃうって事なんだろ?」
加蓮「……奈緒もさっき菜々さんって呼んでたよね? 同い年なのにヘンじゃない?」
奈緒「うっ……」
加蓮(やっぱり菜々の話題の時から2人の様子がおかしい……菜々のことで何かあったの?)
加蓮「2人とも菜々のことで何か隠してるのなら話してよ、アタシ達同じユニットでしょ?」
凛「……加蓮には関係ない話だよ」
奈緒「そうなんだよ加蓮。これはあたしたちの口からは言えないっていうか、加蓮に話せる内容じゃないっていうか……」
加蓮(ここまで2人が必死になるなんて怪しい……まさか! 菜々が自分の設定を守らせるよう2人を脅しているんじゃ!?)
加蓮「……わかった。菜々に直接メールして聞くから少し待ってて」
ガタッ
凛&奈緒「!」
加蓮(菜々に直接聞けば何か分かるはず!)
凛「奈緒、もうこれ以上は……」
奈緒「ちょっと待った加蓮! 分かった! 話すから!」
奈緒(ゴメン菜々さん、あたしたちじゃ秘密を守れそうもない。こうなったのもあたしの責任だ……)
奈緒「あのな加蓮、実は菜々さんはな……」
ガチャ
楓「お疲れ様です」
美波「お疲れ様です!」
3人「……お疲れ様です」
楓「廊下まで3人の話し声が聞こえてきたのですが……もしかしてガールズトークのお邪魔でした?」
加蓮「……凛と奈緒がどうして菜々のこと「さん」付けて呼ぶのかって話題なんだけど……楓さん達も気になりません?」
美波「凛ちゃんは私も呼び捨てだから特に気にしたことはないけど……そういうこと私も経験あるわ」
加蓮「本当に?」
楓(なるほど……このぴりぴりした空気はそういうことですか)
楓(加蓮ちゃんは菜々さんを17歳と信じてて……それに気付いた2人が菜々さんの為に必死に隠した結果、険悪になってしまったと)
楓「凛ちゃん、奈緒ちゃん」
凛&奈緒「はい?」
楓「2人ともよくがんばりんましたね。後はお姉さんに任せなさい♪」
凛「……前も言いましたけど、そのダジャレ面白くないですからね」
楓「あら♪ なおのこと頑張らないと♪」
奈緒「あはは……」
美波「お2人だけに、ですね♪ それで凛ちゃんが菜々ちゃんを「さん」付けで呼んでたことだけど、別に変じゃないと思うわ」
美波「私が初めて奏さんとお仕事した時に彼女のこと年上だと思っちゃって……未だにその時の印象で奏さんって呼んじゃうの」
加蓮(……そういえば奏も大人っぽくてメイクを参考にしてるとか言ってたような……)
美波「私にもこういう経験があったから……多分2人が菜々さんって呼ぶのも同じ理由なんじゃないかな」
美波「それに私は、2人以外にも菜々さんって呼んでいる人達を知ってるわ。楓さんもそうですよね?」
加蓮「……楓さんもですか?」
楓「そうなんですよ。私は菜々さんをアイドルとして頼りにしてますし、憧れてもいますから」
加蓮「……事務所でも正統派トップアイドルの楓さんが色物な菜々を?」
楓「ええ、正月の三が日の特番に宵乙女として菜々さんと出演したのですが……当時の私はアイドルとして目標というものがありませんでした」
楓「そのことを菜々さんに話したところ、一緒に青春しましょう! と助言をしていただいて……今も『青春』は私の目標の一つなんですよ♪」
加蓮「……アタシのソロLIVEの時も菜々は何かオトナっぽいこと言ってたね」
楓「それに理由はもう一つありまして……同番組のコーナー『今年の抱負』で菜々さんはこのような抱負を述べていました」
菜々「ナナは……『夢』です! いくつになっても『夢』を持ち続けられる人でいられますように! 夢から逃げない! 夢を追いかける! なにより、みんなに夢をあげられる人でありたいです♪」
加蓮「……ふーん」
楓「菜々さんは理想のアイドル『ウサミン星人』の為に今も努力をしていて……その素直な姿勢が素敵だと思いますし、憧れなんです」
楓「アイドルとして菜々さんは本当に頼りになりますから……ついつい2人も年齢関係なく菜々さんと呼んでしまうのでしょう?」
奈緒「……菜々さんはアイドルのプロ意識もスゴいからなーあたしも負けたくないよ」
凛「私も菜々さんの夢に真っ直ぐな姿勢は好きだよ……もちろん年齢関係なくね」
美波(……その理由だと凛ちゃんと楓さんから見て、私って頼りなく思われているのかな……)
加蓮「……凛と奈緒が菜々さんって呼ぶ理由は分かりました。でも! どうして2人が菜々の秘密を必死に隠すの? 楓さん達も知っているでしょ? 菜々のウサミン星は設って」
楓「待って加蓮ちゃん。その先は事務所では駄目ですよ」
加蓮「……どうしてですか?」
美波「もちろん私達も分かっているわ。でもね加蓮ちゃん、事務所にはウサミン星を信じている子たちがいるのよ? もしその子たちがホントのことを知ってしまったらどうするの?」
加蓮「それは……」
美波「菜々ちゃんを信じている子たちの為にも、事務所では2人みたいに黙っててあげましょう?」
楓「さすが真面目な美波ちゃん♪ 私が言いたいこと全部言ってくれました♪」
美波「……楓さん、それ褒めているようには聞こえませんよ?」
楓(もっとも2人は別の理由なのでしょうけど……ここは美波ちゃんに乗っちゃいましょう♪)
加蓮(信じている子たちの為か、なるほどね……)
加蓮「2人ともそういう事情があるなら事前に言って欲しかったな」
凛「……加蓮の言う通りだね、ごめん」
凛(ホントは違うけど………せっかくだし話を合わせとこう)
奈緒「ゴメンなー加蓮! あたしたちの口からは言うのは何か違うと思ってさー!」
奈緒(菜々さんの為とはいえ……罪悪感が……)
加蓮「2人ともごめんね。それよりどうして凛は奈緒に協力してたのー? 凛はそんなキャラじゃないし、奈緒から言い出したんだよねー?」
凛「……今奈緒に脅されてて……言うこと聞かないと個人情報ばらすって奈緒が……」
加蓮「きゃー奈緒ひどーいー! 鬼畜ー!」
奈緒「凛ー!? あたしが何かおごるって約束で協力するって話だったろー!?」
加蓮(なんだそんなことだったんだ……それなのにアタシは勝手に思い違いして……馬鹿みたい)
凛「ふふっ」
奈緒「あははっ」
加蓮「うふふっ」
楓「一件落着ですね♪」
美波「そういえばどうして3人は事務所に来てるの? 私達はPさんに仕事の連絡があるからって呼び出されたんだけど」
奈緒「あたしたちも同じようなもんだ。だよな加蓮?」
加蓮「今日は事務所のスケジュールが立て込んでいるから予定があるアイドルにまとめて連絡するとか……それにしてもPさん遅いね」
凛「……噂をすれば来たみたいだよ」
ガチャ
プロデューサー(以下P)「お疲れ様です」
一同「お疲れ様です!」
凛「プロデューサー、連絡って何?」
これから凛、楓、美波はアズールムジカで営業、加蓮は別スタジオでCD収録、奈緒は虹色ドリーマーで打ち合わせの予定があると伝えた……
加蓮「じゃあすぐ出発しなきゃ! 皆早く行こう!」
楓「凛ちゃん、美波ちゃん、私達も外出の準備をしましょうか」
美波「はい! また一緒のユニット宜しくお願いしますね!」
凛「よろしく。奈緒! 約束忘れないでよ! ……あと2人にもよろしく言っといて」
加蓮「?」
四人は出ていった……
奈緒「今度凛にチョコレートおごってやるか……Pさん、加蓮がアイドル活動の事で悩んでいるみたいだから一度相談してやってくれ」
P「分かった時間空けておく。それより奈緒には2人に連絡を頼んでいたはずけど……まだ来てないの?」
奈緒「いやもうとっくに来ているんだけどな……おーい菜々さん比奈さん、もう入って来ても大丈夫だぞー」
ガチャ
比奈「……奈緒ちゃん、今までお疲れ様っス。菜々さん今度のオフ、ウサミン星で作戦会議しましょう?」
菜々「……はい」
【おしまい】
26 : 名無し - 19/01/02(水) 14:24:30 anX 26/26
最後まで読んでいただきありがとうございました!
菜々さんの設定周りはモバ/デレやアニメ時空で違いがありますが、公式からしてガバガバなので面白いとこだけ採用しました
依頼出してきます