モバP「あちゃー。美優さんは癒しっていうか厭らしい女神だったかー」
元スレ
モバP「あちゃー。うちのアイドル達はおねだりシンデレラだったかー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367675448/
私のプロデューサーを、ご紹介しますね。
Pさんは、とっても素敵な人なんです。
私の世界をモノクロから薔薇色に塗り替えた。
Pさんは、とっても優しい人なんです。
私を輝かしいアイドルの道に導いてくれた。
自慢の、プロデューサーなんです。
でもそれほど親しい付き合いを続けていると、どうしても、欠点というか。
譲れない部分が、出てくるんです。
普段から衣装がきわどかったり、さり気無いスキンシップを仕掛けてきたり。
それぐらいなら、いくらでもいいんです。
それ以上されたら、もう戻れないから。
今となってはもう遅く、入ってはいけない境界に入ってしまった。
私は彼と、プロデューサーとアイドルではない関係を結びました。
事務所にふたり、誰もが仕事に出かけている昼下がり。
オフの日に呼び出された私は、彼の傍らに立ちました。
毎日机に向かって、書類と睨めっこしているPさんが、こちらを一瞥します。
薄手のノースリーブにタイトスカートだけの、シンプルな服装。
そして、彼が電話越しに伝えてきたこと。
白いショーツの向こうで自己主張をする、小さな球体……。
Pさんは机の引き出しから、桃色のリモコンを取り出しました。
オンオフと、強弱を調節するスイッチ。
明らかにテレビやそういう類の物ではない事が分かります。
書きかけの書類をほったらかしにして、彼はこちらに向き直り。
そっと、指を「弱」に添えました。
全身に緊張が走ります。
小さな振動が下半身をそっと伝わって、けれどはっきりと、私の官能をノックしました。
彼の「指」や「あれ」に比べれば、ほんのわずかな刺激。
でも私にとっては、耐え難い熱を帯びているローター。
Pさんは楽しそうにリモコンを操作します。
強にしては、また弱に。
弱からいきなり、強に。
たまに、オフにして小休止。
声は出しません。
出せばPさんは喜んで、この責め苦がいつまでも続くからです。
こんな玩具より、もっと欲しいモノがあるというのに。
馬鹿みたいに気を付けをして、足を震わせて、ひたすら悪戯に耐えていると。
彼は立ち上がって、スカートを無造作に捲り上げました。
びっくりした拍子に慄いて、声も出せないまま、腿の間から秘蜜が滴ります。
ショーツはじっとりと湿り、吐息は滑りを帯びて、乱れた間隔で吐き出される。
下着の上から、掴むように、強引に手を添えられました。
ぐちゅっ、と、女の音と匂いとが、一気にアイドルとプロデューサーに纏わりつきます。
彼の唇が非道な歪みを見せると。
視線が交わり合い、息が混ざり合い、次の瞬間には、舌を絡め合っていました。
私の腕は、彼の背中に回って、彼の腕は、私の臀部をゆっくり摩ります。
お互いに体中をまさぐりながら、舌と舌が情熱的なキスを繰り返して。
呼吸の間すら惜しく、息苦しく、もどかしく。
やっと唇を離せば、唾液がとろりと、性欲の橋を架けます。
その橋が途切れてしまう前に、呼吸も整えないまま、再び深く口内を味わい合う。
彼の手が、スカートを、お尻の方からめくります。
露になった下着の両サイドに親指が差し込まれると、するするとショーツは下りていきました。
上から下へと無色透明な柱が立ち、すぐにプツリと切れる。
下着は腿の途中まで下げられ、その最中、玩具はいとも簡単に抜けてしまいます。
彼が、引き抜いたんです。
どろどろに濡れた球体を見せ付けてくるので、私は羞恥と背徳で目を逸らしました。
机に上半身をうつ伏せにして、私は寝かされて。
彼の手で女性器の部分を大きく開かれ、私の体の、最も恥ずかしい所を、観察されます。
舐めるような視線を浴びているだけで、愛液の分泌は留まる事を知りません。
などと思っていたら、Pさんは本当に舐め上げてきました。
開け広げな口技で、私は艶を帯びた声を出しました。
ヴァギナへ幾たびとキスを浴びせられ、手で、自分の口を塞がないといけなくなりました。
クリトリスに、舌と、唇と、指で、優しいペッティングが始まります。
必死に口を塞ぐけれど、力が抜けていって、意識に霞がかかって、段々と指の間隙は増していきます。
もう、声は、事務所中に響くほど大きなものになっていました。
私の悦ぶ声を聞いて、Pさんは辛抱が効かなくなったみたいです。
膨らみをもったズボンの、ベルトをいそいそと外します。
下着ごと踝まで下ろして、滾る肉欲の証を、そっと入り口に押し当てました。
ふたりの交わる時間が、やってきます。
奥までゆっくり、膣を丁寧に解しながら、挿入は終わります。
覆い被さる彼は、私の服を押し上げて、胸を弄りはじめました。
Pさんは、私の全身を玩んで、全身を味わいます。
彼の腰に惹かれる様に、性感が跡を引いて流れました。
肉と肉のぶつかり合う音は、生々しく、少しずつ、大きくなっていきました。
最初は、子供の手を撫でるみたいに。
そして、段々とほどよい4拍子に。
さらに、私の腰を掴んで気持ちの良い速さに。
今度は、机が軋むほど激しく。
最後は、腕を掴まえて。
快感と重圧に、私は背中を仰け反らせました。
置きっ放しの書類に、汗とよだれが恥も知らないで垂れ落ちます。
それを言い訳に、私は勢いを弱めるように懇願しました。
もちろん無視されました。
身体のぶつかる勢いは留まらず、開いたままの口はキスで塞がれます。
熱と情欲はいよいよ高まって、待望の瞬間を迎えます。
……いえ、迎えるはずでした。
微かに残った理性が、事務所の入り口に人の気配を感じました。
一人じゃなくて、複数。
背筋に寒気が走ります。
仕事に行っていたアイドルの子たちが、帰ってきたのでした。
すぐにセッ○スを中断するよう、私は言います。
今度も無視されました。
私を抱え上げて椅子に座ると、服を整えて、それ以上は動きません。
ペニスを挿入したまま、私は彼の膝に座る形で他の子たちと顔を合わせました。
幸いだったのが、性を知らぬ無垢な年頃の子達だけが、そこに立っていることでした。
大きな事務用の、書類が溜まった机を挟んで、私達は向かい合います。
子供達は無邪気に、仕事の様子を話し始めました。
私はそれを、引きつった笑顔で、頷きながら聞くしかありません。
ぎこちない私を見て、ある子が怪訝に近寄ってきます。
彼は、ほんのわずか、気取られないように腰を揺らして、性行為を続けます。
そこで、Pさんの膝に座っていることに気付かれました。
純粋に、ただ、私が彼の膝に座っていると信じて疑わない、子供達の羨望の視線。
それがまるで、セッ○スを観察されているような、そういうおかしな感覚が、私の全身を締め付けます。
膣が収縮しては、快感をふたりの望むままに。
Pさんが両手で、私の腰を強く掴みました。
子供達を何とかあやすと、彼女らは向かいのテーブルでお菓子を食べることにしたようです。
そして、どうあってもPさんは、私を逃がすつもりは無いようでした。
子供達は何も知らないまま、向こうのテーブルを囲んでいます。
気付かれる前に。
……はやく。
彼の性器はよりいっそう膨らんで、精を吐き出します。
私はぐっと構えて、灼熱の迸りを受け止めました。
椅子が一回、大きな音を立てて軋みます。
溶かされそうな白濁液の熱量が、身体に染み込んでいきました。
その間が、とてもとても永く感じられて。
おぼろげな意識の端で、子供達の声が反響する。
しばらくは、彼女達の呼びかけにも、応えられそうにありませんでした。
ちひろ「『でもこの感覚……癖になるかも……確かめたいからもう一回……』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「さすがに良心が……」
ちひろ「タイトルは『彼だけのアイドル・三船美優 ~私の全て、受け止めてくれますか?~』ですよ?」
P「っていうか、今月の給料受け取りに来たんですが」
ちひろ「給料袋とこれ、どちらにしますか?」
P「これ下さい」
モバP「あちゃー。菜々は知識と経験も17歳だったかー」
ウサミン星。
私の故郷。
もとい、家。
ここではウサミン星人の、多岐にわたる営みが行われています。
食事は、外食が基本ですけど、それでも朝や夜は自炊です。
最近Pさんと過ごすことも多くなってきて、振舞える料理の数も順調に増えてます。
就寝も、きちんとふかふかのベッドが用意しています。
最近Pさんと寝過ごすことも多くなってきて、目覚まし時計が欠かせません。
繁殖も、この部屋で行われます。
Pさんが少し不自然に、ナナの部屋へ寄っていく素振りを見せたら、それが合図です。
車を降りて、扉を開ける鍵を回す手が震えて。
不安と緊張と、期待で。
胸が張り裂けそうなぐらい高鳴って。
ドアを押し、私は逃げ込むように、靴を脱いで家の中に上がろうとします。
彼が後ろ手に扉を閉めると、全てを遮る音がしました。
外と内を分つ音。
バタンと閉じるそれは、ナナが、菜々に変わるコール。
右手首を乱暴に掴まれました。
いえ、ちゃんとソフトに掴んでるんですけど、ゼッタイ放してくれない握り方。
なのに、いつも街を歩く時に繋ぐ手の、温かさ。
私は少し、ぎくっとしてしまいました。
でも、すぐに諦めはついてしまいます。
言い出しっぺは、菜々ですから。
菜々は、年越しライブが成功した夜の別れ際、Pさんにこう言いました。
来年からもウサミン星の人口をドンドン増やしましょうね、って。
でも純粋なウサミン星人は菜々しかいなくて。
つまり人口を増やすには、菜々がですね……。
いえ、そういうつもりじゃなかったんです。
結局はそういう意味になっちゃいましたけど……。
だけど、菜々はまさか、Pさんが本気にしてくれるなんて、思ってなかったんです。
靴を脱いで、背後から、寄り添うぬくもり。
ほんとは、菜々がイヤだって言えば、Pさんは止めてくれます。
嫌だったらちゃんと言うんだぞって、彼は何度も言い聞かせてくれました。
だけれど。
最初に交わった日から、菜々は一度も彼を拒んだ事はありません。
菜々の意思を汲み取って、Pさんがその腕で抱きしめます。
傍から見れば、まるで恋人の抱擁ですけど。
すでに膨らみつつある下半身を、菜々のお尻に押し付けるのはやめてください。
ぜんぜん、ムードとかそういうの無いじゃないですか。
なんかもう息荒いです。
ウサミンはまだ、発情期には早いんです。
そんなことは露知らず、Pさんは菜々の腰に手を回します。
裾から差し込んで、お腹まわりを艶かしく沿っては行き来する。
こそばゆさから、だんだんと、おとなのあそびがはじまる。
菜々はもう、Pさんの腕の中から逃げ出すことはできませんでした。
ボトムに両手を突っ込んで、腿の内側からお尻にかけて、じわりじわりと指先でなぞる。
視線を下げて、下唇を噛んで、じっと耐えて。
さらけ出したなうなじに、キスマークをまた付けられた。
これで、菜々に付けたキスマークは、幾つ目か分かりません。
両側に、丁寧に、強力な愛の証を焼き付けて。
次は菜々の唇を奪うんです。
ちょっと首が痛いですけど、無理にひねって、ちゃんとキスのできる姿勢です。
Pさんの視線が、菜々の視線とぶつかりました。
彼の瞳に、菜々の紅潮した表情が映っているはずです。
だらしない、女の子の表情が。
直に内腿をさする両手が、菜々の体温をいやにも上げていきます。
少し腰が引けて、するとPさんは逆に腰で押し返してきました。
菜々のお尻に、彼の性器が、布地越しに感じられます。
さっきより、ちょっと、大きくなってませんか。
菜々の気のせいですよね。
ねっ。
Pさんは、菜々の舌を美味しそうに吸います。
お礼に、菜々もPさんの舌を吸い返します。
唾液と唾液を交換して、交ぜっ返して、ごくり。
余ったぶんが、顎を伝い、糸を引いて落ちました。
Pさんはそれを指先ですくうと、口元に、差し出してくる。
さも当然のように、菜々がしゃぶると思ってるんですか。
失礼ですね、菜々はそこまですけべじゃありません。
彼をじっとねめつけて、仕返しにズボンのジッパーを開け放してやります。
開け口から更に指を滑り込ませて、下着のスリットからペニスを誘い出しました。
既にカウパーが染み出していて、勃起も、最高潮といった様子です。
これをそっとさすってあげれば、Pさんは身体を震わせて喜びます。
菜々の事、たくさん愛してくれるんですよ。
菜々も、たくさん愛してあげます。
突然、Pさんが菜々を抱えあげました。
お姫様だっこは嬉しいですけど、どこに連れて行くんですか?
彼の腕の中で縮こまっていると、居間に連れ込まれました。
私服や寝間着、制服や衣装が並ぶ部屋です。
そうですよね、フローリングの床は痛いですもんね。
菜々を降ろすついでに、仰向けに転がして、Pさんが覆い被さってきます。
電灯の光が遮られて、なんだか、無理矢理に押し倒されているような気分になりました。
再び手が、菜々のショーツの中に入り込むと、Pさんはふと気付いたようです。
下着が汚れるといけないから、脱いだほうが良いよな。
菜々は黙って頷くしかありませんでした。
Pさんは部屋を少し動き回りました。
下半身を完全に露出して転がされている菜々に、タオルを差し出してきます。
それと、いくつかの衣服を隣の机に置いて。
タオルを腰の下に敷くよう、言われます。
床を汚すといけないから。
菜々が腰を浮かせた瞬間、彼は指先を膣に埋めてきました。
足先が攣って、甘美な感覚がいきなり、菜々の口から声となって漏れ出します。
じっくりほぐすように這い回る感覚が、菜々に魅力的な時間を与えてくれます。
探るような動き。
菜々がびくっと震えた部分を見つければ、集中的に。
責めるような動き。
届くだけの範囲でこすりあげる。
親指が、陰核をこね回して、菜々の声が部屋全体に反響しました。
そこから少し、記憶が曖昧に、ぼやけています。
菜々がぐったりするほど楽しんだPさんは、すっかり蕩けきったヴァギナに、ペニスをあてがいます。
やっと挿入かな、と息つく暇も無く。
肉と肉がぶつかる音がして、意識が強制的に呼び戻されました。
熱と快感が、生で、直接に浸透してきます。
待ち焦がれた膣を堪能する肉棒は、焦る気持ちを全く抑えないで。
菜々は流れに身を任せたまま、喘ぐだけの雌にされていきます。
最初の射精はすぐでした。
正常位で、腰は少し浮いていました。
大量で濃厚な射精が、菜々を白く染めます。
しばらくじっとした後、名残惜しそうに性器の結合が解かれました。
ごぽっと溢れる音がしたので、タオルを敷いていて良かったです。
菜々は息を整えます。
これで終わりじゃないから。
Pさんは菜々を全裸にすると、メイド服に着せ替えました。
菜々の身体をまさぐりながら着替えさせたので、すっかり2回戦目の準備はできていました。
メイドなら、御主人様にご奉仕しないと。
菜々は、仰向けのPさんに跨ると、ゆっくり繋がっていきます。
上下の往復は予想以上に、自分がセッ○スしているんだなって実感を、もたらしてくれました。
だらしないメイドに、御主人様はお仕置きをしてくれます。
下から貫く肉杭は、どうしようもなくよだれを垂らす雌に、奉仕の仕方を教えます。
結局、起き上がったPさんに向かい合って座るような姿勢で、強く抱き合ったまま、射精されました。
上の口も下の口も繋がったまま、全身が溶けてしまいそうなくらい、愛し合います。
疲れを知らないまま、次は制服に着替えました。
着替えている途中で、膣から精液が零れるたび、掃除するのが大変でした。
制服でのセッ○スは、この日で一番激しいものになりました。
髪留めのリボンが、彼の手で解かれます。
立ったまま、壁に手をついて、お尻を突き出して、スカートを捲るよう命令されました。
逆らわないし、逆らえないし、逆らいたくありません。
いま、菜々の全てはPさんのモノなんです。
その証拠として、挿入されたペニスを歓迎するように、菜々の下半身ががくがくと痙攣しています。
これまで我慢してきたのに、とうとうPさんにイかされそうになります。
最後のセッ○スにするつもりなのか、心残りが無いように、全力で腰を叩きつけてきます。
最初に菜々に見せてくれた優しさとか配慮とか、ぜんぶ投げ捨てて。
菜々と子作りすることだけ考えてるんです。
菜々も子作りすることだけ考えています。
上半身から力が抜けていって、下半身が情けなく震えています。
菜々の耳元でPさんが、好きだって言ってくれました。
ちょっと記憶が無いんですけど、たぶん、菜々はイきながら、好きですって返したと思います。
霧がかった意識の中で、溢れかえる精液の熱さと、愛しい人の体温を感じていました。
ちひろ「『すっかり汚れちゃいましたね。あの、次はお風呂で一緒に……』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「近頃、財布が軽いんですよ」
ちひろ「財産は大切ですね!」
P「……で?」
ちひろ「『彼だけのアイドル・安部菜々 ~ウサミンのお姫様ナナと子作りしよっ~』」
P「ザーイサン、ハイッ!」
モバP「あちゃー。智香は若林であっても腋生やしてはなかったかー」
こんにちは!
若林智香ですっ☆
今日はPさんと、地方の応援ライブに来ています。
アタシの精一杯の応援と歌で、ファンの皆を元気にしてきました!
今はライブが終わったとこで、何時間も踊って歌って、すっかりへとへとです。
でもでも、こんな時に限って、Pさんは差し入れにドリンクを持ってきてくれます。
他ならないPさんの好意だから、アタシも笑顔になっちゃう。
だけど、一つだけ、問題があるんです。
Pさんと一緒に、楽屋に入ったあと。
ライブが終わって、すぐに人気が無くなったころ。
ふたりだけの打ち上げが始まります。
……抱かれちゃう。
アタシはバレない様に、できる限り自然に、片付けを急ぎました。
身支度を整えて、荷物をまとめて、シャワー室にさえ入ってしまえば、逃げられます。
Pさんがこの後のスケジュールを話してるけど、全然耳に入りません。
曖昧な返事をしながら、やっと荷物を抱えて、ドアに向かいました。
ドアノブに手を掛けるのと同時に、Pさんがアタシの名前を呼びます。
このときアタシは、話をなあなあにして、逃げるべきだったんです。
足を止めて振り向こうとするアタシの背中から、Pさんは肩に手を置きます。
ちょっと手を置かれただけです。
なのに、アタシのカラダは必要以上に反応して、両手から荷物が落ちました。
どちらもが、それに見向きもしません。
床に落ちたバッグを拾う以前に、これから始まる素敵な出来事に、胸を躍らせているんです。
おかしいですよね。
アタシ、アイドルなんです。
それなのに……プロデューサーと、そういう関係にまでなっちゃって。
しかも、さっきまでライブだってしてたんです。
汗だくなんですよ。
やっぱり、今はダメッ。
アタシは意を決して振り向いて、Pさんに口を開こうとして。
すぐに塞がれました。
跳ねた両手は、彼の両手に絡め取られて、お互いが求め合うように固く繋がりました。
短いキスです。
例え深くても、余韻も残らないような短さ。
……なんて言おうとしたんだ?
Pさんがアタシに尋ねたので、ハッキリ答えました。
もっと、きもちいいキスを、してください。
顔をぐいぐい回して、何度も何度も唇を重ねました。
息も絶え絶えに、呼吸も惜しく、絶え間無く。
静かな部屋に、アタシ達だけの息遣いが荒く響きます。
流れる汗がじわりと、額を伝いました。
少し我に返って、自分が今、汗だくなのを思い出します。
ドミノ倒しみたいに現在の状況が思い返されていくと、喜んで彼に身体を捧げることなど出来ませんでした。
けどそれは、アタシにとってであって。
彼にとっては、ただ単に、興奮の材料にしかならないのだと、思い知っています。
アタシがすっかりくっ付いていた身体を離そうとすると、Pさんがより力を込めて抱き締めてきました。
数秒抵抗して、口元によだれのアーチを架けられると、二人はまたくっ付きました。
ライブのあとだということもあって、アタシはやや疲労感でふらふらしています。
それに激しくキスを続けたから、息も荒い。
へろへろのアタシを気遣って、Pさんはイスに座らせてくれました。
終わりかな、と思って、ちょっぴり残念に感じたけど、そうでもなかったみたいです。
Pさんは躊躇無くズボンを降ろすと、元気になってるあれを、取り出しました。
えっとですね、あの……。
そんな躊躇いも無く取り出されても、反応に困ります。
しかも、なんだか、いつもより元気いっぱいっていうか。
え、アタシの衣装がエロいから?
このチア衣装用意してくれたの、Pさんじゃないですかー!
こっちの話は無視して、Pさんはアタシの腕を掴むと、おもむろに腋へ男性器を挟みます。
Pさんはこの、アタシの腋で挟んで擦るのが好きみたいです。
聞くに、すべすべでつるつるでぬるぬるしてて、すごく気持ちが良いそうです。
こちらにしてみれば、汗だくの時にそういうことされるのは、非常に微妙な気分。
でも、悦んでくれるのは嬉しいので文句は言えませんでした。
だんだんと、この人の趣味に染められてきちゃったのかな。
なんだかアタシまで、変なクセに目覚めそう……。
汗と、ペニスから止まらないカウパーで、腋がどろどろ。
いつのまにか、アタシは自慰を始めていました。
すぐに水音が派手になって、まるで身体が喘いでるみたいな音がする。
前後運動が幅を持つと、さらに腋を締めるように言われたから、ぎゅっと力を込めた。
Pさんが小さく悲鳴をあげて、ぐっと腰を突き出す。
アタシの腋ごと押し出すぐらいの強さでペニスを押し込んで、白濁した液体を勢い良く吐き出しました。
漏れる精液を腋に染み込ませるように、ペニスを擦るPさん。
恍惚とした表情で、腕を引いて、今度はアタシを立たせました。
衣装のミニスカートと、切り詰められたスパッツだけが、アタシの下半身を守っています。
その中、股の隙間に、Pさんは後ろからペニスをまた挟んできました。
次は股で擦ることにしたみたいです。
どうしてこんなヘンタイさんになっちゃったんだろう。
Pさんは夢中になって腰を振り始めました。
ぱふっ、ぱふっと、アタシの身体が跳ねる。
衣装を着たままの上半身には、Pさんの手が伸びて、揺れる胸を支える。
スパッツ越しの肉棒の質感が、往復するたび増していって。
さっきと同じくらい、硬く、熱く、情欲を昂ぶらせる。
ひときわ強くペニスが張り詰めて、汗より濃い体液を噴出する。
遠慮も無く、2度目の射精が、アタシのスパッツを白く汚していく。
3度目は、アタシの中で出したいそうです。
アタシの身体を、精液まみれにしたいっていうことです。
外も中も、オスの証で染めあげて、自分のモノにする。
目の前のアイドルを自分だけのモノに。
すでにアタシは、Pさんの下半身を応援するための、専属チアガールにされているんです。
スパッツが中途半端に下ろされて、Pさんは逸ります。
焦る彼の性欲に中てられると、アタシもまた挿入を待ち遠しく感じてしまいますね。
そしてすぐにその瞬間は訪れました。
ぬるりとした触感が下腹部を突き上げて、頭のてっぺんまで駆けのぼります。
全身が溶けてしまいそうな興奮がPさんから伝わってきて。
アタシ、求められてるんだなって思います。
ここが楽屋だってことも忘れて、アタシ達は求め合う。
結合部から、白く濁り、泡だった液体が溢れ出すけど、ふたりとも気付かない。
ただ肉欲だけがアタシ達の意識を支配して、情熱的なセッ○スに没頭する。
粘着質な音が音量を増して、比例するように腰の動きは強く逞しいものになる。
アタシの恥ずかしい嬌声が部屋を満たして、精液と愛液の混じる音を掻き消します。
でも3回目の射精が近づくと、黄色い声は唇の向こうに閉じこもりました。
視界で星が跳ねて、ちかちかと光が反射する。
アイドルらしからぬ喘ぎ声をあげて、アタシは絶頂を迎えました。
射精は、少し遅れてきました。
その際きつくアタシを抱き締めてくれて、なんとも言えない充足感でいっぱいになります。
Pさんのこと、たくさん応援、できたかな。
やっと欲望を出し切ったペニスが抜かれると、注ぎ込まれた液体がどろりと流れ出します。
へたりこんだアタシを支えて、衣装の乱れを直してくれるPさん。
今日は一段と激しい応援、しちゃいました。
呼吸を整えて、視線を向けると。
まだ元気が有り余っている様子のPさんが、意地悪く笑いました。
……やっぱり、応援し足りなかったみたいです。
ちひろ「『えへへっ☆ シャワー室で流すのは汚れだけじゃなさそうですね……☆』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「そこまで変態じゃありません」
ちひろ「『彼だけのアイドル・若林智香 ~Pさんのこといっぱい応援してあげるっ☆~』」
P「聞いてくださいよ」
ちひろ「項・腋・臍・腿・脚でいえば?」
P「腋。でも全部いけます」
モバP「あちゃー。幸子は水どころか蜜までしたたるいい幸子だったかー」
あのですね、Pさん。
よく確認しておきましょう。
ボクはカワイイですよね?
ボクはセクシーですよね?
ボクのことスキですよね?
いえ、言わなくとも分かりますよ!
当然、答えは決まってますからね!
だから、Pさんが。
オフに、ボクと一緒に遊園地なんてしゃれ込んで。
わざわざ水に濡れるアトラクションに誘い込んで。
ずぶ濡れのボクを見て発情してしまって。
そしてついつい、ボクを路地裏に連れ込んじゃうのも分かります。
なんたって、ボクはカワイイし、セクシーですからね!
でもでも、でもですよ。
ここは事務所でもPさんの部屋でもないんです。
よもや遊園地ですよ、遊園地。
人がちょっと、多すぎますね!
さすがに人に見せられるようなことじゃありませんし。
……どうしてもしたいんですか?
それなら、早めに家に戻りましょう、それからでも遅くないでしょう?
フフーン♪ すみませんね、ボクがセクシーなばっかりに。
それでは次のアトラクションに行きましょう。
そうです、イきましょう。
……は?
やはり、Pさんはどうしようもない変態さんだったようです。
ボクは全身びしょ濡れのまま、抱え上げられて、路地裏の物陰まで連れ込まれました。
すぐ脇の道路から、人の声が聞こえる距離です。
ボクはPさんの正気を疑いますよ!
いくらボクが魅力的だからって、いくらなんでも屋外でするのはまずいです。
家に帰ればいくらでもしてあげますから、今だけ我慢ですよ。
スカートに手入れないで下さいっ、こら、今は止めましょう!
ね、ねっ、ねぇって言ってるじゃないですか!
Pさんのごつくて野太い腕が、ベアハッグみたいに、ボクの身体を捕らえるんです。
ホントは振りほどけば解けるような、やわらかな押さえ込みです。
きっと、ボクは口だけで、実はこれっぽっちも抵抗も拒絶もしないって知っていて、からかってるんですね。
よもやボクが、この人との情事に心酔してしまっているなんて。
周りで騒ぐ遊園地のお客さんどころか、事務所の女の子ですら知らないことなのに。
初夏の熱っぽい湿った風が、ボクのお腹と、胸と、腿を梳かしていきます。
アトラクションで被った水が、未だにポタポタと地面に染みをつくっていて。
騒がしいサラウンドに囲まれているはずなのに、どうしてかボク達の周りだけが静まりかえっています。
まるでここが、ボクとPさん専用の、交情の場であるかのように。
懐妊した婦女を愛でるように、お腹をさする手つきは優しくて、どこか淫らで。
もしかしたら、遊んでいるだけかもしれない愛撫で。
このカラダをまさぐる手は、愛する人の、まさしくそれで。
ひどく凶暴な穏やかさで。
ボクをいじめるんです。
Pさんはホント、サイテーですね。
たった14歳の、アイドルの、か弱い女の子を路地裏に連れ込んで、何する気なんですか?
反抗も難色も許さないで、有無も言わさないで、降伏するしか無いんです。
オスの匂いを摺りこまれて、メスの香りを引き出されて、ムリヤリに。
将来性の詰まっている胸を、容赦なく揉みしだく腕は力強くボクを締め上げています。
「もう逃がさないからな。幸子」
ボクは雌伏と至福の感情を思い知ることになります。
場所と時間を忘れて。
Pさんに愛され、Pさんを愛する事だけを覚えこまされたカラダが、歓喜に震えます。
Pさんは服を脱がさずに、ボクの正面にしゃがみ込みました。
まるで当然のように、ワンピースをたくし上げさせて、それを掴んでいるよう言われます。
受け入れはしますが、頷くのは癪なので、キッと目つきを鋭くして返すんです。
そうすれば、まだ、ボクはアイドルでいられます。
でも悲しいことに、Pさんはボクにすっかり発情してしまっています。
これもボクが魅力的過ぎるのがいけないのですが、困ったものです。
せっかく選りすぐってきた下着もすぐ、片足に引っ掛ける程度に脱がされてしまいました。
別に見て欲しい訳じゃないですけど、もう少し気にかけてくれても良いと思うんです。
別に見て欲しい訳じゃないですけど。
ところが、Pさんが見たいのはその奥なんですよね。
まだ発育しきってない、年相応の性器に、舌を這わせて、悦ぶんですよね。
ボクですか?
喜ばしくなんかないです。
全然ないです。
全然、気持ち良くもないです。
こんなとこで、こんなことされて悦ぶなんて、変態みたいじゃないですか。
ボクがまさか、そんな変態だなんてPさんは思ってるわけですか?
これは心外ですね!
いいですよ?
もし、万が一、奇跡的にボクが気持ち良くなったら……。
あなたの赤ちゃん、産んであげても!
ボクのかくかく震える下半身に腕を回して、お尻を鷲掴みにしていたPさんが、大事な所から舌を離しました。
束の間の開放に、ボクは呼吸を落ち着けます。
とにかく、彼が射精するまで、我慢すればいいだけなんです。
この程度で音を上げるような、幸子じゃありませんよ。
フフーン……悔しかったら、その貧相なモノで、ボクをひいひい言わせてみてください。
壁に手をつかせて、後ろからですか。
ケダモノのPさんにはぴったりの体位ですね。
どうせ興奮しすぎて、すぐ出してしまうに違いありません。
これは完全にボクが優位ですよ!
ほら、Pさんも焦って、うまく挿入できてないですからね。
きちんとボクが受け止めてあげますから、そんながっつかなくて大丈夫です。
そんなこすりつけなくても、ゆっくりすれば入りますから。
Pさんは慌てんぼですね!
……ほら、入れて息ついてないで。
どうですか、ボクの中は。
気持ち良いんですよね。
そ、そうですか。
まあもちろんですよ!
なんたってボクとこんなことができるのは、Pさんだけですからね!
しっかり気持ち良くなってもらわないと!
そうそう、ちゃんと腰を前後に揺すらないと、気持ち良くなれません。
言っておきますけど、ボクがじゃなくてPさんがですからね。
その調子ですっ、良いじゃないですか。
あ、でも、そろそろっ、勢っい、を、緩めないと、Pさんっ!
それいじょう早くすると、ほんとにすぐイっちゃいますよいいんですかっ?
ただでさえ堪え性の無い人なんですからそれ以上は!
ねぇほんとに止め、やめてくださいっ!
……ひっ!?
Pさんは一際大きな音を立ててボクのお尻に、腰を密着させました。
熱く滾った男性器が、奥の奥まで侵入してきて、ボクの官能を犯します。
頭の中が一瞬真っ白に染まって、全身に甘い痺れが走ると。
カラダの奥底から、うっとりとした余韻が流れ込んできました。
あっという間に、ボクの思考は快感に支配されてしまいます。
Pさんから与えられる刺激の全てが、艶やかな声となってあふれ出しました。
遊園地の一角で、男女の交わる音が高らかに響きます。
けれど誰もが遊ぶことに夢中で、気付くことはありません。
ただボクとPさんだけが、ひたすら欲望の限り貪り合うだけ。
ふと、表の通路から人の声が耳に届きました。
お客さんが数人、近くの道を通っているようです。
Pさんの腰は相変わらずハイペースに動いていますが、これぐらいなら我慢できそうでした。
でも彼は、ボクが声を押し殺そうとしているのに気付いて、意地悪にも射精の体勢に移ります。
ばつんばつん、と周囲の歓声にも勝るとも劣らない肉音が、Pさんの性欲を更に誘います。
ボクが口に当てていた手は、すぐに外れてしまいました。
性器を勢い良く叩きつけて、Pさんがボクの最奥に射精を始めます。
ほんの僅かな間、大きな喘ぎ声が漏れ出しました。
咄嗟にPさんがボクの口を塞いでくれたおかげで、通行人に気付かれることはありません。
お客さんが遠く去っていくのを待ちながら、Pさんはぐいぐいとペニスを押し付けます。
ボクは声にならない悲鳴をあげながら、お腹の中で脈打つ性器と精液の熱に溺れていきました。
ちひろ「『こ、この程度じゃ赤ちゃんなんかできませんよ? 欲しいなら家のベッドで思う存分しないと……』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「それは割と洒落にならないです」
ちひろ「はい、じゃあ『彼だけのアイドル・輿水幸子 ~幸せな家庭のためたくさん子作りましょう?~』」
P「……もうこんなことやめてください」
ちひろ「また冗談を。本音は?」
P「幸子と子作りしたいです」
モバP「あちゃー。あいさんは中性的どころかチューですら性的だったかー」
私が彼と、いわゆるそういう関係になったのは、ずいぶんと昔の話な気がする。
だが、実際はもっと身近で、必然的な様相を伴って、それはやってきた。
あれは……そうだな。
皆で桜を見に行った、春の日だったよ。
私達は撮影のため、桜並木に集まっていた。
アイドル達は飲み、話し、心ゆくまで楽しんだ。
撮影が終わった後も、子ども達が帰った後も、私とP君は二人きりで飲み明かした。
それが……それがいけなかった。
私はそこそこ、酒には強いつもりなんだがな。
酒に飲まれたことは、一度も無い。
だがその日は、少し気を衒い過ぎた。
普段よりちょっと緩んだ心持ちで、Pくんを甘やかし、そして甘えてしまったんだ。
その夜。
私は、またひとつ、女の悦びを知った。
始めは、ちょっとしたおふざけだった。
普段の澄ました態度が、少し無愛想に見えていたかもしれない。
そう思った私は、彼とくだけた態度で杯を交わした。
普通に飲んで、普通に話して、そのまま終わると考えていた私は、片付けに入った。
彼はまず、ふざけたように抱きついてきた。
いつもの冗談と思い、軽くあしらったのだが。
どうやらこの時点で彼は、私と、本気で交わりたいと考えていたようだ。
油断した見通しが、今宵を甘く甘く、深い闇に染めていく。
プロデューサーの指が、私の唇を、そっと撫でた。
これは、セッ○スを始める際に、彼が必ずする動作だった。
その時に私は初めて、Pくんが行為を望んでいることを知る。
それはもう、驚いた。
もちろん拒否する。
でもほんの少し、心の奥底で、期待していた。
彼は期待に応えて、私をしっかりと抱きしめてくれた。
押し返そうとしていた腕は、背中に回って、お互いの距離を、ゼロにした。
アイドルとプロデュ-サーの一線を越えて、私達はそのまま好きなように触れ合った。
ここから先は、男と女の関係だ。
本当は好ましくない関係だが……大丈夫だろう。
今だけは、月と桜しか見ていないからね。
桜の下で、何度も唇が囀る。
優しいキスが好きだ。
大事にされていると、心で感じる。
乱暴なキスが好きだ。
求められていると、体で感じる。
むしゃぶりつくようなキスが好きだ。
女として扱われているのだと、身も心も熱くなる。
数え切れないくらい口付けを交わして、私が拒まないことを知ると、両手は舌へ下へと伸びていく。
衣服の生地の奥にある、本当に柔らかい部分を探り当てて、物欲しそうに撫で回す。
私は、Pくんに強く強く抱きしめられながら、為す術も無く甘えるだけ。
悩ましい吐息と目線が、幾度と無く絡まり合う。
君のせいで、スリーサイズが変わってしまわないか、心配だよ。
惑う指先は官能をくすぐって、尻から、腿へ。
丁寧な愛撫は、ボトムを脱がしてから行われるようだ。
だが、いつまで経っても彼の手は、私の下着を脱がそうとはしない。
けれど愛撫は始まって、胸元を這う感触は未だに慣れないものだ。
いや、慣れていたら慣れていたらで、ふしだらな女になってしまうな。
いつかこの手で、そうされてしまうのだろうね。
もしかするとたった今、私は……。
余計なことを考えていると、胸元も肌蹴させられてしまった。
月明かりに映した肌は桃色に火照りあがって、すっかり雌の様相を呈していた。
また、乱暴なキスをされる。
彼の情艶の眼差しが、私の媚態をくまなく観察している。
春夜に喘ぐ、半裸の私を。
しつこいくらい、下着の上から、秘裂を擦る。
数回の往復ののち、太い指が、ぐじゅりと水音をたてて、のめり込む。
押し出すように吐息が漏れ出して、私は慌てて口を噤んだ。
彼は面白そうにその指使いを繰り返す。
下着から、淫らな液体が滴るほどに。
すっかり艶美な姿に変えられた私は、自分から下着を脱衣する。
彼は満足そうに口をゆがめて、軽くキスをしてくれる。
どろどろのショーツを彼は受け取って、わざとらしく見せ付けてきた。
「ここは屋外なのに、こんなに濡らすほど発情してるのか」と、言われている気がする。
羞恥と屈辱をくすぐられて、私はショーツを奪い、放り捨てた。
そんなものより、もっと欲しいものがあるんだ。
……分かっているのだろう。
ふと視線がぶつかった時、彼は堪え切れずに噴き出した。
聞き出すと、私がせつなくて堪らなさそうな表情をしているのが、どうしようもなく愉快らしい。
くすくす笑って小気味が良さそうだ。
叱ってやりたかったが、そんなことより、彼と繋がりたかった。
立ったまま桜の木に押し付けられて、唇を重ねながら、二人は一つになる。
直前に、私が何もしていないから、せめて少しは何かしてやりたいと伝えたところ、無視された。
私の制止を聞かず、力任せに、優しく気遣って、無理矢理、愛しそうに。
きっと、お互い、すっかり雄と雌の表情になっていたに違いない。
慣らすためかじっくり行き来を繰り返して、入り口の辺りを特に入念にほぐしてくる。
びりびりとした鈍い心地よさが、全身に間延びしていく。
快い息苦しさともどかしさが、私の理性を叩いては、我を取り戻す。
だがそんな抵抗など、彼の前では無意味だったようだ。
舌と舌が、瞳と瞳が、性器と性器が、これ以上無いぐらいに、深く強く繋がれば。
なけなしの理性はすべて、Pくんにひれ伏してしまった。
彼の腰使いが、そろそろ無遠慮になってきた。
段々とペースを増していくにつれ、私の反応は、実に素直になっていった。
淑やかに口を塞いでいたはずが、いつの間にか獣の様な喘ぎ声をあげて、Pくんの射精を促す。
両腕を彼に巻き付けて、半ば強引に、自分から舌を絡めるキスをした。
膣内で、何かが、びくりと震える感触がする。
Pくんがぐっとペニスを突き出して、私の最奥にキスをする。
二人の下半身はがくがくと揺れて、本来なら出ていたはずの嬌声は、全て彼の口に吸い込まれた。
全身に刺激が波打って、より一層彼を抱きしめた。
精を吐き終わっても、Pくんは抱擁、いや、拘束を解かない。
これほど愛しいハグがあったのかと、少し嬉しくなった。
長く長く、Pくんも私も、相手を放さなかった。
ずっとこうやって繋がっていたい、本当はね。
大丈夫だよ……誰にもバレやしないさ。
見ているのは、月と桜だけだ。
ちひろ「『だが今度は、事務所の誰かに見られたりしたら。どうなるだろうね……』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「あいさんは、そんな人じゃありません」
ちひろ「『彼だけのアイドル・東郷あい ~一緒に永遠のあいを育もう~』」
P「聞いてるんですか」
ちひろ「プロデューサーさんは、あいされるより……」
P「あいしたいですね」
モバP「あちゃー。李衣菜はロックより69の方がお似合いだったかー」
聞いてください、プロデューサー!
私、とうとう見つけちゃったんですよ!
何をって、そりゃもちろん決まってます。
ロックとは……何か。
その真髄って言うんですかね、ま、そんな感じの?
って、興味なさそうな顔、しないでくれませんか!
プロデューサーはまったく、わざわざ私の部屋に呼んであげたっていうのに。
ほら、以前よりずっとロックじゃないですか。
特にこのギターとか、良い味出してると私は思うんです。
そう言っても、プロデューサーはどうも、しっくりきていない様子。
まあ、崇高で?
ロックな?
私の感性についてこれないのは、分かりますけどね。
とりあえずこれは、後でじっくり話すとして。
私の辿り着いた、ロックの答え。
それはですね。
ひとつに溶けあうことなんですよ。
分かりますかね……。
いえ、分からなくてもいいので、ひとまず聞いてください。
音と魂が、混ざると言うか。
こう、熱い何かが、どっと来る感じ!
ロックのビートが、魂を揺さぶるっていうんですか?
そんな感じです。
……こんなに熱心に説明しているのに、プロデューサーは生返事。
人のロック観を蔑ろにするなんて、許せませんね!
じゃあ、プロデューサーのロック観を語ってみてくださいよ!
はい、ロックとはつまり?
…………。
………………。
あ、一つになることって部分は同じですね!
でも、わざわざ私とプロデューサーが一つになる必要は、何処にも無さそうな気がするっていうか。
あの……音と魂が一つになればいいというか。
身体で交わるとか変な意味じゃなくって、あの……。
いや、私とプロデューサーが身も心も繋がるとか、意味不明ですって!
ちょ、ちょっと、なんでにじり寄って来るんですか!
……え?
身体が交われば、心も通じ合って、ロックの良さが分かるだろうって?
ま、またそんなデマカセを。
でもそんな……え?
「李衣菜のコトもっと知りたい」って……。
そ、そんな手には乗りませんよ!
い……イヤじゃないですけど……。
…………ちょ、ちょっとだけなら。
プロデューサーは、ベッドに座る私の肩にそっと、手を置きます。
一見すると、優しくキスをする光景。
でも本当は、私が逃げられないようにするための、予防策。
触れ合った唇の奥から「捕まえた」って聞こえてきそうです。
やっぱり。
私を抱く気まんまんだったじゃないですか。
軽く息が乱れるくらいに舐りあってから、ヘッドフォンと服を外されます。
首筋に顔を埋めて、小さなキスマークを刻み込んでいくプロデューサー。
くすぐったいような、痛いような、気持ち良いような、変な気分。
されるがままは悔しいし、ちょっとやり返してみたい。
と思って差し出した手首が、グッと掴まれ、抑えられた。
私の主導権がまたひとつ、消えていく。
ほとんど裸に剥かれた後は、胸を少しだけ乱暴に揉みしだかれる。
加減は、痛いと気持ち良いの、ちょうど真ん中。
むず痒くもどかしい火照りが、私の下半身からゆっくり、せり上がってきた。
片方の胸を口に含んだ彼は、小さな果実を遊ぶみたいに、舌の上で転がす。
……ブラのカップ変わったら、プロデューサーのせいですから。
上半身を堪能したら、次は下半身へ。
プロデューサーがお腹を撫でて、背中側に回った手が腰を引き付ける。
既に下着まで脱がされた私は、開けっ広げになった性器に彼の指を迎え入れます。
膝立ちになるよう言われたので、プロデューサーの肩に支えを置いて、両膝を立てます。
ベッドもまた、密かに軋みを立てました。
次に、彼の指が浅く中へ。
はじめの頃は抵抗があったけど、最近は簡単にプロデューサーを受け入れることができるようになった。
いや、受け入れてしまうようになった。
その証拠に、彼の手がすっかり性器に密着するほど、私は深く指を咥え込んでる。
股間に吸い付くごつごつとしたそれは、しつこいくらいに膣内を掻き回す。
入り口の柔らかいとこ。
上沿いの敏感なとこ。
しばらく、私はおもちゃみたいに玩ばれた。
一方的にいいようにされて黙っていられるほど、李衣菜は弱くないですから。
肩に置いた両手を思い切り突き出して、プロデューサーを突き飛ばす。
抵抗されるなんて微塵も思ってなかった彼はいとも容易くベッドに倒れこんだ。
目を丸くしたその顔に、私は素早く跨って、馬乗りになる。
混乱しながら私の名前を呼ぶプロデューサーを無視して、ズボンのチャックを引き下ろした。
まだ半分ほどしか膨らんでいない男性器を取り出して、ここからは私のステージ。
陰嚢を優しく揉みながら、根元に舌を走らせ、唾液を塗していく。
その不意打ちにプロデューサーの腰が、こっちが驚くくらいに跳ね上がった。
楽しい反応に応えて、私は思い切って肉棒を咥え込む。
舌と唇で擦り上げては、むせ返る匂いと味にまた、夢中になっていく。
びくびくと震えるペニスは瞬く間に膨張して、とうとう口に収まりきらなくなる。
苦しさにえづいたところで、彼の反撃が始まった。
さっきの指より暖かくてぬめりのあるものが、再び膣内へ進入してくる。
短くて柔らか味のあるそれは、入り口を軽く突付いてから、ざらざらとした感触で暴れまわった。
突然の感覚に、今度は私の腰がびくりと跳ねる。
ロックアイドルにあるまじき、浅ましい声が出てきたのが途轍もなく恥ずかしかった。
心なしか、軽く笑われた気がする。
またもや悔しい気分を味わうことになったので、それを忘れるために、より熱心に男性器への愛撫を再開しました。
先ほどとは比べ物にならないくらい勃起したペニスを、一生懸命に愛でる。
全体に妖しい唾液のぬめりと、どくどくと脈打つ動きが、これ以上ないほど卑猥だった。
それと同じく、私のヴァギナもまた、何かを耐えるみたいに興奮が高まっていく。
耐えれば耐えるほど、魅力的な快感がプロデューサーの舌によってもたらされる。
汁を啜りながら続く愛撫に、腰はすっかり砕けてしまいました。
ペニスへの奉仕が止まっていると文句が入り、私は飛びかけた意識を手繰り寄せます。
「李衣菜は本当にロックが好きなんだな」と言うプロデューサーに、私は熱心な愛撫で返すことしか出来ませんでした。
ついさっきまでの余裕はあっという間に消えてしまいました。
気付けば、喘ぎ声も、何か厭らしい液体が飛び散る音も、私からしか聞こえません。
沸々と湧き上がる、朦朧とした浮遊感。
私の愛撫がすっかり止まっていても、プロデューサーは責めるのを止めませんでした。
最後は舌を抜き、腫れあがった陰核を吸い上げる。
2、3回大きく痙攣して、意識の大半が、官能に塗り替えられる。
全身が脱力したのち、細かい震えの残る私を、プロデューサーは仰向けに転がしました。
ふらつく視線でプロデューサーを捉えると、挿入の途中でした。
気付いた途端、甘く過激に、私の官能が痺れます。
腰と腰をぴったりくっ付けて、彼は一呼吸。
私は歯を食いしばって、声も理性も、手元に縛り付けました。
そんな李衣菜の様子も知らない風に、プロデューサーが抽迭を始めます。
半端に終わったフェラの鬱憤を晴らすように、強く激しく。
身体と身体のぶつかる音が高らかに、ベッドが軋む音がより鮮烈に。
二人の肉欲が混ざり合う感覚がこの上なく心地よくて。
足は彼の腰にしがみ付き、両手と両手をぴったり重ね合わせて。
名前を呼べば、プロデューサーも私の名前を呼び返して。
身も心も一つに溶け合って、どろどろにふやけていきました。
彼の昂ぶりにあわせて、セッ○スの激しさは頂点に達しました。
プロデューサーが息を止め、ペニスを奥の奥まで突き入れます。
そして、私の大事な部分に、欲望という欲望を全て流し込み始めました。
私はただ女の声をあげて、ありのまま受け止めることしか出来ません。
行為を終えたばかりの肉棒が、満足して抜かれるまで、ずっと繋がっていたいと思ったりして。
プロデューサーの気持ち、ぜーんぶ、受け止めたいですから。
ちひろ「『プロデューサー……私、もっともっとロックなことしたいですっ!』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「俺はロックには興味ありません」
ちひろ「『彼だけのアイドル・多田李衣菜 ~ロックなアイドルとロックなレッスン~』」
P「そもそも音楽にはちんぷんかんぷんですし、そんなこと言われてもですね」
ちひろ「69にご興味は?」
P「ありますっ!」
モバP「あちゃー。泰葉はアイドルじゃなくて愛奴隷だったかー」
Pさんとのアイドル生活で、変わったことがあります。
一つは自信が持てる様になったこと。
自分なんてと思っていた頃が、懐かしく感じるくらい。
二つ目は笑顔が増えたこと。
彼と居ると、自然に笑えるようになりました。
三つ目は毎日が輝いていること。
以前よりも、ずっとずっと楽しい毎日が続いています。
四つ目は好きな人ができたこと。
慣れないことばかりで最初は戸惑ったけど、今では、好きになって良かったなって。
五つ目は、素敵な御主人様を見つけられたことです。
私の御主人様はプロデューサーをしています。
いつも忙しくて、たまにしか私の相手はしてくれません。
でも常に私を気にかけてくれる、とても優しい人です。
それに、新しい衣装や玩具もよく用意してくれます。
私はそれを使って、彼と遊びます。
いえ、遊ばれます……なんて。
真夜中の事務所でふたり、秘密の逢瀬。
Pさんは既に準備を終えていて、ソファで寛いでいました。
手には、なにやら妖しげな桃色の球体が。
テーブルの上に、ティッシュやタオルだけでなく、球体とおそろいの色をしたリモコン。
他には、数珠繋ぎの細い棒や、犬の尻尾のような物がついた棒も。
唯一灯りのついた部屋に入り、それらを見ると、どうしても緊張します。
もちろん私達は、そういう目的でここに居るのですが。
ただ、彼の周到な準備を見てしまうと、不思議な気持ちになります。
やる気に満ち溢れた様子で、立ち止まる私を迎え入れるPさん。
玩具に視線が釘付けの私に、囁きます。
「今日は全部使えるまで遊べるといいね」
はい。
御主人様。
おいで、と両手を広げられたので。
ソファに座る彼に、抱えられるようにして座ります。
遠慮がちに腰を下ろすと、大きな腕が、私を包みました。
温かいはずの抱擁は、否応なく私の気持ちを乱します。
身体の奥から、小さな熱が沸々と湧き上がり始める。
従順なアイドルの姿に、Pさんは満足そう。
まずは右手が、お腹をさすります。
くすぐったさは、すぐ艶やかさへと移ろいました。
左手が、服を脱がします。
薄着がたたって、いとも簡単に下着姿まで剥ぎ取られました。
上半身はブラジャーだけの、中途半端な格好まで。
そのブラも上に軽くずらして、手際良く、小さな胸を弄り始めます。
目線は少し、下がったままで。
触れられている部分に、意識を集中して。
彼の指先が、満足するまで。
まだ成長途上の身体を、味わい尽くすまで。
絶え間なく訪れる、痺れに似た感覚に唇を噛み締めます。
胸への愛撫に、両手を使い始めた頃。
スカートの向こう側、お尻の辺りに、硬い感触を感じました。
Pさんは腰をやや押し付けるように、私への抱擁を強めます。
声を我慢するため、より一層、膝に置いた拳を握り締めました。
私が耐えれば耐えるほど、彼は愛撫に込める力を強めます。
ふー、ふー、と次第に慎重になる呼吸の合間を縫って、彼は意地悪をしてきます。
わずかに力を緩めて、私が気を抜いた直後に。
すっかり尖りきった先っぽのほう、自己主張の強い部分を思い切り、摘み上げるんです。
私は情けない悲鳴を出しては、すぐに手で口元を覆います。
そして今度こそは出さないようにと、何度目になるか分からない決意をして、Pさんと我慢比べをするんです。
だけど、負ける方は常に決まっているのが、ちょっと悔しい。
今日もまた、いつも通りになし崩しに喘がされる。
勝ち目なんて無いのだと、身体に覚え込まされているから。
私はPさんのモノだということを、もうはじめから理解しているから。
無駄な抵抗はすぐに諦めて、自分の恥ずかしい部分を全て曝け出します。
ふしだらに燃える下半身は、彼が気付くほどに下着を湿らせていました。
私は至って平静を装っているようで、どんどん自分を失っていきます。
ショーツに手をかけられた時、自ら腰を持ち上げて、彼の手助けをして。
どれを使うか逡巡する彼に先駆けて、玩具を差し出します。
Pさんはすっかり使い慣れた様子でローターを起動させると、徐に手遊びしました。
ぶるぶると震えるそれを見るだけで、期待と羨望が止まりません。
それからしばらくは、Pさんの思うがままにされました。
私のなけなしの理性を最後まで壊そうと、彼の持つローターは股間にうずめられます。
はしたない穴から垂れる液体を掬って、過敏な部分へ無造作に押し付けられる。
びりびりと伝わる甘い甘い振動が、理性と性欲を揺さぶります。
押し付けては離して、離しては押し付ける。
数回繰り返したのち、私の胸で遊んでいた方の手が、彼自身の股間へ伸びました。
やや腰を引いて、何かを取り出すための体勢を、彼はつくります。
ジッパーを下ろす金属音が、私の声と息遣いに埋もれることなく聞こえました。
小さな布擦れと、ほんの僅かな、だけど濃厚な熱気と存在感が、お尻に直接感じられます。
いきり立つ男性の象徴が、待ちきれないとばかりに小さなお尻に食い込んできました。
女性器を刺激していた玩具は、そっと離れていきます。
一抹の寂しさが残念そうな溜息と一緒に、流れて出ていくと。
彼の両腕が、私の腰を持ち上げ始めました。
本当はもうちょっと自分に有利な体勢でいたかったけれど。
Pさんの腕は私をきつく抱きしめて、放そうとは全くしてくれない。
むしろ抱きしめる力は段々と増して、挿入まで何があっても離れてくれないみたいです。
お互いの身体が触れ合う温もりが生々しくて、でもそれよりずっと淫らな部分が繋がります。
手間は殆どなく、私は簡単に彼を全て受け入れました。
Pさんは全身を喜びに震わせると、ゆっくり抽迭を開始しました。
今日初めて交わる膣の感触はまだ、固く抵抗して、Pさんの動きを阻みます。
けれど、挿入されたばかりの初々しい反応は、すぐに解れていきました。
Pさんの動きに合わせて、私も腰を揺らします。
不慣れな動きは、瞬く間に激しいものへ変わり。
数分もすれば、自分だけで腰を上下するようになっていました。
愛奴隷の動きを気持ちよさそうに満喫するPさん。
御主人様を喜ばせるために、抽迭はより激しく、より大きく。
プロデューサーと交わるのに夢中のアイドル。
自分の思うままに遊べるアイドル。
私の従順な仕草が、彼の嗜虐心を何度も呼び起こします。
もう腰を振るのに夢中で、Pさんがローターを持って、再び私を辱めようとしているのに気付きませんでした。
息も荒く、一休みし始めた私の大事な所に、ローターの振動が襲い掛かります。
すっかり油断していた私は、びくりと跳ね上がってしまいました。
急な刺激に、望んでもいないのに抗い難い衝動がせり上がります。
全身に滲むように伝わってきたそれは、Pさんが更に強くローターを押し付けたことで、大きく弾けました。
媚びるような甘ったるい声を出しながら、私の頭が真っ白になるまで責められました。
視界がちかちかと明滅して、体中が強張ったり緩んだりしました。
その間も、Pさんは愛撫を止めません。
むしろ腰を突き上げて、半ば放心する私を急かしてきます。
普段の私からは想像もできない乱れ様に、Pさんはとても興奮しているみたいです。
責めれば責めるほど反応する私を、彼はとことん追い詰めました。
ふたりはまったく止まる気配も無く。
ただ、結合部から溢れ出す快感だけを求めて、何度もお互いの名を呼びました。
彼の動きが、絶対に止まれない所まで突き詰める。
私は漠然と、射精が近いのかな、なんて考えます。
ぞくぞくと背筋を這う痺れが、理性をとっくの昔に飲み込んでいました。
肌と肌がぶつかる音が一際強く響きました。
両手できっちり固定された私の腰に、彼の腰がぴったり密着します。
中で膨張する興奮の証が、熱い液体を吐き出していく。
私の身体は完全に弛緩して、Pさんに仰け反りながらもたれていました。
細かく震える小さい身体をPさんは抱きしめていてくれます。
それから長い間、どちらも動こうとはしませんでした。
ソファーと床にいろんな液体が垂れていたのも、そのままにして。
ちひろ「『これで終わりませんよね。まだまだ試してない玩具がありますから……』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「泰葉はもっときちんとしてる子です」
ちひろ「そうとも限らないですから『彼だけのアイドル・岡崎泰葉 ~アイドルと愛奴隷の秘密のおしごと~』をどうぞ」
P「彼女は芸能界の大先輩なんですから、こんなのあり得ませんけど、参考として貰っておきます」
ちひろ「そうですね、大先輩ですもんね」
P「そうですよ」
ちひろ「先輩の尖パイを占パイして専パイにしちゃうんですよね」
P「よく分かりませんけど、そうですね」
モバP「あちゃー。あやめは忍法より淫法の方が優れてたかー」
ニンニン!
今日はP殿と共に、番組のロケ地へ参った次第でござる!
大好きな時代劇の舞台ともあれば、やる気も出るというもの。
今は撮影の時間を終えて、衣装を着たまま、P殿と下町の散策。
撮影の時、町娘の衣装から、くノ一へと早変わりするシーンは会心の出来でした。
このくノ一装束、自分でも中々大胆だと思うのです。
P殿もつい目線が向いてしまうのでは?
くノ一あやめの魅力に、めろめろというわけですね。
P殿もまだまだ、精進が足りません。
……へへ!
最初は茶屋へ向かいます。
お仕事の疲れを癒す一杯を、ふたりで。
くノ一装束とスーツが並んでお茶を啜る姿は、少しおかしな光景ですね。
……別に、お菓子とかけたわけではありませんよ。
だ、だから、そんなに笑わないで下さい!
次は団子屋に足を運びます。
ここはあやめとP殿の、お気に入りのお店なのです。
一緒に腰掛けて、団子をふたりで食べさせ合ったりして。
分け合う団子は少ないけれど。
あやめは、これだけで満腹です。
……だから。
これ以上欲張ると。
きっと、大変なことになってしまいます。
なのに、腹ごしらえが終わったとばかり、P殿はあやめを撮影現場に連れ込みました。
先ほどまで、たくさんのスタッフで埋め尽くされていたお城のセットは、閑散としています。
片付けは明日行われる予定だと聞きました。
なので今は誰も居ません。
あやめとP殿を除いて。
敷居が全て取り払われた、大広間の真ん中まで誘われました。
脇に置いてあった敷布団を持って来ると、あやめごと引き倒します。
布団は柔らかくあやめを受け止めて、その上にP殿が覆い被さってきました。
本当は抵抗などしたくはありませんでしたが、こんな所で致しては、いざという時に困ります。
わたくしはP殿をお守りするくノ一なのです。
よもやこのような場所で交わるわけにはいきません。
しかしP殿の意思は固いようです。
それと同じくらい硬い部分を誇示するように、己の分身を露出してきました。
胸元に跨られているので、逃げようとしても無駄でした。
一先ずお相手をして、落ち着いた所でどうにか逃げるしかありません。
今こそP殿の所為で鍛えられた、あやめの術を披露してみせます!
いきり立つそれを鎮めるために、最初は唾液をしっかり塗します。
舌先を先端へと伸ばし、触れた途端にP殿の腰がぴくりと反応しました。
そのまま舌体が肉棒を持ち上げるまで、ゆっくりと、咥え込んでいきます。
以前聞いたのですが、性器が溶けそうなほどの快感だそうで、P殿はどんどん身体を引いていきました。
それを追い掛けながら、彼のお尻側に腕を回して、ぐっと引き寄せます。
女々しく震える腰はあやめの力に容易く従って、勢い余って喉奥まで引き込んでしまいました。
P殿の蕩けそうな声があやめの耳に辛うじて届きました。
あまり自慢できるほどではありませんが、胸もまた、あやめの武器なのです。
こうしてこうすれば……あれ、うまく挟めません。
おかしいです、確かに挟めると思ったのに。
申し訳ないP殿……あやめの胸が小さいばかりに。
せ、せめて口技にて、P殿を悦ばせて見せます!
わたくしの甲斐甲斐しい愛撫にP殿は喜んでくれている、かどうかは分かりません。
ですが、少なくとも性器の膨張は止まることを知りません。
喉の奥まで咥え込むと、むせ返りそうな息苦しさと引き換えに、彼の喘ぎ声が聞けました。
もっと聞きたい。
もっと喜ばせたい。
虚ろな願望が、霧がかるようにあやめの思考を塗り替えていきます。
頭を前後に何度も揺さぶって、彼の剛直を一生懸命に愛でていると。
先の方の、少し柔らかい部分が沸々と膨らんできて、全体がびくびくと震えてきます。
そろそろ、出すのですね。
全部、ぜーんぶ、受け止めてあげます。
あやめの口の中で好きなだけ出してください。
最後まで気持ちよくなれるよう、勢いを緩めずに舌先まで絡めます。
射精の境界線を踏み越える寸前、P殿はあやめのおでこを押しやって、口から性器を引き抜きました。
P殿が射精しないまま愛撫を終えさせるので、わたくしはびっくりしていました。
彼はそそくさとあやめの下半身に回り込みます。
何がどうあっても、あやめと繋がりたいようでした。
手始めに、衣装から下着だけを器用に脱がして、スカートを捲ります。
もう無駄な抵抗はほとんどしていません。
あやめはとっくに、P殿の手に落ちたのです。
彼の性器を舐めるだけで、敏感に反応していた陰核を、優しくさすります。
時折潰すようにぎゅっと力を込めると、小さなくノ一は為す術も無く身体を震わせました。
耐えられず声が溢れ出すたび、秘裂はしとしとと滑りを帯びていきます。
P殿の指が情けも容赦も無く、あやめの膣内を引っ掻き回します。
中指の一本だけだというのに、この上なく締め付ける膣の感度に、P殿は楽しそうに愛撫を強めます。
始める前まであんなに抵抗していたのに、今では自分から股を開くような状態でした。
言葉にならない羞恥と快感だけが、あやめの意識を留めます。
広い部屋の隅々まで響いてしまいそうな蜜音がするまで、彼は指を止めませんでした。
ぐちゃぐちゃに蕩けきったあやめの大事な部分を、改めて彼はまじまじと観察します。
いつもなら脚を閉じるなりの恥じらいを見せましたが、今はそんな場合ではありません。
体の中で弾けてはまた広がる、抗い難い、とても心地の良い衝動を味わっているからです。
息も絶え絶えなあやめの腿を引っ張り、P殿は股間に割り込みます。
服を豪快に脱ぎ捨てる姿だけに、図らずも視線を奪われていました。
ずぶ濡れの肉壷に、硬く硬く膨張したモノが埋まっていきます。
ゆっくり、襞の一枚一枚を確認していくように。
あやめのカラダが、余すところなく自分の物になっているかどうか、味わいながら。
自分の指を咥えて耐えるけれど、そのうち我慢も効かなくなるだろうと、P殿はあやめの口を閉じさせません。
布団をぎゅっと掴んで、でもそれはすぐに解れていくのです。
わたくしの奥の秘められた部分まで、P殿は遠慮なく侵入してきます。
いつもは激しく力強いのに、今日に限って弱く優しい性交を。
きっと、あやめの鳴き声が、この部屋の四隅に渡るのを楽しみにしているのでしょう。
恥も外観もなく、あやめが悶え乱れる様が、どうしようもなく見たいから。
その期待をわたくしは意地でも裏切ります。
きっと、耐えて見せます。
あやめは強いのです、そこまで乱れるなどと、くノ一にあってはならないコトなのです。
しばらく優しい動きで反応を見ていた彼は、次第に苛立ちを露にしていきました。
思惑通りにあやめが従わないので、面白くないのでしょう。
段々と重みを増す腰の動きに、わたくしの全身が強張りを隠せなくなります。
着たままの衣装が興奮をそそるように、彼はすぐにいつもの激しさを取り戻しました。
あやめもやはり、いつものように成すがまま翻弄されるさだめにあります。
P殿の激しさに押されて、わたくしの体は布団を少しずつずるずると上がっていきました。
それに気付くたび、P殿は煩わしそうにあやめの体を引き寄せて、腰と腰を離しません。
あやめ、あやめと呼ぶ声に誘われて、わたくしとP殿は何度も接吻を繰り返します。
わたくしの膣内を突く動きと同じ数だけ、口内の交わりは続きます。
もうここがどこだかも、最初は抵抗していたなどという事も忘れていました。
あやめはただ、彼の全てを受け止めたいと考えていました。
うごめく肉襞が、最高の刺激を彼の肉棒に与えます。
P殿は最後に、わたくしを痛いくらいに抱きしめて、身体と身体を密着させて果てました。
両脚はP殿の腰に絡みついて、両腕は首に回して。
体内の微かな脈動がはっきりとした興奮を伴って、全身に染み渡ります。
汗だくの性交を終えてなお、P殿はあやめの身体の感触を楽しみながら、服を身に着けます。
すっかり脱力してしまったあやめは、その様子をぼんやりと見つめていました。
P殿はそれに気付くと、ちょっと笑って、接吻をねだります。
ふふ……P殿はどうやら、あやめの術に惑わされてしまったようですね。
ちひろ「『これでP殿はあやめの虜なのです。ニンニン♪』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「言っておきますけど、あやめは健全な子ですからね」
ちひろ「まあまあ。『彼だけのアイドル・浜口あやめ ~専属くノ一と御忍び淫術修行~』」
P「ちなみに俺だって少しは忍術使えるんですよ」
ちひろ「妊術の間違いじゃないんですか?」
P「これは一本とられましたね……」
モバP「あちゃー。櫂は夜の共営のほうに力を入れちゃったかー」
あーあ。
暑いなー。
泳ぎたいなー。
せっかく水着あるのになー。
プロデューサーと一緒なのになー。
って言ってたら、プールに連れて来てくれたんだ!
さっすがプロデューサー♪
まさかほんとに連れて来てくれるなんてね。
冗談だったけど、すっごく嬉しいよ。
今日はたーんと遊んで帰ろうね。
と、いうわけでまずは100m競争ね!
自由形で、負けたらアイス奢り!
じゃあ……よーいどん!
……プロデューサー。
さすがに10mはいかないと駄目じゃない?
え、足がつった?
しょうがないなあ、なら休憩したら200mね!
今度負けたら、お昼ご飯奢り!
用意できたら行くよー!
ふー、プロデューサー結構やるじゃん!
でもあたしの方が早かったから、プロデューサーの奢りー。
ん、久しぶりに泳いだからちょっと疲れちゃった。
次は潜水競争でもして遊ぼっか。
へへ、息には自信あるんだー。
そろそろ、いいかな?
潜ってから1分位して顔を上げても、前には誰も居ない。
あれ、プロデューサー?
はぐれちゃったかな。
そんなに混んでないし、動いてないのに……。
キョロキョロと周りを見渡す私の下半身を、誰かがいきなり抱きしめた。
水中だからバランスは崩さなかったけど、とてもびっくりした。
誰かと思えば、潜ったままのプロデューサー。
さっきの仕返しで悪戯してきたんだ。
もう、子どもみたいなことして。
引き上げようとしたあたしの手が、彼に触れる前に。
お尻を、ぎゅっ、と掴まれる。
さっきの倍ぐらい驚いてるあたしを無視して、プロデューサーは顔だけを出してきた。
身体は沈めたまま、まるで周りから隠れるように。
あたしの身体に引っ付いたまま、離れようとしない。
その間もお尻を撫で回す手は止まらなくて、水の中でゆっくり動いてる。
競泳水着で締められた、お尻のラインを、じっくり確かめるみたいになぞるプロデューサー。
この狼藉に怒ろうとする瞬間に、手のひら全体でお尻を丸ごとわし掴んでくる。
これを何度か繰り返して、結局あたしは怒るのを止めた。
為すがままに揉まれていると、プロデューサーが身体を少し起こした。
もう悪戯はおしまいなのかな、と思ったけど、そんなことなかったみたい。
さっきまでとは違う、何か硬い棒みたいなものが、お尻に押し付けられてる。
水着越しでもはっきり分かる、熱い熱い感触。
さっきまではなんとなくで、確証はなかったけど。
これで理解できた。
プロデューサー、したいんだ。
プロデューサーは水中でしばらく、あたしのお尻を楽しんだ。
ただ押し付けるだけだったけど、きっと気持ち良いのだと思う。
彼の息も動きも、次第に雑に乱暴になっていくから。
立ったまま動かないあたし達を見て、不審そうな顔をする人もだんだん増えてきた。
なるべく目立たないよう、見つからないよう端っこに寄って、少しでも長くプロデューサーが楽しめるように。
プロデューサーが揺れるたびに、水面が波立った。
ぱしゃぱしゃと、波と一緒に、彼の理性も共に弾ける。
あたしにぐっと抱きついて、お尻に触れる熱はいよいよ最高潮に達していった。
プロデュ-サーはプールからあがるよう言って、シャワー室にあたしを連れ込んだ。
移動中、彼のを見られないように、恋人みたいに引っ付いて歩く。
人気がそこまで多くなかったのが救いかもしれない。
共用の、申し訳程度の狭い個室になってるシャワー室。
音なんかだだ漏れの、バレてくださいと言わんばかりの場所。
でもプロデューサーがしたいって言うから仕方ない。
それに付いて来たのは、あたしだから。
文句も、拒絶もしないで。
ただ交わるために。
プロデューサーは水着を脱ぎ捨てながら、バルブを捻った。
シャワーのぬるま湯が、二人の冷えた身体を温める。
でも、それよりずっと熱いモノがさっきからあたしの腰に押し付けられてる。
先ほどよりずっと熱と硬度を増して、全てさらけ出した状態で。
シャワーがお互いの、べたつく塩素を洗い流していく。
だいぶ浴びた所で、プロデューサーがあたしの水着を脱がしにかかった。
向かい合うのは恥ずかしいので、背中越しにしてもらうことにする。
肩紐が簡単に外されて、水着は腰まではだけた。
胸は露出して、ちょっぴり自慢のそれを、彼は両手で堪能し始めた。
自己主張の激しい乳頭を、当然プロデューサーは重点的に責める。
プールで泳いで身体が冷えたからであって、それ以外の理由なんて。
あたしの苦しい言い訳を笑っていなして、彼の指が一層深く胸を揉みしだいていく。
それからしばらく、ずっと胸だけ弄られた。
お尻には相変わらずのモノがぴったりくっ付けられていて、離れようともしない。
揉んでは摘んで、摘んでは揉んで。
水泳をするには大きいのに。
これ以上大きくされたら困る。
でも大きい方が好きだっていうのなら。
それも、いいかもしれない。
髪から滴る水滴がなくなった頃。
プロデューサーは股布を器用にずらして、その奥を指先で探りだした。
乾いているはずのそこは、未だに湿り気を帯びていて。
彼の指を嬉しそうに迎え入れる。
なんの抵抗も無く埋まっていくプロデューサーの指を、浮いた視線で追うだけ。
あたしの身体は冷えるどころか、益々熱で昂ぶっていく。
水から上がってずいぶん経つのに、滲み出す液体を描き回した後。
あたしは、前のめりになって壁に手を付いた。
仁王立ちのプロデューサーが、早くしろと言わんばかりに腰を押し付けてくる。
水着のクロッチをずらして、彼を迎え入れようと男性器を手に取った。
自分の慌てぶりと急かされる焦燥感が、挿入を妨げる。
急ぐほどに入らなくなって、プロデューサーはとうとう怒ったみたい。
あたしの腰を掴むと、ペニスを力尽くにあてがって一思いに、強引に捻じ込んできた。
まだシャワー室に人が居なくてよかった。
もしかしたら、プロデューサーがあたしを襲ってるって思われたかも。
半分そうなんだけど、半分違うのはあたしが襲われて喜んでるってところ。
早速ずるずると落ちていく、壁に付いた手をプロデューサーが支えながら。
潤った肌を叩く音がする程度の強さで。
あたしが声を我慢できるやっとの速さで。
秘密の行為。
動くたび揺れる胸を押さえたり。
真一文字の唇を割って舌を摘んだり。
水着から零れそうなほど育ったお尻を揉んだり、広げたり。
あたしの脚が震えだして、立っていられなくなるまで。
プロデューサーはあたしで好き勝手に遊んだ。
なんとかそれまでは声を押し殺すことが出来たのは、褒めて欲しいかな。
人が何人か出入りして、シャワーを浴びていく。
その間、ひたすらプロデューサーの悪戯に耐えた。
胸は揉むし、お尻は撫で回すし、無理矢理な体勢からキスをせがむし。
全部応えて、ただ人気が無くなるまで、プロデューサーの快感を高める。
その待ち遠しい瞬間を待っているのは、自分だけじゃない。
お互いがお互いを貪り合うように、静かに求め合い続けた。
最後の人が出ていった。
一瞬の静寂がもどかしかった。
プロデューサーは思いっきり腰を引いて、限界まで抜ききって。
壁で押しつぶしそうな勢いで、あたしの奥まで堪能して。
ただ射精するためだけのストロークに集中して。
プロデューサーはあたしの身体を支えるというか、逃がさないために掴んでる。
二人の距離がゼロの状態で、彼は最高の感覚を味わい尽くした。
うっとりするような時間が終わって、プロデューサーは結合を解く。
名残惜しそうにあたしの腰が揺れて、抜くのをちょっと妨害した。
プロデューサーは嬉しそうにキスをしてくれて、あたしの熱は冷めやらぬまま後始末をする。
よく洗っておかないと、後で困るもんね。
それとも……もう出よっか?
ちひろ「『なんてね。冗談だけど……ホントに出てどこ行くつもりだったのかなー?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「水泳くらい人並みにできますからね」
ちひろ「『彼だけのアイドル・西島櫂 ~快感のプールで泳いだり溺れたり~』」
P「それに俺はスクール水着派なんで」
ちひろ「私がこの服の下にスク水着てるって言ったら?」
P「…………」
ちひろ「…………」
モバP「あちゃー。加蓮は注射が太い方が効いちゃったかー」
プロデューサーさんが部屋に飛び込んできた時、心臓が止まるかと思った。
Pさんは個室に入ってくるなり、ベッド下に隠したおやつを食べようとしていた私を抱きしめる。
何がなんだか分からなかったけど、Pさんはどうやら私が病気か何かでここに居ると勘違いしたみたい。
そういえば言ってなかったっけ。
私、今日は定期健診だから病院にいるんだよ。
ちょっと病室借りてるだけで、病気とかそんなんじゃないから、安心して。
もう、心配性なんだから。
でも、内心嬉しかった。
Pさんはよく私の心配をする。
申し訳なさと裏腹に、彼の心を独占できる支配欲が、うずうずして堪らなかった。
こんな日は決まって、Pさんがいつも以上に愛しくなる。
休日は、いつだってふたりで過ごしてるのにね。
なんで病院の個室で抱きしめ合っちゃってるんだか。
つい可笑しくて、お互いしばらく笑っちゃった。
検査の結果が出るまで2時間くらいかかる事を伝えると、Pさんが相手になった。
雑誌じゃ分からない事を教えてくれたり、テレビじゃ聞けない事を話してくれる。
狭いベッドの上でふたり、くっ付いたまましばらく過ごす。
腰掛ける彼を引き入れて、さらにくっ付く。
わざとらしく擦り寄って、甘える仕草を見せて、彼を困らせる。
するとPさんが、耳元で囁くように言う。
加蓮が元気になるように、お注射しないとな。
ほら。
始まった。
Pさんの手が、頬をそっと撫でる。
がさがさしてて、手入れをほとんどしてない。
それを伝えると、でも加蓮の肌は綺麗だなって、より羨ましそうに力が篭る。
半ば強制的に顎を取られたら、触れるようなキス。
唇を重ねるだけの、簡単な。
何度も、離れては重ねる。
何度も。
重ねるたび、ふたりの勢いは増していく。
息を忘れるほど長く、唇と唇を結ぶ。
呼吸、しないと。
仕方なく顔を離して、大きく息をつく。
乱れた鼓動を整える暇も無く、Pさんは私を抱きしめる。
ここがどこだったか、少しだけ、忘れた。
いま大事なのはPさんを感じることだけ。
Pさんが、あやすように私の背中をさする。
キャミソールと短パンじゃ、味気無かったかな。
薄着だから、ちょっと素肌が見え隠れしてる。
こそばゆいような、気持ち良いような。
困るよ。
きっと、だらしないくらい、頬が緩んでる。
どうすればいいんだろうね。
……どうしようもないよね。
Pさんの指が、キャミソールの肩紐を摘む。
たった2本の支えとブラジャーがあっという間に外されて、上半身はあられもない姿になった。
さっそくPさんが一目見ようと間を空けようとする。
全てをさらけ出して喜ぶほど、私はすけべじゃないんだから。
すかさず抱きしめて、彼の不埒な考えを打ち払う。
Pさんはちょっとだけ悩んで、手だけで楽しむことにしたみたい。
彼の手が胸元に潜り込み、最近大きくなってきてしまった胸を揉み始める。
耳元で囁く声が、ご丁寧にいちいち揉み心地を伝えてきた。
柔らかいとか、また大きくなったとか、先っぽが尖ってきたとか。
伝えなくていいの、そういう事は。
全部、自分で分かってるから。
充分に胸を堪能された後、もう一度口付けを交わす。
舌が濃厚に包み合い、絡みながら、彼の胸板を撫で回す。
この頃になると私も羞恥心が薄れてきて、衣服を脱ぐことに抵抗は無かった。
ベッドを軋ませながら押し倒されて、枕にぽふっと沈み込む。
結んだ髪は汗ばんでいて、シーツの上であからさまな女の香りを撒き散らした。
Pさんは興奮した目で私を捉えてる。
肌蹴た上半身はそのままにして、Pさんは下半身を脱がしにかかった。
ファスナーをずり下ろし、ショーツごと抜き去ってしまう。
一瞬で秘唇が露になり、私は思わず両脚を閉じた。
見慣れているはずの自分の裸体が、白昼の病室にあることに。
不思議なほどに恥ずかしかった。
唯一の救いは、ショーツから引いた一筋の糸に、Pさんが気付かなかった事かな。
下半身を守っていた物を放り捨てて、Pさんが両脚を開かせる。
抵抗は小さく。
すぐにPさんの身体が間に入って、閉じたり隠したりは叶わなくなった。
彼の指が、秘裂を舐めるようになぞる。
自覚してたぬめり気が、往復するごとに強くなっていく。
不意に、秘部の突起に親指を突き立ててきた。
脅かされたみたいに全身が震えた後、Pさんに恨めがましい視線を送る。
すると、今度は指の腹でこね回すように刺激を与えてきた。
自分の指を咥えて我慢できる声、そろそろ限界かも。
目をぎゅっと瞑って耐える私に、Pさんはしつこく愛撫を続けるの。
クリトリスを撫でる指はそのままに、他の指が膣内に挿入される。
異物の侵入に私の身体は過敏に反応して、膣が一気に収縮する感覚がする。
Pさんは一旦止まって、私にキスをしてから、優しく指を進めてきた。
私の吐く息に合わせて難なく押し込まれた指が、ゆっくり曲げられていく。
柔らかい襞を引っかいては、空いた手が胸で遊ぶ。
膣内の指が特別ザラザラとした部分に触れたと同時に、胸の先端がぎゅっと摘ままれる。
視界の真ん中で花火が散ったような気分だった。
咥えていた指を思わず噛んじゃった痛みさえも、ちょっとだけ気持ち良かった。
すっかり脱力した私を、Pさんは抱きすくめて起こす。
どさくさに紛れて、私の口内をその舌で蹂躙してから。
Pさんはそのまま後ろに倒れて、次は逆の体勢になった。
彼に跨る私は、息を整えるのすらもどかしい様子で、ズボンのジッパーを降ろす。
恐る恐る、既に窮屈そうだった膨らみを、下着の前開きから取り出した。
熱を帯びた劣情の象徴が、私との結合を今か今かと待ち侘びてる。
生唾を飲み込んで、びくびくと震える性器に触れる。
素直な反応を返してくる彼のペニスを、そっと秘所に導いた。
陰唇と亀頭を合わせて、そのまま腰を沈めていく。
何の抵抗も無く、私とPさんはひとつになった。
びりびりと脳裏を焼く快感だけが、僅かに理性を叩き起こしてた。
その後は、朦朧とした意識で腰を振り続けた。
でも、彼の声にだけは全て応えられたと思う。
ベッドが軋む音だけが、私の理性を僅かに繋ぎとめてた。
だけどすぐに自分の声が掻き消してしまった。
ふたりは無心に腰を押し付けあう。
病院の一室で求め合うアイドルとプロデューサーに、気付く人が現れるまで。
もちろん、居なかった。
もしかしたらナースさんが気付いたかも。
頭の片隅で考えたら、劣情がより熱く燃え上がって止まらない。
Pさんが差し出した両手を自分の両手で結んで、お互いを求め合う。
髪留めがいつの間にか外れて、髪が下りたけど気にも留めない。
息の荒いPさんが、強く強く突き上げる。
ベッドが軋むたび、自分の厭らしい声が上塗りする。
愛し合うっていうより、貪り合うって言った方がぴったりだった。
Pさんの興奮は限界まで高まってて、私もそれを知って、手と腰の動きに集中する。
彼が腰をぐっと突き出すと、奥に触れた部分から一気に熱が伝わる。
膣内で硬く、先端が膨らんで、遠慮なく最奥で射精された。
腰と腰をすり合わせて、最後までお互いの感触を楽しむ。
詰まってた息が戻った瞬間、Pさんの胸に倒れこんだ。
汗が滴るほど激しかった行為を終えても、両手はまだ繋いだままで。
服を着る前にせっかくだし、ちょっとだけ甘えておいた。
今日も、私は幸せ。
ちひろ「『ねぇPさん、明日から産婦人科に通わないとだめかな……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「加蓮にそんな運動はさせられません。もっとこう、優しく」
ちひろ「『彼だけのアイドル・北条加蓮 ~可憐なアイドルに特別なお注射で姦病と娠察~』」
P「でもリハビリも必要ですよね」
ちひろ「鬼畜ですねプロデューサーさんは!」
P「当たれっ」
ちひろ「あう! 水鉄砲はもう駄目です!」
モバP「あちゃー。まゆはヤンデレっていうかいやんデレだったかー」
今日は、とっても素敵な記念日。
Pさんのお部屋に初めて招待された日。
出会ってからずっとずっとずっとずっと待ち望んでいた日。
うふふっ。
今日は、とっても素敵な記念日。
他の女の子なんて、誰も入れたことがなくって。
まゆが、Pさんの初めての女の子だって。
Pさんの初めての女の子。
Pさんも、まゆの始めての男の人。
まゆの初めての男の人。
うふふっ。
今日は、とっても素敵な記念日。
まゆは、Pさんのためにお泊りしないといけないの。
Pさんは、まゆに全部任せてくれていいの。
まゆが、何もかもPさんにしてあげるんです。
Pさんは、じっとしていて。
まゆのことを見ていて。
ねぇ?
まゆの小さな腕じゃ、Pさんを抱きしめるにはちょっと小さい。
だから、もっと近付いて、もっと強く抱きしめたいの。
ふたりの視線が交わって、少し時間が止まる。
どちらからともなく触れ合って、唇が重なる。
まゆとPさんは、ちょっぴり、ひとつになる。
でもすぐに離れて、だからすぐにくっ付く。
息をするのも勿体無い。
まゆの唇じゃ、Pさんの唇は温かすぎるの。
温かすぎて溶けちゃいそう。
Pさんを、優しく押す。
押し倒したPさんの身体は脱力していて、まゆの思うが侭にしてくれる。
Pさんがまゆの名前を呼ぶ。
はぁい。
もう一度口付けてから、Pさんの服を剥ぎ取っていく。
Pさんは等身大でいい。
隠すものなんかいらない。
Pさんの大きな手が、まゆの頭に伸びる。
梳く。
撫でる。
支える。
キスした。
服を脱がすのは、後でいいです。
まゆの背中をさする手。
まだ他の場所は触らない。
まだ。
まだ。
……まだ。
まゆの手で、Pさんの手を誘う。
胸に置く。
Pさんが、意地悪を言うの。
まゆはやらしいね、って。
こんなまゆは。
キライですかぁ。
うふっ。
よかった。
まゆの望むとおりに、Pさんが動く。
見て欲しい。
触って欲しい。
聞いて欲しい。
感じて欲しい。
愛して欲しい。
まゆのこと。
まゆの素肌に、Pさんの体温。
なぞるように服の下でやらしく蠢く。
どうしようもなく愛しい、この温もり。
小さな胸を包む手の感触が、まゆの意識もじわりと冒す。
甘い、甘い、触れ合い。
Pさんの息が、また荒くなった。
お尻の下、ズボンの中の、隠された部分。
まゆへの気持ちが、いっぱい詰まったところ。
硬く滾った情熱が、息づくの。
私は服を脱いで、下着だけ。
寝たままで、まゆがしてあげます。
Pさんも脱がせて、シャツだけ。
まゆも、Pさんも裸で。
恥ずかしいところ、全部丸見えにして。
何も隠さないでいいでしょう?
何も取り繕わなくていいでしょう?
まゆのコト見て。
Pさんのコト見せて。
まゆの大切なところ、さわって?
Pさんは為すがままだったけれど。
段々と積極的になってくる。
まゆの胸から、お腹、おへそを通って。
ちょっと意地悪して、太ももに寄り道。
やっと私のショーツをまさぐれば、もっと息が荒くなる。
下着の上から擦るだけじゃなくて、直接に触れ始める。
まゆの声、あんまり聞いちゃ駄目ですよぉ。
Pさんが我慢の限界そう。
お尻の下でびくびくと震える性器の微熱が、まゆへの愛の証。
もう一度キスをしてから、Pさんの大切なところに手を伸ばす。
指を絡めて、硬くそそり立つそれを、まゆの入り口にあてがう。
ぬるり、という感触と、Pさんの呻き声がする。
入れ始めは、押し広げられる感覚が強かったけれど。
最後まで挿入した後は、逆にまゆが締め付けているような気分。
ぜったい、Pさんのこと、放したくない。
Pさんとまゆが繋がる。
両手と両手、視線と視線、心と心。
ぎゅっと繋いだ手から、Pさんの気持ちが伝わってくるみたいに。
まゆの腰が跳ねるごとに、Pさんの腰が跳ね上がるごとに。
じわじわと背筋をせり上がる、心地良い痺れ。
Pさんは何も考えなくていいんです。
まゆのことだけ見ていて。
繋がった部分から恥ずかしい音がする。
水っぽくて、湿っていて、勢いよくぶつかる音。
私と彼の欲を、叩き付け合う音。
もっとPさんこと愛したい。
もっとまゆのこと愛して。
もっと強く、もっと気持ちよく。
Pさんが両手の力を込める。
もうまゆがどんなに放そうとしても、それは叶わないように。
彼が腰を突き上げるたび、まゆの身体がぽんぽんと浮くの。
彼の名前を呼ぶたび、まゆの意識がふわふわと飛ぶの。
一生懸命に結合を深め合って、それが一番深くなったとき、Pさんが射精する。
まゆがおかしくなりそうなほど激しく。
Pさんの愛の証を受け取った後も、ふたりは動かないまま。
もう何回目かも分からないキスを繰り返して。
時計の秒針より、まゆがキスする方が速いくらい。
時計が止まるまで、まゆたちはキスしているかもしれないです。
誰か、この幸せな時間を止めて。
ちひろ「『まあ誰にも止められはしないですけどぉ……』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「流石にアイドルを連れ込むなんて真似できませんよ」
ちひろ「そんなあなたに『彼だけのアイドル・佐久間まゆ ~あなたと結ぶ運命の赤い糸~』」
P「まったく不埒ですね」
ちひろ「……おほん。じゃあ、事務員ならいいですか?」
P「……恐れ多いですよ」
ちひろ「まあまあ。寂しいプロデューサーさんに一花添えてあげようとしてるのに」
P「気持ちは嬉しいですけど……」
ちひろ「けど?」
P「なんかドアの向こうから視線を感じるのでやめときますね」
ちひろ「そうですよね」
モバP「あちゃー。光は正義じゃなくて性技の戦士だったかー」
とうっ!
プロデューサールームに光仮面、参上!
Pの部屋はいつ見てもシンプルだな!
もうちょっとグッズとか置いてもいいんじゃないか?
たとえば戦隊フィギュアとか、ヒーローのポスターとか。
え、いらない?
そ……そうか。
まあ、Pがヒーローマニアじゃなくても、熱いハートを持ってるのは知ってるよ。
だからこそ、この南条光を部屋に呼んだわけだし。
勝手に上がりこんできただけ?
む、失礼だぞ。
Pにヒーローのなんたるかを知ってもらうために、わざわざ来てあげたんだから。
ほ、ほんとだからね。
なーんか、Pが乗り気じゃないな。
せっかくアタシが来てあげたのに。
部屋に上がるのも久しぶりだし。
たまには二人っきりで過ごせると思ったのに。
Pは大事な相棒だし、ワンダバダバダバしたかったのに。
……あ、そうだ。
よーし、P。
ヒーローの固い意志が以下に重要であるかを証明しよう。
これはレッスンだ、特訓だ。
今からアタシを、全力でくすぐるんだ!
こら、渋い顔するな!
レッスンだから!
疑り深いPを宥め賺して、やっと首を縦に振らせた。
そんでもって、ベッドに腰掛けたPの脚の間にダイブ。
勢い余って転げそうになるけど、しっかりアタシを受け止めてくれた。
なんだかんだ、アタシを支えてくれる人の体温は、とろけるぐらいあったかい。
いつも感じてる温もりが、今は、こんなにも近い。
ちょっとぼやーっとしてたアタシの脇腹を、Pが突然くすぐりだした。
服の裾から潜り込ませた指が、アタシをからかいだす。
って、まだ合図してない!
あは、あはははは!
まだ始めるって言ってな、あははっ!
くすぐった、んあっ!?
調子に乗ったPが、脇腹からすぐに手を上に持っていって、ちょっと膨らんだ胸を覆う。
同じ年の子たちより少し大きい胸を、Pの手は簡単に包む。
服越しに感じていた温もりが、直接胸に染み込んでいく。
どうしよう。
このままじゃ流されてしまう。
身をよじるようにして逃げ出そうとするけど、後ろから抱きしめるようにして捕らえられる。
Pが意地悪な声で、耳元に囁いた。
……悪者に捕らえられたヒーローがどうなるか、教えてあげよう。
ひ、光はそんなヘマしない。
正義の戦士は、負けたりなんかしない。
アタシは、絶対にPなんかに屈しないぞ!
自分を励ますために、何回も強気に抵抗する。
だけどそれは口だけで。
乳首の先までもてあそばれたアタシは、すぐに全身が期待で火照りはじめた。
Pがそうやって揉んだり摘んだりするから、胸がまた大きくなっちゃうんだぞ。
ヒーローのおっぱいに吸い付いたりして、あげく下で突っついたりして。
好き勝手にアタシの身体を使って、Pはアタシを逃がそうとはしない。
最初は腕を掴んだままなけなしの抵抗だけしてた手が、段々添えるだけになって。
胸の先っぽをつねられる度に力がほどけていって、あっという間に添えてるだけになる。
そしてだらりと両手が負けを認めると、Pは待ってましたといわんばかりに服を脱がし始めた。
ヒーローは瞬く間に素っ裸になって、小っちゃな胸が大きく上下している。
Pに一言言ってやろうと身体を捻った瞬間、目の前に彼の顔があった。
唇が塞がれて、柔らかくて湿ってて心地良い触れ合いに、頭がぐわんぐわんした。
さっさと離れてしまった唇を追いかけて、今度は自分から追い付いてキスする。
Pが意外そうに驚いた顔をしたのが、面白かった。
それ以上に、触れ合うことが気持ち良かった。
Pもアタシも、口周りがお互いの唾液でどろどろに汚れてしまった。
見上げたPの瞳には、浮ついた表情をした自分が写っていた。
まだ、大丈夫だ。
ヒーローとして、Pをやっつけるチャンスを見つけているんだ。
だから、ズボンと下着を脱ぐのは、作戦なんだ。
Pを誘惑して、やっつけるんだ。
ほら、Pの弱点も出さないと……だめだよ。
ここを攻めていけば、Pは倒せるはずだ。
だから。
アタシはPの前に屈み込んで、お股に顔を埋める。
Pから何度も教わったとおりに、Pに仕返しする。
既に半分くらいおっきくなってたおち○ちんが、そっと握るだけで反応した。
もう一度強めに握ると、もっとびくびくと震える。
何度か繰り返すと、がちがちになってきたおち○ちんが、返事をするみたいに動く。
えっと、どうするんだっけ。
そうだ、キャンデーを舐めるみたいにするんだ。
舌先をやらしく突き出して、おち○ちんをなぞる。
どろどろとした唾液が、Pのをぬるぬるにしていった。
ほんとは咥えたりして、積極的に攻めたいけど。
むせ返るほど大きく硬くなったおち○ちんは、舐めるので精一杯だ。
それにPが胸を両手で触ってくるし、足先で女の子の部分を突付いてくる。
アタシがおち○ちんを舐めることに、集中させてくれない。
必死に舐め回してやり返すけど、とうとう両方のおっぱいの先っぽを摘まれた時。
悲鳴のような、変な声がでた後、Pにもたれ掛かってしまった。
ふわふわとした頭で分かるのは、アタシをベッドに寝かせるPと、その股間で反り返るもの。
アタシを優しく寝かせると、Pは人差し指を股のすじに沿わせた。
ぐいぐいと押し込まれるたびに、全身を電気のような気持ち良さが走る。
それと同時に、スポンジを絞るみたいに液体がじわじわと染み出してきた。
押し戻したいのか、もっと搾り出したいのか、指が女の子の穴にぬるりと入る。
ゆっくり、押し広げるみたいに指が回る。
おち○ちんを入れるための前準備だった、気がする。
押し込んでも押し込んでも新しい液体が溢れ出てきて、いやらしいぬめった音がする。
指が引き抜かれると、今度はPがぐっと腰と腰をくっつけた。
アタシの唾液とやらしい汁でぐちゃぐちゃになったおち○ちんが、そっとアタシの中に入ってくる。
熱く滾ったものが、アタシの中を容赦なく突き進む。
シーツにしわが出来るくらい強く力んでいるアタシを、気にも留めずに。
どれだけ気持ちいい痺れを感じているかも知らずに。
Pのおち○ちんが一番奥に届いた後、すぐに前後に動き始めた。
まだ、Pに何も出来てないのに。
今はいい様にされて、すごくやらしい声を出すことしか出来ない。
アタシの女の子の部分を好きなだけ味わうつもりで、Pが腰を振る。
恨みがましい視線を贈ると、何でか分からないけどキスしてくれた。
べろを差し出して、吸ったり吸われたりしたら、腰の動きのペースが増していく。
あれ、アタシPと何の勝負してたっけ。
でももういいや。
全身が熱くてびりびりして、気持ち良い。
Pが強く腰を突き出して、動きが止まる。
お腹の中で、おち○ちんがさらに膨らんで、何かを吐き出していった。
すっかり息が乱れたふたりは、そのままじっとしたまま。
やっとおち○ちんが引き抜かれると、溜まったものが音を立てて零れ落ちた。
これは、アタシの勝ちでいいよな。
だってこんなにPさんが幸せそうな顔してるんだもん。
へへ……あ、いや、アタシはふやけてなんかないし!
ん、勝負ならまた、いつでも受けて立つからな。
ちひろ「『まだPの必殺技も見てないし……どんなすごい技なんだろな……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「あんな無垢で純粋な子によくも」
ちひろ「だからこそ『彼だけのアイドル・南条光 ~ヒーローはHでeroいことがお好き~』ですよ」
P「誤魔化されませんよ」
ちひろ「……ワンダバダバダバ」
P「…………」
ちひろ「へんしーん!」
P「へんしーん!」
モバP「あちゃー。奈緒はオ○ニーするよりナオニーされる方が気持ち良かったかー」
雨が降ってる。
土砂降りってほどでもないけど、傘無しじゃ、ちょっと困るぐらいの。
Pさんが営業から帰る頃だったのを思い出して、あたしは傘を2本持って玄関を出る。
確か今日は家にそのまま帰るんだっけ。
へへ、たまには送ってやっかな。
雨雲の立ち込めた暗い空とは真逆に、あたしの足取りはずっと軽かった。
色取り取りの人込みも、以前のあたしみたいに跳ねっ返りの強い水溜りも。
なんの苦にもならない。
Pさんが帰ってくる駅に着くと、あの人とお揃いの腕時計を見る。
まだ電車が来るには早過ぎたかもしれない。
でも、待つのは嫌いじゃない。
ステージ裏で、出番の瞬間を待つ時間に似てる。
Pさんの隣が、あたしの晴れ舞台だ。
……雨だけどさ。
馬鹿なこと考えながらボーっとしていると、次の電車がやって来た。
雑踏の中でただ一人、Pさんがはっきりと分かる。
向こうもすぐこちらに気付いた。
Pさんはやっぱり、傘を持って行ってなかった。
まったく、あたしがいないとだめだめだな。
そう言って差し出した傘には、見事な大穴が開いていた。
空が見えて良い感じだ。
その傘センスあると思う。
ひとしきり関係ないことまでからかわれた後、相合傘で帰る。
大きめの傘で良かった。
別に最初からこれを狙ってたとか、そういう訳じゃないからな。
変な勘違いとかすんなよな。
相合傘とか仕方なくなんだからな。
……な、なあ。
Pさんが濡れたらだめから……もっと近寄っていい?
いや、近付きたいとかじゃないし!
引っ付きたくないし……。
触れ合いたくないし……。
愛でられたくないし……。
抱きしめられたくないし……。
いや抱かれるのは……それは、まあ。
あ、ちが、なんでもない!
ま、待て、待って、肩を抱くな!
人に見られたりしたら!
ってもうPさんの家なのか……。
じゃあいいか。
……いやよくない。
て、手引くなって。
あたしは帰るっ。
お礼とか、たまにはお話でもとか、なんだかんだ通された。
Pさんの部屋には、あたしのポスターやCDが大量に飾ってある。
それ以外は何も無いくせに、あたしのグッズだけは。
なんか、気恥ずかしいじゃんか。
嬉しいけど、さ。
しばらくふたりで過ごした。
ゆったりとした時間が、染み渡るくらい心地良かった。
気が付けば夜は深く、肌寒い風が、開け放した窓から吹き込む。
しまった、帰るタイミング逃した。
Pさんの口から、聞き慣れた台詞が飛んでくる。
泊まっていけばいい。
あたしは、この誘いを断った事が無い。
どぎまぎした表情を隠して、窓を閉めに行く。
カーテン越しに聞こえる喧騒だけが、部屋に木霊する。
Pさんに抱きしめられるのが好き。
後ろから強くされると安心する。
ベッドに誘われるままに寄り添って、上着をするりと脱ぎ落とした。
縁に隣り合わせに座ると、Pさんはさっきみたいに肩を抱き寄せる。
優しい手つきで、力はしっかり込めて。
ほとんど胸に顔をうずめるくらいに近付いて、あたしは緊張で動けなかった。
シャツを介して伝わる鼓動は、あたしのそれよりずっと速いような気がした。
自分とは違う、男性らしい体付き。
あたしはPさんを見上げて、目を閉じた。
仲睦まじく寄り添う二人に遠慮なんかいらない。
触れ合っただけのキスは、瞬く間に奥まった領域を侵し始めた。
Pさんの舌が唇を割り、歯列をくすぐってから、奥を求めて探り出す。
無意識に彼を探って、両手と両手が触れ合う。
舌を見つけたPさんはそのまま誘うようにつつく。
離すのが惜しくなる前に手を解いて背中に回すと、思い切って引きつけた。
不意打ちされて驚いてるうちに、Pさんとベッドになだれ込む。
繋がったままの唇をもっと押し付けて、舌を突き返した。
最初はびっくりしていたPさんも、すぐに舌を絡める。
ぬるぬるとした感触を楽しむ前に、Pさんの手がギブアップするみたいにあたしの背中をぽんぽん叩く。
苦しくったって構うもんか、それよりキスしたい。
あたしを無理矢理引き剥がすまで、Pさんの口内を犯し尽くした。
唾液が糸を引き、アイドルとプロデューサーの間に橋を掛ける。
ぷつりと切れたそれを名残惜しそうに見つめてるあたしに、Pさんは気付く。
可笑しそうに、嬉しそうに、あたしの顔に両手を添えて、あやしてくる。
頬を包む手をさすったら、次は目元をなぞる。
愛しいものを愛でる手つきで、熱が籠もる。
そのまま手は上に進み、あたしの眉を遊び始めた。
こ、こら、くすぐったいってば。
なんだか大胆にキスをした事より恥ずかしくなって、あたしの顔は紅くなる。
ふわふわと毛並みを確かめるように撫でる。
さらさらと感触を楽しむように撫でる。
くすぐったい、くすぐったいけど。
照れるような、困るような。
嬉しいような。
半分Pさんに乗っかるみたいに倒れたから、太ももの下の膨らみが嫌でもわかる。
ばっ、バカ、なんでもうこんなになってるんだよ、まだ服も脱いでないのに。
あ、あたしのせいなのか……そうか……。
じゃあ、その。
責任、取らないとな。
あたしが、ちゃんと。
……どうすればいい?
なあ、あたしがしてもいいんだぞ。
何も自分ですることないじゃんか。
それに、なんだ……見られながら自分でとか、は、恥ずかしいし。
あ、あんま見んなよな!
ちゃんと釘を刺しておいてから、あたしは言われたとおり、全裸になってオ○ニーを始める。
脱ぎ散らかした服をPさんがきっちり拾って床に座り、舐めるような視線を浴びせてくるけど。
そんなことを気にしていられるほどあたしは器用じゃなかった。
指先に集中して、既に仄かな熱を帯びていたそこに触れる。
うっかり自己主張の激しい突起に指がぶつかり、突然に全身を電気が迸った。
跳ね上がりそうになったのを耐えて、もう一度秘裂に指をそえる。
あまりじっくり見られないように、きゅっと閉じた脚の隙間に、滑り込ませて。
擦りあげたり、埋めたり、ほんの小さな期待感は、焦りにも似た情感を生み出していく。
Pさんは視線を一瞬たりとも外したりしない。
息が荒くなるそのままの勢いに指先が陰唇を掻き分けて、膣内に僅かに埋まる。
甘美な吐息が漏れ出ては、空気を淫靡に濡らす。
止まらない所まで進んでいることに気付いたら、もう我慢できない。
膣がくわえ込んだ指を、出来る限り気持ち良くなるように手繰る。
第2関節までぐっと押し込んで、全身が強張った。
膣襞と陰核を擦る指遣いが、次第に強みを帯びていく。
崩れた呼吸も気にしないで、徐々に膨らみ始める快感に身を任せる。
一番気持ち良くなれる瞬間までもう少し。
あたしは絶頂まで指の動きを止めない。
より激しくかき回して、溢れ出す愛液の滑りが厭らしい音を部屋に撒き散らす。
Pさんはとっくに裸になって、屹立した股間を見せ付けるみたいにあたしに近付く。
すると、絶頂のすぐ直前のところで、Pさんはあたしの手を止めた。
なんてことをするんだろう。
甘えた、すがった抗議の視線を送れば、Pさんはあたしの望みを叶えてくれる。
閉じていた脚を容易く抉じ開けて、身を差し込む。
性器と性器が触れ合うと、濡れそぼった膣がねだるように音を立てた。
容赦なく腰を押し進めるPさんは制止の声も聞かないで、あたしの奥まで一気に突き出した。
おあずけされた情欲のたがが外れて、じわりと染み渡った絶頂が、全身が歓喜に震える。
思わず逃げ出しかけた身体を、Pさんは腰を掴んで引き寄せる。
収縮する膣のうねりを味わいながら、肉杭が抽迭される。
後を引く余韻が縺れ込んで、さらに快感の波が押し寄せた。
あたしの口からはあられもない声しか出ない。
気遣いなんて無かった。
ただ快楽を求めるだけの激しく荒々しい動きで、腰が揺すられる。
あたしを組み伏せる重みが全部圧し掛かってきて、快感の炎が被虐を炙った。
Pさんのモノにされたい欲望が、ばらばらに途切れては形となっていく。
手と脚とでしがみ付いて、Pさんの全てを受け止める。
彼は最後に数回、叩きつけたあと、最奥で弾けた。
ぎゅうっと強く抱き締め合いながら、何度も唇を重ねる。
お互いの名を呼んでは、見つめ合う。
夜明けまで、ずっとこうしていたかった。
ちひろ「『今度はPさんが自分でしてるとこ見てみたいな、なんて。だめかな……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「奈緒はもっとこう、上品な方向にですね」
ちひろ「はいはい。それじゃ『彼だけのアイドル・神谷奈緒 ~上のお口はツンデレ、下はお口は素直~』」
P「上も下もツンツンしてるに決まってます」
ちひろ「べ、別にプロデューサーさんの好みに合わせた訳じゃないんですからね!」
P「……ちょっと良いかもしれないですね」
ちひろ「ありがとうございます!」
モバP「あちゃー。アーニャは雌ネコなのか雌オオカミなのか分からなかったかー」
ソンニシカ、プロデューサー。
夜更けに海辺に居ると、風をひくかもしれません。
部屋に居ないと思ったらこんな所に居たのですね。
少し、探しました。
ナー……温かいコーヒーはお好きですか。
それは良かったです。
プロデューサーの隣、砂浜に腰を下ろします。
砂はさらさらとして特別気になりませんでした。
それよりも、夜風に当たるプロデューサーの体調の方が心配です。
今日の撮影も大変でした。
ですが、プロデューサーのおかげで私は頑張れるのです。
ベラ……信じているから。
プロデューサーと一緒に空を見上げると、たくさんズヴェズダ……星が輝いて見えます。
小さな星も、大きな星も、どれもが綺麗。
いつの日か、あんな素敵な星のようになってみたい。
フフ……もちろん、太陽のような人なら、既に見つけてしまったのですが。
ダー、わかっているでしょうか。
あ、ブッチェズダローヴィ……あまり長く居ると身体に障ります。
部屋に戻って、明日に備えるのがいいです。
海の見える小さなダーチャ、素晴らしい場所だと思います。
さあ帰りましょう、明日の星も綺麗です、きっと。
私はプロデューサーの手をとって、浜を後にしました。
部屋に戻った時、ある事に気付き、ふたりは少しの間止まってしまいました。
ベッドは一つしかなく、敷けそうな布団も無かったのです。
ちょっとだけプロデューサーが慌てた様子で、床で寝るからと言います。
そんな彼の裾を摘んで、無言で引っ張りました。
とっさに行動できたことは、きっと褒めてもいいはずです。
泳げる季節とはいえ、夜風に晒されていたお互いの身体は冷えていました。
だけど、私の俯いたままの顔はきっと、暖炉に燃える火より紅いです。
薄着だったふたりはすぐに生まれたままの姿で抱き合いました。
胸も股も隠していたのですが、プロデュ-サーは気にする風も無く抱きしめてくれました。
彼の腕にすっぽり納まった私の身体は、自分で思っていたよりずっと、熱くなっていたようです。
静かなダーチャの中……口付けの湿った音が、さらに強くなりました。
ん……チュッチュといっているのに、たくさんキスしていますね。
面白いです、そうでしょう。
止めとくか、と言う彼に首を振って、私はベッドに縺れ込みます。
ぎしりと軋む音より激しく、お互いの唇を貪りました。
そうする間にも、身体と身体を擦り付け合って。
すぐに、プロデューサーの興奮の象徴が、アーニャの下腹部を押し上げます。
プリヴィエット……元気そうですね。
プロデューサーの半身を撫でながら、首筋や胸にキスの雨を降らせます。
くすぐったげにしながら、照れたように笑う彼を見ると、少し悪戯心が湧いてきました。
いつも可愛がってくれているお礼に、今日は私がプロデューサーを愛でてあげます。
はい、動かないで、アーニャにお任せです。
それにしても、よく観察するとすごい形です。
硬いし、でも先端は柔らかいし、ん……びくびくするところは可愛いです。
裏側の太く出張った筋を揉むように押していくと、腰が数回浮いて反応してくれました。
体中にキスマークを優しく刻みながら、性器への愛撫もしっかりしないと。
ゆっくり、焦らす訳ではないのですが、恐る恐るその肉棒を握ります。
さするくらいに、そっと上下に動かすと、それだけでプロデューサーは気持ち良さそうに息を吐き出します。
感じてくれているのでしょうか、プロデューサー、気持ち良い?
プロデューサーは口を開かずに、私の頭を誉めるように撫でてくれます。
そういうことであれば、もっと頑張ってしまいます。
彼の胸元はとっくに私の唾液でぬるぬるになっていました。
プロデューサーの剛直は刺激すればするほど喜びに震えて、先走りの液体が手に絡まります。
ぬめる液体を指先ですくって、先っぽや性器全体に塗りつけていく。
その動作すら快美な愛撫になるのか、プロデューサーが呻く声に、思わず意地悪な笑いを浮かべてしまいます。
そんな私にむっとしたのか、彼は胸に手を伸ばしてきて、尖端をきゅっと摘み上げました。
不意打ちだったせいで、甲高い悲鳴が、はっきりとプロデューサーの耳に入ってしまいました。
チェボータ、ひどいです。
お互いがお互いに愛撫を始めて、それがまるで競争みたいに強くなっていきます。
プロデューサーの乳首に下を這わせながら、彼自身の潤滑油で滑りのよい怒張を撫で回します。
彼も負けじと私の胸に何度も、執拗に、先ほどと同じ、いやそれ以上の強さで求愛を。
正直に言うと、その手管はとても気分がよいのです。
でも、そろそろプロデューサーは限界。
彼の性器を掴むように握り、滑りに任せてしごいてあげます。
耳をくすぐるイヤらしい水音を調味料にして、プロデューサーはぐっと下半身を浮かせて射精しました。
ふふ、エカテリーナの噴水みたい。
手にまとわり付いた精液の欠片を舌で掃除していると、プロデューサーが抱きついてきました。
寝そべったまま後ろを向かされると、お尻に硬く滾ったものを押し付けられます。
出したばかりなのに、まだ元気なのですか。
で、でも、もう私は満足しているのです。
明日もお仕事が、だから寝ないとだめ。
に……二ナーダ!
寝転んだままの私に抵抗はできません。
背後から伝わってくる熱と興奮した吐息が、私の全てを飲み込んでいく。
いやだって言っても、下腹部に広がる結合の感覚が、説得力を押し流す。
結局、奥の奥まで繋がった私は、求めることを選びました。
抵抗はしたから、無理矢理したのはプロデューサーだから。
私は彼に小さく言い訳して、もっと抱きしめてもらうために。
背後から回された手を胸元に導いて。
挿入を助けるよう、浮いていた片足を少しだけ、持ち上げました。
白く透き通るような肌。
熱を帯びて朱に染まった頬。
ぶつかり合って火照りの止まらない脚。
全身がプロデューサーに愛されて、このうえキスをねだるのは贅沢かもしれません。
でも、彼は私のお願いを聞き入れて、何度も唇が触れ合いました。
プロデューサーの腰のストロークは緩むことなく、私を愛し続けます。
ベッドが何度も軋んではふたりの情事を受け止めます。
だけどプロデューサーとまぐわう内に次第に意識は霞がかかり、視界いっぱいに星が散りました。
ちかちかとちらつく輝きに身を任せて、私はプロデューサーと口付けたまま、達します。
膣の収縮に我慢できない様子で、彼も二度目の射精を私の中で迎えました。
身体を丸めて、体中を駆け巡る、耐え難い快感の波に揺られます。
その間ずっと、プロデューサーは私を抱いていてくれました。
ミーリィモイ……む、そこはミーラヤマヤー、とでも返して欲しいです。
ふふ、ピロートークは大切です。
いつもお決まりの腕枕をしてもらって、愛する人にたくさんの言葉を投げかけます。
それで、なんと言ってくれるのですか。
シトシトー……?
返ってくるのは、たどたどしいけど、きちんと教えたとおりの愛の囁き。
ふふ……スパシーバ、プロデューサー♪
ちひろ「『あ、また元気になってしまいました……イショラス♪』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「俺は日本語しか話せませんから」
ちひろ「なら勉強がてら『彼だけのアイドル・アナスタシア ~ファンタースチカでクラスィーヴィなロシアっ子アイドル~』」
P「で、いくらでしたっけ?」
ちひろ「この給与明細の紙切れ一枚分です」
P「ウラー!」
ちひろ「ウーラー!」
P「ください」
ちひろ「はい」
モバP「あちゃー。智絵里はちっちゃくてエロくて理性なんか初めから無かったかー」
今日は……あの、素敵な日になるんじゃないかって、そんな気がするんです。
プロデューサーさんにお願いして……ふたりきりのお泊り会です。
お仕事を頑張ったご褒美、何が良いかって聞いてくれて。
だから……ちゃんと甘えなきゃって思って。
はっきり、伝えたんです。
プロデューサーさんと、ふたりきりで過ごせるように。
お仕事帰りの車の進路は、事務所ではなく、プロデューサーさんのお家。
運転席のプロデューサーさんの横顔は、夜のネオンに照らされています。
それはなんだか、とても妖しい大人のお化粧をしているように見えました。
綺麗で、大人びていて、見ていると、どきどきします。
私は少し俯いて、視線だけを躊躇いがちに送ることしか出来ませんでした。
車を降りると、ちょっとだけ肌寒い風がひとつ吹きました。
プロデューサーさんの貸してくれたコートが、守ってくれます。
使い古したよれよれのコート。
でもプロデューサーさんに抱き締めてもらっているような暖かさ。
家に入る時、どうして笑っているのか聞かれるまで、自分の表情に気が付きませんでした。
プロデューサーさんが鍵を開けて、玄関に足を踏み入れます。
私は扉を後ろ手に閉めて、鍵も掛けます。
お風呂にしようかご飯にしようかと、彼が振り向く前に、その背中に飛び込みました。
あの人にとっては……とても小さな身体。
受け止められても、私はそのまま組み敷きました。
頭何個分も上にあったはずの顔は……今、私の下敷きです。
プロデューサーさんが、ちょっとだけ戸惑った声を出します。
でも分かってたはず、です。
私、こんな日をずっと待っていたから。
毎日がふわふわするような気分で、ずっと。
だから。
きょうだけ、わがまま、きいてください。
僅かに呆れたような、しょうがないなって溜息を吐いてから。
プロデューサーさんの大きな手が、頭に乗せられます。
いつもより乱暴にくしゃくしゃとするのは……照れ隠しだから、ですっ。
だって、顔が真っ赤なままだから。
あなたも、私も。
その愛撫はすぐに優しい手付きに変わります。
梳くように丁寧に、普段より頑張ってお手入れした髪を流れていきます。
力は入れないで、でも愛情はたくさん詰め込んで。
くすぐったいけれど、細めた瞳のままに、プロデューサーさんの胸に体重を預けました。
強くて早い鼓動が、私の気持ちに火を点けます。
髪を梳いていた手が、頭を引き寄せて、唇同士がちゅっとくっ付きます。
意地悪なプロデューサーさんは顔を離していくので、私は精一杯それを追いかけないと。
唇が触れ合う程度に追いついて、でもそれだけですぐさま離れていって。
だけど、押し倒しているのは私だから……両手を回して、ぎゅっと捕まえてしまえば安心です。
好きなだけ、触れ合えます。
捉えた瞳いっぱいに映し出された私は、見た事の無いくらい、いけない子でした。
微熱を帯びて浮ついた顔で、プロデューサーさんを押し倒しているんです。
彼は嫌がる素振りもなく、私をまっすぐに見つめて、一度だけ名前を呼びます。
それに応えるように、そっと唇を寄せました。
きちんと求め合うキスは、頭の中が溶けてしまいそうなほどにびりびりします。
舌でなぞるキスと、髪を梳く手が、私の奥底に淫らな火を灯しました。
プロデューサーさんは私ごと身体を起こして、貸してくれていたコートを剥ぎました。
ワンピースごと抱きすくめて、私たちはしばらくそのままくっついていました。
秋夜で冷えたお互いの身体を暖め直すように。
立ったままキスしてもらおうとしたら……少しだけ、背伸びが必要でした。
プロデューサーさんが、ワンピースをたくし上げたままにしておいて、って言います。
私は言い付けをきちんと守って、しっかりと裾を持って下半身を見せ付けました。
すると、引け気味の腰に、顔をずいっと近づけて、舌で可愛くごあいさつします。
ショーツで隠された秘密の部分が、びくりとして応えます。
プロデューサーさんは嬉しそうに続けます。
でも、あっという間に私のはしたない様子に気付きました。
頭にはてなの浮かんだプロデューサーさんが、下着をずらして、中身に視線を注ぎます。
どうしようもなく恥ずかしい気持ちと、穴があったら飛び込んでしまいたい気持ちでいっぱいでした。
車の中から、ずっとずっと、プロデューサーさんのことを考えてたから。
これからすること……されることを考えてたから。
女の子の部分が、止めようもない期待でうずうずしていたんです。
貸してくれたコートで隠しながら、ちょっとだけ自分で慰めていたんです。
ちょっとだけなんです……ごめんなさい。
顔が林檎みたいに真っ赤になるのを感じながら、はっきり告白します。
自分のやらしくて、いけない行為を、咎めてもらうために。
プロデューサーさんは自分のズボンを下ろしながら、私の頭をまたくしゃくしゃっと撫でました。
それで、髪を掻き揚げて……おでこにキスをしてから、跪かせます。
もう見慣れてしまったプロデューサーさんのおち○ちんが、目の前でびくびくと震えていました。
教えられたとおりに、根元の方に指を絡めて、袋になっている所もゆるゆると触ります。
プロデューサーさんはそれだけで、心地よさそうな溜息を吐きました。
最初は戸惑っていたけど……今ではこんな風に、舌を這わせることもできます。
頑張れば頑張るほど、プロデューサーさんは誉めてくれるので……一生懸命になれます。
全部は出来なくても、先っぽの方だけを咥えて、もぐもぐするのも良いみたい……です。
えへへ……私、プロデューサーさんを気持ちよく出来てますか?
プロデューサーさんの気持ちよくなってる声、もっと聞きたい、です。
喉の奥の奥まで、ぐっと飲み込もうとしたら、その前に無理矢理引き抜かれました。
ぐちゃぐちゃに濡れたおち○ちんが、口から引き抜かれるのと一緒に、跳ね上がります。
プロデューサーさんを見上げる私は、唇の端から零れるよだれを拭くのも、忘れていました。
きっと、彼には、餌をおねだりする飢えた雛鳥のように見えたに違いありません。
壁に寄りかかった姿勢……ううん、押し付けられる体勢で、プロデューサーさんと抱き合います。
ワンピースの裾を咥えて、片足をプロデューサーさんに持ち上げられて、結合の瞬間を待ちます。
この時間……好きです。
待つ間に……どれくらい愛してもらえるんだろうって、わくわくするんです。
いつも、その気持ちに応えてくれるプロデューサーさんが好きです。
……大好き、ですっ。
私とプロデューサーさんがひとつになるのに、なんの抵抗もありません。
ゆっくりゆっくり、解すようにかき混ぜながら、揺れるように押し付けながら、進んできます。
奥に辿り着いた瞬間……口に咥えた裾をきゅっと噛み締めました。
地に付いた片足は、立っているのがやっと、です。
プロデューサーさんは支えるために、より強く私を壁に押し付けました。
これだけで、全身がどこかに飛んでしまいそうなほど嬉しくなります。
そんな私を逃がさないために……プロデューサーさんは、もっと強くきつく抱きしめてくれます。
その腕に抱き寄せられるだけで、もう幸せな気分が止まらないです。
その瞳に見つめられるだけで、もう逸る気持ちが抑えられないです。
咥えていたワンピースの裾を離して、プロデューサーさんの名前を呼びます。
たくさん、たくさん……キスしてほしい、です。
いつでも優しいプロデューサーさんが、この時だけは、ほんとの男の人として接してくれます。
ちゃんと、私のことを女の子として見て、扱ってくれます。
私はそれを全部、全部受け止めたい、です。
膣内で何度も行き止まりにキスしながら、どんどん膨らんで、硬くなっていくのも。
そのまま、私に大好きの証を、くださいっ。
ぎゅーっと、精一杯抱きしめて、抱きしめてもらったまま。
溶かしたチョコみたいに熱くてどろどろで……とっても甘い何かが、お腹の中で暴れます。
一滴も残さないように、私の身体が中からも、外からも甘えます。
終わったあとも、いっぱいキスしてもらいながら、遅くまで抱き合ったまま、動きません。
ベッドに入って眠るまでの間、ずっとふたりはくっついたままでした。
ちひろ「『えへへ……もっと愛してくれないと……めっ、ですっ』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「智絵里をそんな目で見ないで下さい」
ちひろ「あー聞こえませーん、なので『彼だけのアイドル・緒方智絵里 ~天使とちょこっといけないコト~』」
P「天使なら仕方ないですね」
ちひろ「天使だから仕方ないです」
モバP「あちゃー。瞳子さんは嫁として再デビューしちゃったかー」
目の前で、ゆらゆらと宝石が浮かぶ。
青い流れの中で揺れる鰭と尾の透き通る色が、とても綺麗。
見入るには充分な美しさ。
少し無粋なのが、酸素ポンプの機械音かしら。
自室に飾った小さな水槽だけど、中で泳ぐこの子達は楽しそう。
隣で同じく覗き込む顔を盗み見る。
薄い蛍光灯を浴びながら、瞳を輝かせる彼。
もう何度もここを訪れては、毎度のように魚達を眺めるのが慣例になった。
この魚はなんていうのか、あの魚はどこに住んでるのかと聞いてくる。
ええと……その子はエンゼルフィッシュというの。
ふふ……初心者って肩書きの子よ。
その子も綺麗だけど、もっと綺麗な子も居るわ。
例えば、瞳子さんとか。
そう言った彼は全くからかう様子も無く、私を抱き寄せた。
……突然口説き始めるのが、あなたの悪い癖だと思うわ。
考えてみればスカウトの際もそうだったわね。
あれから、たくさんの時間をふたりで過ごした。
貴方と居ると、現実なのか夢を見ているのか、わからなくなる時があるの。
……今がそうなのよ。
でもわかってるの、これは夢じゃないって。
貴方と出会ってから気付いたことが一つあるのよ。
教えてあげようかしら。
そうね……いいわ。
貴方と居る時は、起きている方が素敵な夢が見られるってことよ。
これ以上、言わせないで。
……ね。
ひどく遠回しに言っても、察しの悪いふりでひらりと躱す貴方。
どうしても直接伝える必要がある。
私のこの、形容のしようもない情の全てを。
貴方に抱いた感情を。
だから。
わかるでしょう。
ベッドの上じゃ、少しはリードしてあげたいものね。
いつもお世話になっているお礼くらいなら、私にだってできるもの。
彼の胸から指を這わせて、肩になぞる。
自分のよりずっと広いそれを捕らえて、軽く唇を重ね合わせる。
縁に腰掛けている姿勢から、彼をそのまま押し倒す格好でキスを深くしていく。
私達の動きに、ベッドが僅かに軋んだ。
唇が離れても、舌がお互いを求めて繋がり合う。
私は、彼のシャツを脱がせるのに手間取っていた。
こちらは既に上半身が下着姿にされているのに、いや、されているから手間取っているの。
彼のボタンを一つ外すごとに、理性の安全装置もまた一つとんでいく。
そしてやっと全て外したら、露わになった彼の半裸に肌を重ねる。
いえ……重ねさせられる、かしらね。
私を抱く腕は、押さえつけて離そうとしないもの。
でも好き勝手されるばかりじゃないわ。
首筋にちょっときつめのキスマークを映しておけば、ささやかな抵抗になるでしょう。
……そう思っていたのは、こっちだけじゃないみたい。
項に走る小さな痺れが、同じ……。
……ううん、ずっと強力で魅力的な印を刻まれたことを、何よりはっきり伝えてくる。
乳を吸う赤子のように、お互いの首筋へキスマークを付けていく様は、なんともいえないわ。
口紅で真っ赤になった、やや張りの足りない彼の頬が妙に愛しく思える。
数え切れないほど繰り返した口付けをもう一度、頬に与える。
全身にキスマークを刻む過程で、どちらの肌着も周囲に脱ぎ散らかしてあった。
生まれたままの姿で触れ合うのは、悪くないわ。
温かいし……求めることは良いことよ。
ただ、触れ合うほどにもっと欲しくなるのが難点ね。
もちろん……止めるつもりは、ないし、ないのでしょう。
舌がふやけそうなくらい啜り合った後は、彼の手に愛される番がくる。
壊れ物を扱うみたいに優しく……優しすぎるまでに。
素肌を蹴る指先は軽すぎるし、かといって狙った獲物を逃がすことはない。
抱いていた背中側から肩を沿って、くびれをなぞり、臀部を包む。
臀部を擦る手のひらから、彼の抑えきれない衝動が漏れ出すのを感じる。
念のため言っておくとね、貴方は私にとって、そう……大切な人よ。
貴方にとっての私はどうかわからないけれど……。
でも、そんな人が何かを我慢しているとしたら、それは私が受け止めてあげたいと思っているの。
耐えなくていい。
なんでもいいわ、私にぜんぶ見せて欲しいから。
おでこをコツン、とぶつけて教えてあげたら、彼は微かに悩んで、決めた。
私を、自分のモノにすることを、ね。
彼に覆い被さる体勢だった筈なのに、力任せに入れ替えられて、すぐにベッドに押し付けられる。
普段は欠片も見せない、野性的で暴力的な目つきが、私にまじまじと突き刺さる。
もし私が彼を抱きしめ返す意志を見せていなければ、間違いなく襲われているようにしか見えないわね。
いいえ……ごめんなさい、どちらにしろ襲われているよね、私。
Pさんに……大切な人に、貴方のモノにされるために。
最初こそ遠慮がちだった口付けも、もうお構いなしになった。
味わうことなく、ただ蹂躙するためのキス。
一方的に為すがまま、それをやっと受け止め続ける。
指が脇から臍を愛撫してから、両方の乳房を持ち上げた。
あまり誉められた大きさでなくとも、形を変えながら応えてくれる私の身体。
Pさんがキスを止めてくれないから、自分の胸がどういう風に愛されているのかも確認できない。
見えなくても彼の愛撫は続く。
乳頭を指の腹で押したり、弾いたりして弄んだ後、下腹部へ手は移る。
アンダーヘアを掻き分けて、これから全力で愛する場所を調べ始めた。
陰唇を指で押し開いてみたり、腿にかけて撫でてみたり、臍と陰毛の間を軽く圧迫したり。
動き回る手の熱が移っていくように、私の身体がその気になっていくの。
止めようと思っても、既に彼を求めてどうしようもなくなっていて。
上擦った声でしか彼の名前を呼ぶことができない。
そんな私に舌なめずりだけ見せて、自らの指に這わせて、唾液を纏わせる。
潤滑油を得た指で再び秘所に潜ると、陰核を素早く探り当てて、か弱い包皮を剥ききった。
脚と脚が微妙に開くように緊張が走る。
心の準備を待たずに、剥き出しの陰核を、濡れた指がノックする。
一瞬間に合わなかった制止の声が、艶かしくPさんの理性を揺さぶった。
これ以上ほぐす必要を感じなかったのか、Pさんが私の片脚を抱えて、性器をあてがう。
もう片方の足に跨る形で、気持ち横向きにさせるように。
これで、何があろうと彼に抵抗することも、逃げ出すことも出来なくなったわ。
当然だけれど、この人がこれで満足なんかするはずもない。
前傾姿勢で、止める素振りも見せないで、ゆっくりだけど確実に挿入が始まる。
甘美な電流が身体の奥底から広がるように、背筋をのたうち、足先まで流れた。
腰と腰が密着して、結合の最奥でキスが交わされる。
もちろんどちらも唇はお互いの唇で塞がれた。
抽迭のために離れていく顔を、だらしない表情で見送って、神経が下半身に集中する。
性器がずるずると抜かれていくと、余韻も収まる暇を与えずに、更に熱い刺激で侵入する。
粗雑で乱暴なはずの動きは、その倍ほど甘美な蜜を与えてくれた。
全てをぶつけて欲しいと言ったから、忠実にそれが実行される。
始めから全力で身体を打ち付けると、余裕なんてありもしない。
Pさんが何度も何かを耳元に囁いてくれるけれど。
とっくに前後不覚に陥っていた私には一文字も届かない。
それでよかったと思うわ。
いま甘い言葉の一つも掛けられたなら、間違いなくおかしくなれる自信があったから。
私の脚を抱えて離さないまま、しっかりと子宮の手前まで突き入れてから。
数秒何かを耐えるように震えて、射精を迎えた。
片手だけだったけれど、彼と絡め合わせた指が、痛いほどに握り締められる。
私も、残ったぶんの理性だけで彼に応えた。
起き上がる気力は無く、あまりうまく動くことができない。
……水槽の硝子の向こうで、餌を強請る水音がした。
ちひろ「『あの子達に餌をあげた後は、私の番よね……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「せっかく夢が叶ったんですからそんな真似は……」
ちひろ「欲張りですから『彼だけのアイドル・服部瞳子 ~瞳子のとこでイイコトしましょ~』で!」
P「アイドルだって簡単じゃないんですからね」
ちひろ「まあまあ、いざとなったら私に任せてください!」
P「俺だけのアイドルにされたいんですか?」
ちひろ「えっ……あっいえ、そんなつもりじゃっ……」
P「すごい真っ赤ですよちひろさん」
ちひろ「お、怒りますよプロデューサーさん!」
P「もう怒ってるじゃないですか……」
モバP「あちゃー。ゆかりはフルートより尺八の方が上手かったかー」
今日は素敵な日になる、そんな予感がします。
午後の暖かな時間、髪を梳く柔らかな感触で目が覚めました。
窓から差し込んでくる麗らかな日差しが、意識を少しずつ手繰り寄せてくれます。
それに対抗するかのように、Pさんの手が、さらさらと髪を愛撫します。
起きているはずなのに、どこか夢心地な気分で。
ただぼーっとしたまま、彼のひざの上でうつらうつら、小さな舟が揺れています。
そうですね……たまに、寝惚けたふりをしてPさんをからかうのも面白いですね。
雲の上のような気持ちそのままに、あれやこれやと触れ合っちゃいます。
私は寝惚けているので、こんな風に、たくさん甘えても大丈夫なんです。
例えば……こうして腕を腰に纏わりつかせたり。
頬をひざにこすり付けたり。
重ね合った手を逃がさないで、指を絡めたり。
子供っぽい悪戯にも、Pさんは楽しそうに応えてくれるんです。
いつもの穏やかな表情で、あやし返してくれます。
まるでじゃれる子供みたいに幼い戯れにも、ひとつひとつ愛情を込めて。
そしてそれは少しずつ、ほんの少しずつ、起きていないと気付かない程度に、色気を帯びていきます。
彼の部屋で眠りこけていた私をあやしていたのは、決してただの愛情からだけではありません。
でなければこんな、窺うかのように私の顔を覗き込んで、今にもキスしようとしたりはしませんから。
いえ、キスくらいならいつでもして頂いて結構なのですが……どちらかというとして欲しいのですけど。
……そうではなく、ちょっと遠慮がちに、でも有無を言わせない距離感といいましょうか。
まだ寝起きの私には、まともな思考なんかできませんのに。
覆いかぶさる形で、唇を奪われます。
Pさんにはやや辛い体勢だったかもしれません。
頭を若干浮かせると、より強くより深く唇が繋がります。
半ば押し付け、重ね合わせる唇を、彼の舌がくすぐりながら走ります。
くすぐったさと一緒に届く甘い刺激が、そっと私の情熱をも揺すり起こしました。
重力に従って滴る唾液の柱が、私とPさんの唇が離れた分だけ伸びていきます。
もう一度、すっかり熱に浮いた瞳で、瞳におねだりします。
視線が絡まって、唇が合わさって、舌が縺れて、唾液の水音が弾けて。
既に寝惚けているなんて言い訳は立ちませんでした。
はしたなく自分から求める仕草で、彼を受け入れます。
最後にいつもより長いフレンチキスをしてから、ついPさんにしがみ付いてしまっていることに気付きました。
恥ずかしさと照れで、飛び起きるように体を起こして、思わず顔を背けてしまいました。
でも、Pさんは私を後ろからぎゅうっと抱きしめて、小さく魔法を唱えます。
愛の言葉を囁けば、ささやかな抵抗は、彼の気分を盛り上げる材料にしかならなくなりました。
……私も、Pさんが大好きです。
ベッドに腰掛ける彼の目の前に跪く場所に位置取ります。
ファスナーを外そうとして、両手をPさんのズボンに伸ばそうとすると。
Pさんの両手が、私の両手を絡め取って、塞いでしまいました。
丁寧に指を滑り込ませて、恋人繋ぎで。
突然伝わってきた男の人の温もりに、ちょっとだけ、びっくりしちゃいました。
もちろんそれ以上に、頬が熱くなるような嬉しさも湧いてきています。
困ったことに、両手はPさんに夢中で使えなくなりました。
口だけで、彼に奉仕しなければなりません。
男に人の股座に顔を埋めて、小さなファスナーを咥えます。
ゆっくり落とさないように全て開ききり、次は下着の中から本体を取り出します。
それも、難なく終わりそうです。
ほぼ完全に屹立した男性器が、少し布地を引っ張るだけで顔を出してくれました。
以前みたく、Pさんの下着を唾液でべとべとにしなくて済みましたね。
息のかかる距離にあるそれを、私は顔を巧みに動かして慰め始めました。
両手は相変わらずPさんとがっしり繋がっていて、離す様子はありません。
まずは根元の部分に軽く口付けることから。
これからしてもらえる事を考えていたせいか、硬く勃起しているペニスは熱く滾っていました。
徐々に先の方に進めていって、裏の筋張った部分を特に強く吸うようにして熱心に愛撫します。
キスをしている時のような音、ちゅっちゅと囀る音が、私の動きに合わせて部屋に響きます。
唇だけじゃ物足りないぞと、期待する雰囲気が、繋いだ両手越しに伝わってきました。
あまり焦らしたりしては、失礼ですものね。
私は唾が溜まっているのを見計らって、Pさんのペニスを大胆に咥え込みました。
最初は先の柔らかいところだけに、舌を這わせます。
Pさんの反応が、先ほどまでと打って変わって如実なものとなりました。
ふふふ……コーヒーを零した時でもそんなに飛び上がったりしていなかったのに。
だんだん私は面白くなって、すっかり潤滑油で滑りのよくなった男性器を、勢い良くしゃぶりあげます。
自分から積極的に顔を振って、少しでもPさんが気持ち良くなれるよう愛撫します。
びくびく震えるペニスを見据えて、側面をだらだら流れる、自らまぶした唾液を掬い取って、また顔を埋めて。
反応が敏感になったら、また軽いキスを根元から先端の方へ。
小さな動作の一つ一つに、大きな反応を返してくれるのが面白くて、楽しくて、嬉しくて、止まりません。
先端の柔らかい部分を頬に含んで、細かく出したり入れたりを繰り返すと、堪えきれずにPさんが両手を離します。
一瞬浮いた彼の両手は、そのまま私の頭に添えるような、押さえるような微妙さで置かれます。
私の手は、ほんとは行為に加えるべきでした。
でも、どうしても我慢ができなくて、更にいやらしい行為に用います。
スカートの裾から、秘められた場所に、両手が伸びます。
せっかく選んできた下着は、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、湿り気を帯びていました。
自己主張の止まらないペニスにキスで応えながら、自分の秘め事に耽ります。
下着の隙間に指が差し込まれて、瞬く間に発情した秘裂を押し分けていきました。
とっくに情欲で昂ったそこは、いとも容易く指を飲み込んで、びりびりと全身の神経を痺れさせます。
腰がくの字に折れながら、さらに指を押し進めました。
空いた片方の手で、ぷっくり膨らんだクリトリスを転がします。
私は自分の事だけに段々と集中し始めて、ペニスへの愛撫は疎かになっていました。
そのおかげでPさんには余裕が出来てしまいました。
一応、ちろちろと舌先で舐めてはいたのですが、彼はそんなもので満足などできる状態ではありません。
とうとう、私は自分を慰めていることが発覚してしまいます。
離した口から、唾液なのかカウパーなのか分からない液体が、一滴、垂れていきました。
ベッドに半ば押し倒されるようにして、上半身だけ乗せられます。
背後に回りこんだPさんが、溜息か嘆息か、私にいやらしい言葉を投げ掛けました。
それだけで背筋をぞくりと走る快感が、癖になってしまいそう。
Pさんは試しに、どろどろになった私の秘部を探ります。
濃厚な水音がした後、ずぶずぶと太い指が埋まっていきます。
私はシーツを掴んで耐えることしかできません。
膣内をかき回すようにぐりぐりと上下左右を引っ掻くだけ引っ掻いて、Pさんは指を勢い良く引き抜きました。
あと少しでも気を抜いていたら、それだけで達してしまいそうなほど、私はどうしようもなく燃え上がっています。
急かす視線に気付いたのか、Pさんはこれ以上、私を待たせはしませんでした。
おあずけされていたペニスが、待ちわびた瞬間に硬くそそり立って悦びます。
指より太くて硬くて、ずっと熱い男性器が、膣内に否応無く侵入して来ました。
Pさんの腰が私のお尻に密着するまで繋がった後は、しばらく揺さぶる動きだけ。
膣を慣らすために、じっくりその剛直の味と感触を覚え込ませます。
シーツをきゅっと握り締めた手に、Pさんの手が重なります。
繋ぎたいのでしょうか、と思ったのですが、まったく違いました。
手首を握って押さえ付け、全身で私に圧し掛かってきました。
たとえ何があっても、どうしようとも、逃げられないように。
私、Pさんに掴まえられてしまったんですね。
それが分かると、もう諦めより求める気持ちの方が強くなってしまいました。
Pさんの息遣いより速く、私の鼓動より強く、ふたりの愛を確かめ合います。
押さえ付けられたベッドが、Pさんと私の行為を受け止めて、ぎしぎしと軋みをあげます。
肉と肉がぶつかる音より、私の口から流れる淫靡な旋律の方がより高らかに、Pさんの興奮を高めます。
Pさんは最も奥までペニスを突き入れて、私の身体の感触と体温を楽しみながら、悦に浸りました。
私はすっかり困憊していて、もう荒い呼吸しか繰り返すことができませんでした。
最後まで私の手首は離さないで、一瞬でも長く、ふたり繋がっていようと、Pさんは身を寄せてくれています。
触れ合った肌全てが性感帯のように、快美な余韻をもたらします。
それだけでなく、Pさんからの心地よい体温と愛撫を残さず拾ってくれる。
……私の気持ちも、温もりも、きっと届いていますよね。
ちひろ「『あ……必要なら、もう一度伝え合いましょうね……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「ゆかりは清純なので、そういうことはありえませんよ」
ちひろ「まったくプロデューサーさんは……『彼だけのアイドル・水本ゆかり ~ゆかりと秘蜜で淫らな演奏会~』」
P「清純ですもんね」
ちひろ「令嬢ですからね」
P「……フフッ」
ちひろ「なっ、なんですか、そのやらしい笑み!」
P「さあ?」
ちひろ「……っ」
「あちゃー。文香は意外と踏み香だったかー」
プロデューサーさんにスカウトされてから……だいぶ経ちます。
あれからいろんなことがあって、それで……私はアイドルとして日々を過ごしています。
たくさん知って……たくさん経験して、そして……変わっていきました。
……私が、大好きな人と一緒になれる……なんて。
本当に……おとぎ話のようで。
夢なら、覚めないでいてほしい……です。
愛する人は毎日、一時も惜しそうに私を求めてくれます。
たとえライブの後でも……事務所でレッスンしている時でも……。
そして、本を読んでいても。
どんな時でも私を全力で愛してくれます。
それが、どうしようもなく身悶えのする幸福に思えるのは……夢、だからでしょうか。
でも……私は夢でも現でも構いません。
プロデューサーさんが私を、私もプロデューサーさんを愛していることに、変わりはないから……。
私の部屋は、本でいっぱいになってしまったので……最近は彼の部屋にお邪魔します。
どこかにお出掛けや、遊びに行くのも好きですが……のんびりと一緒に読書するのは、一番好きです。
特に……ベッドに腰掛けた彼の間に座って、お互いに温め合いながらする読書の時間は。
だけれどこれで満足していたら……きっと、次の求愛に耐えられなくなってしまいます……。
プロデューサーさんは、その……いつも……激しい、ですから。
一冊読み終えたら……それが合図。
……読み始めてどれくらい経ったでしょう。
内容なんて……まったく頭にありません。
あれほどじっくり読み込んだにも関わらず、私の頭は真っ白に染まっていました。
……これから始まるふたりの物語に、胸を高鳴らせて。
プロデューサーさんはとっくに本を置いていて、もしかしたら……読んでいなかったものかもしれません。
それは……私のことをずっと見ていたのかもしれないということで……。
でも、ちゃんと読んでいたのかもしれない……。
プロデューサーさんが、読めたかどうか問い掛けてきます。
はいと私は答えるけれど……きっと、嘘だってばれています。
だから……悪い子にはお仕置きだと言いたげに、手がそっと腰周りを撫で回しました。
内容について、プロデューサーさんが続けて問い詰めます。
……その……本好きの女の子が……。
意地悪な、プロデューサーさんに。
たくさん……愛されるシーンは……よ、よかっ……。
……良かった、と思います……。
相槌の代わりに……ひんやりとした五本の指が、服の中に滑り込みました。
だって……こんなに、熱く高鳴る胸の奥が。
……プロデューサーさんを求めて止まないから。
もう、どうしようもないから。
だから私は我慢なんて……しません。
こんなに愛しい人、わたしの愛するプロデューサーさん。
……私を愛してくれるプロデューサーさん。
餌をねだる雛鳥みたいに、唇を尖らせた私……。
好きなだけ、愛してください。
上も下も肌着だけになって……力を抜いて寄り添えば、体温をもっと身近に感じられます。
プロデューサーさんにプレゼントしてもらった、黒いレースの……少し、厭らしい肌着。
普段の自分では、決して着けないような……プロデューサーさんに抱いてもらう為の……。
……プロデューサーさんを誘惑して、興奮してもらう為の、艶姿。
こんな衣服が、私のクローゼットに……彼に贈られる度に増えていきます。
そういった肌着を身に着ける私を、プロデューサーさんは嬉しそうに……抱きしめてくれました。
シャツだけ羽織って下半身を露わにした彼は、ベッドに腰掛ける私の前に座り込みます。
熱っぽいキスと愛撫を繰り返したために……股間は、はちきれんばかりに膨張していました。
脈打つ様子が一目で分かるそれに……見慣れたはずなのに……どうしても釘付けになります。
その生々しい感触から、溶けるような熱さまで、触れなくても判ってしまうほどに……。
ごくりと生唾を飲む音が、自分のものだとも、知らないまま。
彼に導かれるまま……足をそっと、触れ合わせます。
それだけでペニスはびくりと歓喜に打ち震え、更なる刺激を欲してか……目に見えて硬くなってしまいました。
……黒いタイツ越しに伝わる脈動に恐る恐る、上下運動を始めます。
表面を摩る程度に、優しく……というよりは、おっかなびっくりと。
逆に優しすぎて、跳ね返されそうな弾力が足の裏で……かちかち、に……高まっていきました……。
プロデューサーさんは、私に踏まれる感覚にすっかり酔い痴れていて……。
足蹴にされているにも拘らず……興奮に息を荒げます。
脚なんかで気持ち良くなれるのかなんて、さっきまで疑っていた私に……小さな自信が沸いてきてしまいました。
次第に足踏みは大胆さを増していき……男性の官能を、支配する悦びに目覚めていくのが……自分で分かります。
足使いひとつで、彼を……プロデューサーさんを自由に喘がせることのできる……背徳の美酒。
いつも命令する立場にある人を……この手で勝手にできる、恐れ多い優越感。
酔えば酔うほど気持ち良くなれる……甘い、甘い、罠。
気付けば、タイツの生地に染み込むほどの量のカウパー液が、私の足を汚していました。
プロデューサーさんは十分に堪能したとばかりに……今度は、その体を鈍重に引き起こして。
肌着でいることすら忘れていた私に、軽いキスをプレゼントして……次は、私が支配される番……です。
ベッドにやんわりとした乱暴さで押し付けて、プロデューサーさんが私の名前を呼びます。
応えようとプロデューサーさんの名前を呼ぶ前に……唇の中でくぐもった声に変わって、甘ったるい悲鳴が部屋を満たしました。
太い指が、下着の上から陰部をきゅっと押さえつけたために。
ブラジャーを着けたまま、そのふたつの丘陵を撫でる手つきは……ひどくもどかしい……緩さ、です。
少し強めに揉んだ後は、柔らかく愛でる。
そしてまた強く……また穏やかに。
それを何度か繰り返して、ブラジャーを外してもう一度……。
ショーツの下に潜り込んだ指は、浅く控えめに膣内を擦ります。
幾度と無く味わった優しく丁寧な彼の愛撫は、けれども既に……物足りなくなってしまいました。
今夜の私は、殊更激しく愛してもらわなければ……。
数えることも出来なくなったキスさえ飽きずに……プロデューサーさんが自身をあてがいます。
ベッドの上で、交情を続ける準備はすっかり整っていて……難なくふたりは繋がりました。
力強く進む剛直の前に、いたいけな膣襞の抵抗は易々と掻き分けられ、貫かれます。
自分よりずっと未熟な肉体を蹂躙して……プロデューサーさんは快感にその身を戦慄かせました。
少女の身を穿つ、オスの匂いが……身も心も包めてしまって、放しません。
初めのほうこそ手加減をしたストロークで……でもそれは、自分が僅かでも気持ち良くなるための……。
間もなく、本気で私を貪り尽くすための行為に、移ります。
お腹とお腹がくっつくほどに密着して……腰だけを激しく打ち付ける。
受け入れたばかりの膣は、プロデューサーさんを当然のように求め始めて……意思とは裏腹に。
……いえ、結局私も悦んでいるのですから……同じです。
卑猥な体液が溢れかえって、シーツをずぶずぶに濡らしています。
一突きごとに……ベッドが喘ぎ、身体がずりずりと押し出されて、すっかりプロデューサーさんのペースでした。
もう抗うことは許されず……ひたすら気持ち良くしてもらうことが、今の私にできることです。
止まらない、愛しい人の愛情表現に、とうとう先に絶頂が近づいてきました。
全身が徐々に張り詰めていって、そしてやがて……限界に達します。
足がぴんと伸びきって、抱えられた腰はがくがくと震え、両手はシーツを手繰り寄せていました。
絶頂を迎える瞬間に唇は互いに塞ぎ合って、はしたない声をあげることはありません。
私が最高の時間を味わっている間に、プロデューサーさんの精が胎内に注ぎ込まれます。
吐精の途中でも、ぐいぐいと性器をすり寄せて、一滴も零さないよう、入念に。
射精が終わった後も繋がったまま……長い時間を掛けて、私の身体にキスの嵐を降らせます。
鋭く痺れる愛情の証を、身体中に刻まれてしまいました。
あの……そんなに主張しなくても……大丈夫だと思います。
……私はとっくに、プロデューサーさんのモノですから。
ちひろ「『あっ……プロデューサーさんも……私のモノにしても……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「文香になんてことさせるんですか」
ちひろ「私のせいじゃないので『彼だけのアイドル・鷲沢文香 ~ほんとはほんろうされたいの~』」
P「いや、ちひろさんじゃなきゃ誰のせいなんだか」
ちひろ「さあ……これ置いてった子に聞いてください」
P「ちひろさんじゃないんですか?」
ちひろ「今回のは私じゃありませんよ! だってほら『プロデューサーさんへ』ってメモありましたから!」
P「なんと……」
モバP「あちゃー。美世は車いじるより狂うまでいじられる方がよかったかー」
今日は久々のオフ。
ずっと働き詰めだったPさんもあたしも、一緒に久しぶりのお休み。
せっかくの休日なのに、Pさんに何するかって聞いたら、あたしがメンテしてるところが見たいって。
そりゃあたしとしては嬉しいけどさ……もう少し、色気のあるデートとかしてもいいのに。
でも、そう言ってくれるなら喜んで見せちゃうよっ。
じゃあ……そうだね、車のバッテリー交換しちゃおっかな。
いつもの作業着に、ゴム手袋、スパナにグラス。
手馴れた様子でボンネットに取り付くあたしを、Pさんはちょっと後ろから眺める。
だいぶ埃臭いガレージは、もしかしたら居心地が良くないかもしれないけど。
Pさんは思ったより、気にしてない感じ。
ケーブルをあっという間に外して、よいしょっとバッテリーを取り出す。
足元に置いてあった新しいバッテリーを持ち上げて、再び取り付け。
端子が逆じゃないかしっかり確認して、ずれないように設置する。
ケーブルを繋ぎ直すだけで、作業はおしまい。
ただちょっと、ボンネットの中は意外と汚れてて、それが気になったからお掃除。
やっぱり女の子と車は綺麗にしておかないとね。
というわけで、エアスプレーにシリコンスプレー、液体ゴム、ブラシに雑巾で完全武装!
なんかフル装備でかっこよくないかな、Pさん!?
……だ、ダサいよね。
気を取り直して、掃除掃除。
しばらくボンネットに潜りっぱなしで、油に塗れながら作業する。
黙々と掃除してたおかげで、エンジンルームがだいぶ綺麗になった。
最初こそPさんが横から覗きに来たけど、途中から後ろでじっとしたまま。
やっぱ女の子の趣味じゃないかなって、今更ながら苦笑いが浮かんじゃう。
もしかしたら愛想も尽かされちゃうかな、なんて思いながらボンネットを閉めた途端。
背後からPさんに思いっきり抱きしめられた。
突然だったからびっくりしたけど、でもすぐに体中の力が抜けた。
前に回ってきた腕を抱きすくめて、あたしも抱きしめ返す。
強すぎないように、でも力強く、きつく。
退屈させちゃったかもって思って、謝ろうとしたら、タンクトップの中に両手が滑り込んできた。
またいきなりのことに驚く暇もなく、Pさんが耳元で小さく囁く。
今度は美世の番、って。
汗だくの身体を這い回る手はひんやりしてて、かなり気持ちいい。
でも考えたら今のあたしは、作業したてのこれ以上ないくらい汚れた状態。
油と、それと……汗でとにかく、汚い。
自分でも分かるくらい、なんか嗅いじゃいけない臭いがするもん。
油はいいけど、汗はダメ。
シャワー浴びなきゃ、Pさんに触らせられない。
そう言ったんだけど、言ったんだけど……無視されて、むしろより熱心に身体を寄せられる。
もうふたりは密着といっていいくらい、くっ付いた状態だった。
後ろから聞こえる息遣いは少しずつ荒さを増してきて、それに比例して胸を撫でる力は強くなる。
薄いタンクトップの中で遊ぶ手のひらは、両方の乳房をゆるゆる揉みながら持ち上げたり、擦りあげたりする。
僅かに汗がべとついて、それで変に擦れて、たまにビクッとあたしが飛び上がるのが、Pさんは楽しいみたい。
むき出しの脇や項に顔を埋めて、深呼吸するみたいに腕に力を込められる。
あたしの見せたくない、知られたくないところが、またひとつ暴かれていく。
仕方ない、よね。
Pさんに隠せることなんか、あるわけないし。
静かなガレージに、乱れた吐息と、布擦れの音だけが充満する。
次第にあたしの吐く息には、小さく声が入り混じる。
Pさんの手つきはより猛々しくなっていって、あたしの鼓動を加速させる。
タンクトップは脱がさないで、服の下で好き勝手に遊ぶPさん。
肌が汚れないように、気遣ってくれるとことか、好き。
でも、有無を言わさずメンテしちゃうとこは、嫌い。
……ごめん、うそ。
ほんとは大好き。
嘘をついた罰に、Pさんはツナギを全部ずり下ろす。
真っ白い脚と、新品の下着が、Pさんの視線を独り占めする。
ボンネットに伏せるようにして身体を支えておくことしか、今のあたしにはできない。
最近ちょっぴり気になってきたお尻を、この人は遠慮なく撫で回す。
ただでさえ気にしてるのに、サイズを確かめるかのように、丁寧に指先を這わせる。
さっき、胸も同じようにして大きさを確かめてたような気がする。
すっごく、やらしくて、優しい手つき。
同年代の子達より誘惑の激しいヒップを堪能したら、Pさんは下着の中に侵入してくる。
ひたすらショーツの上から焦らされた素肌は、しっとり汗ばんで、指の動きひとつ逃がさない。
寛骨を辿ってゆっくり、体つきを味わうように、両手が腕ごと前に回る。
すっかり腰を抱える姿勢になって、いよいよあたしは抵抗することができなくなった。
為すがままにされて、ショーツが下ろされても、驚かない。
外気に晒された下半身は、それでも熱を帯びてて、ふわふわと浮いちゃいそうだった。
脱がされる時、何かぬるぬるしたものがショーツとあたしの身体に橋をかけて、ぷつりと途切れた。
汗、きっと汗だから、Pさんに見られても恥ずかしくない、よね。
どう考えても恥ずかしい潤滑油が、必要以上に溢れてる場所にPさんは軽くキスをする。
触れただけで、全身が一瞬跳ね上がって、ひどく過敏に反応した。
もう数えられないほどに教え込まれた魅惑の合図を、丁寧に呼び覚まされる。
意識のメーターはとっくに振り切っていて、自分じゃ制御できない。
抵抗する羞恥より、求める心が打ち勝ったから。
ヴァギナの襞の起伏をなぞりながら、指が一本ほぐしにかかる。
既にもう抗うことを忘れた身体は、すんなり受け入れて、喜んで咥え始めた。
溜まった滑りを掻き出すように、指先が膣内のざらついた所を何度も引っかく。
太ももから滴りながらも、掻き出しても掻き出しても止まる事を知らない愛液。
まるであたしとPさんの情欲みたいに、止まらない。
お尻を高々と突き出して、Pさんがもっと触れやすいように、もっともっと見やすいように。
たくさん、愛してもらえるように。
あたしに触れてた手が退くと、背中越しに、ファスナーの音、布擦れの音。
そして、大事な部分に何かがあてがわれる感触。
ゆっくり、ゆっくり、慌てずに、でも確実に。
強引なくらい腰を押し付けて、二人分の体重を受けたボンネットが、大きな音をたてた。
それより大きな声で、あたしは雌の鳴き声をあげる。
Pさんはほとんど容赦なく、あたしのいたるところを責めたてた。
腰を限界まで引いた後、狭い膣を押し分けて貫き、性器の触れ合いを楽しむ。
雁首で襞を一枚一枚突っ撥ねながら、恥ずかしい水音をたてて引きずり出す、その繰り返し。
じっくり隅々まであたしの反応を感じつつ、胸やお尻への愛撫を再開する。
黄色い悲鳴が、ガレージに反響するほど一際大きくなっていった。
Pさんはスロットルを引きはしなかった。
どんどん腰の速度を上げていって、全力でストロークを続ける。
あたしは何もできないまま、Pさんの名前を呼ぶしかない。
でもなんだか、それもまともに出来ているかどうか怪しいくらい意識がぼやけてきた。
ちかちかと意識の端っこで赤信号が明滅してたけど、このまま走り抜けちゃってもいい、かな。
Pさんが一番力を込めて腰を叩き付けた途端、お腹の奥で熱い何かが満ちていくのが分かった。
それはあたしの身体にじわじわと染み込んでいって、頭の中がごちゃ混ぜになっちゃう。
不思議な痺れが全部行き渡ったら、ぶるぶるっと身体が震えて、膣の奥に集まっていった。
あたしが気持ち良くなっている間、ずっと、Pさんは抱きしめてくれる。
やっぱりあたし、Pさんにいじられるのだいすき……。
ちひろ「『今度はあたしがPさんのこと、いっぱいメンテしちゃうね……?』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「美世は大人なんですからそんなこと……」
ちひろ「大人だからこそ『彼だけのアイドル・原田美世 ~お任せメンテで性媚は完璧~』」
P「まったく、頭のねじが飛んでるんじゃないんですかね」
ちひろ「財布の紐は吹き飛んでると思います」
P「いえ、元から無いので」
ちひろ「……理性は」
P「それはまだ飛んでないです」
ちひろ「…………」
モバP「あちゃー。未央は三つ子の母子にされたかったのかー」
これはまたNiceだねプロデューサー!
まさか食事デートに誘われるのもびっくりだったけど……。
真冬に水着のお仕事とか……。
さすがの未央ちゃんも、開いた口がケーキを塞がらずにもぐもぐ……ここのケーキ美味しい!
もきゅもきゅ……ごくごく……ぷはー☆
なんの話だっけ……そうそう、水着!
まあね、お仕事ならしょうがないし、風邪なんかに未央が負けるとでも?
ちっちっち……甘い、甘いよ!
このモンブランより甘いよ!
あっ、これ甘さ控えめなの?
どれどれ……おお、ほんとだ、これもすごく美味しいっ☆
……あれ、何の話だっけ?
そうだった、水着の話だよね。
なんか珍しくプロデューサーが、二人きりで出掛けようとか言うからさー。
私、期待してけっこう気合入れてきたのに?
デートかと思ったのに?
クリスマスを前にして?
まさかの水着持ってくるかな~?
……もー、そんな目で見られたら何も言えないよ。
はいはーい、未央さんはご褒美を要求しまーす!
えっとね、できれば、でいいんだけど……。
……プロデューサーが、欲しいかな。
プロデューサーはお店を出てから、ずっと私の手を引いて歩いた。
冬も本番の夜だから、カップルが多いんだよね。
だから私たちもそう見えるのかな。
えへへ、見えるといいな。
去年もこうやって歩いたよね。
恋人同士に見えそうで見えない、アイドルとプロデューサー。
でもちょっとふたりきりになれば。
正真正銘の、愛し合う関係。
誰にも邪魔できない、秘密の関係の始まり。
プロデューサーの部屋に上がって、やっとのことで繋いでた手を離した。
それまでずっと繋いでたから、一気に寂しくなる。
でもすぐに、代わりに唇で繋がる。
ベッドに腰掛けて、瞬く間に生まれたままの姿で寄り添うんだ。
一瞬でも早く、長く、プロデューサーと直接通じていたい。
それは、プロデューサーも同じ考えでいてくれる。
向かいの手は重ね合って、他方の手はもう一度指を絡め合う。
それで、どっちからってわけじゃなく、キスが始まる。
まだ照れが残った私のアプローチより、プロデューサーがリードしてくれるキスのほうが好き。
唾液を交換してるのかってくらい、一気に激しく貪る。
握り合った手にさらに力が込められると、プロデューサーがそっと握り返してくれた。
舌が絡み合い始めると、プロデューサーはやや勢いを弱めて、探るように舌を這わせてくる。
くすぐったいような力加減に、緊張が少しずつ抜けていって、今度は私のほうから。
おずおずしてた唇は、もう怖いものなしって感じで果敢にプロデューサーを求めだしちゃう。
思ってたより積極的だったのかな、少したじろいだけど、でもすぐ反応してくれる。
やっとのことでキスが終わると、お互いに息が荒くなってた。
それぐらいキスに夢中だったんだなって思ったら、なんか急に恥ずかしくなっちゃって。
こういう時は、プロデューサーに抱きついて誤魔化しておくのが一番なんだよね!
いつもはあやすように撫でたり抱きしめたりしてくれるけど、今日はしてくれない?
と思ったら、さっきまで言ってた水着をどこからか取り出して、私に差し出してくる。
……ってこれ、夏に着た水着だよね。
もしかしてだけど……これ着て、したい、とか。
そうだよね、プロデューサーはこういうこと大真面目にするもんね。
いやー、ヘンタイプロデューサーを持つとアイドルも大変だなー☆
もー……着るけど、見ないでね。
まあ、今は素っ裸だけど……見たいなら見てもいいよ?
でもこういう時のプロデューサーは、いつもより倍ぐらい意地悪だし。
そんな穴が開くくらい見つめられても困るっていうか……。
見て楽しいのかな……ううん、嫌じゃないよ。
ほら、水着どうかな……似合う?
えへへ……何度でも聞きたいからねー、プロデューサーの褒め言葉。
それじゃあ……いっぱい、愛してよね。
私の着替えと水着姿で、プロデューサーはすごく元気になってた。
なんていうか、爆発しそうなくらいガチガチになっちゃってるんだけど、どうしよう。
ちょっと楽にしてあげようかと思ったけど、プロデューサーは熱っぽく求めてきた。
再びキスが始まって、私はベッドに寝転がされる。
自慢のスタイルを両手で味わうのも忘れずに、水着は脱がせない、変なこだわり。
でも、私でこんなになってくれるんだと思うと、どうしようもないくらい嬉しい。
水着のちょっぴり厚い生地は、触れられるのには、なんだかもどかしい。
変な感触がして、もっと直接触れて欲しい。
その熱に浮かされた肌をまさぐって、全て愛して欲しい。
それぐらい歯がゆい曖昧な愛撫が、焦らしてるんだと気付くまで、そうそう掛からなかった。
プロデューサーが意地悪な顔で、反応を楽しんでるんだって、判ったから。
でもそれを口に出して抗議するなんて、私にはできないよ。
だってさ、そんなの……エッチな子だと思われちゃうよ。
私がひたすら、悶々とした愛撫に耐えていると、プロデューサーはもっとひどいことをする。
今度は下半身に手を這わせるけれど、絶対に水着には手を触れない。
腰から太もも、そしてふくらはぎの方まで撫でては帰ってきて、またその繰り返し。
手つきはやっぱりやらしくて、全然手加減してくれない。
もっとちゃんとしてほしいって分かってて、そういうことしてるんだ。
もどかしいのはもどかしいんだけど、でもちょっと癖になってくる気持ち良さ。
強くなく、けれど頭の中にじんじん響く気持ち良さで。
結局、私はそれ以上我慢できなくて、今まで耐えた分を全部吐き出すように、大声で伝える。
直接プロデューサーに触って欲しい、今すぐ!
プロデューサーは、意地悪してごめんって、言ってから。
乳首とクリトリスの両方を同時に、遠慮なく抓りあげた。
焦らしに焦らされた私の理性は簡単に吹っ飛んじゃって、ぴんっと体が仰け反っちゃう。
泳いでもないのに、既に水気を吸った水着が、自分でも分かった。
軽い絶頂に達した私を休ませるついでに、プロデューサーが胸に圧し掛かる。
水着で圧迫されたバストは、プロデューサーのペニスを挟むのに最適の隙間を作ってる。
涎みたいに垂れたカウパーを塗りたくりながら、硬い感触が、胸の谷間を貫いてきた。
胸元に顔を出した亀頭が、柔らかな感触に包まれて嬉しそうに震えてる。
なんか可愛いかも。
私の身体で気持ち良くなってくれるよう、キスのおまじない。
それを合図に、プロデューサーが腰を揺すり始めた。
谷間から顔を出したり消えたり、何度もペニスが行き来する。
水着ごと胸を寄せて、少しでもプロデューサーが気持ち良くなれるよう、締め付ける。
するとプロデューサーが前のめりになって、小刻みに腰を振る。
動きの収まったペニスの先っぽに、唾液の絡んだ舌を伸ばして、お手伝い。
滑り気を纏ったおかげで、より速く、より強くラストスパートを掛ける。
私かプロデューサーの体液で滑る、ちゅこちゅこって音が、すごく厭らしく聞こえた。
プロデューサーの腰に激しく揺さぶられて、間近で見るペニスはぱんぱんに膨らんでいく。
それでぐっと押し出されたかと思うと、胸の中で、これでもかってくらい吐精した。
谷間から溢れ出た精液がどろりと零れ落ちて、私の身体を白く染めていく。
プロデューサーが気持ち良くなる瞬間まで見届けた私は半ば夢心地で。
次は自分の番だなって、頭のどこかで小さな期待が芽吹いた。
水着をずらして、プロデューサーのまだ硬いそれが、押し入ってくる。
まもなく根元まで咥え込むと、お互いに大きく深呼吸する。
正直かなり危なかったけど、なんとか2回目の絶頂は押し止められた。
プロデューサーに合わせないと、もったいないよね。
でもプロデューサーはそんなのお構いなしに、ひたすら気持ち良くさせようとしてくるから。
さっきとは逆の我慢をしなくちゃいけなくなっちゃう。
まずは入り口から子宮の手前まで、じっくりと膣の形を変えていく。
途中に引っ掛かる部分は、わざと強く弾いて、私の黄色い悲鳴を引っ張り出す。
次第にベッドが軋むほどの勢いで腰を叩く。
特に反応が返ってくる部分を見つけ出して、そこを重点的に責め立てる。
とうとう一番の弱点、行き止まりのところにたどり着いて、プロデューサーが意地悪に唇を歪める。
片手で口を塞いで、別方の手でシーツを掴んでた私の耳元に、愛の言葉を囁いた。
我慢なんか出来るはずがないよね。
しなくていいんだよって言われたら。
だから思いっきり、意思とは関係なく、身体が勝手に快感を求め出す。
その間に、プロデューサーが両脚を抱えて、射精の準備に入る。
鳴り止まない肉と肉のぶつかる音が、一際甲高く耳を貫くと。
落ち着いたはずの絶頂感が、私の全てを丸ごと、どろどろに溶かし込んだ。
まるで、今私の中に注がれてる、プロデューサーの赤ちゃんのもとみたいに。
プロデューサーとの子どもって、どんな風になるのかな……?
ちひろ「『ね、プロデューサー。私ね、将来3人は欲しいなー☆』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「彼女は将来ミツボシに輝く予定なんで」
ちひろ「だったら尚の事『彼だけのアイドル・本田未央 ~目指すはミツボシ母ッション☆~』」
P「いい加減にしないと、吹っ飛ばしますよ」
ちひろ「……理性的な意味で、ですか?」
P「いえ、財産的な意味で」
ちひろ「あ、はい……そうですか」
モバP「あちゃー。卯月は身体の疼きは頑張っても止まらなかったかー」
島村卯月、がんばりました!
ライブ大成功でしたね、プロデューサー。
全員で一緒に歌って踊って、それでファンの皆も笑顔になってくれました。
こうして私が笑顔で居られるのも、プロデューサーのおかげです。
だから、今日はいっぱいお礼させてください!
まず何が食べたいですか?
私は何でもいいですよ、プロデューサーが食べたいもの食べちゃいましょうね。
和食とか優雅ですよね……でも洋食のリッチな感じも捨てがたい……?
ファミレスなんて……はい、ダメです!
せっかくプロデューサーと一緒なのに、雰囲気のあるところじゃないと……ごにょごにょ。
……もー、遠慮しなくてもいいんですから。
……私、ですか?
それはあの、私の手料理が食べたいっていう、その……。
……なんて、わかってます。
多分そう言ってくれるんじゃないかなって、思ってましたから。
えへ、私もちょっと、期待してました。
プロデューサーとの帰り道は二人きり。
繋いだ手と手は最初はひんやりしてたけど、すぐに温まってきました。
足取りは、速くなったり、遅くなったり。
早く抱きしめ合いたいけれど、もう少しこの時間も味わっていたい。
肩を並べて歩くこの時間が、とても好きです。
プロデューサーの家に着いたら、取り出しておいた合鍵を使って、一足先に玄関へ駆け込みます。
それで、靴を脱いでいるプロデューサーにこう言うんです、お帰りなさい、って。
プロデューサーはただいま、って答えてから、私を思いっきり抱きしめてくれました。
空風に晒された小さな身体を、その大きな腕でぎゅうってされると、心の底まで暖まっちゃいます。
負けずに、たくさんたくさん、ぎゅうってし返します。
十分に暖まるまで、ずっと、きつく。
顔から湯気が出ちゃいそうなくらい抱きしめ合った後、恥ずかしくてそのままくっついちゃいます。
でもそれは建前で、ほんとはもっと甘えたいだけ。
いつも頑張ったご褒美に、プロデューサーがたっぷり愛してくれるんです。
今日は私がご褒美をあげるつもりだったけど、これじゃ逆になっちゃいますね。
だけれどそんな事は、今の私たちには、まったく関係無いんです。
私が背伸びして唇を突き出したら、ふたりの距離はゼロになりました。
上着を捨てるように落として、ベッドに誘われるまま連れていかれて、そっと寝かされます。
ちゃんと服を脱いでおかないと皺になっちゃう。
もちろんそんなの、すごく興奮した瞳で私を見下ろす、いつもよりずっと男の人なプロデューサーにはどうでもいいですよね。
そしてそれは、卯月にも同じことです。
服を脱ぐ間も待ちきれないで、お互いの肌を求めて、まさぐり合いが始まります。
裾の隙間から潜り込んできた手が、迷いも無く衣服をずらしていって、胸元まで丸見えになりました。
負けずに、私もプロデューサーのシャツを肌蹴させます。
そうしたら次は、とっておきのブラジャーが守っていた所を見つけられました。
まじまじと見られてしまう前に、プロデューサーの胸に手を添えて、気の赴くままに感触を楽しみます。
私を、何度も何度も抱きしめてくれた胸。
私に、何度も何度も笑顔をくれた人。
なんだか一杯になっちゃって、キスしたいのが我慢できなくなりました。
えへ、ごめんなさい。
不意打ちのキスのお返しに、私の胸はプロデューサーの自由にされちゃいます。
あんまり大きくないんですけど、でもプロデューサーが楽しむのには十分な柔らかさです。
思うままに形を変える弾力と、それに合わせて荒く息を吐く様子が自分でも分かります。
捏ねるように揉みしだいては、頂点の突起を軽く抓ってきて、それが余計に焦るほど身体の熱を高めていきました。
スカートを捲りあげながら、肌の感触を確かめつつ、太ももから手のひらが上ってきます。
指先が柔肌を弄ぶたび、切ないため息が零れては、潤んだ瞳で続きを唆します。
キスも指も止まらずに、とうとう一番奥にたどり着きました。
口の中に迎え入れたプロデューサーの舌は、私のべろとじゃれるように遊びます。
太ももがきゅっと閉じたけれど、プロデューサーは有無を言わさず手を滑り込ませて、下着を器用にずらして直接触れてきました。
ごつごつとした、太くて自分のとは全然違う触感が、大切なところを優しく愛撫します。
さきほど抱きしめ合ったせいで、とっくに暖まった身体は、プロデューサーの愛情表現を敏感に伝えてきます。
隠す暇も無く過敏な部分を擦りあげられて、腰が無意識に2,3回跳ねたのも気にせず、次は膣内に移りました。
繋がったまま離れないふたりの唇から流れ落ちる、どちらの物かも分からない、あるいはふたり分の唾液みたいに。
私の女の子の部分は、焦れったそうに蠢いて、プロデューサーを待ち望んでいました。
しばらくプロデューサーは入り口の、ピタリと閉じた襞の外側で、小さな肉付きを楽しむように遊んでいました。
ちょっと気にしてるお尻側のお肉も、回り道をしてまで感触を楽しんできます。
はやく触ってほしいのと、でも、もうちょっとイロイロ弄られたい欲求とが。
まだ続いてるキスで蕩け始めた頭の中で、ゆらゆら、せめぎ合います。
結局、そのままプロデューサーが悪戯に飽きてちゃんとしてくれるまで、私はその焦らしに耐え続けていました。
ひたすら私の身体を堪能したプロデューサーが、ようやく膣の入り口へ指を添えて。
入っても大丈夫かどうか、反応具合を確かめるころには、とっくに私は疲れきっていました。
穏やかにやってくる気持ちいい波に揺られ続けて、くてんくてんになった様子に、プロデューサーは気を遣ってくれませんでした。
シーツがべとべとになっているのを確認したプロデューサーは、私をうつ伏せにさせます。
きっと洗い立てのマクラを抱えさせて、プロデューサーが乗っかってきました。
いつの間にかふたりの下半身は全裸になってて、すっかり準備万端のおち○ちんが、後ろを振り返った時にちらりと見えました。
プロデューサーは膣から溢れ出た愛液を、自分の性器に塗り付けているみたいでした。
ついでに、私のお尻の谷間にも擦り込みます。
そんなことしなくても、もういいですよ、って言おうと思ったら。
おち○ちんを、膣じゃなくて、お尻に挟み込んできました。
突然圧し掛かってきた重みに、自然と声が出ちゃいます。
ぐいぐい腰を押し付けながら、プロデューサーはお気に入りの位置を見つけて、さっそく、体重を掛けて揺すりだしました。
どれくらい塗ったんだろう、私の恥ずかしいお汁が十分すぎて、プロデューサーはすごく動きやすそうでした。
そのお陰で、プロデューサーのおち○ちんの硬さとか、熱さとかが、全部丸分かりになるくらい、身体がぴったり密着します。
お尻の形が変わるくらい力強く揉みながら、おち○ちんを気持ち良くするためだけの場所にされちゃいました。
プロデューサーが興奮すればするほど、それが快感になって私に覆いかぶさってきます。
動きが早くなってきたら、もともと硬くて熱かったのが、さらに膨れ上がりながら、お尻の中に埋もれていきました。
出すのかなって、焦がれるような期待が、熱に浮かされそうな心の中で生まれます。
でも、それはまた、裏切られちゃいました。
せっかくお尻で気持ち良くなってくれたのに、プロデューサーはおち○ちんを離してしまいます。
もうなんでもいいから、プロデューサーに最後まで愛してもらいたい気持ちが、爆発しちゃいそうでした。
もちろんプロデューサーはそれを分かってて、意地悪なくらい、いじめてきたんです。
そして、この後はきちんと、私のこと、たくさん愛してくれるんです。
たくさんいじめられて悦んでしまった私の身体は、プロデューサーの受け入れ準備が十分すぎるくらい整っていました。
膣口に添えただけで飲み込まれるように、プロデューサーは私と繋がります。
何の抵抗も無しで、むしろ迎え入れるみたいに、全身がびくびくと震えました。
やっとひとつになれた喜びで、私は幸せの天辺まで登りつめていきます。
今度は奥深くまで繋がって、お尻にプロデューサーの体重が圧し掛かります。
汗ばんだ肌と肌が隙間も無いくらいくっ付いて、さらにベッドに押し付けられて、私はおかしくなりそうなくらい、気持ち良くなっちゃいました。
ちょっとの間、プロデューサーは密着したまま腰を擦り付けるだけの、大人しい動きしかしませんでした。
さっきお尻で楽しんでたから、きっとすぐに出ちゃいそうだったからです。
それでも私は、みっちり拡げられた女の子の部分の動き一つ一つに、押し殺した声で反応しちゃいます。
我慢しても出ちゃうから、マクラに顔を押し付けて、逃げるように堪えます。
プロデューサーの本気は、すぐにやってきました。
耳元で深呼吸が聞こえたかと思うと、腰が大きく引かれます。
抜けちゃう、って思った瞬間、一気に元の位置まで貫かれました。
頭の芯まで気持ち良い電気が流れて、思わず仰け反るほど身体が跳ねちゃいました。
あとはその繰り返しで、抜いては挿して、挿しては抜いての運動です。
叩き付けられるだけで、ばちん、ばちんとお尻が波打って、ベッドがぎしぎしと音を立てます。
もう我慢しなくていいんだよね、プロデューサーも、私も。
最後は私の全身に圧し掛かって、正真正銘ふたりの距離がゼロになります。
味わったことの無い快感が体中を暴れまわるのを感じながら、子宮に溜まっていく精液の熱に絆されます。
離れることのできない、魅力的な欲求にどうやって逆らおうか考えながら、プロデューサーの体温で温められます。
そういえば私、新年のとき、いっぱいお願いしたんです。
プロデューサーといっぱいお仕事できますように、プロデューサーとずっと一緒にいられますように。
プロデューサーと、幸せな家庭が築けますように、って。
叶えちゃいます……えへへ♪
ちひろ「『子作りも、子育ても頑張ります! えへっ♪』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「卯月はそんなこと頑張りません」
ちひろ「頑張り屋だからこそ『彼だけのアイドル・島村卯月 ~大好きなあなたと笑顔ではいピース、えへっ♪~』」
P「頑張る方向性も大事なんですよ?」
ちひろ「プロデューサーさんも頑張っちゃいますか?」
P「可愛い女の子のためならそりゃもう」
ちひろ「頑張ってくださいプロデューサーさん! えへっ♪」
P「あ、これは頑張れそう」
モバP「あちゃー。美嘉は尋常じゃないくらいキスが好きなアイドルだったかー」
多分アタシは今、これまでに無いくらい緊張してると思う。
添い寝する体温が、燃えるように熱く感じられる。
お風呂から上がって大分経つのに、未だに身体の熱は収まらない。
むしろ、なんか他の火照りが、アタシの中で燻ってるって感じ。
多分……ううん、間違いなく……隣で寝てるプロデューサーのせい。
プロデューサーは初めて家に来てから、週末はお泊りしてくれるようになった。
莉嘉もママも、プロデューサーが泊まる日はすごく嬉しそうだし。
アタシも……もちろん嬉しい。
でも、それ以上に。
緊張、する。
莉嘉と3人で寝ようねって言ってたのに……。
なんかいつの間にか、アタシ達だけで寝る羽目になってるし!
こんなの聞いてない……でも予想はしてた。
きっとこういう風に、プロデューサーとふたりきりになるチャンスが来るって。
心のちょっと隅っこで、期待してた。
だからね、もう寝たふりしてないで……背中向けてないで、もういっそのコト。
ガバッといっちゃおう。
そう、莉嘉みたいに「がおーっ★」って!
そんなこと考えてたら、既に身体は行動してた。
布団の中をごそごそ寝返りして、プロデューサーの身体に身を寄せる。
照れくさくって、恥ずかしくって、離し気味だった肌の温もりが、強くなった。
プロデューサーも心なしか寄り添うように身をよじる。
やっぱり、起きてたんだ。
莉嘉はとっくに遊び疲れて自分の部屋で眠ってるし、家の中はすっかり静まり返ってる。
薄暗い部屋で密着した男女の身体だけが、うるさく騒いでる。
布の擦れる音だけがしばらく耳を塞いで、その隙間に息遣いがすり抜けてきた。
深呼吸するように努めてるけど、でも抑えきれない期待の衝動が漏れ出てる。
アタシだけじゃない、プロデューサーも同じ気持ち。
お気に入りのパジャマ一枚挟んで、温かい手のひらがそっと触れてくる。
肩に置いて、一間待ってから腕へと降りていく。
腕枕に収まっていた頭を持ち上げて、アタシはそっとキスをおねだりする。
ちゅっと交わった唇が震えて、まだまだ物足りないと物語ってる。
それはお互い様だから、どちらからともなくもう一回。
唇がべとべとになるくらい求めあったあと、起き上がるのも億劫に、お互いの服を脱がせる。
ひどくもどかしい時間が過ぎ去って、下着姿の身体をまさぐる。
肌と肌が擦れ合うたびに、男女の熱が否応無く膨れ上がっていく。
男性らしい体つきをしたプロデューサーの体温は既に、平熱だけじゃない何かで昂ぶっていた。
脚と脚も絡み始めると、邪魔くさい布団を跳ね除けて、プロデューサーが全てを露わにしてくる。
張り詰めた男性器が惜しげもなく膨張してて、ちょっと苦しそうに見えた。
添い寝するようにプロデューサーにしな垂れかかって、その男性の象徴に触れてみる。
指先が当たっただけでびくりと反応するほど、期待されてるみたい。
手のひらに唾液を垂らして、性器全体に塗りたくると、ぴちゃぴちゃと淫靡な音がする。
手の腹全体で撫で回したり、筋張った部分に沿って滑らせると、腰が浮くぐらい堪えきれてない。
だんだん乾いてきた唾液に代わって、少しずつ我慢汁が溢れてくる。
先っぽの柔らかいところに塗して、擦りあげるように上下させるだけで、プロデューサーは可愛い顔を見せてくれた。
プロデューサーはどれだけ責められても、キスだけは止めようとしない。
性器を弱く握って、軽く扱くと我慢も出来ない感じ。
もう息も絶え絶えになってきたから、そろそろ出ちゃうのかなって思った矢先。
アタシと体勢を入れ替えるようにして、プロデューサーは反撃に出た。
ベッドに押し付けられる形で寝かされて、何か言おうとする前に唇を塞がれる。
いつもお決まりのパターンだ、これ。
毎回、プロデューサーはアタシを気が済むまで責めるのが好き。
アタシも、プロデューサーにとことん責められるの、好き。
胸を優しく撫でながら、ショーツごとクロッチに手を添える。
張り付いた大きな手の体温以上に、アタシの中で期待が熱を帯びていく。
ショーツの向こうに手が滑り込んで、茂みの奥にある小さな突起にぶつかった。
プロデューサーはそれを壊れ物を扱うように丁寧に摘んで、ゆっくり力を込めていく。
それだけで頭の中が真っ白になりそうなほど、アタシの身体はこの刺激を覚えこまされてた。
初めの反応にプロデューサーは満足して、次はもうちょっと強めに、クリトリスを弄り始めた。
腕枕するみたいに抱え込んで、温かい手がアタシの頭をいいこいいこするように撫で続ける。
すぐ近くにある唇を求めて、アタシはねだる。
ヴァギナに慎重に埋まっていく指を、漏れ出す愛液と喘ぎ声でお出迎えする。
プロデューサーは求めるたびに応えてくれて、上も下もぐしゃぐしゃになるまで、おねだりした。
たった1本の指を、身を強張らせて締め付けるのを、プロデューサーは丹念に解していく。
入り口のところで止まって、この後のために膣口をじっくりと拡げる。
それとは別に、上側の、少し愛液の濃いところを引っ掻いて、襞を弾くと、あふれ出した液体が太ももを伝ってきた。
すぐさま身体の奥から、何か抗えない痺れが近づいてくる。
何度も何度も味わってきた、プロデューサーに味わわされてきた感覚。
逃げようとすればするほど、プロデューサーは動きを早めて、アタシを追い詰める。
そしてあっという間に、怖いほど魅力的な欲望が、アタシの全身を波打たせた。
うっとりするような余韻に浸るアタシをよそに、プロデューサーはショーツをするすると取り去っていく。
涎のように愛液を滴らせるそこに、自身をそっとあてがうと、抵抗無く繋がり合う。
むしろお出迎えするみたいに、膣襞のひとつひとつがうねりながら、おち○ちんに吸い付いてる、気がする。
プロデューサーの形をすり込まれながら、一体になる心地良さを受け入れていく。
アイドルとプロデューサーじゃなくて、男の人と女の子として。
腰を引くタイミングに合わせて、息を吐くと、背筋をぞくぞくと電流が走る。
今度は押し込まれるのを堪えながら、プロデューサーの腰に回した脚を引き寄せる。
抜き挿しするごとに、プロデューサーのが大きくなっていって、全身に走るびりびりした感じも強くなる。
何度も繰り返すキスは止まらない。
このままずっと繋がっていたいくらい。
プロデューサーが好きで好きでたまらない。
もう自分だけじゃ制御できない気持ちが、心の中で暴れていく。
プロデューサー、好き、大好きだよ。
プロデューサーの背中に回した両手に力がこもる。
お腹の中で膨らみ始めたプロデューサーのが、一気に硬くなって、アタシの奥の奥にキスしてきた。
一度ビクって震えると、溶けてしまいそうなくらい熱い精を吐き出していく。
じわりじわりと登りつめてきてた痺れが、アタシの意識をこつんと叩く。
その瞬間、アタシの身体が大きく跳ね上がって、声にならない声をあげる。
がくがく揺れる意識とは逆に、体中がぴーんと張り詰める。
日付が変わって落ち着くまで、プロデューサーはずっとアタシを抱きしめててくれた。
へへ……そういうとこ、大大だーい好き★
ちひろ「『まったく……JKアイドルが大好きとか、プロデューサーはえろえろだなー★』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「JKアイドルに夢見すぎです」
ちひろ「『彼だけのアイドル・城ヶ崎美嘉 ~美嘉と目指そ★えっちのカリスマ~』」
P「自分は紳士のカリスマ目指しますから」
ちひろ「ちなみにこれは紳士の必須アイテムですよ!」
P「じゃあ買います」
ちひろ「紳士過ぎます」
モバP「あちゃー。愛梨は暑いのも熱いのも駄目だったかー」
Pさん……あの、いつまで私抱っこされてるんですか?
いつまでもじゃないですよー、もー!
いきなり抱きついてきたと思ったら何時間抱っこしたままなんですか!
私、てっきりそういうことかと思って、ずっと緊張したままだったのに。
暑くって熱くって、我慢できないくらいで……。
何が、って……もう、知りません!
Pさんは意地悪すぎます!
なんですか、言い訳ですかー?
……愛梨が服を脱がないようにするための練習?
そ、そうだったんですか!?
ごめんなさい、私うっかり、Pさんがいちゃいちゃしたいだけかと思ってて……。
えへへ……流石Pさんですね~。
じゃあ、さっそく、我慢比べです。
シンデレラガールなんですからね、負けません!
はー……はぁー……ごめんなひゃいぃ……愛梨の負けでふ……。
お願いですから逃がしてくださいぃ……。
暑いよお……ていうか、Pさんのせいです、こんなの……。
私を後ろから思うがまま抱きしめるPさんに、恨みがましい視線を送るけど、涼しそうな顔が許せませんねっ。
これはあれです、私の部屋がちょっと暑すぎるのがダメなんです!
だからちょっと暖房切りましょうね、そうしましょう!
じゃあ切りに行きますから、まずは放して貰えますか?
暖房切りに行くだけです。
逃げませんから、ねっ。
あの……Pさん?
そろそろ放して貰わないと、ほんとに、変な気分に……。
だって、ずっとPさんに抱っこされてたから、私ドキドキしっぱなしなんです。
それにほら、お互いにちょっと薄着過ぎないかなって思うし。
私はタンクトップとホットパンツだし、普段着ですけど、Pさんは下着にシャツだけだから……。
なんか、途中から意識しちゃって……なのに、Pさんは何もしてこなかったから。
余計に、私だけが楽しみにしてるみたいに、思われそうで。
な、なんで愛梨がえっちな女の子なんですか!
もー、なんでもいいから抱っこやめですやめー!
Pさんがそういうこというなら、私だってそれなりの対応しますからね。
えへへ、怖いですかー、怖いですよねー。
何でも言うこと聞いてくれたら、許してあげます。
そうですね、じゃあまずは抱きしめるのをやめてくれたら……。
えっ、無理?
じゃあ無理にでもやめさせますー!
ごめんなひゃいぃ……愛梨が悪かったですからぁ……。
もうぎゅうってするのやめてぇ……。
すりすりもだめですってばぁ……くんくんはもっとだめっ。
嘘なんです……ほんとはこのままが良かったんですぅー。
だってだって、汗かいたから、シャワーだけでもって……。
じゃないと、暑いだけじゃなくて、どんどん熱くなる私の身体が、ほんとに耐えられなくなっちゃいます。
すっかりのぼせきった愛梨の頭を、Pさんの大きな手が、わしゃわしゃと撫でます。
これは、ごめんねっていう気持ちと、お詫びするからって気持ちが込められてるんです。
乱暴なくらいに掻く手の動きが、少しずつ穏やかになっていって、あやすみたいに髪を梳き始めました。
あっという間に宥められた私の身体は、もうPさんに逆らうことはしなくなります。
これからPさんの、可愛いシンデレラにされるために。
愛梨は脱力して、Pさんにぐったりもたれ掛かっていました。
Pさんは苦にもせずに抱きとめたまま、無抵抗な胸に手を伸ばします。
タンクトップを押し上げる大きな膨らみは、柔らかな弾力で彼の愛撫を受け止めます。
思うがままに沈み込んだ指が、複雑に力を込めながら、丹念に胸をマッサージしました。
揉まれれば揉まれるほど大きくなっていくから、困るけど、でも、ちょっぴり嬉しいです。
捏ねては掬うようにして持ち上げたり、敏感な部分に触れそうで触れない距離で指先をなぞったり。
愛撫なのか、遊んでいるのかどうか怪しい動きです。
でもそれが歯がゆいようなもどかしいような、変な気分にさせられちゃいます。
服越しの感触じゃ満足できなくて、タンクトップの中に腕が潜り込みました。
しっとり汗を含んだ肌が、吸い付くようにPさんに反応します。
たった一枚の服なのに、その下で、とっても熱い何かが動き回っては、たまに針を刺すように刺激を与えてきます。
愛梨の身体を好き勝手にまさぐる手の動きは、すぐに理性を失くしてしまいました。
Pさんの抱擁は、抱きしめるというより、何かあっても私を逃がさないための拘束になっちゃってます。
それぐらい、私のことを欲しがってて、それを証明するかのように、腰の、お尻に近いところに感じる感触がありました。
無理して顔を回して、Pさんのキスをおねだりするのは、いけないことじゃないですよね。
私の部屋で、今日最初のキスなのに、舌まで絡め合って、愛梨はいけない子になっちゃいます。
唾液を混ぜ合わせるようなキスにまで続いて、最後に透明な橋を架けておしまい。
だって、Pさんの手が胸から離れて、脇から腰のくびれを啄ばみながら、ホットパンツに掛かったから。
だけどたくさん汗を吸ったホットパンツは、中々脱げそうにないみたいです。
軽く腰を浮かせても、引っ掛かってうまく脱げません。
Pさんが、一度立ってから机に伏せるように言いました。
言われたまま後背を見せて机に伏せると、Pさんがホットパンツをするすると脱がせました。
ショーツも一緒に脱がされて良かったです。
きっと、汗だけじゃないものが、見せられないくらい染み込んでたと思うから。
でも安心する時間はありません。
Pさんにすっかり火照らされた下半身は、指先ひとつ突付いただけで跳ねるほど、敏感になっちゃってます。
ぷっくり自己主張するお尻も、汗を帯びたまま、Pさんの視線を独り占め。
おっぱいと同じように、いっぱい可愛がってもらいます。
緊張を解すために、人差し指がつぷりと膣に埋まっていきます。
半分くらい入ったら、入り口を広げるみたいに円を描いて動きます。
止め処無く愛液が溢れ出てくるのにPさんが気付くまで、そう掛かりません。
一度根元まで指が埋まると、脚がかくかくと揺れて、次の愛撫を求めます。
膣の具合を確かめたら、名残惜しそうに指が引き抜かれて、お尻の方に移ります。
最初は優しく撫でる手つき。
次に指先に力を込めて、特に吸い付く部分は積極的に。
そして手のひら全体で捏ねるような手つきになると、私もちょっとだけ声を押さえきれなくなります。
形が変わっちゃうくらい強くお尻を捏ね回して、手の腹に包み込みながら、お尻を堪能します。
さっきまで私を抱きしめていたのと同じくらいの強さで、お尻を掴んで離しません。
Pさんは、私の身体を夢中になって味わいました。
やがて、恥ずかしそうにふりふり揺れるお尻を、その両手でしっかり捕まえます。
逃げるみたいにふら付いていた下半身はもうPさんに手篭めにされて、まともに立てそうにありません。
倒れたりしないように、Pさんが支えとなるように、下着を脱ぎ捨てて腰を近づけます。
先っぽが触れる感覚がして、半分虚ろだった意識が飛び起きちゃいました。
繋がる瞬間を待ちわびて、胸がどきどきと高鳴っていきます。
……でも、いつまで経っても、Pさんは私の期待に応えてくれません。
自分から腰を突き出していっても、腰を引いて逃げちゃいます。
拗ねた視線を送っても、知らん顔する。
Pさんのそういうところ、キライですっ。
それでも絶対に逆らえないから、意地悪な表情に唆されて、言うんです。
おねがいします……愛梨の、おま○こに……Pさんのおち○ちん入れてくださいっ!
はっきり大きな声で、きちんと伝わるように。
すると、待ち焦がれた一体感が、私の下腹部を押し上げるようにして伝わってきました。
私の厭らしいおねだりを聞いたPさんは、迷うことなく全力で腰を叩き付けました。
はしたなく黄色い声に負けないくらい、大きな音でお尻のお肉が弾けます。
赤ちゃんができる部屋の手前で止まって、Pさんのおち○ちんと一番奥の行き止まりがキスをして。
途中の襞々をひとつ残らず引っ掻きながら、熱い棒が限界まで引き抜かれます。
意識まで掠め取られそうな快感に、私は尾を引く喘ぎ声をあげることしかできません。
そして、Pさんが気持ち良くなるための時間がやってきます。
さっきまでとは違う、私の身体をただ堪能するためだけの時間。
出来る限りおち○ちんを気持ち良くして、一瞬でも多く快感を味わう時間。
ひたすら腰を前後させて、たとえ愛梨が啼いて許してって言っても、絶対に許したりしない。
どんなことがあっても、愛梨だけは離さないで、最後まで捕まえたまま。
両手はしっかり腰を引き寄せて、少しでも深く繋がって奥に奥に、自分の赤ちゃんを産んでもらうために。
脚ががくがくと震えだしたら、Pさんは愛梨の上半身を起こして、思いっきり抱きしめながら愛し続けます。
乱暴に押し寄せる刺激が、私の頭の中から羞恥心とかそのほか色んなものを洗い流していきました。
一方的に叩きつけられる快感に一生懸命応えながら、Pさんから貰えるもの全部を拾っていきます。
抱きしめるついでにぎゅっと掴まれてる胸とか、耳元で囁くPさんの息遣いや、砂糖より甘い愛の言葉とか。
ひとつひとつ大事に仕舞い込んで、全部拾い終わったら、最後の仕上げ。
沸々とせりあがってきた衝動を頑張って押さえ込んで、Pさんの射精まで我慢ですっ。
私だけ勝手に一番気持ち良いところまで達したりしたら、ほんとのほんとにおかしくなっちゃう。
Pさんが出すまで、出すまで待って私の身体、あと少し。
お腹の中で、大きく硬く熱く、おち○ちんが限界まで気持ち良くなった瞬間。
Pさんに先立って私は一人で達して、全身を強張らせながら、なお高まっていく快感に、もう身を任せちゃいました。
そんな私を痛いくらい抱きしめながら、名前を、何度も何度も呼びながら。
私の一番大切なところに、Pさんの赤ちゃんの素がたっぷり、注ぎ込まれます。
みっちりと隙間なく繋がったふたりは、永遠かと思うほど長い間、交わったまま。
やがてゆっくり結合が解かれると、私は倒れそうになっちゃいました。
そうならないように、ずっと抱きしめててくれたPさんが、優しく唇を奪いにきます。
それに応えたら、私はまだまだ、シンデレラでいられそう……ですねっ♪
ちひろ「『12時までたっぷりありますから、まだまだ愛してくださいね、Pさん♪』」
P「おい」
ちひろ「はい」
P「愛梨はシンデレラガールなんですよ」
ちひろ「『彼だけのアイドル・十時愛梨 ~12時過ぎても、あなたのプリンセス!~』」
P「あのですね」
ちひろ「はい、なんですか?」
P「あれはもうアップルパイじゃなくて、メロンパイだと思うんですよ」
ちひろ「そ、そうですね……」
P「……」
ちひろ「……えっ、それだけですか?」
P「そうですけど」
ちひろ「もっと、他に何かこう……ないんですか?」
P「何かって、何ですか」
ちひろ「それはその……い、言えませんよ、もう! プロデューサーさんのバカー!」
P「あ、逃げた……いったい何だったんだろう……」
983 : VIPに... - 2013/12/09 03:23:57.92 qqB+1//40 491/491
おしまい
ちょっと遅れたけど愛梨誕生日おめでとう
8ヶ月って早い
しぶりんも響子もレイナサマも容量の都合上カット
みくにゃんとはるにゃんとキス魔さんのステマすごかった
年末は加奈ちゃんの上顎中切歯ぺろぺろするつもりだったんだけど
なおかれはいつか書きたいって思ってたら>>365-366がなんか面白かった
個人的に若林ちゃん辺りが全盛かなと
あとは雑談ででも大人組少ねえ抗議ででも埋めてください