1 : VIPに... - 2013/11/30 18:34:48.31 zSEgV+rQ0 1/29

のんびりと書いていきます 一応続編です

新田美波「すごく...キスしたい...」
https://ayamevip.com/archives/56314608.html

鷺沢文香「身体が...熱い...」
https://ayamevip.com/archives/57997209.html

よろしければどうぞ

元スレ
高垣楓「キス...好きなんです...」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385804088/

4 : VIPに... - 2013/11/30 18:40:06.53 zSEgV+rQ0 2/29

ちひろ「それじゃプロデューサーさん、戸締りお願いしますね?」

「ええ、わかってます」

ちひろ「あと、あんまり無理しちゃダメですよ?」

「大丈夫ですよ、ちゃんと帰りますから」

ちひろ「この間もそう言って結局泊まりになったじゃないですか」

「今回は大丈夫です...多分...」

ちひろ「程々にしといてくださいね、それじゃお疲れ様でした」バタン

「お疲れ様でしたー」

「さーてと....」カタカタカタ...


ガチャッ


「んっ、忘れ物ですか?」

「...いえ、違いますけど...?」

「あっ、なんだ楓さんか...」

5 : VIPに... - 2013/11/30 18:45:49.63 zSEgV+rQ0 3/29

「むぅぅ...なんだとはなんですか」プクーッ

「ああ、すいません...ちひろさんと勘違いしちゃって...」

「プロデューサー、まだお仕事してるんですか?」

「ええ、今日中にやっておきたい仕事があるので....」

「でも、こんな時間ですよ?」

「ええ、ある程度メドがついたら帰りますけど....」

「ふーん...」

「ところで楓さんはこんな時間にどうしたんですか?」

「私は買い物の帰りに近くまで寄っただけです、そうしたら事務所の電気がついてたので...」

「ああ、なるほど」

「せっかくなのでプロデューサーさんがお仕事終わるまで待ってようかな...」

「えっ?いいですよ、どうぞお帰りになっていただいて....」

「へぇ...」

「な、なんですか?」

「私と一緒にいたくないんですね...」

6 : VIPに... - 2013/11/30 18:54:45.24 zSEgV+rQ0 4/29

「べ、別にそういうわけじゃ...」

「ふーんだ、いいですよー、そんなにいやだって言うなら出て行きますから...」

「だ、だから違いますって!わかりました、いてもいいですから!」

「じゃあお言葉に甘えて♪」

「まったくこの人は...」

「ふふふっ、お仕事がんばってくださいね」

「はいはい...」



カタカタカタ...



「えーっとここは...」

「....」ジーッ

「よし、これで....」

「ねえプロデューサー?」

「んっ、なんです?」

「キスしませんか?」



「....はっ?」

11 : VIPに... - 2013/11/30 19:04:08.26 zSEgV+rQ0 5/29

「キスです、チューです、接吻です」

「いやいや知ってますよそれくらい、どうしたんですか急に?」

「今までずっと隠してたんですけど、実は私....」

「キス...好きなんです...」

「は、はぁ...」

「だから、しませんか?」

「しません」

「ぶーぶー、けちー」

「ケチで結構です、ダメなものはダメ」

「どうしたもですか?」

「どうしてもです」

「.....」シュン...


(どうしたんだろう楓さん....)

(いつも冗談を言ってくるけど普段ならあんな事いわないのに...)

17 : VIPに... - 2013/11/30 19:34:15.33 zSEgV+rQ0 6/29

「....」カタカタ...


「....」ゴソゴソ...

「あっ、これでいいかな...」


テクテク...


「プロデューサー?」

「今度はなんですか?」

「チョコレート食べませんか?」

「チョコレート...」

「ちょこっと糖分を取ったほうが効率が上がると思います...ふふっ♪」

「はぁ...ありがとうございます、それじゃいただき....」

「ふふふっ♪」パクッ


ダキッ!


「...んんっ...!?」

「ちゅう....ちゅうう....はむっ...」

20 : VIPに... - 2013/11/30 20:59:12.81 zSEgV+rQ0 7/29

「んっ...」

「ちゅっ....ぷぁ...んんっ...」

「はぁ...はぁ....」

「ぷはっ....どうですか?糖分、取れました?」

「か、楓さん....」

「うーん、まだ足りないみたいですね...ちゅっ...」

「んぅ....」

(あ、甘い...)

(チョコレートだけじゃなくて....)

(楓さんの匂いと...キスで...クラクラする....)

「んちゅう....あふっ...」

「楓さん...もう...」

「ダーメ♪」

21 : VIPに... - 2013/11/30 22:52:19.52 zSEgV+rQ0 8/29

「ちゅっ...んぐ...」

「んんっ....んむぅ...ちゅううう....」

(楓さんの舌...すごい...)

(別の生き物みたいに動いて....)

(口の中...舐め回されてる...)


「ぷはっ....」

「はぁ...はぁ...」トローン

「ふふっ、味わってもらえたみたいですね....」

「か、楓さん....」

「当分、糖分はいらないかな.....ふふっ♪」

「だ、ダメですよ....こんなこと....」

「そうですね...じゃあ今日はここまでにしておきます...」

「き、今日って...そういう問題じゃ...」

「甘い物の取りすぎはよくありませんから、ねっ?」



「それじゃあプロデューサー、また明日♪」

「あっ...」


(なにも言い返せなかった...)

(楓さんがあんなことをするなんて....)

28 : VIPに... - 2013/12/01 09:49:04.30 MnTlVbCm0 9/29

-----


(昨日の楓さん、絶対に変だ...)

(前からなにを考えてるか分かりにくい人だったけど....)

(あんな....キ、キスをする人じゃなかったのに....)

「うーん....」

早苗「ちょっとPくん、なに難しい顔してるの?」

「あ、早苗さん...」

あい「なにか悩み事かい?私でよければ相談に乗るよ」

「いえ、その....なんでもないです...」

早苗「なーによ、ウジウジしちゃって!そういう時は飲むに限るわ!」

あい「やれやれ、早苗さんはなにかあるとこうだな...」

早苗「というわけで、今夜付き合ってよね♪」

「はいはい...」

「あら、なんのお話ですか?」

早苗「Pくんと飲みに行くって話よ、楓さんも来る?」

あい「大勢の方が楽しいと思うよ?」

「そうですね、じゃあご一緒します」

「か、楓さん....」

「よろしくお願いしますね、プロデューサー♪」

31 : VIPに... - 2013/12/01 10:29:25.07 MnTlVbCm0 10/29

------

ガヤガヤ...


早苗「あっはっは!ほーらPくん、もっと飲みなさいよー!」

「さっきから飲んでますから....」

早苗「まだまだ飲めー!」

あい「早苗さん、もうその辺にしておいた方が....」

「ふぅ...美味しい♪」

早苗「ほらほら、お姉さんがお酌してあげるから♪」

「ま、まだコップに残ってますって...」

早苗「じゃあ飲んじゃってよ、グイッと!」

「あ、あいさん....」

あい「すまないP君、こうなるともう私の手には負えないよ...」

早苗「なによ、こんな美人たちに囲まれて不満でもあるっていうの!?」

「いえいえ、不満なんてそんな....」

早苗「む~、とりゃー!」ダキッ!

「もがっ!」

早苗「ほーら、今日は出血大サービス!お姉さんのおっぱいの感触を顔面で受け止めなさい♪」

「ちょっ....苦し...息が...」



「.....」ジーッ

32 : VIPに... - 2013/12/01 10:49:04.85 MnTlVbCm0 11/29

「さ、早苗さん....く、苦しいです....」

早苗「ふふ~ん、どう?まだまだ捨てたもんじゃないでしょ?」グイグイ

あい「もうそこまでだ、P君が苦しそうにしている」

早苗「うーん、じゃあ話してあげよっかな」パッ

「はぁ...はぁ...死ぬかと思った...」

早苗「これで死んだら男冥利に尽きるってものよね♪」

「死んでも死にきれませんって....」

あい「悪ノリが過ぎるよ早苗さん、もう飲まない方がいい」

早苗「なに言ってるのよ!夜はまだまだこれから!」

あい「やれやれ....んっ?どうかしたかい楓さん」

「いえ...少し飲み過ぎたみたいで...」

「大丈夫ですか?」

「ゴメンなさい...プロデューサー、ちょっとそこまで付き合ってもらえませんか?」

「ええ、ほら肩を貸しますから...」

「ありがとうございます....」

「ちょっと外の風に当たらせてきます」

あい「ああ、よろしく頼むよ」


テクテク...

33 : VIPに... - 2013/12/01 11:13:57.82 MnTlVbCm0 12/29

早苗「あれー?Pくんどこ行ったー?」

あい「楓さんの介抱をしているよ、もうそろそろ....」

早苗「えっ、なんでー?」

あい「酔っぱらったら誰かが介抱しなければならないだろうに...」

早苗「でも楓さんこれくらいじゃ酔わないわよ?」

あい「今日はたまたま酔ってしまったんだよ、きっと」

早苗「そっかなー?いつも日本酒ガンガン飲んでもケロッとしてるのに....」

あい「楓さんだって人間だ、体調によっては酔いやすくもなるさ」

早苗「どうかしらね?意外と外でヨロシクやってたりして♪」

あい「それはさすがにないだろう、いくらなんでも....」





「ちゅう....ちゅっ...ん~...」

「か、楓...さん....んぅ...」

37 : VIPに... - 2013/12/01 13:06:11.13 MnTlVbCm0 13/29

「ふあっ....ちゅう...ちゅぷっ...」

「楓さん...ぐ、具合が悪いんじゃ....」

「んぅ...そうです....具合が悪いから....こうしてるんです....」

「そ、そんなの....」

「プロデューサーと...キスしてると....落ち着くんです....んんっ...」

「だから...このまま...キスさせてください....ちゅうう....」

「だ、ダメですよ....誰か来たら....」

「その前に終わらせますから....んむっ....」

「か、楓さん...」

「ちゅっ....いやですか?」

「い、いやとかじゃなくて....」

「さっきだって...早苗さんの胸で...デレデレしてたくせに....」

「あ、あれは....」

「どーせ私は....んんっ...ちゅっ...あんなに胸ないですよーだ...」

40 : VIPに... - 2013/12/01 14:22:10.93 MnTlVbCm0 14/29

「べ、別に胸は....」

「プロデューサーは....胸の大きな人が....んんっ....好きなんですね...」

(ヤバい...楓さん、怒ってる....)

「ち、違いますって....んっ...」

「ちゅうう...私だって....」スッ...


ムニュッ


「っ!?」

「少しは.....あるんですから.....」

(や、やわらかい....)

「あんっ.....どうですか?」

「だ、ダメです...こんなの....」

「プロデューサーの事は....私が...んむぅ...一番好きなんです...」

「胸がないのは....ちゅうう....無念ではありますけど....」

「だからって....他の人に....プロデューサーを...あげたりしませんからね...」

「んんっ....か、楓さん...」

「好きです....プロデューサー...ちゅぷっ...はむっ...」

43 : VIPに... - 2013/12/01 14:39:14.11 MnTlVbCm0 15/29

「か、えで...さん...」

「好き....好き...」

(楓さんがこんなに激しいキスを....)

(胸....とってもやわらかい....)ムニッ

「あっ....もっと揉んで...いいですよ?」

(ヤバっ...そんなこと言われたら....)


あい「P君、大丈夫かい?」


「っ!!」



あい「んっ?そこにいるのか?」

「は、はい!大丈夫です!」

あい「ああ、いたいた、ずいぶん時間がかかっているようだから心配で見に来たんだが...」

「はい....ありがとうございますあいさん....」

あい「もう大丈夫なのか楓さん?」

「ええ...プロデューサーがお世話してくれましたから、ねっ?」

「は、はぁ....」

あい「それならよかった、ところでそろそろ早苗さんの相手するのをP君とバトンタッチしたいんだが...」

「わ、わかりました....すぐに行きます」

あい「すまない、よろしく頼むよ....うぅぅ、明日の仕事は大丈夫だろうか....」フラフラ...



(あ、危なかった....)

「残念でしたね、プロデューサー?」

「ざ、残念って....」

「続きはまた今度....ですね♡」

45 : VIPに... - 2013/12/01 15:21:13.27 MnTlVbCm0 16/29

-----


「はぁ....」

(楓さん、色っぽかったなぁ....)

(胸も柔らかくて...)

(吐息も表情も妙にエロくて...)

(いかーん!なに考えてんだ俺は!!)



「プロデューサー♪」

「うわっ!ビックリした!」

「ふふっ、プロデューサーがおもしろい動きをしてたからしばらく観察しちゃいました...」

「...ちょうどよかった、楓さんちょっとお話が...」

「あら、なんですか?」

「いいですか?楓さんはアイドルなんです、最近人気も出てきてお仕事も増えてますよね」

「もう少し自分がそういう立場だという事を自覚してください」

「楓さんはいつも俺をからかって楽しそうにしてますけど....」

「.....」

「楓さん?」

「やり直しです」

「やり直し?」

「楓、でお願いします」

「はい?」

「か・え・で、です、はいリピートアフターミー」

48 : >>47 そこに気付くとは... - 2013/12/01 16:07:42.23 MnTlVbCm0 17/29

「いや、あの...」

「むぅぅ....いやなんですか....」

「だ、だって...」

「プロデューサーと私は同い年なんですよ?遠慮する事ありません」

「しかしですね....」

「か・え・で」

「か、か....」

「楓....」

「....もう一回...」

「か、楓...」

「ふふっ、よくできました♡」ダキッ

「んんっ...また...」

「ちゅうう...ちゅっ....んふふ♪」

51 : VIPに... - 2013/12/01 16:35:49.39 MnTlVbCm0 18/29

「キス...ちゅっ...」

「ちゃんと楓って呼んでくれたから...ちゅうう....ゴホービです...」

「楓さん...」

「んっ....元に戻ってますよ?」

「か、楓...ダメですって...」

「いやです....ちゅっ....あふっ...」

「ほ、本当に....」

「じゃあ...もっといっぱい呼んでください...楓って...」

「か、楓...」

「んちゅっ....もっと...もっと呼んで....んむっ...」

「楓...楓...楓っ!」

「んんっ...嬉しい...」

「も、もう...やめっ...」

「まだです...んふっ...楓、愛してるって....言ってください...」

「そ、それは...」

「言わないと...オシオキしちゃいますよ...ちゅううう...」

「うあぁ...く、首は....」

「ちゅううう...いっぱい....痕つけちゃいますから....ちゅうううう...」

「か...えで....あ、愛してる!」

「...んっ...私も....んぅ...ちゅっ...」

59 : VIPに... - 2013/12/01 17:25:11.13 MnTlVbCm0 19/29

ちゅっ....ちゅう...


(どうしてこうなった....)

(事務所で仕事してたら....)

(楓さ...楓にキスされて...)

(今もソファーでキスしてる...)

(キスしてる楓は....すごくカワイイ...)

(ダメなのに...いつの間にか抱きしめてるし...)

(しかもこの体勢はいわゆる...対面座位ってやつで....)



「んんっ...Pさん...ちゅっ...」

「んむっ....楓...」

「好き....愛してます....ちゅうう...」



(いつもと違う...楓の荒い息遣い...)

(色白の肌がほんのり赤くなって、すごく艶っぽい..)

(楓の身体は、抱きしめたら折れそうなほどに華奢だ....)

(だから強く抱きしめるのを躊躇してしまう...すると...)



「ちゅぷっ....もっと強く....抱いて....」


(その言葉を聞いて腕に力を込めると...)



「ちゅっ....ちゅうう....ひゃぅ....」



(楓の舌はますます俺の舌へと絡みつくんだ....)

61 : VIPに... - 2013/12/01 18:24:07.12 MnTlVbCm0 20/29

「楓...」

「はむっ....んんっ...」スルッ...

(ヤバい!上着を脱ぎ出した!)

「だ、ダメだ楓...それだけは...」

「ぷはっ....ワガママはダメですよ....んぅ...」

「ダメだ...誰か来たら...」

「大丈夫です....多分...」

「た、多分って....」

「....したくないんですか?」

「っ...」

「私は...したいな...Pさんと...」



(ああ...ダメだ...)

(楓のこの不思議な瞳を見てると....)

(逆らえなくなる....)



「このまま抱き合ってるのもいいですけど...」

「Pさんに食べられちゃうのも...いいかなって....」

69 : VIPに... - 2013/12/01 18:56:22.81 MnTlVbCm0 21/29

「...っっ!!!」

「それとも...私が食べちゃおっかな?」

「楓っ!」ギュッ

「んっ...」

「どうして貴女は...いつもそうやって...」

「あんっ...あむっ...」



「わっ...すごい...」コソコソ...


「ちゅっ....そんなにしてほしいなら...ここで...」

「はい...してください...私に...いっぱい...」



「....くしゅんっ!」


「っ!?」


「あっ、いけな...あいたっ!」ビターン!


「か、歌鈴...」

歌鈴「ご、ゴメンなさい!べ、別にのぞくつもりじゃ...」

74 : VIPに... - 2013/12/01 19:12:57.28 MnTlVbCm0 22/29

「い、いつからいたんだ?」

歌鈴「はっ、はわわ...あっ、あの...じ、事務所に来てみたら誰もいなくて...」

歌鈴「どうしたのかなと思ったら、なんか妙な気配がして....」

歌鈴「そしたら奥でPさんと楓さんが....き、キスしてたので....」

歌鈴「ふ、二人ともオトナだな~と思って見てたらその...」

歌鈴「ご、ゴメンなさーい!!」

「ま、待った落ちつけ歌鈴、それより聞きたいんだが...」

歌鈴「ふぇっ?な、なんですかぁ?」

「妙な気配っていうのは一体....」

歌鈴「え、えっと...上手くは言えないんですけど....」

歌鈴「この世のものじゃないっていうか....」

「それって幽霊ってことか、悪霊とかそういうの...」

歌鈴「うーん...でもなんだかすごく弱ってて....」

歌鈴「どっちかっていうと縁結びとかそっち系の...なんだろ?」

75 : VIPに... - 2013/12/01 19:19:10.80 MnTlVbCm0 23/29

「それが楓に憑いてるって事か?」

歌鈴「は、はい!そういう事です....なんかフワフワ揺れてるのが....」

「幽霊がゆーれーてる....ふふっ♪」

「歌鈴、お願いだ!その...除霊とか出来ないか?」

歌鈴「じょ、除霊ですか!?」

「頼む!このままじゃその....頼むよ!」

歌鈴「わ、わかりました!Pさんの頼みなら...歌鈴、がんばります!」

歌鈴「ドジしないように…ヨシッ!」

歌鈴「か、楓さん!失礼し....って、あれ?」

「どうした?」

歌鈴「....消えちゃった...」

「消えた?」

歌鈴「その....楓さんに取り憑いて力を使い果たしたみたいで....」



歌鈴「じ、成仏した....みたいです....」

78 : VIPに... - 2013/12/01 19:26:06.83 MnTlVbCm0 24/29

------


(....あれはいったい何だったんだろう?)

(歌鈴が言うには、あれは元々名のある神様だったらしいが....)

(どこかで悪い気を吸収しすぎてああなってしまって....)

(なにかが原因で悪い気を祓われて成仏した、らしい)

(うーん、にわかには信じがたいが...)

(楓がああなったのを見ると本当に....)


ギュッ


「おわっ!?」

「Pさん、顔が怖いですよ?」

「か、楓...さん」

「だから、楓って呼んでくださいって言ったじゃないですか」

「も、もしかしてまだ....」

「その悪い幽霊さんは成仏しちゃいましたよ」

「じゃあなんで....」

「決まってます、好きだからです」

79 : VIPに... - 2013/12/01 19:32:19.31 MnTlVbCm0 25/29

「楓、だから....」

「Pさん、私が誰にでもあんな事すると思ってるんですか?」

「そ、それは....」

「好きでもない人と二人っきりでお酒を飲んだりしません」

「でも、アイドルとプロデューサーだし...」

「あら、知らないんですか?」

「なにを?」

「美波ちゃんと、あと...文香ちゃん、それぞれのプロデューサーとお付き合いしてるらしいですよ?」

「な、なにーー!?」

「確か、二人ともPさんの同期でしたよね?」

「あいつら、俺に黙って....」

「だから....私たちも....」ギュッ

「いつかファンに殺されそうだな....」

「そうしたら私が守ってあげます♪」ギュッ



「....本当にいいんですか、俺で?」

「はい、というわけで....」




「今夜はPさんのお部屋でしっぽりと....ねっ♡」




おわり

84 : VIPに... - 2013/12/01 19:39:44.43 MnTlVbCm0 26/29

------


「えーっと、本日はお招きいただきまして真に...」

美波「もう、Pさんったら緊張しすぎですよ?」

「す、すまん...なんだか落ち着かなくて....」

美波「あっ、ネクタイ曲がってます、直してあげますね♪」

「わ、悪い...」

美波「いっしょにご飯を食べるだけなんですから、心配しないでください」

「あ、ああ....だが美波の家で食事だと思うとどうしても....」

美波「ふふっ、大丈夫ですよ、パパにもママにも弟にもPさんのいい所はいっぱい話しておきましたから♪」

「そ、そうか?よく思われてるといいんだが....」

美波「もっとリラックスしてください、はいできました」

「ど、どうだ?変じゃないか?」

美波「ええ、とっても素敵です♡」




「よ、よし!じゃあ行くぞ!」ギュッ

美波「うふふふ、きっとパパもPさんの気に入ると思います♪」

86 : VIPに... - 2013/12/01 19:46:12.80 MnTlVbCm0 27/29

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「おっ、いたいた...おーい、文香!」

文香「あっ...Pさん...」

「もう来てたのか、時間ピッタリだな」

文香「は、はい...ちょっと早く来すぎちゃって...」

「どれくらいだ?」

文香「三十分...くらいでしょうか?」

「そんなにか!?」

文香「す、すみません....でも...落ち着かなくて...」

「手がすっかり冷たくなってるぞ、悪かったな」

文香「だ、大丈夫です....」

「それじゃ行こうか、まずは....」

文香「あ、あの....」

「んっ?」

文香「て、手を繋いで....行きませんか?」



「ああ、そうだな」ギュッ

文香「....あったかい...」

87 : VIPに... - 2013/12/01 19:53:32.19 MnTlVbCm0 28/29

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「もう飲み過ぎだよ、楓」

「んぐんぐ....ぷはぁ...」

「いいかげんにしないと具合悪くなるぞ?」

「そうしたら、Pさんが介抱してくれるんじゃないんですか?」

「どうかな?あんまり度が過ぎると俺も手に負えないかもしれないし...」

「むぅぅ....いじわる...」ギュッ

「ウソだよ、ゴメンゴメン」ポンポン

「ダメです、許しません、罰として私をベッドまで運んでください」

「はいはい、わかりました」ヒョイッ

「ふふっ、お姫様だっこ...ですね♪」

「楓は軽いなぁ...よいしょっと...」


ギュッ


「楓、手を離してくれよ、これじゃ動けない」

「まだ罰は終了してませんよ?今日はこのまま私といっしょに寝ること」

「....襲っちゃうぞ?」

「言ったじゃないですか....しっぽりと、って」

「困った人だな...」

「覚悟してくださいね....」



「今夜は寝かせませんから.....」




ほんとにおわり

89 : VIPに... - 2013/12/01 19:55:51.81 MnTlVbCm0 29/29

駄文失礼しました~
一応キリのいいところまで来たので一旦完結です
機会があれば他の属性も書いてみたいです
ちなみにクールばっかり書いてたのは本当に偶然です
やっぱりギャップが出しやすいからかな?
ではまた~

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