1 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:01:18.32 DhPRJzfSO 1/20

・短め

・ちょこっとクロス

・ぼちぼち投下して行きます



元スレ
P「まっくろくろすけ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417075278/

2 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:02:49.33 DhPRJzfSO 2/20

「うん!プロデューサー、知ってる?」

小鳥「あれでしょう?トトロとかに出てた奴」

「そうだぞピヨコ。そのまっくろくろすけ」

「それがどうしたって?」

「最近拾って飼い始めたんだぞ」

小鳥「「……え?」」


3 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:03:56.33 DhPRJzfSO 3/20

「ん?」

小鳥「いや、響ちゃん何を飼い始めたって?」

「だから、まっくろくろすけだぞ。この前見付けたんだ」

「……響」ポン

「あれはフィクションであり、実在の人物・企業・団体名とは関係ないんだぞ?」

「そ、そんな事言われなくても分かってるぞ! でも見付けちゃったんだぞ!」


4 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:06:04.51 DhPRJzfSO 4/20

小鳥「…響ちゃん」ポン

小鳥「辛い事があるなら、何時でも相談してくれて良いのよ?」

「うがーっ!二人共信じてないな! じゃあすぐ連れて来てやるぞ!」ガチャ バタン!

タッタッタッ…タッタッタッ

「連れて来たぞ!」ガチャ バタン!

小鳥「「早!」」

「実は紹介しようと思って下に待機させてたんだ」

小鳥「何やってるの響ちゃん」


7 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:14:35.46 DhPRJzfSO 5/20

「それより、ほら!まっくろくろすけのくろ助だぞ!」

コロン コロコロ…

「……なあ響」

小鳥「……ねえ響ちゃん」

「何、二人共?」

小鳥「「まっくろくろすけって一つ目だったっけ?」」


8 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:16:19.79 DhPRJzfSO 6/20

「あぁ違うぞ。ほら、よく見たらおっきな目の中に小さな目が一つあるんだ。だからちゃんと目は二つあるんだぞ」

「…何かバックベアードみたいなんだが」

「西洋妖怪と一緒にしないで欲しいぞ」


9 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:17:37.12 DhPRJzfSO 7/20

小鳥「まっくろくろすけも妖怪なんだけど…と言うか…ねぇプロデューサーさん」

「えぇ音無さん…あれ」

小鳥「「何か見た事がある…」」


11 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:19:35.20 DhPRJzfSO 8/20

「えっと…響? そいつ何処で拾ったんだ?」

「いつの間にかカバンの中に入ってたんだ。ほら、この前営業に行った時に」

小鳥「…あの、プロデューサーさん…この前の響ちゃんの営業先って…」

「…あの町です」

小鳥「と言う事は…」

「多分…」


12 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:20:48.25 DhPRJzfSO 9/20

小鳥「ね、ねぇ響ちゃん」

「ん?どうしたんだ二人共」

「響…そいつ…くろ助な」

「うん!ほら、くろ助すっごく良い子なんだぞ!」

「あぁ今は、まだな…そいつは元の場所に帰した方が良い」


13 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:22:07.48 DhPRJzfSO 10/20

「……え?」

「そいつは危険なんだ。危ないんだよ。元居た所に帰そう響…な?」

「あ、危なくなんてないぞ! くろ助はもう、うちの家族なんだぞ! 何でそんな事言うんだプロデューサー!」

「だけどな響」


14 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:25:27.10 DhPRJzfSO 11/20

「うぅー、そんな事言うプロデューサーなんか…!」

「!ま、まて、響!」

小鳥「それ以上言っちゃダメよ響ちゃん!」

「…プロデューサーなんか…プロデューサーなんか……め、迷惑だぞ!!」

小鳥「あ、あぁ~…言っちゃった…」


15 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:28:00.76 DhPRJzfSO 12/20

くろ助「メ・イ・ワ・ク」

くろ助「プロデューサーナンカメイワク!」


16 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:29:15.91 DhPRJzfSO 13/20

「ま、まずい!」

「え?な、何?どうしたんだ、くろ助! 何か形が変わって…」

くろ助→邪悪獣・Pヘッドン「…プロデューーース!」

「やっぱりアークダーマだったか…」

小鳥「やたら見慣れた姿になりましたね」


19 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:35:15.67 DhPRJzfSO 14/20

Pヘッドン「トップアイドーール!!」ドゴン!

「うわっ!あ、暴れ出したぞ!」

「やめるんだぞくろ助!」

小鳥「ダメよ響ちゃん!早くこっちへ!」

「くろ助!くろ助ぇーっ!!」

Pヘッドン「トップアイドール!プロデューースーーー!!」


―――――
―――




20 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:37:32.61 DhPRJzfSO 15/20

「……や、やっと事後処理が終わった……」バタン

小鳥「…こ、こっちもです…」キュー

「はぁ…まったく大変でしたね…アイツいきなり幼生体から成長はするわ、スーパー化はするわ、防衛隊が出てくるわ…」

小鳥「町中全部をトップアイドルにプロデュースしようとするわ、防衛組も来てくれるわで大騒ぎでしたけど…

小鳥「「何とかなって良かった…」」


21 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:38:28.80 DhPRJzfSO 16/20

小鳥「今回の事件、TVアニメなら3話か5話分位ありますね」

「そうですね。文庫本なら上巻・下巻ってとこですか…それに、あの後ハム蔵達が響を元気付ける為に色々頑張ったり…」

小鳥「それが元で別の事件に巻き込まれたり、皆の絆がより一層深まったり、でもそのお陰で響ちゃんもすっかり元気になりましたけど…」

「まぁ…」

小鳥「「面倒なんで語りませんけどね」」


22 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:39:23.92 DhPRJzfSO 17/20

「とにかく音無さん」

小鳥「はいプロデューサーさん」

小鳥「「お疲れ様でした」」

「さて、そろそろ響も帰って来ますね」

小鳥「今日も営業でしたよね?…まさか…」

「いや、今日は陽昇町じゃありませんから大丈夫ですよ…って噂をすれば」

…タッタッタッ ガチャ バタン


23 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:40:13.99 DhPRJzfSO 18/20

「プロデューサー!!」

小鳥「お帰りなさい、響ちゃん」

「お疲れ様。大丈夫だったか、響」

「うん!自分、完璧だからな! それよりプロデューサー」


24 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:40:59.86 DhPRJzfSO 19/20

「今日の営業先で忍術を使う犬を拾ったんだ! 今日からうちの家族だぞ!」

小鳥「「……青空町に戻して来なさい!!」」

ゴン「家に返して欲しいんだワン!」


~Fin~

25 : ◆BTK4Nt7FSQ - 2014/11/27 17:43:04.01 DhPRJzfSO 20/20

と言う訳で終了です

読んでくれた方有難う御座います



元ネタの分からなかった地球の子供達よ、エルドランシリーズで検索するのだ

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