伊織「できるわけないでしょうが!」
亜美「えー…」
真美「できないのー?」
伊織「なんでそんなにあからさまにがっかりされないといけないのよ…」
元スレ
亜美「いおりーん!」真美「太陽拳やってー!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1447956250/
亜美「だって『いおりん』と『クリリン』って似てるじゃん」
伊織「名前だけじゃないの!」
真美「あとおデコの広さもそっくりだよ!」
伊織「誰がつるっぱげよ!」
亜美「じゃあ気円斬で我慢するよ…」
伊織「何一つ譲歩になってないのよ!」
真美「えぇぇ!?気円斬も無理なのぉ!?」
亜美「そんなぁ…」
伊織「逆になんでできると思ったのよ…」
春香「こらこら、2人とも…」
亜美真美「「はるるん!?」」
伊織「そうよ、言ってあげて春香」
春香「せめてもっといいキャラにしてあげなよ…」
伊織「そういう問題じゃないのよ!」
亜美「え?はるるん、クリリン嫌いなの?」
春香「嫌いとかじゃないけど…あんまり強くないじゃん」
真美「はぁ…じゃあはるるんの好きなキャラは誰なのさ?」
春香「やっぱりベジータとか…」
亜美「うわぁ、出たよぉ!」
春香「え?」
真美「はるるん、やっちゃったね…」
春香「な、何が?」
亜美「女子にありがちなんだよねー、ベジータ好きって」
真美「どうせあれでしょ?ツンデレにやられたんでしょ?ツンデレに」
春香「いや、そんなに深く考えて言ったわけじゃ…」
亜美「ツンデレ=いおりんみたいな…そんな簡単な方程式を使ってほしくはなかったですな」
真美「全くですな」
春香「でもツンデレならいいんじゃないの?」
伊織「あんたが普段私をどう見てるかがよくわかったわ」
亜美「あのね、はるるん。ベジータがツンデレとか言ってるけどね、最初に殺しにかかってきたやつが特に謝罪もなくいきなり味方面し始めたらどう思うよ?」
真美「ウザいとかいうレベルじゃないよ?」
春香「た、確かに…」
亜美「全然友達にしたいタイプじゃないよ」
伊織「スケールが大きいんだか小さいんだかわからない話ね…」
亜美「その点クリリンは最初から悟空の友達!」
真美「よく叩かれる人造人間編の18号の自爆スイッチを押さなかったのも見方を変えれば愛に生きる人…まさにいおりん!」
伊織「亜美…真美…」
春香「でも、弱いことに変わりはないよ?」
伊織「いや、せっかくきれいに収まりかけたんだからもういいじゃない!?」
亜美「弱いって言っても地球人最強だよ?」
真美「気円斬はフリーザにも効くし、太陽拳はセルだって真似するほどの技だよ?」
亜美「才能に頼らずテクニックで勝利を掴む様はまさにいおりん!」
伊織「あ、あんたたち…」
春香「でも死ぬ回数一番多いよ?」
伊織「あんたは本当にクリリンになんの怨みがあるのよ!?親でも殺されたの!?」
亜美「いおりんはそんなことしないよぉ!」
伊織「今クリリンの話してたでしょうが!」
P「おいおい、無駄話してないで春香と亜美真美は仕事だろ?そろそろ行くから下に降りとけ、あと最強は悟飯だから」
伊織「あんたも参戦するんじゃないわよ!」
亜美「は?ブウ編で舐めプした挙句ブウを強化させたやつがなんだって?」
P「は?あいつ以外のサイヤ人ニートなんだけど?誰のおかげで飯食えてると思ってんだよ?」
真美「はい残念でした~、牛魔王の遺産ですぅ~、あと悟空も超では働いていますぅ~」
春香「カプセルコーポレーションに勝てる金持ちを連れて来なよ」
伊織「いいから早く行きなさいよ!」
P「それじゃあ行ってくるわ、すぐ帰ってくるから。そしたら次は伊織の好きなキャラ聞かせてくれ」
伊織「帰ってこなくていいわよ!」
真美「いおりんはムラサキ曹長って言ってたよ!」
伊織「そんなわけないでしょ!?」
春香「じゃあね~」
バタン
伊織「…」
伊織「…がっかりさせちゃったかしら」
伊織「亜美と真美とは中々遊んであげれなかったものね…」
伊織「私が太陽拳を使えたら…あの2人は喜んだのかしら…」
伊織「…」
しばらくして…
P「ふぅ、春香、迎え遅くなってごめんな?」
春香「2人を家まで送った後だからしょうがないですよ」
ガチャ
P「ただいま戻りまし…」
伊織「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!か~~め~~は…!?」
P「…」
春香「…」
伊織「…」
伊織「お、おかえり…」
P「お、おう…」
伊織「…」
P「…」
伊織「あ、あの…」
P「大丈夫!何にも見てないから!」
伊織「それ見てる時しか言わないのよ!」
ポパピプペ
伊織「ん?」
春香「あ、もしもし?双海医院ですか?」
伊織「大丈夫!頭も精神も大丈夫だから!」ピッ
春香「伊織…大丈夫…大丈夫だから…」
伊織「本当に大丈夫よ!」
P「辛かったな…」
伊織「そうじゃないって言ってるでしょ!」
P「なるほど…」
春香「そういうことか…」
伊織「えぇ…その…できるだけ期待には応えたいじゃない…べ、別にあの2人のためとかじゃないんだからね!?」
P「なるほど、亜美と真美のためにか…」
伊織「だから違うってば!」
春香「伊織…それにしても…」
伊織「わ、わかってるわよ…」
春香「いきなりかめはめ波からはダメだよ」
伊織「できないことくら…は?」
P「そうだぞ?焦る気持ちもわかるが何事にも段階があるんだ」
伊織「いやいやいやいや、あんたたち何言ってるの?」
春香「いい?伊織、まずはこの20キロあるリボンを頭につけて…」
P「俺が『P』って書かれた石を投げるから…」
伊織「漫画の読みすぎよ!っていうかそのリボン20キロもあるの!?」
P「まぁ、確かに俺たちは武術に関しては素人だな…」
伊織「いや、問題はそこじゃないのよ」
春香「だとすると…」
真「それで僕のところに…」
P「あぁ」
伊織「いや、あんたどんな感情してたら真顔でこの話聞けるのよ?」
春香「真ならかめはめ波くらい撃てるかなって思って…」
伊織「どんなイメージよ、それ」
真「まぁ撃てるけど…」
伊織「あ、撃てるんだ…じゃないわよ!どうやって撃つのよ、あんなもん!」
P「どんな風にって…」
真「こんな風に」バシュウ
伊織「…」
真「伊織…厳しい道になるけど…やるかい?」
伊織「もうこうなりゃなんでもやってやるわよ!」
真「よし、よく言った!じゃあまずはこの20キロのジャージを着て『真』って書かれた石を…」
伊織「結局それかい!」
P「こうして伊織の血の滲むような特訓が始まった」
真「いいかい?武道っていうのは勝つために励むのではなく、己に負けないために励むものであって…」
伊織「それあんたの教えじゃなくて亀仙人が言ってたやつじゃない!?」
真「今日は誰かと組手を…」
響「自分にやらせてくれ!」
真「響!?」
響「ここらでお遊びはいい加減にしろってとこをみせてやりたいぞ!」
伊織「死亡フラグをたてるな!」
響「はっ!『ソーキ弾』!」ブンッ
伊織「そばみたいに言うな!」スッ
響「ふはははは!どうだ!操作は一切できないがソーキそばの香りがする『ソーキ弾』は?」
伊織「何その無駄性能!?」スッ
響「勝手に動き回るから制御は一切効かな…」
ブン
響「え?」
ドカァァァァァァアン
響「…」
真「ヤム…響ぃぃぃぃぃぃい!?」
千早「はっ!!はっ!!はっ!!はっ!!」
P「(効果のないバストアップ体操は)や、やめろ、千早!もういい!」
伊織「あんたぶち殺されるわよ!?」
千早「ち、違います!バストアップ体操なんてしてません!私はただ気功砲の練習をしていただけで…」
伊織「あんたはそれでいいの?」
千早「はっ!はっ!はっ!はっ!」
ガチャッ
貴音「おはよう…」ドタプ-ン
あずさ「ございます~」ドタプ-ン
千早「はっ…はっ…はっ…」
千早 フラァ
伊織「いや、なんで!?」
律子「小鳥さん!いい加減に仕事してください!」
美希「小鳥!ミキのいちごババロア食べたでしょ?」
伊織「え?何?これも関係あるの?」
小鳥「ピヨ!?まずい…」ダッ
律子「逃げた!」
美希「させないの!」ガシッ
小鳥「くっ!美希ちゃん、離して」ジタバタジタバタ
美希「もう、ジタバタしないの!」
律子「くっ…狙いが定まらない…」
伊織「何の狙いよ!?」
美希「律子…さん、ミキごと…ミキごとやるの!」
律子「で、でも…」
美希「早く!」
小鳥「ピッ…ピヨォォォォ!!」ジタバタ
美希「早く!」
律子「…覚悟はいいのね?」
美希「やるのーーー!」
小鳥「まっ…待ってーーー!」
律子「魔貫光殺法!!!!!」ズォビッ
伊織「いや、あんたもできるんかい!」
小鳥「ピッ…ヨッ…」バタッ
美希「な…の…」バタッ
伊織「大体このシーンにクリリンいないじゃない!」
黒井「また会ったな、三流プロダクション」
P「げっ…」
美希「黒井社長なの…」
伊織「前回はよくも私のソロ曲イベントを妨害しに来てくれたわね!」
黒井「ふっふっふっ、今日のフェスでわがジュピターに負けるやつらの顔を拝んでおこうと思ってな…」
P「なんだと!?」
黒井「こっぱみじんにしてくれる…前回のアイドルのようにな…」
美希「前の…アイドル…」
黒井「なんだ?」
P「こ、これは…」
美希「デコちゃんのことかぁぁぁぁぁぁあ!」シュウシュウシュウシュウ
伊織「私死んではないわよ!?そんでデコちゃん言うな!」
P「あれこそがゆとり教育を受けながら激しい怒りによって覚醒したスーパープロジェクトフェアリーだ…」
伊織「ゆとり教育を優しい心みたいに言うんじゃないわよ!」
黒井「ふん!それがどうした、我が事務所の今年度の予算額は53万だぞ?」
伊織「しょぼ!?」
P「こうして、厳しい修業の末…」
伊織「いや、ほとんどツッコんでただけなんだけど!?」
真「いや、もう力は十分なはずだよ!僕が保証する!」
伊織「あんたに至っては、後半ほとんど見てすらいなかったじゃない!」
P「え?でももう2人呼んじゃったし…」
伊織「あんたはあんたでいらんことしかしないわね!」
ガチャッ
亜美「いおりーん!」
真美「用って何ー?」
真「ほら、もう来ちゃったし…」
伊織「くっ…わかったわよ…やればいいんでしょ!やれば!」
伊織「亜美、真美、今から凄いもの見せてあげるわ…」
亜美「え?なになにー?」
真美「気になるよぉ!」
伊織「まぁ見てなさい」
伊織「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
亜美「い、いおりんの戦闘力が…」
真美「どんどん上がっていく!」
小鳥「21000…22000…」ボンッ
小鳥「ピヨォ!?」
亜美「ピヨちゃんのインカムが壊れた!?」
真美「あれスカウターだったの!?」
伊織「はぁぁぁぁぁぁぁ!太陽拳!!」カッ
亜美「うわぁ!?」
真美「まぶちい!?」
伊織「気円斬!!」ブゥ---ン
亜美「出た!」
伊織「とうっ!」ギャン
小鳥「ピヨォ!?」
真美「ピヨちゃんのプライベート用のパソコンが真っ二つに!?」
亜美「ほとんどえっちぃ画像しか入ってないからセーフ!」
小鳥「せ、せめてこれだけは守らないと…」
亜美「あ、やよいおりの同人誌だ!」
真美「あみまみ本もある!やっちゃえいおりん!」
伊織「か~め~は~め~…」
小鳥「や、やめ…」
伊織「波ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
小鳥「いやぁぁぁぁぁぁあ!?」
亜美「いおりん凄い!凄い!」
真美「さっすがいおりん!」
伊織「はぁ…はぁ…で、できた…」
亜美「いおりん、まさか亜美たちが言ったから練習してくれたの?」
伊織「べ、別にそんなわけじゃ…」
真美「いおりん大好き!」ギュッ
亜美「亜美も!」ギュッ
伊織「ちょっ!?やめなさいよぉ!」
亜美「え~?やめていいのぉ?」
伊織「あたりま…」
真美「顔がにやけてるよ?」
伊織「!?」
亜美真美「「んっふっふ~」」
伊織「もう!」
P「ふぅ、一見落着…」
真「ですね…」
P「まぁ小鳥さんのダメージのケアはしないといけな…」
小鳥「ぐへへへへ…いおまみ…いおあみ…ふひひひ…」
真「…大丈夫みたいですね」
P「だな…」
P「まぁ何にせよ、これで万事…」
社長「あー、キミキミ、それから菊地くんも…」
P「社長?」
真「どうかしたんですか?」
社長「水瀬くんのかめはめ波と気円斬のせいで事務所がボロボロなんだが…」
P真「「あっ…」」
社長「修繕費は2人の給料から引いておくからね…」
真「ぷ、プロデューサー!?」
P「でぇじょうぶだ」
真「え?」
P「ドラゴンボールで何とかなる」
終わり