男「なんで俺が……」
女「男くんしか頼れる人がいないのっ! お願い! 私と一緒に出場して!」
元スレ
男「オ○ニーコンテスト…オナコン…?」 女「優勝しないと部がなくなっちゃうの!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1411496570/
男「え? 男部員は全員辞めた?」
女「そうなの……なんかもうミルク出ないから高得点出せないって…」
男「待て…それってどんな競技なんだ?」
女「えっと…その…オ、ナ……ニーの美しさを競う競技なんだ」
男「シンクロみたいな感じで採点式なのか?」
女「そう…だよ 審査員が点数を出して、それが高かった方の勝ちなの」
男「そうか…しかしなぁ…お前の頼みなら叶えてやりたいが、実際どんなもんか見ないといかようにも言い難いな…」
女「――え!? それって…?」
男「実際にどんなもんか見せてくれよ――ここで」
放課後の教室。
真っ赤な西日が照らす、二人きりの教室。
女は男の発言を受け口を噤んだ。そこには重い沈黙がドシリとのしかかっている
女「…わかった。私がその、見せたら、男くんは出場してくれるの?」
男「……」
男は何も言わない。それは肯定を意味する沈黙なのか、否か
女「わかった。見ててね」
女は意を決し、そして――
女「――えいっ////」
男(こ、これはまさか!?)
男の目が驚愕で見開かれた。男の瞳に映ったその光景――
男「角オナ……だと……!?」
ここで解説しよう!
自慰技その1「角オナ」
自慰技の中でもスタンダードな技、基礎中の基礎である
自分の手ではなく机の角など、角の部分を性器にあてがい、摩擦運動をすることにより快感を得る手法である
基礎中の基礎なので、オナコンでは高得点は期待できない。しかし、これを出来ずして応用に入ることはできない、いわば登竜門である
逆に言えば、これがどれだけうまくできるかでその者の力量も測ることができる。重要な技の一つでもあるッッ!!
女「あっ// あん//」コスコスコス
男「び…beautiful」
まるでこの教室を照らす西日のように真っ赤な女の顔
恥じらいながらも必死に自慰に励むその姿
男は悟った
男「女神はここにいたのか……」
いとおかし。
日本に代々伝わるわびさび、諸行無常の文化がここにあったのだ
古典でも神話でもない、ここに存在する美
女「あ// 見ないでぇ…い…いっちゃ…う」
女の演武は遂にフィナーレを迎えようとしていた
女「あ…あぁぁぁぁぁぁぁ!」
男「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
――その時!!
?「女、上手くなったじゃないか……」
女「お、お姉ちゃんっ!?」
それはまるで風鈴のような、凛とした涼やかな一声が教室に響き渡る
男「せ、生徒会長!?」
女の演武は、一人の女性によって遮られた。
教室の入り口に立つのは、この学校の生徒会長である
男「え……お姉ちゃんって!?生徒会長が!?」
女「そう…私のお姉ちゃん」
会長「演武中にすまないね」
男は女の演武を遮られたことに僅かばかりの怒りを覚えたが、何故ここに会長が来たのかという疑問によってそれは打ち消された
女「お姉ちゃん、どうしたの?」
会長「いや、妹が所属する部活が廃部の危機だからね。様子を見に来ただけだよ」
女「そんなっ…お姉ちゃん…なんとかできないの…?」
会長「君が自分で決めて入部したのではないか…自分でなんとかするんだ。それに私の力では廃部を取り消せない」
女「そんな…」
ついさっきまで絶頂に達する寸前であった女の面影は、もうどこにもなかった
男は絶望していた
男「もう女の演武を見ることはできないのか…!?」
会長「残念だが…このままではそういうことになる」
男(俺が出場して、優勝すれば…)
そうすれば、また女の演武という名の芸術を見ることができる…
男「オナコンの出場条件は…?」
女「男くん…! えっと、男女最低一名ずついれば出場できる…」
男「そこで俺と女が優勝すれば」
女「廃部はなくなるっ!」
男はそれ以上何も言わない。
しかし男の男棒が全てを物語っていた――
女(男くんのあれが――)
会長(なんて立派な肉竿なんだ――!!)
男「女、わかった。俺も入部――」
しよう。そう言いかけたところであった
会長「待て。私は部外者だが、一ついいか?」
男「なんですか?会長」
会長「はっきり言わせてもらうと、ズブの素人である君が出場したところで、優勝は考えられない」
女「そんなっ! 確かにコンテストはもう来月に迫っているけれど、頑張れば――」
会長「頑張れば優勝できるのか? この男は素人だ。コンテストには経験豊富な猛者が大勢出場するんだぞ?」
女「そうだけど…」
確かに会長の言う通りだった。昨日今日始めた者が付け焼きの技術で対抗できるような場所ではない
それは女もよく知っていた。しかし
女(男くんのMUSUKO…)
男の男棒には、見る者を凌駕するような、何かを起こすような…そんな期待じみたものが宿っていることに女は気付いていた
会長「それでも出場すると言うのなら――」
いくばくかの沈黙ののち、会長は重い空気を裂いて言葉を発した
会長「お前の覚悟、見せてみろ――」
鋭利な会長の視線は、男を見据えていた
再び訪れる沈黙。
重い、重い沈黙。
男「――わかりました」
遂に男が口火を切った。
女「男…くん…」
男「確かに俺は素人だ。何も知らない――」
だが。
男「俺の息子は、今、覚悟しているッッッ!!!!!」
男は叫びと共に、下に身につけている一切の衣服を脱ぎ去った。
女(こ、これはッッッ!!)
会長(き、貴様! これはっ!!!)
会長の射抜くような視線が、驚嘆、畏怖によってこれでもかと見開かれた。
女「黄金の――」
会長「――ますらお」
以前、会長は耳にした。
「黄金の覇気を纏う男根がある」と。
会長「貴様のことだったのか――男」
男「――それでは、いざッッッッ!!」
戦士は黄金の剣を手にした。
その剣が指し示す先は――
男「天井のみッッッッ!!!!」
戦場を蹂躙する黄金の剣
標的となったのは、机だった。
会長「角オナかっ!?」
女「いや、違う!!」
男は女の見よう見まねで角オナに興じたように見えた。しかし――
会長「この男ッッ!! 狂っている!!」
女「こ、こんな技初めて見た……」
基礎も何もない。最初からこの男に「基礎」などなかったのだ。
それは黄金の剣が織り成す舞踏会。黄金の剣の存在は基礎も常識も常軌も何もかも逸していた
男「うおおおおおおおお!!」
男はなんと、その金色の益荒男を、机の角ではなく、机の収納スペースの中へ突っ込み、蹂躙していたのだ
会長「机を…犯している」
女と会長は、その光景に恐れさえ感じていた。
男「うおおおおお!! いいぞ!! Oh! いくぜぇぇぇぇぇぇ!!」ガタガタガタ
机の収納スペースの中へ激しく腰を打ちつける男。その姿はさながら発情した畜生そのもの、狂戦士である。
会長(しかしこれでは……)ビクンビクン
女(美しさとは程遠いよ…男くん)ビクンビクン
そのあまりにも野性的な演武に、二人は下半身に熱い激流が迸るのを感じていた。
机が崩壊するほどの激しい戦闘も、もう最終局面へ向かっていた。
男「見届けてくれ! 女! 会長! ここからが本番だ!」
女「男くん、私も行きたい!」
会長「私も行かせてくれ!」
その動物的本能にはもう抗えない――
男「これが、おれの芸術だ――!!」
女・会長「いってぇぇぇぇぇ男(くん)!!」
時が止まった――
そこにいる誰もがそう感じていた。
女「この……技って……」ハァハァ ビクンビクン
会長「……ああ、そうだな」ビクンビクン
女・会長「ブリッヂ・バースト」
男「またの名を、お別れ橋」
――男は絶頂に達した。ブリッヂの体位で。
二人に降り注ぐ男の白濁汁。それはまるで小雨が降りしきるアーチ橋を連想とさせた。
二人の男女の恋が橋の上で終わる光景さえ連想できる。
女・会長「なんて美しいんだ……」
男のブリッヂには汚れ、ズレさえない。完成された美術彫刻の如し。
それは芸術だった――
――それから数日後
男「――なあ女、いつまでこれやるんだ?」コスコスコス
女「駄目! いくら男くんが黄金の剣持ちでも、基礎が重要なの! 土台が強くなければそれもただの飾りなんだから!」
あれから男はオ○ニー部に入部した。来るコンテストに向け女とともに鍛錬中である
そうして角オナの鍛錬中であった。
会長「やあ、二人とも。練習は順調かい?」
男・女「会長!」
女「どうしたのお姉ちゃん?」
会長は何故か赤面していた…
いくばくかもごもごと口を動かせている
女「お姉ちゃん、もしかして――」
会長「私は濡れなくなっていた――しかし、この前の男の演武で――」
女「ってことは……!」
会長「もう演武はできないと思い込んでいたが――、男、君のおかげだ」
会長は以前、オナコンに出場し優勝経験もある猛者であった。
しかしある男に敗れたその日から濡れなくなったのだ。
濡れないという事実は、演武ができない。得点を得ることができない。選手にとっては引退勧告と同等である。
――それが。
会長「ありがとう、男。そして私もオ○ニー部の仲間に入れて欲しい」
それは二人にとってこれ以上ない頼もしい援軍であった。
女「もちろん! やった! 頑張ろうねお姉ちゃん!」
男「一緒に優勝を目指しましょう!」
会長「ありがとう……私が入ったからには厳しくなるぞ!」
今ここに、三人の戦士が集結した。
この数奇な運命の巡り合わせが、後にオナコン史を覆す新たな歴史を産み出すという事に、この時は誰も気づかなかった。
?「ベーション学園のヤツが動き出したようです」
??「そうか……報告御苦労。では、私たちも動き出そうではないか」
?「……はっ!!」
??「それでは諸君、大いに楽しめ。ハントの時間だ――」
To be continued→→