小鳥「名付けてはるかつら!」
元スレ
小鳥「プロデューサーさん!かつらですよ!かつら!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348114064/
P「」
小鳥「なんか反応してくださいよ」
P「なんですかそれは」
小鳥「とあるかつら製作会社とのタイアップで765プロオールスターのかつらが作られたんですよ!そのサンプルが届きまして」
P「その企画は俺が取ったんですけどね…へえ…なかなかイイ出来じゃないですか」
小鳥「はい!春香ちゃんの他にもあるんですよ!」
P「いいからそれで遊ばないでください」
小鳥「まあまあそんなこと言わないでくださいよ…ちょうど仕事片付きましたし、社長を含めみんな仕事でいませんし!」
P「仕事やったんですか?ならいいですけど…」
小鳥「それでこのダンボールに全部入ってるんですが」ドサッ
P「すごい量ですね、これ全部かつらですか?どれどれ…うわ、律子や音無さんのまである…」
小鳥「なんで私のまであるんですか…」
P「美しい事務員として有名ですからね」
小鳥「褒めても何もでませんよ!」
P「出ても入りません」
P「しかし本当に出来がいいな…これは音無さんがつけたくなる気持ちもわかる」
小鳥「ですよね?ね?」
P「でもいい加減外してください」カポ
小鳥「あっ…」シュン
P「うっ…上目遣いに涙目とは卑怯ですよ音無さん…」
小鳥「だめでしたか…?」
P「あ…その…春香以外にも確かめて見ないかな~って思っただけですよええ!」
小鳥「そうなんですか…さすがプロデューサーさんです!」
P「は、はい!というわけで他のかつらもためして見ましょうか」
小鳥「その意義ですよ!」
P「ではまずこれをつけてください」
小鳥「こ、これは…この色!この艶!この肌触り!まさしくやよいちゃんの物…!」
P「つけてくれますよね?」
小鳥「だ…だめですっプロデューサーさん!…これをつけたら二度と戻れなくなってしまう…そんな気がするんです!」
P「音無さん」
小鳥「ピヨ?」
P「俺は、音無さんを、信じます」
小鳥「ゴクリ…」
小鳥「では、行きます…」カポ
P(高々かつらにビビりすぎでしょう…この事務員)
小鳥「」
P「?」
小鳥「…」
P「…あれ?」
小鳥「…………」
P「音無さん?」
小鳥「………………ぅ…」
P「う?」
小鳥「…うっうー!」
P「!?」
P「やよいの…ものまね…だと…」
小鳥「一度やってみたかったんですよー!2X歳にもなるとやっぱり恥ずかしくて!」
P(ああ…戻れなくなるってそういう…)
小鳥「なんだか1X歳若返った気がしますー!」
P(やばいかわいい落ち着け落ち着くんだ目の前のはやよいの真似をしてる事務員だでもかわいい)
小鳥「そうだ!プロデューサーさんせっかくですしあれやりましょう!」
P(ん?やよいじゃないなら別にいいのか?)
小鳥「プロデューサーさん?」
P「!お、おう!あれだな!わかってるぞ!」
小鳥「じゃあ行きますよー!はーい!」
P「たーっち!」
パチン
小鳥&P「いぇい!」
P(小鳥はかわいいなあ!)
小鳥「えっへへー」
P「ハッ!も、もう終わりだ!はい!やめやめ!」カポッ
小鳥「うっぅ………」
P「危ない危ない…ほくろが無かったら死んでたぜ…」
小鳥「ぃ…い…」
P「ん?今度はなんですk」
小鳥「いやああああああああああああぁぁぁぁ!」
小鳥「いやあああああぎたぁそろかもぉぉぉぉん!」
P「キラメキラリですか!てかもう終わりましたよ!」
小鳥「ゼエ…ゼエ…もうお嫁にいけない…」
P「大丈夫ですよ音無さんならきっと貰い手がいます」
小鳥「プロデューサーさんが貰ってください!」
P「善処します」
小鳥「も、もうやめましょう…妄想は妄想だけにしとくのがいいってわかりました…」
P「いえいえ音無さんの新たな可能性を見つけたんですよ!こんなところで止まってはダメです!」
小鳥「…!そ、そうでしたね!こんなところで恥になんて負けるもんですか!」
P「負けなくていいのは今日だけですからね。では次に…」ゴソゴソ
P「ん…?これにするか」
小鳥「プロデューサーさんどうしたんですか?」
P「いえいえ次はこれだぁ!」
小鳥「これは…ほ…星井美希のっ…!」
P「俺の嫁の美希かつらです」
小鳥「いろいろ突っ込みたいけどとりあえず美希ちゃんは15歳です、通報しました」
P「おまわりさんこっちです」
小鳥「おさわりまんこっちです」
P(こいつ…できる…っ!)
小鳥「ふふふ」
P「てなわけで装着」カポッ
P「…」
小鳥「…」
P(このため毎回必要なんだろうか)
小鳥「……あふぅ…お仕事が終わったから休むの…」
P「ソファーで眠りだした…あんたの中の美希はそんなイメージなんですか」
小鳥「コトリはなんでも事務仕事ができるって言われるけど実感ないの、コトリはもっとOLとしてキラキラしたいの」
P「キラキラするOLってなんだよ」
小鳥「…物まねなのになんだか本当に眠くなりそうなの…これはいけないの…」
P「たしかに…見てるこっちまで眠くなりそうだ」
小鳥「プロデューサーさん…その手にある『765かつら星井美希b』を寄越すの」
P「はいなの」
小鳥「はいじゃないの」カポ
小鳥「ハ、ハ、ハニー!セットアップ完了なの!」
P「あ、やっぱり呼び方も変わるのね」
P(ハニー呼びで恥ずかしがってる小鳥さんかわいいよ小鳥さん)
小鳥「なんだか無性にやる気が出てくるの!ハニーのためならコトリがんばれるの!」ギュッ
P「うわっ抱きつくな!」
P(やばい、だから抱きついてその上目遣いやめてくださいやばいやばい小鳥さん最高)
小鳥「…ハニー?」
P「…はっ!やっぱりだめです!やめましょう!」
小鳥「正直恥ずかしかったの」カポ
小鳥「美希ちゃんってすごい、真似してそう思った」
P「そうですね…若さ故でしょうか」
小鳥「ところでプロデューサーさん、まだまだかつらはありますけどどうしましょうか?」
P「これ以上やると小鳥スキーになってしまいそうですからやめましょう!」
小鳥「いえ、やりましょう!どーんと!」
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事務所外
やよい「」
美希「」
やよい「」
美希「」
貴音「はて、これは一体…」
やよい「」
美希「」
やよい「…ぴよぴよ」
美希「……ピヨピヨ」
貴音「…面妖な…はて?」ユーガッタメールダゾ!
貴音「小鳥嬢からですね…今日は遅いから直帰でお願いします…ですか…」
貴音「…」
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小鳥「次はこれです!じゃん!お姫ちんこと貴音ちゃんです!」
P「まだやるんですか?もし万が一にでもアイドル達に見られてたらあまりのギャップにフリーズしちゃいますよ?もうそろそろ彼女たちも帰ってきますし」
小鳥「大丈夫です!直帰してくれってメール送りました!」
P「大丈夫ですかねえ…」
小鳥「心配しすぎですよ!もし見られてたら今日の晩御飯奢ります!」
P「晩御飯だけじゃアイドルとの絆は癒せないですよきっと…」
小鳥「アイドル達との絆が絶たれ、孤独な中一人佇むプロデューサーさん、そこに現れるは究極の女神音無小鳥にじゅうほにゃららさいっっ!!!」
小鳥「二人が出会った、嫌出会ってしまったその時っ!恋が!物語が始m」
P「どっちも始まりませんよ」
小鳥「そうですか…」シュン
P(その落ち込んだ顔がかわいいんだよなあ…本人の前じゃ言えないが)
小鳥「まあ二人はいずれ結ばれるんですけどね!」
P「前言撤回だこんちくしょう」
小鳥「前言…ということは恋が始まるということですね!?」
P「いいから早くかぶってください、被りごこちを確かめるだけなんですから」
小鳥「はい!1番!音無小鳥いきます!」カポッ
小鳥「…」
P(さあどうなる)
小鳥「………今日も、月が綺麗ですね」
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やよい「うっうー!面妖ですー!」
美希「面妖なの…」
貴音「面妖な…」
P(な、なんだ!?貴音かつらをかぶったとたんにオーラが変わったぞ!?)
P(これが音無小鳥の妄想力の産物だというのか!?)
小鳥「あなた様…」
P「ん?小鳥、どうした?」
小鳥「今宵も月が綺麗ですね」
P(ああ、間違えたのか)
小鳥「こうしてあなた様と月を見ていると、日々の疲れや不満が溶けてなくなってしまうのです」
P(やばい…このオーラの中では何も言い出せない…)
小鳥「あなた様、私は感謝しております。」
P「…?」
小鳥「あなた様は他の芸能事務所では考えられない数のアイドル達をプロデュースし、彼女達のもつ才能をけして見逃さず、成長させていきました」
P「中にはいつ芽生えるかわからんやつもいたけどな」
小鳥「ですがアイドル達は今こうしてプロとして活動していけているのですから、あなた様の腕は素晴らしいものなのでしょうね」
P「…偶然だよ」
小鳥「それに引き換え、私は愚かです…」
P「どうしてだ?音無さんは事務仕事を立派にやってくれてるじゃないか」
小鳥「あなた様がまだ新入りの時から、仕事のほとんどこない事務所で二人で話をすることを日々の楽しみとしていました」
P「…」
小鳥「今ではこうして二人でいられるのも月に1回かしかありません」
小鳥「さらに、プロデューサーさん…あなた様が他のアイドル達の面倒を見ていることに…私は…嫉妬していたのです…」
P「…」
小鳥「最初は貴音ちゃん、響ちゃん、美希ちゃん」
小鳥「次は春香ちゃん、千早ちゃん、やよいちゃん」
小鳥「雪歩ちゃん、真ちゃん、そして真美ちゃん」
小鳥「おかしいことですよね…売れ残りの私なんかがプロデューサーさんを自分の物だと考えちゃって…」
P「…おかしくなんかないですよ」
小鳥「うぐ…ひっぐ…」
小鳥「今でもこうやってこんな小道具で他人のふりをした時しか…思いを告げることができない…」
小鳥「自分と違って売れてるアイドル達に嫉妬するような私なんかじゃ…」
P「大丈夫ですよ…」
ギュ
小鳥「あっ…」
P「俺はそんな音無さんが大好きですから」
小鳥「…美希ちゃんが嫁っていったくせに」
P「俺だって嫌なやつなんですよ、音無さんが困ったりかなしそうな顔を見るのが好きだったんですから…でもやっぱり」
小鳥「?」
P「俺は…笑ってる顔を見る方が好きなんだなあって…今分かりましたよ…」
小鳥「あ…あ…あなた様は…いけずです…」
P「あ、そのことなんですけど」
小鳥「はい?」
P「途中から外れてましたよ…これ…」
っ【貴音かつら】
小鳥「い、い、何時の間に!?」
P「そうですねえ…音無さんが真似をやめたあたりにぽろっと」
小鳥「」
P「欠陥品ですね、いやこれは最高に空気が読めるから一等品なんだろうか…」
小鳥「あわ……あわわわわ……」
P「まったく面白い話ですよねえ…ってあれ?」
小鳥「今日は上がらせてもらいますううううわあああああああああああああ」
ガチャッドスンッ
小鳥「ピヨォッ!?」
やよい「がっかりです…」
美希「がっかりなの…」
貴音「小鳥嬢…あなたには失望しました……」
小鳥「ぴぃ~…」
P「ピュアな音無小鳥は逃げ出した…」
小鳥「しかし、まわりこまれてしまったピヨ…」
春香「プロデューサーさん!」
小鳥「あわ……あわわわわわわ」
春香「悔しいですけどここまできたらプロポーズですよ!プロポーズ!」
ゴゴゴゴゴゴゴ
小鳥「もう逃げれない…どうしましょう…」
P「…わかったよ…いっちゃいますか…」
ギュッ
P「音無さん、いや小鳥さん…逃げれないのなら」
P「かくまってあげますよ、一生ね」
小鳥「」
小鳥「」
小鳥「」プシュウウウウウウ
P「いかん!小鳥さんが機能停止した!だから急なプロポーズは2X歳には遅いと言ったんだ!」
亜美「えんだあああああああああ」
真美「いやああああああああ」
律子「そこの二人!ふざけないで!」
響「忘れ物を取りにきたらこんな非常事態が発生するなんて…」
雪歩「こんな空気もよめない私は穴でも掘って埋まってきますううう!」
伊織「事務所の前で三人が停止してるから見てみたらなんなのよこの騒ぎは…」
千早「ふっ………ふふふふ………」プルプル
あずさ「あらあら…先こされちゃったわねえ…」
真「うわあ…顔真っ赤だ…」
P「え…みんな…見て…た…?」サーッ
P「う…そ…だ…メールは…?」
小鳥「貴音ちゃんにしか…送って…なかっ…………た………」
バタッ
やよい「あわわわわ…」
美希「こんどはハニーが倒れたの!」
ワーワーギャギャー
貴音「小鳥嬢…テーブルの上にカップ麺がありますね…まさか麺用などというぎゃぐを使うつもりだったのでしょうか…」
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小鳥「う……ん…」
P「小鳥?おきたのか…?」
小鳥「小鳥?小鳥って…そうか……夢落ちか…」
P「大丈夫か?まだどこか痛いのか?…それより夢って…」
小鳥「そういえばあのかつらってどこ行きましたっけ?」
P「え…事務所の押入れにあると思いますけど…まさかあの時の」
小鳥「ええ…とても恥ずかしかったですよね…」
P「はは…」
小鳥「あれからちょうど1年ですか…」
P「あの日から妄想ぐせがなくなりましたよね」
小鳥「あなたの敬語は未だに治りませんけどね…」
貴音「具合はどうですか?」
P「貴音か…だいぶ良くなったみたいだ…」
貴音「そうですか…熟年出産は負担が大きいですゆえ…」
小鳥「熟年って私まだ30になってないわよ!」
P「十分熟年ですよ」
小鳥「ピヨォ…やっぱり意地悪ですPさん…」
貴音「ふふ…」
小鳥「他のみんなは?」
P「時期にくるそうですよ…」
小鳥「そうですか…」
貴音「さて、そろそろおいとましなくては」
P「もう帰るのか?」
貴音「はい、それにあの二人の邪魔はしたくないですから」
P「?…ああ、じゃあまたな」
小鳥「二人って誰でしょうね?」
P「さ、さあ…?」
ガラララララ
美希(やよいかつら)「うっうー!ご出産おめでとうございますー!」
やよい(美希かつら)「おめでとうございますなのー!」
P「」
小鳥「」
KATURA END
73 : 以下、名... - 2012/09/20(木) 15:43:12.44 O5T3tB2M0 30/34お目汚し失礼しました
三人に見られた後晩飯をおごるSSにしたかったのに書き溜め消えたからむしゃくしゃしてこうなった
麺用はその名残
これも美希と小鳥さんスキーの血の定めなのか
ばいばいなの
お粗末さまでした
おまけ
小鳥「穴でも掘って埋まってますううう!」
P「雪歩かつらってリボンのない春香つらに似てる気が…気のせいか」
雪歩「…そのかつらつけるのやめてくださいいいい!」
真美「みたいな事件が多発してかつらの使用は禁止され押入れにしまわれるようになったとか」
亜美「真実はピヨちゃんと兄ちゃんのみぞしる」
亜美真美「これは呪われし14のかつらが封印される前のお話である」
P「かつらの使用感や見た目のチェックにいちいち真似は入りませんよ小鳥さん」
小鳥「そうですね…私のを除いたらあと9個もあるんですよねこれ」
P「さっさとつけてしまいましょうか」
小鳥「そうですね…あら?」
P「どうしました?」
小鳥「響かつらがないです」
P「…どっかにおき忘れたのかな?」
亜美「はいさい!自分双海亜美!」
P「…」
小鳥「…」
亜美「…はいさい!」
亜美(響かつら)「かつらはここにあるぞ!」
P「みたらわかる」
亜美(響かつら)「欲しければ力ずくでうばってよ!プロデューサー!」
小鳥(あずさかつら)「あらあら~」ゴゴゴゴゴ
P(なんだこのプレッシャーは…っ!これがあずささんの力っ…!?)
亜美(響かつら)「ピヨちゃん…やめ…助けて…」
ギニャアアアアアアアアアアアア
P「…これ以上双海姉妹の手にかかる前にしまっておきましょうか…」
小鳥(あずさかつら)「はい……うふふふふ…」
P(あかん…あの小鳥さんはあかん…)
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真美「こうして呪いのかつらは封印されたのであった…って亜美?」
亜美「」ガタガタガタガタ
終わり