小鳥「プロデューサーさんの誕生日まであと一週間になりました」
小鳥「いよいよ明日より、サプライズバースデーパーティー大作戦を決行します!」
春香「はい!がんばります!」
やよい「わたしも、はりきって準備しますー!」
真「うーん、腕が鳴るなあ!」
貴音「おっしゃる通りです」グゥ
真美「お姫ちん、それ、おなか」
律子「はいはい、みんな、今ここで盛り上がるのは構わないけど、本番はまだ一週間後よ」
律子「それに、くれぐれもサプライズってこと忘れないようにね」
元スレ
小鳥「プロデューサーさんサプライズバースデーパーティー大作戦!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1373880504/
響「なんくるないさー。そのくらいみんな分かってるって」
亜美「そうだそうだー!ばーっちり隠し通しちゃうかんね!」
律子「大丈夫かしら…」
小鳥「うちは素直な子ばかりですからね…。とにかくみんな、くれぐれもプロデューサーさんに感づかれないように注意してね」
小鳥「もういっそ冷たく当たるくらいがちょうどいいわ」
あずさ「冷たく、ですか…?」チラ
伊織「…なによ」
千早「あずささん、伊織のはツンデレだから違うわ」
美希「でこちゃんはむしろ分かりやすいの」
伊織「ちょっとあんたたち!」
雪歩「でも冷たくなんて…私にできるかなぁ」
小鳥「いい?雪歩ちゃん。サプライズが成功すれば、きっとプロデューサーさんすごく喜ぶわ」
小鳥「最近みんながちょっと冷たいと思ってたけど、このためか!ってね。これもパーティーの下準備のひとつよ」
貴音「なるほど。冷遇と歓待の格差を故意に発生させて、祝福の効果を高めるのですね」
千早「メリハリをつけることで感情を大きく動かすことができる。歌と一緒ね」
あずさ「確かにメリハリは大事ね~」
千早「……………」
春香「あはははははは」
千早「春香、なにがそんなにおもしろかったのかしら」
春香「なんでもないよ千早ちゃん!」
律子「とにかく!各自気を付けること!いいわね?」
「「「はーい」」」
~翌日 事務所~
春香「雪歩はもうプレゼントとか準備した?」
雪歩「まだだよ。今度のオフに買いに行こうと思ってるんだけど…何にしようかなあ」
真「あ、オフって土曜?じゃあ一緒に行かない?ボクもいまいち決めきれなくってさ」
雪歩「うん、いいよ!春香ちゃんはどう?」
春香「んー、私はやっぱり手作りのケーキを!って思ってるんだよね…」
真「おーいいね!プロデューサー絶対喜ぶよ!」
春香「でもどんなケーキにするか迷ってて…昨日試行錯誤してたら材料無くなっちゃったから、さっき買ってきたんだ」
真「気合入ってるねー」
春香「まだ未完成だけどね…で、昨日ちょっと残った材料でカップケーキ焼いてきたから食べない?」
真「いいの?やーりぃ!」
春香「うん、4つしかないからみんながいないうちにね…はい真」
真「サンキュー」
春香「はい雪歩」
雪歩「ありがと。じゃあ私、お茶入れてくるね」
春香「で私の分と、あと1個は小鳥さんにあげてこよっと」
P「ただいまー!」ガチャ
雪歩「………ぁ」
春香「……………」
真「……………」
P「…あ、あれ?」
真「……ォ疲レサマデス」
P「お、おう、お疲れ」
春香「小鳥さーんカップケーキ焼いてきたのでどうぞ!」
小鳥「キャーありがとう春香ちゃん」
P「か…カップケーキか?うまそうだな」
真「……………」サッ
P「隠さなくても盗らないから…」
真「4個シカナイノデ」
P「そ、そうか。ならしかたないな!諦めるよ」
春香「………粉ならありますけど」ドサッ
P「薄力粉!?いやこれこのままじゃ食えないし…遠慮しとくよ」
春香「………そうですか」
P「えーっと…そ、そうだ!仕事仕事」
P(ええーなにこの空気?俺なんかしたっけ?昨日までは普通だったのに)
小鳥(プロデューサーさん、デスクに戻るなり頭を抱えてるわ。効いてるようね…。ふふ)
P(PC内のデータか?俺のコレクション見られた?…いや、みんなのグラビア宣材NG集だとか、プロデューサー権限を)
P(フルに活用して入手した宝物たちは全部家のPCに移してある。こっちに保存してあるのは仕事用で通るレベルのはず)
P(じゃあ何だ?うーん…)
雪歩「春香ちゃん、真ちゃん、紅茶入れてきたよ」
春香「ありがとう」
真「ありがと。雪歩」
雪歩「小鳥さんもどうぞ」
小鳥「ありがとう。じゃあ私も休憩しようかしら」
雪歩「プロデューサー」
P「お、ありがとう雪歩」
雪歩「水」コトッ
P「お…おう」
P(プリンの空き容器に、おそらく水道水…)ズーン
小鳥(みんな、やるじゃない)ヒソヒソ
雪歩(私も、うまくできたでしょうか)ヒソヒソ
春香(すごいよ雪歩。プリンのカップを再利用するなんて)ヒソヒソ
真(春香も良かったよ。さすが二人とも、演技上手いなあ)ヒソヒソ
<ヒソヒソワーキャー
P(……どうしてこうなった……)
P(とりあえず仕事が手につく状況じゃないな。ちょっと早いけど次の現場行くか…)
P「あ…じゃあ俺、フェアリーの3人のとこ行ってきます」
<ハーイ イッテラー
~ブーブーエス局内~
P(撮影は終わってるはずだから…楽屋かな)
P(……おっ、向こうから歩いてくるのは竜宮小町&律子じゃないか!)
P(ちょうどいい。事務所のあの様子…何か知らないか探ってみるか)
P「おーい!偶然だな。そっちもこれから上がりか?」
律子「!」
P「俺も今、美希たちを迎えに来たとこなんだよ」
あずさ「……………」
P「それでな、ここに来る前、ちょっと事務所に寄ったんだけどさ、どうも春香と真と雪歩の様子がおかしかったんだ」
亜美「……………」
P「なんか妙に冷たいっていうか、あれ?俺嫌われてる?みたいな…。いやいや俺もプロデューサーの端くれだし、間違っても」
P「自分の担当アイドルから嫌われるとかないよ。あるわけない。今のは例えっていうか言葉のあやっていうかね」
P「なーんとなくそんな雰囲気だったかなーって。本当に嫌われてるわけじゃないよ。そんなわけないじゃん。ねえ?」
伊織「……………」
P「………………………うん」
P(あれーーーーーーーーー?誰も相槌すら打ってくれないっていうか、それどころか目すら合わせてくれないんだけど?)
P(これってまさかシカt…いやいやいやまさか。そんなわけないじゃん。そんーなわけないじゃん?)
P(これはあれだ…漫画とかでよくあるあのー、自分が死んだと気づかずに浮遊霊になっちゃってるパターン!かな。…だな。うん)
P(もうそれ以外に合理的な説明がつかないもん。ここはそう考えるしかないじゃない?まあ死んじゃったことは残念だと思うよ?)
P(でも大局的に考えるとそこは大して重要じゃないよね。…そう!今俺がしなくてはならないことは…!)
P(これまで散々妄想してきた「もし俺が透明人間になったら」を実行することだ!!)
伊織「ねえ、なんかブツブツ言ってぐねぐね悶えながら後ろついてきてるんだけど」
P(俺はッ!伊織の、尻を、撫でるッ!)ペローン
伊織「ぅきゃっ!?なにやってんのよアンタはああっ!」ベシーン
伊織「この変態ッド変態!!」
亜美「あははは、逃ーげろー!」
あずさ「あらあら~」
P「あッれー?俺、生きてる…?」
律子「何言ってんだか…」
~楽屋前~
P(俺が実は死んでなかったという事実。それは大変喜ばしいことだ)
P(しかしなぜだろう。心が痛い。あとさっきひっぱたかれた頬がすげえ痛い。じんじんする)
P(そして今765プロに一体何が起こっているのだろうか)
P「お疲れ、みんな!迎えに来たぞ。このまま次、HMVに移動な」
美希「………オヌィギリ…」Zzz
貴音「うえだぶみ るなぜしせちと」
響「お疲れ様です。プロデューサー」
P「…うーん、こっちはこっちでよくわからん」
P「美希は…寝てるのか?半目でよだれたらしながらついてくる…」
美希「…………ババルォア…」Zzz
P「…なんかゾンビみたいだな」
響「美希は気分が乗らないときによくこうなります」
響「おにぎりかいちごババロアを持っていれば後ろをついてきます」
貴音「めるちざぜ ねらび」
P「…まあ美希のことは分かった。ところで…」
P「貴音のことは前々からエキセントリックだと思っていたが、遂に宇宙的な言語で喋るようになっちゃったのかな」
貴音「まむずいか かるたとみぐじ」
響「おそらく地元の訛りが出ているのではないでしょうか」
P「絶対日本じゃないよこれ…。それに方言と言えば、響」
響「なんですか」
P「お前の方言はどこ行ったんだ」
響「そういう気分じゃありませんので」
P「…そ、そうか。しかし3人とも大丈夫か?これからすぐ新曲発売記念のインストアイベントなんだが」
響「なんくるありません」
P「いやしかし…」
~イベント中~
インタビュアー「この曲はMVもまた、気合が入ってると伺いましたが」
貴音「ええ。また一歩、私達の目指す高みに近付いたと言っても良い出来かと」
美希「みんなすっごいキラキラしてるの。もちろん、ミキが一番だけどね。あはっ☆」
響「そ、れ、でー、歌もダンスも完璧なそのMVを今日ここで初公開しちゃうぞー!」
\ウオオオオオオオオ ワー キャー/
P「……………」
~帰りの車中~
美希「………コメイツィゴ…」Zzz
貴音「ぞなのへみ まよれ」
響「なんくるありません」
P「なんなのこれ」
~パーティー当日朝 事務所~
P「もう俺にはお前しかいない!今日からお前のプロデュースに全力を注ぐことに決めた!」
真美「兄ちゃん、もう相当ヤバい感じだね…」
P「なに?自信がないのか?やる前からそんなことでどうする!」
やよい「…そうだね」
P「やるからには本気だ!世界初のハムスターアイドルとして、一緒にトップアイドルを目指そうじゃないか!」
ハム蔵「ヂュイ!」
P「よーし!良い返事だ!」
千早「…ちょっと冷たくしすぎたかもしれないわね」
P「デビュー曲は…そうだな。太陽のジェラシーでどうだ?お前は何となく春香に声質が似てるからな!」
P「…ん?歌は苦手か?なあに心配ない。春香の最初の頃とあまり変わらないさ」
真美「発言の内容もかなりヤバいね」
千早「しかもハム蔵が『私マーメイ♪』だとすると、もう妖怪か何かとしか思えないわね」
P「じゃあ先にダンスから覚えるか?イントロなしでサビから入る曲だから、覚えるのも楽だと思うぞ。いいか?まず足の位置は」
P「…あ、おい!ハム蔵!」
やよい「……逃げられちゃったね…」
千早「コミュニケーションが取れてたわけではなかったみたいね」
真美「まあそうだろうとは思ってたけどね…。あ、すごくヘコんでる」
千早「それにしても、今日までに蓄積したダメージは思った以上に深刻みたいね」
真美「そだねー。でもこれも今日までだし、あとちょっと我慢してもらうしかないっしょ」
やよい「ちょっとかわいそうだけどね」
真美「真美的には、とどめはやよいっちの一言だったと思ってるけどねー」
やよい「あ、あれはそういうのじゃなくって」
~数日前~
やよい「プロデューサー!」
P「ど、どうしたやよい。……お前は普通に接してくれるんだな。聞いてくれよ、何かみんなの様子がおかしくって」
やよい「しばらくの間、わたしの半径2メートル以内に近づかないでください」
P「へ?」
やよい「お願いしますね。それじゃ、失礼しまーす」ガルーン
P「ままま待ってくれやよい!俺なにかしちゃったか?事情聞かせてくれないか…?」
やよい「…やだもう…無理ぃ…」
P「!!」
P「………う、うん。近づかないから。大丈夫大丈夫。…うん」
~~~~~
やよい「だからあれは、私嘘つくのとか下手だしすぐ態度でばれちゃいそうだから、なるべく近づかれないようにしようと思って…」
やよい「近くに寄られると隠し通すのもう無理ーって感じになっちゃって」
真美「うんまあ、事情を知ってる真美達には分かるんだけどさ、兄ちゃん的には」
真美(やよい声で)「わたし、プロデューサーのこと生理的に無理だから近づかないで欲しいかなーって」
真美「…って思ったんじゃないかなー」
千早「あのときのプロデューサー、困った感じで笑顔作ってる堺雅人みたいな表情だったものね」
真美「うん、…かなり複雑な顔してたよね」
P「みんなホントおかしいよ。ちくしょーめ!…なあ、お前もそう思うだろ?」
千早「今度は絡み酒みたいなテンションになったわね」
やよい「あれ、お酒じゃなくて缶コーヒーだよね?」
真美「Gu-Guガンモみたいだね」
やよい「…がんも?」
千早「真美、今どきの女子中学生はGu-Guガンモ知らないと思うわ」
真美「今どきの女子高生もね」
P「おかしいと言えば音無さんだよ。あの人さ、あの服…なんて言うんだろ?まあいいや。あの制服似合うじゃん?」
P「俺もあの服着た音無さん好きだし、それはいいんだけどさ、あの人あの服で出歩きすぎじゃね?」
P「だいぶ前に春香がCD屋の店頭で手売りしてたとき、音無さんが手伝ってたんだけどさ、そのときもあの服だったのね?」
P「まああれは仕事途中で抜け出してきた感じだったし、多少不自然ではあったけど、そのへんはしょうがないかなと思うわけ」
千早「…べろちょろ相手に熱弁をふるっているわね」
真美「あのメガネ、ノンタックのメガネだったのかな?」
やよい「…のんたっく?」
千早「真美、今どきの女子中学生はノンタックのおでこのめがね知らないと思うわ」
真美「今どきの女子高生もね」
P「でもさ、あの人応援とかときどきは会場アナウンスとかでライブ会場来てくれるじゃん?そのときもあの服着てるでしょ?」
P「舞台袖とかであの格好見るとなんか…ダメじゃないけどさ、違和感あるよね。…あ、お前食ってる?遠慮しないでもっと食えよ」チャリン
P「極めつけはさ、こないだの花見だよ。お前もいただろ?あのときもあの服だったんだよ。覚えてる?普通花見に制服で来るー?」
P「来ないでしょ?普通の女子はさ、仕事切り上げて花見に行こうってなったら私服に着替えて行くよ?あの服で来るって…ねえ?」
真美「やよいっち、べろちょろ救出してあげなくていいの?」
やよい「うん、なんかお金食べさせてもらってるみたいだし。まだ100円玉積んであるし」
真美「確かに、連コイン期待できそうな感じだね」
P「いや誤解しないで欲しいんだけど最初に言った通り、俺はあの服着た音無さん好きなんだよ。でもあの格好はいつも見てるしさ」
P「ああいう特別なイベントのときくらい私服が見てーよなー。……あ、時間」
P「あ、あのう、そろそろレッスンに出る時間なんですけど、準備のほうはよろしいですかね…?」ビクビク
千早「ええ。高槻さん、真美、行きましょうか」
P「へへへ、いつもすいやせんね、いやーリーダーの千早さんがしっかりしてらっしゃるから、このユニットも安泰でさあ」ペコペコ
千早「いいですから、早く車出してください」
P「へい!只今!」
真美(下手に出すぎて良く分かんないキャラになってる…)
やよい(思ったよりお金増えなかった…)ショボーン
~パーティー当日夜 事務所~
P「…只今戻りましたぁ…」
全員「「「プロデューサーさん、お誕生日おめでとうございまーす!!」」」
P「………へ?」
小鳥「うふふ、サプライズ大成功ですね!」
P「あ、あれ?…え?」
春香「プロデューサーさん、お誕生日おめでとうございます。私達3人でケーキ作ったんですよ!」
真「結局春香のプレゼントに乗っかる感じになっちゃったけど、ボクも結構頑張ったんですよ!」
雪歩「お茶も含めて、デザートの時間を3人で共同プロデュースしたんです。楽しみにしててくださいね」
P「あ…うん。ありがとう。…え?本当に?」
千早「ふふふ。もう、プロデューサー、疑いすぎです」
真美「そりゃ無理もないっしょー。兄ちゃん、すっごい落ち込みっぷりだったもんねー」
やよい「あのあの、プロデューサー、ごめんなさい!私、プロデューサーにひどいこと言っちゃいました」
P「やよいぃ」ブワッ
P「いいんだよ、やよい。俺が嫌われたんじゃないんなら、いいんだ」
律子「おめでとうございます、プロデューサー殿。…ってちょっと!鼻水拭いてください!」
あずさ「私達も、ひどいことしてごめんなさいね~」
亜美「亜美的には、ちょっち物足りなかったけどねぃー」
伊織「どう?この伊織ちゃんのありがたみが分かったでしょ?にひひっ」
P「いおりいぃ」ガバッ
伊織「きゃう!ちょっと!離しなさい!どさくさに紛れてお尻を撫でるな!」バシーン
P「うぇへへ、痛い。夢じゃないんだな」
響「うわあ、プロデューサーついにバカになっちゃったんだな」
P「うるせー。だいたいお前のチームが一番訳分かんなかったんだよ!お前のほうがバカだ。ばーかばーか」
美希「ハニー、これでひとつ大人になったから、そろそろミキをお嫁にもらってもいいんじゃないかな?」
P「あのな。分かってると思うけど、俺のじゃなくてお前の年齢が問題なの」
貴音「今宵は素晴らしき夜ですね。貴方様がこの世に生を受けたからこそ、私達はここで絆を紡いでいる」
貴音「人の縁とは真、不思議なものです…。さあ祝いましょう。貴方様の誕生と、今こうして皆が共に在ることを!」グウゥゥ
P「ふっ、あははは、貴音、せっかくいいこと言ってるのに腹すごい鳴ってるぞ」
P「みんな、ありがとう!こんな最高の仲間達に囲まれて祝ってもらえるなんて、今日は人生最高の誕生日だ!」
P「あー、俺もさっきからご馳走の匂いで腹減ってきたよ。早く食べよう!」
春香「はい!じゃあ改めまして、プロデューサーさん、お誕生日おめでとうございます。そしてー…」
アイドル達「「「これからも、プロデュースよろしくお願いします!!」」」
おしまい
39 : 以下、名... - 2013/07/15(月) 19:38:21.94 6JejjCBP0 30/39読んでくれた人、支援してくれた人、どうもありがとう
もしかしたらPがかわいそうとか思った人もいるかもしれないけど、本当にかわいそうなのは社長だから
あと一応番外編として小鳥ENDだけ書いたから、小鳥さん好きな人はもう少し見ていってね
~パーティー途中 事務所~
真「ところでプロデューサー。この一週間、誰の反応が一番辛かったですか?」
響「そりゃあ演技も完璧な自分に決まってるよね!」
P「だからフェアリー組はないって」
亜美「だよねー」
真美「じゃあやっぱりやよいっち?それともゆきぴょんとかー?」
P「いや、一番はダントツで小鳥さんだな」
小鳥「ぴよ?」
やよい「小鳥さんって、何か特別なことしてたかなあ?」
P「してたんだよ!お前達は知らないだろうけどな…。まず毎日のお弁当を作ってくれなくなった!」
千早「え?」
P「そして仕事帰りに俺の家に来てくれなくなった!」
雪歩「ええ?」
P「そして何より!毎週楽しみにしてる週末のお泊まりまで無かったんだぞ!」
伊織「お泊まり…って、えええ!?」
春香「プロデューサーさんと小鳥さんって、そ、そういう関係だったんですか!?」
美希「ちょっと小鳥!どういうことか説明して欲しいの!」
律子「二人とも、今日はじっくり話を聞かせてもらいますからね!」
P「はは、参ったな。…ねえ、小鳥さん」
小鳥「もう、Pさんったら。事務所のみんなには秘密だって言ったじゃないですかぁ」テレピヨ
…………………
……………
……
P「音無さん、音無さん!起きてください!」
律子「小鳥さーん!聞こえてますかー?もう帰りますよー!」
小鳥「…えへへ、あしたからはまたおべんとうつくってあげましゅからね~」ピーヨピヨピヨ(寝息)
あずさ「あらあら、ちょっと飲み過ぎちゃったみたいね~」
P「まったく、みんな帰った後で良かったよ。さすがに教育によろしくないよな」
律子「小鳥さんの場合、今さらという気がしなくもないですが」
あずさ「でも困ったわ~。暖かい季節とはいえ、さすがに事務所に寝かせて帰るのはかわいそうだし~」
律子「仕方ありませんね。今日は私の家に連れて帰りますか」
P「大丈夫か?」
律子「ま、幸い明日は休みですし。この状況、今日が初めてってわけでもないですしね」
律子「その代わり、タクシーに乗せるまでは手伝ってくださいね」
P「ああ、悪いな」
…………………
小鳥「…はねむーんは、どこにしましゅかー?」ムニャピヨ
律子「はいはい。熱海にでも行きますかね」
あずさ「じゃあ律子さん、お願いね~」
P「律子、今日はホント、ありがとうな」
律子「ええ。また来週から、バリバリ働いてもらいますからね!」
P「はは。任せてくれ」
律子「じゃ、おやすみなさい」バタン
P「おう、おやすみ」
あずさ「おやすみなさ~い」
P「……………」
あずさ「……………」
P「さ、じゃあ俺たちも帰…」
あずさ「プロデューサーさん。良かったら二次会、しませんか?」
P「え?」
あずさ「…だめですか?」
P「いえいえ、だめじゃないです!…それじゃあえーと、店はどこがいいかな…」
あずさ「うふふ。私まで小鳥さんみたいになっちゃったら、プロデューサーさん困りますよね」
P「え、ええ。さすがに家に連れて帰るわけにはいかないですしね。はは…。じゃあアルコールは無しで…」
あずさ「だ、か、ら~、私の家で、飲み直しませんか?」
P「ぅえ?」
あずさ「……ね?」
P「…そ、そうですね!それなら酔って寝ちゃっても安心ですもんね!」
あずさ「…本当に、安心なんですか~?」
P「も、もちろん!」
あずさ「うふふ。冗談ですよ。じゃあ、行きましょうか~」
P「は…はい!」
あずさ「ふふ。いいお返事~。じゃあ…、はい」
P「はい?」
あずさ「手、つないでください。私が迷子になったら、プロデューサーさん、困るでしょ?」
P「あ、そ、そうですね!じゃあ…はい」
あずさ「それじゃ、しゅっぱ~つ!…うふふ」
おしまい
49 : 以下、名... - 2013/07/15(月) 19:54:22.45 6JejjCBP0 38/39最後まで読んでくれて、どうもありがとう
悪いけど、用意したのは小鳥ENDだけなんだ
いやーやっぱり小鳥さんはいいよね!
48 : 以下、名... - 2013/07/15(月) 19:53:34.30 AHqeriEO0 39/39え?え?


