春香「で、その有名な心霊トンネルに行ったのよ」
春香「そしたら」
春香「……ドンドンドン!!」
春香「って車を叩くような音がしたわけ!」
春香「乗っていた人たちは怖くなって、もう『わー!』って逃げたの」
春香「でようやくトンネルから出て、車を見ると」
春香「なんと!無数の手形が車についてたの!」
元スレ
春香「じわじわくる怖い話」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373460590/
春香「その人たちは怖くなったからガソリンスタンドに行って車を洗車したの」
春香「で、ほとんどの手形は消えたんだけど、一つだけ残ってたんだって」
春香「……おわり」
千早「……」
春香「どう!これってどこが怖いか……!!」
真「内側についてたんでしょ?手形」
のヮの「あれ!?」
千早「ふぅ……なにかと思えば……」
春香「え!?こ、怖くなかった!?」
真「というか」
雪歩「そんなあまりにも有名な話をドヤ顔で話す春香ちゃんが怖いですぅ」
真(あ、黒雪歩だ)
春香「えー!?これって有名なの!?」
千早「……すごく」
春香「えー……昨日初めて知ったときすごい怖かったのにー……」
雪歩「まあ最初に知ったときはちょっと怖かったけど……」
春香「がくーん……」
――――
春香「それで、警察に相談したらその発信されてる携帯を逆探知してもらえることになったの」
春香「その夜、またそのストーカーから電話がかかってきたの」
春香「相変わらず相手は無言」
春香「結局20秒くらいで電話は切れちゃったの」
春香「そしたらすぐ警察から電話がかかってきて……」
春香「『すぐその部屋から出てください!』って言われたの」
春香「女の人は不審に思いながらも外に出て……」
伊織「発信源が部屋の中だった、ってやつね」
のヮの「あれ!?」
あずさ「有名よね~」
春香「こ、これもですか!?」
伊織「超有名よ。ちょーね」
春香「うう……そうなんだ」
あずさ「ま、まあまあ」
春香「っていうかみんな怖い話知りすぎじゃない!?」
伊織「春香が遅いだけじゃない?」
あずさ「夏の風物詩だしね~」
春香「がくーん……」
――――
春香「海に遊びに来ていた大学生三人が行方不明になって3時間……」
春香「とうとう捜索隊が出されることになったの」
春香「結局見つからなかったんだけど、さらに捜索隊の一人が帰ってこないという事態になっちゃったの」
春香「そして翌朝……」
真美「捜索隊のメンバーに行方不明の三人がしがみついて死んでたってやつでしょ?」
のヮの「あれ!?」
亜美「っていうかぬ~べ~じゃん、それ」
真美「先に死んだはずの大学生が、どういうわけか捜索者にしがみついてたってことっしょ?」
春香「え~……」
春香「真美たちなら世代的に知らないと思ったのに……」
真美「んっふっふ~、双海姉妹をなめてもらっちゃ困りますな~」
亜美「漫画、ゲーム、アニメなど、遊びに関しては負けるわけにはいかないのさ!」
春香「がくーん……」
――――
春香「や、やよい!八尺様って知ってる!?」
やよい「知ってますよー」
やよい「しかも、それってじわじわくる怖い話じゃないですし」
のヮの「」
――――
春香「うう……」
美希「春香最近怖い話に凝ってるの?」
春香「凝ってるってわけじゃないけど……」
春香「昨日知ったら誰かに話したくなっちゃって……」
貴音「ソ、ソノヨウナ……ヒカガクテキナモモモモノハ……」
響「怖い話なら自分もあるぞ!」
春香「どんなの?」
響「うん、自分沖縄出身でしょ?」
美希「うん」
響「で、地元には地域ごとの公民館とかあるんだけど」
響「そこには簡単な台所とかもついてるんさー」
春香「うん?」
響「でも使うのは話し合いとか行事とかの時だけで、普段は使わないから」
響「ホイホイとか仕掛けておくと5,6センチくらいのが何十匹も……」
はるみき「やめて!!」
貴音「……ふむ」
――――
P「ははは、まあそういうこともあるだろ」
P「ネタバレしてると全然怖くないからなぁ」
春香「うう……」
春香「っていうかみんなが詳しすぎじゃないですか?」
P「まあネット世代だしな」
P「そういう情報はいくらでも知ることができるからな」
春香「はー……そうですね……」
P「あ、ってことはアレも春香の仕業か?」
春香「アレ?」
P「ああ。朝事務所に来ると、ののワさん人形が俺の机の上に置いてあるんだけど」
春香「え?知りませんよ?」
P「あれ?そうか」
P「怖い話に凝ってるんだったら、なんか仕掛けてたのかと思った」
春香「私はやってないですよー」
P「そっか。じゃあまた亜美か真美あたりかなぁ?」
律子「……」
律子「あの、プロデューサー殿?」
P「ん?」
律子「朝に置いてあるんですか?」
P「ああ」
律子「あれが?」
のヮの「」
P「うん、あれ。ここ一週間ぐらいかな」
P「亜美とかに聞こうと思ってたんだけど、昼には忘れてて」
律子「……」
春香「どうしたんですか?」
律子「……プロデューサー殿って、基本的に最後に帰るじゃないですか?」
P「ん?まあそうかな」
律子「……」
P「それが?」
律子「プロデューサー殿が最後に帰って、朝に来た時には人形が置いてある……」
P「……」
春香「……」
律子「……」
のヮの『……』
P「……え?」
おわり
20 : VIPに... - 2013/07/10 22:04:11.01 2GAwufDw0 20/20
短めですが以上。読んでくれた方ありがとうございました。