武内P「(砂塚さんの歯、気になりますね)」ジィ
砂塚「……どーしました? Pサン。」
武内P「いえ……その。」チラッ
砂塚「歯……のコト?」
元スレ
武内P「(これは……気になりますね)」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1557339238/
砂塚「や、やっぱ、気になる?」
武内P「それは、はい……すみません。」
砂塚「他のヒトと比べて、変だもんね?」ショボン
武内P「(あっ……)」
武内P「いえ、素敵です……とても。」
砂塚「えっ……? え?」ドキッ
砂塚「い、いきなり何?」
砂塚「Pさん、どうしたの?」
武内P「……私は、好きですよ。」
砂塚「な、なんか謎いけど……」
砂塚「す、好きなんだ、自分のコト。」
武内P「ええ。魅力的で、カワイイですよ。」
武内P「……そこで、折り入ってご相談があります。」
砂塚「Pサンなら、乗ってあげマスよ?」
武内P「ありがとうございます。」
武内P「……非常に申し上げにくいのですが――」
武内P「は、を……」
砂塚「……」
武内P「歯を。私に、見せていただけませんか?」
砂塚「!? (もしやPサン、歯好きなんだ……?)」
砂塚「……ま、い、いいケド……?」ドキドキ
武内P「!」
砂塚「と、ところでさ……見たことある、よね?」
砂塚「じ、自分の歯……(なんか、恥ずい)」キョド
武内P「……確かに、刹那に垣間見た時は」
武内P「これまで、幾度かあります。」
砂塚「じ、じゃあ、別にイイじゃ――」
武内P「直接」ゴゴゴ
砂塚「はえ?」
武内P「直接、じっくりとは……」
武内P「まだ、拝見したことがありません。」
砂塚「そっか……って、だ、誰にも!」
砂塚「ご、誤解しないで欲しいケド……」オロオロ
砂塚「直接、み……見せたコト、ないし……」カァ
武内P「……」
武内P「……」フゥ
砂塚「P、Pサン?」
武内P「! ……これは、すみません。」
武内P「では、早速ですが……」
武内P「この椅子に座って下さい。」ガタッ
砂塚「ぁっ! ……(ヤバい、歯見せるのって)」
武内P「どうぞ。」スッ
砂塚「(Pサンに口開けなきゃ、イケないよね……)」チョコン
砂塚「(てか、そ、それって――)」
武内P「……私は、向かい合わせに」
武内P「座りますので、お気遣いなく。」サッ
砂塚「(……中、大丈夫? におい、えっ、あ)」グルグル
武内P「……砂塚さん、安心して下さい。」
武内P「事前に、人払いしてありますから。」
砂塚「……(誰もいない? ……二人きり?)」
砂塚「……」ゴクッ
砂塚「お、思ったより緊張するし……」
武内P「いつでも、構いませんよ。」
砂塚「そ、そっか……」
砂塚「(……自分、もう覚悟決めろ)」グッ
砂塚「(ますく、外して……)」パサ
砂塚「ふぁ……」ア~
武内P「……」ジロ
砂塚「~~っ」
砂塚「(は、恥ずい、やだぁ……)」
ニチャ……
砂塚「!」
砂塚「(だ、唾液……なんか、ヘンな音出たな)」カアァ
武内P「……」ジ~
砂塚「(ってゆーか、Pサン、すごい見てる)」
砂塚「(ど、どうしよ、絶対聞かれたし……)」ドキドキ
武内P「……」ジィ
砂塚「(あうっ……)」
砂塚「(こ、このままだと、口から)」
砂塚「(よ、ヨダレ出そ、あっ出ちゃう)」
トロ――
武内P「!」バッ
フキフキ……
砂塚「っ~~」
砂塚「(P、Pサンに、口拭かれちゃった……)」
砂塚「Pひゃん、まにゃデス……?」モゴモゴ
武内P「……そろそろ」
武内P「――終わりにしましょうか。」
砂塚「!」ホッ
武内P「砂塚さん。」
砂塚「なにゃんですか、P、Pサン……」
砂塚「(ち、ちょい噛んだけど)」
砂塚「(大丈夫、冷静に……)」フゥ
武内P「じっくり、拝見したところ」
砂塚「はぃ……(ま、まだあるの?)」
武内P「虫歯になりかけている状態の」
武内P「歯が二、三本確認出来ました。」
砂塚「……」
砂塚「?」キョトン
砂塚「あっ、そうなんだ?」
武内P「その、気になっていましたが」
武内P「中々、このような機会、時間が取れず」
武内P「また、非常に申し出にくい内容で」
武内P「この度は……」フカブカ
砂塚「P、Pサン、もういいよ」
砂塚「自分は、大丈夫だし?」アセアセ
武内P「すみません。ただ、十分改善出来る範囲です。」
砂塚「でも、治療痛そうだし、通うのめんどいな……」
武内P「砂塚さん、まずは弊社に併設している」
武内P「歯医者にいき、治療しましょう。」
武内P「勿論、完了するまでの間、私が毎日」
武内P「責任を持って、お送りしますので。」
砂塚「……そっか。あっ、でも予定次第じゃ」
武内P「いえ、当面は歯医者に通うことを」
武内P「優先し、こちらで予定は調整します。」
砂塚「やっぱ、いかないとダメ……?」
武内P「はい。」
砂塚「じ、自分でいくし、Pサンがそこまで」
武内P「……私は」
武内P「魅力的でカワイイ、素敵な砂塚さんの」
砂塚「っ!」ボンッ
武内P「いい笑顔が見たいと、常に考えています。」
砂塚「~~わ、分かった! イクって、約束。」
武内P「ええ、一緒に治していきましょう。」
武内P「では、今後のスケジュールですが――」
砂塚「はぁ……(Pサンは、ちょっと)」
砂塚「ずるいデス、ね。」ポツリ
おわり