1 : 名無しさ... - 23/05/02 22:14:12 62Eo 1/54こちら【ごはんSS祭】参加SSです。
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=28445&ukey=0
ここでしか読めないSSもありますし、よければ足を運んでみてください。
※~ は字幕設定です。
元スレ
高山紗代子「765四重奏!」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1683033252/
横山奈緒「4人の奏でるハーモニーが」
福田のり子「あっと驚く奇跡を起こす!」
佐竹美奈子「みんなで力を合わせれば」
高坂海美「世界記録も夢じゃない!」
高山紗代子「私たち」
みんな「「「「「ナムコカルテット!」」」」」
※この放送は765プロの自社制作でお送りします。
紗代子「みなさん、こんにちは! 765四重奏、今回は閃光☆HANABI団のメンバーでお送りします!」
美奈子「私たち、765プロのアイドル4人が協力して、いろんなことに挑戦していきます」
のり子「本日は劇場の会議室からお送りします」
海美「ここで挑戦することは、こちら!」
奈緒「ババン! ○で始まるおかずでご飯を食べる!」
※ルール
「あ」~「わ」の1文字を選びます。
その文字から始まる食べ物を丼状にして、ご飯をお茶碗1杯食べます。
3周できたら挑戦成功。ギブアップしたら失敗。
紗代子「ということで、先輩たちもやったものに挑戦します!」
のり子「その時は貴音がまさかのギブアップ!なので、リベンジします!」
紗代子「まずはこれに挑戦する4人を決めます。1人は料理を持ってくる係です」
美奈子「はい! 私が配膳役を」
奈緒「アカンて! 美奈子、逃げは許されへんで!」
紗代子「えっと、事前にジャンケンして、順番も役も決めました。配膳役は海美ちゃんです」
海美「そう! だから私だけプリティウェイトレス!」
紗代子「それじゃあ、始める前に円陣組もう!」
奈緒「よっしゃ!」
美奈子「うん!」
海美「わたしも入っていい?」
のり子「もちろん!」
紗代子「行くよ……何が来ても食べきるよ! ナムコ~」
みんな「「「「「カルテット!」」」」」
奈緒「……流石に食べられるモンやんな?」
紗代子「春香ちゃんが『○で始まる食べ物は?』っていうアンケートに回答したみたい」
のり子「春香なら安心だね」
奈緒「いや、でもそれって、ご飯には合わへんのも書いてるんちゃう?」
紗代子「それでは、一番高山紗代子、『た』でお願いします!」
美奈子「なんで『た』なの?」
紗代子「もちろん、狙いはたい焼き!」
のり子「え?」
奈緒「さっき私が言うたとこやん。ご飯に合わへんやろ」
紗代子「え?」
奈緒「……え?」
紗代子「合うよ?」
奈緒「いやいや、流石にそれは、な?」
のり子「……やったことはないかな」
美奈子「私も」
紗代子「視聴者の皆さんも、やったことない人は一度やってみてください。結構イケますから」
のり子「うーん?」
海美「お待たせしました!」
海美「たこ焼きです!」
紗代子「ああ! そっち!」
奈緒「ええなぁ、紗代子、当たりやん」
紗代子「え?」
奈緒「え?」
美奈子「……まぁ、人の好みはそれぞれってことだね」
のり子「そうだね」
海美「めしあがれ!」
紗代子「い、いただきます!……あっ、結構イケるかも」
奈緒「せやろ?」
美奈子「良かったね」
のり子「スタートとしては成功、かな?」
……
紗代子「ごちそうさまでした! 次、お願いします!」
美奈子「二番佐竹美奈子、『さ』でお願いします!」
奈緒「なんでなん?」
美奈子「紗代子ちゃんが『た』だったからね。私も苗字の頭文字にしてみたよ。佐竹飯店の『さ』!」
のり子「そんな理由で大丈夫?」
美奈子「うん。それに、サケとかサバとかサンマとか……魚系が来るんじゃないかな、って」
奈緒「たしかにな」
海美「お待たせしました! サバの味噌煮です!」
美奈子「やった!」
のり子「大当たりじゃん」
紗代子「すごいです!」
奈緒「ええなぁ、美奈子」
美奈子「いただきます!……おいしい!」
……
美奈子「ごちそうさまでした!」
奈緒「さ、次は私やな」
のり子「流れ的には『よ』?」
奈緒「せえへんで! 絶対ヨーグルトが来るやん!」
のり子「そうとも限らないんじゃない?」
奈緒「いや、この世に『よ』から始まる食べ物なんて、ヨーグルトしかないからな」
紗代子「そんなことはないと思うけど……たしかにヨーグルトって書いてそうだよね」
奈緒「実はたこ焼き狙いやってんけど、先に取られたから、『お』で!」
美奈子「お好み焼き?」
奈緒「せやで。たこ焼き書いてんねんから、お好み焼きも書いてるやろ」
のり子「たしかに、良い読みだね」
海美「お待たせしました!」
奈緒「ん?」
紗代子「これって……」
海美「おにぎりです!」
奈緒「ちょっ」
※ライスオンライス
のり子「なるほど、そうきたか」
美奈子「たしかに。うん、そうだね」
奈緒「しゃーない、とりあえず、具材は……んん?」
海美「しおむすびだって!」
奈緒「せやろな!」
紗代子「な、奈緒ちゃん、頑張って!」
奈緒「いただきます……うん……」
のり子「行けそう?」
奈緒「まぁ……ギブアップするほどではないけど、とにかく味が薄」
海美「あっ、そうだ! 物足りなかったら、お助けアイテムとして、女子力ソースは使用オッケーだって」
奈緒「白米おいしいわー! ほんのり塩味最高!」
……
奈緒「ふー。ごちそうさん……」
のり子「よし、次はアタシだね。当然、焼き肉狙いの『や』!」
美奈子「なるほど、これは結構良さそうな」
紗代子「焼き魚とか、焼き芋もあるし」
のり子「焼き芋は合うか微妙だけど、まぁ、焼いてるものはご飯に合うと思うよ」
奈緒「焼きおにぎりは?」
のり子「……奈緒のよりマシかな」
奈緒「……せやな」
海美「お待たせしました!」
のり子「え?」
美奈子「あ……」
紗代子「これは……」
奈緒「ついに来たんちゃう?」
海美「焼きプリンです!」
のり子「」
海美「めしあがれ!」
美奈子「数ある食べ物の中でスイーツをチョイス……流石、春香ちゃん」
紗代子「これ、フルーツもありそうだね」
奈緒「せやな。イチゴとかリンゴとかミカンとか、気ぃつけんと」
のり子「ちょっとみんな、今、アタシのターンだから!」
奈緒「ギブアップ?」
のり子「ノー! いただきます!」
のり子「……」
美奈子「どう?」
紗代子「案外、イケたり?」
のり子「……一言いい?」
紗代子「どうぞ」
のり子「はるかぁぁぁぁ!!」
奈緒「あはははは」
※春香に悪気はありません。
※苦しみながらも何とか完食。続いて紗代子は『く』を選択。
海美「お待たせしました! クッキーです!」
紗代子「ああ! そっか! やっちゃった!」
のり子「アタシで学ぼうよ」
紗代子「栗ご飯狙ってたのに……」
※何とか完食。続いて美奈子は『ま』を選択
海美「お待たせしました! 麻婆豆腐です!」
美奈子「やった! 大当たり!」
のり子「すごい! 予想通りじゃん!」
奈緒「めちゃめちゃ冴えてんな」
海美「めしあがれ!」
美奈子「いただきます!……うん、おいしい!」
のり子「佐竹飯店のと比べてどっちがおいしい?」
美奈子「それは……ここで作ると火力が弱めになっちゃうから、うちかな」
紗代子「ちなみに、料理は得意なスタッフさんが3人で事前に手分けして作ってくれたみたいです」
奈緒「つまり、生モンはないっちゅーことやな」
のり子「そっか、じゃあフグ刺しとか出てこないんだね。次は『ふ』選ぼうと思ってたんだけど」
……
美奈子「ごちそうさまでした!」
奈緒「さぁ、次はちゃんとしたおかず選ぶで……『て』で!」
のり子「あっ、取られた!」
奈緒「ええ狙いやろ? 点心もあるし、天ぷらもあるし」
のり子「そうそう」
紗代子「なるほど」
美奈子「天津飯もあるね」
奈緒「またご飯の量増えるんかいっ、って感じやな」
海美「お待たせしました!」
奈緒「あっ!」
美奈子「あっ」
紗代子「え? すごくない?」
海美「天津飯です!」
奈緒「またご飯の量増えるんかいっ!」
のり子「あははははは」
奈緒「美奈子、これとか、さっきの麻婆豆腐とか、作ったん?」
美奈子「作ってないよ。当たったのは本当にたまたま」
海美「めしあがれ!」
奈緒「はぁ……いただきます……あっ、さっきより全然イケるわ」
紗代子「良かった!」
奈緒「ホンマ、さっきのおにぎり丼はなんやったんやろな」
※完食。続いてのり子は『え』を選択
海美「お待たせしました! エビチリです!」
のり子「よし来た! エビ系!」
奈緒「恵方巻きちゃうかったか……春香、絶対佐竹飯店行った次の日とかにアンケートやってるよな」
紗代子「そうかもしれないね」
海美「めしあがれ!」
美奈子「みんなもこの後うちに来る?」
紗代子「えっと……」
奈緒「ご飯3杯食べてから行くとこちゃうで」
のり子「だから、アタシのターンだって! 注目して! いただきます!」
……
のり子「ごちそうさま! さぁ、ラスト1周!」
紗代子「よし、何が来てもあきらめません! 絶対食べきってみせます!」
奈緒「何にする?」
紗代子「あきらめない……の、『あ』で!」
美奈子「あっ」
奈緒「……紗代子、覚悟しときーや」
紗代子「へ?」
海美「お待たせしました!」
海美「杏仁豆腐です!」
紗代子「あっ! しまった!」
美奈子「紗代子ちゃん……」
奈緒「そもそも、何狙いやったん?」
紗代子「あんこなら、おはぎみたいにして食べられるかなって」
のり子「……あんこが大丈夫なら杏仁豆腐もイケるんじゃない?」
紗代子「……頑張ります!」
海美「めしあがれ!」
紗代子「いただきます!……」
奈緒「紗代子、大丈夫?」
紗代子「……大丈夫! このタスキ、絶対に繋ぐから!」
美奈子「無理しないでね」
紗代子「ふー……よし!……」
のり子「い、一気に」
紗代子「……ぅぷ」
奈緒「ちょっ、海美、バケツ!」
海美「はい!」
紗代子「だ、だいじょう……んくっ。ふー、よし! ごちそうさま!」
美奈子「おお~すごいよ、紗代子ちゃん!」
のり子「気合いだね」
紗代子「それだけは負けません……後は託します!」
美奈子「任せて!」
美奈子「それじゃあ、私は『か』で!」
のり子「かで始まる中華……?」
美奈子「中華じゃなくて、カレーとか、カニとか」
奈緒「たしかに! やっぱ冴えてるな、美奈子」
のり子「本当だね……って、紗代子、大丈夫?」
紗代子「だっ、大丈夫。気合いで何とか……」
奈緒「体調悪くなる前に言うてな……」
海美「お待たせしました!」
美奈子「あっ」
のり子「あ、それか」
海美「カステラです!」
美奈子「あちゃー……」
奈緒「ついに美奈子もハズレ引いたか」
美奈子「たしかにここまで、おいしく食事をしてただけだし、最後は頑張るよ」
のり子「頼むよ!」
海美「めしあがれ!」
美奈子「いただきます!……ふふっ」
奈緒「どないしたん?」
美奈子「予想通りだなって……頑張るね」
のり子「ファ、ファイッ」
……
美奈子「ごちそうさま! 後はお願いね!」
奈緒「任しとき! それじゃあ、『は』! 絶対ハンバーグやろ!」
のり子「なるほど!」
奈緒「万が一違っても、ご飯の上にご飯が乗ってることはもうないはず」
のり子「ここまでライスオンライスだもんね」
海美「お待たせしました!」
海美「ハンバーガーです!」
奈緒「パンいらん!」
美奈子「まぁ、奈緒ちゃんなら」
のり子「たしかに、奈緒ならイケそう」
奈緒「お好み焼きで食べようとしたしな! いただきます!」
……
奈緒「ごちそうさん! さぁ、ラストやで、のり子!」
のり子「よし! でも、どうしよう……」
美奈子「決めてないの?」
のり子「応援に必死で……何にしようかな」
奈緒「最後やし、派手なのがええよな」
のり子「たしかに、フィニッシュホールドはかっこいい方が良いよね」
美奈子「派手な食べ物って?」
奈緒「思わずSNSに載せたくなるような、映えるやつやろな」
のり子「映える……あっ、じゃあ、『と』にするよ」
美奈子「どうして?」
のり子「とうもろこしとかトマトとか、黄色!赤!って、映えない?」
奈緒「いや、そうかもしれんけど、わざわざおかずとして微妙なやつ選ばんでも」
海美「お待たせしました! トマトです!」
のり子「赤っ! 予想通り! ほら、どう?」
奈緒「いや、うん」
美奈子「そうだね」
のり子「え? 微妙な感じ?」
奈緒「そんなことないで。よし、クリアやな」
美奈子「そうだね」
のり子「待って! まだ食べきってないから!」
奈緒「ちょっと微妙なだけで、そこそこ普通に食べられるやろ?」
のり子「そうだけどさぁ! アタシ、今日の扱いこんな感じなの?」
奈緒「気づいた?」
のり子「ああ、もう! いただきます!」
のり子「うん……食べられなくはないかな」
紗代子「良かった。一気に決めちゃってください!」
奈緒「紗代子、復活した?」
紗代子「心配かけちゃったね。でも、もう大丈夫!」
美奈子「良かったね」
のり子「……あ、そうだ」
のり子「あー、なんだか物足りないなー」
美奈子「へ?」
のり子「海美ー」
紗代子「え?」
海美「どうしたの?」
奈緒「ちょっ、アカン! アカンて、のり子!」
のり子「女子力ソースかけちゃって!」
海美「オッケー!!」
奈緒「あああ!」
奈緒「何言うてんねん! 確実にクリアやってんで!」
のり子「ほら、プロレスでも、ギリギリの勝負の方がおもしろいじゃん」
奈緒「そうかもしれんけど!」
海美「おいしいから大丈夫! のりさん、どれくらい?」
のり子「お任せで!」
海美「はいよっ!」
奈緒「のり子ぉ!」
のり子「さて……じゃあ、最後まで一気に行くよ」
紗代子「の、のり子さん。無理しないで」
のり子「大丈夫大丈夫。でも、のり子コールよろしく!」
奈緒「ああ、もう! のーりー子!」
美奈子「の、のーりー子!」
紗代子「のーりー子!」
海美「のーりー子!」
のり子「いただきます!……」
のり子「……」
奈緒「……お、お?」
紗代子「え? すごい」
美奈子「のり子ちゃん!」
のり子「……完食! ごちそうさま!」
紗代子「やった!」
奈緒「すごいやん、のり子」
美奈子「大丈夫?」
のり子「海美」
海美「なに?」
のり子「おいしかった! これ、また作ってよ」
海美「うん! ほらね、おいしいって言った通り!」
奈緒「……マジで?」
紗代子「はい、ということで、今回のチャレンジは大成功でした!」
みんな「「「「わー!」」」」パチパチパチパチ
紗代子「またメンバーを変えて、いろいろなことに挑戦していきますので、よろしくお願いします!」
みんな「「「「よろしくお願いします!」」」」
紗代子「それでは、またお会いしましょう! ナムコ~」
みんな「「「「「カルテット! バイバイッ」」」」」
※この放送は765プロの自社制作でお送りしました
のり子「っ遅効性」キュー
美奈子「のり子ちゃん!?」
おわり
54 : 名無しさ... - 23/05/03 22:37:46 2t4C 54/54
味はイケても胃腸にダメージが来たのか、味覚をバグらされたのか……
完結報告してきます。