3がつ○にち (はれ とてもあったかい)
きょうは小春ちゃんとじむしょのみんなで「おはなみ」にいきました
お外はぼくにはまだちょっとさむかったけど、小春ちゃんにだっこしてもらったのでぽかぽかあったかかったです。
ピンクいろのお花がひらひらがおちてきてとてもきれいだったので、おもわずたべちゃいました。
でも、このお花はたべるより見てるほうがたのしいなっておもいました。
さなえさんにからまれたりもしましたが、しょうじきよっぱらいの言っていることはよくわかりませんでした。
家にかえったあとは、小春ちゃんにいっぱいペロペロしてもらいました。
元スレ
モバP「小春の部屋からヒョウくんの観察日記が出てきた……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364812254/
4月△日 (はれ いい天気)
今日は小春ちゃんの「にゅうがくしき」があったそうです。
ぼくは学校にはいけないけど、朝おきたら小春ちゃんが新しいおようふくにきがえていました。
小春ちゃんは今日から、「ちゅうがっこう」というところに通うそうです。
背中にはピカピカのカバンをしょっていて、小春ちゃんはとてもえがおで、
なんだかすごくあったかいきもちになりました。
そうして見ているうちに、小春ちゃんもぼくがおきたのに気づいたみたいで、ぼくのことをだっこしてくれました。
そのまま小春ちゃんのパパにしゃしんをとってもらいました。
おひるになってかえってきた小春ちゃんはやっぱりえがおで、ぼくもたくさんぺろぺろされました。
5月○日 (はれ あったかい)
今日は小春ちゃんのかぞくといっしょにキャンプにいきました。
ひさしぶりのたいようはとてもまぶしくて、あったかくて、まるで小春ちゃんみたいだなあっておもいました。
よるはテントの中でねることになりましたが、小春ちゃんはお外ねるのはなれていないみたいで
犬のなくこえをきくたびにびくっとなってぼくのことをぎゅっとだきしめてきました。
小春ちゃんにだきしめてもらうのはだいすきだけど、やっぱり小春ちゃんはえがおがいちばんだなっておもいました。
6月×日 (雨 すごしやすい)
さいきんは雨の日ばっかりで小春ちゃんともおうちにいることが多いです。
雨の日は小春ちゃんがいっぱいあそんでくれるから、ぼくは雨の日がだいすきです。
お休み日に小春ちゃんとあそんでいると、たまにひかるちゃんやれいなたちがきて、
れいなが小春ちゃんのことをいじめようとします。
だからぼくがれいなにとびかかって小春ちゃんのことをいじめるれいなをこらしめてやります。
れいなはぼくがちかづいただけでとてもびっくりするから、おもしろいです。
そんなぼくを見て、小春ちゃんはびっくりさせちゃだめだよって言ってぼくのことをしかります。
でもあとから、たすけてくれてありがとうと言ってもらえます。
誰にでもやさしくできる小春ちゃんはえらいなあとおもいました。
7月☆日 (はれ すごくあったかい)
さいきんあたたかい日がつづいてぼくはうれしいです。
おとといくらい(いつだったかわすれた)から小春ちゃんはなつやすみがはじまって、
いっしょにあそぶこともおおくなったのもうれしいです。
でも小春ちゃんは「アイドル」なのでなつやすみもおしごとがいっぱいあります。
ぼくもよくつれていってもらえますけど、おしごとをしている小春ちゃんはいつもよりにきれいでかわいくてとてもすてきです。
ぼくもいちどだけ小春ちゃんといっしょにおしごとをしたことがあります。
そのときはおきゃくさんがびっくりしてとてもうるさかったです。
あんなにたくさんのおきゃくさんがかわいい小春ちゃんをみにきてくれるんだって思うと、
ちょっとだけほこらしいきもちになったけど、ちょっとだけいやだなあってきもちにもなりました。
それにしても小春ちゃんのおしごとのおようふくはいつもきれいです。
つれていってもらうたびにちがうおようふくをきているきがするけど、どれも小春ちゃんのににあっていて、
小春ちゃんのためにつくっているんだなあってかんじがします。
小春ちゃんの話によると、おしごと用のふくはプロデューサーさんがきめているみたいです。
小春ちゃんににあうおようふくをみつけられるプロデューサーさんはすごい人だと思います。
小春ちゃんもそんなプロデューサーさんのことがだいすきで、ぼくのことをぺろぺろしても良いと言っていましたが、
プロデューサーさんはにがわらいでいいよと言ってぺろぺろされませんでした。
ぼくも小春ちゃんいがいの人からぺろぺろされるのはちょっぴりいやだったので、しょうじきほっとしました。
その代わり、プロデューサーさんにはぼくのほうからぺろぺろすることにしました。
8月○日 (かいせい さいこうにハイな気分)
小春ちゃんとじむしょのみんなで「うみ」にいきました。
「うみ」にいくと言われて、ぼくはうみさんのおうちにいくのかとおもいましたが、
「うみ」というのは大きな池みたいなところで、うみさんがすんでいるわけではないみたいでした。
「うみ」というところはとてもたいようがきもちのいいところで、水がとてもしょっぱくてびっくりしました。
なので、ぼくは小春ちゃんと遊べないのはざんねんだったけど、
「うみ」にははいらないで、しおりさんと小春ちゃんたちをながめていることにしました。
しおりさんも「うみ」であそぶかっこうをしていましたが、「うみ」にははいらないでぼくはだっこしてもらってました。
しおりさんはとてもふかふか、小春ちゃんにだっこしてもらってるときくらいきもちよかったです。
そういえばうみさんは「うみ」の上をたのしそうにすべっていました。
「うみ」はやっぱりうみさんのおうちだったのでしょうか?
9月×日 (なつやすみがおわったひ)
今日はじむしょでおひるねしているときのお話です。
小春ちゃんのおしごとのおるすばんをしていると、
まなみさんとめぐみさんが話しているこえがきこえました。
まなみさんという人はとてもつよそうなおねえさんでおりょうりがとくいらしいです。
めぐみさんはりょこうがすきで、ぼくもあんまりみかけない人です。
なんの話かはよくわかりませんでしたが、
めぐみさんがたびをしているときにたべためずらしいもののことみたいでした。
たべもののお話をしているさいちゅう、なぜかぼくは二人がこっちをみて話しているような気になりました。
とくに、めぐみさんが「なんべい」というところのお話をしているときにはまなみさんと一秒くらい目があった気がします。
その目はなぜかえものを見つめる肉食獣のようにするどく、ぼくは命のきけんをかんじたので、どこかにかくれようとしましたが、
小春ちゃんがいないときはオリの中に入れられていてどこにもにげられません。
せめてまなみさんに見られないようにしようと、オリの中にある木にかくれてじっとしていると、
「この話はやめよう。小春が悲しむ」とまなみさんが言ったのをきいて二人をみていると、
さっきまでの二人のふおんなけはいはなく、たびのお話をつづけていました。
なにがなんだかよくわからなかったけど、小春ちゃんがかなしまなくてすむということだけはわかってほっとしました。
でもあれいらい、まなみさんと目が合うと、びくってなります。
こわそうに見えてやさしい人なのに、へんなきぶんです。
そういえばめぐみさんがあったばかりのころにきていたおようふくはどうしちゃったのでしょうか?
10月▽日 (はれ すずしい)
今日は「はろいん」というおまつりがありました。
みんなかわったかっこうをしておまつりにさんかしていました。
小春ちゃんも大きなぼうしにくろいマントをつけていて、とてもかわいかったです。
ぼくも小春ちゃんとおそろいのぼうしをつけておまつりにさんかしました。
とくにこうめちゃんやきのこのおねえちゃんやきぐるみのおねえちゃんは「はろいん」のかっこうがとてもよくにあっていてたのしそうでした。
れいなのいしょうはいつもとおなじようなかんじでしたが、「トリック・オア・トリート!」と言ってはイタズラばかりするので、みんなめいわくそうでした。
ぼくは小春ちゃんにれいなをとめてと言われたのでとめることにしました。
れいながぼくにだきつかれてあわてるのがおもしろかったです。
ついでに(れいなのことはきらいだけど)ぺろぺろしたら、れいなはいままでにないくらい大きなこえでひめいをあげました。
あれかられいなは小春ちゃんのことをいじめるようなこともなく、小春ちゃんもれいなとたのしそうにお話することがおおくなりました。
れいなは相変わらずぼくをみるときんちょうしているけど、
ぼくは小春ちゃんとなかよくしているれいなをみると、ちょっとはすきになってもいいかなっておもいました。
11月○日 (ちょっと寒い)
さいきん、さむい日がおおく、すこしずつ冬のけはいをかんじるようになってきました。
ぼくにはお外はちょっとむりなので、しばらくはおうちの中です。
おにわのさくらは春はあんなにきれいだったのに、今は葉っぱいちまいなく、なんだかさびしいです。
小春ちゃんもがっこうやおしごとでなかなかいっしょにいられなくて、ぼくはすこしなきたくなるときもあります。
冬はにがてです。
12月×日 (雪 寒い)
今日は「くりすますぱーてぃ」がありました。
小春ちゃんはかおるちゃんたちといっしょにクッキーをつくったみたいで、
ぼくも小春ちゃんがぼくのためにつくったクッキーをもらいました。
クッキーはとてもおいしくて、ぼくがおいしそうにたべてると小春ちゃんがよろこぶので、
ぼくも小春ちゃんのよろこぶかおがみたくて、なんどもおかわりしました。
かおるちゃんは小春ちゃんよりちっちゃいけど、おりょうりがじょうずでげんきな子です。
ちっちゃい子ははじめてぼくをみると(れいなほどじゃないけど)たいていびっくりします。
でもかおるちゃんは、はじめて見たときもそんなにびっくりしないで、「よろしくね」といってくれたのでほかの子よりちょっとすきです。
ほかの子といっても小春ちゃんはべつです。
いう゛さんは冬でもなぜかさむそうなかっこうをしています。
ちゃんとふくをきればいいのにぶりっつぇんくんにしがみついているほうがすきみたいです。
ぼくもぶりっつぇんくんはあたたかくてすきです。このじきはいつもおせわになっています。
ありがとね、ぶりっつぇんくん。
きょうかいではくらりすさんがちっちゃい子をあつめてなんだかむずかしいおはなしをしています。
くらりすさんのおはなしはよくわからなかったけど、
くらりすさんがいっしゅんだけ、あのときのまなみさんとおなじ目でぼくをみていたのはたぶん一生わすれません。
1月×日 (にほんばれ へやはあったかい)
今日はめずらしいおきゃくさんがきました。
小春ちゃんがはつもうでにいったときにたまたまあったみたいです。
ぼくもじむしょでたまにあいますが、この人にあうとその日は一日いいことあるようなきがします。
小春ちゃんにまけないくらいかわいいえがおだけど、小春ちゃんよりずっとおねえさんでおさけものみます。
おさけをのむ人はうるさくなるか、だじゃれを言うかのどちらかにわかれます。
この人はだじゃれを言うほうの人であんまりぼくも気になりません。
ことしもいいことがありそうです。
2月△日 (くもり 風でまどがふるえてる)
今日は小春ちゃんとひさしぶりにおうちでのんびりすごしました。
小春ちゃんはこたつにはいっておべんきょうをしていました。
こたつのなかはすごくあつくて、あついのがだいすきなぼくでもつらいです。
おべんきょうしているうちに、小春ちゃんがねむっちゃうことがよくあります。
そんなときはぼくがぺろぺろしてあげると、小春ちゃんは目をさましてほめてくれます。
おべんきょうのことはよくわからないけど、たまにはこうして小春ちゃんとのんびりするのもわるくないです。
3月○日(はれ いいてんき)
またさくらのさくきせつになりました。
ことしもまた「おはなみ」にいくことになるのでしょうか?
さくらはまい年おなじようにさくのに、小春ちゃんはまい年大きくなっていきます。
小春ちゃんもあのさくらの木みたいにきれいになってほしいです。
ぼくはずっと小春ちゃんのことをみていたいです。
ペラッ
P「……」
小春「どうしたんですかぁ~Pさぁん?」
P「あっすまん、ちょっとな」
小春「あれぇ~なんですかぁ、そのノート?」
P「んっ?小春の部屋にあったんだけど?」
小春「私のノートじゃないとおもいますぅ」
P「そうなのか?」
小春「なにか書いてあるんですかぁ~?」
P「いや、書いてあるにはあるけど、字が汚くてよめないな」
小春「もしかしたら、ヒョウくんの日記かもしれないですね~」
P「いや、それは……そうだな、ヒョウくんのそばにおいてあったしな」パサッ
小春「それじゃあ、行きましょう?王子様?」
P「ああ、そうだな」
小春「これからはずっと一緒ですよぉ~?」
P「ああ、二人一緒、だな」
ヒョウくん「……」
ペロ
P「うぉ!?すまんすまん、お前のことを忘れてたわけじゃないよ?」
小春「うふふふ……」
ヒョイ
P「それじゃ、改めていくか……三人でな」
小春「はい!」
おわり