1 : VIPに... - 2013/07/06 17:18:36.15 kWRMgXp20 1/46モバアイドルを書く練習がてら、2~5レスずつくらいで書いていこうと思います
安価はキャラと、希望するシチュがあればそれもどうぞ
はじめは前回書ききれなかった《あずきと散歩》から書きますが、
その前にまずは安価だしときます
>>+1
>>+2
元スレ
モバP「安価でアイドルとまったりする」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373098715/
《桃井あずきと散歩》
あずき「うひー、つっかれたー」
P「だから言ったろ、もう遅いからタクシー拾って帰ろうって。なんで歩いて帰ろうなんて言い出したんだ?」
あずき「えー。だってこのお花見大作戦は、あずきにとってとっても大切なお仕事だったからさっ。何ていうか、最後まで楽しんでいたいっていうか……」
P「確かに、あずきがメインになるイベントは久しぶりだもんな。……ごめん」
あずき「わわわっ、謝んないでよっ! あずきはプロデューサーさんにとっても感謝してるんだからさっ!」
P「……そっか。今日も一日、お疲れだったな」
あずき「ありがとっ! ねえ、ほらほら見てっ! お月様がまんまるだよっ」
P「お……ほんとだ。全然気付かなかったな」
あずき「えへへっ、なんかフゼーがあるって感じだね!」
P「桜に月、かあ。なんか、心が休まるな」
あずき「月夜の散歩も、たまにはいいもんだねっ!」
P「ああ、全くその通りだな」
あずき「プロデューサーさんにも、ちょっとは癒しになったかな?」
P「どういうことだ?」
あずき「だって最近のプロデューサーさん、ずーっと怖い顔してたから。なかなか心休まる暇も無かったんじゃないかなーって」
P「……あずき」
あずき「落ち込んだときとか、てんてこまいでうーってなったときは、こうしてのんびりお散歩するのが一番いいんだよっ!」
P「ああ、そうみたいだな」
あずき「えへへっ! これぞあずきの必殺プランSS(ダブルエス)っ!」
P「ダブルエス? 一つは散歩のエスだとして、もう一つはなんなんだ?」
あずき「何だと思うっ?」
P「え? うーん……。あ、桜とか? そういえば昼も言ってたしな」
あずき「んー、プロデューサーさんがそう言うならそれでいっか!」
P「何だそりゃ。適当だったのか?」
あずき「どうでしょーっ?」
P「よく分からんやつだ……」
あずき「ね、ね、それよりちょっと寒くなってきたから、手繋ごうよっ!」
P「は? いきなり何を」
あずき「いいからいいから! はい、げっとー!」ぎゅっ
P「あ、こらあずき!」
あずき「あったかあったか。夜のお散歩大作戦、大成功だねっ!」
P「はいはい。大成功大成功」
あずき「もー! プロデューサーさん、なんかてきとー!」
あずき「……ふふっ♪」
あずき(いつ届くかは分かんないけど)
あずき(もう一つは私の気持ちだよ、プロデューサーさんっ!)
《森久保乃々がハイテンションに》
P「ちひろさーん。乃々、見ませんでしたか?」
ちひろ「乃々ちゃんですか? 今日はもう来てたはずですが……。そういえば、見ていませんね」
P「全く。また逃げ出したのか……?」
ちひろ「出て行くところは見ていませんから、事務所のどこかにはいると思いますけど」
P「どこかって、また……。分かりました。とりあえず探してみます」
ちひろ「急ぎの用事なんですか?」
P「用事と言うか、これから仕事なんですよ。まだ時間に余裕はあるんですけど」
ちひろ「そうですか。では、私も見かけたら声をかけておきますね」
P「お願いします」
~衣装室~
がちゃり
P「おーい、乃々ー。いるかー?……やっぱり、こんなところに居るわけ」
乃々「……ふ。ふふ。ふふふ……」ぼそぼそ
P「うわっ。びっくりした。なんで衣装棚にいるんだよ」
乃々「……え、あ、プロデューサーさん……!?」ばばっ
乃々「と、扉を、し、閉めてほしいんですけど……」
P「いやいや、もう出かける時間だから」
乃々「わ、私は別に1人で出かけてもらっても構わないですけど……」
P「馬鹿言うな、俺が1人で歌番組に行ってどうするんだ」
乃々「歌えばいいと思いますけど……」
P「フリフリの服着て歌う俺を見たいと思うか」
乃々「あ、ある意味見たいですけど……」
P「マジか」
P「まあ、冗談はその辺にして早く準備しろ」
乃々「……は、はい。分かりました」
P「? なんだ、今日はいやに素直だな」
乃々「……そ、そんなこと、ありませんけど……。ま、まあ、お仕事は、頑張りますけど……」ぽろっ
P「あ。おい乃々、なんか落としたぞ」
乃々「……あ、だ、ダメ……」
P「これって、少女マンガか?」ひょいっ
乃々「……あ。か、返してほしいんですけど……」
P「いや、そりゃ返すけど」
乃々「うぅ……」
~テレビ局・控え室~
P(乃々が持ってた少女マンガ。後で調べてみたら、アイドルが主人公の人気漫画だった)
P(まあ、誰も居ない狭いところに隠れてしまうのは乃々のいつもの癖だけれど)
P(ほんの少しだけでも、テンションを上げて仕事に臨もうとしてくれた乃々なりの努力だったのかもしれない)
P(ちょっとだけ、いつもの乃々らしくないかもなんて心配をしたけれど)
\森久保さん、出番でーす!!/
P「おい、乃々。呼ばれてるぞ」
乃々「や、やっぱり私、帰りたいんですけど……。プロデューサーさんが歌えばいいと思うんですけど……」
P「そんなわけにいくか。……そうだな、じゃあ、もし頑張ってくれたら」
乃々「くれたら……?」
P「帰りに好きな漫画でも、買って帰ってやるからさ」
乃々「う、うぅ……。さっきのことは、忘れてほしいんですけど……」
P「いいからいいから。ちゃんと見てるからなー」
乃々「……ま、漫画は、関係ないですけど。仕事だから、頑張るだけですけど……。……いって、きます」
P「ああ、いってらっしゃい」
P(ちょっとだけ前向きになった乃々も、しっかり魅力的だ)
《元気の無い日野茜》
P(俺ことCGプロダクションプロデューサーは、困っていた)
P(所属アイドルのダブルブッキングを起こしたときより、ボーダーまで5万ptほど足りなそうな試算が出てしまったときより)
P(社長とちひろさんが同時に倒れ、手が足りなくなったときよりも、困っていた)
P(それは)
P「あ、あのー、茜。次はスタジオに移動して写真撮影なんだが……大丈夫か?」
茜「」こくん
P「……えっと。どこか具合でも悪かったりするのか? なら病院に」
茜「」ふるふる
P「そ、そうか。じゃあ出発していいのか?」
茜「」こくん
P「……分かった、じゃあ車の方に行こう」
P(茜が、全然喋らなくなってしまったのである)
~車内~
P(喋らなくなっただけならいいのだが、どことなく元気がない)
茜「……」
P(いつも元気がウリな茜だけに、これは非常に困った事態なわけで)
P「おーい茜、プリン食べるかー?」
茜「」ふるふる
P「……そ、そうか」
茜「」ぽてっ
P「あ、おい。寝るなら後ろにある毛布かけとけよ」
茜「」こくり
P(これはこれで可愛いのか……。いやいや、何考えてるんだ俺は)
P(大体、これからのアイドル活動を考えてもこのままでいいはずはない)
茜「はぁ……」
P「……」
茜「…………」ぺらっ
P(いつもは会話が途切れないくらいの茜なのに、全く喋ってくれない)
茜「…………」ぺらっ
P(どころか、雑誌なんて読み始めてしまった)
P「……って、その雑誌」
茜「」ぴく
P「ちょっとそれ、貸してみろ、茜」ばっ
茜「あ、だ、だめですっ!! プロデューサー!!」
P「『出しゃばりすぎだと思うアイドルランキング』……。なんでこんなゴシップ記事なんかを」
茜「ほ、本屋で目に付いちゃったので、その……」
P「それで、ランクインしたのがショックで喋らなくなってたわけか」
茜「う、うう……。そうです」
P「アホか。こんなもん、笑い飛ばしておけばいいんだよ」
茜「で、でも私! いっつもうるさいですし!」
P「うるさい、じゃなくて元気、な。いつも言ってるだろ、うちの事務所はそれぞれの個性を伸ばしていくことだって」
茜「……はい」
P「じゃあ、茜の個性はなんだ?」
茜「元気、と。一生懸命、ですっ!!」
P「分かってるじゃないか」
P「茜は、いつも通り元気でいてくれるのが、一番かわいいんだから」
茜「!」
P「だから、こんな記事に踊らされちゃだめだ。……分かった?」
茜「は、はい!! 私、大事なことを忘れちゃってました!!」
P「ん、ならいい。次の写真撮影も、元気いっぱいで決めてくれよ?」
茜「はいっ!! 全身全霊、全力全身ですっ!!!!」
P「ん。それでいいんだよ」
P(まあ、元気のない茜もちょっと可愛く思えてしまったことは)
P「俺の胸の中にしまっておくことにしようかな」
茜「? 何か言いましたか、プロデューサー?」
P「何でもないよ、何でも」
《安部菜々 紅白出演》
菜々「プロデューサーさん、急に呼び出したりしてどうしたんですか?」
P「聞いて驚け! なんと、菜々の紅白出場が決まったぞ!」
菜々「えっ……。紅白って、あの紅白ですか?」
P「ああ、あの紅白だよ」
菜々「ほ、本当ですか?」
P「ああ、おめでとう、菜々」
菜々「うそ……。ナナが紅白に出られるなんて、ゆ、夢みたいですよ……。ナナやったよ、お母さん……」
P「ああ。菜々は17歳ってことになってるから、白組の3番手として登場を」
菜々「ちょっと待ったぁ!!」
菜々「17歳に『なってる』って何ですかっ!? ナナはれっきとした17歳JKですよっ!」
P「うん、だから労働基準法に引っかかる前に歌わないといけないんだ」
菜々「それは分かってますよ! というかそれ以前に、なんでナナが白組なんですかっ!!」
P「え? だってほら、ウサギって白いから……」
菜々「白くないウサギだっていますよ!!」
菜々「って違う! そうじゃなくて、ナナは女の子なんですっ!!」
P「え? 菜々ってウサミン星人だろ?」
菜々「違いま……せんけどっ! ウサミン星人でも、女の子は女の子なんですっ!!」
P「そうかあ……。困ったなぁ。テレビ局の方の意向なんだけど」
菜々「どんな判断ですかっ!!」
~・~
菜々「うさみん星人だって女の子なんですよー……むにゃむにゃ」
P「そろそろ着くぞー、みりあ。……菜々さん、起きそうか?」
みりあ「ううん、まだゆっくり寝てる。なにか文句言ってるみたいだけど……」
P「本当だ。でも表情は幸せそうだな。着くまで寝かせといてあげるか」
みりあ「うん!」
菜々「でも、こうはくかぁ……。うへへ」
菜々「……うございます、プロデューサー♪」
《渋谷凛、バイクに乗る》
凛「おはようございます」
ちひろ「あら凜ちゃん、おはよう」
凛「ちひろさん。……表にすごいバイクがとまってたんだけど、あれ、ちひろさんの?」
ちひろ「違いますよぉ! あれは、プロデューサーさんのです」
凛「あ、そうなんだ。……へえ、プロデューサーって意外と悪くない趣味してるんだね」
ちひろ「ふふ。直接言ってあげたら喜ぶんじゃないですか?」
凛「すぐ調子乗っちゃうから言わない。……でも私、もう少し見てくるね」
ちひろ「はーい。いってらっしゃーい」
凛「プロデューサー、バイク乗るんだ。いつも車移動だから知らなかったな」
凛「私は詳しくないから全然分かんないけど……。大きいし、すっごくスピード出るんだろうな」
凛「……2人乗りとか、できたりするのかな」
凛「」ほわんほわん
凛「……」
凛「何バカなこと考えてるんだろ、私」
凛「……戻ろう」
がんっ
凛「あ!」
ばたんっ!
凛「や、やば……。元に戻さないと」
凛「……んっ! お、重い……!」
P「何やってるんだ、凛?? ……あ」
凛「あ、ぷ、プロデューサー……」
P「いいよ、代わる。ちょっとどいて」
凛「ごめんなさい……」
P「ふぅ。怪我とかしなかったか?」
凛「うん。ああ、ちょっとキズがついちゃった……。ごめんね、プロデューサー」
P「このくらいのキズは元からあるよ。それより、凛はバイクに興味あるのか?」
凛「興味があるってわけじゃないけど。ちひろさんから、プロデューサーのだって聞いたからさ」
P「なんだ、仲間ができたと思ったのになあ」
凛「好きなんだ、バイク?」
P「ああ。最近なかなか乗る機会はないけどな」
凛「休みの日とか、乗らないの?」
P「うーん。乗ろうと思えば乗れるんだけど、どうしても他のことを優先しちゃうんだよな」
凛「そう。……だったら」
凛「私が『理由』になってあげよっか?」
P「理由?」
凛「うん。……もしよかったら、後ろに乗せてほしいな、なんて」
P「別に構わないけど。怖くないのか?」
凛「別に。運転するのは、プロデューサーだし」
P「そうか。じゃあ、次の休みにでも乗せてやるよ」
凛「! 本当? じゃあ、約束」
P「おお。あ、でも雨降ったら無しな。万が一のことがあったら危ないし」
凛「ん。分かった」
P(後日、奈緒と加蓮から、てるてるぼうずを作る凛の写メが送られてきた)
P(どうやら凛には気付かれていないらしい。いつもクールな凛だが、これを見せたら慌てるだろうか。今からリアクション
が楽しみだ)
《岡崎泰葉とホタル鑑賞》
泰葉「……」
P「……」
ちかっ
ちかっ
泰葉「……」
P「……」
ちかっ
泰葉「綺麗ですね、ホタル」
P「ん。そうだな。旅館の人に穴場を教えてもらえて、ラッキーだった」
ちかっ
泰葉「もっと、ぶわぁってたくさん飛んでるイメージだったんですけど。そんなにたくさんいるわけじゃないんですね」
P「そういうところもあるんだろうけどな」
ちかっ
泰葉「……ワガママに付き合ってもらって、ありがとうございます」
P「? ホタルを見に行こうって言ったことか? 大丈夫、泰葉が言わなかったら、俺が言ってたよ」
泰葉「いえ、それもそうなんですけど」
ちかっ
ちかっ
泰葉「プロデューサーって、いつも私の好きなようにさせてくれるじゃないですか。『泰葉はどの衣装がいい?』『泰葉はどうしたい?』って」
P「……」
泰葉「だから私も、少しずつワガママを言うようになってしまいました」
ちかっ
泰葉「前も言いましたけど。私、最近すごく楽しいんです。……仕事を、楽しめているんです」
泰葉「それはきっと、プロデューサーのおかげですから。……だから、ありがとうございます」
P「……まあ、それを否定するのもおかしな話だよな。どういたしまして」
ちかっ
泰葉「……それに」
泰葉「今は、まだ。このホタルみたいに小さな光かもしれませんけど。いつか、一番輝いた舞台に上がってみたい」
泰葉「そう、思うようにもなったんです。……変、でしょうか」
P「まさか」
泰葉「でしたら」
ちかっ
泰葉「これも、ワガママかもしれませんけど。私が願いを叶えるそのときまで、助けていただけますか?」
P「もちろん。そんなワガママだったら大歓迎だよ」
ちかっ
ちかっ
ちかっ
泰葉「あ……」
P「お。もしかして、集まってきたのかな」
泰葉「綺麗……」
P「だな」
泰葉「……私、頑張りますから」
泰葉「見ていてくださいね、プロデューサー。……ふふっ」
《佐久間まゆはいかにしてPと結婚したか》
まゆ「プロデューサーさん。コーヒーをお入れしましたけど、飲みますか?」
P「お、ありがとうまゆ。いただくよ」
ずずっ
P「……ん。甘いな」
まゆ「あっ。もしかして、ブラックの方がお好きでしたか……?」
P「ん、まあな」
まゆ「ごめんなさい。まゆ、勉強不足でした」
P「いやいや。折角淹れてもらったし、そもそもそんなに気にしないから」
まゆ「……はい」
P(まゆが事務所に来たばかりの頃、こんなことがあった。それは確かに、覚えている)
P「あれー、おかしいな。車の鍵どこにやったっけ……」
まゆ「流し台じゃないですか? お帰りになってすぐ、飲み物を飲んでましたから」
P「んー?」てくてく
P「あ、本当だ! 助かったよまゆ、ありがとう!」
まゆ「いえいえ、まゆにとってはこのくらい、当たり前ですよ」
P「? まあいいや、行ってくる」
まゆ「はぁい。行ってらっしゃい♪」
P(あれは、まゆが大分仕事にも慣れてきたころ。逆に俺が助けてもらうことも多くなってきていた)
P「んっと、昨日のCD会社の書類は」
まゆ「上から2番目の引き出しです」
P「あれ、目薬どこやったっけ……」
まゆ「もう、外回り用のカバンの小さなポケットですよ」
P「ふう、ちょっと小腹が空いたかな」
まゆ「……愛情たっぷりのおにぎり、作ってきましたよぉ♪」
P「あ、傘がないや」
まゆ「まゆのロッカーの中に折りたたみ傘がありますから、勝手に持っていっていいですよ」
P(まゆがやってきて、数年もすると。仕事においても生活においてもまゆは欠かすことのできない存在になっていて)
ぴぴぴぴぴ
P「んー、うるさい……」
まゆ「もう、いつまで寝てるんですか?」
P「あと、5分……」
まゆ「だめですよぉ。今日は大事なライブの日なんでしょう?」
P「あー、そうだった……ありがとな、まゆ」
まゆ「いえいえ」
まゆ「忘れ物は、ないですね?」
P「まゆがチェックしてくれたから大丈夫さ。それじゃ、行ってくる」
まゆ「あ、もう。言った傍から忘れ物してるじゃないですか?」
P「え? 鞄、携帯、鍵、全部持っ」
ちゅっ
まゆ「はい。それじゃあ、行ってらっしゃい♪」
P「……ああ。行ってくるよ!」
P(今では、まゆの居ない生活なんて考えられない。まゆと出会えて、本当によかったと思う)
まゆ「ふふっ♪」
《市原仁奈とファミレスへ》
仁奈「わー……」きらきら
P「さ、何頼んでもいいからな、仁奈」
仁奈「何でも? 何でもいいんでごぜーますか!?」
P「おお、もちろんだ。ただし、野菜も残さず食べるんだぞ?」
仁奈「勿論でごぜーますよ!」
P(今日は、仁奈を連れてファミレスへ来ていた)
P(仁奈の母親が、友人の結婚式に出なくてはならなくなったというので、一晩だけ面倒を見ることになったのだ)
仁奈「どれも美味しそうでやがります……。むむむ」
P「ゆっくり考えていいからなー。お」
仁奈「決めました! この、『ハンバーグとえびふr」
P「見てみろ仁奈ー。『お子様ハンバーグセット』なんてのがあるぞ。これがいいんじゃないか?」
仁奈「……プロデューサー。馬鹿にしやがらないでください。仁奈はもう、そんなお子様じゃねーのですよ」
P「でもほら、ここ見てみ?」
仁奈「? ……! こ、これは……」
P「な、魅力的だろ?」
仁奈「あ、アヒルのおもちゃでやがりますか……むむむ」
仁奈「これは、確かに。でも……」
仁奈「いや、仁奈はもう、そんな子どもでは……」
仁奈「うー……」
P(可愛いなおい)
P「分かった分かった。じゃあ、俺がこのお子様ハンバーグセットを頼むから、おもちゃだけ仁奈にあげよう。それでどうだ?」
仁奈「本当でごぜーますか!!?」がたっ
仁奈「あ、いや……。別におもちゃが嬉しいわけではねーですよ」
P「ほー。そうなのか?」
仁奈「も、勿論でやがります! これは、そう、きぐるみアイドルとしての『ぷろいしき』ってやつでごぜーます!」
P「プロ意識、か。仕事中じゃなくてもアイドルのことを考えてるなんて、偉いんだなー、仁奈は」
仁奈「当然です!」ふんす
P「はは、それじゃ注文するか。すいませーん、『お子様ハンバーグセット』と『ハンバーグとエビフライのセット』を一つー」
仁奈「でやがりますー!」
P(まあ、その後仁奈の料理は野菜を含め半分くらい俺が食べることになって)
P(ち、ちげーます。これは、プロデューサーがお子様セットじゃ足りなさそうだったからですよ! なんて言ってしどろもどろになる仁奈をみることができたのだった)
《諸星きらりとお化け屋敷に行こう》
P「おー。遊園地なんて来るの、何年ぶりだろう」
きらり「はれ? プロデューサーちゃんは遊園地嫌いなのかにぃ?」
P「いや、嫌いってわけじゃないけど」
きらり「そしたら、ずっと来てないってどしてどして?」
P「単純に、来る機会が無くてなあ。一緒に来るような相手もいないし」
きらり「そーなんだにぃ……。じゃあじゃあ、今日はきらりが一日遊園地デートしてあげゆ!」
P「いやおい、一応仕事で来てるんだから、しっかり」
きらり「きらり、むーって頑張って、お仕事早く終わらせてくるからっ!! 待っててにぃ☆」
びゅーん
P「あ、きらり! ……行っちゃったよ」
~数時間後~
きらり「プロデューサーちゃん! おっすおっすばっちし☆」
P「ばっちしばっちし。すごいなきらり、本当に一発で決めてくるなんて」
きらり「えっへへー。きらりんパワー☆まっくすで頑張っちゃったにぃ♪」
P「うん、今日のきらりはすごかったよ。完璧だ」
きらり「でしょー! 褒めて褒めて?」
P「おお、よく頑張ったな。それじゃ、帰るとするか」
きらり「にょわー! ちがーうっ! 今から2人で遊園地であそぶのっ!」
P「あはは、そうだったな。何か乗りたいものとかあるのか?」
きらり「うーん……プロデューサーちゃんが決めていいよっ☆」
P「そうか? なら……」
~お化け屋敷~
P「おお……結構雰囲気出てるなぁ」
きらり「」ぷるぷる
P「きらり? 大丈夫か?」
きらり「だい、だいじょぶだいじょぶ……」ぷるぷる
がたがたっ
きらり「っ!!?」
P「あはは。ここを選んで正解だったな。きらりの様子が普段と全然違うし」
きらり「にょわっ!? も、もしかしてわざとここを選んだのかにぃ……?」
P「そんなことないぞー!」
きらり「もーっ! もーっ! プロデューサーちゃんはとってもいじわるさんだにぃ!」
がしゃーん!
きらり「ひゃあああっ!」
P「あははっ、ごめんごめん。お詫びに次はきらりの乗りたいものに乗っていいからさ」
きらり「むー……」
P「ほら、どこかないのか?」
きらり「じゃあね、じゃあね、きらりはメリーゴーランドがいいっ☆」
P「メリーゴーランドって……。この歳で乗るのは恥ずかしいんだが」
きらり「きらりの乗りたいものって、言ったにぃ……」
P「分かった分かった。じゃあまずは、このお化け屋敷をクリアしないとな」
きらり「が、頑張るにぃ……」
《奏の誘惑》
奏「」じぃ
P「……」
奏「」じぃぃ
P「…………」
奏「」じぃぃぃ
P「……あのな、奏。じっと見られてると仕事がやりにくいんだが」
奏「あら、気付いてたのね。集中してるから気付かないものだと思っていたけど」
P「そんだけ正面で近くで見られてるのに、気付かないわけないだろ」
奏「そう」
P「大体、なんでそんなに見てくるんだよ。何も面白いことはしてないぞ?」
奏「……今日は珍しく、他の子たちは皆いないから。チャンスなのよね」
P「は?」
奏「まあ、そんなことより。私、いつもと違うところ気付かないかしら?」
P「え? ……ああ、リップが違うのか? 鮮やかな感じだな」
奏「流石ね。そんなところだけは鋭いんだから」
P「まあ、奏のチャームポイントだからな。それで、なんでいつもと違うんだ?」
奏「勝負リップだからよ」
P「……誰と勝負するっていうんだ」
奏「あなたとよ。せっかくのチャンスなのだから」
P「……」
P「……はいはい、俺の負けだ負け」
奏「ちょっと待ちなさい。……視線を、こちらに向けなさい」
P「嫌だ。俺は、仕事中だからな」
奏「じゃあ仕事をしながらでもいいわ。私の方から勝手に近付いていくから……」すぅぅ
P「ちょ、こら待て、奏!」
奏「……何よ。仕事に集中していればいいじゃない」
P「できるか!」
奏「ふふ。それだけ私の唇が魅力的ということかしら?」
P「そういう問題じゃなくてだな……」
奏「……今なら。あなたの、好きなようにしてもいいのよ?」
P「アホなことを言うな。ここは事務所だぞ、事務所」
奏「だから、誰もいないって言っているじゃない。あなたにとっても、チャンスなのよ?」
P「チャンスはピンチってのは、よく言ったものだなぁ」
奏「ピンチだなんて、ひどい言い方ね」
P「まあ、社会的にな」
奏「それで、しないの? キス」
P「しないって」
奏「どうしても?」
P「どうしても」
奏「後悔しない?」
P「ちょっとはするかも」
奏「……正直なのね」
P「奏が魅力的なのは本当だからな。何千人ものファンがいるわけだし」
奏「……もう。分かったわ。今日は出直すことにする」
P「今日は、って。いつ来ても同じだからな」
奏「後悔するくせに」
奏「……ねえ、ガムテープ越しなら」
P「しないって!」
奏「意思が固いのねぇ。まあ、そうでないと張り合いがないけど♪」
77 : VIPに... - 2013/07/06 22:12:26.88 kWRMgXp20 44/46以上で終わります。html依頼出してきますー
今回も初めて書く子ばかりでちゃんと書けているか不安ですが、
安価出してくださった方、お付き合いくださった方がまだいらっしゃれば本当にありがとうございました!
78 : VIPに... - 2013/07/06 23:05:15.68 342/5ED20 45/46おっつおつ
前スレ教えてくれたらうれしいかなーって
82 : VIPに... - 2013/07/07 00:40:46.06 JGPBHtbf0 46/46>>78
>>1っす
前スレは
モバP「安価でアイドルとのんびりする」
https://ayamevip.com/archives/57412562.html
です
書いたアイドルは千枝、あいさん、木場さん、唯&めあいー、拓海です
ではでは、改めましてありがとうございました