1 : ◆Kz828SAFwU - 2017/03/07 04:06:56.82 Oo7qdrz30 1/34(●・▽・●)いきおいでかくよ~
元スレ
未来「それぞれのぶどーかんへ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488827216/
未来「疲れたー!」
トレーナー「未来ちゃん、いつもより気合入ってるね」
未来「当たり前ですよ! いよいよ今週末ですから、私たちの武道館ライブ!」
トレーナー「でも、歌詞は……たまーに飛んじゃってるけど?」
未来「それは……記憶喪失ってことで、でへへ~」
トレーナー「理由になってません。ちゃんと覚えなおしておくこと」
未来「はーい! ……武道館かぁ」
トレーナー「ついに来たね、オーディションで未来ちゃんに会ったのが昨日のことみたいなのに」
未来「もう四年? 以上ですよね、オーディションからだと」
トレーナー「あの頃は14歳だった未来ちゃんも……あれ?」
未来「トレーナーさん」
トレーナー「はい」
未来「とにかく、ぶどーかん、ぶどーかんぶどーかんぶどーかんぶどーかん! よ~し、気合入れていくぞー!」
『育・桃子・環の場合』
育「ねえねえ桃子ちゃん」
桃子「ん?」
育「桃子ちゃんは、武道館立ったことあるんでしょ?」
環「知ってるぞ! ヤキニクマンソードのイベントで立ったっておやぶんが言ってた!」
桃子「うん、一応……でも、五分だけだよ? 時間制限とかあったし」
環「どんな感じだった?」
育「知りたい! 私たちの中で武道館に立ったことあるの桃子ちゃんだけだもんね!」
桃子「うーん……桃子も小さかったし、すごい大きかったってことは覚えてる」
環「おお……」
育「やっぱり大きいよね、一度下見いったけど、会場に呑まれそう? って静香さんも言ってたし」
桃子「うん、あの時ものまれそうになったし、寂しかった」
桃子「でもね、この前の下見の時は、寂しくなかったんだ」
育「?」
環「?」
桃子「環がいて、このみさんがいて、風花さんがいて。亜利沙さんもいて、日にちは違うけどジュリアさんも、千鶴さんも、ロコさんも、のり子さんも、奈緒さんも、そして育もいる。春香さんも見ててくれてる」
桃子「そう思うとね、大きい会場だなって思ったけど、寂しくはなかったんだ」
桃子「だから……その、育、環」
桃子「桃子の友達でいてくれて、ありがと」
育「桃子ちゃん!」
環「たまきも、ももこの友達になれて嬉しいぞ!」
育「私も!」
桃子「ちょっと、苦しいってば……ふふっ」
小鳥「仲良きことは美しきかな……ピヨォ」
桃子「小鳥さん、星座」
小鳥「アッハイ」
ひなた・奈緒・エミリーの場合in女子寮
ひなた「武道館ライブ、楽しみだねぇ」
奈緒「ついにやって来た! やもんな、私らは全員初日やし、ビシッと決めて、静香たちにつないだらんとな!」
エミリー「……」
奈緒「エミリー?」
エミリー「は、はい!そうですね」
ひなた「……エミリーちゃん、緊張してるんかい?」
エミリー「……はい、その……この度の公演で、初めて英国から両親が見に来るので、いつもより緊張してしまって」
奈緒「わかるわぁ。私のアニキもなんや気合入れて花作った言うとるし、余計な緊張させんでほしいわ」
ひなた「あたしのところも、おじいちゃんたちみんなが来るって言ってるから、今からドキドキだよぉ」
奈緒「……でも、いやだから、一層気合入れて行かんとアカンな。エミリーのオカンとオトンにもいいとこ見せたらんと」
ひなた「同じユニットだもんねぇ」
エミリー「……はい! 私もお二人の親御様に恥じない演舞を心がけます!」
奈緒「恥じないって、そんなに気張らなくてもええって」
ひなた「楽しむのが大事だべさ」
奈緒「よし、明日の練習もがんばらんと。おばちゃーん! ご飯とタクアン、大盛りでー!」
ひなた「あたしも大盛りで、お願いしてもいいかい?」
エミリー「わ、私も同じものを!」
奈緒「ええのん? おばちゃんの大盛り本気やで?」
ひなた「体いっぱいうごかすから、これくらい食べないとねぇ」
エミリー「はい!」
『このみ・莉緒・風花の場合』
莉緒「るーるるるるー」
このみ「莉緒ちゃん、また?」
風花「ここのところ定期的にこの状態になってますね……」
莉緒「この三人の中だと私だけ初日参加なんだもん」
このみ「気持ちはわかるけど……」
莉緒「歌いたい歌いたい! 私も永遠の花歌って花のセクシートリオとか言われたい!」
このみ「花のセクシートリオ……アリね」
風花「このみさんまで乗らないでください!」
このみ「そうだったそうだった……まあ、莉緒ちゃんがカプリコーンに起用されたってことは、あの曲には莉緒ちゃんの色気が必要だったってことよ、きっと」
莉緒「姉さん……」
風花「確かに、あの曲の雰囲気は私やこのみさんでは難しいですしね」
このみ「風花ちゃん、今変な意味含んでなかった?」
風花「な、何のことですか!?」
莉緒「よーし、このセクシーさに磨きをかけるため、今からエステ行っちゃいましょう!」
風花「今から!?」
莉緒「行きつけのタイ古式マッサージのお店、まだやってるのよ。ちょっと女性率少ないけど」
風花「莉緒さん」
このみ「それって」
『千鶴と紗代子の場合』in都内某喫茶店
紗代子「もうそろそろですね、武道館」
千鶴「いよいよ、ですわね」
紗代子「今まで四年、長かったですね、千鶴さん」
千鶴「ええ、ネットで『誰だかよくわかんねー37人のアイドル』と言われていたころが懐かしいですわ」
紗代子「それが今は武道館、不思議ですね」
千鶴「このままいけばドームライブも」
紗代子「夢じゃないですよ、私たちなら」
千鶴「……紗代子」
紗代子「? どうかしましたか」
千鶴「今まで私は家がセレブと言ってきましたが、その」
紗代子「ストップ」
千鶴「?」
紗代子「言わなくていいです。千鶴さんは千鶴さんですから。私たちの頼れるお姉さんです」
千鶴「紗代子……」
紗代子「さっ、そろそろ行きましょう。快速の電車出ちゃいますよ。……ここのお代、奢ってもらっちゃってもいいですか? お姉さん」
千鶴「……ええ、いつでも、この二階堂千鶴に頼りなさい!」
『杏奈と百合子の場合』
杏奈「……百合子さん、次立ち上がったらスタン入れるね」
百合子「うん、五秒後に乗りだよね」
杏奈「それが終わるころに麻痺入れるから、罠の用意、お願い、です」
百合子「はーい」
杏奈「……っと」
百合子「だいぶ早くなったね、タイムアタックも」
杏奈「休憩時間、こればっかりやってたから」
百合子「レッスンの集中力途切れさせないようにやってたら、どんどんタイム伸びるんだよね」
杏奈「……休憩?」
百合子「まあ、体は休まってるし」
百合子「アイドルかぁ」
杏奈「……どうしたの?」
百合子「うん、アイドルになって、こうやってゲーム仲間だった杏奈ちゃんとリアルでも顔を合わせてるのって、面白い縁だなって」
杏奈「……世界って、狭いよね」
百合子「だね。もしアイドルじゃなかったら、私たちであってないかもしれないんだよ?」
杏奈「……杏奈は、違うと思うよ?」
百合子「?」
杏奈「杏奈がアイドルじゃなくても、百合子さんがアイドルじゃなくても、どっちもアイドルにならなくても……何かの方法で、杏奈と百合子さんは会ってると、思う、です」
杏奈「そして……その時もこうやって、親友に、なってる、と思う」
百合子「杏奈ちゃん!」
杏奈「武道館ライブ、日にちは違うけど、百合子さん。杏奈に、応援、ください」
百合子「もちろん! 法被とタオルで応援するね!」
杏奈「……法被?」
百合子「あ、亜利沙さんが作ってくれて」
『翼と可奈の場合』
可奈「いよいよ夢のぶどーかん~♪ 皆でガンガンシューティング~」
翼「可奈ちゃん、その歌おもしろ~い!」
可奈「えへへ、武道館が近づいてるって思うと、どんどん歌が湧いてくるんだ! 私を勇気づけてくれるみたいに!」
翼「勇気づけてくれる歌か……歌と言えば可奈ちゃん、最近の可奈ちゃんの歌って、ちょっと変化球? って言うのかな、そんな歌が多いよね」
可奈「えっと、Eternal Spiralと、No Curry No Life?」
翼「うん。おまじないとかオリジナル声になってを始めに歌ってるから、変わった歌歌うなって」
可奈「えっとね、No Curry No Lifeは、私からプロデューサーさんにお願いしたの」
翼「可奈ちゃんから?」
可奈「うん。私、もっといろんな歌を覚えて、千早さんみたいな歌姫になりたい! そして、いつか私だけの歌を作りたいんだ。だからそのために、いろんな種類の音楽を知りたいの!」
翼「可奈ちゃん……凄い! 千早さんみたいにかぁ。わたしは美希先輩!」
可奈「翼ちゃん、美希さんのこと大好きだもんね」
翼「うん! ……でも、一度でいいから美希先輩を超えて見たいなって思うときもあるよ?」
可奈「超える?」
翼「美希先輩は確かにわたしの憧れだけど、たまーに、美希先輩の上が見えて、そこに行きたいって思うときがあるの」
翼「きっと、わたしの中の伊吹翼が、もっと行ける、もっと高くまで飛べるって言ってるんだと思う」
翼「だから、この武道館の目標はそれ。一瞬でいいから美希先輩を超える!」
可奈「超えるかぁ……千早さんを超えるなんて考えたこともなかったよ」
翼「可奈ちゃんならできるって!」
可奈「そうかな……いつかなれるかな~♪」
翼「その調子!」
『海美と瑞希の場合』inボルダリング場
瑞希「……ふぅ、疲れたぞ」
海美「全身の筋肉使うからね。はい、スポーツドリンク」
瑞希「ありがとうございます」
海美「でもみずきんがボルダリングやりたいって言いだすなんて珍しいね。どうしたの?」
瑞希「この前、全体リハーサルがありまして、久しぶりに舞浜さんや所さんと一緒に歌ったんです」
海美「なかなか一緒には歌えないもんね」
瑞希「その時……舞浜さんの進化に驚きました」
瑞希「舞浜さんだけでなく、所さんも前より格段に成長していました」
海美「確かに。最近あの二人すごいよね」
瑞希「それで、少しうらやましくなって……私も、同じアイドルですから」
海美「同じユニットとはいえ、二人に負けたくない、ライバル意識ってやつだね」
瑞希「はい。そのためにもまず、あの四分間に注げるだけ注げる体力をもっとつけたいと思いまして」
海美「……それってもっと前からやらないとじゃないの?」
瑞希「……あっ」
海美「でも、その度胸やよし! やらないと始まらないもんね。なにより努力は裏切らない!」
瑞希「……そして、努力を裏切らない自分になれ」
海美「そういうこと! よし、じゃあ次のレベル登ってみようか!」
瑞希「はい。……頑張るぞ」
「昴・ジュリア・歩・のり子の場合」onバイク
昴「……寒い」
ジュリア「寒いな」
のり子「知ってる? バイクって運転手もっと寒いの」
歩「スカジャン着てても風モロに受けるからな~」
昴「知ってるけどさ」
ジュリア「どうしたんだよ急に、日の出を見に行くって」
のり子「なんとなく?」
歩「気分だよ気分。ほら、見えてきた」
昴「おー、丁度日の出」
のり子「ここに昴と来るのは二度目だね」
ジュリア「あー、前来たってプロデューサーも言ってたっけ」
歩「ほら、コーヒー買ってきたよ」
昴「サンキュ……ってココアじゃん」
歩「だって昴だし」
昴「なんだよそれ……まあ好きだからいいけど」
のり子「いいんじゃん」
ジュリア「そういう歩もマッカンだけどな」
歩「こ、これはあれだよ! 社会が苦いからコーヒーくらいは甘くても」
昴「それどこの千葉の高校生だよ」
ジュリア「……綺麗だなぁ」
昴「今日の出見てるってことは、戻ったらもう武道館まで何日もないのか」
のり子「だって明日? いやもう今日? ゲネだし」
ジュリア「いいのかよ、そんなときにここにいて」
歩「いいんだよ……ナンバーワンになるぞー!!!!!」
昴「うわっ、いきなりどうしたんだ?」
のり子「誰よりも輝くぞー!!!」
ジュリア「のり子まで」
のり子「えへへ、これ、しに来たんだ。歩と前から相談してて」
歩「武道館の本当に直前に、ここに目標とかいろいろ叫んで、気合入れなおしたくて」
昴「へー……プリムラ、頑張るからなー!!!」
ジュリア「昴まで……」
歩「ジュリアも、何かあるんじゃないの?」
ジュリア「……バレてる?」
歩「目でわかる」
ジュリア「はいはい……いつまでも、どこまでも、立ち上がる!」
歩「お、ナンバーワン野郎!」
のり子「クロマニヨンズ」
ジュリア「心の師匠だからね」
昴「のり子ー、サイフある? たこ焼き食べたい」
のり子「たかる気マンマンだね……歩、五百円貸して」
歩「のり子もかよ」
『亜利沙・ロコ・可憐の場合』
亜利沙「ふおおおおお、いよいよ、いよいよですよ! 私たちの武道館ライブ! これはシャッターチャンスの山! プロデューサーさんやそらさんにお願いしなくては!」
ロコ「そう、ついにロコアートも武道館へ! ロコのアートの全てをあのカンバスにぶつける日が来たんです!」
可憐「あの、二人は、怖くないの?」
ロコ「怖い、ですか」
可憐「私、あの大きな舞台に立つと思うと怖くて、……まだ二人みたいに強くなりきれないから、かな」
亜利沙「怖いのはありさたちも同じですよ」
ロコ「そうです。ロコのアートやクリードを否定されたら……そのフィアーはいつでもあります」
可憐「……そうなの?」
亜利沙「はい。でも、ありさたちがどんなに弱くて怖くても、前に進まないといけないときがあるんです。今回みたいに」
ロコ「みんな、内心では怖いはずです。でも、ロコたちを求めてくれる人がいる」
亜利沙「ありさたちの背中を押してくれる人がいる」
ロコ「ロコをポジティブに見てくれるひとがいるから、ロコたちはステージへ向かえるんです」
可憐「……ロコちゃん、亜利沙ちゃん」
亜利沙「可憐ちゃんにもファンの皆さんがいるはずです、もちろん、亜利沙もその一人ですが!」
ロコ「それに、プロデューサーが背中を押してくれますから!」
可憐「……うん、そうだよね! 私も、前に進まないと」
ロコ「その意気です!」
亜利沙「前に進まないと、花は咲きませんから」
ロコ「フラワー……むむ、今インスピレーションが。ちょっとロコは失礼します!」
可憐「ロ、ロコちゃん!?」
ロコ「マーケットに行ってフラワーを買ってきます! ロコナイズドされたフラワースタンドを全員宛に作ろうかと!」
亜利沙「おおお! それはいいですね、可憐ちゃん、行きましょう!」
可憐「え、ええ!?」
『美也・まつり・朋花の場合』
まつり「……」
美也「おや~、まつりさん、何をされているのですか?」
まつり「美也ちゃん、朋花ちゃんも」
朋花「お手紙、ですか」
まつり「はい。この劇場のオーディションで知り合った子なのです」
美也「……と、言うことは」
まつり「……ミリオンスターズ37人に、入れなかった子、なのです」
朋花「入れなかった、ですか」
まつり「オーディションの後も連絡を取り合っていたのですが、ある時ぷつりと連絡が途切れてしまって、メールアドレスも電話番号も変わって」
美也「確かに、分からないですね~」
まつり「……この手紙は、二年ぶりに貰った手紙なのです」
美也「内容を、見せて貰ってもいいですか?」
朋花「……あのツアー、全公演に来ているんですね」
まつり「初めてのあの大きなライブも、二回目も、公演にも定期的に来てくれていたみたいなのです」
美也「765プロが、大好きで大嫌い、ですか」
朋花「まつりちゃんたちが心底羨ましい。私もあの舞台で輝きたい」
美也・朋花『……そして、まつりちゃんを超えたくなった』
まつり「まだ事務所には所属できていないけど、いつか必ず、どこかでまつりにあって見せる。その時は絶対負けない……とのことなのです」
美也「なるほど~」
朋花「……そうですね、思いを背負って、ステージに立つことを思い出さないといけませんね」
まつり「頂点の数は一つ、頂点でなくても、座れる椅子の数は限られている」
美也「負けたもののために、恥じない実力を身につけないと、ですね」
朋花「美也さんが言うと重みがありますね~」
美也「そう、だね」
まつり「……」
まつり「頑張ろうね、武道館」
美也「まつりさん?」
朋花「今」
まつり「……ほ? 何のことなのです? まつりはいつも通りのまつりなのです」
美也「……ふふっ、そうですね~」
朋花「私たちもまつりさんも、いつも通り」
美也「頑張ろうね」
朋花「うん」
まつり「……ここでの会話は内緒なのです」
朋花「勿論です~」
美也「破ったらインフェルノ千回、ですな~」
『クレシェンドブルーの場合』in箱崎家合宿
志保「ふうっ!……だいぶ揃ってきましたね」
茜「もう六時間くらいぶっ続けだからね~、茜ちゃんだいぶ疲れたよ」
星梨花「私もです……」
静香「でも、これだけの時間集中できれば、武道館ライブの間も集中の糸を保てそうね」
志保「ええ、マラソン選手と同じ理論」
静香「五十キロ全力で走れれば」
志保「42.195キロは余裕」
静香「気が合うわね、本当珍しくだけど」
志保「こういう時だけは本当、ね」
茜「わーお、対抗心バリバリ」
麗花「今回は出る日にちが違うからね~」
志保「静香、今度はあんなことないようにね」
静香「も、もうしないわよ! そのためのこの合宿なんだし!」
志保「本当かしら……百合子さん達に面倒見てもらうようお願いしないと」
静香「ちょっと志保!?」
星梨花「志保さんと静香さん、本当に仲がいいですね」
静香・志保『どこが!?』
茜「そういうところだよ」
麗花「二人は息ぴったんだね!」
静香「……にしても、今回もお預けになったわね」
志保「クレシェンドブルー集結……」
星梨花「Floodingもあるのに、残念です」
麗花「まあ、またいつかできるよ! その日のためにもまず、甘いもの食べよう!」
茜「……茜ちゃん、やっぱり福岡も出たかったなー!」
星梨花「茜さん……」
麗花「そうだよね、茜ちゃんがいれば、だったもんね」
静香「まあ、過ぎたことを悔やんでもしょうがないですよ」
茜「茜ちゃんね、ちょっとした夢があるんだ」
志保「夢、ですか」
茜「うん。いつか五人でShootingStarsを歌うの」
志保「そんなの、当たり前の夢じゃないですか」
静香「それこそ、私たち五人共通の」
茜「それだけじゃないの。サビの『散らばった道も必ず』を、五人がバラバラに、自分の思うリズムや音程のまま歌うんだ」
星梨花「でも、それじゃあ曲が」
麗花「……また出会える、で合流するんだね?」
茜「麗花ちゃんビンゴ! バラバラの五人が思いっきりぶつかり合ってから、その力を一方向に揃えてお客さんに撃ち込む。それって最高にかっこよくない? 茜ちゃんの可愛さと相まってアカネミー賞ものだよ!」
志保「その賞は置いておいて……確かに、面白いですね」
星梨花「また、出会える……」
静香「なにより、私たちらしい、わね」
志保「ふふっ、確かに」
星梨花「いつか、やってみたいですね!」
『トライスタービジョンの場合』inファミレス
恵美「んじゃ、ここまでお疲れ様ー!」
エレナ「お疲れ様だヨー!」
琴葉「二人とも、はしゃぎすぎないでね? エレナは明日が本番なんだから」
P「まあ、前日だしうまくストレスとか緊張は発散させないとな……ただ、疲れすぎないようにな、早めに帰れよ」
恵美「へーい」
エレナ「わかってるヨ~」
P「恵美とエレナはまだ18以下だから10時以降は外出歩けないんだし、その辺も考えろよ」
恵美「はいはい……プロデューサー、やっとだね」
P「だな」
エレナ「待ちに待った武道館ライブ!」
P「おう」
琴葉「……私も二人のこと、全力で支えるから、頑張ってね!」
恵美「琴葉……もうちょっと早く治ってればね」
エレナ「病気療養……長くなっちゃったネ」
琴葉「もう、気にしないの! 初めに言ったでしょ、私のココロだけでも連れていってって」
恵美「琴葉……だね!」
エレナ「顔が曇ってたらファンの皆にも伝わっちゃうもんネ!」
P「そんな二人にこれを」
恵美「なにこれ」
エレナ「オマモリ?」
琴葉「ええ、私と」
P「琴葉の○○が入ってる」
( *°ω°⊂彡☆))Д´) パーン
琴葉「公衆の面前で何言ってるんですか!」
P「ごめんごめん……琴葉が一個一個手作りしたんだ。皆の分あるから、残りは明日、全員に渡すよ」
琴葉「実は衣装さんに頼んで、これを入れるポケットも作ってもらったの」
P「こうすれば、琴葉のココロも一緒に連れて行けると思ってな」
恵美「プロデューサー、ありがと!」
エレナ「じゃあ、コトハはこれで全部の日にでるんだネ!」
琴葉「あっ……本当だ」
恵美「へへっ、じゃあエレナも、明日はアタシと私物交換しよっか。ステージ上では揃わないけど」
琴葉「トライスタービジョン」
エレナ「思いは一つ! だネ!」
P「そうだな……ってやべ、もうこんな時間。恵美とエレナは急いで帰れ。恵美は電車もなくなるぞ」
恵美「うわ、ホントだ。エレナ、帰ろう!」
エレナ「ウン、じゃあコトハ、プロデューサー、また明日!」
恵美「琴葉も気をつけて帰りなね!」
琴葉「ええ、恵美たちも気を付けてね……行っちゃいましたね」
P「だな」
琴葉「……さて、明日、ですか。初日は」
P「で、三日目は明々後日」
P「琴葉、調子はどうだ?」
琴葉「まだ流石にあの頃と同じとはいきませんが、ステージに立つ用意は出来てます」
P「みんな驚くぞ……忙しくなるな、三日間」
琴葉「エレナと恵美も、驚きますよね」
P「恵美は絶対泣くぞ」
琴葉「……プロデューサー、頑張りましょうね、明日から」
P「ああ、夢の舞台だもんな」
琴葉「はい」
P「そうだ、琴葉」
琴葉「なんですか?」
P「お前にも、お守り」
琴葉「私に、ですか?」
P「こっちは春香たち13人に俺と小鳥さん、社長、そらさん、全員のスタッフがちょっとずつ作った奴だ。……765プロ全員の魂を預けても、いいか?」
琴葉「……はい!」
P「いよっし、明日だ明日!」
琴葉「今からエンジンかけすぎて当日ガス欠、はやめてくださいよ」
P「はいはい」
琴葉「……ふふっ、恵美、エレナ、私も頑張るから」
『一人の少女の場合』
『ありがサンキュー!』
静香『ああっ……』
「ふふっ、本当、静香はこういうところでやっちゃうんだから」
「……たのしかったなぁ、あのツアー」
「皮切りの名古屋公演」
「765プロ初上陸の仙台公演」
「まさかの新喜劇 大阪公演」
「千秋楽へ向けて勢い増す福岡応援」
「そして、アイルにアライブファクター、ハルカナミライ、それ以外にもたくさんの伝説ができた幕張公演……」
「……私も、オーディション受かってたらあそこにいたのかなぁ」
「出たかったなぁ」
「羨ましいなぁ」
「……やっぱり私も、あの舞台に立ちたいなぁ」
「明日は武道館かぁ、やっぱり楽しみだし、羨ましい」
「……練習、皆きっとまだやってるよね」
「私も今から走り込みしてきますか! いつか未来ちゃんたちに追いつくために!」
「まつりちゃんに手紙で一方的に約束、しちゃってるしね」
32 : ◆Kz828SAFwU - 2017/03/07 05:56:36.36 Oo7qdrz30 32/34おわりだよ~(ここに顔文字を表示)
なんかいよいよぶどーかんってことでいてもたってもいられなくなって書いちゃいました。ぶどーかんですよぶどーかん! きっと、いや間違いなく宇宙1のとんでもないライブになる!
いやー楽しみだ!めっちゃ楽しみだ!
(ここに各々のプロデューサーの意気込みを表示)
(●・▽・●)みんなも武道館への意気込みとか担当へのメッセージとか、書いていけばいいと思うよ。意外と見てるものらしいよ~
美奈子「……プロデューサーさん?」
P「……ごめん」
美奈子「全く、ラジオ収録の迎えを忘れるなんてひどいですよ!」
P「本当に申し訳ない! 武道館のレッスンでいろいろ立て込んでて」
美奈子「……もうそろそろ、なんですよね」
P「初めての大きなライブからもう三年だぞ」
美奈子「あの頃の私、緊張ばかりでしたね」
P「それが幕張公演ではあんなに堂々と。次のツアーではリーダー任せたいくらいだ」
美奈子「えへへ、本番も、スマイル一番!ファンの皆さんに特大の愛を届けますね!」
P「おう、楽しみにしてるぞ」
美奈子「あ、と、この埋め合わせ、ちゃんとしてもらいますよ!」
P「は、はーい」
美奈子「佐竹飯店自慢のフルコース、たーっぷりふるまいますから!」
P「……頑張るよ」
美奈子「えへへっ!」
34 : ◆Kz828SAFwU - 2017/03/07 06:09:03.94 Oo7qdrz30 34/34脳内では美奈子は瑞希たちと一緒にいました。ごめんなさい。
改めて(ここに各々のプロデューサーの意気込みを表示)
武道館だって、楽しみだね(●・▽・●)
すぺしゃるさんくす
アイドルマスターミリオンライブ製作陣の皆様
バンダイナムコ・ランティスのえらい人の皆様
中の人の皆様
中の人のファンの皆様
アイマスPの皆様
デレマスPの皆様
SideMPの皆様
876プロのアイドルの皆様
ゼノグラシアを愛する同法諸君
ミリマスPの皆様
ミリマスPじゃない皆様
And You!