亜美「うぅっ…すまん、俺はここまでのようだ…」
真美「そんな!私一人ではこいつには勝てません!」
亜美「大丈夫…お前ならやれるさ…俺の見込んだ…お前なら」
真美「しっ、師匠ー!!」
元スレ
真美「お姫ちんと二人っきりになった」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358770237/
律子「…ほら亜美、馬鹿なことやってないで早く行くわよ」
亜美「うぇーい。じゃね真美ー、また後でー」
律子「それじゃ貴音、留守番よろしくね」
貴音「承りました」
真美「二人じゃないとこいつ(ゲームの話)倒せないんだから早く帰ってきてよねー」
亜美「あいあいさー!」
バタン
真美「……さて…」
真美「………」すちゃ
真美「……一人でやれるとこまでやーろうっと」
真美「………」ぴこぴこ
貴音「………」
真美「………」ぴこぴこ
貴音「………」←本を読んでいる
真美「………」ぴこぴこ
貴音「………」ぺらり
真美「…うがーっ!やっぱ一人じゃ勝てないーっ!」
貴音「…?」
真美「…って、げっ、もう電池無いし…」
真美「お姫ちん、ここってじゅーでん差すとこどこだっけ?」
貴音「?はて、じゅーでん…?」
真美「…あ、ごめんやっぱりいいや…ねえ、ピヨちゃんは?」
貴音「小鳥嬢ならば今日は外に出ていてここにはおりません」
真美「えっ、そーなの?…じゃー、しゃちょーは?」
貴音「…同じく」
真美「うぇーっ!?もー!兄ちゃんもいないしもーどーなってんのー!」
貴音「そう我儘を言うものではありませんよ、真美。皆、私たちの為に働いてくれているのですから」
真美「うー、それはわかってるけどさー…」
真美(…ゲームが出来ないとなると、いよいよやる事がなくなっちゃうんだよネ…)
真美(ぶっちゃけお姫ちんと二人っきりで何話したらいいかわかんないし…)
貴音「どうかしましたか?」
真美「あ、ううん、何でもないよ」
貴音「?そうですか…?」
真美「うん、だいじょぶだいじょぶ…」
貴音「…なら、良いのですが」
真美「………」
貴音「………」ぺら
真美「………」
真美「………」
貴音「………」ぺら
真美「………」すっく
真美「………」がらがら
↑回るイスを持ってきた
貴音「………」ぺらり
真美「………」ぐーるぐーる
貴音「………」ぺら
真美「………」ぐーるぐーるぐーる
真美「………」ぐーるぐーるぐーるぐー
貴音「………」ぺら
真美「…うわっ!」ガタンッ
貴音「おっと」ぱしっ
貴音「……大丈夫ですか?」
真美「……う、うん。ありがとう……」
貴音「気をつけて遊ぶのですよ」
真美「うん、わかった…」
真美「………」
貴音「………」ぺら
真美(…なんか暇潰せるようなことないかなー…)
真美(…そうだ!みんなに電話しよーっと)
真美「………」パカ
貴音「………」
貴音「真美」
真美「!な、何…?お姫ちん」
貴音「今の時間は皆きっと忙しいはず。余計な迷惑をかけてはいけません」
真美「うっ…めっ、めーわくなんかかけないよ!」
貴音「真美はそう思っていても、向こうにとってはそうじゃないかもしれません。迷惑をかけていないと言える保証は無いでしょう?」
真美「そ、そりゃあそうだけど…」
貴音「ならばやめて然るべきです」
真美「むー…」
真美「………」
貴音「………」ぺら
真美「…お腹空いた」
真美「………」すっく
貴音「?」
真美「………」がちゃり
真美「…あれ、プリンもうなくなっちゃったのかな」
貴音「……真美、おやつは一日一個にしておくのですよ」
真美「わ、わかってるよ」
真美「…えーっと」
貴音「スプーンならそこの机の引き出しです」
真美「あ、そっか…」
真美「…へへー、いっただきまーす」
貴音「ちゃんと晩御飯のことも考えて食べるのですよ」
真美「うん」
貴音「慌てて食べると喉に詰まりますから…」
真美「もー!わかってるってば!」
真美「………」もぐもぐ
貴音「………」ぺら
真美「…んー!やっぱここのゼリーは最高っしょーっ!」
真美「………」はぐはぐ
貴音「………」ぺらり
真美「はー美味しかった!でもやっぱプリンが食べたかったなー…」
貴音「………」
貴音「…真美」
真美「えっ、また…?真美、なんにも悪いことしてないよ…?」
貴音「こちらへ」
真美「………」とてとて
貴音「………」すっ
真美「へっ…?ふわっ!」
貴音「…ほら、口周りが汚れていますよ…」ふきふき
真美「モっ、モガガっ…!」
真美「ぷはっ!」
貴音「終わりました」
真美「………」
貴音「……?真美?」
真美「…もー!お姫ちん!さっきからなんなの?!真美のこと子供扱いして!」
貴音「ま、真美…」
真美「真美だって大人だもん!ちょっと年上だからってなにサマーのつもり?!ちょーしに乗んないでよね!」
貴音「……べ、別に、そんなつもりでは……」
真美「ホントいい迷惑だよ!お節介はもうやめて!」
貴音「……」がーん
貴音「…す、すみません。まさか、真美がそんな不快な思いをしていただなんて…」
真美「今更気付いたの?…あーあ、これだからにぶちんさんは…」
貴音「にぶちん…」
真美「もうこんなの、お姫ちんじゃなくておにぶちんだよ!おにぶちん!」
貴音「………」
真美(はっ)
貴音「………」
真美(ちょ、ちょっと言い過ぎちゃったかも…)
真美「…お、お姫ち」
貴音「……いえ、私なら大丈夫…。……すみません、少し……外に出てきます」
真美「あっ、お姫ち…!」
バタン
ガチャ
亜美「たっだいまー!」
千早「真美、留守番役ご苦労様」
真美「う、うん…」
響「ふふふ、よーし準備はバッチリだぞ!」
亜美「ちょっとひびきん!そんな大声出してお姫ちんに聞こえたらどーすんの!」
響「うっ、ご、ごめんだぞ…」
春香「みんなももうすぐお仕事終わってこっちに来るって!」
真美「そ、そっか…」
律子「それじゃあ貴音には一度内緒で外に出ててもらって…」
小鳥「事務所を飾り付けしちゃいましょう!」頑張るわよー!
美希「…あれ?でもでも貴音、いないみたいだよ?」
春香「えぇっ?!」
響「ちょっと真美!その為の監視役でしょー!」
伊織「監視役ってあんたねぇ…」
真美「………」
律子「……何か、あったの?」
響「えぇっ?!けっ、喧嘩?!」
真美「……うん…ケンカっていうか、その、真美がちょっと言いすぎたかもってゆーか……」
亜美「うあうあー!どーすんの真美ー!ケーキ持った兄ちゃんがもうすぐ帰ってきちゃうよー?!」
真美「う、うん…」
亜美「ほら、早く一緒にお姫ちん探しに行…」
がしっ
亜美「!律っちゃん…?」
律子「待って、亜実」
律子「……真美、これはあなたの問題なんだから、あなた一人で行ってきなさい」
律子「…出来るわね?」
真美「……」
真美「…うん!」
ガチャバタン!
真美「……ハァハァ」
真美「こ、ここにもいない…」
真美「…うぅ、寒っ…。一体、どこにいるのお姫ちん…?」ぶるぶる
真美「お姫ちんを見つけて帰らないと、みんなに会わせる顔がないっしょ…」
真美「…あ、ベンチ…ちょっときゅうけー…」
真美「あー、寒いなぁ…」
真美「ホントに…」
真美「………」
真美「……ホントは…ホントはね?真美、うれしかったんだよ?あぁやって、ずっと真美のこと見てくれてて……」
真美「……でも、やっぱりはずかしくって…真美はお姉さんだし……」
真美「……全部…全部私が悪いの。ごめんなさい、あやまるから…あやまるから、だから戻ってきて、お姫ちん……」
「…わかりました」
真美「…えっ?」がばっ
貴音「………」にこり
貴音「……ずいぶんと、探させてしまったようですね」
真美「……お、お姫ち…」うるっ
真美「……ぅ…そ、そうだよ…すっごく…すっごく心配したんだからねっ……!」ぼろぼろ
貴音「…すみません」
真美「うっ…うえぇぇ!ごめん、ごめんねお姫ぢん!!」えっぐ
貴音「真美…」
真美「私が…私のせいで…!!」ひっぐえぐ
貴音「……いえ、私の方こそ、本当にごめんなさい。真美も、いつまでも子供ではないのですね」
真美「お姫ちん……うっ、うわぁぁぁ!!!!」
貴音「よしよし…」
貴音「…落ち着きましたか?」
真美「うん…ありがと、お姫ちん」
貴音「それでは、皆も心配しているようですから早く事務所へ戻らなくては」
真美「…そうだ。それで、結局、今の今までどこに…」
貴音「…それは…」
がさっ
真美「!それ…真美が食べたかったプリン…」
真美「…もしかして…」
貴音「…食べ物で許してもらおうというのも、少し卑怯だったかもしれませんが」
真美「お姫ちん…」
貴音「貰って…くれますか?」
真美「………」ぐしぐし
真美「…しょっ、しょーがないなー!そこまでゆーなら、もらってあげてもいーよ!」
貴音「うふふ、ありがとうございます」くすくす
貴音「さて、それでは事務所に…」
真美「……ね、ねぇ」
貴音「?」
真美「……い、今の…内緒だからね。その…私が…泣いてたの…とか」
貴音「………」くすっ
真美「!おっ、お願いだから言わないでね!絶対だよ!」
貴音「さて、どうしましょうか…」
真美「おっ、お姫ちーん!!」
貴音「くすくす」
ガチャ
真美「ただいま」
貴音「ただいま戻りました」
雪歩「あっ!二人とも、帰ってきましたよ!」
やよい「ホントだ!二人ともおかえりなさーい!!」
真「もー!二人ってば、いつまで経っても帰ってこないから、すっごく心配したんだからね!」
真美「ご、ごめん…」
貴音「すみません…」
P「……やれやれ。いざケーキを買って帰ってきてみれば、真美も貴音もいないー、何ていうもんだから、一時はホントどうなることかと思ったぞ…」
律子「…ふふ、そうですね。でも、ちゃんと仲直り出来たみたいで良かったです」
あずさ「うふふ、それじゃあ、これで全員そろったところで」
伊織「早速、今日のメインイベントといきましょ?」
春香「…さん、はいっ♪」
「「ハッピーバースデー、トゥーユー♪ ハッピーバースデートゥーユー♪」」
「「ハッピーバースデー、ディア貴音ー!!」」
「「ハッピーバースデー、トゥーユー♪」」
貴音「…すぅ」
貴音「…ふぅーっ!」
ワーーッ!!!オメデトーッ!!オメデトウゴザイマスーッ!!
パチパチパチパチ!!!!
やよい「うわぁ、このケーキ、すっごく美味しいですねーっ!」
P「ふふ、だろう?結構良いやつ買ってきたからなぁ」
伊織「ま、あんたにしちゃ上出来なんじゃない?」
P「あんたにしちゃ、ってお前なぁ…」
千早「ちょ、ちょっと春香?!//ケーキぐらい自分で食べられるから…!//」
春香「まぁまぁ、そう言わないで…♪ はい、あ〜ん」
美希「…zZZ」ナノナノナノ
真「…もぅ、美希ってば、ハッピーバースデーが終わった途端に寝ちゃうんだから」
雪歩「あはは、今日はお仕事大変だったみたいだからねぇ〜」
律子「ちょっと!誰よあずささんにお酒飲ませたの!」
あずさ「うふふふ♪そぉーれぇー!」
亜美「あ、あずさお姉ちゃん、く、ぐるじい…」
ワーキャー
真美「…お姫ちん?こんなとこで何してんの?」
貴音「真美……いえ、少し、月を見ていたのです」
真美「ふーん……どう?ケーキ、美味しい?」
貴音「えぇ、とっても。身体以上に、心の中がいっぱいです」
真美「そっかそっかー」
貴音「…真美は」
真美「へ?」
貴音「プリン、美味しかったですか?」
真美「………」
貴音「……真美?」
真美「……実はまだ、開けてないんだ、あのプリン」
貴音「!そ、それは、つまり、食べるまでもなく気に入らないと…!」
真美「うあうあー!違う違う!そうじゃなくって…!」
真美「…………お姫ちんに…食べさせてほしいなぁ…なんて」ごにょ
貴音「………」
真美「なっ、なーんちゃって!私、もう戻rむぐっ?!」
貴音「………」
真美「………」むぐむぐ
貴音「…美味しい、ですか?」
真美「……」んぐんぐ
真美「……」ごっくん
真美「……うん!すっごい美味しいよ!ありがと!お姫ちん!」
貴音「ふふっ、どういたしまして」くすっ
真美「お姫ちん!」
貴音「?」
真美「…誕生日、おめでとう!」
貴音「………」
貴音「…えぇ。ありがとう、真美」にこっ
おわり
47 : 以下、名... - 2013/01/21(月) 21:56:57.02 ma/Fsc4c0 38/38お姫ちん、はらみー、誕生日おめでとうございます。
何故たかまみになったのかは私にもわかりません。それではノシ