1 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:05:43.19 Da0Wi1g10 1/34

やよい「触れたな、貴様!!」

「か、片づけようと思って……」

やよい「はっ……また私。うぅ……すいませんプロデューサー」

「う、うん。気にしなくていいよ。でもいきなりどうして?」

やよい「オセロになると人が変わっちゃうんです……こないだ、伊織ちゃんとも」



元スレ
やよい「私のオセロに触るな!!」 P「!?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353805543/

4 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:13:09.20 Da0Wi1g10 2/34

――――――
――――
――


伊織「オセロあるわね。というか、石が置きっ放し……。仕方ない片づけておきましょう」

 パチパチパチ

伊織「よし、これでオッケーね」

やよい「ふぅ……おトイレに――――!?」

伊織「あっ、やよい。おはよっ」

やよい「オ、オセロが……くっ、謀ったな、このでこっぱち!!」

伊織「や、やよい?」

やよい「角を全部取らせて勝った対局だったのに!!」

伊織「あ……も、戻すわね、いますぐっ」

 ガチャガチャ――――バシィ

やよい「醜いことはやめろ」

伊織「!?」


6 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:17:40.70 Da0Wi1g10 3/34

やよい「貴様はどれだけの罪を犯したか、わかっていないようだな」

伊織「ちょっと、やよい?」

やよい「本来ならばこの右手を引きちぎってやってもいいが、今日はもやしの日。気分が良い。貴様を看過としてやろう。さぁ、今すぐ退け!! ここから立ちされ!!」

伊織「」

やよい「早くしろ!!」

伊織「は、はい!!」ダダダダ

やよい「ふぅ、またもや私のコスモがうずく――――あっ!! 伊織ちゃ~ん!!」


10 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:25:55.48 Da0Wi1g10 4/34

――――――
―――
――


やよい「ってことがあったです」

「ま、まぁ。それぞれあるよ。うん……」

やよい「プロデューサー……私、オセロに触られると――――」

「はいさーい。みんな!!」

「ああ、おはよう、響」

「プロデューサー。はいっ、これ」

「サーターアンダギーか。ありがと、あとで食べるよ」

「今食べて欲しいぞぉ」

「いつ食べてもおいしいから大丈夫だよ」ナデナデ

「うぅ……そ、そう言うなら――――って、オセロの石が一個だけ白だぞ」

 バチッ

やよい「貴様」


11 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:35:09.56 Da0Wi1g10 5/34

「や、やよい?」

やよい「ホワイト イズ リバース」

「へ?」

やよい「リバース」

「(響。黒に戻せ)」

「う、うん」

やよい「それでよし。これで貴様の臓物をぶちまけなくて済んだ。――――って、また、私ぃ……」

「? プロデューサー?」

「まぁ、アレだ」

 カクカクシカジカ

「わかったか?」

「なるほどぉ~」

やよい「ごめんなさい。響さん」ペコリ


14 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:38:26.14 Da0Wi1g10 6/34

「だ、大丈夫だぞ!! ちょっと自分、びっくりしただけで、なんくるないさー!!」

 バンッ

「イテッ――――って、あっ!!」

「オセロがデスクから落ちる!!」


 ガチャーン!!


やよい「屋上に来い。そこで盛大な血祭りだ。もやし祭りに負けず劣らず盛上るぞ?」


22 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 10:52:07.90 Da0Wi1g10 7/34

「ひ、響!?」

「ぷ、プロデューサー!! やよい、痛い!! 引っ張らないで!!」

やよい「貴様は私の手によって嬲られ、辱められ、穢され、そして、その罪を贖うのだ」

「くぅ――――わるい、やよい!!」バシィ

 やよいの手から響が離される。
 Pは咄嗟に震える響を抱き寄せ、不気味に笑う少女を見据える。

やよい「ふふっ。その罪人を護ると言うのか、貴様?」

「やよい……なんで」

やよい「貴様は知らんのだ。闇と光は交わらんことを。そう。人間、生まれ落ちたそのときから、その本分は決まっているのだ」

「なにを……言ってるんだ?」


24 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:06:46.48 Da0Wi1g10 8/34

やよい「封印を解いたのだ。オセロ板に封じ込められた神を解き放ったのだ、貴様らは!!」

「!?」

やよい「ふたたび封印を施すには、処女の凌辱が必用。ならば、早急に悲嘆の雨を降らすまで」

「なん……だと。響は処女だと?」

「ち、違うぞ!!」

「じゃあヤリマンなのか?」

「ち、違う。自分が言いたいのはそこじゃなくて!!」

「――――はっきりしてくれ!! 処女なのか、処女じゃないのか!?」

「…しょ、じょ、だよ」

「そうか」ホッ


28 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:17:00.34 Da0Wi1g10 9/34

やよい「ならば。その小娘を渡せ。私は全人類のために―――――うっ!?」

「やよい!?」

やよい「ははっ。そうか、憑代としては適当か。光の神よ」

「何を言ってるんだ、やよい?」

やよい「……もう、封印は、できん。――――貴様らにすべてを託す!!」

「プロデューサー……やよいの背中から」

「羽根が」

 やよいの背中から、一双の翼が生える。

やよい「ふっ。なまじ姿は美しいな。光の神よ」

「やよい。……やよい!!」

やよい「最後の力で……貴様らを護ってみせる」

「な、何をするんだ、やよい!?」


30 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:20:56.67 Da0Wi1g10 10/34

やよい「私は貴様らを――――ううん、私はみんな大好き。大切な家族だもん。だから、みんなを護る」

「そんなこと言うなよ!! やよい!! ずっと一緒に頑張ろうって、トップアイドルになるって言っただろ!? それは嘘だったのかよ!? なっ、やよい!? だって家族だろ!?」

やよい「うっう……。私、そのセリフはズルいってかなぁ……って」

 輝きを増し、世界は白く染まる。

「くっそぉぉぉぉぉぉ!! やよいぃぃぃぃ!!!!!!」



「好き、プロデューサー」


32 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:32:33.66 Da0Wi1g10 11/34

白昼に上がった白い花火は、澄明な青空に大輪の花を咲かせた。
誰もが息を飲み、足を止める美しさであったが、それは混沌の時代の始まりであった。
世界から雲は排され、悪魔のような日差しが、須らく地面を照らした。

あの花火から一か月後。

水瀬家 地下

伊織「新堂!? 状況は!?」

新堂「水を求めて市民でいっぱいです」

伊織「どうしてこんなことに……どうしてやよいが。ねぇ、プロデューサー!?」

「俺が悪いんだ。くっ、俺が無力だったあまりに」

「…………」

伊織「……どうするのよ、ホントに」

春香「元気出そうよ、みんな!! こんなときこそ頑張らないと!!」

 シーン

春香「ねっ、プロデューサーさんも」

伊織「こんな状況なのよ!? 市民は暴徒化して、政府機関も役に立たない。街に出たら、餓死者の死体が転がってる。それに……その犯人がやよいだって……うぅぅ」

春香「…………」


35 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:40:38.01 Da0Wi1g10 12/34

「あのとき、自分が死ぬべきだったんだ……」

春香「ひ、響ちゃん?」

「そうすれば、みんな助かる」

春香「そんなこと言っちゃだめだよ!!」

「だって、いぬ美もへび香もハム蔵も、みんな!! いなくなっちゃんだぞ!? なら自分だけ生きてても仕方ない!! 全然意味ない!!」

春香「そんなことって……ないよ」

「だから、自分、死ぬ――――」

 バタン

「プ、プロデューサー? いきなり押し倒して――――ぎゃ!!」

「犯してやる。お前を犯してやる!!」


36 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:44:29.19 Da0Wi1g10 13/34

「やめて、プロデューサー!!」

「お前の処女を奪ってやる!!」

「痛い!! 服を!! ……ん?」

 ポタポタ

「プロデューサー?」

「くっ……処女じゃないと封印できないんだろ? なら、奪ってやる。だから、死ぬなんて言うな、響……」



 どうしてこうなったよ、俺。


39 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 11:53:43.41 Da0Wi1g10 14/34

「プロデューサー……」

「響……」

「奪っていいぞ……初めて」

「響……」

春香「ストォォォッォォプ!!」

伊織「…………」

春香「絶対ダメ!! 絶対ダメェ!! そんなことはさせません!! だいたいこんなことをするなんて絶対に!!」ゴチャゴチャ

「んっ、そこはまだ、あっ。」

「そうか、胸が弱い――――」

――――バシン

「」ガクン

春香「はぁ、はぁ、はぁ。絶対にさせない」

伊織「」


42 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:07:16.26 Da0Wi1g10 15/34

路地裏。

真美「こちら真美。亜美隊員、そっちの状況はどう?」

亜美『まこちんと、食料を確保しにスーパーに忍び込んでる。もう少しで確保できそう』

真美「分かった。真美は引き続き、作戦を続行する」

亜美『待ってるよ。真美』

真美「うん。じゃあ、幸運を」

小鳥「ま、真美ちゃん? 大丈夫だって?」

真美「うん。それより、お姫ちんを探さないと」

小鳥「そうね。貴音ちゃんなら、この原因を知ってる筈だから」

真美「でも、女の勘だけど」


43 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:15:47.29 Da0Wi1g10 16/34

小鳥「当てにならない訳じゃないでしょ? 女の勘」

真美「ピヨちゃんの勘だから――――」ガクッ

小鳥「はっ!? 真美ちゃん!? いきなり――――!?」

 ガサッ

「さて、すこし来てもらおうか、2人とも」


水瀬家

伊織「りんご」

春香「ごりら」

「らっぱ」

「ぱんつ」

伊織「……しりとりも飽きたわね」

春香「だよねぇ~」チラ

「響。そんな手を握るな」

「……好き」

「俺も好きだよ。だからそんな近づかないでくれ。暑い」


44 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:22:22.68 Da0Wi1g10 17/34

春香「……あきらめた。私はあきらめた」

伊織「美希が居なくて良かったわね。ホント」

「美希もだれでも関係ないぞぉ。ただプロデューサーは、自分の大事な人だから」

「分かったから、暑い」

伊織「はぁ……どうしてこんなに―――――」

 ブゥー

伊織「ん? 真美から電話?」

  「はい、もしもし」

『双海真美は預かった。返してほしくば…………』

…………
……


黒井プロ

冬馬「これで役者はそろったな」


45 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:37:55.45 Da0Wi1g10 18/34

美希「ハニぃぃぃ」

「美希!!」

「プロデューサー!!」

雪歩「プロデューサー!!」

「真、雪歩!!」

亜美真美「「兄ちゃん!!」」

小鳥・あずさ「「プロデューサーさん」」

律子「プロデューサー殿……」

「よかった、生きてたんだ。それに千早も」

千早「…………はい」

「それと貴音」

貴音「はい。私が皆を集めました」

春香「そうなんだぁ」

伊織「言ってくれれば良かったじゃない。はぁ……」

「貴音ぇ……」


46 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:39:08.12 Da0Wi1g10 19/34

「わざと誘拐したなんて言ったのか?」

冬馬「そんな所だ。まぁこのぐらいしないと来そうになかったからな」

翔太「ノリノリだったくせにぃ~」

北斗「ホントだよ。冬馬」

冬馬「うるせぇー。良いんだよ、過程なんて。黒井のおっさんも上でそう思ってるんだろ」

「し、死んだのか?」

北斗「…………まぁ、本題に入ろう」

(っく、やっぱりそうなのか)

貴音「そうですね……」


47 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:49:15.15 Da0Wi1g10 20/34

……………
……

事務所前

「真。行くぞ!?」

「はい!!」

「一気に階段を上がるぞ!!」

タタタタタ


(あのとき貴音はこう言った)

貴音『光の神を封印するためには、再びオセロで勝たなければなりません』

(そのため、俺たちはやよいのオセロ盤を取りに事務所に戻っている)


「開けますよ、扉!!」

「ああ、いけ!!」

 バンッ


49 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 12:56:37.52 Da0Wi1g10 21/34

「くっ。言われた通りだな。真」

「小さなやよいが……いっぱい」


ヤヨイ「ウッウー」


「攻撃はできん。一気に突破するぞ!!」

「はい!!」


場所が変わって、黒井プロ。

美希「じゃあ、響とハニーは恋人ってことなの!?」

「う、うん」

亜美真美「「じゃあ、じゃあ、キスした!? キスした!?」」

「う、うん」

美希「ミキ……帰るの。もうおウチに帰るの」

春香「み、ミキ!! 私もそうだったから!!」


冬馬「ホント、罪作りな男だな」


51 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:05:37.58 Da0Wi1g10 22/34

貴音「ええ。わたくしも……そう思う。すこし粗相を見せ……」

北斗「と、とにかくそれそろ準備を――――」

――――バーン!!

「はぁ、はぁ、オセロ盤を……」

雪歩「真ちゃん!! なんでそんな!!」

「すこし無茶したからな。くっ、いてぇ」

雪歩「ううう、2人とも……」

「立ち止まってる暇なんかないよ、雪歩。ですよね、プロデューサー?」

「ああ。このオセロ盤をもって行くんだろ? やよいのところへ」

貴音「ええ。わたくしが天へと橋を架けます」

(もう何があっても驚かないな)

貴音「その前に1つ。あなた様にお願いしたいことがあります」


53 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:12:14.72 Da0Wi1g10 23/34

「おう。なんだ――――ん!?」

貴音「ん、ちゅ、ん。……口付けを」

「」

「貴音ぇぇぇぇぇ!!!!」

貴音「響」

「それはダメだぞ!! それは!!」

貴音「ふふっ、これで『最後』なのです。――――さぁ、わたくしが道を作ります。いきなさい、選ばれ者よ!!」

貴音(ふふっ。これでいいのですね、やよい?)

貴音「この面妖でありながら、素晴らしき世界を救うのです!!」

 
 俺はいったい何を書いてるのだろうか


55 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:21:52.66 Da0Wi1g10 24/34

(天へとつづく道を作ってくれた貴音を置いて、俺たちは天の世界に来た)

(思いの外、難なく進み、そして、『やよい』の前にたどり着く)


天上の世界

やよい?「来たか、プロデューサーよ」

「ああ。みんなでな」

やよい?「数で圧すというのか? 何人集まろうが、私には勝てん。オセロで勝てるというのか私に?」

亜美「やよいっち、それは傲慢っしょ。亜美たちが団結すれば負けることなんてない!!」

やよい?「呆れるな」

千早「では、高槻さん。私たちと勝負しましょう」

やよい?「よかろう。引導を渡してやろう!!」


 そして俺たちの戦いがはじまった。


56 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:35:54.79 Da0Wi1g10 25/34

 しかし、強い。いや強すぎた。


やよい?「私の勝ちだ」

千早「くっ」


やよい?「弱いな」

美希「なの!!」


やよい?「その程度か」

伊織「なんですって!? 私が負けるなんて!!」


やよい?「ふん。笑えるぞ」

亜美「ま、真美、頼んだよ」


 そうやってここに居る、俺以外は負けを喫した。
 だが俺は笑った。勝負はまだ終わってない。


57 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:37:09.86 Da0Wi1g10 26/34

「さぁ、やよい」



やよい?「最後だな、貴様が」



「ああ。この戦いできっぱり白黒つけようぜ」


59 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:45:12.01 Da0Wi1g10 27/34

対局

パチっ

やよい?「ふん。せいぜい頑張るがいい」

パチっ

「ああ。アイドルのプロデューサーをなめるな」

パチっ

やよい?「ふん。アイドルごときが神に勝てるはずがない。アイドルの信仰が神の信仰に勝てるとでも?」

パチっ

「ああ」

パチっ

やよい?「765プロのアイドル全員の力をもってしても勝てんのだよ、私には」

パチっ

「言ってろ。俺たちはゼッタイに勝つ」

パチっ

やよい?「笑わせるな」


61 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:50:30.47 Da0Wi1g10 28/34

パチっ

「見ろよ、このオセロ盤。黒が多いだろ」

パチっ

やよい?「ふん。そうだな」

パチっ

「なんだ。その笑みは」

パチっ

やよい?「地上でなにを学んだの。我那覇響と交わることしか能になかったのか?」

パチっ

「やはり地上の様子は見えてるんだな。それでいて、人間を苦しめるのか?」

パチっ

やよい?「あの月の女が教えたのか。ふん、こざかしい」

パチっ

「角を取らせてもらうぞ」

パチっ


62 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 13:57:58.21 Da0Wi1g10 29/34

―――――
――


やよい?「さて、好きなところに置け」

「置くところがない……だと?」

やよい?「教えてやろう。オセロの勝ち方は最初は相手に多くとらせるのだよ。所詮、人間はクズだ。私には勝てん!!」

「……くっそ」

やよい?「悔しがれ。悔しがるんだな、貴様は!!」

パチっ

「……また」

やよい?「オセロには一発逆転はない。着実に策を練って、倒す。この光景を下界のものに見せたいがな」

パチっ

「くぅ」

やよい?「これで最後だ。今頃、酷暑に苦しむ愚民はどうしてるだろうな? なぁ、プロデューサー?」

「…………」


64 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 14:05:45.28 Da0Wi1g10 30/34

やよい?「なにか言わないか、貴様」

「見てみろよ。その下界とやらを」

やよい?「狂ったか、貴様。いや自暴自棄になったのか」

「オセロ中は下を覗けないんだってな、やよい」

やよい?「それがどうした。四条の者に聞いたのか?」

「いや……来たな」

やよい?「何が来たと……」

ダダダダダダダ――――ガチャン

やよい?「貴様は……」

冬馬「はぁ、はぁ、俺たちと勝負だ、神様」

やよい?「な、なんだ、なんだその人数は!!」

 ジュピターの背後に付く数多の群衆。

「アイドルを舐めるなよ、神様」


66 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 14:13:57.06 Da0Wi1g10 31/34

やよい?「貴様、謀ったな!?」

やよい?(下界の様子は……誰もいないだと!?)

やよい?「わざと私と!!」

「一度たりとも、俺たちは『765プロだけ』とは言ってないぞ」

やよい?「くそっ。この全員と!!」

「最初に多く相手に取らせるんだろ? オセロだと」

やよい?「ふざけるな、ふざけるな!!」

「さぁ俺を負かして、次の勝負だ」


67 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 14:26:18.90 Da0Wi1g10 32/34

―――――――
――――
――


夜。どこかの屋上

貴音「……久しぶりの月。世界は救われたのですね。多くの犠牲を払いながら」

貴音「これで本当に『最後』に。否、天上で待っててくれるでしょう、皆は」

「貴音。ありがとう」

貴音「声が――――」クルン


END


真美「ってな感じでどう、兄ちゃん?」

「滅茶苦茶だな。こんなもの次回映画にはできん」

律子「私たち出演してるし……」

小鳥「映画出演ですか。私、美人事務員って話題になるかも」


68 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 14:31:11.59 Da0Wi1g10 33/34

真美「うそでしょ? だって、真美たちの出番をさぁ~」

「……自分、恥ずかしいぞ。プロデューサーと……なんて」

春香「じゃあ、私がやってあげる」

「俺、出ないし!!」

貴音「キスシーン……」

律子「……はぁ」

小鳥「でも、ほらっ、ちょうどここにオセロ盤あるし、一勝負しましょう?」

 パチっ

やよい「私のオセロに触れるな!!」

「!?」


おわり


73 : 以下、名... - 2012/11/25(日) 14:43:19.19 Da0Wi1g10 34/34

スレタイだけが浮かんだ結果がこうなった。


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