1 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:10:50.64 HvfnkfE90 1/18

「お昼の授業めんどくさいなー」

花陽「あ~む」

真姫「めんどくさがらない。それはそうと、このあと英語はテストがあるのよ」

花陽「パクパク」

「うぇー、やだなぁ」

花陽「モグモグ」

元スレ
花陽「食欲の秋だからね」【ラブライブ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1663683045/

2 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:13:04.44 HvfnkfE90 2/18

真姫「これまでやったところの復習だから問題ないでしょ」

花陽「んー」

「真姫ちゃーん。ノート見せてぇ~」

花陽「ごっくん」

真姫「見せたところでどうなるのよ」

「ノートちゃんと取ってないから、真姫ちゃんのノート見て今から勉強するにゃー」

花陽「ふぅ」

3 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:13:54.90 HvfnkfE90 3/18

真姫「どうせすぐ忘れるでしょ」

花陽「あ~む」

「勉強したあとに新しい情報が入らなければ大丈夫だよ」

花陽「パクパク」

真姫「凛の頭は心太式なの?」

花陽「モグモグ」

4 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:16:00.89 HvfnkfE90 4/18

「とにかく、少しでも勉強するにゃ!」

花陽「んー」

真姫「まっ、やれるだけやれば?」

花陽「ごっくん」

真姫「はい。ノート」

花陽「ふぅ」

5 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:16:36.69 HvfnkfE90 5/18

「ありがと真姫ちゃーん」

真姫「はいはい」

花陽「あ~む……」

真姫「ところで花陽」

花陽「んっ……何?」

真姫「さっきから何食べてるの?」

花陽「おにぎりだけど」

6 : ◆3gBHeUze/o - 2022/09/20 23:17:26.50 HvfnkfE90 6/18

真姫「それは分かるとして、それ何個目よ」

花陽「多分、二個目」

「うっそだぁー」

花陽「ふぇっ?」

「凛見てたもん。それ五個目だよ」

花陽「あちゃー、バレてたかぁー」

「ふふーん」

7 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:18:18.08 HvfnkfE90 7/18

真姫「凛、ドヤ顔しないの。てゆーか、食べ過ぎじゃない?」

花陽「何が?」

真姫「何がって、おにぎり」

花陽「お昼ご飯だよ」

真姫「おにぎり五個はちょっと」

花陽「普通だよ」

真姫「えぇ、普通サイズならね」

「かよちんのは特大だね」

花陽「お腹が空くからね」

8 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:19:20.37 HvfnkfE90 8/18

真姫「普通に食べ過ぎな気が……」

花陽「大丈夫! なんとかなってるから!」

「さっすがかよちん!」

花陽「それに季節は食べ物が美味しい秋だよ!」

「かよちんはお米にしか目がないにゃ!」

花陽「ふふん!」

真姫(ダメだわね)

9 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:20:27.18 HvfnkfE90 9/18

「昨日も特大サイズだったね!」

花陽「ここ二、三日くらいかな」

真姫「正確には一週間よ」

花陽「バレちゃった」

「なんで真姫ちゃんは凛の知らないこと知ってるのぉ!?」

真姫「ひぃっ!」

花陽「凛ちゃん。どぉ、どぉ、どぉ」

10 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:21:07.74 HvfnkfE90 10/18

真姫「花陽が大丈夫って言うならいいけど、増えたりしてない?」

花陽「何が?」

真姫「体重よ、体重」

花陽「んー、どうかなぁ」

「脇腹のあたりを」

ツンツン

花陽「ちょっ、凛ちゃん! やめてよ!」

「えへへ、ごめんごめん」

11 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:22:14.03 HvfnkfE90 11/18

真姫「体重……増えたのかしら?」

花陽「ど、どうかなぁ」

真姫「増えすぎてダンスパフォーマンスに影響出さないでよ」

花陽「い、今のところは大丈夫……」

真姫「じゃあ、そのおにぎりは仕舞って」

花陽「えっ」

真姫「えっ」

12 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:23:40.11 HvfnkfE90 12/18

花陽「これはお昼だよ!」

真姫「私の話訊いてた?」

花陽「訊いてたけどこれはこれ、それはそれ」

真姫「太るわよ」

花陽「大丈夫、大丈夫! 練習前に運動して減らす」

真姫「そんな簡単に体重は落ちないわよ」

「落ちたら苦労しないよぉ」

花陽「ねぇー」

13 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:25:29.11 uW0uQLi40 13/18

真姫「花陽は少し食事を節制しないと……」

花陽「無理だよぉ」

真姫「このままだと、動きが鈍ったりで太ったって分かるわよ」

花陽「うぅ……」

真姫「そしたら海未のことよ」

 
海未『太りました? ならダイエットの為に山登りです!』

 
真姫「とか言い出すわよ」

「あり得る、あり得る。山しか頭になさそうだし」

花陽「それは嫌だなぁ」

14 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:26:30.72 Xpf7ufif0 14/18

真姫「そうならない為に、それを食べるのは抑えて」

花陽「でも真姫ちゃん」

真姫「何よ」

花陽「仮に真姫ちゃんがトマトを食べるのを抑えてって言われたら」

真姫「ふざけないで、そんなことあり得ないから。どんなことがあっても私はトマトを食べるから」

(バカやってないで、凛は勉強してよっと)

15 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:27:26.54 hqMB41HM0 15/18

花陽「好きなものを食べれないのは辛いよぉ。私にとってのお米、真姫ちゃんにとってのトマト、凛ちゃんにとってのラーメン!」

真姫「好きなものは食べたいわね」

花陽「でしょ、好きなものは食べたいから食べる。人間の本能だよ」

真姫「それも、そうね」

花陽「だから私は、このおにぎりを食べる!」

パクっ!

花陽「おいしぃー!」

16 : 以下、名... - 2022/09/20 23:28:31.91 Lu4wGx5d0 16/18

真姫「待って、私なんか騙された!?」

「まっ、いつものチョロい真姫ちゃんだね!」

真姫「チョロいってどういうことよ!?」

「チョロチョロ~」

真姫「このっ、凛! ノート返しなさい!」

「堪忍にゃ! 許してにゃ! 赤点取ったら海未ちゃんにやられるにゃー!」

真姫「私の平和の為にやられておきなさい!」

「酷い!」

花陽「おにぎりは美味しい!」

 
……………………
………………
…………
……

 
海未「というワケで、抜き打ちの身体測定を行います」

花陽「はっ?」

17 : ◆0NDZc00316 - 2022/09/20 23:29:18.69 Lu4wGx5d0 17/18

海未「日々のパフォーマンス、衣装のサイズに不具合等がないように、管理できるところは管理しておきます」

「ふむふむ」

海未「厳しく管理するまではいきませんが、あまりにも体重が増えてる場合はダイエットとして、今度の休みは私と凛が山登りをするので、それの付き添いとして同行してもらいます」

「はっ?」

海未「こういう場合は経験者が必要なのです」

「はい?」

18 : 以下、名... - 2022/09/20 23:31:36.32 Lu4wGx5d0 18/18

海未「これ以上の説明はアレで」

「説明しろにゃー!」

海未「四の五の言わずに来なさい!」

「納得いかないぃー!」

 

 

 

海未「花陽。あなたにはダイエットが必要と私が判断を下しました。おめでとうございます」

花陽「めでたくないよぉ!」

真姫「これから食べるのは程々にしなさい」

花陽「はい……」

海未「食欲の秋もいいですが、運動の秋……ハードな山登りの秋も最高ですよ」

「絶対高い所登らされる……遭難間違いなし……山を降りる頃には骸骨にゃぁ……」

真姫(帰ってトマト食べて、ゆっくりしましょ)

 

 
おわり

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