1 : 以下、名... - 2015/09/23 18:32:18.01 DxV1svH70 1/20

「………ごめんもう一回言って」

英玲奈「東條希、私にわしわしMAXを教えてほしい」

(聞き間違いじゃなかった…)

英玲奈「東條希、私に」

「いやもうええよ!」

英玲奈「そうか。では教えてもらえないだろうか」

「色々ツッコミたい事はあるけど…わしわしMAXって、それどこで知ったん?」

英玲奈「この間音ノ木坂に行ったとき、部室から『言う事聞かない子はわしわしMAXやで~』と聞こえてな」

(本人目の前にして物真似はやめーや…)

元スレ
英玲奈「東條希、私にわしわしMAXを教えてほしい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443000737/

2 : 以下、名... - 2015/09/23 18:33:24.29 DxV1svH70 2/20

英玲奈「何事かと覗いてみれば皆、東條希の言葉に恐れおののき粛々と作業を進めているではないか」

「ああ、はいはい…」

英玲奈「人を従わせるわしわしMAXとやら…私はそれが知りたい」

「ええと…一応、理由聞いてもええかな?」

英玲奈「実は最近、ツバサとあんじゅに手を焼いてるんだ…」

「どういう事?」

英玲奈「先日から共同でアキバライブの準備をしているだろう?」

「うん、3人ともよく音ノ木坂学院に来るようになったよね」

英玲奈「そんな大事な時期だというのに、あいつらの行動は目に余る!」ドンッ

「そ、そうなん?」ビクッ

英玲奈「ああ、このままでは作業に支障をきたす恐れがある」

「うーんあの2人がなんかやらかすなんて想像出来ないけど…」

英玲奈「そう言うと思って…」ポチポチ スッ

「スマホの映像?」

3 : 以下、名... - 2015/09/23 18:34:11.32 DxV1svH70 3/20

ツバサ『ほーのかさん♪準備の方はどう?進んでる?』ダキッ

穂乃果『うぇぇ、ツバサさん!?は、はい順調ですけど…』

ツバサ『そう、偉いわ。流石私の見込んだ穂乃果さんね』ナデナデ

穂乃果『あのぅ…ち、近くないですか…?』

ツバサ『あら、もしかしてイヤだったかしら?』スンスン

穂乃果『そんな事ないですけ…ちょっ、匂い嗅いでませんか!?」

ツバサ『気のせい気のせい。さ、行きましょ』グイッ

穂乃果『ふえ!?あの、どこへ…?』

ツバサ『準備も一段落着いたし、一緒にレッスンしましょ?あっちの誰もいない空き教室で』グイグイ

穂乃果『い、いやちょっと、まだ途中なんですけど…つ、ツバサさぁん!?』ズルズル



『ひゃっ、ちょ…これ本当にダンスレッスンですよね!?…ぁんっ!///』




「」

英玲奈「そしてあんじゅが…」スッ スッ

4 : 以下、名... - 2015/09/23 18:34:55.41 DxV1svH70 4/20

あんじゅ『海未さんはぁ…ここが弱点ね」サワッ

海未『ひゃんっ、い、いきなり何を!?///』

あんじゅ『んふっ、可愛い反応♪ただのスキンシップよぉ』サスサス

海未『やっ、さ、作業に集中出来ませんからぁ///』

あんじゅ『そしてマッキーはぁ…』スリッ ペロッ

真姫『ま、マッキーって呼ばな…あっ、やめ…てぇ///』

あんじゅ『あらぁ♪マッキーってぇ、実はネコちゃんだったのかしら~』ナデナデ

真姫『なにそれ…意味、わかんないぃ…///』モジモジ

あんじゅ『うふふっステキね、μ’sの皆さん。もっともっと親交を深めたいわぁ…』ペロリ…

あんじゅ『次は希さんと仲良くなりたいわね。今度じっくり交流してみましょ♪』ジュル…




英玲奈「…とまあこんな具合だ」

「そ、想像以上やね…(あんじゅちゃんが不穏すぎる…ウチ、貞操の危機やん)」ガタガタ

5 : 以下、名... - 2015/09/23 18:36:14.53 DxV1svH70 5/20

英玲奈「元々お気に入りだったμ’sとの共同作業だ、はしゃぐ気持ちはわからんでもないが…」

(いやハジけすぎやろ。というか淡々と撮影してた英玲奈ちゃんもどうなん…?)

英玲奈「いくら注意してもなんやかんやで誤魔化される。あいつら無駄に口が上手いからな」

(ばっちり証拠あるのに誤魔化せるんだ…ある意味尊敬するわ)

英玲奈「だが私の我慢にも限度がある、その時耳にしたのがわしわしMAXだ」

「…ああ、そういやそんな話やったね、色々衝撃的すぎて忘れてたわ…」

英玲奈「どうだ?私に教えてはもらえないか」

「んー…英玲奈ちゃん、わしわしってどういうものかわかってる?」

英玲奈「胸を揉みしだくのだろう」

「そんなはっきり言わんといて!///」

6 : 以下、名... - 2015/09/23 18:37:04.26 DxV1svH70 6/20

英玲奈「女性の弱点を弄ぶことで生理的嫌悪と恐怖を促し、相手を屈服させるのでは?」

「う、うーんそんな難しいこと考えてないんやけど…」

英玲奈「実はその推論の元に2人をわしわしMAXしたことがあるのだが…」




ツバサ『英玲奈、ふざけてないで作業して。A-RISE辞めさせるわよ』(真顔)


あんじゅ『警察呼びますね、統堂さん』(真顔)




英玲奈「何故か逆に怒らせてしまってな…」シュン

(英玲奈ちゃんも大概やけどあの2人ほんま何なん…)

7 : 以下、名... - 2015/09/23 18:38:08.31 DxV1svH70 7/20

英玲奈「やり方が間違っていたのだろうか?」

「うーんやり方も何も…」

英玲奈「…」ジー

「……う」

英玲奈「…」ジー

「…は~、わかったわかった。じゃあとりあえず、ウチにやってみせてくれん?」

英玲奈「いいのか?」

「ええよ、そこまで困ってるなら放っておけないやん(さっさと終わらせたいし)」クルッ

英玲奈「…わかった。では失礼して」スッ…




ギュゥゥゥゥゥッ!!

8 : 以下、名... - 2015/09/23 18:38:55.53 DxV1svH70 8/20

「いだだだだだだっ、ちょお痛い!?いたいってばっ!やめて!!!」ジタバタ

英玲奈「え、あぁすまない」パッ

「はあ、はあ、もうっ、何するん!?」

英玲奈「痛みで恐怖心を増幅させるのではないのか?」

「ちゃう!!…はぁ、そりゃ2人も怒るわ」

英玲奈「本当にすまない,痣になってはいないか?」サスサス

「ちょっ、ナチュラルに胸さすらんといて!?///」バッ

英玲奈「痛むのだろう?」

「ええから、もう!(この子実は天然なんか…)」

9 : 以下、名... - 2015/09/23 18:39:54.74 DxV1svH70 9/20

英玲奈「そうか、ならば今度は私にわしわしMAXしてくれ」ズイッ

「無駄に胸反らすなや!子供か!」

英玲奈「なに、身を持って体験出来れば私も真似しやすい」

「うーん、基本悪い子にしかしたくないんやけど…」

英玲奈「覚悟は出来ている。さあ、来い!」ワクワク

「なんでノリノリなん…はあ、わかった。いくでー」スッ…




ワシ…ワシ…

10 : 以下、名... - 2015/09/23 18:40:41.86 DxV1svH70 10/20

英玲奈「……ほう……成る程成る程……」

「冷静に分析されるとこっちがアホみたいやん…」ワシワシ

英玲奈「だが……思ったほど……衝撃は無い……ンッ///」ピクッ

「そりゃあ英玲奈ちゃんは望んで受けてるわけやし…もうええやろ?」パッ

英玲奈「……うん///」

「ちょっと照れんなや!こっちも恥ずかしくなるやん!!///」

11 : 以下、名... - 2015/09/23 18:41:35.96 DxV1svH70 11/20

英玲奈「だがなんとなく掴めた気がするぞ!」

「そ、そうなん…まあ、あんま難しく考えんでええと思うよ」

英玲奈「ああ、私は相手を従わせることにこだわりすぎてたようだ」

「うん。悪いことしたら叱る、それだけのことやん?」

英玲奈「わからせるのではなく、わかってもらう。優しさと慈しみの心が大事なのだろうな!」フフンッ

「う、うん。もうそれでええんやない?」

英玲奈「それを踏まえて、もう一度わしわしMAXさせてくれないか?」キリッ

「なんでやねん!無駄にキメ顔作るなや!!」

12 : 以下、名... - 2015/09/23 18:42:42.15 DxV1svH70 12/20

英玲奈「頼む。私は慎重派ゆえ、納得出来るまで練習しないと不安なんだ」

「えぇ…」

英玲奈「この通りだ、今度失敗したら本当にクビで逮捕かもしれない」ペコッ

「どんだけ怖いんや…あーわかったわかった。ええよもう」

英玲奈「本当か!?」

「うん。…ほい、どーぞ」クルッ

英玲奈「よし、では行くぞ」スッ…



ワシ…ワシ…



(…ほっ、痛くない)

13 : 以下、名... - 2015/09/23 18:43:44.81 DxV1svH70 13/20

英玲奈「…どうだ」ワシワシ

「どうだと言われても……まあ、いいんやない……?」

英玲奈「…そうか」ワシワシ

「……もう、いいやろ……まだなん……ンッ」ピクンッ

英玲奈「すまない、もう少し…」ワシワシ


(なんか、手つきやらし…変な方向に上手くなってない…?///)

(あかん変な気分に…というかウチら部室で作業もせんと何してるんやろ…///)ハァハァ

(こんなところ誰かに見られたら…)チラッ













絵里「」

14 : 以下、名... - 2015/09/23 18:45:53.47 DxV1svH70 14/20

「」

英玲奈「優しく…時に厳しく…」ブツブツ ワシワシ

「わああああああ!!えええ、ええ、えりちぃ!!!???」ビックゥッ

英玲奈「うおっ、びっくりしたぁ!?」ドキッ


絵里「……えっと、扉が少し開いてたから///」

「いや、これはな、違う、違うんよっ!?」

英玲奈「ああ、絢瀬絵里さんか」

絵里「お、お邪魔だったかしら…?」

「いやだからなっ!?別にやましい事はなんもないんよ、な?」

英玲奈「そうだな、お互い同意の上での行為だ」

「ちょっと黙っててくれへん!?」

15 : 以下、名... - 2015/09/23 18:47:22.95 DxV1svH70 15/20

絵里「え、いや、でも希気持ちよさそうだったし…」

「え、えぇ?き、気のせいやん?ちょっとな、あの、部室あついなーなんて…」

英玲奈「まあ優しさと慈しみを込めて揉んであげたからな」フフンッ

「お前ええ加減にせえよ!!」


絵里「…ほ、程々にね。皆にはしばらく部室は使用中って言っておくから、じゃっ」ダダッ

「ちょ、使用中ってなんやねんっ!?絶対余計なこと言う気やろ!!待ってえりちっ!!!」ダダ

16 : 以下、名... - 2015/09/23 18:48:18.38 DxV1svH70 16/20

英玲奈「…取り残されてしまったな」ポツン

英玲奈「それにしても…ふむ、私のわしわしMAXははたして正しかったのだろうか?」

英玲奈「まあ気持ちよさそうと言ってたし、恐らく間違ってはいないだろう。あとはこの方向で自分なりに研究を重ねていけば…」

英玲奈「ふふふ、見てろよ2人とも。絶対に改心させてみせるぞ!!」

17 : 以下、名... - 2015/09/23 18:49:48.26 DxV1svH70 17/20

―――数日後



英玲奈「やあ、東條希」

「……あー、英玲奈ちゃんか」ジトッ

英玲奈「すこぶる不機嫌だな、なにかあったのか?」

「誰のせいやと思ってるん?あれからえりちの誤解解くのめっちゃ大変だったんやから…」

英玲奈「…?」

「自覚ゼロか!天然ポンコツ英玲奈っち!!」

英玲奈「語感が良いな」

「やかましいっ!…それで、そっちはどうなったん?」

英玲奈「ああ、おかげで2人は言う事を聞いてくれたよ」

「そっか、よかったやん(ウチの貞操は守られた…ほんとによかった…!)」


18 : 以下、名... - 2015/09/23 18:51:08.01 DxV1svH70 18/20

英玲奈「ありがとう、希」

「…急に名前呼びなんて、ちょっとびっくりやん」

英玲奈「構わないだろう?胸を揉み合った仲なんだし」

「そこかい!!」

英玲奈「…そういえば少し問題があってな」

「えっ、問題?あの2人のこと?」

英玲奈「ああ、わしわしMAXは確かに効果的だったんだ。だが…」



タタタッ

19 : 以下、名... - 2015/09/23 18:52:29.44 DxV1svH70 19/20

ツバサ「あ、英玲奈いたーっ!ねえねえ、またわしわしMAXしてよ。あれすっごいキモチイイの!///」ギュッ

あんじゅ「ずるいわツバサばっかり!ねぇ、今日も良い子にしてたのよぉ。わしわしMAX、して?///」スリスリ




英玲奈「なんかすっごい気に入られた」

「知らんわもう」

20 : 以下、名... - 2015/09/23 18:53:13.61 DxV1svH70 20/20

おしまい

記事をツイートする 記事をはてブする