魔法少女「何だよ魔法少女って」
魔法少女「大体もう少女とかいう歳じゃねーし。馬鹿にしてんのかよ」
魔法少女「あーイライラする…… タバコタバコ……」
魔法少女「あ―― タバコ切れてんじゃねーかよ!!」
元スレ
魔法少女「あーダリィ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1431979126/
魔法少女「おいそこの―― タバコ買って来い」
使い魔「いやだモン! だいたい高校生の君がタバコなんか吸っちゃダメだモン!」
魔法少女「うるせー畜生が、タバコだよタバコ。早く買ってこいや」
使い魔「畜生とは失敬な! これだからヤニ中は――」
魔法少女「うるせえ、猫だか犬だかわからねえ畜生が。猟友会に狩らせんぞコラ」
使い魔「この不良少女!」
魔法少女「なんだとテメエ! こっちはお前に騙されて散々な思いしてんだよ」
使い魔「君の願いは叶えてやったモン! 騙してないモン!」
魔法少女「うるせー! 願いを叶えてやるから僕と契約して魔法少女になれだ? 馬鹿か!」
使い魔「それでも君はタバコ10カートンと引き換えに要求を引き受けたモン! あんなに与えたのに、なんでもうタバコ切らしてるモン?」
魔法少女「は――? てめえ私にマ○センなんてガキのおしゃぶり渡しやがって!」
使い魔「タバコなんてどれも同じだモン! それに今はマ○センじゃなくてメ○ウスだモン」
魔法少女「違ぇよ! ほら、買って来い! 金渡すから、ホラ――」
使い魔「ヤニ中はこれだから――」
魔法少女「――殺す」ドゴォ
使い魔「ハプスブルグ!!」バキィ
数分後。
魔法少女「お―― たまには使えるじゃん」
使い魔「これでいいモンか?」
魔法少女「――おい」
使い魔「何だモン?」
魔法少女「だから何でまたマ○センなんだよコラァ!」
使い魔「だからメ○ウス……」
魔法少女「だからぁ! なんですかぁこれはぁ!?」
使い魔「口調が金八みたいになってるモン」
魔法少女「何でマ○センなんだよ! 私はこんなガキのおしゃぶりなんざ吸わないっつってんだろーが!」
使い魔「高校生の君にはお似合いのタバコだモン」
魔法少女「私はロンピだっつってんだろうがよ、ロングピ○スだよ、ピ○スロング!」
使い魔「高校生のクセに妙にジジ臭い銘柄吸ってるモンね」
魔法少女「うるせえよ犬猫野郎! このバカチンがぁ!」
使い魔「もう金八はいいモン」
魔法少女「ったく、これだから――」カチッ シュボー
使い魔「と言いつつちゃっかり吸ってるモン……」
魔法少女「だいたい―― 何で私があんな気色悪い格好しなくちゃいけないんだよ」
使い魔「だから言ったモン、僕たちの世界を守れる力が君にはあるモン」
魔法少女「それに何だよ…… 聖なるパンツってよぉ」
使い魔「変態星人こと悪魔族はそれを狙ってるモン、だから君に守って欲しいモン。聖なるパンツ、略して聖パンは無限大の力を秘めた聖遺物だモン。それが奴らに渡れば大変なことになってしまうモン」
魔法少女「あーダリィ、あーもうみんな死ねばいいのにー」
使い魔「それは金八じゃないモン……」
魔法少女「だいたいそんな面倒くさいもん作るなよ。それに私にそんなパンツ履かせるなって」
使い魔「聖パンを履いた君は魔法が使えるモン。それが奴らに対抗できる唯一の手段モン」
――ピキーン!
使い魔「あ―― 悪魔反応を感知したモン! 奴らが現れたモン! 急いで行くモン!」
魔法少女「は? まだタバコ半分も減ってねぇよふざけんな」
使い魔「うるさいモン! さっさと消火しろモン!」
魔法少女「――殺す」ドゴォ
使い魔「ドルフラングレン!!」バキィ
悪魔「これはこれは! 魔法少女じゃないですか」
使い魔「お前の好きにはさせないモン! 観念しろモン!」
魔法少女「あーダリィ、マジで。ワタシもぅマヂ無理」
使い魔「急にギャルっぽくなったもん」
悪魔「ああああ!! JK最高! JK最高! パンツ欲しいよお!」
使い魔「相変わらず変態ぶりは健在モン……」
悪魔「一見不良少女を装ってはいるが、実はツンデレ属性。髪はショート、色白の肌、スラリと伸びた手足、背丈! 制服姿に紺のソックス! ああああ最高だよお!」
使い魔「ツンデレ―― そうなのかモン?」
魔法少女「――ちげぇよ!!」
使い魔「さあ―― 早くメイクアップ宣言して変身するモン!」
魔法少女「ふざけんな、あんなもんやるくらいなら死んだ方がマシだ」
悪魔「おぱんちゅうううううううう!! JKのおぱんちゅおくれえええええええ!!」
使い魔「ほら早く――! 悪魔に陵辱プレイされてもいいのかモン!?」
魔法少女「うるせえええ!! あんなセリフ言えるか!」
悪魔「おぱんちゅううう――」
使い魔「早くしないと!!」
悪魔「おぱ―― ああああああ!! ケモノかわいいよおおおおおおおお!!」ドゴォ
使い魔「えええええええええ!? こいつケモナー属性も持ってるモン! 助けてぇ!!」
魔法少女「――いい気味だ」
悪魔「ああああああああああ!! かわいいよおおお!!」ハフハフハフハフ
使い魔「んぎゃあああああああああっ! Долгорсүрэнгийн Дагвадорж!!(ドルゴルスレンギーン ダグワドルジ)」
魔法少女「ああああ!! 言えばいいんだろ言えば! わかったよチクショウが!」
魔法少女「キャルルーン―― もぅマジ無理。彼氏とゎかれた。ちょぉ大好きだったのに。ウチのことゎもぅどぉでもぃぃんだって―― メイクアップ! みんなの勇気は私の力! 今日も元気にピカピカリン! 頭もピカリン禿頭! ピカピカピ○チュウ、じゃんけんポン(パー)! 正義のヒロイン、魔法少女! メイクアーップ!!」バーン SE
悪魔「お前―― 頭大丈夫か?」
魔法少女「うるせえ変態!」
悪魔「ご褒美です!!」
使い魔「Долгорсүрэнгийн Дагвадорж…… ハッ!? 早くソイツを片付けるモン!!」
悪魔「おぱんちゅおくれええええええええええええええええ」
魔法少女「くそっ―― マジ狩るパワー、メイクアーップ!」
悪魔「――大丈夫か?」
魔法少女「くたばれ―― M60!!」テレレテッテレー
使い魔「相変わらずいつ見ても物騒だモン」
悪魔「魔法少女が魔法でM60機関銃を出すなんて―― 夢がない!!」
魔法少女「うるせえくたばれ変態アカ野郎!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
――ズバーン(SE)
魔法少女「やったか?」
使い魔「そんなこと言うなモン!」
悪魔「残念でしたっ!」テヘペロ
悪魔「私の魔法、紺ドームは全ての攻撃を防ぐバリアなのだよっ フハハッ ガハッ!」
使い魔「と言いつつ少しは喰らってるみたいだモン」
魔法少女「しゃらくせぇ!」スドドドドドドドド
悪魔「それなぁ~効かないのよ~ なぜならマックミランだからねぇ~ ガハッ!」
魔法少女「そ れ な ら !」
使い魔「あ、あれは――!?」
魔法少女「これでどうだ―― 衝撃のバーストストリイイイイイム(物理)!!」バリィン!
使い魔「なんだか技名がごっちゃになってるモン……」
悪魔「クリティカルシンキングッ!!」ドゴォ
魔法少女「やっぱり拳は嘘をつかないな――」
使い魔「これで倒したモン! さすが不良少女!」
悪魔「それはどうかな!」
魔法少女「あれは――!?」
悪魔「単なる第一フェイズを倒しただけのこと!」
使い魔「悪魔が芋羊羹を食べて巨大化したモン!?」
魔法少女「どこの○ーレンジャーだよ!!」
悪魔「ハハハッ! これでおしまいだぁ!」
使い魔「そんな―― もうダメだ、おしまいだぁ……」
魔法少女「ほう―― それなら」
悪魔「何だその無線機みたいなものはぁ! 今流行のオサレバンドの真似事かぁ?」
魔法少女「ばんか―― ゴホン、メイクアップ――」
使い魔「何をしてるモン!?」
魔法少女「メイクアップ―― ヘルファイア」テレレテッテレー
使い魔「あれは―― AH64…… アパッチだモン!?」
魔法少女「航空支援だ変態野郎―― 薙ぎ払え」
使い魔「――何が始まるんです?」
魔法少女「薙ぎ払え! 名付けてドラゲナイッ!」ドゴオオオオオオオ!!
悪魔「んあー」ドゴオオオオオオオオオオオオオオオ
使い魔「やめろおおおお!! 僕まで巻き添え――」
魔法少女「――きたねぇ花火だ」
使い魔「おぎゃああああああああああああああああああああああああ(赤ちゃん)」
魔法少女「さて―― 仕事は終わりだ、タバコタバコ……」
魔法少女「はぁー生き返る。仕事終わりの一服は最高だな」
悪魔「ンギッ…… ボク、ワルクナイ」
魔法少女「何だお前、まだ生きてたのか」
悪魔「クソッ…… あいつの言葉を信じるのはよせ」
魔法少女「何が言いたい?」
悪魔「あいつはお前をはめようとしている…… 俺たちが欲しいのはお前のパンツじゃない」
魔法少女「どういうことだよ」
悪魔「聖杯―― じゃなくて聖パンツ戦争は既に始まっている。あれはお前にそいつを取らせるように方便を言って戦わせているのだ」
魔法少女「あの犬猫野郎が嘘ついてるってことか?」
悪魔「そういうことだ、お前が履いているのはただの魔法パンツ…… やつは聖パンなどと嘘をついているようだが違う。本当の聖パンはこの世に一つ、奇跡の願望機だ。やつはそれをお前に取らせて最後には自分で独り占めしようとしているのだ」
魔法少女「ほう―― 嘘言って私に戦わせて、それで最後には独り占めしようって魂胆か」
悪魔「そうだ…… お前は道具にされている。俺たちからパンツを守るなどというでたらめに騙され、その実、裏では聖パンツ戦争に強制的に参加させられていたのだ……」
魔法少女「なるほどな――」
使い魔「死ぬかと思ったモン…… ん? どうしたモン?」
魔法少女「――変態野郎、礼を言うぜ」
悪魔「ふん―― もう遅い。戦争は始まっている」
魔法少女「知るか―― そんな面倒くさい戦争私が終わらせてやる。聖パンは私が破壊する」
使い魔「――何を言ってるモン?」
魔法少女「契約解除だ、犬猫野郎―― メイクアップ! ジャベリン!」テレレテッテレー
使い魔「やめろおおおお! 武器なんか捨ててかかってこ――」
――ドゴオオオオオオオオン
魔法少女「きたねぇ花火だ」
使い魔「おぎゃあああああああああああああああああああああ(アカちゃん)」
――
魔法少女「――? 変な夢だったな…… あー、タバコ吸お」カチッ シュボー
終わり