1 : 名無しさ... - 19/09/16 18:16:33 rHN 1/21

アイドルマスターシンデレラガールズです。
夢見りあむのお話です。

元スレ
夢見りあむ「おにいちゃんはプロデューサー」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1568625393/

2 : 名無しさ... - 19/09/16 18:16:53 rHN 2/21



りあむ(一目惚れだったんだと思う)

りあむ(会った瞬間に、心の中で何かが大きく動いた気がしたんだ)

りあむ(それがなんなのかうまく言葉には出来ないけど、あえて言葉にするならきっと一目惚れだったんだと思う)

モバP(以下P)『娘さんをぼくにください!』

りあむ(お姉ちゃんが連れて来たその人は会った瞬間に手の届かない人になってしまった)



3 : 名無しさ... - 19/09/16 18:17:19 rHN 3/21



りあむ「Pサマ! トライアドプリムスのみんなに会えるってホント!?」

P「うん、本当だよ。三人ともぼくの担当アイドルだからね」

P「ところで『Pサマ』って何? どうしたの?」

りあむ「だって今日からぼくもアイドルでしょ! だからプロデューサーの『Pサマ』!」

P「なるほど。でもりあむちゃんにプロデューサーって言われるのなんかくすぐったいね。慣れないからかな」

りあむ「たぶんそうだと思う! よ!」

P「ふむふむ。じゃあそのうち慣れてくるかな。ぼくが慣れるまでちゃんとアイドル続けてね?」

りあむ「もちろん! だってぼくアイドル大好きだし! それにこれから『トライアドプリムス』のみんなに会えるんでしょ? それってもうご褒美だし!」

P「あ、そっか。りあむちゃんトラプリのファンって言ってたっけ」

りあむ「うん! 本当に大好きなんだ! よ!」

P「いやぁ、ぼくも担当アイドルが好きって言ってもらえると嬉しいなぁ」

4 : 名無しさ... - 19/09/16 18:17:58 rHN 4/21

P「でも、三人と同じようにりあむちゃんもアイドルになったんだから、アイドル頑張ってね?」

りあむ「任せて! Pサマ!」

P「じゃあ……ようこそ。CGプロへ!」

りあむ(Pサマが大好きなアイドルに……なれるんだ!)

P「おーい。お待たせ」

加蓮「あー、やっと来たー。遅いよ、Pさん」

「お疲れ様。その子が新しいアイドル?」

奈緒「あたし達も先輩かぁ……。よろしくな!」

りあむ「あ……あわわわ……。ほ、ホンモノだ! ホンモノのトライアドプリムスだ!」

加蓮「あれ? 私達の事知ってるんだ?」

りあむ「もちろん! 大ファンだし!」

「ふーん。そうなんだ」

5 : 名無しさ... - 19/09/16 18:18:22 rHN 5/21

りあむ「うわぁ……! ホンモノの凛ちゃんだ! 顔が良い……!」

「……ありがと」

奈緒「お? めずらしく凛が照れてる」

加蓮「ホントだ♪ り~ん~♪ どうしちゃったのぉ?」

「も、もうっ! 良いでしょ! 私だって褒められたら照れるよ」

りあむ「くぁ……! 尊い……! 尊いよPサマ!」

P「りあむちゃんが楽しそうでぼくも嬉しいよ」

P「さて。じゃあとりあえずりあむちゃんには自己紹介してもらおうかな。りあむちゃんは三人を知ってるみたいだけど、三人はりあむちゃんの事を知らないからね」

りあむ「あ、そうだった……。えっと……」

りあむ「夢見りあむって言います! 19歳です! えーっと……良いとこは多分ない! 乳がおっきいくらい!」

奈緒「あはは……。確かにりあむさん、すごい……よね。その……胸」

りあむ「ぼくにはこれくらいしか良いとこないし……」

6 : 名無しさ... - 19/09/16 18:18:44 rHN 6/21

奈緒「そ、そんなことないだろ? まだ会ったばかりだからどことは言えないけど……」

りあむ「やばい。奈緒ちゃん良い子だ! 顔が良いだけじゃなくて性格も良いとか神か。神なのか」

奈緒(ん? もしかしてこの人……)

加蓮「なんか奈緒の言い回しに似てるね」

「加蓮も思った?」

りあむ「えっ!? 奈緒ちゃんとぼくが!?」

P「まぁ奈緒もオタクだしなぁ」

奈緒「はぁー!? オタクじゃないし! というかあたし程度じゃオタクなんて言えないから!」

りあむ「わかる。ぼく程度じゃオタクの足元にも及ばないんだよね」

奈緒「あ……でもなんかりあむさんとは同じ空気を感じる……」

加蓮「まぁどっちもオタクって事でしょ? それでいいじゃん?」

奈緒「よくねーし!」

「まぁまぁ。それよりも私達も一応自己紹介しとこうか?」

P「そうだな。一応頼むよ」

7 : 名無しさ... - 19/09/16 18:19:06 rHN 7/21

「ん。じゃあ私から」

「渋谷凛。知ってるみたいだけど、トライアドプリムスってユニットでアイドルやってるよ」

加蓮「はーい。次は私! 北条加蓮だよ。よろしくね、りあむさん」

奈緒「あたしは神谷奈緒。趣味はアニメ見る事かな」

りあむ「やばい! 目の前に推しが居る! どうしようPサマ!」

P「あはは。落ち着いて。りあむちゃんはこれからトラプリと同じアイドルだから」

りあむ「ぼくがアイドル……。どうしようトラプリのみんなみたいに尊いアイドルになれる気がしない! どうしよう! Pサマ!」

P「大丈夫大丈夫。りあむちゃんなら大丈夫だから」

加蓮「ねぇ。なんかりあむさんとPさん距離近くない?」

奈緒「そうか? んー……。まぁ言われてみれば」

「きっと緊張してて距離感がおかしいだけだよ。そのうちベタベタできなくなるでしょ」

「……だってプロデューサーは既婚者だし」

加蓮「……そうだね」

奈緒「お前ら……」

8 : 名無しさ... - 19/09/16 18:19:32 rHN 8/21

りあむ「ん? なになに? ぼくの話?」

「なんでもないよ」

りあむ「え? まさかいきなりハブ!? どうしよう! やむ!」

奈緒「違うって!」

加蓮「そうそう。奈緒の言う通り。今はりあむさんの歓迎会の話をしてただけ」

りあむ「歓迎会……? ぼくの!? あのトラプリがぼくの歓迎会してくれるの!? どうしようPサマ!? ぼく幸せすぎて死ぬかも!」

P「よかったね、りあむちゃん」

P「でもお前ら人気アイドルなんだから歓迎会やるのは良いけど騒がれないとこでやってくれよ?」

加蓮「ハンバーガーショップとかダメ?」

奈緒「ダメだ。どうせまたポテト目当てだろ? 昨日も食べたんだし今日はダメ」

加蓮「えー。どうして奈緒に止められなきゃいけないの? 奈緒ってば私のお母さん?」

奈緒「ちげーし!」

「あのさ。りあむの歓迎会なんだしりあむの食べたいものとか聞くべきじゃない?」

加蓮「それもそっか。りあむさん、何か食べたいものある?」

りあむ「えっ!? えーっと……餃子……とか?」

加蓮「餃子ねぇ。中華ってこと?」

りあむ「えっと中華じゃなくて餃子かな」

「いいんじゃない? プロデューサーも餃子好きでしょ。確か」

P「よく覚えてるなぁ」

9 : 名無しさ... - 19/09/16 18:19:53 rHN 9/21

奈緒「餃子いいんじゃないか? ポテトよりは健康によさそうだし」

「じゃあ餃子にしよっか。どっか良い店知ってる?」

加蓮「私は心当たりないかなぁ」

奈緒「あたしも。地元なら家族でたまに行くとこあるけど」

りあむ「それなら!」

加蓮「ん? りあむさんどっか知ってるの?」

りあむ「ううん! ぼくじゃなくてPサマが知ってる!」

P「うぇっ!? ぼく!?」

りあむ「うん! だってPサマの行きつけが近所にあるって言ってたし!」

「それ本当なの? プロデューサー」

P「あるにはあるけど……」

加蓮「けど?」

P「ぼくの憩いの場所だったからお前らに教えたくなかったなぁ……って」

奈緒「なんでだよ!」

P「だってトラプリが来る店なんて広まったらぼくの安息の地が……」

りあむ「あれ? もしかしてPサマの行きつけのお店って秘密……だった?」

P「うーん……別に秘密ってわけじゃないけど……。あんまり教えたくなかったなぁ」

P「……まぁいいか。じゃああそこに行こうか」

りあむ「うん!」

10 : 名無しさ... - 19/09/16 18:20:29 rHN 10/21

加蓮「ねぇねぇ。りあむさん?」

りあむ「ん? なに?」

加蓮「りあむさんはいつPさんの行きつけのお店があるって聞いたの?」

りあむ「えっ!?」

「私達も教えてもらってなかったのに」

りあむ「えーっと……」

奈緒「大丈夫か? なんか脂汗かいてるけど……」

P「おーい。早く行くぞー」

加蓮「あ、はーい」

奈緒「あーもう! 危ないから走るなって! 転ぶだろ!」

「ま、いっか」

りあむ(あっぶねぇー!!! やばい! やばかった!!!)

りあむ「はー……気をつけよっと……」



11 : 名無しさ... - 19/09/16 18:20:50 rHN 11/21



りあむ「うっま! なにこれ! うまっ!」

奈緒「ホントだなー。噛むと肉汁が溢れてきて……」

加蓮「キャベツの甘味とのハーモニーが絶妙」

「何個でも食べられそうだね」

P「うんうん。美味しいよね、ここ。ぼくの嫁さんも大好きでさ」

P「……教えたくなかったなぁ」

加蓮「えー。こんなに美味しいお店独り占めとかずるいよ、Pさん」

「こんな近場にあるなら早く教えて欲しかったな」

奈緒「だなー」

P「だってさぁ……。大将ウッキウキで色紙持ってきたじゃん……。絶対に今後ファンに見つかるじゃん……」

りあむ「でも仕方がないじゃん! だってトラプリだよ!? ぼくがお店の人だったとしてもサイン貰うし!」

P「りあむちゃんくらいはぼくの味方して欲しかったよ」

12 : 名無しさ... - 19/09/16 18:21:21 rHN 12/21

加蓮「まぁまぁ。それにこんなに美味しいなら私達のファンとか関係なく繁盛してるんじゃない?」

P「いや? なんかこの店いつも暇そうだよ?」

奈緒「お、おい……。大将がすっごい顔でこっち見てるから……」

「こんなに美味しいのにお客さん少ないんだ。珍しいね」

りあむ「なぜか潰れない店ってあるよね!」

奈緒「りあむさん!」

りあむ「あ、ヤベ」

加蓮「あ、ここお持ち帰りもできるんだ。じゃあ店内で食べる人よりもお持ち帰りの人の方が多いんじゃない?」

りあむ「それだ! さすが加蓮ちゃん! ぼくもお土産でもらって食べたことあるし!」

奈緒「へー。そうなんだ。りあむさんの家この近所なの?」

りあむ「ううん! ぜんぜん! でもおにいちゃんが買ってきてくれたんだ!」

P「り、りあむちゃん!」

りあむ「ん? あっ……」

13 : 名無しさ... - 19/09/16 18:21:43 rHN 13/21

「りあむってお兄さん居るんだ」

りあむ「う、うん! 居る……! よ!」

加蓮「どしたの? なんか顔色悪いよ?」

りあむ「うっ……! 顔が良い……!」

加蓮「?」

りあむ「大丈夫! 大丈夫だから!」

奈緒「そうかぁ? 具合悪そうだけど……」

P「よし! りあむちゃんの体調も悪そうだから今日はもうお開きにしよう! な!?」

P「はい! 帰る準備! 送っていくから! 車に乗って! はい!」

加蓮「変なPさん……」



14 : 名無しさ... - 19/09/16 18:22:50 rHN 14/21



奈緒「送ってくれてありがとな。でもあたしが最後じゃなくて良かったのか?」

P「おう。大丈夫だ!」

奈緒「プロデューサーさんに言ったんじゃなくてりあむさんに言ったんだけど……」

りあむ「ぼく!? うん! 大丈夫! 大丈夫だから!」

奈緒「そうか? まぁいいや。じゃあ本当にありがとな、プロデューサーさん。りあむさんもお疲れ様!」

りあむ「お疲れ様! 奈緒ちゃん!」

P「お疲れ。明日はりあむちゃんもこみでレッスンだからよろしくな」

奈緒「わかってるって。じゃあお休み~」

りあむ「はー……。やばい。奈緒ちゃんめっちゃ優しいし可愛いしめっちゃ良い子。推せる」

P「でしょう? ぼくの自慢の担当アイドルだから」

りあむ「加蓮ちゃんも凛ちゃんもめっちゃ可愛かった……。さすがぼくの推しアイドル……」

P「ところで。りあむちゃん」

りあむ「ん? なに? どしたの?」

P「ぼくとりあむちゃんの関係は秘密って約束したよね?」

りあむ「うっ……。ごめんなさい……」

P「りあむちゃんはアイドルになったんだから、あんまり迂闊な事を言わないでね。どこで誰が聞いてるかわからないんだから」

りあむ「もしかしておにいちゃんとぼくの関係がバレたら炎上……?」

P「身内だし、さすがに炎上はしないと思うけど……」

P「コネでアイドルになったとかそういう陰口は叩かれるかもね」

りあむ「うひー……それはヤだなぁ……。陰口とか最低だよぅ……」

P「だからちゃんと秘密にするんだよ、りあむちゃん」

りあむ「うん、わかったよ。おにいちゃん……」



15 : 名無しさ... - 19/09/16 18:23:22 rHN 15/21



一か月後 事務所

りあむ「電撃デビューから一ヶ月! ぼくの知名度が爆発的に上がった! よ!」

りあむ「炎上したから……」

P「……頭が痛い」

奈緒「大丈夫か? ほれ。水」

P「ありがとう、奈緒……」

奈緒「……じゃああとはあっちの二人をよろしくな」

P「うん……」

加蓮「……」

「……」

りあむ「うぅ……めっちゃ怖いけど、相変わらず顔が良い……!」

加蓮「は?」

りあむ「ごめんなさい」

「ねぇ、プロデューサー。これ、どういうことなの?」

P「どうと言われましても……」

16 : 名無しさ... - 19/09/16 18:23:43 rHN 16/21

加蓮「読んであげよっか? 『夢見りあむ、担当プロデューサーとお泊まりデート!?』だって」

りあむ「ち、違う! 違うから! 信じて!」

「でも二人は同じマンションに入っていて朝まで出てこなかったんでしょ? ほら、見て。よく撮れてるよね」

P「待って待って! 説明! 説明するから!」

加蓮「そもそもPさん結婚してるでしょ? なんで浮気なんてしてるの? サイテー」

「それも未成年となんて。人としてどうかと思うんだけど」

りあむ「おにいちゃんだから!」

加蓮「は? 何、そういうプレイしてたの? キッモ」

P「違うんだって! りあむちゃんはいもうとなんだよ!」

「はぁ? プロデューサー一人っ子って前に言ってたじゃん」

りあむ「だから! Pサマはお姉ちゃんの旦那さんなんだよぅ!」

加蓮「「は?」」

奈緒「……はぁ!?」

P「だから! ぼくの嫁の妹! 義妹!」

17 : 名無しさ... - 19/09/16 18:24:14 rHN 17/21

奈緒「は? え? どういうこと?」

りあむ「奈緒ちゃんは聞いてくれるよね!? ぼくの話!」

奈緒「お、おう!」

りあむ「Pサマはおねえちゃんの旦那さんなの! 義兄なの!」

「え? じゃあ、りあむとプロデューサーって家族なの?」

P「そう! 縁戚関係! れっきとした家族!」

加蓮「Pさんが義兄で、りあむが義妹?」

りあむ「うん!」

「証拠は……」

P「ほら家族写真! ぼくの結婚式の時の! 見て! ほら! りあむちゃん居るでしょ!?」

「見せて」

加蓮「凛、私にも」

奈緒「おー、マジだ」

「じゃありあむはお姉さんとこにお泊まりしに行っただけ……?」

りあむ「あ、いや……。それもまたちょっと複雑なんだよね……」

P「ぼくの嫁さん、芸術家なんだけど海外で修行中なんだ。なんでも尊敬するお師匠さんから誘われたって」

りあむ「で、ぼくの親も海外でお仕事してるからぼく一人だけ日本に居るって事になって」

P「お義父さんとお義母さんがりあむちゃん一人だと不安だーって言ってたら、嫁さんがぼくと一緒に暮らせば良いって言って」

りあむ「それでぼくはおにいちゃんのとこに居候することになったんだよ!」

18 : 名無しさ... - 19/09/16 18:24:48 rHN 18/21

奈緒「んん? じゃあ今はりあむさんとプロデューサーさん夫婦でプロデューサーさんちに住んでるのか?」

P「いや、嫁さんは海外で修行中だから、ぼくとりあむちゃんの二人だけ」

加蓮「一応義妹とは言え、奥さんでもない女の人と二人暮らしってどうなの?」

りあむ「それなら大丈夫! おにいちゃんお姉ちゃん一筋だから!」

りあむ「誰が何をどうしようとおにいちゃんはお姉ちゃん以外には靡かない! よ!」

P「りあむちゃん……!」

りあむ「それにさ……。おにいちゃん、毎朝お姉ちゃんと電話してるんだよね……。もう朝からラブラブでさ……。聞こえてくるこっちの身にもなってほしい……」

P「いやいや! だって時差の関係でぼくが合わせないと向こうが大変なんだよ!?」

りあむ「はいはい……。もうくどいくらい聞いたし……」

P「それに会えない分、声くらい聞かないとぼくだって辛い……」

「……はぁ。わかった。信じるよ」

加蓮「うへ……。これが奈緒が言ってた砂糖吐きそうってやつ?」

奈緒「だなー……」

りあむ(そりゃ……ぼくだって少しくらいはとか思うけどさ……。ラブラブなんだもん……)

P「はー……。肝が冷えるってこの事かぁ……。ぼくとりあむちゃんの関係を公式発表すれば収まるかな……」



19 : 名無しさ... - 19/09/16 18:25:07 rHN 19/21



後日

りあむ「ねぇおにいちゃん……」

P「……」

りあむ「その……ごめんね?」

P「……まぁ仕方がない。可愛い義妹のためなら炎上の火消しくらい……」

P「でも、そろそろりあむちゃんは炎上するかしないかの見極めくらいしてね!?」

りあむ「うわあぁん! ごめんなさいぃー!」

「またやってるよ、あの二人」

加蓮「りあむ、今度は何やったの?」

奈緒「なんか共演した俳優さんとのツーショット写真あげたら炎上したんだって」

加蓮「あ、これか。なるほど。そりゃ『思ったより普通だった』なんて書いたら俳優さんのファンに叩かれるよねぇ」

りあむ「ごめんよぅー! おにいちゃん! お詫びにぼくの事好きにしていいから!」

P「また炎上するような事言うんじゃありません!」

加蓮「まったく……。りあむってば懲りないんだから」



20 : 名無しさ... - 19/09/16 18:25:46 rHN 20/21



りあむ「おにいちゃん、本当にごめんね」

P「今後はSNSにアップする前にぼくに見せてからにしてね」

りあむ「はい……」

りあむ「ねぇ、おにいちゃん」

P「ん?」

りあむ「おにいちゃんは……ぼくの事、見捨てない?」

P「見捨てないよ、可愛いいもうとだからね」

りあむ「……ぼくがいもうとじゃなかったら……どうしてた?」

P「いもうとじゃなかったら?」

りあむ「凛ちゃんや加蓮ちゃん、奈緒ちゃんみたいに……。ぼくがPサマのいもうとじゃなくて、Pサマのアイドルだったらどうだったの?」

P「ぼくは担当アイドルも見捨てないよ。凛達もりあむちゃんと同じでいもうとみたいなものだから」

りあむ「……そっか。ぼくはどこまで行ってもいもうとなんだね」

P「……? まぁそうだね。仮にぼくがあいつと結婚してなくても、りあむちゃんはあいつの妹だし」

りあむ「……そっかぁ。そうだよね」

P「?」

りあむ「はぁ……。もっと早く会いたかったな」

P「ん? どういうこと?」

りあむ「こんな素敵なおにいちゃんがもっと早く欲しかったって事!」

りあむ「Pサマと……もっと早く会いたかった! よ!」

りあむ(そうすればお姉ちゃんじゃなくてぼくと……)

りあむ「なんてね。はぁ……。やむ……」

End

21 : 名無しさ... - 19/09/16 18:27:22 rHN 21/21

以上です。

本日9月16日は神谷奈緒さんのお誕生日です! おめでとうございます!
何故奈緒の話じゃなくてりあむの話を書いたのかは不明です。

まだまだりあむ達新人は情報が少ないですね。今後どうなっていくの楽しみです。

ではお読み頂ければ幸いです。

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