1 : VIPに... - 2014/07/28 01:07:48.81 ZmDt0mrw0 1/167

このSSは渋谷凛「くっ…」の続編になります。(何ヶ月前だろ…)
とはいえ、引き継ぐのはNG3人+城ヶ崎姉妹+ありすのいる事務所というだけなので、
これだけ読んでも大丈夫だと思います。

いかんせんタイプが下手なので遅筆ですが、お付き合いくだされば幸いです。



渋谷凛「えっ…」
https://ayamevip.com/archives/56574923.html

渋谷凛「むっ…」
https://ayamevip.com/archives/56574928.html

渋谷凛「くっ…」
https://ayamevip.com/archives/56574968.html

2 : VIPに... - 2014/07/28 01:15:14.78 ZmDt0mrw0 2/167

~@事務所~

ありす「おはようございます」

「おう、ありす。おはよう」

ありす「橘です」

「でも…」

ありす「でもじゃないです」

(まだやってるんだ…)

3 : VIPに... - 2014/07/28 01:25:36.81 ZmDt0mrw0 3/167

「まぁともかく仕事の話だからさ」

ありす「何ですか?」

「TVドラマでちょうどありすくらいの年の子の役があってな」

「ちょい役ではあるけど、ちょっと台詞が多いんだ。撮影は来週。どうだ?」

ありす「やります」

「よし、わかった。じゃあそう返事しておくな。あと、これが台本」ヒョイ

「ありすの役のところにはマーカー引いてあるから」

ありす「わかりました。ありがとうございます」

4 : VIPに... - 2014/07/28 01:43:19.17 ZmDt0mrw0 4/167

「ん、わかんないことあったら何でも聞いてくれ」

ありす「はい」

「ありすは…今日はレッスンだけか。頑張ってな」

ありす「はい。それでは失礼します」

「おう」

ありす「あ、あと…」

「どうした?」

ありす「橘です」バタン

「…」

5 : VIPに... - 2014/07/28 01:58:28.23 ZmDt0mrw0 5/167

「まだやってるの?」

「ありすも頑なだよなぁ」

「いや、プロデューサーも頑なだと思うけどね…」

「だってまだ12歳だよ?いや、別に子ども扱いする気はないけど…」

「あんな肩肘張ってるのは良くないと思うんだよ」

「そっちは私たちが見ておくからさ」

「よろしく頼むな。…ん~でもな…」

「どうしたの?」

8 : VIPに... - 2014/07/28 02:16:06.38 ZmDt0mrw0 6/167

「なんか俺が悲しいんだよな、壁作られてるみたいで…」

「ま、焦っても仕方ないか。きっかけが必要なんだろうな、きっと」

「よしっ、さぁ仕事仕事!凛もまずは自分のこと、良いな?」

「わかってるよ」

「じゃあ今日の撮影頑張ってきてな。俺は…」

「俺は?」

「この書類片付けなきゃ」ドッサリ

10 : >>7 ありがとうございます… - 2014/07/28 02:30:36.78 ZmDt0mrw0 7/167

~あくる日@事務所~

ありす「…」ポチポチ

「お疲れ様でーす」ガチャ

ありす「お疲れ様です」チラッ

「ん?何やってるんだ?」

ありす「ちょっと読めない漢字があったので、調べてルビふってるんです」

「あ~、なるほど。ちょっと俺も気が利かなかったな」

「読めないと調べるのも大変だろ。どれだ?」

ありす「えっとですね…」

11 : VIPに... - 2014/07/28 02:43:37.07 ZmDt0mrw0 8/167

ちひろ「プロデューサーさーん!昨日お願いした書類まだですかー?」

ありす「…」

「…」

ありす「…とりあえず自分で調べますから」

「悪いな…でもわからなかったら気にせず聞いてくれ」

ありす「わかりました」ポチポチ

莉嘉「ありすちゃん、アタシに聞いてもいいんだよ?」

ありす「莉嘉さんは漢字得意なんですか?」

莉嘉「え?いや、アハハ…」

ありす「…」

12 : VIPに... - 2014/07/28 02:56:42.61 ZmDt0mrw0 9/167

~さらにあくる日@事務所~

ありす「○○××△△~」

「お疲れ様でーす」ガチャ

ありす「…」ピタッ

「あれ、一人か?」

ありす「そうですけど?」

「そっか。話し声が聞こえたからさ」

ありす「あ…私が台詞の練習してたんです」

「なるほど。よし、じゃあ一度聞かせてみてくれよ」

14 : VIPに... - 2014/07/28 03:12:45.92 ZmDt0mrw0 10/167

ありす「…」

「どうした?」

ありす「…まだ聞かせられるレベルではないので」

ありす「向こうで練習してきます」サッ

「あ…」

「ふぅ…難しいねぇ…」

15 : VIPに... - 2014/07/28 03:27:27.72 ZmDt0mrw0 11/167

~撮影当日~

ありす「おはようございます」

「おはよう。あと30分くらいで出るから準備よろしくな」

ありす「わかりました」

「あ、ちひろさん書類出来ましたんで、ここに置いておきますね」

ちひろ「ありがとうございます。ありすちゃんの送迎の方もお願いして大丈夫ですか?」

「えぇ、そのつもりです。そろそろですかね」

ちひろ「そうですね」

16 : VIPに... - 2014/07/28 03:38:45.08 ZmDt0mrw0 12/167

「おーい、ありす!そろそろ行くぞー」

ありす「もう準備はできてます」ヒョコッ

「よし、じゃあ行くか。忘れ物はないか?」

ありす「大丈夫です」

ありす「プロデューサーは車運転できるんですか?」

「ん?そりゃ大人だしな。別に危険な運転はしないから安心してくれ」

ありす「はい」

17 : VIPに... - 2014/07/28 03:46:40.17 ZmDt0mrw0 13/167

「どうだ?台詞の方は」

ありす「大丈夫です、練習してきましたから」

「そっか、結構量あったのに凄いな」

ありす「いえ…」

「演技の方はトレーナーさんから聞いてるけど、評判良かったよ」

ありす「そうですか?演技は初めてなのでよくわからないですけど…」

「まぁ硬くならずに普通にやれば大丈夫だよ。数分だしな」

ありす「硬くならず、ですか…」

「ん、そうだ。よーし、着いたぞー」

25 : VIPに... - 2014/07/28 22:37:19.49 ZmDt0mrw0 14/167

~@撮影現場~

「おはようございます、本日はよろしくお願いします」

ありす「よろしくお願いします」

監督「あ、どうもこれは丁寧に」

監督「早速ですけど主役の方の予定が押しててすぐ撮影入りたいんですが、大丈夫です?」

「はい、すぐ準備してきます」

「じゃあメイクさんとこ行って準備しておいで」

ありす「はい」タッタッ

26 : VIPに... - 2014/07/28 22:49:00.11 ZmDt0mrw0 15/167

(主演の人、気難しいからなぁ…何事もないと良いんだけど)

ありす「お待たせしました」

監督「よし、じゃあ撮影入りまーす!」

「頑張ってこいな」ポン

ありす「はい」

(ん?あれ、沢山電話きてる…)

「ちょっと俺電話してくるな。終わったらここで待っててくれ」

ありす「え?は、はい…」

27 : VIPに... - 2014/07/28 22:57:57.53 ZmDt0mrw0 16/167

「わ、留守録も入ってるじゃん。えーっと…」ピッ

「…」

「……」

「………どうしよ」

ありす(次は私の台詞だ…これくらい、1人で出来…)

ありす「えっと、あれ…」

(まぁともかく、ありすの事だよな)

28 : VIPに... - 2014/07/28 23:09:09.57 ZmDt0mrw0 17/167

(もう撮影終わっちゃったかな?)ヒョコッ

監督「はーい、OKでーす、休憩入りま-す!」

「あれ、結構長引いてたんですね?」

スタッフ「子役の子がちょっとあがって台詞出てこなかったみたいで、もう一度撮り直してたんですよ」

「ありゃ、そうなんですか」

スタッフ「まぁ撮影初めてみたいですしね。最後は良く撮れてましたよ」

「そうですか、ありがとうございます」

29 : VIPに... - 2014/07/28 23:30:51.10 ZmDt0mrw0 18/167

(えーっと、ありすはっと…あ、いた)

「お疲れ、ありす」

ありす「…」

「ほら、最後挨拶して帰るぞ」

ありす「はい…」

「今日はありがとうございました」

ありす「…」ペコッ

監督「はーい、お疲れ様」

30 : VIPに... - 2014/07/28 23:57:57.66 ZmDt0mrw0 19/167

「すみません、ご迷惑をおかけしようで…」

監督「いやいや、撮り直しも一回だけだしね。ありすちゃんもお疲れさまでした」

「それではこれで失礼します。また機会があればよろしくお願いします」

ありす「お疲れ様でした…」

監督「はーい、どうも~」

「じゃあ最後主演の人にも挨拶して帰るぞ」

ありす「…」

31 : VIPに... - 2014/07/29 00:22:24.41 FxMtRz9Q0 20/167

「撮影お疲れ様です。今日はありがとうございました」

ありす「ありがとうございました」

女優「…」

(こっちを見もしない…)

「それではお先に失礼します。ドラマ、楽しみにしています」

ありす「…」ペコッ

「よし、じゃあ帰るか」

32 : VIPに... - 2014/07/29 00:24:03.83 FxMtRz9Q0 21/167

ありす「…」

「あんまり気にするなよ、あの女優さんは気難しくて有名な人だから」

ありす「…」

(あー、落ち込んでるねぇ…どうしたもんか…)

「ちょっと俺トイレ行ってくるな。ここで待っててくれ」

ありす「…」

(ふぅ、どうするかねぇ…慰めるっても…)

34 : VIPに... - 2014/07/29 00:52:20.07 FxMtRz9Q0 22/167

(あー、俺こういうの苦手なんだよなぁ…子供相手だし…)

(っても、こんなところにずっといるわけにもいかないし…)

(…何か外が騒がしいな?)

女優「○○△△××!!」

ありす「…」

(うっそーん…)

(深呼吸、深呼吸。覚悟を決めて…)

35 : VIPに... - 2014/07/29 01:15:24.28 FxMtRz9Q0 23/167

女優「わかる?私はアンタみたいなのと違って忙しいの」

女優「それなのに撮り直しとかされると困るのよねー」

ありす「……」

女優「大体アンタみたいな…」

「あー!!」

女優「」ビクッ

ありす「」ビクッ

36 : VIPに... - 2014/07/29 01:36:22.51 FxMtRz9Q0 24/167

「どうもこんにちは!」

「私この子のプロデューサーをやっております、Pと申します」

女優「あなたがこの子の?あのねぇ…」

「私この仕事がきた時本当に嬉しくて!女優さんと同じ現場に行けると思っただけで嬉しくて嬉しくて!」

女優「ちょっと、あなた声が…」

「実を言いますと、貴方の大ファンでして!それでこの業界に入ったようなものなんです!」

女優「あ…それはどうも…」

「うわー、こうしてお話が出来るなんて感激です!すみません、この手帳にサインしてもらっても良いですか?!」

37 : VIPに... - 2014/07/29 01:49:31.46 FxMtRz9Q0 25/167

女優「あの…」

「是非お願いします!」

女優「…」サラサラ

「うわー!ありがとうございます!ありがとうございます!一生大事にします!」

「すいません、お時間をとらせてすいませんでした!」

「それでは失礼します。ほら、ありす」

ありす「失礼します…」ペコッ

女優「…」

女優「…何あれ」

38 : VIPに... - 2014/07/29 02:04:40.97 FxMtRz9Q0 26/167

「はぁ。大丈夫だったか?ありす」

ありす「別に…」

「そうか、良かった。さっきも言ったけど、気難しい人だからあまり気にするなよ」

ありす「…」

「初めての撮影で緊張したんだろ?なのに俺も席外したりしてごめんな」

ありす「…」

「ほら、帰るぞ」

39 : VIPに... - 2014/07/29 02:21:42.63 FxMtRz9Q0 27/167

ありす「プロデューサーは…」

「ん?」

ありす「あの女優さんのファンなんですか?」

「まさか。見たろ?あんまり良い人じゃないしな」

ありす「じゃあ…私を助けてくれたんですか?」

「ん?まぁ…そんなところかな。カッコ良かったか?」

ありす「…カッコ悪かったです」

「はは、そりゃ残念だ」

40 : VIPに... - 2014/07/29 02:34:26.14 FxMtRz9Q0 28/167

ありす「…怒らないんですか?」

「なんでだ?」

ありす「お仕事も失敗しちゃいましたし…さっきはプロデューサーにも迷惑かけました…」

「怒って欲しいのか?」

ありす「そういうわけじゃないですけど…」

ありす「私がっ、子供だと思ってるなら、許さないっですっ」ヒック

「ふぅ…」

「ありす、ありすはまだ子供だよ」

41 : VIPに... - 2014/07/29 02:48:15.74 FxMtRz9Q0 29/167

「でもな、これは仕事だからありすを子ども扱いはしない」

「その上で、だけど。まず仕事の方は失敗とまでは言わないな。それに俺はありすがちゃんと練習してたのも知ってる」

「そしたら怒りはしないよ。次頑張ろうな、とは言うけど」

ありす「…」

「あと、別に迷惑だと思ってないよ。俺はありすのプロデューサーだしな」

ありす「でも…」

43 : VIPに... - 2014/07/29 02:54:47.20 FxMtRz9Q0 30/167

「もしさ、ありすが完璧に仕事をこなしたらどうなると思う?」

ありす「え?」

「俺は仕事なくなってクビになっちゃうよ」

「だからな、少しくらい俺に世話かけさせてくれ」

ありす「…ふふ」

「ようやく笑ってくれたな、じゃあ帰ろうか」

ありす「はい」

44 : VIPに... - 2014/07/29 03:01:56.57 FxMtRz9Q0 31/167

「あ、そうだ」

「この前な、スタイリストさんに美味しいスイーツ屋さん教えてもらったんだ。そこ寄って帰るか」

ありす「え…」

「どうした?甘いもの嫌いか?」

ありす「いえ…さすがにそういう気分には…」

「じゃあ向こう行ったら俺が怒らなかったもう一つの理由教えるからさ」

ありす「じゃあ…はい」

「よし、じゃあ行くぞー」

45 : VIPに... - 2014/07/29 03:16:14.74 FxMtRz9Q0 32/167

~@スイーツ屋~

ありす「で、何でなんですか?」

「おぉ、せっかちだな。じゃあこれ見てくれ」

ありす「携帯ですか」

「ん、着信履歴を見てくれ」

ありす「ちひろさんばっかりですね」

「一番上が留守録になってるだろ?聞いていいぞ」

ありす「はい」ポチッ

46 : VIPに... - 2014/07/29 03:23:29.22 FxMtRz9Q0 33/167

ちひろ『あっ、プロデューサーさーん?この前お願いした書類ですけど、数字間違ってましたよー?』

ちひろ『これ、明日向こうに送らなきゃいけないって知ってますよねー?』

ちひろ『うふふ、今日は一緒に残業頑張りましょうね♪』

ちひろ『あっ、もしかして私と長く一緒にいたくてわざと間違えてるんですかね?』

ちひろ『そうだったら嬉しいなー。それじゃあお早いお帰り待ってますね♪』ブツッ

ありす「…」

「…な?」

ありす「…頑張ってください」

47 : VIPに... - 2014/07/29 03:27:42.62 FxMtRz9Q0 34/167

「帰ったら俺ちひろさんに怒られるんだよ…ありすは知らないだろ?ちひろさんって怒ると怖いんだぞ?」

ありす「そうなんですか?」

「ニコニコしてるんだけどな。こう、オーラがだな…」

ありす「ふふ…」

「ってことで、俺もミスしてるしな。ありすを怒る資格なんてないんだよ。」

「ここに来たのもな、覚悟を決めてるんだ」

ありす「覚悟ですか?」

「そう。帰ったら怒られるのは確定だから、今良い思いしておかないとな」

48 : VIPに... - 2014/07/29 03:30:30.80 FxMtRz9Q0 35/167

「本当は俺がここに来たかったんだよ。俺、甘いもの好きでな」

ありす「私、ちひろさんに言っちゃうかもしれませんよ?」

「あ、それはダメだぞ、絶対」

ありす「どうしよっかな…」

「よし、じゃあこうしよう」

「ちひろさんに黙ってて貰う代わりに、何でも好きなもの頼んでいいぞ」

49 : VIPに... - 2014/07/29 03:39:30.07 FxMtRz9Q0 36/167

ありす「何でもですか?」

「何でも、だ」

ありす「じゃあ…」

「何にする?」

ありす「この…ジャンボいちごパフェが食べたいです」

「よし、これでありすは共犯な。店員さーん!」

51 : VIPに... - 2014/07/29 03:45:32.03 FxMtRz9Q0 37/167

ありす「プロデューサー」

「ん?まだ何か頼むか?」

ありす「いえ…今日はその…ありがとうございました」

「ん、どういたしまして。しつこいけどな、ちひろさんには秘密だからな?」

ありす「2人の秘密、ですね」

「そういうこと」

62 : VIPに... - 2014/07/29 22:50:50.27 FxMtRz9Q0 38/167

~次の日@事務所~

「おはようございま…」

「…?!」

(ありすがプロデューサーの腕にぶら下がってる…)

「ありすー、ちょっと腕が重いんだけど…」

ありす「私、重いですか?」

「いや、そんなことはないぞ」

ありす「じゃあ良いですよね」

63 : VIPに... - 2014/07/29 22:59:30.17 FxMtRz9Q0 39/167

(えぇ~…)

「頼むよ~、俺昨日徹夜で身体つらいんだ…」

ちひろ「あら、私も徹夜ですよ?」

「すみません…」

「ちょっと、プロデューサー」

「ん?」

64 : VIPに... - 2014/07/29 23:06:33.67 FxMtRz9Q0 40/167

(何したの?)ボソボソ

(何って?)ボソボソ

(何で急にベタベタしてるのって聞いてるの)ボソボソ

(わからん。わからんけど懐かれたらしい)ボソボソ

ありす「…」

ありす「凛さん?」

「えっ、な、何?」

65 : VIPに... - 2014/07/29 23:24:00.18 FxMtRz9Q0 41/167

ありす「近づきすぎじゃないですか?」

「へっ?」

ありす「プロデューサーとアイドルの距離としては不適切だと思います」

「え、あ、うん。ごめん」バッ

(って、よく考えたらありすはひっついてるじゃないの…)

ありす「えへへ」

(落ち着いて凛、相手は小学生よ。クールにクールに…)

66 : VIPに... - 2014/07/29 23:49:37.79 FxMtRz9Q0 42/167

~次の日@事務所~

「おはようござ…」

ありす「…」ベタッ

「ありすー」

ありす「何ですか?」

「くっついてて暑くない?」

ありす「そんなことないです」

「そうか…」

(押しに弱すぎでしょう…!)

67 : VIPに... - 2014/07/30 00:11:49.65 XAQ2Bwie0 43/167

~次の日@事務所~

「…」ガチャ

ありす「…」ベター

莉嘉「ねぇねぇ、Pくん、Pくん」

「ん?」

莉嘉「夏休みだよ、夏休み!」

「おー、いいなぁ学生は休みがあって」

68 : VIPに... - 2014/07/30 00:31:49.65 XAQ2Bwie0 44/167

莉嘉「Pくんは休みないの?」

「莉嘉達に仕事がある限り、ないな」

莉嘉「じゃあ皆でお休みしようよ☆」

「いいなー、それ。莉嘉は何がしたいんだ?」

莉嘉「アタシはカブトムシ採りに行きたい!」

「結構アクティブだな。昔は俺も結構山に採りに行ったりしたな」

莉嘉「へ~」

70 : VIPに... - 2014/07/30 01:19:24.92 XAQ2Bwie0 45/167

「プロデューサー」

「ん?どうした?」

「会議室、借りるね」

「おう、良いぞ」

「行くよ、未央、卯月」

未央「またか~」

卯月「?」

「美嘉も」

美嘉「えっ、アタシも?」

71 : VIPに... - 2014/07/30 01:39:42.55 XAQ2Bwie0 46/167

「…」バタン

「では第2回ニュージェネレーション会議with美嘉を始めます」

美嘉「何コレ?」ヒソヒソ

卯月「凛ちゃんのお悩み相談室みたいなものだよ」

未央「結構ストレートに言うね…」

「えー、今日のお題はですね…」

未央「はいはーい!」

72 : VIPに... - 2014/07/30 01:47:28.62 XAQ2Bwie0 47/167

「何?未央」

未央「ありすみたいにベタベタしてみれば良いと思いまーす」

「私まだお題言ってないんだけど…」

未央「手間を省いてあげたんだよ」

卯月「最近ありすちゃんプロデューサーと仲良いですよね」

美嘉「意外と積極的だもんねー★」

未央「あー、羨ましいなー(棒)」

美嘉「そうだねー(棒)」

73 : VIPに... - 2014/07/30 01:58:54.27 XAQ2Bwie0 48/167

「や、やっぱりそう思う?」

卯月「仲良いのは良いことですっ」

未央「凛もベタベタしてみよーよ」

美嘉「そうそう。さぁ想像してみましょう…」

「うん…」

76 : VIPに... - 2014/07/30 02:13:05.24 XAQ2Bwie0 49/167

~妄想中~

「プロデューサー」ベタッ

「あのさぁ、凛」

「何?」

「暑くない?」

「アツアツだね」

「へ?」

「ん?」

~妄想終了~

77 : VIPに... - 2014/07/30 02:24:51.03 XAQ2Bwie0 50/167

「…無いね」

未央「無いね」

「無いなら言わないでよ!」

未央「いやー、やってくれたら面白いかなーって思って」

「全く…」

美嘉「いい?凛」

「え?」

78 : VIPに... - 2014/07/30 02:34:19.88 XAQ2Bwie0 51/167

美嘉「凛はクールでカッコいいと思うよ」

「あ、ありがと…」

美嘉「でもね、女としてはそれじゃ全然ダメ」

「え…」

美嘉「凛みたいな子はね、相手に自分じゃ釣り合わないって思わせちゃうの」

「そ、そうかな…」

美嘉「だからね、ギャップを見せるの」

「ギャップ…」

79 : VIPに... - 2014/07/30 02:44:04.29 XAQ2Bwie0 52/167

美嘉「凛みたいなクールな子が普段見せない姿を自分には見せてくれる…」

美嘉「そういうのに男はグッとくるし、『この子俺のこと好きなんじゃね?』って思わせられるの」

「なるほど…」

未央「さすがのカリスマ意見だねー」

卯月「美嘉ちゃん恋愛経験豊富そうですもんねっ」

美嘉「えっ」

「…」(キラキラした目)

80 : VIPに... - 2014/07/30 02:53:22.38 XAQ2Bwie0 53/167

美嘉「ま、まぁね★あは、あはは…」

「ギャップ、かぁ…」

未央「素を出せば良いんじゃないの?」

「い、いや、私これが素だし…」

卯月「私も凛ちゃんみたくカッコよくなりたいなぁ」

美嘉「卯月はそのままが良いと思うよ、うん」

81 : VIPに... - 2014/07/30 03:11:14.84 XAQ2Bwie0 54/167

未央「まぁ自分がやらなそうだなって思う事をやってみればいいんじゃない?」

「なるほど、ね…」

「よしっ、じゃあ今日はこれにて解散っ」

未央「お疲れ様ー」

美嘉「お疲れー★」

卯月「お疲れ様でしたっ」

82 : VIPに... - 2014/07/30 03:17:10.77 XAQ2Bwie0 55/167

ドア「ガチャ」

「ん、もういいのか?」

「うん。鍵返すね」

「今莉嘉達と話してたんだが、夏休みの季節なんだなー」

「もうすぐ凛たちも夏休み入るんだっけ?」

「うん、その前に期末試験あるけどね」

「あー、あるな。勉強のほうは大丈夫か?」

「まぁ、大丈夫だと思うよ」

「そうか」

83 : VIPに... - 2014/07/30 03:20:52.37 XAQ2Bwie0 56/167

未央「…」

美嘉「…」

「おい、そこの2人はなぜ目をそらした」

未央「大丈夫大丈夫、まだ1週間あるから」

美嘉「ねー★」

「頼むぞ、俺も親御さんに謝りに行くのは嫌だぞ」

「辞めさせるとか言われたら止められないし」

美嘉「えー?!」

84 : VIPに... - 2014/07/30 03:25:55.62 XAQ2Bwie0 57/167

「それが嫌ならちゃんと勉強しろってこと」

「大抵のことならちひろさんが教えてくれるしさ」

未央「プロデューサーは教えてくれないの?」

「俺は勉強をサボった者の夏休みがどうなるか、なら教えてやる」

「酷い…」

「卯月くらい安定した点を取ってほしいもんだな」

85 : VIPに... - 2014/07/30 03:34:56.45 XAQ2Bwie0 58/167

未央「あんなピタリ平均点のマネはできないよ…」

「普段からちゃんとやってればそれくらい出来るって事だよな、卯月」

卯月「頑張ってます!」

「ほら」

未央「うへ~」

87 : VIPに... - 2014/07/30 03:41:10.00 XAQ2Bwie0 59/167

卯月「わかるとこなら私が教えてあげるから、ね?」

未央「おぉ、しまむーがお姉さんに見える…」

美嘉「いや、元から年上だから」

「ともかく、通知表返ってきたら見せて貰うからな。恥ずかしい点取るなよ」

凛たち「はーい」

95 : VIPに... - 2014/07/30 23:03:58.23 XAQ2Bwie0 60/167

~あくる日@収録現場~

「お疲れ様でした」

スタッフ「お疲れ様でしたー」

「お疲れ様です、今日は呼んで頂いてありがとうございました」

ディレクター「あー、凛ちゃんお疲れ様」

「はい、とても楽しかったです。また機会があればよろしくお願いします」

ディレクター「いやいや、こちらこそ。じゃあ帰り気をつけてね」

ディレクター「あ、プロデューサーさんにもよろしく」

「はい、ありがとうございます」

96 : VIPに... - 2014/07/30 23:08:57.58 XAQ2Bwie0 61/167

(個室の控え室、か。それはそれで寂しいね)

ドア「コンコン」

「はーい、どうぞー?」

??「お疲れ様です」

「お疲れ様…です?」

(…誰?)

97 : VIPに... - 2014/07/30 23:30:14.18 XAQ2Bwie0 62/167

??「うわぁ、本物の渋谷さんです!カワイイですね!ボクもカワイイですけど!」

「はぁ…」

??「申し遅れましたが、ボクは輿水幸子です。近くで撮影があったので挨拶に来ました」

他社P「どうも渋谷さん、お疲れ様です」ヒョコッ

「あ、他社Pさん、お疲れ様です」

他社P「こちら、うちに新しく入った幸子です。近くに来たのでご挨拶に…」

他社P「ほら、幸子。ちゃんと挨拶したか?」

98 : VIPに... - 2014/07/30 23:47:24.67 XAQ2Bwie0 63/167

幸子「しましたよ!何といってもボクはカワイイですから」

他社P「おー、そうだなー。偉いぞー」ナデナデ

幸子「フフーン」

「…」

他社P「幸子もね、渋谷さんみたいな立派なアイドルになって欲しいものですよ」

「いえ、私なんか…」

99 : VIPに... - 2014/07/31 00:02:06.58 zesRldSF0 64/167

幸子「ボクはきっとトップアイドルになりますよ♪」

幸子「だからPさんはこれからも忙しくボクのためにイヌのように走り回って下さい!」

他社P「はは、それも悪くないな」

他社P「よし、じゃあディレクターさんに挨拶して次の現場行くか」

「あ、さっきもう帰られたって…」

他社P「え、そうなんです?そっか…」

100 : VIPに... - 2014/07/31 00:17:36.83 zesRldSF0 65/167

幸子「ボク、さっき挨拶してきましたよ?」

他社P「え、そうなの?」

幸子「フフーン、全くPさんはボクがいないとダメダメですねっ♪」

他社P「そうだな。幸子がいないと俺はダメかも…」

「…」

幸子「ボクと出会えたのはPさんの一生分の幸運ですよ!」

幸子「ボクがどんなお仕事でも完璧にこなしてみせますから」

101 : VIPに... - 2014/07/31 01:07:43.66 zesRldSF0 66/167

他社P「どんな仕事でも?」

幸子「え?ま、まぁ…」

他社P「よし、そんなカワイくて完璧な幸子に次の仕事があるんだ。じゃあ行こうか」

幸子「ちょっと待ってください。どんな仕事なんですか?」

他社P「ライブだ」

幸子「ライブ!」

他社P「そうだ、演出も凝ってるんだぞ?」

102 : VIPに... - 2014/07/31 01:08:39.66 zesRldSF0 67/167

幸子「へぇ、それはボクのために感心ですね。どんな演出なんですか?」

他社P「スカイダイビング」

幸子「え?」

他社P「スカイダイビング」

幸子「…は?」

他社P「え?幸子がやりたいって言ったんじゃん」

幸子「言いませんよ、そんな事!」

105 : VIPに... - 2014/07/31 01:32:06.81 zesRldSF0 68/167

他社P「だって空から舞い降りたいって…」

幸子「それは例えですよ!」

他社P「でももう社長に許可取っちゃったし…」

幸子「…」

他社P「まぁ今日は練習だから。な?」

幸子「ま、まぁちゃんとした人に教えて貰えるんなら…」

他社P「おう、任せとけ。ちゃんと教えてやるから」

106 : VIPに... - 2014/07/31 01:56:08.51 zesRldSF0 69/167

幸子「へ?Pさんなんですか?」

他社P「うん。費用かからないしな」

幸子「いやいや。ちゃんとしたインストラクターとか…」

他社P「大丈夫だって。俺資格持ってるから」

幸子「いやいやいやいや」

他社P「あっ、やばい予約に遅れちゃう」

108 : VIPに... - 2014/07/31 02:14:07.51 zesRldSF0 70/167

他社P「それじゃあ渋谷さん失礼します。すみません、お騒がせして…」

他社P「また改めてご挨拶に伺います。プロデューサーさんにもよろしくお伝えください」

「いえ、その…頑張ってください…」

幸子「ちょ、ちょっと…」

他社P「大丈夫だって。俺大学のときは航空部だったんだから」ガチャ

幸子「それ関係ないでしょう?!」

他社P「大丈夫、大丈夫」

幸子「あ、あぁぁぁ…」

109 : VIPに... - 2014/07/31 02:20:31.10 zesRldSF0 71/167

「…」

(凄いね…)

(いや、ちょっと待てよ)

(……)

「よし」

110 : VIPに... - 2014/07/31 02:32:21.36 zesRldSF0 72/167

~@事務所~

「暑い…エアコンつけましょうよ…」

ちひろ「もう5時過ぎなので我慢です」

「もうそんな時間ですか。ってことはそろそろ凛も戻ってきますね」

ちひろ「そうですね」

「お疲れ様です」ガチャ

「おっ、噂をすれば。仕事の方はどうだった?」

(よ、よーし…)

112 : VIPに... - 2014/07/31 02:43:00.35 zesRldSF0 73/167

「…」

「…もしかして何かあったのか?」

「かっ、可愛い私にかかればあんな仕事、大したことないよね」

「え?」

ちひろ「へ?」

(聞こえなかったのかな?)

「可愛い私にかか…」

「う、うん、そうだな。うん」

ちひろ「」アゼン

114 : VIPに... - 2014/07/31 02:51:19.67 zesRldSF0 74/167

「あ、あー、ディレクターさん元気だったか?」

「いつもお世話になってる人だから挨拶しときたかったんだけど…」

「私が挨拶しておいたよ。プロデューサーによろしくだって」

「そっか。ありがと、気がきくな」

(!!)

「全く、プロデューサーは私がいないとダメだね」

「えっ」

ちひろ「えっ」

116 : VIPに... - 2014/07/31 02:59:07.38 zesRldSF0 75/167

(??)

「全くプロデューサーは…」

「う、うん、そうだな。ダメダメだよ、うん」

ちひろ「そ、そうですよ、ダメダメですよ」

「うんうん♪」

「私トップアイドル目指して頑張るから」

「あ、あぁ、そうだな、一緒に頑張ろうな」

117 : VIPに... - 2014/07/31 03:07:32.67 zesRldSF0 76/167

「だからプロデューサーは私のためにハナコみたいに走り回ってよね」

「お、おう…?」

ちひろ「ハナコ?」

「凛の家で飼ってる犬です」ボソボソ

ちひろ(犬?!)

118 : VIPに... - 2014/07/31 03:25:16.81 zesRldSF0 77/167

ちひろ「えっと、凛ちゃんお疲れ様。今日はもう疲れてるみたいだから…」

「ねぇ、ちひろさん」

ちひろ「えっ?」

「私って可愛い?」

ちひろ「え、あ、ど、どうだろ…」

「…」

「今日は帰るね。お疲れ様…」

119 : VIPに... - 2014/07/31 03:32:24.66 zesRldSF0 78/167

「き、気をつけてな…」

「…」バタン

ちひろ「何だったんでしょう…」

「さぁ…」

ちひろ「ちょっと気圧されちゃったんですが、可愛いって言ってあげたほうが良かったんですかね…」

「凛、そういう路線が良いのかな…」

120 : VIPに... - 2014/07/31 03:40:32.05 zesRldSF0 79/167

ちひろ「いや、そこまで重い話じゃ無いんじゃ…」

「あぁ、でもそうしたら凛が765プロの真さんと方向性被ってしまう…」

ちひろ「プロデューサーさん?」

「でも本人の意思は尊重するべきですよね…」

ちひろ「おーい?」

「と、とにかくですね、明日凛が来たら沢山可愛いって言ってあげましょう!」

ちひろ「…そういう問題ですかね?」

121 : VIPに... - 2014/07/31 03:49:50.26 zesRldSF0 80/167

~次の日@収録現場~

スタッフ「お疲れ様でした」

「はい、お疲れ様でした」

スタッフ「すみません、控え室が相部屋で…」

「いえ、お気になさらず…それでは」バタン

「ふぅ…」

(よく考えたら昨日は押しが強いだけで全然ギャップになってなかった)

(今日は…)

122 : VIPに... - 2014/07/31 03:53:06.28 zesRldSF0 81/167

「どしたの、凛。悩みでもあるの?」

「えっ?い、いえ…」

「聞くだけ聞くよ?聞くだけだけど」

「いえ…杏さんもう戻ってたんですね」

「そりゃ収録終わってそのまま戻ってきたんだもん。凛こそ何やってたのさ?」

「えっと、監督さんに挨拶とか…」

「偉いねー。でもそんなのプロデューサーに任せればいいじゃん」

123 : VIPに... - 2014/07/31 03:59:22.54 zesRldSF0 82/167

「いやー…」

「そうだよ。大体ね、凛は真面目すぎるんだよ」

「そうですか?」

「凛が頑張っちゃうとプロデューサーの出番が無くなっちゃうじゃん」

「…」

「だから杏はダラダラしてるの。プロデューサーのためにね」

「そうなんですか…」

124 : VIPに... - 2014/07/31 04:09:59.27 zesRldSF0 83/167

ドア「コンコン」

「はーい」

「んー」

他社P「お疲れ様です渋谷さん。最近よくご一緒しますね」ガチャ

「いえ、いつもお疲れ様です」

他社P「あー、杏!俺が挨拶してくるまでに着替えておけって言っただろ?」

「だってめんどくさいんだもん。あ、そうだ。プロデューサーが着替えさせてよ」

他社P「いや、そういうわけにはいかんだろ」

「じゃあ無理」

126 : VIPに... - 2014/07/31 04:19:56.53 zesRldSF0 84/167

他社P「ワガママ言ってないで。次押してるんだから行くぞ?」

「え~」

他社P「渋谷さんを見習えよ。一人でちゃんとやってるだろ?」

「凛は凛、杏は杏だよ」

他社P「ほら、飴なら車に用意してあるから」

「飴じゃもう動けない~」

他社P「あっそう。そういう態度とるんだ」

「えっ?」

127 : VIPに... - 2014/07/31 04:24:38.31 zesRldSF0 85/167

他社P「良いよ。杏がそういうことなら俺にも考えがあるから」

「ちょ、ちょっと待ってよ。ほら、すぐ準備するから」

他社P「ダメ、もう手遅れ」ピッピッ

他社P「あ、もしもし?そっか、もう近くまで来てる」

他社P「それがなー、ちょっとこっちはトラブっちゃってさ。うんうん。」

他社P「悪いんだけど、こっちまで来てくれるか?そうか、頼む」ピッ

他社P「すぐ来るってさ」ニッコリ

「あ…あ…」

128 : VIPに... - 2014/07/31 04:28:21.84 zesRldSF0 86/167

「…」ドドドドドド

(騒がしいね)

??「にゃっほーい! 」ドガッ

他社P「おっ、来たか」

「あぁ…」

129 : VIPに... - 2014/07/31 04:35:50.61 zesRldSF0 87/167

??「きらりだよ☆凛ちゃんこれからよろしくにぃ」

「あ、ど、どうも…」

きらり「おにゃーしゃー☆それでPちゃん、どうしたのー?」

他社P「それがな…」

「プロデューサーね、まだ次の仕事があるのに疲れて元気が出ないんだって」

他社P「えっ」

130 : VIPに... - 2014/07/31 04:41:20.73 zesRldSF0 88/167

きらり「あれあれ?お仕事でお疲れなのかなぁ?」

他社P「いや、俺じゃなくてだな…」

きらり「きらりんのきゅんきゅんぱわーで心も体もスッキリさせちゃうよ!」

他社P「え…」

きらり「はぐはぐ☆」

他社P「ギャアァァ!」

「うわぁ…」

131 : VIPに... - 2014/07/31 04:46:11.95 zesRldSF0 89/167

きらり「杏ちゃんもー☆」ガシッ

「えっ、いや、私は元気だから…」

きらり「あれ、凛ちゃんも元気ないにぃ…」

「い、いや、そんなことは…」

きらり「はっぴーですかー☆」

「お、おー…」

132 : VIPに... - 2014/07/31 04:50:07.92 zesRldSF0 90/167

きらり「それじゃあ凛ちゃんも一緒に…きらりん☆」

「き…きらりん☆」

他社P「き、きらり。その…そろそろ時間が…」

きらり「にょわ…」

きらり「仕方ないにぃ…凛ちゃんまたね☆」

きらり「それじゃあ次のトコまで、きらりんだっしゅ!」ダッ

「あぁぁぁぁ…」

他社P「お先に失礼しますうぅぅぅ」

133 : VIPに... - 2014/07/31 04:52:39.57 zesRldSF0 91/167

「…」

「お疲れ様でした…」ペコッ

「凄っ…」

「…」

「ふむ…」

150 : VIPに... - 2014/08/11 23:02:52.64 CVP460UW0 92/167

~@事務所前~

(い、いざやるとなると勇気がいるね…)

美嘉「あれ、凛。今帰り?」ガチャ

「まぁね」

美嘉「じゃあ一緒に帰ろーよ★」

「ごめん、今日はちょっと…」

美嘉「どしたの?そんな思いつめた顔しちゃって。あ、仕事で失敗しちゃった感じ?」

「まぁ…そんなとこかな」

151 : VIPに... - 2014/08/11 23:21:27.26 CVP460UW0 93/167

美嘉「だーいじょぶだって。プロデューサー優しいし」

「うん。まだ誰かいる?」

美嘉「うぅん、アタシが最後だからプロデューサーとちひろさんだけだよ」

「そっか」

美嘉「大丈夫?一緒に行こっか?」

「ありがと。大丈夫だよ」

美嘉「そう?んじゃ、頑張ってね★また明日」ポン

「うん、また明日ね」

152 : VIPに... - 2014/08/11 23:37:19.03 CVP460UW0 94/167

(他の子はいないのね。よーし…)ガチャ

美嘉(って、ちょっと気になるよね。いざとなったらアタシが助け舟を…)ドアニミミヲアテル

ドア「ガチャ」

ちひろ「あ、帰って来ましたよ!」

「あ、あー、凛お疲れ。今日もかわ…」

153 : VIPに... - 2014/08/11 23:52:05.95 CVP460UW0 95/167

「にょわ~☆」

「?!」

ちひろ「?!」

「凛ちゃんだにぃ~」

「え…」

ちひろ「え…?」

「…ちひろさん」

ちひろ「はい?!」

154 : VIPに... - 2014/08/11 23:59:59.01 CVP460UW0 96/167

「俺ちょっと…疲れてるみたいです。幻覚が見えるんですよ…」

ちひろ「で、ですよね!私も幻聴が…」

「!!」

「あれ?お疲れなのかなぁ?」

「…」

ちひろ「…」

155 : VIPに... - 2014/08/12 00:12:17.37 cjktHzFt0 97/167

「…」

「お疲れなのかなぁ?」

「そ、そんなことないぞ!」

ちひろ「えぇ、可愛いアイドルのためですもんね!」

「…」

(あれ、選択肢ミスったかな?)

156 : VIPに... - 2014/08/12 00:17:12.04 cjktHzFt0 98/167

「…さっき」

「ん?」

「さっき疲れてるって言ったじゃん」

「?!」

ちひろ「?!」

「…」

158 : VIPに... - 2014/08/12 00:41:17.54 cjktHzFt0 99/167

「腰が痛いなー、仕事のしすぎかなー」

ちひろ「私も肩が重いなー、ずっとパソコンいじってたからかしらー」

「うんうん♪」

「凛ちゃんが心も身体もスッキリさせちゃうよ♪」

「わー!!」

ちひろ(プロデューサーさん、やけくそになってる…)

「いくよー!せーのっ」

159 : VIPに... - 2014/08/12 00:42:59.90 cjktHzFt0 100/167

「しぶりん☆」

「しぶ…」

ちひろ「りん…」

「…」

(私、何やってるんだろ…)

162 : VIPに... - 2014/08/12 01:18:36.30 cjktHzFt0 101/167

「りんちゃんの…きゅんきゅんぱわーで…」

「…」

ちひろ「…」

「ハピハピ…させる……にぃ…」

「……」

ちひろ「……」

164 : VIPに... - 2014/08/12 01:26:07.23 cjktHzFt0 102/167

「…」

「…忘れて」

ちひろ「り…」

「忘れて」

「あの…」

「何も聞かないで」

「今日は帰るね。お疲れ様でした」

165 : VIPに... - 2014/08/12 01:46:23.22 cjktHzFt0 103/167

ちひろ「お、お疲れ様でした…」

「プロデューサー?」

「は、はいっ?」

「言ったら酷いからね」ギロッ

「はい…」

「それじゃあ失礼します」ガチャ

167 : VIPに... - 2014/08/12 01:54:53.38 cjktHzFt0 104/167

ちひろ「…」

「…」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん、そろそろ打ち合わせの時間じゃないですか?」

「そ、そうですね。えっと…行ってきます。あとよろしくお願いしますね」

美嘉(ふーん…)

174 : VIPに... - 2014/08/12 23:11:14.77 cjktHzFt0 105/167

~次の日@事務所~

「おはようございます…」

「ってなんだ、凄いな。皆いるのか」

美嘉「ちょっとねー★」

未央「ねー☆」

卯月「ねー♪」

ちひろ「おはようございます」

175 : VIPに... - 2014/08/12 23:28:30.92 cjktHzFt0 106/167

ちひろ「ってプロデューサーさん、体調悪そうですね。大丈夫ですか?」

「いやぁ、ちょっと昨日飲み過ぎちゃいまして…」

ちひろ「全く…」

「やっ、昨日は飲まされたんですよ…」

ちひろ「あれ、昨日の打ち合わせの相手ってそんな飲ませるような方でしたっけ?」

「それがですね…」

「いや、そんなことよりですね。今日新たな候補生が来てくれますよ!」

176 : VIPに... - 2014/08/12 23:42:04.11 cjktHzFt0 107/167

ちひろ「わぁ!どんな方なんですか?」

「年はそうですね…ちひろさんより少し上でしょうか」

ちひろ「あら、今回は年上の方なんですね」

「多分ですけど。それですっごい美人です」

ちひろ「美人」

「うちには新しいタイプかなぁ、と」

ちひろ「それは楽しみですね♪」

「…多分」

ちひろ「多分?」

177 : VIPに... - 2014/08/12 23:51:21.61 cjktHzFt0 108/167

「いかんせん昨日だいぶ飲んだもので記憶が…」

ちひろ「え、そんな飲んだんですか?」

「その人がガンガン注いでくるもので思わず…」

ちひろ「あ、でもお酒飲める人は私大歓迎ですよー♪」

「ってそうだ、凛はどうします?」

ちひろ「とりあえず何も無かった体でいきましょう…」

178 : VIPに... - 2014/08/13 00:25:20.73 DHGOORE00 109/167

「了解です…」

「おはようございます」ガチャ

「わぁ、噂をすれば…」

「おっ、凛。おはよう!」

ちひろ「おはようございますっ」

179 : VIPに... - 2014/08/13 00:25:47.05 DHGOORE00 110/167

「あれ、皆いるんだね。おはよう」

美嘉「にょわー★」

未央「にょわー☆」

卯月「にょわー♪」

「」

「…プロデューサー?」ジロッ

「し、知らん!何も言ってないぞ?ホントに!」

180 : VIPに... - 2014/08/13 00:47:36.16 DHGOORE00 111/167

美嘉「ごめんねー、アタシが見ちゃったんだ」

「なんで…!」

美嘉「いやー、凛が困ってたら助けようかと思ってたんだけどねー」

美嘉「ちょっと予想外の展開が見れちゃったってカンジかな★」

「…」

美嘉「美嘉だにぃ★」

未央「未央だにぃ☆」

卯月「卯月だにぃ♪」

181 : VIPに... - 2014/08/13 00:53:58.04 DHGOORE00 112/167

「……」

「…ぬ」

美嘉「ん?」

「死ぬ」

未央「お?」

「美嘉と未央を道連れにして、私も死ぬ」

182 : VIPに... - 2014/08/13 01:11:21.73 DHGOORE00 113/167

美嘉「えっ」

未央「卯月は?!」

「悪気が無いから許す」

卯月「心も身体もスッキリさせちゃうよー♪」

未央「いや、あれ絶対悪気あるって!」

「問答無用」

183 : VIPに... - 2014/08/13 01:27:50.14 DHGOORE00 114/167

美嘉「凛に殺されるー!」

ワーワーギャーギャー

「事務所内なんだからあんまり朝から騒ぐなよー」

ちひろ「まぁ凛ちゃんも普通だし良かったんじゃないですか?」

「あれ普通なんですかね…」

??「あら、なかなか騒がしい事務所なんですね」

「あ、いらっしゃいですっ」ガタッ

185 : VIPに... - 2014/08/13 01:37:01.34 DHGOORE00 115/167

??「すみません、インターフォン鳴らしても返事が無かったので勝手に…」

「いえいえ、こちらこそ騒がしくてすみません」

ちひろ「プロデューサーさん?」

「はい?」

ちひろ「ちょっとこっち来て頂けますか?」

「??すみません、ちょっと失礼します」

「凛、ちょっと色々事務所内のこと説明しといてくれ」

「うん」

186 : VIPに... - 2014/08/13 01:46:49.89 DHGOORE00 116/167

~@別室~

「どうしたんですか?」

ちひろ「なんで高垣さんがいるんですか?」

「あれ、俺名前言いましたっけ。もしかしてお知り合いです?」

ちひろ「え?知らないんですか?」

「えっ、苗字は…違いますよね」

ちひろ「いやいや。テレビとか見ないんですか?」

「スポーツ以外はあんまり…」

187 : VIPに... - 2014/08/13 01:58:45.30 DHGOORE00 117/167

「あ、でも皆の出てるやつとか、そうでなくともアイドル番組はチェックしてますよ?」

ちひろ「いや、そうじゃなくって…本当に知らないみたいですね」

「すみません」

ちひろ「あの人結構有名なモデルさんですよ?」

「え゛。。ってことは、どこか事務所とか入ってるんです?」

ちひろ「いえ、少し前に辞めたそうですけど…」

「じゃあ問題ないじゃないですか」

188 : VIPに... - 2014/08/13 02:04:41.29 DHGOORE00 118/167

ちひろ「まぁそうなんですけど。でもなんでうちなんかに…」

「アイドルに興味あったんじゃないですか?」

ちひろ「や、そしたら事務所そのままに路線変更すれば…」

「まま、難しく考えず。あんな綺麗な人が来てくれるなら大歓迎じゃないですか」

ちひろ「むぅ…」

189 : VIPに... - 2014/08/13 02:12:57.22 DHGOORE00 119/167

「とまぁこんな感じです。レッスン場とかは外のを借りてるので」

「渋谷さん、ありがとうございます」

「凛でいいですよ。楓さんのほうがずっと先輩ですし」

「じゃあ凛ちゃん、ありがとう」

「いえ」

「あの、失礼かもですけど、一ついいですか?」

「何かしら?」

190 : VIPに... - 2014/08/13 02:20:50.13 DHGOORE00 120/167

「どうしてうちなんでしょう?」

「自分のいる所を悪く言うのもなんですけど…楓さんだったらもっと大きな事務所にも行けたと思うんです」

「そうね、どうしてなのかな…」

「…すみません、立ち入ったことを」

「…やっぱりプロデューサーさんに惹かれたのかしら」

「…」

「…は?」

191 : VIPに... - 2014/08/13 02:24:49.12 DHGOORE00 121/167

「それにしても今日は空が綺麗ね」

「え?そうですね、真っ青で…」

「空はどうしてこんなに青いんですかい…ふふ」

「は、はぁ…」

「あ、あの…」

「すみませんー、楓さんお待たせしました」

192 : VIPに... - 2014/08/13 02:32:40.14 DHGOORE00 122/167

「いえ、凛ちゃんと楽しくお話してましたから」

「そうですか。それじゃあ今日はこの書類にサインして貰って…」

ちひろ「具体的なレッスンとかの予定はこれから組んで明日お話しますので」

「わかりました。それじゃあ今日はこれで」サラサラ

「お先に失礼します。明日からよろしくお願いします」ガチャ

ちひろ「プロデューサーさん?」

「プロデューサー?」

194 : VIPに... - 2014/08/13 02:37:22.97 DHGOORE00 123/167

「な、なんだよ皆して」

ちひろ「どういう経緯でスカウトしたんですか?」

美嘉「あっ、それアタシも聞きたーい★」

未央「私もー」

「別に大した話じゃないぞ?」

205 : VIPに... - 2014/08/16 23:01:37.62 SYcL2zG70 124/167

~回想中~

ディレクター「それじゃあそんな感じでよろしくお願いします」

「はい、こちらこそよろしくお願いします!」

「えーっと、来週15時、と…」

ディレクター「じゃあ、帰りますか」

「はい」

テクテクテクテク

206 : VIPに... - 2014/08/16 23:19:31.10 SYcL2zG70 125/167

「あ」

ディレクター「どうしました?」

「すみません、ちょっとさっきのお店に手帳忘れてきてしまったみたいで…」

「取りに行ってきますので、すみませんが今日はこれで」

ディレクター「そうですか」

「では来週、よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

ディレクター「いえいえ、こちらこそ。それより早くお戻りになったほうが」

「そうですね、それでは失礼します」

207 : VIPに... - 2014/08/16 23:28:54.51 SYcL2zG70 126/167

「えっと、手帳、手帳…」キョロキョロ

「すみません、手帳の忘れ物って届いてませんか?」

店員「ちょっと待ってください…無いみたいですね」

「マジかっ、ありがとうございます…」

「手帳、手帳…」キョロキョロ

??「すみません、お探し物ってこれですか?」

208 : VIPに... - 2014/08/16 23:45:38.81 SYcL2zG70 127/167

「あー、これですこれです!ありがとうございます!」

??「踏まれたのか汚れちゃってますけど…」

「いえ、見つかっただけで本当に良かったです。ありがとうございました」

??「手帳は丁重に扱いましょうね?」

「え?」

??「…」シュン

210 : VIPに... - 2014/08/17 00:15:42.72 Hrd3tUzm0 128/167

「あ、あはは…」

??「…」パァァ

「では、本当にありがとうございました。失礼します」

「…」ザーザービュビュー

(めっちゃ雨降ってきてるじゃん…)

「…戻ろ」

211 : VIPに... - 2014/08/17 00:16:55.00 Hrd3tUzm0 129/167

??「あれ、お帰りになったんじゃなかったんですか?」

「いえ、ちょっと雨が降っているので止むまで待とうかと」

??「雨が降ってて帰れいんってことですね」

「…酔ってます?」

??「まだまだですよ♪」

(あまり関わり合いにならないようにしよう)

212 : VIPに... - 2014/08/17 00:40:15.42 Hrd3tUzm0 130/167

「すみませーん、梅酒ロックで」

(早く帰りたいけど雨風強いしなぁ…)

「突風…トップ…トップアイドル…」ボソッ

??「ふふっ」

(やべっ、声に出てた…)

??「面白い方ですね」ススッ

(あぁ、寄ってきちゃったよ…)

213 : VIPに... - 2014/08/17 00:54:50.85 Hrd3tUzm0 131/167

??「お隣よろしいですか?」

「はぁ、どうぞ…えーっと…」

??「楓、高垣楓です」

「楓さんですね、自分はPです」

(よく見ると綺麗な人だなぁ)

「お仕事は何をなさってるんですか?」

「芸能関係で少々…」

214 : VIPに... - 2014/08/17 01:10:23.52 Hrd3tUzm0 132/167

「芸能関係で少々…」

「芸能関係?」

「いえ、自分がタレントとかやってるわけじゃないですけど」

「そうなんですか」

「楓さんはこんな時間までいて大丈夫なんですか?」

「私この近くに住んでますので」

「へー、良いところに住んでるんですね」

215 : VIPに... - 2014/08/17 01:24:27.90 Hrd3tUzm0 133/167

「Pさんは…」

「事務所戻って仕事しようと思ってたんですが…」

「雨ですし諦めました。今日は雨が止んだら帰ります」

「そうですか…」

「なので雨が止むまでお付き合いしますよ」

216 : VIPに... - 2014/08/17 01:36:56.40 Hrd3tUzm0 134/167

「!」

「ふふ、こう見えても私結構お酒強いんですよ?」

「自分はあまり強くないのでお手柔らかに…」

「日本酒は大丈夫ですか?」

「…話聞いてました?」

217 : VIPに... - 2014/08/17 01:48:59.18 Hrd3tUzm0 135/167

~30分経過~

「ここの日本酒は美味しいんですよ」

「そうなんです?それじゃあ頂きます」

「ほらほら、グラスが乾いちゃってますよ?」

「ははっ、そりゃあいけませんね」

「ささっ、どうぞどうぞ」

「あー、どうもどうも、ありがとうございます」

218 : VIPに... - 2014/08/17 02:02:10.63 Hrd3tUzm0 136/167

~1時間経過~

「まだまだいけますよね♪」

「は、はい」

「焼酎はお飲みになります?私はしょっちゅう飲むんです」

「はは…」

「あら、手が止まってますよ」

「あ…はい…」

219 : VIPに... - 2014/08/17 02:15:58.00 Hrd3tUzm0 137/167

「もう一本いっちゃいます?」

「す、すいません、もう…」

「ちょっとお手洗い行ってきます」

「うー、飲みすぎた。楓さん勧めるの上手いもんだから…」

「すみませんお待たせしましたー」

「…」

「…どうしました?」

220 : VIPに... - 2014/08/17 02:26:20.37 Hrd3tUzm0 138/167

「…いえ、何か無理に飲ませてしまったようですみませんでした…」

「いえいえ。自分がもっと強かったらよかったんですけどね」

「ちょっと久しぶりに楽しく飲めたので…はしゃぎすぎてしまいました」

「…」

「あの、お仕事は何なさってるんですか?よかったらまた…」

「仕事は…」

「あー、やっぱりいいです、聞きたくないです!」

221 : VIPに... - 2014/08/17 02:49:57.72 Hrd3tUzm0 139/167

「へ?」

「ちょっと今のお仕事知っちゃうと決心が揺らいじゃいそうなので」

「自分CGプロダクションでプロデューサーやってるんです」

「あ、嘘じゃないですよ、名刺も持ってます」スッ

「あ…本当ですね」

「よかったらうちの事務所にきませんか?いえ、是非来てください」

「え…」

222 : VIPに... - 2014/08/17 02:56:29.95 Hrd3tUzm0 140/167

「アイドル大募集中でして…」

「でも…」

「うち今高校生以下しかいないんですよ…」

「あ、一応同僚に大人の人もいるんですけどアイドルではないですし」

「それで楓さんみたいな大人の女性に来て貰えたら皆の目標にもなって良いかな、と」

「私なんか…」

「いえ、楓さんは素敵な女性ですよ」

「…酔ってます?」

「酔ってませんっ」

223 : VIPに... - 2014/08/17 03:09:48.99 Hrd3tUzm0 141/167

「…」

「今のお仕事よりも絶対に充実した時間が過ごせるようにしてみせます」

「自分も全力でサポートしますし…」

「…やっぱり酔ってますよね?」

「…酔ってます」

「ですよね…」

224 : VIPに... - 2014/08/17 03:21:15.11 Hrd3tUzm0 142/167

「でも酔ってるから適当なこと言ってるわけじゃないです」

「酔ってて思ってることがスラスラ出てきてるだけです、決しておべっかではないです」

「…ありがとうございます」

「…いえ、急にすみませんでした」

「名刺に電話もメールアドレスも書いてあるのでもしよろしかったら…」

「今のお仕事のこととか色々とあると思いますので、いくらでも待ちますから」

「…お仕事はこの前辞めちゃったので今はフリーなんです」

「あ、それは…すみません…」

225 : VIPに... - 2014/08/17 03:24:41.96 Hrd3tUzm0 143/167

「ですので明日にでも伺わせて頂きます」

「それじゃあ…!」

「でも明日行ったら、酔って全部忘れてたとか嫌ですよ?プロデューサーさん」

「えぇ、えぇ!ちゃんとこの手帳に…手帳に…」

「…あの、手帳どこ置いたか知ってます?」

「ふふっ…本当に面白い人ですね」

~回想終了~

226 : VIPに... - 2014/08/17 03:32:39.64 Hrd3tUzm0 144/167

「とまぁこんな感じで」

ちひろ「最後の方で口説こうとしてませんでした?」

「口説いてたよね」

未央「青春だねぇ」

「えっ」

美嘉「そっかー、プロデューサーはオトナの女性が好みかー」

卯月「だってさ、凛ちゃん!」

227 : VIPに... - 2014/08/17 03:35:34.67 Hrd3tUzm0 145/167

「いやいや、何だよこの学生みたいなノリ」

未央「だって私たち現役女子高生だし」

「そっか…お前ら高校生か…若いって良いな…」

ちひろ「…」

卯月「若い方が良いってよ、凛ちゃん!」

「…いや、そういう意味じゃないと思うけどね」

237 : VIPに... - 2014/08/17 23:25:37.83 Hrd3tUzm0 146/167

~次の日@事務所~

「という訳で知っている人も多いと思うが高垣楓さんだ」

「高垣楓です。よろしくお願いします」

美嘉「顔ちっちゃーい」

未央「手足長ーい」

卯月「指綺麗…」

「スタイル良い…」

ありす「…」

238 : VIPに... - 2014/08/17 23:33:59.05 Hrd3tUzm0 147/167

「まぁ皆の方がアイドルとしては先輩だからな。色々と教えてあげてくれ」

「逆に楓さんの方からも色々と学ばせてもらうようにな。じゃ、解散。楓さんは残ってください」

「はい」

「で、今後の方針ですけど…」

ちひろ「しばらくは歌やダンスのレッスンがメインになると思います」

239 : VIPに... - 2014/08/17 23:45:58.67 Hrd3tUzm0 148/167

「仕事の方は雑誌の撮影とかが多くて…」

「最初はモデルの頃とあまり代わり映えしないかもですが…すみません」

「いえ、今ならそういったお仕事も楽しく出来そうです」

「段々とアイドルっぽい仕事も増やせるよう頑張ります」

「ふふ、お願いしますね。ところでこの衣装はプロデューサーさんが選んだんですか?」

「えぇ、そうです。どうですか?」

240 : VIPに... - 2014/08/18 00:06:06.48 dT2YVaEg0 149/167

「何かアイドルぽくって良いですね。実感がわくというか…」

「そう言って頂けると嬉しいです」

「このステッキも素敵ですし」

「ははっ、それじゃあ今日から早速レッスンですけど頑張ってきてください」

「はい、行ってきますね」ガチャ

241 : VIPに... - 2014/08/18 00:34:37.32 dT2YVaEg0 150/167

「うーん、さすが楓さん大人だなぁ…」

ありす「…プロデューサーは高垣さんみたいな人が好きなんですか?」

「うおっ、びっくりした。何だ、ありすか」

ありす「どうなんですか?」

「好きってのは違うけど、素敵だよな。ありすもそう思うだろ?」

ありす「私だって…」

「もちろんありすだって素敵だぞ。じゃなきゃスカウトしないし」

242 : VIPに... - 2014/08/18 00:42:14.46 dT2YVaEg0 151/167

ありす「ホントですか?」

「俺は嘘はつかないよ」

ありす「でも大人の女性が好きなんですよね?」

「そりゃ子供の女の子が好きとか言うほうが危ないだろ」ハハッ

ありす「…」

「まぁでもありすも10年もしたらもっと素敵な女性になると思うぞ?」

ありす「そう思いますか?」

243 : VIPに... - 2014/08/18 01:10:27.03 dT2YVaEg0 152/167

「あぁ。間違いなくありすは美人さんになるよ」

「20越えたら一緒に飲みにでも行こうな」

ありす「待てますか?」

「ん?」

ありす「待てますか。いいから待てるか答えてください」

244 : VIPに... - 2014/08/18 01:11:04.03 dT2YVaEg0 153/167

「おぉ、待つ待つ。10年なんて意外とすぐだしな」

ありす「♪」

ありす「それじゃあレッスン行ってきます」ルンルン

ちひろ(重い約束を軽くしてしまう場面を目撃した気がする…)

245 : VIPに... - 2014/08/18 01:35:27.46 dT2YVaEg0 154/167

「プロデューサー」

「ん?今度は凛か」

「楓さんて素敵だよね」

「ん、そうだな。凛達にも良い刺激になるかなって」

「どういう意味?」

「うちは若い子しかいなかったからな。5年10年後に自分が何やるかってのの勉強にもなるだろ」

247 : VIPに... - 2014/08/18 01:45:15.95 dT2YVaEg0 155/167

「そんな事考えたこともなかったよ」

「そういうのが若さの良いところだけどな」

「まぁ今を楽しみながら頑張ってくれ。今考えることじゃないからさ」

「うん」

「それに楓さんとならお酒飲めるしな」

「ちひろさんは?」

248 : VIPに... - 2014/08/18 01:52:57.58 dT2YVaEg0 156/167

「前に言っただろ?ちひろさんは…」

ちひろ「…」ジロッ

「…何でもない」

「あのさ…」

「ん、どした?」

「プロデューサーは楓さんみたいな人が好きなの?」

「何だよ、凛まで。ホント若いなぁ」

249 : VIPに... - 2014/08/18 01:58:42.45 dT2YVaEg0 157/167

「いいじゃん」プイッ

「すねるなって。確かに楓さんは素敵だと思うけどな」

「綺麗だし、おだやかだし、会話もウィットに富んでるし…」

「じゃあ…」

「別にそんなんじゃないって。んー、例えば…」

「そうだ、日高舞さんとか素敵だろ?」

「うん」

250 : VIPに... - 2014/08/18 02:04:27.29 dT2YVaEg0 158/167

「でもそういう意味で好きではない」

「うん」

「そういうこと」

「なるほど」

「ん。じゃあ今日もお仕事開始な」

「…うん、じゃレッスン行ってくる」

「おー、頑張ってこいな」

251 : VIPに... - 2014/08/18 02:11:35.31 dT2YVaEg0 159/167

~@凛宅~

「ただいまー」

「ふぅ…」

「楓さんかぁ…」

(楓さんが載ってる雑誌は私もいくつか持ってるけど…)

(素敵だよね…)ペラッ

(プロデューサーはそんなんじゃないって言ってたけど…)

252 : VIPに... - 2014/08/18 02:19:19.75 dT2YVaEg0 160/167

(はぁ、楓さんに勝てる要素がみつからないよ…)ボフッ

(楓さんは…25歳かぁ…)

(私だって10年後は…!)

(10年、10年後かぁ…長すぎるよね…)

(……)

253 : VIPに... - 2014/08/18 02:25:59.76 dT2YVaEg0 161/167

(…違うよね、こんな風に落ち込むのは私らしくない)

(出来ることから一つずつ。これが私だよ)

「よし、明日から頑張るよっ」

(まずは本を読んで勉強しよう)

254 : VIPに... - 2014/08/18 02:31:47.60 dT2YVaEg0 162/167

~次の日@事務所~

(準備は完璧。さぁ行くよ、凛!)

「おはようございます」ガチャ

「おっ、おはよう。早速なんだけど新しい仕事の話が…」

「いやー、今日寝坊しちゃってさ」

「凛が?珍しいな、そんなイメージ無かったけど」

255 : VIPに... - 2014/08/18 02:39:53.68 dT2YVaEg0 163/167

「それで朝食食べ損ねちゃった。超ショックだよね」

「え?」

「…」

「あ、あー、俺もまだ朝食べてないんだ」

「コンビニでよかったら一緒に行くか?」

「…ごめん嘘ついた。朝はちゃんと食べてきたよ」

「そ、そっか。うん、朝食べるのは大事だしな、うん」

256 : VIPに... - 2014/08/18 02:46:16.05 dT2YVaEg0 164/167

「でもコンビニは一緒に行くよ」

「そっか…」

(何なのコレ…)

「まぁいいや。じゃあコンビニ行きながら今度の仕事の話するか」

「うん」

257 : VIPに... - 2014/08/18 02:50:50.73 dT2YVaEg0 165/167

「温泉地でロケなんだけどな…」

「温泉!」

「新しく出来たとこらしいぞ。休日使って泊りがけってことになると思うけど」

「うん」

「足湯が有名なところらしくってそこの感想を…」

「疲労回復に効果があるとかで…」

258 : VIPに... - 2014/08/18 02:55:17.84 dT2YVaEg0 166/167

「足湯で疲れをふっとばす、ってね」

「え?」

「ん?」

「……」

「……」

~それは違うよ!凛ちゃんエンド~

259 : VIPに... - 2014/08/18 03:05:23.30 dT2YVaEg0 167/167

これで終わりになります。途中中断があったりと、色々すみませんでした。
また、続きを思いついたら立てたいと思います。

それでは皆様お休みなさい、夜遅くまで、また、最後までお付き合いありがとうございました…

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