1 : VIPに... - 2013/08/01 23:23:08.20 yOEMEevIo 1/21

モバマスSSです

短いです

2 : VIPに... - 2013/08/01 23:23:54.12 yOEMEevIo 2/21


 輝子はキノコが大好きです。だけど、常に一緒にいることは出来ません。

 輝子は考えました。考えて、考えて、眠くなったので寝ました。

 次の日、目が覚めて、朝ご飯を食べてから輝子は考えました。そして、あることを思いつきました。

 朝ご飯美味しい。もとい行く先々でキノコを育てよう。

 事務所でもキノコを育てよう。育もう。命永久に栄えよう。この世に光あれ、キノコあれ

 キノコ増える。輝子喜ぶ。

 キノコ蔓延る。輝子喜ぶ。

3 : VIPに... - 2013/08/01 23:24:21.45 yOEMEevIo 3/21


 キノコキノコキノコ。輝子輝子輝子。

輝子「ヒャッハーーーーーっ!!」

 輝子のキノコ繁殖散布計画が始まりました。

 事務所で暇なとき、レッスンの行き帰り、お仕事の行き帰りや合間、お友達の家に行ったとき、

 輝子の行く先々で、どんどんキノコが増えていきます。菌糸類大侵略です。
 
 しかし、そう簡単にキノコ侵略は進みません。人類を、ゲッターを舐めるな。

4 : VIPに... - 2013/08/01 23:24:48.69 yOEMEevIo 4/21


輝子「……」

モバP「なあ、俺の机の下で何してるの?」

輝子「むーりぃ……」

モバP「いや、乃々の真似されても、見えてるから。輝子だってまるわかりだから」

輝子「……フヒッ?」

モバP「というか、仮に乃々だとしても、机の下にいたら何してるか聞くだろ」

輝子「き、キノコ栽培」

5 : VIPに... - 2013/08/01 23:25:16.33 yOEMEevIo 5/21


モバP「……何故」

輝子「キノコは友達……友達がここにいると寂しくない」

モバP「輝子、もしかして、事務所で孤立してるのか?」

輝子「そ、そんなこと、ないけど」

モバP「それならいいが」

6 : VIPに... - 2013/08/01 23:25:43.83 yOEMEevIo 6/21

 
 
 
 三日後、

「うー、今日のレッスンはハードだったねぇ」

「お腹空いたー」

フェイ「お腹空いた?」

「空いたよ」

フェイ「フェイフェイ、炒飯作るネ」

「マジ?」

7 : VIPに... - 2013/08/01 23:26:11.11 yOEMEevIo 7/21


フェイ「炒飯得意だヨ」

 トントントントントン
 ジュージュー
 ジャッジャッジャッ 

フェイ「ひと味足りないヨ」

フェイ「こんなところに美味しそうなキノコあったヨ!」

 トントントントントン
 ジュージュー

8 : VIPに... - 2013/08/01 23:26:38.24 yOEMEevIo 8/21


フェイ「美味しいネ!」

「美味しい!!」

輝子「ノォー! マイフレーンズ!!」

 フェイフェイの炒飯は大人気でした。モバP机下産キノコの二割が、フェイフェイの炒飯の具になりました。

9 : VIPに... - 2013/08/01 23:27:06.06 yOEMEevIo 9/21


 それでも、輝子はくじけません。

 まだ八割残っています。八割です。八割と言えば80%です。
 
 ただ、心配なことが一つありました。

 残った八割も全て食用キノコなのです。食べられるのです。美味しいのです。デリシャスなのです。

 八割を大事に育てよう、慈しもう。輝子は決意を新たにしました。

10 : VIPに... - 2013/08/01 23:27:33.29 yOEMEevIo 10/21


 だけど、

 好事魔多し

 光あるところ影有り、光いるところレイナ様有り

 キノコを狙うのはフェイフェイだけではなかったのです。

11 : VIPに... - 2013/08/01 23:28:01.13 yOEMEevIo 11/21


 
 
みちる「」

輝子「!?」

みちる「!!」

輝子「……なんで、パンを持ってるの?」

みちる「……」

輝子「……パンが開いてる……挟む具を捜してる?」

みちる「……」

12 : VIPに... - 2013/08/01 23:28:29.68 yOEMEevIo 12/21


輝子「こ、これはトモダチだから……」

みちる「……」

輝子「!?」

みちる「……」

輝子「ち……近づかないで」

みちる「……」

輝子「だ、だめ」

???「お待ちなさい!」

13 : VIPに... - 2013/08/01 23:28:56.93 yOEMEevIo 13/21


輝子「誰?」

???「輝子ちゃんのトモダチを食べちゃ駄目です! さあ、ここはカワイイボクに免じて」

みちる「」ギロリ

???「そ、そんな怖い顔して睨んでも無駄ですよ!!」

みちる「……幸子の『さ』は、サンドイッチの『さ』」

???「……キノコは、ソテーにすると美味しいですよ!」

14 : VIPに... - 2013/08/01 23:29:24.67 yOEMEevIo 14/21


輝子「フヒ!?」

???「あ、それじゃあボクは用事を思い出しましたから、失礼します!」

みちる「……」

 モバP机下産キノコ、残存五割!

輝子「ノォー! マイフレーンズ!!」

15 : VIPに... - 2013/08/01 23:29:52.56 yOEMEevIo 15/21


 それでも、輝子はくじけません。

 まだ五割残っています。五割です。五割と言えば50%です。
 
 ただ、心配なことが一つありました。

 残った五割も全て食用キノコなのです。食べられるのです。美味えのです。グッドテイストなのです。

 五割を大事に育てよう、慈しもう。輝子は決意を新たにしました。

16 : VIPに... - 2013/08/01 23:30:20.23 yOEMEevIo 16/21


 だけど、

 好事魔多し

 光あるところ影有り、光いるところレイナ様有り、パンあるところみちる有り

 キノコを狙うのはフェイフェイとみちるだけではなかったのです。

18 : VIPに... - 2013/08/01 23:31:30.19 yOEMEevIo 17/21


まゆ「……」

輝子「……」

まゆ「あのぉ、輝子ちゃん、そこを退いてくれる? お掃除が出来ないの」

輝子「こ、ここは掃除、いらない」

まゆ「Pさんの机の下ですよ? 汚れたままには出来ないわぁ」

輝子「ここ、キノコ栽培所。トモダチの家」

まゆ「……キノコ?」

19 : VIPに... - 2013/08/01 23:31:59.99 yOEMEevIo 18/21


輝子「ふひっ……トモダチ」

まゆ「Pさんの、机の下……Pさんの匂いを汗を……たっぷりと吸ったキノコ……」

輝子「フヒッ?」

まゆ「全てこちらで引き取ります。いいですよね?」

輝子「え。でもトモダチ……」

まゆ「いいですよね?」

輝子「だからトモダチ……」

20 : VIPに... - 2013/08/01 23:32:29.67 yOEMEevIo 19/21


まゆ「輝子ちゃん?」

輝子「?」

まゆ「二回までは、許してあげます」

輝子「」

まゆ「いいですよね?」

21 : VIPに... - 2013/08/01 23:33:04.80 yOEMEevIo 20/21


 
 
 
 
 

 モバP机下産キノコ、全滅!

輝子「ノォー! マイフレーンズ!!」


 それでも、輝子はくじけません。

 頑張れ輝子! いつか、事務所をキノコで埋め尽くすまで! Pがマタンゴになる日まで!

22 : VIPに... - 2013/08/01 23:33:49.58 yOEMEevIo 21/21

 
 以上お粗末様でした


 輝子に「ノーマイフレンズ!」と言わせたかったから書いた。

 後悔はしていない

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