側近「陽キャ化光線とはどんな光線なのですか?」
女魔王「光線に当たったものはみんな陽キャになるのじゃ」
側近「言葉で言われてもわからんですなあ」
女魔王「では実演してみよう、あそこに陰気なオタクがおるじゃろう?それに向かって光線銃を撃てば」ビビビ
オタク「うわー」
側近「おおっ」
陽キャオタク「うぇーいwwww」
元スレ
女魔王「この陽キャ化光線で世界中の人間を陽キャにして世界征服をするのじゃ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1653053163/
側近「あっ、オタクが陽キャになった!すごいですなあ」
女魔王「えへん、わしの発明品じゃ」
側近「でも女の人に当たったらどうなるのです?」
女魔王「よくぞ聴いてくれた」
女魔王「あそこに暗い瓶底メガネの田舎くさいjkがおるだろう?」
側近「あ、います。まるで一昔前の少女漫画に出てきそうですなあ」
女魔王「メガネ外して三つ編み解けば美人になるやつじゃろ?」
側近「ではあのJKにも光線撃ってみせて下さいよ」
女魔王「よし、それ!」ビビビ
瓶底メガネの田舎臭いJK「きゃー」
側近「どうなるかな?」
金髪ピアスにルーズソックス履いたJK「うえーいwwww」
側近「おやおや、コギャルになってしまいましたなあ」
女魔王「コギャルとか平成の遺物だな、今は令和じゃぞ」
側近「しかしすごい発明ですなあ」
女魔王「夏休みの自由研究で作ったのじゃ」
側近「流石魔王様ですなあ」
女魔王「これでみんなを陽キャにすれば世界はもっと楽しくなると思うんだよ」
側近「なるほど、しかし魔王様。陽キャにななるのはいいことですが世界征服に繋がるのですかな?」
女魔王「陽キャだから細かいことは気にしなくなる。つまりわしが世界征服をしてもみんなお祭りみたいなものと考えて別に気にしなくなるということじゃ」
側近「ははあ、なんだかよくわかりませんが、魔王様が凄いことを始めたのはわかりました」
女魔王「この光線銃の凄い所は浴びたものはみんなわしの言いなりの家来になることじゃ」
側近「陽キャ化はともかくそれは凄いですなあ」
女魔王「おーい!金髪ピアスにルーズソックス履いたJK!」
金髪ピアスにルーズソックス履いたJK「うぇーい!お呼びですか魔王様!」
金髪ピアスにルーズソックス履いたJK「でもあーしの名前は長いからこれからは、あーしのことはコギャルちゃんと呼んでね」
女魔王「よし、わかった!これからはお前はコギャルと呼ぼう」
金髪ピアスにルーズソックス履いたJK改めコギャル「うぇーい!ありがとう魔王様!」
女魔王「よし、コギャル!早速お前に任務を与える!」
コギャル「うぇーいwwwなんなりと!」
女魔王「この光線銃をやるから手始めにお前の家族や友達を陽キャ人間にするのじゃ」
コギャル「うはwwwぱねぇwww」
女魔王「お前が光線を撃った人間はお前の家来になる!お前の頑張り次第で家来は増えるのだ!」
コギャル「うは!ちょーやべえし」
女魔王「健闘を祈る!」
コギャル「うぇーいwww」
場面変わって学校
コギャル「つか!あーしこないだまでいじめられてたから友達いないんですけどwwww」
コギャル「まあ、洗脳してから友達になればいいか!」
いじめっ子「あっ、お前!」
コギャル「あっ、いじめっ子ちゃんじゃん!ちょーやべえwww」
いじめっ子の取り巻き1「あっ、こいついじめられっ子の瓶底メガネのJKですぜ!いじめっ子さん!」
いじめっ子の取り巻き2「コギャルのふりをしても所詮いじめられっ子はいじめられっ子ですう」
いじめっ子「あんたのイメチェンなんかどうでもええわ、それより」
コギャル「何何〜?」
いじめっ子「うちの宿題やってくれた?」
コギャル「しゅくだ〜い?なにそれ、わかんな〜い」
いじめっ子「なんだと!いつも私の宿題やるのがお前の仕事だろ!」
コギャル「あーしは陽キャだから宿題やるのやめたのー」
いじめっ子「てめえざけんじゃねえ!おいっ!取り巻き!やっちまいな!」
いじめっ子の取り巻き1アンド2「わかりました!おらあ!」
コギャル「にやり」
コギャル「陽キャ化光線銃!くらえー!」ビビビ
いじめっ子の取り巻き1「きゃー」
いじめっ子の取り巻き2「取り巻き1ちゃん!」
コギャル「お前も喰らえー」ビビビ
いじめっ子の取り巻き2「きゃー」
いじめっ子の取り巻き二人「うぇーいwwww」
いじめっ子「な、何やってんのよ!早くあいつを捕まえなさいよ」
コギャル「あは!ほんとに陽キャになっちゃったwwwぱねえ」
いじめっ子「てめえざけんな!」ぐおおっ
いじめっ子の取り巻き二人「」がしっ
いじめっ子「な、何すんだよ!離せよ!」
コギャル「はなさねーしwwwこの二人はあーしの家来の陽キャになったんだし」
いじめられっ子の取り巻き改コギャルの取り巻き二人「うぇーいwwwコギャル様かっこいい!」
いじめっ子「そ、そんな」
コギャル「さあ!いじめっ子ちゃんも陽キャになろう!たのしーよーwww」
コギャルの取り巻き二人「うぇーいwww」
いじめっ子「い、いや!ウチは陽キャになんかなりたくない!」ダッ
取り巻き1「あっ、逃げちゃった!」
取り巻き2「もう!陽キャとして進化した私達から逃げられるわけないんだから!」
コギャル「よーし、みんなで鬼ごっこだ!」
取り巻き二人「うぇーい」
いじめっ子「はあっはあっ!誰か助けて!」
うぇーいうぇーいうぇーいうぇーいwwww
いじめっ子「後ろが騒がしいわね?」チラッ
町中の人たち「うぇーえええいwww」
いじめっ子「いやあああああああ」
コギャル「町中の人を陽キャにしながら追うなんてあーし天才!wwww」
取り巻き二人「うぇーいwwwwコギャル様ぱねえ」
いじめっ子「いやあ、ウチ陽キャになんかなりたくない!」
コギャル「なんで?楽しいし」
いじめっ子「実はウチインキャなの!」
一同「うぇーい!?」
コギャル「それはどういうことなの!」
いじめっ子「コギャルのほうが成績良かったから嫉妬していじめていたの」
コギャル「そうなの!?」
いじめっ子「ご、ごめん!謝るから陽キャになんかしないで!」
コギャル「うぇーい!ダメー」ビビビ
いじめっ子「きゃー」
元いじめっ子「うぇ〜い」
コギャル「うぇ〜い!これからは友達になろう!」
取り巻き1「いいんですかい?あたしらはコギャル様をいじめたんらですぜ」
コギャル「あーしは陽キャだから過去にはとらわれねーし、それより世の中をみんなで明るくするし」
一同「うぇーい」
魔王「コギャルよ、町中を制圧するとはよくやった」
コギャル「うぇーいwww魔王様ありがとう」
側近「さて、次はどうしますかね」
魔王「決まっておろう!次は世界じゃ!」
一同「うぇーい」
一週間後
女魔王「世界征服が完了したからみんなでバーベキューパーティーをやるぞ!」
一同「うぇーいwwww」
側近「やっぱり陽キャと言えばバーベキューパーティーですな魔王様!」
魔王「うぇーい!」
コギャル「あっ、魔王様!うぇーい!」
女魔王「コギャルよ、楽しんでおるか?」
コギャル「うぇーい」
女魔王「それはよかった」
コギャル「うぇーい」
女魔王「でもなんだか楽しくなさそうだぞ」
コギャル「うぇーい、そんなことは」
女魔王「うぇーいにwwwがついておらんぞ」
コギャル「ああ、ほんとだ。魔王様はお見通しですね」
女魔王「コギャル、話してみろ?」
コギャル「はい、確かに地球のみんなは陽キャになってみんな明るくなりました。でも」
女魔王「でも?」
コギャル「みんながみんな同じってつまらなくありません?」
女魔王「!?」
側近「確かにみんながうぇーいしか言わないのはつまらんですなあ」
女魔王「でもみんな陽キャになったのだぞ!楽しくないのか?」
コギャル「確かにみんなは陽キャになりました、でも」
女魔王「でも?」
コギャル「それは魔王様が機械で作った魔王様のイメージの陽キャだから」
女魔王「そうか、そういえばそうだ」
コギャル「私考えたんです、インキャだからいけない。陽キャだから正しい、そんなことはないんじゃないかと」
側近「確かに、人間界でこんな台詞がありますな。みんな違ってみんないい。と」
女魔王「」
女魔王「そうか、わしは間違っておった」
コギャル「虫がいいかもしれませんが、みんなを元に戻してくれませんか?」
女魔王「わかった。だが、またお前もいじめられるかもらしれないぞ」
コギャル「わかっています、でも今度は自分の力で乗り越えてみせます」
女魔王「良い心がけじゃ、魔法解除!」
コギャル「きゃー」
瓶底メガネの田舎臭いJK「あれ?ここは?私何をしていたのかな」
側近「みんなの記憶も消したのですね?」
女魔王「仕方ないであろう?みんなの記憶を消さねば大混乱じゃ!」
側近「でもあの子、魔王様のことも忘れてしまいましたね」
女魔王「これでよかったのじゃ。あいつなら乗り越えていけるさ」
側近「さて、次は何をなさいます?」
女魔王「もちろん楽しいことじゃ!わしは陽キャだからな!」
女魔王アンド側近「うぇーいwwwww」
おわり