1 : ◆Vysj.4B9aySt - 22/05/14 21:56:26 4fDn 1/15

ゴリゴリ

美優「あ、楓さん。大根はもっとこう……丁寧にすりおろして」ザッザッザッ

「すみません……大根おろしを作るのは慣れなくて」

「普段、プロデューサーとどうやって飯食ってるんだ?」

「外出か……プロデューサーが作ってくれてて……うふふ」

瑞樹「惚けね。……こっちは帰っても一人だってのに」



美優『スミマセン』

元スレ
【モバマス】菜々「一日ぐらいは誤差のうちですよね」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1652532986/

2 : 名無しさ... - 22/05/14 21:59:54 4fDn 2/15

今日はイスラエル建国記念の日

明日15日は時の総理大臣の犬養首相が海軍士官にコロコロされて、お祝いとして歌まで作られた事件があった日です



こちら、一部アイドルがPドルしてる等、独自の内容がありますのでよろしくお願いします

3 : 名無しさ... - 22/05/14 22:06:08 4fDn 3/15

――数刻後

美優「じゃあ、開けますね」

「熱いから気をつけてな」

カパッ

『わぁぁぁぁぁ』

瑞樹「これが雪見鍋……」

「おいしそうです」





ガラッ

千秋「雪美さんがおいしそうですって!?」

雪美「千秋……私と違う……」ズルズル

千秋「雪美さんがそう言うなら……」ズルズル



ピシャッ

瑞樹「……わからないわ」

「ふふっ、雪美ちゃんと千秋ちゃん。仲がいいみたいね。お鍋と一緒でなかよし(中、ヨシッ!)ですね……ふふっ」

4 : 名無しさ... - 22/05/14 22:14:57 4fDn 4/15

美優「と、とりあえず、明日の菜々さんのお誕生会のお食事はこれということで」

瑞樹「ま、普通の子達には響子ちゃんやまゆちゃんが作るでしょうしね」

「お酒が……飲めます」フンヌ

「メインはパイセンだから、ほどほどにな」

「お任せ下さい。何を隠そう、私高垣楓。本気を出せば」

瑞樹「出せば……?」

瑞樹(まぁ、一日禁酒ぐらいかしら?)

美優(玉子の……賞味期限を見分けられるとか?)

(真奈美ちゃんみたいに、人差し指と親指で胡桃が割れるとか?)



「冷蔵庫に入ってる『橘です』と書いてあるいちごのショートケーキを食べられます!」フンス

美優「だから、こないだありすちゃん泣いていたんですか」

「にゃんみくのハンバーグを勝手に食べるのあ以上に酷いな」

瑞樹「はぁ……明日、うさぎ亭に付き合ってあげるから、お詫びに代わりのケーキを買ってきなさいよ」

「すみませんでした」ドゲザ

5 : 名無しさ... - 22/05/14 22:23:29 4fDn 5/15

「あー、でもかな子ちゃんのマカロンや、法子ちゃんのドーナツは勝手に食べないんだ」

「」ガクガクブルブルッ

美優「わわっ、大丈夫ですか?」

「て、手の震えが……」ガタガタガタガタ

瑞樹「時子ちゃんに怒られたとかかしら?」

「そ、それもありますが……」ガクガクブルブルッ





「かな子ちゃんのマカロンを勝手に食べたら、泣かせてしまい智絵里ちゃんに飲んでた一升瓶を……」

瑞樹(真っ二つにされたのかしら?)





「MGEx-Sガンダム風にされました」ビクビク

三人(恐っ!)

6 : 名無しさ... - 22/05/14 22:27:31 4fDn 6/15

美優「と、とりあえず、お鍋の味見をしましょう」アセアセ

「だ、だな。んじゃ、言い出しっぺの川島さんから」スッ

瑞樹「あ、あら、それじゃあ遠慮なく」

パクッ

モグモグ

瑞樹「うん、おいしいわね。この大根がいい具合いにぴりっと来て、具の魚がいやらしい味がしないわ。それなのにさっぱりしてもっと食べたくなるわ」

「よさそうですね。では私も」

「はぁとも食べるぞー」

美優「じゃあ、私も」

7 : 名無しさ... - 22/05/14 22:33:11 4fDn 7/15

――30分後

スカースカー

「あ……もう空っぽです」

「残念……あ、そうだ。ご飯が残っていたはずだから、雑炊にする?」

菜々「だったら、カレールーを入れてカレーにしましょうよ」

美優「いいですねぇ。じゃあ……」

美優「あれ?」

菜々「どうかしましたか?」

「ぱ、パイセン……?」

瑞樹「な、菜々ちゃん?!どうして……?」

菜々「どうしてって……」

菜々「さっき、ドアを開けたらみんなお鍋をやってて」

菜々「楓ちゃんがどうぞどうぞというからナナも座って」

「せっかくでしたので」

瑞樹「あちゃぁ……」

「はぁぁぁ……」

美優「」オロオロ

菜々「?」

8 : 名無しさ... - 22/05/14 22:43:59 4fDn 8/15

――事情を説明しました

菜々「あぅぅぅ……もう少し、ゆっくり帰ってくればよかったんですね」

「ま、いいさ。明日もうまい鍋が食えるって前向きになろうぜ」

美優「そうですね……あ、最初は海鮮鍋風に進めて途中で雪見鍋にするのはどうでしょうか?」

瑞樹「いいわね、最後はシーフードカレーにするのね」

「ふうど(風土)に合わせた展開になるんですね」

菜々「じゃあ、カレールーを入れてこれをカレーにしますか」

「あ、鍋は変えた方がいいな」

瑞樹「そうね。土鍋にカレーがついたら洗い落とせないものね」

菜々「なら、予めルーと追加のシーフードを入れたのは別で用意しておけば大丈夫ですよ」

「パイセン、ナイスアイディア!」

美優「じゃあ、鍋があるか見てきますね」

菜々「う~、明日はナナが主役ですから、そっちに行きたくてもいけないのが残念です」

「気にすんな。いつもパイセンはする側なんだから、たまにはされる側を味わってみるのも大切ってもんさ☆」

「そうですね。プロデューサーと舞台の袖から覗いたことがありますが、印象がかなり違って見えましたから」

菜々「うぅ~ナナを困らせないで下さい!」

9 : 名無しさ... - 22/05/14 22:47:37 4fDn 9/15

――カレーを食べいい時間になりました

瑞樹「じゃあ、片付けも終わって、結構遅くなったし解散ね」

「じゃ、パイセン!また明日!」

美優「菜々さん、明日をお楽しみにしてくださいね」

菜々「はいっ!ナナ、とっても楽しみです!」

「ふふっ、明日は足の向くままに……ふふっ」

菜々「はぁ……」

10 : 名無しさ... - 22/05/14 23:01:08 4fDn 10/15

――帰り道

菜々「ふぅ……」

菜々「誕生会もいいですけど、たまにはプロデューサーさんと二人でデートに行きたいですね」

菜々「最後、観覧車に乗っててっぺんでキス……」

菜々「なーんてね、なーんて」クルッ



菜々P「……」

菜々「」

菜々P「よ……遅いから迎えに……と」

菜々「」

菜々P「家もそこだし……な」

菜々「」



菜々「うがーっ!」

11 : 名無しさ... - 22/05/14 23:03:30 4fDn 11/15

菜々P「な、菜々っ?!」

菜々P「ちょ!引っ張らなくても……」

菜々P「もう玄関?」

ガチャガチャ

菜々P「そんなに慌てて開けなくても……」

菜々P「え?げ、玄関で!?……そのするのか?」

菜々P「いや、その……」

菜々P「どうせならベッドで……さ」

グイッ

菜々P「あー!」

12 : 名無しさ... - 22/05/14 23:30:16 4fDn 12/15

菜々P「な、菜々。一つだけ聞いてくれ」

菜々P「俺は菜々の娘さんの孫より年下で、もしかすると俺の方が先に逝くかもしれないから、今から戦々恐々だ」

菜々P「でも……前の旦那さんより菜々を愛してみせる」

菜々P「だから、そんなに慌てないでいいから……」

chu!

菜々P「うん……愛してるよ、菜々」

菜々P「一緒にこれから歩いていこう……」

13 : ◆Vysj.4B9aySt - 22/05/15 00:01:11 gDNM 13/15

菜々P「だから改めて言うよ」

菜々P「生まれて来てくれてありがとう……こうして二人一緒にいられて最高に幸せだ」

菜々「ナナもです……こうして若い頃夢だったアイドルになれて」

菜々「ずっと私を幸せにしてくださいね」





HAPPY BIRTHDAY ABE NANA

14 : 名無しさ... - 22/05/15 00:03:51 gDNM 14/15

ちなみに、ウチの菜々さんは、戦時中に旦那さんと息子さん二人を亡くしており、娘さんは今90代で(娘さんの)お孫さんは6人いるという設定にしております

15 : 名無しさ... - 22/05/15 00:12:21 gDNM 15/15

モバマスの唯のSRは出たのにデレステの由愛のSSRが出ない……うつだしのう

ではありがとうございました。

読んでくださった方へ、菜々さん特製の萌えキュン(手作りいちごジャムで を描いた)オムレットを

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