P「んん....」
みく「.......」ペロペロ
P「.....もっと普通に起こせないのかよ」
みく「だって全然起きてくれないんだもん」
元スレ
みく「Pチャン....」ペロペロ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363912226/
P「やべっ!って言うか今何時だ!?」
みく「何言ってんの?ホラよく見て」
P「あっ.....そうか、今日は.....」
みく「そっ、久々のお休み....でしょ?」
P「ならもう少し寝かせておいてくれても......」
みく「ダーメ、だって.....」ギュッ
みく「久しぶりに二人でゆっくりできるじゃない」
P「......そうだな」
みく「んっ♪」ギュウウウ
P「みく、そろそろ上からどいてくれないと起き上がれないって」
みく「もう少し♪」ギュウウウウ
P「この....いい加減にしろ!」グイッ
みく「にゃあん!乱暴しないでぇ♪」
P「まったく.....」
みく「朝ごはん用意するから、顔洗ってきてね」
P「んっ、ありがと」
みく「フンフフフンフーン♪」
みく「にゃんにゃにゃーん♪」
P「ふー、すっきりした.....」
みく「はい、お待ちどうさま~」
P「おっ、美味しそうだな」
みく「フフーン♪」
P「それじゃ.....」
みく「うん」
P・みく『いただきます』
P「おっ、上達したなぁ」モグモグ
みく「まあね、Pチャンが教えてくれたからだよ」
P「10年も経つと人は変わるもんだなぁ」
みく「早いよねぇ.....」
P「初めて会ったのはお前が15歳のときだったからなぁ」
みく「ふふっ、そうだね♪ライブで負けた後だったかな」
P「そうそう、『全く歯が立たなかったぞぉ』って泣きながら.....」
みく「や、やめてよ、もう......」
P「でもそのおかげでみくと出会えたしな」
みく「まあね、Pチャンにプロデュースしてもらえて私は本当に幸せだったよ」
P「そうか?まあ確かに今でもファンレターが事務所に届くからなぁ」
みく「うれしいなぁ、アイドルとして活動してたのはほんの4年くらいだったのに」
P「その4年の間にトップアイドルになっただろ?ある意味当然さ」
みく「ううん、Pチャンのプロデュースのおかげだよ」
P「最後の引退ライブの時なんて大変だったなぁ」
みく「ファンのみんなも大泣きしてたもんね」
P「いやいや、俺だって泣いてたさ」
みく「へぇー、そうなんだ、とても『みくにゃんのファンやめます』って言ってた人には見えないなぁ」
P「ぐっ....いやそれは......」
みく「それがどういうわけかファンの間にも流行っちゃって一時期本気で落ち込んだんだからね」
P「すいません、反省してます......」
みく「ならよろしい」
P「でも引退ライブの時はファンのみんなが『ファンをやめませんから引退しないで!』って叫んでたなぁ」
みく「あれはちょっと感動しちゃった」
P「そうか?」
みく「うん、私はこんなに愛されてたんだぁ....ってあの時実感したんだよね」
P「なるほどなぁ」
P「でもあそこできっちり言いきったお前は立派だと思うぞ」
みく「えへへっ、そうかな?」
P「『みんなありがとう!でもみくは自分を曲げないよ!みくはPチャンが好き!』」
みく「わああ!ちょっと!」
P「『だからみんなも必ず素敵な人と出会える!あきらめなければ必ず出会えるんだから!』」
みく「や、やめてよぉ!」
P「『みんなに愛されて、みくは本当に幸せだったよ!』だっけ?」
みく「もう.....あの時は感極まってたから.....」
P「俺はああ言ってもらえて嬉しかったけど、あの後が大変だったなぁ.....」
みく「だね、一部のファンから事務所にカミソリレターとか不幸の手紙とか大量に届いてたし」
P「抗議の電話もすごかったな......」
みく「でもほとんどのファンは祝福してくれたんだよ?」
P「そういった行為をやめさせようと、お前の親衛隊が頑張ってくれたからな」
みく「本当に嬉しかったなぁ、あのときは」
P「俺はあの時生きた心地がしなかったぞ.....」
みく「でもよかったでしょ?こんな可愛い奥さんゲットできたんだから」
P「まあその代償だと思えばな.....」
みく「そういえば事務所はどう?最近行ってないけど」
P「ん?まぁ相変わらずだよ、いつもにぎやかだ」
みく「懐かしいなぁ、凛チャンとか未央チャンは元気?」
P「まあな、凛は歌手、未央はバラドル、卯月は女優とそれぞれの分野で活躍してるしな」
みく「そういえば昔はニュージェネレーションとか言われてたよね」
P「ああ、そんな時期もあったなぁ、懐かしい......」
みく「菜々さんは?」
P「あの人も変わらないなぁ、すっかりアイドル達のまとめ役だし」
みく「テレビとかで見たけど全然見た目変わってないよね......」
P「本当にいくつなんだろうなあの人は......」
みく「でも一番驚いたのは......」
P「ああ.....」
P・みく『ちひろさんの寿退社!!』
みく「Pチャンから聞いた時はなんの冗談かと思ったなぁ」
P「俺もだよ、本人が事務所で宣言したけど全員相手にしなかったもん」
みく「なんか悲惨だね.....」
P「だってあのちひろさんがだぞ?」
みく「うん、まさか.....」
P・みく『お金より大事なものってあるんですね!』
P「だもんなぁ.....」
みく「あのちひろさんをそこまでメロメロにしちゃうなんて何者なんだろうね......」
P「結婚式で見たときは普通の人だったよな」
みく「やっぱり愛かな?」
P「愛だな」
みく「でもウェディングドレスを着たちひろさん素敵だったよねぇ」
P「なんだかんだであの人も事務所のみんなに愛されてたってことさ」
みく「ちひろさん、号泣してたもんね」
P「あれが一番意外だったかもしれないな......」
みく「そう?」
P「うーん、俺の中では結構ドライな感じの人だったからなぁ.....」
みく「そんなことないよ、とっても優しい人だったじゃない」
P「まぁ、な....」
みく「それにちひろさん、私たちの式の時も一番祝福してくれてたし.....」
P「まぁその縁で仲人を頼まれたんだけど」
みく「ふふっ、私たちの時も大変だったね」
P「凛とまゆがあそこまで大泣きしてくれるなんてなぁ.....」
みく「ま、当然っちゃ当然かな....」
P「そうか?」
みく「いろいろあるんだよ、女の子には」
P「ふぅ、ごちそうさまでした」
みく「お粗末さまでした、片づけるからゆっくりしててね」
P「あいよ」
みく「フンフフンフーン♪」ジャー
P「しかしみくも変わったよなぁ」
みく「そう?」
P「まず背が伸びた」
みく「そりゃそうでしょ、15歳からだったら少しは伸びるよ」
P「あとはそうだな.....色っぽくなった」
みく「フフン♪メロメロ?」
P「メロメロさ」
みく「おっぱいもおっきくなったよ♪」
P「そ、それは......昔から結構大きかったし.....」
みく「いやなの?」
P「いえ、とんでもありません」
みく「素直でよろしい♪」
P「あとは家の事を何でもやってくれるようになった」
みく「だってPチャンの奥さんだもん♪」
P「本当に助かってるよ、ありがとな」
みく「ふふっ、どういたしまして」
P「大人っぽいし美人で家事は万能、もう言うことないよ」
みく「いやー、それほどでも......」
P「これで魚嫌いさえどうにかなってくれたらなぁ」
みく「そ、それは.......」
P「おかげでウチは肉料理ばっかりだし」
みく「だ、だって苦手なんだもん!」
P「たまには焼き魚とかお刺身が食べたいよ.....」
みく「もう!そんなこと言うなんて!キライ!」プイッ
P「ゴメンゴメン」
みく「ふーんだ、お魚が好きな人と結婚すればいいじゃない」
P「みく以外の人と結婚するなんて考えられないよ、機嫌直してくれって」
みく「いーやーでーす」
P「困ったなぁ.....」
P「なぁ、どうすれば機嫌直してくれるんだ?」
みく「Pチャン口がうまいんだもん」
P「そりゃスカウトで鍛えられてるからな」
みく「行動で示してくれないと直りませーん」
P「行動ねぇ、何すればいいのかな?」
みく「それくらい自分で考えてよね」
P「じゃあ、みく.....」
みく「なーに?」クルッ
チュッ
P「これで直してくれる?」
みく「....もっと」
P「はいはい」チュッ
みく「まーだ」
P「甘えん坊だな」チュッ
みく「んっ、ありがと」
P「もういいのか?」
みく「うん、もうゴキゲン♪」
P「そりゃよかった」
P「うーん、朝からこんなに食ったのは久しぶりかも」ゴロン
みく「いつも忙しいもんね」
P「みくのお弁当がなかったらやってけないよ」
みく「そうでしょ、栄養のバランス考えてるんだからね」
P「それだけか?」
みく「もちろん愛情もしっかりこもってるよ」
P「ああ、ちゃんとわかってるよ」
みく「ふふっ♪」
P「今日はどうする?久しぶりに出かけるか?」
みく「別にどこにも行かなくていいよ」
P「そうか?久しぶりに猫カフェに行ったりとかでもいいんだぞ?」
みく「ううん、一匹いれば十分だよ」
猫「ニャーン」
P「おいでおいで」
猫「ニャーン」テクテク.....
P「あらら....嫌われたかな.....」
みく「大丈夫、気まぐれなだけだよ」
P「どっかの誰かといっしょかな」
P「じゃあ今日は一日ゴロゴロしてるか」
みく「うん、今日は天気もいいし日向ぼっこにちょうどいいよ」
P「だな、たまには何もしないのもいいか」
みく「そういうこと」
P「ふわぁ....久しぶりだ、こんなにゆっくりなのは....」ゴロゴロ
みく「そうだねぇ」ゴロリ
P「みーく♪」
みく「なあに?」
P「呼んだだけ」
みく「ふふっ、Pチャーン♪」
P「なんだ?」
みく「呼んだだけ♪」
P「こいつめ」
みく「にゃーん♪」
みく「ねぇPチャン、今度事務所の誰かを家に連れてきてよ、久しぶりに会いたいし」
P「そうか?それもいいかもなぁ、仁奈とかお前がいたころは年少組だったアイドル達もみくに会いたがってたなぁ」
みく「そういえばこの前雪美ちゃんハタチになったんでしょ?テレビで見たけど綺麗になってたよねぇ」
P「ああ、この間事務所で誕生パーティーをやってな、そこで初めてお酒を飲んだんだ」
みく「雪美チャンもそんな歳かぁ......」
P「そしたらさ、アイツビール一口飲んだだけでひっくり返っちゃって大変だったよ」
みく「大丈夫だったの?」
P「菜々さんが面倒みてくれたよ、あの人もいい加減に結婚しないのかなぁ」
みく「まだ17才なんだっけ?」
P「そろそろファンからも生温かい目で見られてるよ、まぁそういうところも含めて愛されてるんだけどな」
みく「あの人にしかできないことだよね」
みく「あっ、そういえば昨日ちひろさんから手紙届いてたよ」
P「へぇ、珍しいな、どんな内容だ?」
みく「ちひろさん、近々子ども生まれるんだって」
P「本当か!?そりゃめでたいな」
みく「旦那さんともラブラブらしいよ」
P「じゃあ生まれたら会いに行くか、久々に」
みく「うん、そうだね.....」
P「どうした?」
みく「いい機会だから言っちゃうね」
P「?」
みく「実は....昨日病院に行ってきたの....そしたらね.....」
P「おい、もしかして.....」
みく「うん、できてた」
P「......」
みく「Pチャン?」
P「ご、ごめんな....なんだか感動しちゃって.....」
P「そ、そうか....よかったなみく!」ギュウウウウ
みく「ぴ、Pチャン....痛いよ.....」
P「す、すまん.....つい嬉しくて.....」
みく「ふふっ、これからはパパだね♪」
P「そうか....俺が父親に....」
みく「もし女の子だったらこの子もアイドルにする?」
P「本人の意思を尊重するさ、でも女の子だったらきっとみくに似て可愛い子だよ」
みく「男の子だったらPチャンに似てカッコいい子になるね」
P「まっ、どっちが産まれても食べ物の好き嫌いのない子にしなくっちゃな」
みく「もうまたそういうこと言う....」
P「冗談だよ、ゴメンゴメン」
みく「Pチャーン♪」ギュッ
P「なんだ?」
みく「みくはPチャンのこと、だーい好きだにゃ♪」
P「懐かしいな、それ」
みく「フフン♪ちょっと恥ずかしいかも.....」
P「そんなことないさ、とっても可愛いよ」
みく「Pチャン.....」
P「俺も、みくのこと大好きだぞ」チュッ
みく「んっ.....Pチャン.....」チュッ
P「みく.....」
みく「これからよろしくね、パパ♪」
P「なんだかまだ実感わかないな」
みく「ふふっ、私もまだママになるっていう実感わかないよ」
P「これから二人でがんばっていこうな」
みく「うん、がんばろうね....」
みく「Pチャン、愛してる♪」チュッ
おわり