ウーロン「世界が平和になったって俺の生活はかわんねーな」
ウーロン「はあ……この子達だけが唯一の心の癒し……」パラパラ
ブルマ「ウーロン!ちょっとー……ってあんた何みてんのよー!」
ウーロン「こ、これは!その!!」
ブルマ「あんた……幼女趣味だったんだ……」
ウーロン「な、なにが悪い!!」
ブルマ「開き直ってないで、来週うちに皆を呼ぶから招待状頼んだのは終わったの?」
ウーロン「あ、あれは……今から……」
ブルマ「ふーん……じゃあ終わるまでこの本は没収ね」テクテク
ウーロン「お、俺の宝物が……」
元スレ
ウーロン「くそっ、ブルマのやつ俺をこき使いやがって……」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1235888935/
ウーロン「やっと終わった……」
ウーロン「もう夕方じゃねーか」
ウーロン「おい、ブルマ!終わったぞー!!」
ブルマ「はーい、お疲れー」
ウーロン「早く返せよ」
ブルマ「あの本?汚いから捨てちゃったわよ」
ウーロン「はああああ!??」
ブルマ「なによ、あんたうちに居候してるんだからあんなもの勝手に持ち込まないで欲しいわ」
ウーロン「……くそっ!!」
ブルマ「ほら、これでも読みなさい」
ドサッ
ウーロン「世界名作全集……こんなもんいらねーよ!」
バシッ
ダッ
ブルマ「ちょっとウーロン!……いっちゃったわ」
ウーロン「ちくしょうちくしょう!あの本はもう手に入らないっていうのに……」
ウーロン「ドラゴンボールを集めれば……」
ウーロン「どうせならもっと大それた……」
ウーロン「そしてブルマにも仕返しになる……」
ウーロン「よし、思い付いたぞ!」
ウーロン「ひひひ……」
ウーロン「だけど俺一人で集めるのは骨が折れるな」
ウーロン「あいつらに頼むか……」
ヤムチャ「よ、ウーロン久しぶりだな!」
プーアル「ドラゴンボールを集めたいだなんて……また悪巧みでも考えてるんじゃないの!」
ウーロン「う、うるっせーなー!ちがうっつーの」
ヤムチャ「まあプーアル、俺らに願いを二つ叶えていいっていうんだから協力してやろうぜ」
プーアル「まあヤムチャ様がいいって言うなら……」
ウーロン「よし、決定だな!ブルマから盗ん……借りてきたドラゴンレーダーだ、手分けして探そうぜ!」
ヤムチャ「よし、一週間後までだったな」
プーアル「ブルマさんのおうちに呼ばれている日までですね」
ウーロン「ああ、よろしくな!!」
ウーロン「ひひひ、行った行った、これで計画はスタートだ……」
一週間後
ヤムチャ「プーアル!見つかったか?」
プーアル「はい、僕は三つ」
ヤムチャ「俺も三つだ」
プーアル「じゃあ後の一つは……」
ウーロン「よう、お前らちゃんと見つけたか!ほら、最後の一個だ」
プーアル「ウーロン!一個だけって!」
ウーロン「うるせーな!俺はおまえらと違ってか弱いの!」
プーアル「関係ないじゃないか!」
ヤムチャ「まあまあプーアル、それより早く願いを叶えちまおーぜ」
ウーロン「そうだ、早くしないと時間になっちまう!」
プーアル「お前がえらそーにするな!」
ウーロン「……ふん、偉そうにしていられるのも今のうち」
ヤムチャ「いでよ、神龍ー!!」
神龍「願いはなんだ……」
ウーロン「お、お前らからいいぜ!」
ヤムチャ「そうだな……俺もそろそろ立派な肩書でも欲しかったんだ、俺を大企業の社長にしてくれ」
神龍「承知した」
ヤムチャ「叶った……のか?」
プーアル「僕は……最新型のジェットフライヤーが欲しい!!」
神龍「承知した」
ズシーン
プーアル「やったー!」
ヤムチャ「なんだプーアル、それくらい買ってやるのに……俺は社長だぜ」
プーアル「いいんです、これは僕からのヤムチャ様への就任祝いですから」
ヤムチャ「プーアル……」
ウーロン「なんだおまえら……」
神龍「残りの願いはなんだ」
ヤムチャ「そうだ、お前の願いって何なんだよ」
ウーロン「お、俺は内緒だ!!」
プーアル「……やっぱり変なこと企んで……」
ウーロン「ち、違う違う!それよりおまえら、そろそろブルマんちに行く時間じゃないのか!」
ヤムチャ「そういえば……」
ウーロン「さ、先に行ってて構わないぞ!」
プーアル「何を偉そうに……行きましょうかヤムチャ様」
ヤムチャ「ああ、そうするか」
シュバーン
ウーロン「行ったな……」
神龍「願いは……」
ウーロン「あ、ああ!」
ウーロン(念には念を入れて願いを言うのはあいつらが到着してからだ……)
カプセルコーポレーション
ヤムチャ「よう、久しぶりだな!」
ブルマ「あらヤムチャ!来てくれたんだー!」
ヤムチャ「前回の集まりにはこれなかったからな、たまには顔を出しておこうと思ってさ」
ブルマ「それよりあんた聞いたわよ、社長になったんだって!?うちの取引先の!」
ヤムチャ「あ、ああ、まあな……」
ブルマ「立派になったもんよねーそれにくらべて……」
ベジータ「……なんだ」
ブルマ「見る目を誤ったって感じかしら」
ヤムチャ「は、はは……そうかもな」
ベジータ「なんだ貴様、その目は……!」
ヤムチャ「な、なんでもないっつーの!」
ブルマ「それにしても妙な天気ね……」
ウーロンのいる場所
ウーロン「そろそろだな……俺の願いは……」
ウーロン「今カプセルコーポレーションにいる奴らを全員三歳の体にしてくれー!!」
神龍「承知した、願いは叶えた、さらばだ」
ヒューン
ウーロン「ひひひ、これであいつらは皆ガキになっちまった!誰も俺の邪魔を出来ない!」
ウーロン「ブルマめー!見てろよー!!」
カプセルコーポレーション
ブルマ「あ、晴れて来たわね、よかったせっかく久しぶりにみんな集まったんだから……」
ベジータ「貴様、俺様を馬鹿にしたな……!」
ヤムチャ「や、やめろー……」
ヤムチャ「……?」
ベジータ「な、なんだ……この手は……」
ブルマ「ちょ、ちょっとあんたたち!」
ヤムチャ「ベジータ!!?」
ベジータ「き、貴様ら……!?」
悟空「おーいブルマー!!なんかみんなちっちゃくなっちまったぞー!!」
ブルマ「孫くんまで……いったいなんなのよ……」
チチ「い、いったいどうしちまっただ?」
悟飯「か、母さん?」
チチ「悟飯ちゃん……悟空さは……」
悟飯「あ、いた!」
悟天「違うよ、悟天だよ!」
悟飯「みんな子供になっちゃった……?」
ブルマ「みんな一旦集合ー!」
悟空「うわーおめぇベジータだよな!随分ちっちゃくなっちまったなー」
ベジータ「貴様だって似たようなものだ」
悟空「オラの方がちょこっと大きいもんねー!」
ベジータ「き、貴様ー!!」
ポカポカ
ブルマ「はい、そこ!騒がない!」
チチ「オラたち、どうしちまったんだべか……」
ブルマ「うーん、さっきの妙な天気を考えると誰かがドラゴンボールを使ったとしか……」
ベジータ「待てー!カカロットー!!」
悟天「ベ、ベジータさん!僕違いますよ!!」
トランクス「わーパパが俺よりちっちゃーい!」
ベジータ「ト、トランクス……!!」
ギャーギャー
ブルマ「あーもう!あんたたち騒がないの!!」
ウーロン「へへっいくらあいつらでも三歳児になっちまえば俺だって……」
ウーロン「ガキ共を叩きのめした後はブルマに悪戯して……ひひひ……」
ガチャ
ウーロン「お前らー!大人しくしろー!!!」
ベジータ「待ちやがれー!!」
ボカッ
ウーロン「ギャーッ!!?」
ベジータ「む?何かに当たったようだが……」
悟空「へっへー!こっちだよー!」
ベジータ「くそったれー!!」
ウーロン「も、もしかしてこいつらが三歳になったって俺じゃ敵わないのか……?うう……」
ガクッ
悟飯「いったいどうしたらいいんでしょう」
チチ「みんな子供になっちまって……これからどうやって暮らしていけばいいだ」
ブルマ「まったく、あの四人は暴れ回るし……」
ヤムチャ「子供になったぶん余計に抑えが効かないようだな」
プーアル「そういえばウーロンが来ていないですね……」
ブルマ「ウーロン?」
ヤムチャ「ああ、さっきまで一緒にドラゴンボールを探して……」
ブルマ「それよ!それしかないわ!これはあいつの仕業よ!」
ヤムチャ「そういえばあいつの願いは教えてもらってない……」
ブルマ「こんな馬鹿なこと考えるのあいつしかいないわ!」
悟飯「あ、ブルマさんどこへ……」
ブルマ「決まってるじゃない、あいつを探してこらしめてやるのよ!」
チチ「ま、待つだ!そしたな体で無理だ!」
グニッ
ブルマ「あら、何か踏んだわ……ウーロン!?」
ブルマ「あんたいったい何考えてんのよ!一週間も勝手にいなくなって!」
ゲシッ
ウーロン「ギャッ……ひひひ、運が回って来たようだ!」
ブルマ「何をぶつぶつと……キャッ」
ガシッ
ウーロン「ついでにお前もだ!」
チチ「ひぇっ!」
悟飯「母さん!ブルマさん!」
ウーロン「近づくな!近づいたらこいつらがどうなるかわかってるだろうな……」
ヤムチャ「くそっ……人質だなんて……!」
ウーロン「俺の願いでカプセルコーポレーションにいるやつ全員を三歳にしてやったんだ」
ブルマ「やっぱりあんたの仕業なのね!」
ウーロン「じゃーな、ヤムチャ、お前のジェットフライヤーは貰っていくからな!」
プーアル「卑怯者ー!」
シュバーン
悟飯「早く追っかけないと……」
悟飯「……あ」
ヤムチャ「どうした、悟飯?」
悟飯「駄目だ、まだ飛べないんだ……」
ヤムチャ「くそっ、そうか!お前らはどうだ?」
ギャーギャー
プーアル「まだやってる……」
悟飯「いったいどうしたら……うう」
ヤムチャ「な、なくなよ悟飯!」
悟空「くそっ、おめえらつえーな!!」
ベジータ「カカロット、貴様に勝つ時がごふっ」
悟天「へへっ!おとーさんのかたきだー!」
トランクス「悟天やるなあ!たぁー!」
ヤムチャ「あいつらはああだし……」
悟飯「ひっく、うぇーん……」
プーアル「悟飯さんは泣き虫に戻っちゃうし……」
ヤムチャ「どうすれば……」
?「やかましいと思って降りてくれば……なんだこの騒ぎは……」
ヤムチャ「あ、あんたは……?!」
?「騒がしいのは苦手なもんでな、上で瞑想していたんだ、何故皆ガキになっちまってるんだ……?」
ヤムチャ「なんであんたはそのままなんだ……?ウーロンがドラゴンボールに願ったのはここにいる奴らを三歳児に……」
?「三歳か……その頃から俺はこの姿だ」
悟飯「ひっく、ひっく……」
?「おい悟飯、泣くな!甘ったれのガキに戻っちまったのか?」
悟飯「……ピッコロさん……?」
悟飯「ピッコロさん!母さんとブルマさんが……!」
ピッコロ「ああ、話はだいたいわかった、ウーロンを探すんだなごふっ」
悟空「ピッコロー!おめーもきてたんかー!!」
トランクス「あー!ピッコロさんだけ小さくなってないー!」
悟天「ずるいずるいー!!」
悟飯「ピッコロさーん!」
ピッコロ「み、見た目は変わらなくても戦闘能力に関しては三歳の頃に戻ったようだな……」
ベジータ「ふん、体が大きくたって駄目だということか」
トランクス「パパ、一番小さいからってヤキモチ焼かないの!」
ベジータ「き、きさま……!」
ギャーギャー
ピッコロ「貴様ら……いい加減にしやがれ!!」
悟天「ひっ!」
トランクス「!」
ビクッ
悟空「そ、そんなおっかねー顔すんなよ」
ピッコロ「俺は元々こういう顔だ」
悟空「ほら、ベジータなんてびびっちまってるじゃねーか」
ベジータ「だ、誰がびびってなど……」
トランクス「パパ……着替えは2階にあるよ」
ベジータ「く、くそったれ……」
ピッコロ「とにかく落ち着け、ブルマとチチがさらわれたようだ」
悟空「な、なんだって!いつの間に?」
ヤムチャ「お前らが暴れている間にだ」
トランクス「ママが……許せない!」
悟天「早く探さないと!」
悟飯「お母さん……うう……」
ピッコロ「焦っても駄目だ、悟飯、お前はちょっと離れろしがみつくな」
ヤムチャ「探すにしてもこの体じゃ空は飛べないし気は探れないしな」
悟空「やあっ!やあっ!」
ピョンピョン
悟空「ほ、ほんとだー……」
ベジータ「ふん、情けない奴だ」
ヒューン
トランクス「あーパパすごーい!!」
悟天「お父さん……」
悟空「ご、悟天そんな顔すんな、父ちゃんにはこれがある!筋斗雲よーい!」
ヒューイ
悟天「うわー!すげー!」
ピッコロ「ふん、これでなんとか追えそうだな」
ヤムチャ「俺は留守番でいいぞ」
ピッコロ「そうだな」
プーアル「ヤムチャ様……」
ピッコロ「とりあえずブルマ達の気配を探ろう」
ピッコロ「……」
悟天「おとーさん僕もそれに乗りたーい!」
悟空「おう!いいぞ!」
悟天「やったー!」
トランクス「あーいいな悟天……」
悟空「トランクス、おめーも乗っか?」
トランクス「わー……ぐえっ」
グイッ
ベジータ「トランクス、貴様はカカロットにつくのか」
トランクス「パパのケチー!おもらしー!!」
ベジータ「……!!」
ギャーギャー
ピッコロ「うるさい!集中できん!!」
悟飯「ううっ……」
ピッコロ「悟、悟飯……お前に怒鳴った訳じゃ……」
悟空「おい、悟飯をいじめんなよ!」
ピッコロ「だ、だいたい貴様らがだな!」
悟天「仕返しだー!」
トランクス「俺も俺もー!」
ポカポカッ
ピッコロ「ぐはっ!」
悟空「お、どうしたピッコロ!負けんなよ!」
悟飯「あ……あ……」
ベジータ「まずい!」
悟飯「ピッコロさんをいじめるなー!!!」
ドカーン!
悟空「うっひゃー!やるなぁ悟飯」
悟天「兄ちゃんずるいよ……」
トランクス「痛た……」
ベジータ「トランクス!?怪我でもしたのか……貴様ら親子は……!」
悟空「お、やるのか?ベジータ!」
ギャーギャー
悟飯「ピッコロさん……大丈夫?」
ピッコロ「あ、ああ……」
ピッコロ「はあ、このままでは話が進まん……」
ピッコロ「おいヤムチャ」
ヤムチャ「な、なんだ?」
ピッコロ「俺と悟飯でウーロンを探しにいく」
ヤムチャ「あ、ああ……わかった」
ピッコロ「ここは任せたぞ」
ヤムチャ「……へ?」
ギャーギャー
ヤムチャ「お、おいピッコロ……」
ヤムチャ「いない……」
悟空「お、ヤムチャ!おめーまだいたんか!」
プーアル「ヤムチャ様!」
ギャーギャー
ヤムチャ「や、やめろ!俺はお前らと違って普通の子ぎゃー!」
悟空「一緒に遊ぼうぜー!」
プーアル「ヤムチャ様……」
ピッコロ「やっと静かな場所に来れたな……ここなら落ち着いて奴らの気を探れる」
悟飯「ピッコロさん、怪我はないですか?」
ピッコロ「ああ……っ?」
悟飯「どうしました?」
ピッコロ「何か大きな気が近づいてきている……」
悟飯「……敵ですか?」
ピッコロ「わからん、俺も今の体じゃそこまでは……」
悟飯「どうしよう、今のみんなじゃ……」
ピッコロ「大きな気が一つ、小さな気が四つ……?どうやらウーロン達も一緒にいるようだが……」
悟飯「まさか敵に捕まったとか……?」
ピッコロ「わからんが、もしかしたらな……」
悟飯「お母さん……」
ピッコロ「カプセルコーポレーションに向かっているな」
悟飯「戻らなきゃ!」
ピッコロ「ああ、いくぞ悟飯!」
ヒューン
悟飯「ピッコロさーん!待ってー!」
ピッコロ「すまん、飛べないのを忘れていた」
悟飯「酷いよーもう!」
カプセルコーポレーション
ピンポーン
ギャーギャー
ヤムチャ「げふっ!だ、だれか来たようだぞ……」
悟天「そうみたい」
悟空「ピッコロ達じゃねーのか?」
ピンポーン
トランクス「僕出てみるよ」
カチャ
ベジータ「!おまえらは……」
ピッコロ「まずいぞ、カプセルコーポレーションの中に入っていったようだ!」
悟飯「みんな……」
ピッコロ「急ぐぞ!悟飯、しっかり捕まっていろ!」
悟飯「は、はい!」
ヒューン
カプセルコーポレーション
悟空「お、おめえは!」
?「久しぶりだな、悟空!」
??「なんだいこの様は、いくらガキになったからって暴れ過ぎだろう」
ブルマ「い、家の中が目茶苦茶……」
トランクス「ママ!」
?「来る途中に怪しいフライヤーを見付けたからさ、捕まえてみたらこいつらだったって訳さ」
ベジータ「貴様……!覚悟しておけよ」
ウーロン「うう……」
ピッコロ「着いた……」
悟飯「静かですね」
ピッコロ「確かに中にはいるようだが……」
悟飯「行って見ましょう」
ピッコロ「よし、油断はするな」
ガチャ
悟飯「……!」
ピッコロ「貴様らは……!?」
クリリン「よーピッコロ!」
ピッコロ「なんだ……お前らだったのか……」
クリリン「なんだって言われてもなーあはは」
ピッコロ「妙にデカい気が近づいていると思ったらお前らだったのか」
クリリン「そうかーピッコロも三歳の頃の強さだもんな」
18号「これで三歳児か」
ピッコロ「そうか、お前には気を感じないからな……」
悟飯「お母さーん!」
チチ「悟飯ちゃんはオラ達を助けに行ってくれたんだってな、偉い子だ」
悟飯「二人が無事でよかったです!」
クリリン「今日はマーロンの学校の用事で遅れたんだけど……それでよかったみたいだな」
ブルマ「ほんとよ、こいつのせいで散々だわ!」
ウーロン「ひっ!」
クリリン「まあまあ、こいつも反省してるみたいだし……」
ベジータ「とぅあ!」
ゲシッ
ウーロン「ぎゃ!」
18号「いい加減にしてやりな、このちび」
ベジータ「だ、誰が……!」
18号「ふん、殴れるもんなら殴ってみな」
ベジータ「……くそったれが!」
ブルマ「さて、ドラゴンボールを集めて元の体に戻してもらいましょーか」
ブルマ「ドラゴンレーダーは、と……ないわね」
ヤムチャ「そういや最後にウーロンが持っていたな」
プーアル「おいウーロン、レーダーをどこにやった!?」
ウーロン「……」
悟空「死んでる……」
ベジータ「!」
クリリン「悟空、ただ気絶しているだけだぞこりゃ」
ベジータ「……ほっ」
ブルマ「何ホッとしてんのよ、レーダーの場所がわからなきゃドラゴンボールを探せないじゃない!」
悟空「じゃあ起きるまで待てばいいじゃねーか!」
ブルマ「それもそうね……せっかくみんな集まったんだから予定通り食事会にしましょう」
悟空「やったー!飯だー!!」
数時間後
ブルマ「ウーロンはまだ起きないの?」
ピッコロ「そのようだな」
ブルマ「困ったわー、私も何年もドラゴンレーダーなんて作らなかったから新しいのを作るとなると……」
クリリン「難しそうか?」
ブルマ「ええ、私も一応三歳児の能力しかないみたいで」
チチ「どうしたらええだ……」
ヤムチャ「プーアル、お前ドラゴンレーダーに化けれないのか?」
プーアル「僕も三歳の時はまだ……」
ブルマ「あーもう、どうしようもないわ!」
ブルマ「あきらめましょう!」
ベジータ「……は?」
ブルマ「そもそも子供に戻って何が悪いのよ、人生やり直せるだなんて最高じゃない!」
悟空「それもそうだな!」
チチ「ご、悟空さ……?」
悟空「よーしみんな帰って修行すっぞー!」
悟天「おー!」
ブルマ「戻りたい人は勝手にドラゴンボールを集めて元に戻ること!以上」
ピッコロ「まあ平和な世の中になったわけだしな……」
クリリン「これでしばらくの間地球で最強の男は俺って訳か!」
数日後
ブルマ「ベジータ、牛乳飲んだってそんなに急には背はのびないわよ」
ベジータ「……ふん」
トランクス「パパ、気にしちゃだめだよ」
ベジータ「くそガキが!」
トランクス「パパだってガキのくせにー!」
ギャーギャー
チチ「悟空さ、今日こそ働きに行くだぞ」
悟空「だってよーこんな子供じゃだれも雇ってくんねーぞ!」
悟天「お父さーん!早く修行いこうよー!」
悟空「おう!帰りにでっかい獲物仕留めてくっからな!」
チチ「いっちまったか……悟飯ちゃんもいなくなっちまうし……はあ……」
ヤムチャ「なあプーアル……」
プーアル「なんでしょうかヤムチャ様」
ヤムチャ「俺達しゃべる猫と少年ってことでテレビに出れないかな……」
プーアル「この体のせいで社長退任になったからって落ち込まないでくださいよ」
ヤムチャ「でもなあ……」
悟飯「ピッコロさーん!」
ピッコロ「また来たのか……」
悟飯「えへへ、今日からしばらくお邪魔しますね!」
ピッコロ「チチは許したのか?昔の今頃は勉強熱心な母親だったろう」
悟飯「だって三歳じゃ入れる学校もないですし、大学入学くらいまでの知識なら一応頭に入ってますから」
ピッコロ「それにお前は戦いが嫌いだったじゃないか」
悟飯「いーんです!ピッコロさんと修行がしたいんですから!」
ピッコロ「……お前がいいなら俺は構わんが」
悟飯「あは!ピッコロさんありがとう!」
ポポ「神様」
デンデ「どうしました?」
ポポ「今回の出来事ドラゴンボールの悪用で起きた、だから特別、神様の力で治してやっても……」
デンデ「いいんですよ」
ポポ「でも」
デンデ「以前より不幸になった人はだれもいませんよ」
デンデ「ベジータさんは最初から小さかったわけですし以前のままでもすぐにトランクスさんに追い越されましたよ」
ポポ「ヤムチャ、無職」
デンデ「それも以前からです」
ポポ「チチは……」
デンデ「悟空さんが大人に戻った所で働くとは思えませんし、彼女だって子供になったんです、本当にあの生活がいやならば出ていくでしょうよ」
ポポ「神様がいいなら仕方ない」
デンデ「ピッコロさんも楽しそうですし」
ポポ「ナメック星人総じて子供好き」
デンデ「そうですね、だから僕もこの姿のままでいるのかもしれません」
ポポ「所謂ショタコンだからウーロンを責められげふっ」
ポポ「神様、痛い」
デンデ「さー仕事仕事!」
おわる
ありがとなす