1 : 以下、名... - 2015/02/24 13:36:19.65 0JeG5JaB0 1/48


P「はぁー…」

P「美優さん可愛いなぁ…」

紗南「Pさんも好きだねぇ」

P「だって美優さん可愛くない?」

紗南「そりゃ女のあたしからみたって可愛いけどさ」

元スレ
モバP「美優さんに叱られたい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424752579/

2 : 以下、名... - 2015/02/24 13:38:02.15 0JeG5JaB0 2/48


P「可愛くて優しくてスタイルよくてお嫁さんにしたいとかもう言うこと無しだろ」

紗南「最後のはPさんの主観じゃん」

P「だってお嫁さんにしたくない?」

紗南「いやいや、あたし女だから」

3 : 以下、名... - 2015/02/24 13:39:49.07 0JeG5JaB0 3/48


P「……美優さんって怒ったりするのかな?」

紗南「そりゃ怒る時もあるんじゃない?見たことないけど」

P「美優さんに叱られてみたい」

紗南「うわぁ…」

P「なんだよその目は」

4 : 以下、名... - 2015/02/24 13:42:22.52 0JeG5JaB0 4/48


紗南「Pさんってそういうのが好きなんだ」

P「いや、誰にでも叱られたいわけじゃないぞ」

P「美優さんに めっ!ってされたいんだ」

紗南「ふーん」ススス

P「おい、距離をとるな 心と物理的な距離を」

5 : 以下、名... - 2015/02/24 13:44:15.63 0JeG5JaB0 5/48


紗南「でも美優さんってちょっとやそっとのことじゃ怒らなそうだよね」

P「そうだな」

P「…よし!美優さんが怒りそうなことをしてみよう」

紗南「やめなよ 美優さんがかわいそうだよ」

P「美優さんに叱られるためには仕方ないことなんだ…!」

紗南「うわぁ…」ススス

P「だからなんだその目は、距離とるな」

6 : 以下、名... - 2015/02/24 13:46:26.12 0JeG5JaB0 6/48

P「それに美優さんに直接危害を加えるようなことはしないさ」

紗南「まぁ、せいぜい頑張りなよ」

P「それでは一つ目の作戦を発表します」

紗南「あ、もう作戦たててたんだ」

7 : 以下、名... - 2015/02/24 13:46:59.67 0JeG5JaB0 7/48

作戦その1 仕事中に居眠り作戦

P「美優さんは正義感の強い人だ」

P「仕事中に居眠りなんかしてみろ」

P「叱ってくれるに違いない」

紗南「そうかなぁ」

8 : 以下、名... - 2015/02/24 13:48:14.04 0JeG5JaB0 8/48


P「それじゃあ俺は寝たふりをする」

紗南「仕事しなよ」

P「美優さんが来たらそれとなく教えてくれ」

紗南「しょうがないなぁ」

P「それじゃあおやすみ…Zzz」

紗南「本当に寝るなよ」

9 : 以下、名... - 2015/02/24 13:50:25.36 0JeG5JaB0 9/48


P「ふぇぇ…もうオタマジャクシは食べられないよぉ…」ムニャムニャ

紗南「どんな夢見てんのさ…」

ガチャ

美優「お疲れ様です…」

紗南「あ、美優さん」

10 : 以下、名... - 2015/02/24 13:51:46.27 0JeG5JaB0 10/48


紗南(Pさん、美優さん来たよ)ヒソヒソ

P(むぇぇ…?お、おう ありがとう)ヒソヒソ

美優「あら…?Pさんはお昼寝中かしら」

紗南「そうなんだよ、まったく困っちゃうよね」

美優「そう…」

11 : 以下、名... - 2015/02/24 13:53:12.71 0JeG5JaB0 11/48


紗南「あ、あたしあっちの部屋でゲームしてるね」

美優「えぇ、わかったわ」

P「…」ドキドキ

美優「…」テクテク

P(美優さんがこっちに来る…!)

美優「…」

P(美優さんが…!すぐそばに…!)

12 : 以下、名... - 2015/02/24 13:54:41.80 0JeG5JaB0 12/48


美優「…」

P(さぁ…叱ってくれ!仕事中に居眠りを決め込むダメプロデューサーを叱ってくれ美優さん…!)

美優「…」パサッ

P(ふぉ…?)

P(これは…毛布…?)

美優「いつも…お疲れ様です…」ボソッ

P(あひいいいいいいん!)ゾクゾク

13 : 以下、名... - 2015/02/24 13:56:29.18 0JeG5JaB0 13/48


P(そんな…耳元で…!)

美優「…//」

ガチャ

莉嘉「ただいまー!!!」

P(あの声は、莉嘉…!)

莉嘉「あれー!?Pくん寝てるのー!!?」

美優「そうなの、だから少し静かにしてあげ…」

莉嘉「こらー!!寝るなー!!遊んでー!!」ゲシゲシ

P(いたっ!いたっ!蹴るな!くそっ!)

14 : 以下、名... - 2015/02/24 13:57:56.77 0JeG5JaB0 14/48


美優「り、莉嘉ちゃん…!ダメよ…」

莉嘉「なんでー?美優さん」

美優「Pさんはほら、いつもお仕事大変で疲れてるのよ」

美優「少し寝かせてあげましょう…?」

莉嘉「うーん、わかったよー」

15 : 以下、名... - 2015/02/24 13:59:06.10 0JeG5JaB0 15/48

美優「ほら、あっちの部屋で紗南ちゃんとマ、マリオ…パーティ…?やりましょう」

莉嘉「うん!やるやる!」

美優「じゃあ行きましょう」

莉嘉「はーい☆」

バタン

16 : 以下、名... - 2015/02/24 14:01:40.65 0JeG5JaB0 16/48


P(…)

P(…美優さんが行ってしまった)

P(…でも)

P「美優さん天使かよ!!!」

P「仕事してないのに全然怒らないよ!!」

P「それどころか毛布かけちゃったよ!!!」

P「なんだよこの毛布!!いい匂いだなあ!!」クンクンクンクン

P「この辺、美優さんが触った所かな!!??」クンクンクンクン

P「それとも、この辺りかな!!??」クンクンクンクン

17 : 以下、名... - 2015/02/24 14:02:11.97 0JeG5JaB0 17/48


紗南「…」

紗南「何してんのさ…」

P「毛布の匂いを嗅いでいるんだ」

紗南「そう…」

P「紗南も嗅ぐ?」

紗南「遠慮しておくよ」

P「そうか」

18 : 以下、名... - 2015/02/24 14:05:13.76 0JeG5JaB0 18/48

紗南「それで?美優さんに叱られたの?」

P「美優さんは天使だったよ」

紗南「なにさそれ」

P「美優さんはあれくらいじゃ怒らないってことさ」

紗南「まぁそうだろうね」

P「それでは、第二の作戦を発表します」

紗南「まだあるんだ」

P「おう」

19 : 以下、名... - 2015/02/24 14:05:48.80 0JeG5JaB0 19/48


作戦その2 デスクの上を散らかそう作戦

P「美優さんは綺麗好きな人だ」

紗南「そうなの?」

P「知らん」

紗南「なんなのさ…」

P「でもきっと机の上が汚かったら叱ってくれると思うんだ」

紗南「そうかなぁ」

20 : 以下、名... - 2015/02/24 14:07:49.96 0JeG5JaB0 20/48

P「よし、紗南 散らかすのを手伝ってくれ」

紗南「えー、めんどいなぁ」

P「引き出しの中のものを適当に机の上に出せばいいからさ」

紗南「仕方ないなぁ」

21 : 以下、名... - 2015/02/24 14:09:11.38 0JeG5JaB0 21/48

紗南「じゃあ引き出し開けるよ」

P「あぁ、頼ん… ! 紗南!その引き出だしはダメだ!!」

紗南「え?」ガラッ

エッチなDVD

紗南「な な な//」プシュー

P「くぅ…!」

22 : 以下、名... - 2015/02/24 14:10:52.23 0JeG5JaB0 22/48


紗南「Pさんの馬鹿!!なんでこんなの事務所に持ってくるのさ!!//」ポカポカ

P「ち、違うんだ!!これは違うんだ紗南!!」

紗南「違わないじゃん!!」

P「これはほら…ファンタジーだよ!!」

紗南「意味わかんないよ!」

23 : 以下、名... - 2015/02/24 14:14:22.88 0JeG5JaB0 23/48


紗南「もうPさんなんて知らないっ!」

P「あぁっ!紗南!」

P「なんてことだ!紗南に叱られてしまった!」

P「だけど…!」

P「なかなか…よかった…!」

24 : 以下、名... - 2015/02/24 14:16:44.93 0JeG5JaB0 24/48


P「紗南がほどよく暴れてくれたからいい感じにデスクが散らかったぞ!」

ガチャ

美優「お疲れ様です」

P「そしておあつらえ向きに美優さん!!」

美優「な、なんですか…?」

P「いえ、こちらの話です」

美優「…?」

25 : 以下、名... - 2015/02/24 14:18:34.57 0JeG5JaB0 25/48


美優「あら、Pさん…」

P「はい」

美優「机の上が散らかってますね…」

P(き、きた…!)

P「えぇ、仕事がたまっちゃいまして…はは…」

美優「そうだったんですか…」

P(さぁ…叱ってくれ!片付けもできないダメプロデューサーを叱ってくれ美優さん…!)

26 : 以下、名... - 2015/02/24 14:21:51.83 0JeG5JaB0 26/48


美優「…」ガサガサ

P「美優さん…?いったい何を…」

美優「あ、えっと 私でよければお片付けを…」

P「えっ…?」

美優「あっ、迷惑ですか…?」

P「そ、そんなことは…!」

美優「それじゃあ失礼しますね…」

27 : 以下、名... - 2015/02/24 14:22:41.28 0JeG5JaB0 27/48


美優「この書類はこの引き出しでいいですか?」

P「は、はい ありがとうございます」

P「あの、美優さん」

美優「なんですか?」

P「真ん中の引き出しは絶対に開けないでくださいね」

美優「…? わかりました…」

28 : 以下、名... - 2015/02/24 14:23:35.45 0JeG5JaB0 28/48


美優「ふぅ…」

P「すごい…こんなにきれいになった…」

P「美優さん、ありがとうございます…!」

美優「ふふっ、どういたしまして」

美優「私、お茶入れてきますね」

P「あ、ありがとうございます」

バタン

29 : 以下、名... - 2015/02/24 14:27:43.92 0JeG5JaB0 29/48


P「…」

P「…」

P「…」

P「美優さん天使かよ!!!」

P「机散らかってんのに全然怒らないよ!!」

P「それどころかお片づけしちゃったよ!!」

P「あー、いい!!」

P「世話好きな美優さんいい…!!!」

P「この辺…美優さんが立ってた所かなぁ…?」スッ

30 : 以下、名... - 2015/02/24 14:28:39.47 0JeG5JaB0 30/48


紗南「…」

紗南「…何してんの?」

P「美優さんがいた所に立っているんだ」

紗南「楽しい…?」

P「あぁ、美優さんに包まれている気分だ」

紗南「そう…」

31 : 以下、名... - 2015/02/24 14:29:18.99 0JeG5JaB0 31/48

紗南「で?美優さん叱ってくれた?」

P「美優さんは天使だった」

紗南「だからなんなのさ、それ…」

P「美優さんはあれくらいじゃ怒らないってことさ」

紗南「あ、そう…」

32 : 以下、名... - 2015/02/24 14:30:06.03 0JeG5JaB0 32/48


P「それでは第三の作戦を発表します」

P「と、いいたい所ですが…」

紗南「何?」

P「…ネタ切れです」

紗南「…」

紗南「早いよ…」

P「だって仕方ないだろ思いつかないもん」

P「紗南、なんかいい方法ない?」

紗南「えー、ないよ」

P「だよなぁ…」

33 : 以下、名... - 2015/02/24 14:31:23.85 0JeG5JaB0 33/48


P「こうなったら…」

紗南「こうなったら?」

P「美優さんの前でさっきのエッチなDVDを見るしかない…!」

紗南「なんでそうなるの!//」ボンッ

P「美優さんは真面目な人だ」

P「事務所でエロDVDなんか見てみろ」

P「叱ってくれるに決まってる…!」

34 : 以下、名... - 2015/02/24 14:35:04.21 0JeG5JaB0 34/48


紗南「でも、そんなの…セクハラだよ…//」

P「確かに…そうかもしれん…!」

P「だけど!!」

P「許してくれ…紗南…!!」

紗南「私じゃなくて美優さんに言いなよ…」

P「もたもたしてる暇はない!美優さんが来てしまう!」

35 : 以下、名... - 2015/02/24 14:36:20.51 0JeG5JaB0 35/48


P「いいか!俺はパソコンでイヤホンをしてエロDVDを見るが、イヤホンがキチンとささっておらず音漏れしてしまうというシチュエーションだ!」

P「部屋中に喘ぎ声が響き渡れさすがの美優さんも怒るはずだ!」

紗南「知らないよ!Pさん1人でやってよ!!」

P「よし!AVをセット!行くぞ!!」

アーンアーンイヤーン

紗南「Pさんの変態!!//」

P「ご褒美です!!」

紗南「私あっちの部屋行くから!!//」

P「行ってらっしゃい!!」

36 : 以下、名... - 2015/02/24 14:36:47.82 0JeG5JaB0 36/48


バタン

P「よし、あとは美優さんが来るのを待つだけ…!」

ガチャ

P(き、きた…!)

美優「お茶が入りまし…」

アーンアーンウフーン

美優「…!?//」

P(美優さん、こんなことしてごめんなさい…!)

美優「…//」オロオロ

P(さぁ、叱ってくれ…!仕事をしてるふりしてAVを見るダメプロデューサーの俺を叱ってくれ美優さん…!)

37 : 以下、名... - 2015/02/24 14:37:20.14 0JeG5JaB0 37/48


美優「あ、あの…Pさん…?」

P「なんですか?」

美優「音漏れ…してます…//」

P「ナ、ナンデスッテー!」

美優「あの…えっと…」

美優「Pさんも…男の子ですもんね…?」

美優「で、でも…!年頃の女の子もいることですし…」

美優「こういうのはお家で見ましょうね…?//」

P「ハ、ハイ!」

38 : 以下、名... - 2015/02/24 14:37:50.15 0JeG5JaB0 38/48


美優「これ!お茶です!//」

美優「失礼しました!//」

バタン!

39 : 以下、名... - 2015/02/24 14:38:19.57 0JeG5JaB0 39/48


P「…」

P「…」

P「…」

P「美優さん天使かよ!!!」

P「AV見てるのに全然怒らないよ!!!」

P「それどころかお茶くれたよ!!!」

P「…」ズズー

P「なんだこのお茶!!美味しすぎるよ!!」

P「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」ポチャ

P「あづいいいいいいいいいいいいい!!!!」

40 : 以下、名... - 2015/02/24 14:40:58.09 0JeG5JaB0 40/48


紗南「…」

紗南「何してるの…?」

P「美優さんからもらったお茶に指を入れて火傷しようとしているんだ」

紗南「…楽しい?」

P「うん!楽しい!!」

紗南「そう…」

41 : 以下、名... - 2015/02/24 14:43:10.28 0JeG5JaB0 41/48


紗南「で?叱られた?」

P「美優さんは天使だったよ」

紗南「…そう」

P「もう美優さんはきっとなにしても怒らないな」

紗南「そうだね もうくだらないことはやめて仕事しなよ」

P「あぁ、そうするよ」

42 : 以下、名... - 2015/02/24 14:45:09.75 0JeG5JaB0 42/48


P「その前に紗南、今日はなんの日か知ってるか?」

紗南「バレンタインだね」

P「そうなんだよ」

P「ということで紗南!」

P「美優さんにチョコ貰ってくるね」

紗南「あれ?この前も貰ってなかった?」

43 : 以下、名... - 2015/02/24 14:46:44.21 0JeG5JaB0 43/48


P「あんなに優しい美優さんだぞ」

P「もう一回くらいもらえるさ」

紗南「もらえるといいね」

P「それじゃあいってきまーす!!」ルンルン

紗南「いってらっしゃーい」

紗南「…」

44 : 以下、名... - 2015/02/24 14:47:11.22 0JeG5JaB0 44/48

紗南「Pさん、私のチョコは欲しくないのかな…」

紗南「…」

紗南「まぁ、作ってないんだけどね!」

45 : 以下、名... - 2015/02/24 14:47:47.79 0JeG5JaB0 45/48


P「美優さーん!!」

美優「Pさん…」

P「美優さん、今日は何の日か知ってますか?」

美優「今日…バレンタインですか…?」

P「そうです!」

P「だからえーっとそのー…」

P「美優さんのチョコがもう一回欲しいなー!」

P「なんて!」

美優「…」

46 : 以下、名... - 2015/02/24 14:48:58.83 0JeG5JaB0 46/48


P「…?」

P「あの…美優さん…?」

美優「想いを込めたのに…」

P「えっ…?」

美優「バレンタインのチョコレートは、大切な一個だけじゃないんですか…」

P「み、美優さん…?」

47 : 以下、名... - 2015/02/24 14:49:51.68 0JeG5JaB0 47/48


美優「そういう人だったんですね」

P「」

美優「さようなら」

P「」

P「」

P「」

P「叱られた…けど…」

P「なんか思ってたのと違う!!!」

48 : 以下、名... - 2015/02/24 14:50:26.45 0JeG5JaB0 48/48

終わりです

記事をツイートする 記事をはてブする