上条「なんだこのチラシ?精子バンク・・・?こんなことで金になるのか?」
上条「正直日々の生活費も辛いしちょっとくらい・・・」
上条「自覚のないまま父親になるなんて怖すぎるけど・・・」
上条「でもこのチラシの通りの報酬ならしばらくの生活費になるな」
元スレ
上条「精子バンクってカネになるのか」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1360597576/
上条「結局来てしまった」
上条「えっ?プロフィール付きで提供すれば更に報酬が増えるんですか!?」
上条「ただし、インターネット上で世界中の人に精子提供者として公開される!?」
上条「末代までの恥だ・・・でも背に腹は変えられないな」
上条「ここ数日俺は水道水しか口にしてないし・・・」
上条「いやいや、労働の対価として受け取る正当なお金のはずだ」
上条「というわけで、このプロフィール付きのコースお願いします」
しばらく後
上条「ふう・・・」
上条「これで買い物ができるな」
上条「知り合いにバレなきゃいいんだけど・・・」
上条「ただいまーいっぱい買い物してきたぞー」
インデックス「おかえりなんだよ!すごい量だねお金はどうしたの?」
上条「いや・・・ちょっと臨時収入があって・・・」
インデックス「ふぅん・・・やましいお金じゃないよね?」
上条「神に誓ってそんなことはありません!働いて得た正当なお金です!」
インデックス「声を荒げるところがあやしいかも」
上条「いや・・・だ・・大丈夫だって」
上条「まあそれは置いといて飯にするぞ。今日は贅沢なメニューだ!」
インデックス「やった!お腹ペコペコなんだよ!」
上条「肉だっていっぱいいれちゃうぞ」
上条(ちょっと倫理に反したたことをしちゃったかもしれないけどこいつの笑顔が見れるなら・・・)
インデックス「どうしたの?」
上条「いや!なんでもないぞ!いやーおなかへったなー!」
食後
上条「なぁインデックス?」
インデックス「ん?どうしたの?」
上条「もしもだけど科学の力で子供を作るとかいったらお前はどう思う・・・?」
インデックス「うーん・・・難しいことはわかんないけど神の意志に反するとおもうんだよ」
インデックス「自然の摂理に逆らってまで子供を作るなんて罪深いんじゃないかな」
インデックス「私ならゆるせないかも」
上条「そ・・・そうだよな~おれも同じ意見だ」
インデックス「父親と母親がいてそれで子供は健やかにそだつんじゃないかな」
上条(たしかに…おれは将来不幸になる子供のきっかけを作ってしまったのかもしれない・・・)
上条(明日なかったことにしてもらいにいくべきだよな・・・)
上条「もう寝るぞー」
インデックス「えーまだ早いんだよ」
上条「はいはい。明日もいろいろやることがあるから」
上条(もらったお金はどうしよう・・・?誰かに借金してそれで建て替える・・・?)
上条(でもなんて説明する?本当のことを言うには辛いだろ・・・)
上条(拝み倒すしかないか・・・はぁ不幸だ)
上条「って目先の金に眩んだ自己責任だよな」
インデックス「何をブツブツ言ってるの?悩みならこのシスターが聞いてあげるんだよ!」
上条「いや大丈夫。また明日な」
翌日
上条(よし、姫神とかクラスメイトたちに土下座して何とかお金は貸してもらった)
上条(あとは提供した研究所に交渉に行くだけ・・・)
上条「すみませーん」
上条「えっ?どういうことなんですか?」
上条「精子の回収と販売は別の機関が行なっている!?」
上条「すでに販売担当に移送済みで返金には応じられない?」
上条「いや、確かに同意書にサインもしましたし、報酬も受け取りましたけど・・・」
上条「いやちょっとまって!ほんとに!そこをなんとか!」
上条「結局提供を告知しているサイトを教えてもらえただけだった」
上条「怖くなって俺の名前でネットを検索したら四番目くらいに出てくる・・・」
上条「あれ・・・?ほんとにやばくね?」
上条「顔写真までしっかりと載ってるし・・・」
上条「ま・・・まぁ俺の名前なんか検索するほとなんていないからすぐには問題ないよな」
上条「こんどはこっちの販売担当の方に向かってみるか・・・」
上条「なんか数件の企業をたらい回しにされたぞ・・・」
上条「権利とか一体どうなってるんだ・・・」
上条「結局販売しているサイトの運営はよくわからないし諦めるしかないのか・・・」
上条「不幸だ」
上条「いや、まじでどうしよう」
上条「母親とかが「俺がこの精子を作りました」みたいなサイトを見たらと考えただけで血の気が・・・」
上条「ただいまー」
インデックス「おかえりなんだよ!」
インデックス「見てみてこのテレビ、なんか昨日言ってたことに関係があるみたい」
TV「・・・今後世界各国の方針として遺伝的なつながりがある親子関係に関しては法的に認知の責任が発生する可能性・・・・」
上条「」
TV「精子バンクなどの活動についても提供者との同意云々・・・・」
上条「」
インデックス「どうしたの当麻?」
上条「」
上条(やばばばばばばばば)
上条(馬鹿な俺でもわかる・・・これは本当にまずい)
上条(このままじゃ俺は童貞のまま父になるという謎の事態に・・・)
上条(なんだよそれ!男版聖母マリアみたいなもんじゃねーか!)
上条「俺の人生終わった・・・」
インデックス「ねー当麻ってば!ちゃんと話聞いてよ!」
上条「いや・・・あはは・・・」
インデックス「大丈夫?顔色真っ青なんだよ?」
上条(その後ワイドショーとおぼしきテレビ番組を呆然と見つめた・・・)
上条(世界各国の方針として過去に遡って血縁関係が科学的に認められた場合扶養の義務が発生するらしい)
上条(そのうえ現時点での提供済みの精子に対しては提供者との同意を求める法とかはないそうだ)
上条(今後駆け込み需要が増えるとか何とか・・・そんなことを言っていた気がする・・・)
上条(まっとうな会社なら情報を削除してくれるとか言ってたけど俺の提供したところは・・・・)
上条「これから今後ほぼ確定で生まれるであろう誰との間とも分からない子供のための人生を強制的に歩まされるのか・・・」
上条「不幸だーーー!!!」
御坂「ふぅん・・・なんか子供を作るにもいろいろあるのねぇ・・・」
白井「ま、まさかこの機に子供が欲しいとかいいませんよね!?」
御坂「ばっ・・・馬鹿何言ってんのよ!」
御坂「そりゃ将来的には・・・欲しい・・・かもしれないけど・・・」
御坂「そっ・・・・その前にまず相手よ相手!」
御坂(子供を設けるなら・・・あいつと・・・!?//////)
白井「お姉さまは私と子作りしますの!」
御坂「馬鹿!どうやって女同士で赤ちゃんができるのよ!?」
白井「そんなことを大声で言わせますの・・・?」
御坂「何言ってるのよ。ふざけてないで風紀委員の仕事にでもいきなさい!」
白井「つれませんのねぇ・・・では私は出かけてきますの」
御坂「ふぅ・・・静かになったわね」
御坂(TVでも言っていたけど子供の事とか今から考えていても早すぎるなんてことはないわよね・・・)
御坂(子供だけじゃなくて、どういった家に住むとか・・・どういった式を挙げるとか・・・・えへへへへ)
御坂「あいつと、かな・・・ってわたしはなにをかんがえてるのよ//////」
御坂(家を決めるのとかも二人で相談してきめたいわね・・・)
御坂「そういえばアイツのこと思った以上に知らないわね」
御坂「いや・・・アイツとどうこうするわけじゃないから!断じて!断じて!」
御坂「ほんのちょっと憧れとかそんな感じで結婚とか・・・・って誰に向かって言い訳してるんだろ」
御坂「ふぅ、落ち着いて今後のためにも候補者のひとりとして仮定しましょう」
御坂「人生設計を考えるためのしかたなしなんだから!」
御坂「アイツのことを知るにしてもどうやって聞けば?」
御坂(「将来はどんな家に住みたい?」なんて聞いても頭おかしいんじゃないとしか思われないだろうし)
御坂「「子供は何人欲しい」なんて聞いたらほとんど痴女じゃない!!」
御坂「困ったときのインターネット・・・・・・なーんてね」
御坂「ん?」
御坂「」
写真
【この精子私が作りました】
「ええ。健康な子供を設けるために日々の生活から徹底的に拘って絞り出した精子です。質には自信があります。」
御坂「」
御坂「なによこれ・・・」
御坂「生産者のインタビューみたいなのも載ってるし・・・・」
御坂「これほんとうにアイツ!?」
御坂「頭おかしいんじゃないの!?」
御坂(でももし本当だったら・・・?)
御坂(テレビで言っていたようにアイツとの法的にもつながりのある子どもをつくれる・・・?)
御坂「そんな、わたしまだ中学生よ!?」
御坂「でも先着一名ってかいてある・・・・・・・」
英国
神裂「このTVの言うとおりなら不幸な子供は減るかもしれませんね」
神裂「私たちには戦う力がありますがすべての人を救うことは難しいです」
神裂「法律から変えていけば世界は住み良くなるかもしれません」
五和「そうですね不幸な子供が減るのはすばらしいことです」
建宮「ちょっ・・・・ちょっと!!!!」
建宮「これを見てほしいのよな!!!」
神裂「」
五和「」
上条「私が丹精込めて作りました」
五和「なななななんですかこれは!?」
神裂「悪質なイタズラかなんかでしょう!?」
五和「どこからこんなの見つけてきたんですか!」
建宮「いや、なんとなく検索したら・・」
神裂「人をからかうのもいい加減にしてください!!」
五和「やっていいこととダメなことがあります!」
建宮「いや・・・その・・・・」
土御門「ところがどっこい、それはほんものなんだぜよ」
五和 神裂「!?」
神裂「どういうことですか!?」
土御門「現在学園都市では治療と実験を兼ねてこういったことは普通に行われている」
土御門「学園都市の上層部はこの現状に混乱している」
土御門「上条当麻の遺伝情報は下手したら国家機密レベルになりうるのもだ」
土御門「世界各国で欲しい奴はたくさんいるだろう」
土御門「敵より先にこれを確保することが重要になるはずだ」
五和「つまりそれを確保して保管することが最優先ということですか?」
土御門「いや我々で保管することは難しい」
土御門「学園都市の先端技術で保存されているため移送はほぼ不可能に近い」
土御門「これを解決する手段はただひとつ。」
土御門「体内での保管および移送だ」
五和「つ・・・つまり誰かが上条さんの子供を身ごもって母体含めて安全な場所で守るってことですか!?」
神裂「そんなことどうやってやるんですか」
五和「その販売している機関とやらを倒せば解決する話しじゃ・・・」
神裂「そうですよ!そんな不純な理由で子供を作るなんて・・・!///」
建宮「ちょっとまってほしいのよな」
建宮「上条の子供はおそらく戦力的にも優秀なのだから、今後数十年の天草式を考えるならぜひともほしいのよ」
五和「は・・・母親はどうするんですか!?」
神裂「そうですよ!適当な物事を言わないでください」
土御門「こうして言い争いしている間にも誰かが狙っているかもしれない」
土御門「ここでグズグズしているうちに大規模な争いになることも十分有り得る」
土御門「ねーちんも五和ももうわかってるはずぜよ」
五和「そんなこと言われましても・・・」
神裂「そうですよ、心の準備とう言うものが・・・」
土御門「はっきりと、もう一度だけ説明する。「上条当麻の精子で世界がやばい」」
神裂「」
五和「」
学園都市
上条「いや、まじでどうしよう」
上条「こうしている間にも俺が父親になってしまっている可能性は大いにある」
上条「いやだ!童貞のままよくわからん女との間に子供をもうけるなんて!」
上条「いや、なにか・・・何か抜け道があるはずだ・・・」
インデックス「当麻ーおなかへったんだよ!」
上条「悪い、小萌先生の所で食べてきてくれ。お金ならわたすから!」
インデックス「なんでそんなに必死なの?」
上条(一人になったはいいけど・・・・)
上条「何かしらの助けになりそうなのはこの提供時の同意書のコピーだけ・・・」
上条「これを見る限りどうにもならなそうなんだよな・・・」
上条「いい加減この不幸を受入なきゃいけないのか」
上条「誰かがこのサイトに応募して、そんで俺は晴れて父親か・・・」
上条「どんな人が俺の子供を産んでくれるんだろうな・・・ははは」
上条「!?」
上条「誰か信頼出来る人にこのサイトに応募をお願いすれば・・・!」
上条「それで妊娠したら堕ろしてもらえば・・・」
上条「正直堕胎費用の負担は大きいができてしまった場合の養育費を考えると・・・」
上条「うまく行けば誰にもバレずにそいつだけとのヒミツの契約で解決できる!」
上条「誰か秘密を守ってくれそうな人・・・」
上条「なんとかしてくれそうな人・・・」
上条「何とかなりそうな気がしてきたぞ!」
上条「といっても当てがない・・・・」
上条「事情を話すとドン引きされるだろうな」
上条「でも僅かな可能性にかけて・・・」
上条「電話で拝み倒すとするか」
上条「まずは姫神にお願いしよう」
上条「あ、もしもし姫神か?お願いがあるんだけど大丈夫か?」
姫神「なに?できることならする」
上条「俺の子供を身ごもってくれ!!!!」
姫神「!?」
姫神「なにをいっているの?」
上条「いや、こういう事情があって・・・・」
姫神「分かった。でも堕ろすのはだめ。育てる」
上条「え?」
姫神「一緒に幸せな家庭を築くべき」
上条「」
姫神「上条秋沙か・・・ふふ・・・」
上条「」」
上条「どうしよう」
上条「姫神が乗り気だった」
上条「これってプロポーズになるのか・・・?」
上条「いやでも姫神なら・・・・」
上条「そんなんじゃだめだろ!学生同士じゃ不幸にしかならない!」
上条「だれか別の人にお願いするしか・・・」
上条「吹寄とかどうだろう」
上条「罵倒される未来しか浮かばない」
上条「もしもし?今大丈夫か?」
吹寄「何?」
上条「俺の子供を身ごもってくれ!!!!」
吹寄「はぁ!?」
上条「こういうわけでお願いしたいんだけど・・・」
吹寄「アンタ最低ね」
吹寄「なんで上条を助ける必要があるの」
上条「頼む、吹寄しか俺にはいないんだ!!!」
吹寄「!?」
吹寄「ば、ばかじゃないの!他を当たりなさい!!」
上条「そこをなんとか!頼む!」
吹寄「いいかげんにしなさい!もう切るわよ!」
上条「・・・・切れた、どうしよう」
上条「はは・・・おわった幻滅されてもう、なにもかも・・・」
上条「信用できそうな同級生にすら裏切られ俺はどうすれば」
上条「もうどうしょうもないのかもな」
上条「素直に諦めよう
上条「生命の誕生なんていう神聖な行いを侮辱した俺が行けなかったんだ」
上条「これからはこれから生まれてくる俺の子供のために学校をやめて働こうかな」
上条「土方の収入ならこどもの養育費とか払えるのかな・・・ははは・・・」
上条「俺が全部行けないんだ・・・全部・・・」
上条「目先の小銭につられて人生を棒に振っちまった・・・」
吹寄「応募するだけならタダだし・・・あのバカを助けられるのは私しかいないんだし・・・」
上条「まずはタウンワークをとってこよう」
上条「それで帰りに先生のうちへインデックスを迎えに行ってこよう」
上条「これからは子供のための人生だ、前向きに生きよう」
上条「さすがにインデックスには英国に帰ってもらうしかないのかな」
上条「すまんインデックス・・・」
上条「すいませーんインデックス迎えに来ました」
小萌「まってましたよー」
上条「すいません遅くなっちゃって」
小萌「随分顔色が悪いですねちゃんとご飯食べてますか?」
上条「いやちょっと悩みが・・・」
上条「あと学校やめるかもしれません」
小萌「どういうことなのですか!?」
上条「こういうことがありまして・・・」
小萌「それは上条ちゃんが悪いです」
上条「はい・・・・」
小萌「そのサイトはどれなのですか?」
上条「これです・・・・」
小萌「なるほど・・・じゃあこうして応募完了ですね」
上条「!?」
小萌「あとは抽選ですか・・・こればっかりはどうにもなりませんね・・・」
上条「先生・・・どうして・・・・?」
小萌「教え子を学校で教えるのが教師の仕事なのですよ」
上条「先生・・・!」
小萌「教師を長年やって来ましたが小さな子供をいちから育てるのは感慨深いですねー」
上条「」
小萌「あ、上条ちゃんは学校出るまではお金を出さなくても大丈夫ですよ」
小萌「こう見えても教師ですからそれなりに蓄えはあるのですよ」
小萌「一緒に見守って行きましょうね」
小萌「パパ」
上条(ヤバイ、多分いままでで一番やばい)
上条(たぶん女性特有の婚期とか親からの孫催促とかそういうのが入り組みあった結果のやばさだ)
小萌「ほーらパパですよー」
上条(先生、お腹をさすってもなにも起きませんよ)
上条「あの・・・今日は帰りますので・・・」
小萌「泊まっていってもいいのですよ?」
上条(なんか目がすわってるんですけど)
上条「いや、インデックスもいますし今日はこれで失礼します」
小萌「そうですかーではまた明日」
小萌「ほら~パパが帰るって。バイバイしましょうね~」
上条(だからお腹をなんで擦ってるんですか)
上条「ほら、インデックスいくぞ」
インデックス「バイバイなんだよ小萌」
数日後
上条(例のサイトから連絡が来た)
上条(予想していたよりもはるかに多数の応募が合ったそうだ)
上条(学園都市だけでなく世界各国から申し込まれていたらしい)
上条(先着一名とはサイト上に書いてあったものの多数の応募にシステムがパンクを起こし、誰が一番早かったのかわからなくなった)
上条(提示された解決案はおどろくべきものであった)
上条「知っているか?一回の射精には億単位の精子がふくまれるんだぜ」
上条(学園都市の最先端技術で一匹一匹丁寧にお客様のもとへと届けられていった)
上条(気づけば俺は把握しきれない程の子供の父になっていた)
上条「今俺は秘密の隠れ家にいる」
上条「町を歩けば誰かしらの嫁と顔を合わせることになる」
上条「想像してみてほしい。面識のない子供から「お父さん」と呼ばれる恐怖を」
上条「そして行く先ざきで違う子供から「お父さん」と呼ばれる恐怖を」
上条「さらには全員に俺の面影がある」
上条「みんなも目先の金に踊らされちゃダメだぞ」
上条「ちなみにまだ童貞です」
おわり

