1 : 以下、名... - 2013/01/28(月) 23:14:29.16 iO4m7W4z0 1/52三船さん全力ステマ、いきます。
元スレ
三船美優「CDデビュー…ですか…?」【モバマス】
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359382469/
『発表! アイドルマスターシンデレラガールズ CD第X弾!』
気になるメンバーは――
安部菜々「やっと……やっと、やっとここまで来れたんですね! ウサミン星に錦を飾るときですよ! キャハっ♪」
神谷奈緒「恥ずいけど……やってやんよ、凛たちに水を開けられたままじゃ悔しいかんな!」
櫻井桃華「ウフ、お待たせしてしまいましたわね。櫻井桃華の出番です♪ ファンのみなさまの喜ぶ顔が目に浮かぶようですわ!」
日野茜「任せてください! トップもぎとってみせますよトップ!! 全力熱血マックストラーーーーーイ!!!」
三船美優「…………え…、CDデビュー…? わ、私も…? 本当、ですか…?」
美優(…嬉しい…信じられない…。夢にまで見た機会…)
美優(……)
美優(…でも…)
菜々「ミラクル☆ウサミンパワー!」ガバッ
美優「っ…!?」
菜々「やったーやりましたよ美優さん! CDデビューですよ! ナナたちならミリオンセラー間違いなしですよー!!」
奈緒「おいおい、ミリオンって百万枚だろ? さすがにそれは無理なんじゃねーかな……」
桃華「やる前から弱気になっていてはいけませんわ、奈緒さん! ほら、茜さんを見習ってくださいませ!」
茜「元気、元気、元気があれば何でも出来る! ミリオンだって夢じゃない!! ですよね美優さん、元気ですかー!!??」
美優「…あ…。はい…。元気です…」
菜々&奈緒&桃華&茜「………………」
菜々&奈緒&桃華&茜「声が小さぁーーーいッ!!!」デスワ!
美優「ひっ…!?」ビクンッ
菜々「美優さん美優さん、せっかくなんだからもっとテンションあげていきましょうよ! ウサミン星人でもこういうときはハシャいじゃうんですよ!」
奈緒「そうだなー。アタシが言うのもなんだけどさ、もうちょっと気合入れてもいいと思うぜ?」
美優「ご、ごめんなさい…」
美優「自分がCDデビューできるだなんて…なんだか…信じられなくって…」
美優「それに…私、はしゃぐとかは…」
美優「みんなに比べて…その…、だいぶ…、年上だから…」
奈緒「えっ」(チラ
桃華「えっ」(チラ
菜々「ど、どうしてそこでふたりしてナナを見るんですかー?!」アワワ
奈緒「だって、なぁ……?」
桃華「ですわ……」
菜々「うう、ナナは17歳、茜ちゃんや奈緒ちゃんと同じ17歳ですからー!!」
奈緒&桃華(…ヤレヤレ…)
美優「……??」
12 : 以下、名... - 2013/01/28(月) 23:29:49.20 iO4m7W4z0 8/52※三船さんは安部さんの自己申告を疑っていません
桃華「ところで、茜さん? どうしたんですの、さっきからそこでうずくまって?」
茜「……ぅぅぅ~」
奈緒「ぅぅぅ?」
茜「うううぅ……」
茜「うううううぅ~~ッ!!!」
茜「ボンバァァアーーーーーーーーーッッッ!!!!!」ドカーン!!
美優&菜々&奈緒&桃華「ひっ!?」ビクビクンッッ
茜「はい!!日野茜17歳、ちょっと自家発電で熱血チャージしてました!!!」
奈緒「じ、じかはつでん!?」
茜「――美優さんッ!!」ガシッ
美優「は、はい…!?」
茜「美優さんの元気が足りないっていうなら!! この溜めに溜めた、私の元気をお裾分けしますッ!!」
美優「え、え…?」
ハグッ!!
茜「熱くなってくださいっ!! 燃える闘魂、受け取ってくださいッ!!」
美優「ちょ、ちょ、茜ちゃん…!?」
ギュウウウゥー!!
美優「あ……」
茜「どうですか!? 私の熱血パワー、伝わってますか!?」
美優「……あ…、あ……」
美優(…………茜ちゃん…、本当にあったかい…)
美優(暖かくて…柔らかくて…)
美優(でも…)
美優(Pさんの暖かさとは…、すこし違う…)
美優(……)
美優(…Pさん…)
奈緒「美優さん…真っ赤になってるぜ…」ヒソヒソ
桃華「まあ、あんなにきつくハグされたらしょうがないのですわ…」ヒソヒソ
茜「ふっふっふ、どうですか美優さんっ! 元気になっちゃいましたか!?」
美優「ええ…。どうもありがとう…茜ty」
茜「じゃあ次は声出しです! ファイオーですよ!! CDミリオン目指して頑張るぞっ!!ファイオーッ!!!」
茜「さあ美優さんもご一緒に、ファイオーッ!!!」ガッツポーズ!
美優「…え、え…」
茜「ファイオーッ!!!」ガッツポーズ!
美優「……ふぁ、ふぁい…」
茜「ファイオーッッ!!!!!」ガッツポーズ!
美優「うう…。…………ふぁ…、ふぁい、おー…」…ガッツポーズ…
美優「…………は、恥ずかしい…///」
菜々&奈緒&桃華(か、可愛い……)デスワ
茜「うわああぁぁ声出ししてたらますます盛り上がってきちゃいました!!!」
茜「燃えるハートがオーバーヒートして抑えきれません!! ちょっとひとっ走り行ってきますね!!!」ダッ バタン ズドドドド…
美優&奈緒&桃華(ポカーン)
菜々「…わ、若い…」(ボソッ
――――――
――――
――
夕方・事務所
(……)
(…私が、CDデビューするだなんて…)
(まだ、実感がわきません…)
(だって…茜ちゃんと菜々ちゃんは…総選挙の5位と15位で…)
(奈緒ちゃんは…凛ちゃんと加蓮ちゃんのユニットがすごく好評…)
(そして…二度も上位報酬になれたのは、シンデレラの愛梨ちゃん以外だと桃華ちゃんだけ…)
(……)
(…私だけ…)
(私だけが…何も持っていない)
(……っ……)
(もし…もし、私がみんなの足を引っ張ってしまったら…)
(力を入れたCDが、売れなかったら…)
(…事務所の仕事も…減ってしまうかも…)
(このまばゆい日々も終わってしまって…そして…)
(そして、Pさんとも…これっきりに…)
(そんな…)
(……ッ!)
美優「そんなの、いや…!」
市原仁奈「うゆ…美優おねーさん?」モゾモゾ
美優「あ…」
美優「…ごめんなさい、仁奈ちゃん…。起こしてしまったかしら…?」
仁奈「(ブンブン)すっごくよく眠れたです! 美優おねーさんの膝まくらは、とーっても気持ちいいのでごぜーます!」
美優「…ふふっ…。よかった…」
美優「…………」フゥ…
仁奈「? 美優おねーさん、どうしかしたですか? なんだか、お顔がくれーでごぜーますよ?」
美優「あ……ご、ごめんなさいね…」
美優「…次のお仕事のことが…少し、不安になってしまって…」
仁奈「なんだかよくわからねーけど、美優おねーさんなら大丈夫でごぜーます!」
美優(…ああ、私ったら…。こんな小さい子にまで心配掛けてしまって…)
星輝子「は、話は聞かせてもらった…」ヒョコッ
美優「…しょ、輝子ちゃん…?」
仁奈「しょーこおねーさん、こんにちはですよ!」
輝子「不安…心配…ぼっち…。そ、そういうときは…わ、私の親友の力を借りるといい………フフフ」
輝子「コレ…コ、コレ。気持ち良くなる……キノコ…」ゴソッ
仁奈「キノコの気持ちになるですか!?」
美優「しょ…輝子ちゃん、それって…」
輝子「み、美優さんも……キノコとトモダチ、なる。…な、なるとイイ……」
輝子「不安も…悩みも…全部ブッ飛ぶ……。キノコーノコノコ……フ、フフ、フヒヒヒ」
美優「……」
美優(…もう、それも良いかも…)
美優(この不安な気持ちが晴れるなら、いっそ…)
高森藍子「ダメーッ!」
美優「…!?」ピタッ
藍子「み、美優さん、はやまっちゃダメです! 仁奈ちゃんもそのキノコ齧っちゃダメだから! ていうか、没収ッ!!」ガバッ
仁奈「あ、返しやがってくださりませー」
輝子「私の親友…も、持ってかないでー…」
藍子「ダメったらダメです! ……もうっ、どうしちゃったんですか美優さん! こんなものに手を出そうとするなんて、美優さんらしくないですよ!」
美優「あ…ご、ごめんなさい…。…つい、魔が差してしまって…」
輝子「親友……」
仁奈「み、美優おねーさんは悪くねーのですよ! ただちょっとお仕事が大変で、疲れちゃっただけでごぜーますから!」
美優「仁奈ちゃん…」
藍子「なるほど、そうだったんですか…」
藍子「…でも美優さん、私たちにはそういうとき、一番最初に相談すべきひとがいるんじゃないですか?」
美優「…あ…」
輝子「キノコ…ドコ…、キノコ…イナイ…」
美優「…そうね、そうだったわね。…私には、あのひとが…」
輝子「親友…親友…シンユーが……ヘーーーールッ!」ボフーン
美優&仁奈&藍子「!!!?」
輝子「フヒヒ!アイコォ! カ、カワイー顔しやがってェ! トモダチトゥギャザードコモダケフハハハー!!!」
藍子「わーーっ!? 輝子ちゃんスイッチはいっちゃったーー!?」
輝子「ゴートゥーヘーーーールッ!! アイコアイコアイコォッ!! シイタケエリンギアラモードォ!! フヒヒヒアーッハッハッハッハ!!」
藍子「やめて輝子ちゃん――むぐっ、キ、キノコを口に入れようとしないで!? 助けて早苗さーんッ!?」
ドスーンバターン ピリリリ ア、オマワリサンチガウンデスコレハ ガシャン ファウンファウン…
美優「しょ、輝子ちゃん…」
仁奈「あれがキノコの気持ち……。すさまじーのでありやがります」ゴクリ
――――――
――――
――
事務所・夜
美優「Pさん…お疲れ様です…。今日はもう…あがりですか…?」
P「三船さん、お疲れ様です! はい、今夜は同僚のCuPにちょっと誘われてて、男同士寂しく飲みに行こうかなーだなんてハハハ」
美優「あ…。…えっと…、その…」
P「……? どうかしたんですか?」
美優「……。その…お仕事を増やしてしまうようで、申し訳ないんですが…」
美優「もし出来れば……帰られる前に、す、少しだけ…、私とお話を…」
P「あーっとそうだったスイマセン一件電話しなくちゃいけないんだったちょっと待ってくださいねー!!」
ピッピ プルルル アッCuPカ? ワルイケドキョウノヨテイキャンセルナ。
ハ!? オメーノツゴウナンカシルカ!! コッチニャダイジナヨウジガアルンダヨ!! ジャーナ!! プツッ
美優「…………」
P「すいません三船さんお待たせしました! やーなんかCuPのやつ急に具合悪くなったみたいで予定空いちゃいましてね。だから今日はいくらでもお付き合いできますよ!」
美優「あ…、す、すいません…私、なにか無理を言ってしまったみたいで…」
P「なあに言ってるんですか! 仕事でも仕事じゃなくても、三船さんと過ごせる時間はいつでも歓迎ですから!」
美優「」ドキッ
美優「あ…ありがとう、ございます…………///」ドキドキ
P(……赤くなってる三船さん可愛すぎる……)
――――――
――――
――
公園・夜
P「フゥ、やっぱりまだ外は冷えますねー。雪にならなきゃいいけど」
美優「…………」
P「三船さん、本当に公園でいいんですか? まだ電車もあるし、どっかそのへんの……」
美優「いえ…ここで、大丈夫です…」
美優「……」
P「えっと……それで、お話って何でしょう?」
美優「…………その、」
美優「…例の…CDのこと、なんですが…」
P「はい、おめでとうございます! いやあ俺も嬉しいですよ~やっとここまで来れたかってね、ははっ」
P「あ、でもこれから大変ですよ収録とかキャンペーンとか――」
美優「…………ッ」ジワァ
P「み、三船さん? どどどうしたんですか? 俺、何か変なコト言っちゃいましたかね!?」
美優「…ち、ちが、違うんです……その…、」
美優「その……どうして……」
美優「………………どうして、私が選ばれてしまったんですか…?」
P「えッ…」
美優「だって、他の…もっと若い子なら…人気のある子なら…」
美優「…もっと、もっとたくさん…売れるかもしれないのに…」
美優「…なのにどうして、私なんかが…ッ!」
P「……そんな…」
P「ね、年齢は別に……、」
P「ほら、川島さんだってあんなに頑張ってるじゃないですか」
美優「(グスッ)み、瑞樹さん…」
P「それに……」
P「…………」
P「本当は、コレ黙っておこうと思ったんですけど」
P「実は今回、三船さんを社長や企画部に、特別に推薦させてもらったのは……俺なんです」
美優「えっ…」
P「ヒラのプロデューサーがクチ出すなって、ずいぶん怒られちゃいましたけどね。ははっ」
美優「Pさんが…私のために? …ど、どうして…、そんなにまでして…」
P「…………」
P「覚えてますか三船さん、初めてのライブのあのとき」
P「いろいろあって、すっごく大変だったけど…」
P「でも、あのとき、最後に見せてくれた三船さんの笑顔は……」
P「本当に、本当に素敵でした」
P「俺ね、あのとき確信したんです。このひとは、もっともっと輝くって。大きな舞台を用意すればするほど、いい笑顔を見せてくれるって」
P「ははっ。……手前味噌ですけどね、俺の勘は確かだったみたいですよ」
P「夏のコンサートでも、クリスマスのライブでも。数を重ねるたび、三船さんはどんどん素敵になっていって、良い笑顔をたくさん見せてくれて……」
P「だから……」
P「……だから、」
P「見たいと、思ったんです」
美優「…え…?」
P「俺が見たいんですよ……誰よりも、俺が! あなたのもっと良い笑顔を! CDの記念ライブで沢山のファンに向けて手を振ってる、あなたの最高の笑顔を!」
P「一番最初から、アイドルになる前から、あの、笑うのが苦手だなんて言ってたころから三船美優のことを知ってる、この俺がっ…!!」
美優「…………」
P「……あ……」
P「…す、すいません。つい、大きな声を……」
美優「……っ」
美優「Pさん…っ!」グスッ
美優「……そんなこと言われたら…私…私…ッ」
美優「………Pさぁんッ…!!」ダキッ
P「み、三船さん…!?」
美優「…………」
美優「……っ」ギュ…
P「……!」
美優「あ…」
美優「…そ、その……、…寒かったから…」
美優「…少し、身体が……冷えてしまったみたいで…。…だから………」
P「三船さん……」
P「それは…いけませんね」ギュ…ッ
美優「…あっ…」
(ああ、暖かい…)
(指先や頬は…まだ冷たいけれど…)
(心って…こんなにもあったかくなるものなんですね…)
(ありがとう…Pさん…)
(このぬくもりのためになら…、私は…どんなことだって………)
(…だから…今は、もう少しだけ…このままでいさせてください…)
――――――
――――
――
CD発売記念・ライブ会場、舞台袖
ガヤガヤザワザワ… ガヤガヤザワザワ…
菜々「わーわーどうしましょうっ、すっっっごくお客さん入ってますよ~~~」ピョンピョン
奈緒「あ、慌てる必要なんかねーよ! いつも通りの俺らの実力を出せばいいだけヒゃッ!?」(←噛んだ)
美優「…奈緒ちゃん…大丈夫? これ飲んで、落ち着いて…」
奈緒「うう…す、すまねーな美優さん」ゴクゴク
桃華「ウフ、美優さん、すっかり元通りになりましたわね。これも茜さんに元気を注入してもらったからですかしら?」
茜「あ、アレ効きいちゃいましたか!? またいつでもお裾分けしますよッ!!」
美優「ありがとう…桃華ちゃん、茜ちゃん」
美優「でも、もう大丈夫…」
美優「もう…私に…、不安はありませんから」
スタッフ:ミナサーン ジュンビOKデスカー? ホンバンハイリマース!!
美優「…出番みたいですね。さぁ…行きましょう、みんな…!」
菜々&奈緒&桃華&茜「オォーーーーッ!!!」
ワーーーーーーッ ヒューヒュー パチパチパチパチパチパチパチパチ…
美優「……」スゥ…ハァ…、
美優(見ていてください、Pさん…)
美優(あなたにもらった、たくさんの勇気…たくさんの優しさ…)
美優(そして、たくさんのぬくもりを……集まってくれた人たちに伝えるために…今、)
美優「心をこめて、歌います…!」
(((完)))
(((完、とみせかけて)))
美優(……)
美優(……でも…)
美優(でも、Pさん…)
美優(…どうして、私だけ…)
美優(どうして…また、こんな薄い衣装なんですか…っ?///)
(((本当におしまい)))
101 : 以下、名... - 2013/01/29(火) 02:39:56.57 QLdmTicA0 52/52
以上です。支援や画像など、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
三船さんがどんなCD衣装着せられたのかはご想像にお任せします(キリ