男「今日のSSのネタは……んー……」
男「よし!姉弟モノだ!」
男「さっそくメモ帳開いてー、っと」カチッ カチッ
男「……よし!」 キリッ
男「…………」 カタカタ
男「…………」 カタカタカタ
元スレ
男「あームラムラする。SSでもかこう」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359034165/
男「…………」 カタカタ
男「…………」 カタカタカタ
男「…………フッw」 カタカタカタ
男「……フハッw……フヒッw」 カタカタカタ
男「ブフッwwwww」 カタカタカタカタ
男「…………フッw」 カタカタ
男「…………」 カタ……
男「………………」 カタカタ、カタカタ
男「……ハァ……ッ」 カタカタカタカタカタ
男「ハァ……ハァ……」 カタカタカタ、カタカタカタッ
男「ハァ……ハァ……ハァ……ッ」 カタカタカタカタカタッ
男「ハァッ……ハァッ……フヒッ」 カタカタカタ
男「ハァッ、ハァッ、ハァッ、フヒヒッw ハァッ」 カタカタカタカタ
男「ハァ……ハァ……」 カタカタ、カタカタカタ
男「……ハァ……」 カタカタカタカタカタ
男「ハァ……ハァ……」 カタカタ、カタカタカタ
コンコンコン
男「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」 カタカタカタカタ
?「兄ちゃーん?私だけどー」
男「ハァッ、ハァッ、うおぉ! ハァッ、ハァッ!」 カタカタカタカタ
?「入るよー」
ガチャッ
妹「おじゃまー。借りてた漫画返しに来──」
男「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」 カタカタカタカタ
妹「……えっ」
男「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ!」 カタカタカタカタ
男「ハァッ!ハァッ!ハァッ!ハァッ!」 カタカタカタカタ!
妹「ちょっ、えっ、にいちゃ、何やって……」
男「いいっ……いいぞぉっ……!」 カタカタ……カタッ
妹「あわ、あわわわ……」 ガクガクブルブル
男「く……ッ」 プルプル
妹「!?」
男「うぅ゛っ……!」 ビクンビクンッ
妹「ヒィィィッ!?」 ビクッ
男「……ふぅー、おわったおわった!」 ツヤツヤ
妹「にい、ちゃ……」 ガクガク
男「……ん?」
妹「兄ちゃん、が……」
男「って、うお!?妹!い、いつからそこに!?」
妹「……兄ちゃんが……兄ちゃんが……」
男「……ん?」
妹「兄ちゃんが、オ○ニー、してたぁぁぁあああーっ!!!」
男「!?」 ビクッ
妹「は、はじめて見たぁぁあああ!
い、今のが、男の人のお、おな、オナオナ、オナ……」 ガタガタ
男「ちょ、いきなりどうしたんだよ!何言ってんだお前!?」
妹「こっわあぁぁ……なんかすんごい音してたけど何あれえ……
漫画で読んだのと全然違うじゃん……どこコスったらあんな音すんの?男の人こっわあ……」
男「おーい……?」
妹「ハッ……そんなことより、オナニィーーッッ!!!」
男「ひいぃっ!?」ビックゥ
妹「オ○ニー!してた!今!兄ちゃん!オ○ニー!!」
男「ちょっ、お、お前!自分が何を連呼してんのかわかってんのか!?」
妹「……ハッ!」
妹「…………ッ!!///」カアァァァァ
妹「はっ……恥ずかしいのは、どー考えたって兄ちゃんのほうでしょ!?
今まさに妹にその、オ……オナ……(ボソボソ)を見られたんだよ!?」 ドキドキ
男「は、はあ!?いやちょっと待て!何か絶対勘違いしてるぞお前!してねえよ(今は)!」
妹「嘘つけ!してたよ!後ろからだけど見てたし!絶対してた!あの気持ち悪さは間違いない!」
男「……あっ。あー……いや、確かに限りなくオ○ニーに近いことはしてたけど!!
オ○ニーだと言われても全く一切なんにも反論できないようなことはしてたけど!!」
妹「ほーら!やっぱしてたんじゃんかぁ!!お母さあああああああ」 ガチャッ
男「待て!戻れっ!!」 ガシッ!
妹「ンーッ!モーモーンーガァ(やーめーてーよー)!」 ジタバタ
男「ちゃんと聞けってば!
……つか、この状況でオカン呼ぶとかどんだけ鬼畜なんだよお前は!!」
妹「プハァッ!ちょっと!ナニしたあと洗ってもいない手で妹の口ふさぐなんてナニ考えてんの!?」
男「ナニも考えてねえし、ナニもしてねえって!今から説明するってば!」
妹「あたしをウブな生娘だと思って甘く見ないでよっ!
適当なこと言って煙に巻こうとしても無駄なんだから!オナオナマンめ!」
男「オナオナ言うな!マイルドな表現にしたつもりか知れんがかえって卑猥だぞ!」
妹「うっ……/// じゃ、じゃあさっきのは何してたって言うのさー!
暗い部屋でニヤニヤしながらパソコンの画面見つめて、ゴソゴソハァハァプルプルビクンってー!」
言っとくけどちょーー怖かったんだからね!」
男「……うぐっ。そ、それはだなぁ……」
妹「…………」
男「…………」
妹「お母さああ」 ガチャッ
男「だから下のオカンを呼ぶのはやめろよ鬼畜!わかった言う!ちゃんと言うから!!」
~下~
ドッスン!ドッタン!ギャー!ゥォーィ!
母「……なんか、今日はいつにも増して上が騒がしいわねえ」
父「はっはっは。元気があるのはいいことだよ。なあ?」
姉「うん。私もそう思う」
母「はぁ……。それにしたって限度ってもんがあるでしょ。全くあのバカ二人は……
お姉ちゃんはこんなに大人しくて良い子なのにねえー」
父「はっはっは。まあまあ母さん」
姉「……あの二人だって楽しくて良い子達よ」
母「まあ、楽しいのは間違いないけどねえ。頭の中も含めて……」
父「はっはっは。はっはっは」
姉「(……また何かやらかしてなければいいけど)」
~
妹「エス、エス?」
男「そう、SS。ショート・ショートもしくはショート・ストーリーの略で、簡単に言えばすんげー短い小説のことだ
海外ならアイザック・アシモフとかフレドリック・ブラウン。日本なら星進一や阿刀田高なんかが有名だな」
妹「……ふ、ふーん!」
男「……絶対俺の言ってることわかってないだろお前」
妹「うっせー!もっとわかりやすく言えよー!兄ちゃんのくせにカシコぶんなよー!」
男「フッフン……まあ、確かにネットの聞きかじりなんだけどなー
今言ったなかじゃ星進一くらいしか読んだことねーし!」
妹「そんなことだろうと思った……」
男「まあ要するに、さっきまでの俺は創・作・活・動!をしてたの!文章の執筆だよ!執筆!」 キリッ
妹「プッw 執筆(笑) それ本気?w マジで言ってんの?兄ちゃんwww」
男「うっわ腹立つ!俺も自分で言ってて相当恥ずかしかったけど、でも腹立つ!」
妹「ふひひひ!いやごめんごめん笑ったりして!
でもまさかあの兄ちゃんがそんなサブカルちっくなものに興味あるなんて思わなかったからさー」
男「まあなー。俺もSSなんてもんの存在を知ったのは最近だしなー
しかも自分で書くなんてのは、ほんとついこの間からなんだ」
妹「へえーそっかー……なーんだ。オナオナじゃなかったのかあ。つまんないのー」
男「創作活動中の漢の背中を、自慰行為などと間違えるとはなんとも視野狭窄な妹よな。兄は悲しいぞ」
妹「実際似たようなもんなんでしょー?あの後姿は人様に見せていいようなもんじゃないってー!
ねえ何なの?何であれニヤニヤしたりハァハァしたりしてたの?創作活動ってゆーのしてたんじゃなかったの?」
男「……いやなんかさぁ、カいてると興奮してきて、だんだん気持ちよくなってくるんだ」
妹「……完全に自慰行為そのまんまじゃん。突然何を言い出したのかとびっくりしたよ今」
男「あれえ!?」
妹「……はあ。もういいよ……ねねね!それよりさ」
男「おぉん?」
妹「その兄ちゃんが書いた小説ってゆーの、私にも読ませてよ!」
男「小説……っていうか、SSだよ。小説とかいうのよりはもっとめちゃくちゃライトな感じなの」
妹「そのSSってのでいいからー!読ませてよ読ませてよー!」
男「む……その、なんだ。お前もそういうの、いけるクチか」 ニヤァ
妹「……?えーっと、そういうのってのがどういうのかはよくわかんないけど……
ラノベとかは友達から借りて読んだりしたことあるよ!挿絵の女の子が綺麗でかーいいの!」
男「ほほう……?」ピクン
妹「あとー、その子が漫研っていうのにも入ってるから、その子が描いた漫画も読んだことあるよ!
面白かったーって言ったらすっごく嬉しそうだった!」
男「ほほうほうほう」 ピクピクン
妹「……?どしたの兄ちゃんさっきからピクピクして」
男「…………コホン。妹よ」
妹「うい?」
男「お前は、我が創作物を読む資格を有しているようだ。心して読んでくれたまい」
妹「うわーめんどくせえ!(やったー!)」
男「……セリフとモノローグが逆になってるぞ」
妹「しまったー!」
男「はいどうぞ」 スッ
妹「……?どしたの椅子なんかずらして」
男「んっ、んっ」 クイックイッ
妹「……えーっと、パソコンの画面を見ろってこと?」
男「……」コクコク
妹「普通にしゃべりなさい」
男「はい」
男「俺のほとばしる熱いパトスはこのメモ帳という名の広大なキャンパスに描かれているんだ」
妹「わかったわかった。このテキストに書いてあんのね」
男「うん」コクン
妹「ふむふむ……どれどれ……」
男「あ。ちょっと待って。読んだあとで酷評するのだけはやめて。僕グラスハート(硝子の心臓)だから」
妹「えー……漫研いってる友達の子は思ったことを素直に言ってって言ってたのに……」
男「そんなバイタリティ溢れる思春期のおにゃのこと人生下り坂のお兄ちゃんを一緒にしないで」
妹「もー……あたしにブラコンの気がなかったら今ので愛想つかされてるんだからねー……」
男「お姉ちゃんのわきのにおいクンカクンカ!」
妹「………………」
男「………………」 ワクワク
妹「………………えーっと……」
男「…………うん?なんだ」 ワクワク
妹「あのさ……これ、タイトル?」
~男「お姉ちゃんのわきのにおいクンカクンカ!」~
男「……え?う、うん」
妹「………………そ……そ、っか……」
男「なんだよぉー!タイトルにまで食いつくほどの期待値なのかぁー!?」 テカテカ
妹「………………」
男「ほら!いいから、読んじゃえって!続き読んじゃえってば!」
妹「う……うん…………」
~
男「お姉ちゃんおはよう~!」クンカクンカ
姉「お、おはよう男ちゃん……アンッ!こら、もうっ!
起きたばっかりの女の子のわきのにおいをかぐなんて、マナー違反だゾッ☆」
男「えへへぇ……お姉ちゃん大好き~!」クンカクンカ
姉「も、もう……っ!男ちゃんにそんなこと言われたら、何されても断れないじゃない……ッ」 ビクンッ
男「今日もお姉ちゃんのツルツルのワキはサクマドロップの白いスースーするやつみたいなにおいだよぉ~!」
姉「やぁんっ……私のワキがミントのかおりだなんて~!」
~
妹「……もう……いいかな……」
男「……え?」 ワクワク
妹「もう……ゴールしても……いいよね……」
男「い、妹……どうしたんだ!?顔が真っ青じゃないか!」
妹「……」スゥウウウッ
男「……?」
タッタッタッタッタッ…… ガチャッ!
妹「お母さぁああああああああああああああん!!!!!」
男「ひぃいいいいいいいいい!?」 ビクウッ!
~下~
母「……なーんかドタバタやってると思ったら……どういうことなのこれ」
男「……」(正座)
姉父 「アタフタ、アタフタ」
妹「いちブラコンの妹の一人として、兄を正しい人の道に戻さなければならないと感じました!
ひいては父上、母上、そしておねーちゃんにお力をお借りしたくぞんじます!」
姉父 「アタフタ、アタフタ」
母「ふーむ……いいでしょう。罪状を述べなさい」
男「……」ガクガクブルブル
妹「これをごらんください!!!」
母姉父 「「「おお?」」」
妹「兄がこさえたテキストファイルを、液晶タブレットに移動させて表示させたものです!」パッ
~男「お姉ちゃんのわきのにおいクンカクンカ!」~
男「(クッ……無駄に使いこなしてやがる……!)」
母「おとこ……かぎかっこ……おねえちゃんの……」
父「わきの……におい……」
姉「ク、クンカ……クンカ……?///」
妹「カギカッコ閉じッ!!!」
男「いぃいいいいいやぁああああああ!!一家総出でSSのタイトルを音読されたぁああああ!!」 ビクンビクン
父「えーっと……これを……男が打ち込んだってこと、でいいのかな?」
妹「……」 コクン
姉「お姉ちゃんの……ワキのにおい……クンカ、クンカ?///」カアァァァ
妹「……」 コクン
母「……あ、だめ。めまいが……」 ユラ
父「ああっ!母さんしっかり!」
妹「お母さん!この程度でふらついてるようじゃ、とてもじゃないけど話を先に進められないよ!」
姉「クンカ……クンカ……///」
男「(ここが地獄か)」
~数十分後~
母「──ッ!───ッッ!~~ッ!」
父「……っ ……っ」オロオロ
男「(うおー……普通にながながとお説教されているー……)」正座
母「~ッ!~~ッ!──ッ!……!」
父「……っ ……っ」アタフタ
男「(まあ、そりゃそうだよなあ……さすがにアレは親としちゃ受け入れられないよなぁ……)」
母「ちょっと聞いてるの男!私はあんなけったいなもんを書かすためにあんたにパソコン与えたんじゃ──」
父「まあまあ母さん、落ち着いて。男だって年頃の男なんだからー」 オロオロ
男「(クッ……今日にかぎって姉のワキのにおいが好きな男の話なんか書いたせいで、
姉ちゃんとも気まずくなっちゃうし……)」
母「──男ッ!」
男父 「「ひぃっ!?すいません!」」
母「…………ふう、まったく。私だって一応3人も子供かかえた母親だから
男の性癖が多少ゆがんでても見てみぬふりするつもりだったのよ……?」
男父 「「…………シュン」」
母「でもねえ。あれを妹に見せるのはアウトでしょ!
いくら見たいって言ったってそこは兄として隠しなさいよ!
いくらあの子がブラコンだからって、そりゃ耐えられるもんと耐えられないもんがあるでしょう!」
男「ううっ……めんぼくねえ……
普段、そういうの書いたりしても誰にも見せたりしないから……仲のいい妹にならと思ってつい……」
父「男……」
母 「…………むう」
母「……あのテキストは、あの子……妹以外には誰にも見せてないのね?」
男「お?う、うん……」
母「……ふーぅ。それじゃあ、ことが落ち着いたらあの子にしっかり謝りなさい。
さっきのテキストももう妹に見せたりしないこと!いいわね?」
男「お、おう……わかった」
母「……あと、その度胸があるなら、お姉ちゃんにも謝っときなさい」
男「わ……わかった……!」 ギギギ
父「……」ホッ
母「……あのテキストだけど」
男「ッ!」ビクウ
母「……セリフ形式の文章立ては、シェイクスピアの翻訳をもとにしているの?」
男「……へ?い、いや……ネットで、そういう感じに書いてるのを見かけて……」
母「……そう」
男「???」
母「もう行っていいわよ。一応今回は、説教って形で母親としての役割は果たさせてもらいましたからね」
男「お、おう……。いや、悪かったよ……」
ガチャッ バタン
男「ふうー……まさかのマジ説教とは……」
ガチャッ バタン
父「おーい。男ー」
男「うん?どうした親父。おかんについてなくていいのか?」
父「いやー。あっちは平気だ。一応体裁として怒ってるふりしてるだけだからな」
男「?? 意味がわからん……」
父「はっはっは。まあ今はわからなくてもいいさ」
男「なんか話があって来たんだろ?」
父「おお、そうだそうだ。まあ、なんていうか今回の件に関しては……同じ男として心から同情する
もし私がお前の立場だったら立ち直れないかもしれない……」
男「……ここは、ありがとう……って言うべきなのか?オイ」
父「だがな。勘違いしてはいかんぞ男よ。母さんはそういう創作行為をやめろとは一言も言ってないんだぞ。
ただそのー……なんだ。妹はあれでも一応年頃の女の子だからな。情操教育上、その、なんというか……」
男「あー……言いたいことはわかるよ。(あの鬼畜がオナオナー!とか叫んでたことは黙っておこう)」
父「まあ、お前ならわかってくれると思うけど、そういうことだから……うん」
男「……わかった」
父「………………ところで」
男「おん?」
父「………………あれって、続きはないのか?」
男「………………一応…………あれで完結」
父「………………そうか」 コホン
男「………………」
~すうじかんご、男のへや~
コンコン
男「お?」
姉「男……私。姉ちゃん」
男「(ウボァー!)は、はーぁい……」
ガチャッ バタン
姉「えー、っと……ベ、ベッド隣すわっても、いい?」
男「ど、どうぞ」 スッ
姉「お邪魔します……」 スッ
姉「…………」
男「…………」
男「(はりのむしろ……)」
姉「……あ、あの、ね?」
男「お、おう!?」ビクン
姉「私はクンカ……じゃなくて……あの文章のことは、気にしてないから」
男「……(いまクンカって言った)」
姉「だから別に、クンカが私に対して負い目を感じることなんか無いからね
……あ、違う。あなたが、ね」
男「……(新手のイジメだろこれ)」
姉「あなただって年頃の男の子だもん。そういうことに興味をもつのは全然不思議じゃないのよ」
男「う、うん……(親父にも言われたけど)」
姉「ちょっとくらい姉のワキに欲情したりしても……普通のことだと思う……たぶん」
男「ねーちゃん?無理しなくていいからな?」
姉「ち、違うの!無理なんかしてないの!ほんとに!
男「お、おう……」
姉「……私だって、あなたくらいの頃は、カいてたわ」
男「えっ……姉ちゃんが?マジ?」
姉「う、うん……///」カアァァァ
男「カいてたの!?どれくらいの頻度でカいてたの!?」
姉「えっ……頻度……?は、ちょっとわからないけど……///」
男「週に1回とか!?それとも2回くらいカいてたの!?」
姉「え、ええ……?週単位、では……ちょっとわからないけれど……
でも、割とたくさん……1日に2回くらいカいたこともあったわ……///」
男「マ、マジで!?ね、姉ちゃんが……清純という言葉がそのまま人の形になったような、姉ちゃんが……!
1日に2回もカいてたなんて……(あれ?なんか興奮してきた)」
姉「…………ッ」カアァァァ
男「ど、どんなネタでカいてたの……?」
姉「ううっ……えっと、男の子と女の子が……愛を確かめあって……
末永く幸せに暮らすお話とか……」
男「ほほう……愛を……確かめあう……」 ゴクリッ
姉「お、男がネタにしてたような、姉と弟の話だって……書いたこと、あるんだから」 ドキドキ
男「えっ……」ドキッ
男「それって、弟のワキに欲情する姉の話……?」
姉「……さ、さすがにそこまで特殊な話じゃなかったけど……普通に、好きあってて、みたいな……」カアァァァ
男「お、おおう……」
姉「お姉ちゃんのこと、軽蔑、した……?」
男「……いや、ないない。するわけないでしょ。ていうか出来る立場にないでしょ俺」
姉「……っ」ホッ
姉「お姉ちゃんもね、そういうのを……ネットに載せたりしていたことがあるの
だから、男も──」
男「えっ……姉ちゃん、ネットにあげてたの?」
姉「……えっ」
男「いや、俺はああいう特殊な話書いたりはしてたけど……個人で楽しむっていうか……
人に見せたことあるのは、今日の鬼畜妹が最初だし……」
姉「そ、そう、なの……?」カアァァァ
男「うん……。いや、なんつーか……
見ず知らずの人にそういうの見せられるなんてすっげーよ……」
姉「うう……っ!///」
男「恥ずかしくなかったの?そういう、ほら……愛を確かめ?みたいな文章を人様にさ……」
姉「ううう……(慰めにきたはずが、なぜか言葉ぜめに……)///」
男「…………ジーッ」(真摯な瞳)
姉「……っ (弟にそういう目で見られると、嘘がつけない……)」
姉「さ、さいしょ、は……すっごく、恥ずかしかったわ……」
男「ふむふむ」(真剣)
姉「あうっ……手が、ガタガタ震えたり……凄く、いけないことしているんだって、気分が落ち込んだり……」
男「……」ゴクリ
姉「……っ で、でも、人に見られながらずーっとカいているうちに……その……だんだん……」
男「……興奮してきた?」
姉「……ええ。興奮、していたのかもしれない……ハァ、ハァ」
男「(なんか姉ちゃんが色っぽくなってるんだけど……そういうシーンなのか?これ)」
姉「私のカいてるのを見て、一緒に興奮してくれる人や……
もっと見たいって言ってくれる人がいて……指が止まらなくって……」ハァハァ
男「でも、やっぱりそういう好意的な人ばっかりじゃないんでしょ?」
姉「え、ええ……っ ハァハァ。私がカいてるのを見て『つまらない』とか『やめちまえ』なんていう人もいたわ……っ」
男「マジかよひっでえ!」
姉「で、でもっ!そ、その時の私には……むしろ……そういう心無い言葉も……
気持ちを昂ぶらせる材料でしかなくって……思い出したら……はぁああんっ!」
男「Oh……」
姉「それで……それで……寝ずにずーっとカいて、カいて、いっぱいカいて……
カきおわった時には……本当に気持ちよくって……頭がぼーっとして……」
男「あーそれはわかるかも」
姉「みんなからお疲れ様なんて言葉をもらったら、一気に肩の力が抜けちゃって……
あとはもう疲れ果てて、そのまま泥のように眠ったわ……行為の余韻に浸りながら」
男「そっかー……なんか意外だなぁ。姉ちゃんがそんなに情熱的にカいてたなんて……」
姉「ふふっ……今はそういうことはしなくなったけどね
でも時々、あの夜のことを思い出すと体がポカポカしてくるわ……」
男「そっかー(これ録音したの親父に聞かせたら発狂するな)」
姉「男はそういうことをするつもりはないの……?
その、人に……自分の、を……見てもらったりとか……」
男「んー、当分はないと思うけど……」
姉「?」
男「もしそういうことする時は姉ちゃんに色々レクチャーしてもらいながらにしようかな」
姉「……ッ!」カアァァァ
姉「私なんかで良ければ、何だって教えてあげる……男が知りたいこと、なんだって……」
男「…………………………はい」
姉「それじゃあ、私はそろそろ行くね……」
男「あー、うん。顔出しにきてくれてありがとね」
姉「ううん」
姉「…………あの話の続き、楽しみに待ってるから」
男「あの話?」
姉「そ、その……お姉ちゃんのワキの……」
男「…………いや、あの話はあれで完結してましてですね……」
姉「……そう」ガッカリ
男「(実は名作なのか?)」
~
(姉「あなたがリビングでお母さんからお説教うけてる時、妹ったらずっと廊下に体育座りで塞ぎこんでたのよ?」)
(男「えー?マジで?想像できん……」)
(姉「お兄ちゃんが真剣に怒られるようなことになるとは思ってなかったんじゃないかしら……
すごく申し訳なさそうな顔してたわ」クスクス)
(男「うーむ……」)
男「なんてことを聞いた手前、ほっとくわけにもいかないしなあ……」
男「しかたない……シスコンの気のある兄貴としてここはひとつ折れておこう」
男「(とりあえずあいつの部屋行って……そもそも入れてもらえんのか?)」
ガチャッ ゴツッ!
妹「あいたぁっ!」
男「うおぉっ!?(部屋のドア開けたら奴が!)」
妹「うー……」ジト
男「あ、や、あのな……」
妹「…………ごめんなさい」 ペコン
男「……ん?」
妹「……お母さんの怒鳴る声……廊下まで聞こえてきた……」
男「あー……(まあ、声がデカいだけで理性的なお説教だったんだけど)」
男「なんつーか……騒がせて悪かったな?」
妹「……っ」ブンブン
男「まあ、これに懲りずにこれからも仲良く喧嘩するいい感じの兄妹でいてくれるとお兄ちゃん嬉しいです」
妹「……」コクン
妹「ほんとに……ごめんなさい……
あのあと、例に友達にこのこと愚痴ったりもしちゃって……」
男「……おい。まさかそれおま」
妹「ち、違う!誰がーとか、どんなーってのはもちろん伏せてだよ!?」
男「……はぁ。おどかすなよ」
妹「……すっごく怒られちゃった。どんな作品だろうと、貴女を信じて見せてくれたのに
仇でかえすようなことをするなんてーって……」
男「……いや、自分で言うのもなんだけど……作品の内容にもよるんじゃないでしょうか……」
妹「……ッ」ブンブン
妹「それでも、信じて見せてくれたって部分は、その通りだって思ったから……」
男「……あー」
妹「だから……ごめんなさい」
男「……うん。ここはお互いにごめんなさいということで、ひとつ」
妹「……うん」
男「…………」
妹「…………」
男「えーっと……それじゃな?」
妹「…………あのね、兄ちゃん」
男「……は、はい?」
妹「姉ちゃんも、そういう経験あるって、知ってる……?」
男「……えー……っと。それは……俺の口から言ってもいいのかな……」
妹「知ってるならいいの。姉ちゃん、私にそのこと話してくれたから」
男「あーそうなのか。そういうことなら……知ってる」
妹「お姉ちゃんも経験あって……お兄ちゃんも経験済み……まだ経験ないのは、私だけなの」
男「……こういうことは別に経験しないならしないでもいいのでは」
妹「……やだっ!私だけ仲間はずれは嫌!私だってヤりたいのっ!」
男「ええぇー……?」
妹「ねえ、お願いお兄ちゃん……私にもそういうこと、教えて……?
どうやったら、私も気持ちよくなれるか……教えて……!」
男「…………………………」
(※SSシーン注意)
妹「こ、こうで、いいのかな……?兄ちゃん……っ」カタ、カタカタ
男「ああ。そうだよ……そうやって、優しくカくことを意識するんだ……」
妹「う、うんっ……あの、あのね?私、こういうことするの……はじめてだから……
どこかおかしなところがあったら、言ってね……?」
男「心配しなくていいよ。俺に全てをゆだねて……」
妹「ふあぁっ……う、うん……っ!」カタカタッ
男「……つぁッ!」
妹「キャッ!だ、だいじょうぶ!?イタかった!?」ドキドキ
男「だ、大丈夫。イタかったのはちょっとだけだ……
いきなり地の文を書くのは、ちょっと難易度が高いから、さ……」
妹「……ッ!///」カアァァァ
妹「わ、私、ほんとにこういうの経験ないんだからねっ!?
こ、これがはじめてなんだから、勘違いしないでよねっ!」カタカタカタ
男「……ああ。わかってるよ」 ナデナデ
妹「ふわっ……」 キュンッ
妹「……はぁ……はぁ……」カタカタカタ
男「……いいぞぉ。その調子だ……」
妹「……う、うんっ」 カタカタ……カタカタ……
男「だけど、ぴったり閉じてちゃよくわからないな」
妹「えっ……!?」
男「もっとこうや……って……っ!」カタッ
妹「ふああぁんっ……兄ちゃんダメぇっ、そんなにグイッて改行してひろげたりしちゃ……っ!」ビクンビクン
男「フフッ……ほぉら。一行ずつ改行したらずうっと見えやすくなった」
妹「やだぁっ!恥ずかしいよぉ……っ!///」
男「妹の可愛いのが丸見えだ……さあ。休まず続けてごらん……」
妹「ひゃっ、ひゃいぃ……っ」カタ、カタカタ……
妹「……はぁっ……んっ……」 カタカタカタカタ
男「あれえ?口じゃダメとか恥ずかしいなんて言ってるくせに、
行数のほうはもうこぉんなに一杯じゃないか。今にもあふれそうだよ(文字数制限に)」
妹「い、いじわるぅ……そんなこと言っちゃやだぁ///」 カタカタカタカタカタ!
妹「……はぁっ……はぁっ……すごい……っ」カタカタカ
男「そう……これは何でもありなんだ……
自分の欲望の思うがままにカいてごらん……」
妹「う、うんっ……!」カタカタ
男「(ああ……三点リーダをひとつしかつけないなんて……
初々しくってすごく興奮する……っ!)」
妹「お、兄ちゃん……っ!どうしよう……っ!」カタカタ
男「……ん?どうかした?」
妹「妹のセリフの中に……お兄ちゃんのセリフを入れなくちゃいけないの……っ
こういうとき……どうすればいいの……?」
男「フフッ……そういうときはね。貸してごらん……」
妹「ふぇっ?」ドキッ
男「こう、するんだ、よ……っ!」カタカタカタ!
妹「ひやぁあんっ!は、入っちゃった!お兄ちゃんのが、妹の中に入っちゃったあ……っ!」ビクビクン
男「これはね……『二重かぎかっこ』って言うんだよ……ッ!」 タンッ!タンッ!タンッ!
妹「にじゅぅ……かぎかっこぉおおッ!ふっ、太いっ!太すぎるよぉっ……!
いいの……!?こんなに太いもの、妹のちっちゃいのに入れちゃって本当にいいのっ!?」
男「ああ。もちろんだよ……でも、平気か?イタくないか?(文章的に)」
妹「ん、平気……最初はちょっとイタいって思ったけど……段々、慣れてきたみたい……っ」
男「そ、そっか……よかった……」
妹「えへへ……イタさよりも、私でもちゃんと入れられた嬉しさのほうが大きくて……」
男「……っ!い、妹っ!」
妹「兄ちゃん……っ!もっとたくさんカくから、見ててね……っ!ふぁっ!」カタカタカタカタ
男「ああ……ちゃんと見てるよ……っ!」
妹「……はぁっ、はぁっ、兄ちゃん……私、もうダメぇ……」 カタカタカタ……
男「……よし、これで終わりにしよう……最後は全力でいくぞ!」
妹「うんっ……わかったっ!兄ちゃん……一緒に気持ちよくなってえ!」 カタカタカタカタ!
男「ああ……俺も気持ちよくなってきた……っ」
妹「兄ちゃん……最後は……い、一緒に……っ!」 カタカタカタ
男「わ、わかった!……い、いくぞっ!」
妹「うん……っ!」カタカタカタカタッ!
男妹 「「…………ッッッ!!!」」 タンッ!
~
男「……というSSを書こうと思うんだけど、どうかな?」
妹「変態……でもどうしてもっていうんなら、一緒にカいてあげないこともないよ……」モジモジ
姉「フフッ……私なんかで良かったら、いつでも混ぜて頂戴」
(男「(それからなんやかんやあって、今ではこうして一緒に合作SSをかいたりしております)」)
母「…………まだまだ構成が甘いわね。やりたいことも今いち見えてこない……」ブツブツ
(男「(母がやたらと熱心に、且つ的確なダメ出しをしてくるのが気になる今日この頃ですが……)」)
父「……つーづーき、はーよ、と……」カタカタ、カタッ
(男「(はたから見ればきとくな三人きょうだい+両親だけど、ぼくらはげんきです)」)
おしまい