勇者B「ふー束の間の休息だ」
勇者D「全くだ」
勇者C「なんだお前ら。まだ魔王を倒してないのか?」
勇者B「倒したって大変なの」
勇者E「うーさぶさぶ。悪いね、遅くなって」
勇者A「おう、ってなんで全裸なんだよ!」
勇者E「強くなる事と引き換えに、二度と服が着れなくなってしまった……」
元スレ
勇者B「よお」勇者A「遅かったな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358506740/
勇者A「……なんだ、頑張れよ」
勇者E「強く生きるよ」
勇者B「実際強くなったんだろ?」
勇者E「まあな」
勇者D「とりあえず近状報告からしないか?」
勇者C「そうだな。唯一あらゆるしがらみから開放される定例会だしな」
勇者A「去年は……ああ魔王倒した直後だったからなー」
勇者A「紆余曲折あって魔王とは今伴侶の間柄だ」
勇者E「なんだよそれ」
勇者B「氏ね」
勇者C「爆ぜろ」
勇者D「消えろ」
勇者A「お前ら辛辣だな……何があったんだ」
勇者A「まーそんな訳で、共存的な流れになっている」
勇者A「課題はまだまだあるけども、まあ平和になった感じだな」
勇者E「共存反対派の魔王軍とかないのか?」
勇者A「んーそんな感じは無いかな? 人間側からの物資支援とかもあって、安定して食っていける環境になったし」
勇者D「リア充氏ね」
勇者B「くそー幸せ者め。不幸になれば良い」
勇者C「そこまで言うのか。Bはもう少しで魔王倒せそうって去年言ってたじゃん。どうしたんだよ」
勇者B「魔王倒しても良い事ねーからなー」
勇者C「何があったんだ?」
勇者B「魔王を倒したんだけどもさー今は国の争いに使われているんだ」
勇者D「傀儡状態か。しんどいな、それは」
勇者B「姫様も助けてフラグ立ったと思ったのに、帰還したら政略結婚してるしさー」
勇者E「ソロだっけ? 親密になれる相手がいないときっついよな」
勇者B「全くだ」
勇者B「リア充とかカップルとか氏ねばいいのに」
勇者B「そういえばCも意中の子がPTにいるんじゃなかったのか?」
勇者A「そういやそんな事言っていたっけ」
勇者E「何があったんだ?」
勇者C「……魔王は倒したんだ」
勇者C「倒して帰還して告白したんだ」
勇者D「振られたのか……」
勇者C「仲間の戦士とデキていやがった……」
ABDE「……」
勇者C「すげー親密だったんだぞ? 出会った当初、旅立ちの時は凄い内気な僧侶でさ」
勇者C「だんだんと心開いていってくれて、微笑んでくれるようになったんだぞ?」
勇者A「あーそれ分かる」
勇者B「ソロだから分かんね」
勇者E「俺もだ」
勇者D「俺、そこまで慕われていないからなぁ」
勇者C「ちょっとした事があった時、照れ笑いを隠しながら二人だけの秘密ですよ、ってめっちゃ可愛かったんだぞ!」ダンダン
勇者B「それが蓋を開けてみれば、か……政略結婚で奪われた俺の方がまだ救いがあんのかなぁ」
勇者D「なんだ幸せになったのは勇者Aぐらいか?」
勇者A「お前はどうなんだ?」
勇者D「PTだけどイケメン騎士がいるから望み薄」
勇者B「人選ミス過ぎるだろう」
勇者D「だって初期から強かったんだもの」
勇者E「魔王の方はどうなったんだ?」
勇者D「まだ攻略中……っていうかあれ倒せない」
勇者B「あー規格外魔王に当たっちまったか」
勇者C「三班の勇者達は全員、規格外魔王らしいぞ」
勇者D「あ、なんか嬉しい」
勇者A「俺も聞いたな。なんか毎日魔王にぶっ殺される日々らしい」
勇者E「なにその地獄絵図」
勇者B「因みに魔王は男? 女?」
勇者D「お、女だ……ヤンデレ? みたいな感じでヤバイ」ガタガタ
勇者D「ま、毎日俺に迫っては惨殺していくんだ」ガタガタブルブル
勇者C「なんか俺、生きる勇気が湧いてきた」
勇者B「奇遇だな。俺もだ」
勇者E「そうか? 俺は何時でも普通に生きているぞ」
勇者A「全裸なのに……」
勇者C「逞しい奴だ」
勇者D「……で、お前はどうなんだよ」
勇者E「魔王を倒したよ……戦う仲間はいないから、始めに王様からもらった妖精と旅してる」
勇者B「それはそれで羨ましいな」
勇者C「国に使われたりしていないのか」
勇者E「俺が旅立った国は開始三時間で消滅したからな」
勇者B「何があった」
勇者E「いやほら、俺のところは魔王が世界を食う闇を召還させたから」
勇者D「よく去年こっち来れたな」
勇者E「その間闇が止まってたよ。マジ空気読める子」
勇者A「空気読んでくれるの魔王軍だけじゃないんだな……」
勇者E「で、その妖精と共に時々人を助けたり」
勇者E「迷宮に潜ったり、美味いものを食べながらのんびりしてるよ」
勇者B「一番冒険者らしいその後だな」
勇者C「にしても道中仲間は捉らなかったのか?」
勇者E「幽閉されている王女様なら見つけた」
勇者D「助けなかったのか?」
勇者E「牢屋ごと槍で……」
勇者A「なにそれ怖い」
勇者E「あ、あともう一人見つけた」
勇者E「見つけた時には魔物に食い殺されてたけど」
勇者B「お前の所ハード過ぎないか?」
勇者C「ま、幸せになってるのはAだけって事で爆ぜろ」
勇者B「そういや、お前は人間関係しか聞いていないが魔王討伐後はどうなったんだ」
勇者C「一応英雄としてやっているけど、良いように使われているだけだ」
勇者D「政略結婚とか無いのか? お姫様ととか」
勇者C「無いから余計にむなしいんじゃないか……」
勇者E「もうお前も旅に出たらどうだ? 楽しいぞ。世界は広いし、まだまだ見た事の無い物でたくさんだ」
勇者C「お前と違って大抵の勇者は世界の隅々まで回るんだよ……」
勇者D「火山から落ちれば新世界にいけるんじゃね?」
勇者C「なんてリスキーな……」
勇者A「じゃああれだ。こっからは皆で意見出し合って」
勇者A「個々の世界でより良い暮らしを得られるよう模索するってのは」
勇者B「お、いいね」
勇者C「まー現状が変わるなら良いかな」
勇者D「……規格外魔王の倒し方」シクシク
勇者E「Dが不憫すぎる」
勇者C「ある意味一番不憫なのはお前のはずなんだが……」
勇者A「Bは発言権くらいはあるんだろ?」
勇者B「あるにはあるけど……なんかもー俺、お国の犬ってイメージがあるんだよね」
勇者C「本当に傀儡だなおい。反旗でも翻したらどうだ?」
勇者D「力はあるんだし物の試しにやってみたら?」
勇者B「お前ら、人の人生にとりあえず感覚で反逆を勧めないでくれる?」
勇者E「けど他にあまり方法無くないか? それこそ俺みたいに旅をするくらいしか」
勇者A「……と言うわけで勇者Bは良し、と」
勇者C「諦めた」
勇者D「諦めは肝心だもんな……」
勇者E「自分に言い聞かせてる?」
勇者C「まあ、俺は頑張れば何とか幸せくらい掴めそうだからなぁ」
勇者A「そうなのか?」
勇者C「もうちょい準備が整ったら遠方の国で騎士でもやろうかと」
勇者E「そりゃまたスケールダウンだな」
勇者C「でも腕はあるからな。なあに、元々裸一貫、剣術だけでここまできたんだ」
勇者A「何気にタフだな。爆ぜろとか言ったくせに」
勇者C「幸せそうだったからな」
勇者A「あー……Dは……」コンコン
勇者C「え? 誰? もう誰も来ないよな?」
勇者B「何これ怪奇現象?」
魔王D「失礼するぞ」ガチャ
勇者D「おわあああ! うわああああ!!」
勇者C「ちょちょ、定例会の日はそういうの無しだって!」
魔王D「事前に言ってくれればお休みを上げたさ。しかし勇者Dは何も言わなかったからな」
勇者E「そりゃあお前が悪いな」
勇者D「あばばばば! あばばばばばば!」フルフル
勇者B「なんだかんだで美人さんじゃないか。羨ましいな」
勇者D「ああああああ! うああああああああ!」ガタガタ
魔王D「ふふ、勇者……足繁く私の元に通うように言っておったのに」ギュゥ
勇者D「ひぁっ! たす、たすけ!」ブルブル
勇者C「巻き込まれないように少し避難するか」
勇者B「そっちもうちょい詰めて」
勇者E「コタツが狭くなるな」
魔王D「ふふふ……勇者D、可愛いぞ勇者D」スリスリ
勇者D「 ! !」ガタガタガタガタ
勇者C「最早言葉にならない叫びだ」
勇者B「あいつのステータスってどんなもん?」
勇者A「これ」サッ
勇者E「俺のところと表示が違うからよく分からないが高そうだ」
勇者C「これ滅茶苦茶強くないか? 俺のところだったらソロで魔王倒せるぞ」
勇者B「そのDがこれだけ怯えるのか」ゴクリ
魔王D「……ああ良い匂いだ……さて、そろそろ」ヌラリ
勇者D「ぃっ!」ビクン
勇者B「舌なめずりエロいな」
魔王D「勇者D……」ズヌ
勇者A「貫手?!」
勇者D「 ! !」パクパク
魔王D「そして手を返して……ふっ!」ブチィ
勇者B「ナニアレ」
勇者E「心の臓……」
魔王D「……」グジュゥハグゥ
勇者A「く、食ってやがる」
勇者C「Dは……」
勇者D「」ビクンビクン
魔王D「ああ、可愛い私の勇者D……まだ生きているのだな」ギュゥ
魔王D「少しずつ絶命までの時間が延びている……嬉しいぞ」スリスリ
勇者E「俺、初めて恐怖した」
勇者B「奇遇だな……」
勇者C「俺は今の自分の環境が幸せに思えてきた」
魔王D「んむ……あ……ちゅぷ……ぷは」
魔王D「ふふ……勇者Dとの接吻は何時も血の味だな」
勇者C「それってつまり……」ガタガタ
魔王D「他の者にはすまないが私"達"はお暇とさせて頂こう」
勇者A「お幸せに……」
魔王D「うむ、私は今とっても幸せだぞ」ニコ
勇者E(あの行動さえ無ければ凄い美人で羨ましいんだけどなぁ)ヒソヒソ
勇者B(全くだ)ヒソ
勇者A「今年の定例会は自身の幸せを噛み締めるものになってしまったな」
勇者B「勇者Dに合掌」
勇者C「合わせて黙祷」
ABCE「……」
勇者B「まだ朝だし昼頃にはあいつも蘇生されるかなぁ」
勇者C「だろうな」
勇者E「戻ってくるかな?」
勇者A「望み薄そうだな……まあ仕方ないよな」
勇者C「可哀想だけども俺達が干渉しちゃ不味いし、干渉しても役に立てないもんな」
勇者C「昼飯どうする?」
勇者D「出前でよくないか?」
勇者A「ドラゴンステーキでいい? それともクラーケン寿司?」
勇者B「エルフの自然食店も捨てがたいな」
勇者C「俺、トロールピザがいいかも」
勇者E「焦げてたり枯れてたりする草じゃなければいいや」
勇者A「お前凄い生活していたんだな」
……
勇者A「ウノ、上がりー」
勇者C「くそー!」
勇者B「あーあー……Cが赤にするからー」
勇者E「相手の手札くらい心の目で見なきゃ」
勇者C「できるかー!」コンコン
勇者A「Dかな?」
勇者B「だろうな」ガチャ
勇者D「……」カタカタ
魔王D「ふふ」スリスリ
勇者C「Oh...」
魔王D「私との約束を破った罰だ。が、今日は定例会だからな」ヌラリ
魔王D「今日はもう殺したりはしないよ」ガブゥ
勇者D「ぁっぅ」ビクン
勇者A「首筋噛まれて血吸われている……」
魔王D「嗚呼……勇者Dの血暖かい、それになんと美味な事か」チロチロ
勇者B「舌で首筋を這わせるとか凄いエロいよな」
勇者C「その舌が真赤でなければなー」
勇者D「助けて」ボソボソ
勇者E「無理」
勇者A「無理だなー」
勇者C「晩飯は鍋だけどいいか?」
魔王D「うむ構わんぞ……そうだな私は勇者Dの血で食べるとするか」
勇者B「D……強く生きろ」
勇者D「ぁ……ぅぅ」フルフル
勇者C「だよなー」
勇者E「とりあえず俺、鍋の用意始めるわ」
勇者A「俺も手伝うよ」
魔王D「ふふふ」チロチロ
勇者D「……」ガタガタブルブル
勇者B「リジェネレーションかけるか?」
勇者D「殺して……いっそ殺して」フルフル
勇者C「俺特殊な技覚えてさ。二度目の人生、つって一度の戦闘で一度だけ使えるんだが」
勇者C「一回だけその場で復活できるんだ」
勇者D「いや……いやだ」フルフル
魔王D「勇者Dが嫌がっているではないか……あまり虐めてやるな」
勇者C「えっ?」
勇者B「ごめん何言っているか分からない」
……
勇者C「あー食った食った」
勇者A「そろそろ0時か」
勇者B「今日はどうする? 俺はここで寝て明日発つんだが」
勇者A「悪いね。魔王には帰るって言ったんだ」
勇者C「リア充氏ね」
勇者E「本当にそればっかだな」
勇者B「それよか」チラ
魔王D「ふふふふ……もうすぐで明日だぞ勇者D」
魔王D「私はとっても我慢したのだぞぉ」スリスリ
勇者D「」
勇者A「恐怖でDが息してない」
勇者C「どこまで不憫な奴なんだ」
0時
魔王D「ふっ」ブチィ
勇者C「首もいだー!!」
デュラハンD「」ビクンビクン
魔王D「勇者D……勇者D……可愛いぞ」ギュウ
勇者B「もうやだこのスプラッター劇場」
魔王D「さて、私達はこれにて。御機嫌よう、他の世界の勇者達」
魔王D「最も、勇者Dの可愛らしさには敵わんがな」チュッチュッ
勇者E「えー……あー」
勇者B「どうぞどうぞ、勇者DがNo1でいいです」
勇者A「嵐が去っていったな」
勇者B「俺、もう寝るわ。なんか疲れた」
勇者C「俺もここで寝ていくわ」
勇者E「俺は寝なくても平気だなー」
勇者A「じゃあ俺はそろそろ行くわー」
勇者B「おーまた来年なー」
勇者C「奥さん連れて来いよリア充」
勇者A「機会があればなー」
勇者E「じゃーなー」
勇者B「よお」勇者A「遅かったな」 終
61 : 以下、名... - 2013/01/18(金) 21:47:37.16 czQWOxC30 31/31Eの片道勇者以外特別ネタ無し
というか何となく片道勇者を入れてしまった

