1 : 名無しさ... - 21/12/19 22:50:14 mQ9q 1/35こちら【SS冬祭Pドル21】参加SSです。
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元スレ
北上麗花「夜の温泉で二人」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1639921814/
北上麗花『私、一度もタヌキに化かされたことないんですよね』
麗花『夜に行かないとダメなのかな~。今度一緒にどうですか?』
……
P「来てしまった……思った以上に暗いな」
麗花「ほらほら、プロデューサーさん、カブトムシのメスがいますよ!」
P「タヌキ探してるんだよな? どうして木を見てるんだよ」
麗花「わかりませんよ。もしかしたら、この木に化けているかもしれません」
P「……うん、そうかもな」
麗花「あっ、タヌキだ!」
P「ええっ本当に?」
麗花「ほら、あっちの方で目がぎょろぎょろって光ってますよね」
P「ああ、そういう……あれか?」
麗花「そうですよ。さぁ、化け放題の出血大サービスですよ~。ほらほら~」
P「……タヌキに伝わるかな?」
麗花「あ、逃げた。待て待て~!」ガサガサッ
P「ちょっ、麗花、走ると危ないって!」
P「暗い……もっと本格的な懐中電灯持ってくるんだった……」ガサガサ
P「しかし、なかなかの獣道だな……麗花~!」ガサガサ
麗花「プロデューサーさーん! 早く早く!」
P「方向は合ってるな……今行く!」ガサガサ
P「おっ、ちょっと開けたかな」
麗花「プロデューサーさん、こっちこっち! 大発見ですよ!」
P「化けタヌキを見つけたのか?」
麗花「違いますよ。ほら、これです!」
P「これって……暗くてよく見えないけど……」
P「温泉?」
麗花「そうそう、天然の温泉ですよ! ロコちゃんだとナチュラルホットスプリングです!」
P「こんな所に……触った感じだと温度もちょうど良いくらいだな」
麗花「それじゃあ入りましょう!」
P「そうだな。足湯でもして……って麗花!?」
麗花「どうしたんですか?」
P「服脱ぎ始めてない?」
麗花「だって温泉ですよ! 一緒に入りましょう!」
P「いやいや、落ち着け。バスタオルも持ってきてないし」
麗花「体を拭くだけなら、このハンドタオルで充分ですよ」
P「いや、そうじゃなくて」
麗花「あ、プロデューサーさん、ちょっとあっち向いておいてください。じゃないと、エッチデューサーさんって呼んじゃいますよ」
P「お、おう……って、麗花が入るんなら俺は遠慮しとくよ」
麗花「ええ~つまんないですよ。暗くてほとんど見えないから、一緒に入っても大丈夫ですって」
P「いや、流石にやめておく」
麗花「とうっ」ザップーン
P「いや、本当に入っちゃったの!?」
麗花「気持ちいいですよ。プロデューサーさんも早く早く~」
P「俺は入らないからな」
麗花「むむむ~、つれないデューサーさんですね」
P「何とでも言え」
麗花「それじゃあ、こう!」ガシッ
P「ちょっ、なんでズボンつかむの?」
麗花「入らないなら、このまま引っ張って、引きずり落としちゃいますよ♪」
P「怖っ! それはやめて!」
麗花「あ、私は今、服着てないので、こっち向いても引きずり落とします」
P「絶対見ないようにしてるけど! これ危ないって」
麗花「さぁ、約束をしてください。カウントダウン~、5、4」
P「わかった! 入るから!」
麗花「そうですよ。最初から素直デューサーさんになってくださいよ~」
P「ふぅ……入るのは入るけど、いくつか条件がある」
麗花「カウントダウン再開~3、2」
P「待てって! とりあえず麗花にはなるべく離れてもらって、その間に俺が入って、お互い背を向ける、それでオーケー?」
麗花「なるほど、そうですよね。プロデューサーさんも私も恥ずかしいですもんね。それならオーケーです」
P「……それじゃあ、手を放して」
麗花「はーい、それじゃあ、いってきまーす」バシャバシャ
P「」ヌギヌギ
P「」チャポン
P「……入ったぞ」
麗花「はーい。それじゃあ、近づきますね~」
P「本当、奇跡の湯加減だな」
麗花「そうですね~。ポカポカになれそうです」
P「化けタヌキを探すはずが、温泉につかれるなんてな」
麗花「あ、それは諦めてませんよ。きっと、今もどこかで誰かが化かされてますから」
P「……そうか」
麗花「でも、ちょっと休憩です。すごく気持ちいいんですもん」
P「……そうだな」
麗花「はふぅ~……」
P「……」
麗花「ねぇ、プロデューサーさん」
P「ん?」
麗花「こっち、向いちゃいます?」
P「はい? 何言ってるの?」
麗花「暗いから恥ずかしくないですよ」
P「いや、流石にダメだ……って、麗花、こっち向いてる? 声がさっきと違ってこっちに向かって聞こえてきて」
麗花「それぇっ!」ムニュ
P「ちょちょっと! 麗花何やってるんだ!?」
麗花「あー、これは恥ずかしいですね。恥ずかしいかさんになっちゃいますね」
P「耳元でしゃべらないで! なんか詩花っぽいし! ってかそれなら抱きつくのもやめて!」
麗花「でも信頼してます。マジメデューサーさんはアイドルに手を出しませんよね?」
P「それはそうだけどさ! 何で急にこんなことを」
麗花「プロデューサーさん、いつもありがとうございます」
P「え?」
麗花「こんな普通じゃない私を、みんなの輪の中に入れてくれて」
P「……」
麗花「小さい頃から、変わった子だねとか、不思議ちゃんだって言われ続けて、私って変なのかって、ずっと思ってました」
P「……」
麗花「今日だってそうです。茜ちゃんに言ったら、タヌキに化かされないのが普通で、それを探すのは普通じゃないって、言われちゃいました」
P「……それはそうかもな」
麗花「でも、プロデューサーさんは、なんやかんやで着いてきてくれました。断ることも出来たはずなのに」
P「……」
麗花「こんな私を受け入れてくれて、本当に嬉しいです。ありがとうございます」
P「……こちらこそありがとう、だよ」
麗花「え?」
P「たしかに、不思議なところはある。最初は意思疎通できるか不安だったし、未だに麗花の意図がわからないこともある」
麗花「……」
P「でもな、スペックが高くて、ポジティブで……そういう不思議な所も含めて、本当に魅力的なんだ」
麗花「……」
P「これでアイドルとして売れなかったら俺のせいだ、って思うくらいな」
麗花「……」
P「俺を信頼してくれて、プロデュースを任せてくれて、俺の方こそ本当に感謝してるよ」
麗花「……なんだか、照れちゃいますね」
P「……そうだな」
麗花「……さて、私は上がりますから、このまま回れ右しましょう」
P「お、おう」
麗花「エンエンクルリ~クルリ~よ……それじゃあ、私が合図するまでこっち見ないでくださいね」
P「ああ」
……
P「……」
麗花「……」
P「……」
麗花「あ、タヌキ!」
P「え?」
麗花「待て待て~」ガサガサ
P「ちょっ麗花?」
P「……」
P「……」
P「もう振り向いていいよな?」
P「……」
P「5、4、3、2、1」
P「……0」
P「……」チラッ
P「よし、それじゃあ、俺も上がろう」
……
P「……たしかこっちだったはず」ガサガサ
P「これで遭難になったら地獄だな……」ガサガサ
P「麗花も心配だし……早く合流しないと」
P「おーい、麗花! いたら返事してくれ!」
麗花「やっほー!」ガサガサ
P「おわっ」
麗花「隣の茂みから呼ばれて飛び出ました麗花さんです!」
P「近くにいたなら声かけてくれよ」
麗花「てっきり私がいるって、プロデューサーさんはわかってると思ってました」
P「……そうか」
麗花「それにしても、迷子デューサーさん、どこ行ってたんですか?」
P「麗花を探してたんだよ。温泉から出てから、タヌキを」
麗花「え? え?」
P「ん? どうした?」
麗花「温泉って何ですか?」
P「……え?」
P「麗花が見つけてくれた天然の温泉だよ」
麗花「私、温泉なんて知りませんよ?」
P「え?」
麗花「あ、もしかして、その私、タヌキじゃないですか?」
P「はい?」
麗花「プロデューサーさんはタヌキに化かされたんですね!」
P「いや、流石にそうじゃない……はず」
麗花「いいなぁ~。化けタヌキにも会って、温泉にも入るなんて、うらやまデューサーさんですよ」
P「そうなの、か……?」
麗花「それで、どうだったんですか?」
P「え?」
麗花「タヌキの私、どんなことをしたんですか?」
P「……い、言えない」
麗花「言ってくださいよ~」
P「無理、無理だ」
麗花「ずーるーい、ずるデューサーさん、教えてくださいよ~」
P「無理だって」
麗花「もーぉ、いじわる~」
麗花「なんて、ね」
P「……え?」
P「麗花?」
麗花「さぁ、まだまだこれからですよ!」
P「……お、おう」
おわり
35 : 名無しさ... - 21/12/19 23:20:54 mQ9q 35/35元ネタ・http://mobile.twitter.com/imasml_theater/status/1455006689632079875?cxt=HHwWhsCylYK4nLEoAAAA
タヌキが化けることは確定らしいですね。流石麗花さん。
完結報告してきます。

