ブラ「ヤムチャさん・・暇だけど・・・何?」
ヤムチャ「いやデートでも・・・」
ブラ「私、強い人が好きなんだけど。ヤムチャさんはどうかな?」
ヤムチャ「い、いや俺だってZ戦士の一人だよ?」
ブラ「じゃあ私と戦ってみせてよ」
元スレ
ヤムチャ「ブラちゃん、今日暇かい?」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1237283639/
ヤムチャ「(よおし、ここで俺の強さを見せてブラちゃんを見直させてやろう。父親や母親にはロクな話聞いてないだろうしな)」
ブラ「おっけー、やる気ね?手加減しないからね!」
ヤムチャ「よーし、来い!」
ベジータ「おいブルマ、ブラはどこに行った?」
ブルマ「修業しにいくって外に行ったわよ」
ベジータ「なに?修業なら俺が付き合うというのに・・・」
ブルマ「トランクスにもそれぐらいの気持ちで修業に付き合ってあげたらいいのに・・・」
ヤムチャ「おりゃ!!」
ブラ「きゃあっ!」
ヤムチャ「大丈夫かい、ブラちゃん」
ブラ「(ヤムチャさんがこんなに強いなんて・・予想外・・!)」
ヤムチャ「勝負ありかな?じゃあデートでも・・・)」
ブラ「まだまだ!だって私本気出してないもん!はあっ!!」ズギャオッ
ヤムチャ「ちょ、ちょっとスーパーサイヤ人は反則じゃない?」
ブラ「本気の私を倒さないとデートはしませんよ!!はあーっ!!」
ベジータ「!?なんだ、ブラの戦闘力が急上昇したぞ!」
ブルマ「修業してるからでしょ?ほっておきなさいよ」
ベジータ「やかましい!これはスーパーサイヤ人になった状態だ!ブラの身に何かあったらどうする!!」
トランクス「じゃあ僕が行くよパパ」
ベジータ「お前は会社の仕事をしていろ!俺が行く!!」
ブルマ「アンタも働きなさいよ」
ヤムチャ「はいぃーっ!!」バキッ
ブラ「あうっ!そ、そんな・・・」
ヤムチャ「ふう、やっぱ強いなブラちゃんは・・・」
ブラ「スーパーサイヤ人になっても勝てないなんて・・・なんで?」
ヤムチャ「ブウ戦の後、神様の神殿で修業してたんだよ。・・だがここまで強くなったとは思わなかった・・・」
ブラ「わかった・・・精神と時の部屋か・・・ズルいよ!」
ヤムチャ「俺サイヤ人じゃないから、そこらへんは認めてくれよ・・」
ブラ「うぅ・・・」
ヤムチャ「まあ、俺の勝ちだし・・・デート、いいよね?」
ブラ「う~・・・まあ約束は約束だし・・・ん??」
ヤムチャ「こ、この気はまさか・・・」
ベジータ「ブラ!!」
ブラ「パ、パパ?どうしたの?」
ヤムチャ「よ、ようベジータ・・・」
ベジータ「どうしたじゃない!!なんだ、その身体の傷は!!?」
ブラ「え?いやコレは修ぎょ」
ベジータ「ヤムチャ!!貴様の仕業だな?」
ヤムチャ「いやちょ待って・・・」
ベジータ「黙れ!ビック・バン・アタック!!」
ブラ「パパ!やりすぎよ!!」
ベジータ「手加減した。死にはしない・・・・というかもう逃げやがった」
ブラ「もう・・・」
ベジータ「ブラ、あんな奴に修業など頼むな!修業ならいつでも俺が付き合ってやる!」
ブラ「う・・・うん・・・」
ベジータ「ヤムチャの野郎には金輪際近づくな!わかったな?」
ヤムチャ「ただいま~」
プーアル「おかえりなさいヤムチャ様!」
ヤムチャ「せっかくブラちゃんとデート出来ると思ったんだけどなあ・・・」
プーアル「ヤムチャ様、めげないで下さい!」
ヤムチャ「ありがとう、プーアル」
その夜
プーアル「ヤムチャ様、ご飯が出来ましたよ!」
ヤムチャ「ああ、今行く・・・」
ピンポーン
プーアル「あれ、お客さんなんて珍しい・・・」
ヤムチャ「晩飯時に誰だ?俺が出るよ」
ガチャ
ブラ「こんばんは・・・」
ヤムチャ「ブ、ブラちゃん?驚いたなあ・・・よく家がわかったね?」
ブラ「あの、さっきはすみませんでした・・パパが必殺技放っちゃって・・・」
ヤムチャ「ん?いやいや、別に気にしてないよ!」
ブラ「あの、コレお詫びの品です。受け取って下さい」
ヤムチャ「あらあら、なんか悪いねえ・・・」
ブラ「また修業付き合って下さいね!それじゃあおやすみなさい」
ヤムチャ「ああ、おやすみ」
バタン
プーアル「ヤムチャ様、デートの事良かったんですか?」
ヤムチャ「ん?いや・・こんな物貰っちゃってデート誘うのもなあ・・まあいいさ」
ヤムチャ「おお、今日は野菜炒めか・・・」
プーアル「いっぱい食べて下さいね!」
ヤムチャ「ああ、いただき・・・」
プルルル… プルルル…
ヤムチャ「なんだ?今度は電話か・・ったく飯時に・・・」
プーアル「僕が出ますよ、ヤムチャ様!!・・・・はい、もしもし?」
ヤムチャ「電話がかかってくるなんて何年ぶりだろ・・・」
プーアル「え?ああ、こんばんは・・ええ・・・はい・・・わかりました」
ヤムチャ「?」
プーアル「ヤムチャ様、悟天さんからお電話ですよ!」
ヤムチャ「なに・・・?悟天が??」
ヤムチャ「もしもし?」
悟天「あ、ヤムチャさん?悟天ですけど」
ヤムチャ「ああ、久しぶり」
悟天「あの、ブラからメールが来たんですよ」
ヤムチャ「メールが?」
悟天「ブラ、ヤムチャさんのアドレスがわからなくて僕に送ったらしいんですけど・・・」
ヤムチャ「で、なんの話だ?」
悟天「詳しくは書かれてないんですけど、「明日10時、修業」って・・・」
ヤムチャ「修業?・・・おかしいな・・・修業ならさっき言えばいいのに・・・・」
悟天「とりあえず、伝えましたよ」
ヤムチャ「ああ、ありがとう。わざわざすまないな」
悟天「ブラ結構強いですからね。頑張ってください、それじゃ~」
ガチャ
ヤムチャ「まさか・・・修業とはデートの事では・・・?」
次の日
ヤムチャ「一応、おめかしはして来たが・・・」
ブラ「ヤムチャさん!」
ヤムチャ「おお、ブラちゃん。おはよう」
ブラ「おはようございます。修業の意味解ってもらえて良かったです」
ヤムチャ「まさか覚えててくれてたとは」
ブラ「約束ですからね・・・パパには内緒ですけど」
ヤムチャ「あ・・・それもそうだな。ははは・・・」
ブラ「気は極力小さくしていきましょう。パパに見つかったり大変ですから」
ヤムチャ「そうだな・・次は消されるかもしんない」
ブルマ「おはよう、ベジータ」
ベジータ「・・トランクスとブラがいないようだが」
ブルマ「トランクスはデート、ブラは友達と遊びに行くって」
ベジータ「全く、どいつもこいつも平和ボケしてやがる・・・全く・・・」
ブルマ「まあいいじゃない。若くて・・・ベジータ、私も買いたい物があるから買い物付き合ってよ」
ベジータ「なんだと?俺はトレーニングを・・・」
ブルマ「たまには息抜きしなさいよ。さっさと準備して!」
ヤムチャ「何処か行きたい所はあるかい?」
ブラ「私、見たい映画があるんですけど」
ヤムチャ「よし、じゃあそれを見に行くか・・・」
トランクス「ん?あれはヤムチャさんとブラ・・・?・・・嘘だろ?」
ヤムチャ「へえ・・・悟空達の闘いを映画にしたのか・・・・」
ブラ「ええ、一度見てみたいなーって思ってたんです」
ヤムチャ「俺は出るのかな・・・?」
トランクス「ありゃどう見たってデートだよな~」
彼女「ちょっとトランクス、なにさっきからボーッとしてるのよ?」
トランクス「あ、ごめんごめん。そうだ、この映画見ようぜ!」
彼女「えー・・・・・これ?」
ベジータ「ちっ・・相変わらずゴチャゴチャした街だぜ・・・」
ブルマ「ブツクサ言わないの!・・ったく」
ベジータ「俺は賑やかな場所が嫌いなのは知ってるだろうが」
ブルマ「アンタ闘うの好きでしょうが・・・賑やかさは一緒でしょ?」
ベジータ「・・・ちっ」
カー メー ハー メー アー!!
ヤムチャ「(えぇ~・・・?)」
ブラ「(う、うわぁ~・・・)」
トランクス「(なんだよあの二人?手も繋がないなんて・・・)」
彼女「トランクス・・・これ、面白い?」
トランクス「え?あ、ああ最高じゃん!」
彼女「(別れよう・・・・)」
ブラ「な、なんかすいませんでした・・・」
ヤムチャ「い、いや気にしなくていいよ・・・実際に見てない奴はわかんないだろうしね」
ブラ「ヤムチャさんも・・・大分凄い姿でしたね」
ヤムチャ「ああ・・あれはないよなぁ・・・・」
トランクス「(なんか二人共ブルーだな・・・手繋ぎ損ねたのかな?)」
彼女「トランクス、あたし帰るね」
トランクス「え?なんで?」
ヤムチャ「は、腹減らないかい?」
ブラ「そ、そうですね。もうお昼ですもんね・・何処かで食べましょうか?」
ヤムチャ「そうだな、適当に店を探そうか・・」
トランクス「なんだよアイツ・・・いきなり帰るなんて・・・・まあいいや、二人の方が気になるしね・・・」
ブルマ「何が気になるの?」
トランクス「!?うわっ、ママ!びっくりした・・・」
ベジータ「何を突っ立っているんだ。実戦なら死んでいたぞ」
トランクス「(二人の事がパパ達にバレたら大変そうだな・・・ここは黙ってよう)」
ヤムチャ「ここにしようか」
ブラ「はい、入りましょう」
店員「いらっしゃいま・・・おお、ヤムチャ!?」
ヤムチャ「!!?面識ありましたっけ?」
店員「俺だよ俺、ウーロンだよ」ドロンッ
ブラ「わ、店員さんが豚に・・・」
ウーロン「隣の子は彼女かよ?」
ヤムチャ「え?」
ブラ「ち、違いますよ。友達です!」
ウーロン「姉ちゃん、コイツには気をつけた方がいいぜ?」
ヤムチャ「余計な事言うな」
ブラ「あはは・・・」
ウーロン「ま、立ち話もなんだ。今席に案内するからよ!こっちだ」
ヤムチャ「客に対してなんて態度だ・・・」
ブルマ「ふう、沢山買ったわね!」
ベジータ「ち・・・何故俺が荷物持ちなど・・」
トランクス「カプセル忘れて来たから仕方ないよ」
ブルマ「さて、御飯でも食べに行きましょうか。古い知り合いが働いてる店があるのよ」
ベジータ「古い知り合い?俺の知っている奴か?」
ブルマ「どうかしらね・・向こうは覚えててもアンタが覚えてるか・・・」
ヤムチャ「ブラちゃん、良く食べるねぇ・・・」
ブラ「そ、そうですか?これでも押さえてる方なんですけど・・・」
ヤムチャ「サイヤ人っていっぱい食べるんだもんな。遠慮しないでガンガン食べなよ」
ブラ「は、はい!」
ウーロン「いらっしゃいま・・・」
ブルマ「はぁい、ウーロン」
ベジータ「・・・」
トランクス「こんちは!」
ウーロン「おお、今日は珍しい客ばっか来るなあ・・・」
ブルマ「珍しい客?私達以外にも誰かいるの?」
ウーロン「ああ、ヤムチャだよ。若い彼女連れて来てさ~アイツも変わらないぜ・・・」
トランクス「!!!」
ベジータ「なにっ!?」
ブルマ「な、なによベジータ・・大声出して・・・」
トランクス「(や、やば・・)」
ベジータ「おい豚!!ヤムチャは何処にいやがる!!?さっさと案内しやがれ!!!」
ウーロン「く、苦しっ・・わかった・・わかったって!」
ブルマ「ちょっとベジータ・・!」
ブラ「あはは・・そうなんですか?」
ヤムチャ「ああ・・その栽培マンってのが・・・ん?」
ブラ「え・・!?や、やだ・・この気って・・・」
ベジータ「何がやなんだ?」
ヤムチャ「あ・・ベジータ・・・」
ブラ「パ、パパ・・・」
ブルマ「あら・・ヤムチャ・・・」
ヤムチャ「よ、よおブルマ・・・・」
ベジータ「ブラ!!コイツには近づくなとあれ程言っただろうが!!」
トランクス「ちょっとパパ!」
ヤムチャ「ちょ、ちょっと待ってくれベジータ・・ブラちゃんはただ
ベジータ「雑魚は黙ってろ!!ブラ、さっさと帰るぞ!」
ブラ「ちょっと待ってよパパ!!離し・・・て・・!」
ブルマ「ベジータ、落ち着いてよ・・お店の迷惑じゃない」
ベジータ「なんだと!?」
トランクス「そ、そうだよパパ!とりあえず座って話そうよ・・・」
ヤムチャ「ベジータ・・勘違いしないでくれ。ブラちゃんは昨日修業のお礼に食事に付き合ってくれただけなんだよ」
ブラ「そうよ!ただ食事してただけじゃない!パパの馬鹿!」
ベジータ「バ、バカだと?」
トランクス「ま、まぁまぁ・・・二人ともただ食事に来ただけなんだし・・」
ベジータ「トランクス、お前は黙っていろ。このヤムチャって奴は筋金入りの女好きだ!適当な嘘をついて俺達やブラを騙してるかもしれん!」
ブラ「そ、そんな言い方・・・ママ、なんか言ってよ!」
ブルマ「・・言ってなかったけど・・ママも若い頃ヤムチャと付き合ってた時期があったの・・・」
ヤムチャ「(う・・・)」
ブルマ「こんな事本当は言いたくないけど・・ヤムチャは女としてみたら危険な男よ・・・」
トランクス「(う、うーん・・)」
ベジータ「ブルマの言う通りだ。こんな節操の無い男といたら隙をつかれて飲み込まれてしまうぞ!!」
ブラ「そ・・・そんな事・・・」
ブルマ「ママはね、あなたにだけは男に裏切られる気持ちを味わってほしくないの・・・」
ヤムチャ「(!!!)」
トランクス「(ヤムチャさん・・・かわいそう)」
ベジータ「話は終わりだ!さあ、帰るぞ!!」
ブラ「やだっ!!離してよ!」バッ
ヤムチャ「!」
ベジータ「待てブラ、何処に行く!?」
トランクス「あ、待ってよパパ!!」
ドタドタドタドタ・・
ヤムチャ「・・・」
ブルマ「ゴメン、傷つけちゃった?」
ヤムチャ「いや・・・俺がまいた種だ・・・・わかってる」
ブルマ「あたしはまだ、そういうのに強いタイプだったからやってこられたけど・・・ブラは純粋だし、あたしみたいな目に遭ったらトラウマになっちゃうかもしれないの・・・・・わかって・・」
ヤムチャ「ああ・・・わかってるよ」
ブルマ「・・・じゃあね」
ヤムチャ「ああ、なんか悪かったな・・・」
ブルマ「ううん・・・・・」
スタスタスタ・・・
ヤムチャ「・・・・・・・・はぁ」
ウーロン「・・・なんか、大変みたいだったな」
ヤムチャ「・・・」
ウーロン「これ、俺の奢りだ。元気出せよ?」
ヤムチャ「ああ・・すまん」
ヤムチャ「ただいま・・・」
プーアル「おかえりなさい、ヤムチャ様!どうでしたか?」
ヤムチャ「いや・・・別に・・今日はもう寝るわ・・・・おやすみ」
プーアル「・・・?おやすみなさい・・・」
ヤムチャ「・・・・ふう」
パカッ
(携帯を開き、昔ブルマと付き合ってた頃の写真を眺める)
ヤムチャ「・・・・俺はなんてダメな男なんだ・・・」
ヤムチャ「・・・付き合ってきた女は沢山いるけど・・・長く続いた女なんて一人もいなかった・・・」
ヤムチャ「・・俺はなんで・・・なにをやりたいんだ・・・・?」
プーアル「(ヤムチャ様・・・)」
ヤムチャ「戦いのセンスは無い・・・女一人幸せに出来ない・・・・俺は・・・俺は・・・・」
「僕がいるじゃないですか・・・ヤムチャ様・・・」
ヤムチャ「! プーアルか!」
若かりし頃のブルマ「僕がいるだけじゃ・・・満足出来ませんか?」
ヤムチャ「あ・・・ブルマ・・・・」
ブルマ「辛くなったら何時でも言って下さい・・・僕が慰めてあげますから・・・・」
ヤムチャ「ありがとう・・・ありがとう・・・・・!!!」
翌日
ブルマ「おはよう、ブラ」
ブラ「・・・」
ベジータ「・・ちっ、これで良かったというのに・・・・」
ブルマ「・・・」
トランクス「・・ブラは良心でやっただけなんだからそんなに怒らなくても・・・」
ベジータ「やかましい!飢えた獣に無防備で近づく馬鹿がどこにいる?」
ブルマ「例えが悪いけど、ヤムチャは女狩の天才よ・・・これもブラの為なの・・・」
トランクス「ママ・・・」
ブラ「・・出掛けてくる」
バタン
ベジータ「なに?おい、何処に・・!」
トランクス「ま、待ってパパ!僕が行くから!」
ブルマ「確かに、ベジータよりトランクスの方がいいかもね」
ベジータ「それはどういう意味だ!?」
トランクス「ま、まあまあ・・・とりあえず行ってくるよ!」
ベジータ「ヤムチャには絶対に近づかせるなよ!!!」
ブラ「(昨日の事・・・謝らなきゃ・・・いくらなんでもヤムチャさんが可哀相・・・)」
トランクス「ブラ、何処に行くんだ?」
ブラ「お、お兄ちゃん・・!」
トランクス「ヤムチャさんの所に行くのか?」
ブラ「・・・・うん、昨日の事・・謝らないと・・・」
トランクス「確かにな・・・あれはヤムチャさん可哀相だったな・・・」
ブラ「パパには言わないでよ?」
トランクス「ああ、わかってるよ」
神殿
デンデ「お久しぶりですね・・・ええっと・・・」
ポポ「神様、ヤムチャ」
デンデ「ああっ、失礼・・・ヤムチャさん」
ヤムチャ「ああ、久しぶりだな・・・ピッコロは?」
デンデ「ピッコロさんなら悟飯さん達の所に行ってますよ。ピッコロさんに御用でしたか?」
ヤムチャ「・・いや、違う。頼みたい事があって来たんだ」
デンデ「・・?なんでしょう?」
ヤムチャ「精神と時の部屋を貸して欲しいんだ」
デンデ「ああ、修業ですか?構いませんが」
デンデ「制限時間を過ぎないで下さいよ?」
ヤムチャ「ああ、わかってる・・・ありがとう」
ポポ「ん?プーアル、お前も入るのか」
プーアル「はい」
ヤムチャ「よし、プーアル行こう」
プーアル「はい・・・ヤムチャ様」
デンデ「なんか・・変な雰囲気でしたね・・・」
ポポ「・・・」
ヤムチャの家
ブラ「ヤムチャさーん?」
トランクス「いないのかな?インターホン何回も押して出ないって事は・・・」
ブラ「・・でも、鍵は空いてるみたい・・・」
トランクス「・・・まさか・・・」
ブラ「やだ・・・怖い事言わないでよ・・・」
トランクス「と、とりあえず入って確かめてみるか・・・?万が一って事もあるし・・・」
ブラ「・・・うん」
精神と時の部屋
バタン・・・
プーアル「わあ、ここが・・・」
ヤムチャ「プーアル・・・耐えられか?無茶しなくていいんだぞ?」
プーアル「いいえ!僕はもう覚悟は出来てます!ヤムチャ様とは死んでも一緒です!!」
ヤムチャ「・・・ありがとうプーアル・・・・新のパートナーは・・こんな近くにいたんだな・・・・」
プーアル「ヤムチャ様・・」
ヤムチャ「か・・め・・は・・・・め・・・波ーー!!!!」ドウッ
ドガラガラーン・・(出入口破壊)
ヤムチャ「・・・」
ブルマ「ヤムチャ様・・これからはずっと・・一緒です」
ヤムチャ「・・・ブルマ・・・ああ・・・」
トランクス「お邪魔しまーす」
ブラ「部屋の物はそのまま・・・出掛けたのかな?」
トランクス「そうかもしんないな・・・ん?机にメモ書きが・・・」
ブラ「え・・・?」
『ありがとう。そしてごめんなさい』
ブラ「・・・???」
トランクス「どういう意味だ・・・?」
神殿
デンデ「い、今の音は!?」
ポポ「精神と時の部屋」
デンデ「ま、まさか・・!!」
ポポ「と、扉・・・崩れてる」
デンデ「祖、そんな?ヤムチャさん!!?」
こうしてヤムチャはプーアルと共に精神と時の部屋で一生を過ごして行く事になった
現実に疲れきったダメ男にはプーアルという幻想を作ってくれる者がいればそれでいいのかもしれない
終り