少女「マ、マッチいりませんか…?」
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元スレ
少女「マ、マッチいりませんか…?」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1229534156/

214 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 06:11:51.86 poak7f9c0 2/42

>>1もどってこないのかな、俺の妄想で保守してようかな


「それでは、仕事に行ってくる」

少女「はい…ごめんなさい、朝ごはん作れなくて…」

「普段から朝食は食べていないんだ、気にすることはない」

少女「はい…」

「帰ったら、一緒に夕食を作るとしようか」

少女「えっ…?」

「出来ないことは悪いことじゃないさ、少しずつ覚えていけばいい」

少女「あ…、ありがとうございます!」

「おっと時間に遅れてしまう、ではいってくる」

少女「はい、気をつけていってらしてください!」


215 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 06:20:14.34 poak7f9c0 3/42

通勤途中
「ふっ、見送られながら家を出るなど、何年ぶりだろうか」

「こんな温かな気持ちは、随分と久しいな…」

「それはそうと夕食は何を作るか…あまり凝ったものだと練習にならないだろうし…」

「夕食…夕食…無難な所でシチューという所か…?」

女宅
少女「女さんと一緒に夕食作り、今から楽しみだなぁ」

少女「そうだ!お家のお掃除をしておきましょう!」

少女「料理は出来ないけど、お掃除くらいなら私にも出来ますしね」

少女「箒とチリトリと~雑巾とバケツ~♪」



217 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 06:31:32.80 poak7f9c0 4/42

「とにかく、刃物と火の扱い方はしっかり仕込まなければな」

「ぶつぶつと呟きながら歩いてると、色々と怪しまれるぞ?」

「男か、周辺には気を張っている、別段問題は無かった」

「それならいいけどね、それにしても随分ご機嫌じゃない?」

「そう見えるか?」

「一人ごと呟きながらニヤニヤしてたら誰でもそう思うだろう」

「ぬっ、ニヤニヤなどしてない、普段とかわらん」

「あら、いつもの顔に戻っちゃった、もったいない」

「私は、最初からいつも通りだ」

「まぁいいけどね…最近は警戒が強まってきているからな、あまり気を抜きすぎるなよ」

「言われなくとも分かっている…」


218 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 06:41:46.80 poak7f9c0 5/42

少女「ふう、これくらいでいいかな」

少女「女さんの家、あまり物が無いから早く終わっちゃったなぁ」

ググゥ~

少女「うぅっ、そういえばお昼どうしよう…」

少女「朝も食べてないしなぁ…お腹すいたなぁ…」

少女「何か作ってみようかな…いやいや、また朝みたいに失敗するだろうし…」

少女「やっぱり女さんを待ってよう、2食抜くくらい慣れてるし、うん!」


219 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 06:51:58.12 poak7f9c0 6/42

「帰ったぞ」

「ん、いないのか?」

少女「Zzz…」

「なんだ、寝ていただけか」

少女「うーん、女さん…Zzz」

「どんな夢を見ているのか、大変気になるな。それどころか、この無防備な寝顔が大変そそるな…」

少女「女さん、お腹すきました…Zzz」

「む、そういえば昼食のことをすっかり忘れていた…」

少女「夕ごはん、一緒に…Zzz」

「悪いことをしたな、とりあえず起こすか、おい起きろ」

ゆさゆさ

少女「うぅーん…あ、女さんおかえりなさいぃ」

「寝ぼけ眼も大変グッドだ」


220 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 07:04:46.84 poak7f9c0 7/42

「あぁ!切る対象を持つ手はネコの手だ、それじゃ指が飛ぶぞ!」

少女「ね、ネコですか!?え、えーとニャーニャーだから?こんな感じですか?」

「ブフッ(鼻血)そ、そうだその形だ、具材を切るときはいつもその手でな」

少女「わかりました!えーと、一口サイズに…いたっ」

「言ってるそばから、どれ指を貸しなさい」

ちゅうぅ

少女「お、女さん!?」

「この程度の傷なら舐めておけば大丈夫だ」

少女「うぅ、自分でやれますよう…恥ずかしいです…」

「恥ずかしがることは無い、これは治療だからな。どれ、念入りに舐めておいてやろう」

ちゅちゅう

少女「ひゃぁあん!」


221 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 07:14:56.63 poak7f9c0 8/42

少女「これで完成ですね!」

「さっそくいたただくとしようか」

少女「いただきまーす」

「モグモグ」

少女「ど、どうですか…」

「うむ、若干塩気が薄い気もするが、中々おいしいぞ」

少女「ほ、本当ですか!」

「本当だとも、朝の惨状からここまで出来るんだ、しっかり学べばすぐ上達するぞ」

少女「女さんが一緒に作ってくれたお陰です、私一人じゃ朝と同じ結果になっちゃってましたよ、きっと」

「それじゃあ、明日からも夕食は一緒に作るとしようか」

少女「はい!おねがいします!」


222 : 以下、名... - 2008/12/18(木) 07:21:38.19 poak7f9c0 9/42

少女「女さん、まだ寝ないんですか?」

「まだ少しだけやることがあってな、先に寝てくれてかまわないぞ」

少女「そうですか…」

「なんだ、一緒に寝たかったのか?」

少女「うぅ、その…はい…」

「可愛いすぎるな君は、あと30分ほどで終わらせるから、それまで待っているか?」

少女「はい…!待ってます!」



336 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 19:52:24.10 LjPff2tX0 10/42

ベッドの中
少女「女さんは、なんでこんなに良くしてくれるんですか?」

「ん…何故か、か…」

少女「私みたいな役立たずに、お金を出すほどの価値があったのでしょうか…」

「暇人の道楽だ、飽きたら捨てる」

少女「そ、そうですよね…私みたいなの…」

「すまんすまん、冗談だからそんな悲しそうな顔をするな」

少女「うぅ、女さん意地悪です…」


339 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:00:41.52 LjPff2tX0 11/42

「まぁなんだ、私も昔は、君と同じ状況だったから…かな」

少女「同じ、ですか?」

「君のようにマッチを売って日銭を稼ぐというやり方ではないがね。同じような奴らと徒党を組んで、盗んだり、脅したり、そんな生活さ」

少女「盗んだり…ですか…」

「軽蔑するかね?」

少女「そんなことありません!私だって、何度もそうしようかと思いました…だから…」

「君は優しくて、素直ないい子だな」

ナデナデ

少女「ふぁ、くすぐったいです」


342 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:09:06.54 LjPff2tX0 12/42

「そんな生活の中でな、ある男に出会ったんだ」

少女「男さんですか」

「いきなり、お前を買いたい、いくらだ、とか言ってくるんだ」

少女「え、それって…」

「そうだ、私と君の出会いと似た感じだな。君ほど素直な態度で受け入れはしなかったがな、私は」

少女「怖い人だったんですか?」

「容姿はどうみても悪人面だな、一般人なら目をあわせようとしないだろう。そんな奴が可憐な少女を買いたいを言っくるんだ、何かしらの下心があると勘ぐるさ」

少女「な、何かされてたんですか…?ドキドキ」

「結論から言うと、想像しているようなことはされなかったぞ」

少女「そ、そうですよね、良かった!」



343 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:17:35.79 LjPff2tX0 13/42

「それからは、男の家に住まって仕事を手伝ったりしながら、今に至るというわけさ。別段、面白くもない話だったな」

少女「そんなことありません、女さんがこんなにいい人なのは、その男さんのおかげなんですね」

「私はその男と違って、下心が無い分けじゃないぞ…ふふ」

少女「きゃっ、ど、ど、どこを触っているんですか!!」

「ほう、思ってた以上に大きいな…これは…」

少女「あっ、も、揉まないでください…うぅ…」

「恥らう君の顔も大変グッドだな、また、ぎゅってしながら眠ってもいいか…?」

少女「…はい、ぎゅってしてください…」

「ありがとう…」


346 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:27:26.75 LjPff2tX0 14/42

「ん…ふあぁ…朝か…」

少女「あ、おはようございます」

「この匂いは…」

少女「今、昨日のシチューを温めてるんです、朝ごはんにしましょう」

「朝は食べないんだ…昨日前言っただろう…」

少女「ダメですよ!お昼は抜いても朝は抜いちゃダメなんです!」

「一人で食べてくれ…私はもう少し寝る…」

少女「ダメでーす、朝ごはんを食べないと元気が出ないんですよ、一緒に食べましょうー」

「わかった…食べるから引っ張らないでくれ…」


347 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:36:51.02 LjPff2tX0 15/42

朝食中

少女「女さんは、今日はお仕事は無いんですか?」

「あるぞ、家で出来る仕事だがな」

少女「そうなんですか、それじゃあ今日はずっと一緒に居られますね!」

「君の発言は天然なんだろうが、破壊力がありすぎる、ちゅーしていいか、ちゅー」

少女「女さん!ごはんの途中でふざけすぎるのは良くないですよ!」

「食事に関する時はなぜそんなに厳しいんだ…」



350 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:47:02.08 LjPff2tX0 16/42

「それでは、出かけるぞ」

少女「あれ、今日はお仕事は無いんじゃ…?」

「仕事じゃない、君の服を買いに行くんだ。いつまでも私の服では、大きすぎて着心地が悪いだろう、主に胸が」

少女「そ、そうですね、女さんの服はどれも胸周りがスースーしすぎて…いいな、大きくて…」

「私がじっくりと大きくしてあげようか」

少女「い、いえ、いいです!」

「とにかく、食住と来て、最後に残ったのは衣だからな、さっそく行くぞ」



351 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 20:58:24.27 LjPff2tX0 17/42

「君は、どんな服が好みだ?」

少女「好み、今まで考えたことがありませんでした…とにかく着れる物でしたらなんでも…」

「そうか、それじゃあ色々見て回ろうか」

少女「はい、お願いします」

物色中

少女「こんな感じの服でいいと思うんですが」

「そんな修道女が着るような服じゃつまらんだろう、これなんてどうだ」

少女「な、なんですかこれ!胸とお尻しか隠してないじゃないですか!」

「ふむ、嫌か…」

少女「嫌とかじゃなくて、すでに服じゃない気がします…」



352 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 21:09:13.19 LjPff2tX0 18/42

少女「こ、これなんてどうでしょうか」

「ふむ、メイド服か…発想はいいが服のデザインが古風だな、私ならこっちを勧める」

少女「あ、可愛いですね、これ…でもなんかスカートの裾が短くないですか…?」

「最近のメイドはみなこんな感じだ、フリルがついたミニスカートにニーソックス、ネコ耳なんぞをつける輩もいるな」

少女「ね、ねこ耳ですか…最近はすごいんですね…」

「個人的にはネコ耳など邪道だがな、これなんてどうだ」

少女「なんですか、そのぱっつんぱっつんの服は…」

「ボンテージスーツだ」

少女「いりません…」


355 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 21:20:48.98 LjPff2tX0 19/42

「うん、やはり君にはメイド服が似合うな」

少女「そ、そうですか、ありがとうございます」

「それじゃあそれと、軽く着れるようなものと…下着だな」

少女「下着…ですか…」

「なぜそんな不安そうな顔をする」

少女「紐みたいなのも、穴の開いてるのもいりませんから! その手に持ってるものは戻してきてください!」

「ちっ」


358 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 21:32:09.91 LjPff2tX0 20/42

帰宅
「うむ、家の中にメイドがいるというのは、想像以上にいいものだな」

少女「ふふ、ありがとうございます、でももうちょっと長いスカートの方が良かったな…」

「写真をとるぞ、そこに立つんだ」

少女「しゃ、写真ですか!?なんでですか!?」

「取りたくなったからだ、ほらこっちを向くんだ」

パシャパシャ

「そうだ…次はベッドに横になって…衣服ははだけさせようか」

少女「女さん?」

「スカートはたくし上げるんだ…ハァハァ」

少女「…」


360 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 21:42:00.30 LjPff2tX0 21/42

別の日
「この前の写真をリストに加えたがな、大変好評だ」

「そ、そうか…」

「すでにかなりの値が付けられているぞ、こりゃ思わぬ掘り出し物だな」

「あぁ…」

「どうした、商品に情が移ったか…?」

「そ、そんなことはない!あの写真だって、私の調教の賜物だ!」

「それならいいんだけどな、それにしてもかわいーよなーこの子!俺が担当すりゃよかったなー」

「…」


383 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 23:39:51.90 LjPff2tX0 22/42

がちゃ
少女「お帰りなさい!」

「あ、あぁ、ただいま…」

少女「夕ごはん、すぐ作りますか?あ、お風呂先に入りますか?」

「いや今日は…仕事で疲れてな、すまないが先に寝る…夕食は軽いものならもう作れるだろう?」

少女「そ、そうですか、お疲れならしょうがないですよね…あ、でもお風呂には入った方がいいですよ、すぐに沸かしますから!」

「あぁ、ありがとう…」

少女「その…お風呂は、一緒に入っていいですか…?」

「…すまない、少し考え事をしたいんだ…」

少女「す、すいません、お仕事いそがしかったんですよね、馬鹿なこといってごめんなさい…お風呂沸かしてきますね!」

「私は、どうすればいい…」


384 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 23:47:51.75 LjPff2tX0 23/42

少女「女さーん、もう朝ですよー」

「うぅ…もう少し…」

少女「女さーん、お仕事に遅れますよー」

「今日は、腹痛が痛いから休みだ…」

少女「なんですか、学校を休む子供みたいな言い訳は…」

「とにかく、今日は休む…」

少女「明日、仕事先の人に怒られてもしりませんからね」


386 : 以下、名... - 2008/12/19(金) 23:55:32.83 LjPff2tX0 24/42

少女「そろそろお昼なのに、女さん起きないなぁ…やっぱり、昨日何かあったのかな…帰ってきてから調子悪そうだったし…」

ドンドンドン

少女「あれ、お客さんかな」

ドンドンドン

少女「女さん、お客さんですよ?女さーん!」

「Zzz…」

少女「どうしよう…、出てもいいかな…」

ドンドンドン

少女「はいはーい、今あけますから待ってくださーい」

ガチャ

「こんにっちはー」



387 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:00:47.16 RC/qIIo/0 25/42

「いやーやっぱり少女ちゃんはかわいーなぁ、おじさんの家にこない?」

少女「あはは…ありがとうございます、でも私は女さんに買われたので…」

「お金なら出すよー、おじさんはこいつの上司だからねー」

少女「い、いえ、お金の問題じゃなくて…私は、その、女さんが好きだから…」

「健気なところもまた可愛いなぁ」

少女「その、男さんは、孤児だった女さんを買ったんですよね…?」

「あいつ、そんなことも話したのか。うん、僕が孤児だったあいつを拾ったんだ、何か僕のことを言っていたかい?」

少女「その…悪人面で近寄りがたいって…」

「恩人に言う言葉じゃないよねー、まぁ顔のことは自覚してるんだけど」



388 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:06:14.60 RC/qIIo/0 26/42

「お、男!ここで何をしている!?」

少女「あ、女さんおはようございます」

「やっと起きたな、このねぼすけは。連絡も無しに仕事を休むからな、育ての親としては心配で見舞いに来たんじゃないか」

「そんなことは頼んでいない!早く帰れ!」

「冷たいなぁ、君は、少女ちゃんも心配してたんだよね?」

少女「そ、そうですよ、折角お見舞いに来て下さったのに…ほらメロンをいただいたんですよ」

「女も起きてきたし、みんなで食べようか!」

少女「私、切ってきますね!」



391 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:12:04.05 RC/qIIo/0 27/42

「貴様、少女に何を吹き込んだ…」

「別に何も吹き込んじゃいないさ、それより、彼女に過去の話をしたんだね」

「聞かれたから話しただけだ、話して良いことと悪いことくらい分かる」

「それならいいんだけどね、あ、メロン来たよ!」

少女「お待たせしました、男さんも女さんもどうぞ」

「うん、ありがとう、少女ちゃんも遠慮しないで」

少女「はい、いただきます」

パクパク

少女「お、おいしい…メロンてすごいおいしいんですね…」

「うん、これは甘くておいしいね、さすが僕の選別眼だ」



392 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:18:28.16 RC/qIIo/0 28/42

「いやぁ、随分と長居して悪かったね」

少女「いえ、わざわざお見舞いに来て下さってありがとうございます」

「半分は生少女ちゃんを見たかったからなんだけどねー、メイド服似合ってるよ」

少女「あ、ありがとうございます」

「それじゃあ、ちょっと女と仕事の話があるからお留守番よろしくね」

少女「はい、いってらっしゃってください」

「いいか、すぐに帰ってくるからな、私が帰ってくるまで絶対にドアを開けるなよ」

少女「はい、気をつけていってきてください」


393 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:23:28.62 RC/qIIo/0 29/42

「君が留守のうちに少女ちゃんをさらったりなんてしないよ?」

「ふん、万が一でも強盗に入られて商品に傷がついたらまずいだろう」

「それもそうだね、さすが女だ」

「それで、なんの話だ」

「うん、少女ちゃんなんだけど、まだ正式に売り出していないのに早く売れって要望が多いんだ」

「調教だって終わっていない、まだ売りにはだせないだろう」

「今日の様子を見る限りじゃ、かなり出来た娘だと思うけどね。なぜあんなに良い娘が孤児だったのか、分からないほどだよ」


395 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:28:28.86 RC/qIIo/0 30/42

「それでも…あいつはまだ処女だ、そちらの事については無知もいい所だぞ」

「最近は、そんな初心な娘を好む方もいるようだぞ、場合によっては、そっちの方が値がつくくらいだ」

「しかし…それでもだな…」

「やはり、お前に商品を預けるのは早かったかな…」

「そんなことはない!」

「お前は冷静で機転もきく、だから売らずに残した、それを分かっているだろう」

「くっ」

「売りに出すのはもう少し待つ、それまでどう暮らすかは勝手だが、あまり入れ込みすぎないことだ」



397 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:32:49.11 RC/qIIo/0 31/42

少女「あ、女さんお帰りなさい!」

「…」

少女「夕ごはん、パスタですけど作っておきました」

「…」

少女「女さん、まだ具合が悪いんですか…?」

「おい、ちょっとベッドまでこい…」

少女「どうしたんですか…きゃっ」

ドサッ


399 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:36:14.51 RC/qIIo/0 32/42

少女「ど、どうしたんですかいきな…んっ…んん~」

「ん、んはぁ、キスは初めてか?」

少女「な、なんで…」

「女同士だ恥ずかしがることはない、お前は私が好きなんだろう」

少女「そ、それはそうですけど…なんで…」

「私はお前を買った、お前をどうしようと私の勝手だろう」

少女「でも、こんな…はむ、んん…」

「ん…はむん…」

少女(舌が…んん…)


401 : >>400早すぎワロタ - 2008/12/20(土) 00:40:12.66 RC/qIIo/0 33/42

少女「はぁ、はぁ…うぅっ…」

「最近は肉付きもよくなってきて、初めて風呂に入った時はあんなに痩せ細っていたのにな」

少女「うっ…女さん、痛いです…」

「すぐに気持ち良くさせてやる…」

少女「うぅ…女さんやめてください…」

「ん、下の方は少し濡れて来ているじゃないか…」

少女「そんなことないです…女さんどうしちゃったんですか…

「どうもしないさ、私は初めからこんなことをするために君を買ったんだ」

少女「そんな…」



402 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 00:44:24.64 RC/qIIo/0 34/42

少女「うっ…あぁ…あっ…」

「感じ始めてきたか、気持ちよくなってきただろう?」

少女「女…さん…あぁ…うっ…」

「快楽に身を任せてしまえ、そのほうが君のためだ」

少女「わ、私を…好きにしてください…」

「そうだ、それでいいんだ…」

少女「女さんが、辛い時は…私はどんなことをされても…いいです…」

「…なっ」

少女「だけど、だけど明日になったら…いつもの女さんに…戻ってください…」

「君は…」

少女「私はどんな女さんでも大好きです…でもいつもの凛々しくて可憐で、優しい女さんが一番好きなんです…」



407 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:15:06.38 RC/qIIo/0 35/42

少女「だから、どんな女さんでも受け入れますから…最後にはいつもの女さんに戻ってください…」

「あ、あぁ……」

少女「女さん…?」

「う、うぅ…ううぅ…すまない…」

ぎゅっ

少女「女さん、温かいです…ぎゅってされるのもいいですけど、するのもいいですね…」

「ぅぅ…」

少女「今夜は、ずっとぎゅってしてますから…」

「…」

少女「おやすみなさい…女さん…」


408 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:25:09.69 RC/qIIo/0 36/42

数日後
「あいつの家にはもう誰も居ないだって?」

部下「家具は残ってるんですが、衣類等は全部無く、生活感が感じられませんでした」

「はぁ~やられた…やっぱりあいつには早すぎたなぁ」

部下「今から追わせますか?」

「それより先に、お客様に何ていえばいいかなぁ」

部下「一刻も早く捕まえましょう、それまで待っていただいては…」

「あいつは頭が回る、そうそう簡単には捕まらないだろうよ」

部下「しかし…」

「少女ちゃん、良くも悪くも人気がありすぎたからね。ここで無様に逃げられました、なんていったら、信用ガタ落ち、もしかしたら吊るされちゃうかも…」

部下「そ、それでは…」

「僕たちもとっとと逃げ出したい状況なんだよね」

部下「そ、それではいつでも出られる準備だけはしておきます!」

「よろしくねー」


「まったく、親不孝な娘だよね、元気でやっていけばいいんだけど…」


409 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:31:00.90 RC/qIIo/0 37/42

数年後

男の子1「おかあさん、お腹すいたー」チンチン!

女の子1「お行儀わるいんだー、おねえちゃんに怒られるよ!」

「もうそろそろ出来る頃だろうから静かに待っていろ、食事時のあいつは怖いぞ…あとお母さん言うな」

女の子2「おかさんは…おかあさんて呼ばれるの…きらい?」

「いや、嫌いってわけではないんだがな…まだそんな歳ではないというか…」

男の子2「おかーさんもうすぐ30だろ!」

「その数字を出すな、まだ25だ、次その数字をだしたら縊り殺すぞ」

少女「はいはーい、遅くなってごめんね」



410 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:38:26.55 RC/qIIo/0 38/42

「ふう、何とか話はつきそうだ…」

少女「どうしたんですか?最近お仕事多いみたいですが」

「よく分からん物好きがいてな、こんな小さな孤児院に寄付してくれるんだと」

少女「すごい話じゃないですか!きっと向こうの方も子供がお好きなんですよ!」

「そうだといいがな、とりあえずこれで当面の資金問題は何とかなりそうだ」

少女「ふふ、良かったですね」

「子供達はどうした?」

少女「もうみんな寝てますよ」

「…そうか、それじゃあ今日は久しぶりに2人で寝るとしようか」

少女「えぇ!み、みんな起きちゃいますよ!」

「なんだ、みんなが起きるようなことをしようと思っていたのか?」

少女「そ、そんなこと…な、なくはないけど…」

「ふっ相変わらずだな君は、こっちに来なさい」


411 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:45:14.07 RC/qIIo/0 39/42

女の子2「おねえちゃん…きのうどこにいたの…?」

少女「え!?い、一緒に寝てたよ!?」

女の子2「よる…おトイレ行こうとしたら…おねえちゃんいなかった…」

女の子3「うん、いなかったよね、代わりに私が起こされちゃったもん」

少女「そ、そうだったかなぁ…あはは…」

「…」

男の子2「おかーさん、くまできてるぞ!寝不足か?」

男の子3「なんとなくゲッソリしてますね、具合悪いのですか?」

(この私が上に乗られるなどと…ましてやリードされるなどと…)

女の子1「お、おかあさん少し怖い…」



413 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:53:20.94 RC/qIIo/0 40/42

少女「ふふっ」

「どうした、ニコニコして」

少女「女さんと、こうして暮らしていけることが嬉しいなぁって」

「よく面と向かってそんな恥ずかしい言葉を言えるものだな…」

少女「恥ずかしくなんてないですよ、嬉しいことですから」

「君は昔からそうだったな」

少女「たまにですけどね、これは夢なんじゃないのかなって思うときがあるんです」

「夢?」

少女「私はまだあの頃のマッチ売りのままで…マッチが売れずに路地裏にへたり込んでて…寒さをしのぐために、売り物のマッチに火を付けているんです」

「…」

少女「ここは、そんなマッチの火が見せている夢なんじゃないかって思うんです」


414 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 01:59:25.76 RC/qIIo/0 41/42

「こっちへこい」

ぎゅうっ

少女「女さんはいつも温かいです」

「そうだ、私は温かい、君も温かい、これはマッチの火なんてくらべものにならないような温かさだ」

少女「はい…」

「私はここにいる、君を抱いてここにいるんだ、そんな悲しい想像はやめろ」

少女「はい、もうそんなことを考えるのはやめます…」

「それでいい、君は、幸せになることだけを考えてればいいんだ」


少女「私は、女さんが大好きです」

「あぁ、私も君が大好きだからな」


415 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 02:02:04.65 RC/qIIo/0 42/42

とりあえず、これでおしまいです

なんとか終わらせようとがんばった結果、こんな形になってしまいました
SS書くのって妄想だけじゃダメなんだな…
スラスラかける人すげぇ

こんな素人が書いた文を読んでくれてありがとうございます


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