少女「マ、マッチいりませんか…?」
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少女「マ、マッチいりませんか…?」
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>>1もどってこないのかな、俺の妄想で保守してようかな
女「それでは、仕事に行ってくる」
少女「はい…ごめんなさい、朝ごはん作れなくて…」
女「普段から朝食は食べていないんだ、気にすることはない」
少女「はい…」
女「帰ったら、一緒に夕食を作るとしようか」
少女「えっ…?」
女「出来ないことは悪いことじゃないさ、少しずつ覚えていけばいい」
少女「あ…、ありがとうございます!」
女「おっと時間に遅れてしまう、ではいってくる」
少女「はい、気をつけていってらしてください!」
通勤途中
女「ふっ、見送られながら家を出るなど、何年ぶりだろうか」
女「こんな温かな気持ちは、随分と久しいな…」
女「それはそうと夕食は何を作るか…あまり凝ったものだと練習にならないだろうし…」
女「夕食…夕食…無難な所でシチューという所か…?」
女宅
少女「女さんと一緒に夕食作り、今から楽しみだなぁ」
少女「そうだ!お家のお掃除をしておきましょう!」
少女「料理は出来ないけど、お掃除くらいなら私にも出来ますしね」
少女「箒とチリトリと~雑巾とバケツ~♪」
女「とにかく、刃物と火の扱い方はしっかり仕込まなければな」
男「ぶつぶつと呟きながら歩いてると、色々と怪しまれるぞ?」
女「男か、周辺には気を張っている、別段問題は無かった」
男「それならいいけどね、それにしても随分ご機嫌じゃない?」
女「そう見えるか?」
男「一人ごと呟きながらニヤニヤしてたら誰でもそう思うだろう」
女「ぬっ、ニヤニヤなどしてない、普段とかわらん」
男「あら、いつもの顔に戻っちゃった、もったいない」
女「私は、最初からいつも通りだ」
男「まぁいいけどね…最近は警戒が強まってきているからな、あまり気を抜きすぎるなよ」
女「言われなくとも分かっている…」
少女「ふう、これくらいでいいかな」
少女「女さんの家、あまり物が無いから早く終わっちゃったなぁ」
ググゥ~
少女「うぅっ、そういえばお昼どうしよう…」
少女「朝も食べてないしなぁ…お腹すいたなぁ…」
少女「何か作ってみようかな…いやいや、また朝みたいに失敗するだろうし…」
少女「やっぱり女さんを待ってよう、2食抜くくらい慣れてるし、うん!」
女「帰ったぞ」
女「ん、いないのか?」
少女「Zzz…」
女「なんだ、寝ていただけか」
少女「うーん、女さん…Zzz」
女「どんな夢を見ているのか、大変気になるな。それどころか、この無防備な寝顔が大変そそるな…」
少女「女さん、お腹すきました…Zzz」
女「む、そういえば昼食のことをすっかり忘れていた…」
少女「夕ごはん、一緒に…Zzz」
女「悪いことをしたな、とりあえず起こすか、おい起きろ」
ゆさゆさ
少女「うぅーん…あ、女さんおかえりなさいぃ」
女「寝ぼけ眼も大変グッドだ」
女「あぁ!切る対象を持つ手はネコの手だ、それじゃ指が飛ぶぞ!」
少女「ね、ネコですか!?え、えーとニャーニャーだから?こんな感じですか?」
女「ブフッ(鼻血)そ、そうだその形だ、具材を切るときはいつもその手でな」
少女「わかりました!えーと、一口サイズに…いたっ」
女「言ってるそばから、どれ指を貸しなさい」
ちゅうぅ
少女「お、女さん!?」
女「この程度の傷なら舐めておけば大丈夫だ」
少女「うぅ、自分でやれますよう…恥ずかしいです…」
女「恥ずかしがることは無い、これは治療だからな。どれ、念入りに舐めておいてやろう」
ちゅちゅう
少女「ひゃぁあん!」
少女「これで完成ですね!」
女「さっそくいたただくとしようか」
少女「いただきまーす」
女「モグモグ」
少女「ど、どうですか…」
女「うむ、若干塩気が薄い気もするが、中々おいしいぞ」
少女「ほ、本当ですか!」
女「本当だとも、朝の惨状からここまで出来るんだ、しっかり学べばすぐ上達するぞ」
少女「女さんが一緒に作ってくれたお陰です、私一人じゃ朝と同じ結果になっちゃってましたよ、きっと」
女「それじゃあ、明日からも夕食は一緒に作るとしようか」
少女「はい!おねがいします!」
少女「女さん、まだ寝ないんですか?」
女「まだ少しだけやることがあってな、先に寝てくれてかまわないぞ」
少女「そうですか…」
女「なんだ、一緒に寝たかったのか?」
少女「うぅ、その…はい…」
女「可愛いすぎるな君は、あと30分ほどで終わらせるから、それまで待っているか?」
少女「はい…!待ってます!」
ベッドの中
少女「女さんは、なんでこんなに良くしてくれるんですか?」
女「ん…何故か、か…」
少女「私みたいな役立たずに、お金を出すほどの価値があったのでしょうか…」
女「暇人の道楽だ、飽きたら捨てる」
少女「そ、そうですよね…私みたいなの…」
女「すまんすまん、冗談だからそんな悲しそうな顔をするな」
少女「うぅ、女さん意地悪です…」
女「まぁなんだ、私も昔は、君と同じ状況だったから…かな」
少女「同じ、ですか?」
女「君のようにマッチを売って日銭を稼ぐというやり方ではないがね。同じような奴らと徒党を組んで、盗んだり、脅したり、そんな生活さ」
少女「盗んだり…ですか…」
女「軽蔑するかね?」
少女「そんなことありません!私だって、何度もそうしようかと思いました…だから…」
女「君は優しくて、素直ないい子だな」
ナデナデ
少女「ふぁ、くすぐったいです」
女「そんな生活の中でな、ある男に出会ったんだ」
少女「男さんですか」
女「いきなり、お前を買いたい、いくらだ、とか言ってくるんだ」
少女「え、それって…」
女「そうだ、私と君の出会いと似た感じだな。君ほど素直な態度で受け入れはしなかったがな、私は」
少女「怖い人だったんですか?」
女「容姿はどうみても悪人面だな、一般人なら目をあわせようとしないだろう。そんな奴が可憐な少女を買いたいを言っくるんだ、何かしらの下心があると勘ぐるさ」
少女「な、何かされてたんですか…?ドキドキ」
女「結論から言うと、想像しているようなことはされなかったぞ」
少女「そ、そうですよね、良かった!」
女「それからは、男の家に住まって仕事を手伝ったりしながら、今に至るというわけさ。別段、面白くもない話だったな」
少女「そんなことありません、女さんがこんなにいい人なのは、その男さんのおかげなんですね」
女「私はその男と違って、下心が無い分けじゃないぞ…ふふ」
少女「きゃっ、ど、ど、どこを触っているんですか!!」
女「ほう、思ってた以上に大きいな…これは…」
少女「あっ、も、揉まないでください…うぅ…」
女「恥らう君の顔も大変グッドだな、また、ぎゅってしながら眠ってもいいか…?」
少女「…はい、ぎゅってしてください…」
女「ありがとう…」
女「ん…ふあぁ…朝か…」
少女「あ、おはようございます」
女「この匂いは…」
少女「今、昨日のシチューを温めてるんです、朝ごはんにしましょう」
女「朝は食べないんだ…昨日前言っただろう…」
少女「ダメですよ!お昼は抜いても朝は抜いちゃダメなんです!」
女「一人で食べてくれ…私はもう少し寝る…」
少女「ダメでーす、朝ごはんを食べないと元気が出ないんですよ、一緒に食べましょうー」
女「わかった…食べるから引っ張らないでくれ…」
朝食中
少女「女さんは、今日はお仕事は無いんですか?」
女「あるぞ、家で出来る仕事だがな」
少女「そうなんですか、それじゃあ今日はずっと一緒に居られますね!」
女「君の発言は天然なんだろうが、破壊力がありすぎる、ちゅーしていいか、ちゅー」
少女「女さん!ごはんの途中でふざけすぎるのは良くないですよ!」
女「食事に関する時はなぜそんなに厳しいんだ…」
女「それでは、出かけるぞ」
少女「あれ、今日はお仕事は無いんじゃ…?」
女「仕事じゃない、君の服を買いに行くんだ。いつまでも私の服では、大きすぎて着心地が悪いだろう、主に胸が」
少女「そ、そうですね、女さんの服はどれも胸周りがスースーしすぎて…いいな、大きくて…」
女「私がじっくりと大きくしてあげようか」
少女「い、いえ、いいです!」
女「とにかく、食住と来て、最後に残ったのは衣だからな、さっそく行くぞ」
女「君は、どんな服が好みだ?」
少女「好み、今まで考えたことがありませんでした…とにかく着れる物でしたらなんでも…」
女「そうか、それじゃあ色々見て回ろうか」
少女「はい、お願いします」
物色中
少女「こんな感じの服でいいと思うんですが」
女「そんな修道女が着るような服じゃつまらんだろう、これなんてどうだ」
少女「な、なんですかこれ!胸とお尻しか隠してないじゃないですか!」
女「ふむ、嫌か…」
少女「嫌とかじゃなくて、すでに服じゃない気がします…」
少女「こ、これなんてどうでしょうか」
女「ふむ、メイド服か…発想はいいが服のデザインが古風だな、私ならこっちを勧める」
少女「あ、可愛いですね、これ…でもなんかスカートの裾が短くないですか…?」
女「最近のメイドはみなこんな感じだ、フリルがついたミニスカートにニーソックス、ネコ耳なんぞをつける輩もいるな」
少女「ね、ねこ耳ですか…最近はすごいんですね…」
女「個人的にはネコ耳など邪道だがな、これなんてどうだ」
少女「なんですか、そのぱっつんぱっつんの服は…」
女「ボンテージスーツだ」
少女「いりません…」
女「うん、やはり君にはメイド服が似合うな」
少女「そ、そうですか、ありがとうございます」
女「それじゃあそれと、軽く着れるようなものと…下着だな」
少女「下着…ですか…」
女「なぜそんな不安そうな顔をする」
少女「紐みたいなのも、穴の開いてるのもいりませんから! その手に持ってるものは戻してきてください!」
女「ちっ」
帰宅
女「うむ、家の中にメイドがいるというのは、想像以上にいいものだな」
少女「ふふ、ありがとうございます、でももうちょっと長いスカートの方が良かったな…」
女「写真をとるぞ、そこに立つんだ」
少女「しゃ、写真ですか!?なんでですか!?」
女「取りたくなったからだ、ほらこっちを向くんだ」
パシャパシャ
女「そうだ…次はベッドに横になって…衣服ははだけさせようか」
少女「女さん?」
女「スカートはたくし上げるんだ…ハァハァ」
少女「…」
別の日
男「この前の写真をリストに加えたがな、大変好評だ」
女「そ、そうか…」
男「すでにかなりの値が付けられているぞ、こりゃ思わぬ掘り出し物だな」
女「あぁ…」
男「どうした、商品に情が移ったか…?」
女「そ、そんなことはない!あの写真だって、私の調教の賜物だ!」
男「それならいいんだけどな、それにしてもかわいーよなーこの子!俺が担当すりゃよかったなー」
女「…」
がちゃ
少女「お帰りなさい!」
女「あ、あぁ、ただいま…」
少女「夕ごはん、すぐ作りますか?あ、お風呂先に入りますか?」
女「いや今日は…仕事で疲れてな、すまないが先に寝る…夕食は軽いものならもう作れるだろう?」
少女「そ、そうですか、お疲れならしょうがないですよね…あ、でもお風呂には入った方がいいですよ、すぐに沸かしますから!」
女「あぁ、ありがとう…」
少女「その…お風呂は、一緒に入っていいですか…?」
女「…すまない、少し考え事をしたいんだ…」
少女「す、すいません、お仕事いそがしかったんですよね、馬鹿なこといってごめんなさい…お風呂沸かしてきますね!」
女「私は、どうすればいい…」
少女「女さーん、もう朝ですよー」
女「うぅ…もう少し…」
少女「女さーん、お仕事に遅れますよー」
女「今日は、腹痛が痛いから休みだ…」
少女「なんですか、学校を休む子供みたいな言い訳は…」
女「とにかく、今日は休む…」
少女「明日、仕事先の人に怒られてもしりませんからね」
少女「そろそろお昼なのに、女さん起きないなぁ…やっぱり、昨日何かあったのかな…帰ってきてから調子悪そうだったし…」
ドンドンドン
少女「あれ、お客さんかな」
ドンドンドン
少女「女さん、お客さんですよ?女さーん!」
女「Zzz…」
少女「どうしよう…、出てもいいかな…」
ドンドンドン
少女「はいはーい、今あけますから待ってくださーい」
ガチャ
男「こんにっちはー」
男「いやーやっぱり少女ちゃんはかわいーなぁ、おじさんの家にこない?」
少女「あはは…ありがとうございます、でも私は女さんに買われたので…」
男「お金なら出すよー、おじさんはこいつの上司だからねー」
少女「い、いえ、お金の問題じゃなくて…私は、その、女さんが好きだから…」
男「健気なところもまた可愛いなぁ」
少女「その、男さんは、孤児だった女さんを買ったんですよね…?」
男「あいつ、そんなことも話したのか。うん、僕が孤児だったあいつを拾ったんだ、何か僕のことを言っていたかい?」
少女「その…悪人面で近寄りがたいって…」
男「恩人に言う言葉じゃないよねー、まぁ顔のことは自覚してるんだけど」
女「お、男!ここで何をしている!?」
少女「あ、女さんおはようございます」
男「やっと起きたな、このねぼすけは。連絡も無しに仕事を休むからな、育ての親としては心配で見舞いに来たんじゃないか」
女「そんなことは頼んでいない!早く帰れ!」
男「冷たいなぁ、君は、少女ちゃんも心配してたんだよね?」
少女「そ、そうですよ、折角お見舞いに来て下さったのに…ほらメロンをいただいたんですよ」
男「女も起きてきたし、みんなで食べようか!」
少女「私、切ってきますね!」
女「貴様、少女に何を吹き込んだ…」
男「別に何も吹き込んじゃいないさ、それより、彼女に過去の話をしたんだね」
女「聞かれたから話しただけだ、話して良いことと悪いことくらい分かる」
男「それならいいんだけどね、あ、メロン来たよ!」
少女「お待たせしました、男さんも女さんもどうぞ」
男「うん、ありがとう、少女ちゃんも遠慮しないで」
少女「はい、いただきます」
パクパク
少女「お、おいしい…メロンてすごいおいしいんですね…」
男「うん、これは甘くておいしいね、さすが僕の選別眼だ」
男「いやぁ、随分と長居して悪かったね」
少女「いえ、わざわざお見舞いに来て下さってありがとうございます」
男「半分は生少女ちゃんを見たかったからなんだけどねー、メイド服似合ってるよ」
少女「あ、ありがとうございます」
男「それじゃあ、ちょっと女と仕事の話があるからお留守番よろしくね」
少女「はい、いってらっしゃってください」
女「いいか、すぐに帰ってくるからな、私が帰ってくるまで絶対にドアを開けるなよ」
少女「はい、気をつけていってきてください」
男「君が留守のうちに少女ちゃんをさらったりなんてしないよ?」
女「ふん、万が一でも強盗に入られて商品に傷がついたらまずいだろう」
男「それもそうだね、さすが女だ」
女「それで、なんの話だ」
男「うん、少女ちゃんなんだけど、まだ正式に売り出していないのに早く売れって要望が多いんだ」
女「調教だって終わっていない、まだ売りにはだせないだろう」
男「今日の様子を見る限りじゃ、かなり出来た娘だと思うけどね。なぜあんなに良い娘が孤児だったのか、分からないほどだよ」
女「それでも…あいつはまだ処女だ、そちらの事については無知もいい所だぞ」
男「最近は、そんな初心な娘を好む方もいるようだぞ、場合によっては、そっちの方が値がつくくらいだ」
女「しかし…それでもだな…」
男「やはり、お前に商品を預けるのは早かったかな…」
女「そんなことはない!」
男「お前は冷静で機転もきく、だから売らずに残した、それを分かっているだろう」
女「くっ」
男「売りに出すのはもう少し待つ、それまでどう暮らすかは勝手だが、あまり入れ込みすぎないことだ」
少女「あ、女さんお帰りなさい!」
女「…」
少女「夕ごはん、パスタですけど作っておきました」
女「…」
少女「女さん、まだ具合が悪いんですか…?」
女「おい、ちょっとベッドまでこい…」
少女「どうしたんですか…きゃっ」
ドサッ
少女「ど、どうしたんですかいきな…んっ…んん~」
女「ん、んはぁ、キスは初めてか?」
少女「な、なんで…」
女「女同士だ恥ずかしがることはない、お前は私が好きなんだろう」
少女「そ、それはそうですけど…なんで…」
女「私はお前を買った、お前をどうしようと私の勝手だろう」
少女「でも、こんな…はむ、んん…」
女「ん…はむん…」
少女(舌が…んん…)
少女「はぁ、はぁ…うぅっ…」
女「最近は肉付きもよくなってきて、初めて風呂に入った時はあんなに痩せ細っていたのにな」
少女「うっ…女さん、痛いです…」
女「すぐに気持ち良くさせてやる…」
少女「うぅ…女さんやめてください…」
女「ん、下の方は少し濡れて来ているじゃないか…」
少女「そんなことないです…女さんどうしちゃったんですか…
女「どうもしないさ、私は初めからこんなことをするために君を買ったんだ」
少女「そんな…」
少女「うっ…あぁ…あっ…」
女「感じ始めてきたか、気持ちよくなってきただろう?」
少女「女…さん…あぁ…うっ…」
女「快楽に身を任せてしまえ、そのほうが君のためだ」
少女「わ、私を…好きにしてください…」
女「そうだ、それでいいんだ…」
少女「女さんが、辛い時は…私はどんなことをされても…いいです…」
女「…なっ」
少女「だけど、だけど明日になったら…いつもの女さんに…戻ってください…」
女「君は…」
少女「私はどんな女さんでも大好きです…でもいつもの凛々しくて可憐で、優しい女さんが一番好きなんです…」
少女「だから、どんな女さんでも受け入れますから…最後にはいつもの女さんに戻ってください…」
女「あ、あぁ……」
少女「女さん…?」
女「う、うぅ…ううぅ…すまない…」
ぎゅっ
少女「女さん、温かいです…ぎゅってされるのもいいですけど、するのもいいですね…」
女「ぅぅ…」
少女「今夜は、ずっとぎゅってしてますから…」
女「…」
少女「おやすみなさい…女さん…」
数日後
男「あいつの家にはもう誰も居ないだって?」
部下「家具は残ってるんですが、衣類等は全部無く、生活感が感じられませんでした」
男「はぁ~やられた…やっぱりあいつには早すぎたなぁ」
部下「今から追わせますか?」
男「それより先に、お客様に何ていえばいいかなぁ」
部下「一刻も早く捕まえましょう、それまで待っていただいては…」
男「あいつは頭が回る、そうそう簡単には捕まらないだろうよ」
部下「しかし…」
男「少女ちゃん、良くも悪くも人気がありすぎたからね。ここで無様に逃げられました、なんていったら、信用ガタ落ち、もしかしたら吊るされちゃうかも…」
部下「そ、それでは…」
男「僕たちもとっとと逃げ出したい状況なんだよね」
部下「そ、それではいつでも出られる準備だけはしておきます!」
男「よろしくねー」
男「まったく、親不孝な娘だよね、元気でやっていけばいいんだけど…」
数年後
男の子1「おかあさん、お腹すいたー」チンチン!
女の子1「お行儀わるいんだー、おねえちゃんに怒られるよ!」
女「もうそろそろ出来る頃だろうから静かに待っていろ、食事時のあいつは怖いぞ…あとお母さん言うな」
女の子2「おかさんは…おかあさんて呼ばれるの…きらい?」
女「いや、嫌いってわけではないんだがな…まだそんな歳ではないというか…」
男の子2「おかーさんもうすぐ30だろ!」
女「その数字を出すな、まだ25だ、次その数字をだしたら縊り殺すぞ」
少女「はいはーい、遅くなってごめんね」
女「ふう、何とか話はつきそうだ…」
少女「どうしたんですか?最近お仕事多いみたいですが」
女「よく分からん物好きがいてな、こんな小さな孤児院に寄付してくれるんだと」
少女「すごい話じゃないですか!きっと向こうの方も子供がお好きなんですよ!」
女「そうだといいがな、とりあえずこれで当面の資金問題は何とかなりそうだ」
少女「ふふ、良かったですね」
女「子供達はどうした?」
少女「もうみんな寝てますよ」
女「…そうか、それじゃあ今日は久しぶりに2人で寝るとしようか」
少女「えぇ!み、みんな起きちゃいますよ!」
女「なんだ、みんなが起きるようなことをしようと思っていたのか?」
少女「そ、そんなこと…な、なくはないけど…」
女「ふっ相変わらずだな君は、こっちに来なさい」
女の子2「おねえちゃん…きのうどこにいたの…?」
少女「え!?い、一緒に寝てたよ!?」
女の子2「よる…おトイレ行こうとしたら…おねえちゃんいなかった…」
女の子3「うん、いなかったよね、代わりに私が起こされちゃったもん」
少女「そ、そうだったかなぁ…あはは…」
女「…」
男の子2「おかーさん、くまできてるぞ!寝不足か?」
男の子3「なんとなくゲッソリしてますね、具合悪いのですか?」
女(この私が上に乗られるなどと…ましてやリードされるなどと…)
女の子1「お、おかあさん少し怖い…」
少女「ふふっ」
女「どうした、ニコニコして」
少女「女さんと、こうして暮らしていけることが嬉しいなぁって」
女「よく面と向かってそんな恥ずかしい言葉を言えるものだな…」
少女「恥ずかしくなんてないですよ、嬉しいことですから」
女「君は昔からそうだったな」
少女「たまにですけどね、これは夢なんじゃないのかなって思うときがあるんです」
女「夢?」
少女「私はまだあの頃のマッチ売りのままで…マッチが売れずに路地裏にへたり込んでて…寒さをしのぐために、売り物のマッチに火を付けているんです」
女「…」
少女「ここは、そんなマッチの火が見せている夢なんじゃないかって思うんです」
女「こっちへこい」
ぎゅうっ
少女「女さんはいつも温かいです」
女「そうだ、私は温かい、君も温かい、これはマッチの火なんてくらべものにならないような温かさだ」
少女「はい…」
女「私はここにいる、君を抱いてここにいるんだ、そんな悲しい想像はやめろ」
少女「はい、もうそんなことを考えるのはやめます…」
女「それでいい、君は、幸せになることだけを考えてればいいんだ」
少女「私は、女さんが大好きです」
女「あぁ、私も君が大好きだからな」
415 : 以下、名... - 2008/12/20(土) 02:02:04.65 RC/qIIo/0 42/42とりあえず、これでおしまいです
なんとか終わらせようとがんばった結果、こんな形になってしまいました
SS書くのって妄想だけじゃダメなんだな…
スラスラかける人すげぇ
こんな素人が書いた文を読んでくれてありがとうございます