やよい「…私ならいいですからぁぁぁっ……!!!」ガバッ
やよい「…はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
やよい「…はぁっ……はぁっ………あれ……?」
やよい「……………」キョロキョロ
長介「………すぅ……すぅ……」
かすみ「…スゥ……スゥ……」
浩太郎「………クカァー……zzz……zzz……」
浩司「zzz…zzz…」
浩三「…スピー……スピー…」
やよい「…………」
やよい「……ょかっ、よかったぁぁ……ぅぅっ……」グスッ
元スレ
やよい「だめぇぇええっ!!長介を連れてかないでええぇっ!!!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347456636/
──────
チュン…チュンチュン……
長介「…………ん……」モゾ
長介「………んぅ……」モゾ
長介「…………ぁれ……?」モゾモゾ
やよい「……すぅ……すぅ……すぅ……」ギュゥ
長介「…………何やってんだ……?」
やよい「……すぅ……すぅ……すぅ……」ギュゥ
かすみ「おはよー、お兄ちゃん……どうしたの?」
長介「さぁ………」
やよい「…………おはよう、かすみ……」ギュゥ
かすみ「………?」
長介「さっきから離れないんだよ………」
かすみ「お姉ちゃん、どうしてお兄ちゃんにくっついてるの?」
やよい「…………」ギュゥ
長介「……なんか、俺が悪い人に連れて行かれる夢を見たって」
かすみ「……そっかぁ……」
やよい「…………」ギュゥ
長介「相当怖い夢だったんだって」
かすみ「……お姉ちゃん、大丈夫?」
やよい「………うん……」ギュゥ
長介「…………姉ちゃん、そろそろ離れようよ……」
やよい「…………」ギュウー
かすみ「……怖かったんだね」ナデナデ
やよい「……うぅっ……そうなのっ…」
長介「………何だよこれ……」
かすみ「でもまあ、たまにはいいんじゃない?仲良しって感じで」
長介「良くないよ……暑苦しい」
やよい「…………」ギュゥ
かすみ「朝ごはん用意してるよ。みんなで食べよ」
やよい「……長介」
長介「……何」
やよい「……この体勢だと食べにくいかなーって」
長介「………離れればいいかなーって…」
やよい「食べさせてくれない?」
長介「嫌だよ!」
かすみ「お兄ちゃん、ご飯中に大声出しちゃダメだよ」
長介「やよい姉ちゃんのほうがよっぽど行儀悪いじゃん?!」
やよい「…………」ギュゥ
長介「…もー……しょうがないな。口開けて」
やよい「あーん」
長介「………はい」
やよい「あむ」パクッ
長介「………」パク
やよい「………かすみ、おいしいよ」モグモグ
かすみ「本当?ありがとう」
長介「…………はぁ」
やよい「………ゴクッ。長介、もう一口」
長介「もうやだぁ……!」
やよい「はい長介、着替えて。出かけるよ」
長介「えっ?どこにだよ」
やよい「事務所。日曜だけどお仕事あるんだから」
長介「」
──────
P「長介くん、久しぶりだね」
長介「こ、こんにちは……」
やよい「プロデューサー!おはようございます!」ギュゥ
P「…おはよう、やよい……今日はどうしたんだ?」
長介「実は………」
P「なるほどねぇ……目を離したらいなくなっちゃうかもって、不安なんだ」
やよい「………」ギュゥ
長介「何とかしてください……」
P「……こればっかりはやよいが平気になるまで待つしかないなぁ……」
長介「えぇっ!?困りますよ……」
やよい「…………」ギュゥ
P「今日はテレビ局とか行く予定はないから心配いらないよ。せっかくだし、レッスンについてきてくれないかな?」
長介「……でも…」
P「今帰ったら、やよいもどうなるか分からないし……」
長介「…………」
P「試しに離れてごらん」
長介「……こう?」パッ
やよい「! 待って長介!お願い行かないでえっ!!」ダキッ
長介「わぷっ……!?」
やよい「……お願い……そばにいてよぉ………!!グスッ……」ギュゥウ
P「……これは重症だな」
長介「…………」
P「よっぽど怖い夢だったんだろうなぁ」
長介「………まあ、確かに……起きたときの姉ちゃん、汗びっしょりでしたから……」
P「ほほう、それはたいへんだ」
長介「だけど、家のことが……」
P「じゃあこうしよう。今日は竜宮小町がオフだから、お家に伊織と亜美とあずささんをサポートに向かわせる」
長介「………」
P「亜美は子供の遊び相手になってくれるし、伊織とあずささんなら家事を手伝わせて問題ないはずだ。どうかな?」
長介「………」
やよい「…………」ギュゥ
長介「………はぁ…そういうことなら……分かりました。よろしくお願いします」ペコ
──────
春香「あ、長介くんだ!」
長介「お、おはようございます」
春香「………やよい、どうかしたの?」
やよい「春香さん、おはようございます!」ギュゥ
長介「実は………」
春香「なるほど……だから意地でも離れたくないと」
やよい「………」ギュゥ
長介「というわけで、今日は一日姉ちゃんのレッスンに付き添うことになりました」
春香「そっかー。じゃあ、やよいの頑張ってるところちゃんと見てあげないとね!」
長介「あはは…そうですね」
千早「おはようございます」
長介「あ、おはようございます」ペコ
千早「…長介くん?高槻さんも…どうかしたの?」
やよい「えへへー…おはようございます…」ギュゥ
長介「実は……」
千早「なるほど……だから起きたときからくっついてるわけね」
やよい「でっでも!レッスンはちゃんと頑張りますよ!」
千早「ええ」
長介「ご迷惑おかけします……」
千早「まさか。むしろ皆歓迎してくれるわ」
千早「それにしても……高槻さんは家じゃ頼れるお姉さんってイメージだったけど」
やよい「そ、そんなことありませんよ?」ギュゥ
千早「……これじゃ、ただの甘えん坊さんね」
長介「いつもはこんなんじゃないんですけどね……」
やよい「うぅ……ごめんね長介……」ギュゥ
長介「そう思うなら離してほしいんだけどな」
やよい「そ、それはまだ無理……怖いもん……」ギュッ
長介「………しょうがないなぁ…」
──────
律子「……以上です。各自スケジュールは確認してるわね?」
P「俺がもう一度指示しとくよ」
律子「お願いします。……よし、じゃあ今日も一日頑張りましょう!はい活動開始!」
「「「「はい!」」」」
長介「……こんな感じなんだ、朝礼って」
やよい「律子さんはしっかりしてるけど、優しい人だよ」
長介「へぇ……で、この後どうするの?」
やよい「響さんと真美と、3人でレッスンに行くの」
長介「そっか。……なあ、もう平気になった?」
やよい「…………」ギュゥウゥゥゥ
長介「…………」
響「長介ー、おはよっ。聞いたぞ」
真美「姉ちゃん泣かすなんて、悪い弟だ!」
長介「ち、違いますよ!」
やよい「そうだよ、誤解だよ」ギュゥ
響「おー……仲良いなぁ」
真美「ラブラブじゃ→ん」
長介「そっ、そんなわけないでしょ……」
やよい「長介はいつも家事手伝ってくれるし、自慢の弟です!」ギュゥー
長介「や、やめろよ……」
響「……………」
響「ああぁあーっ、長介に甘えてるやよいかわいいなぁ!」ムギュ
やよい「はわっ!?ひ、響さん……」
長介「ちょっと……」
真美「おっ、楽しそう!ひびきんいくよ→」ムギュ
響「わっ!?」
真美「連結!」ギュゥ
響「な、なんだこれ」
やよい「えへへー……これ楽しいかも!」ムギュ
長介「……レッスン行くんじゃないの?ちょっといっぺん離れて……」
やよい「いやだよっ!そんなこと言わないでっ…!」ムギュ
長介「…………早く治ってくれ……」
──────
ブロロロロロロロ…
やよい「…………」
P「………」
真美「……やよいっち?」
響「ちょっと、あの……」
やよい「? どうかしましたか?」
響「いや……ホントに長介にべったりなんだなってさ……」
やよい「…そ、そうですか……?」ムギュゥ
長介「…………」
真美「そんな心配しなくてもさー、いなくなったりしないと思うけど?」
やよい「………だって……」
P「……まあ、仲がいい証拠なんだとは思うけど…レッスンの最中どうするんだ?」
やよい「どうするって、何がですか?」ギュゥウ
P「……長介くんにしがみついたまま踊るのか?」
やよい「うぅ……さすがにそれは無理ですよね……」
P「だろう?」
真美「離れる練習しときなよ」
やよい「…そ、そんなこといわれても……」ギュゥ
響「まだ着くまで時間あるし、頑張るさー」
やよい「………」ギュッ
長介「…………姉ちゃん。頼むよ」
やよい「……長介……」
やよい「……じゃ、じゃぁ…手つないでてくれるなら、我慢できるかも……」
長介「……はぁ?」
やよい「お、お願い……スタジオまでそうしててくれたら、レッスン中は我慢するから……」
長介「…………」
やよい「……長介、お願い……」
長介「…………はぁ……」
長介「分かったよ。……じゃあいっぺん離れて」
やよい「…………」パッ
長介「………はい」ギュッ
やよい「…………ありがと長介……」ギュ
P「(おかしいな、この二人に対して)」
響「(感じてはいけない何かを)」
真美「(感じているよ)」
「「「(ときめき、ってやつだな)」」」
ブロロロロロロ……
──────
P「よーし、じゃあ準備して……長介くんはそっちのイスに座ってゆっくりしてていいよ」
長介「はい。……姉ちゃん」
やよい「…………」
長介「………レッスンするんだろ?」
やよい「……………………」パッ
響「おぉ……朝からべったりだったやよいが」
真美「ついに手を離した……」
やよい「……ぜっ、ぜったいそこにいてよ?ずっ、ずっと見ててよ?」
長介「はいはい」
やよい「かっ、勝手にいなくなったら……お姉ちゃん怒るからね!」
長介「はいはい」
P「はじめるぞー」
~♪
長介「(あ、聞いたことない曲……当たり前か……)」
P「1、2、3、4……よーし始め!」
響「よっ、1、2、3、4……」キュッ クルッ スタッ
真美「ほいっちにーさんしー」キュッ クルッ スタッ
やよい「い、いちにーさんしー……」キュッ クルッ スタッ
長介「(へぇ……ちゃんと踊ってる……すっげー)」
やよい「…………」チラッ
長介「(あ、こっち見た)」
P「そうそう、テンポよく……響周りに合わせろ!真美腕が上がってない!もっと!」
長介「(わっ、こえぇ~……プロデューサーの兄ちゃん、あんなに厳しいんだ……)」
響「いちにーさんしー……」ピョンッ クルン
真美「1、2、3、4……」ピョンッ クルン
やよい「1、2、3、4……」ピョコン クル
P「やよい!ジャンプが甘い!もっと切れよくターンしろ!!」
やよい「はいっ!」
長介「(……頑張ってるじゃん)」
やよい「…………」チラッ
長介「(………また…)」
P「………よーし、終わり」
響「……ふぅ。なかなかきつい振り付けだなぁ……」
真美「一曲でバテそうになるのは久しぶりだよ→…」
やよい「……ふぅっ……ふぅっ……疲れました…」
やよい「…………」チラッ
P「そのまま次行くぞ。今度はこっちの曲な」
響「…よーし。OK」
真美「あいよー兄ちゃん」
やよい「………」チラッ
P「やよいー、いいか?」
やよい「はっ!は、はい!?」
長介「(……しっかりしろよ……)」
~♪
長介「(あ、こっちは知ってる!こないだ姉ちゃんが持って帰ってきたCDだ)」
P「1、2、3、4!!」
響「はっ、ほっ、よっ、えいっ」クルンッ スタンッ
真美「ほいっ、よっ、ふんぬ、んがっ」クルンッ スタンッ
やよい「はっ、はっ、はっ、えいっ」クルンッ スタンッ
長介「(……おぉ、なんか皆すっごい集中してる……姉ちゃんも)」
長介「(……正直、気まずいんだよなぁ…一人だけこうやってゆっくりしてると……)」
長介「………」
長介「……トイレ行きたくなってきた……すぐ戻って来まーす」スタスタ
──────
P「…………よっしゃ!この辺にしとくか。お疲れ」
響「……ひぃーぅ、やっぱハードだなぁ……」
真美「もうクタクタだよぉー…床つめてぇー……」ゴロゴロ
P「こら、汗つくだろ。誰が掃除すると思ってるんだ」
真美「セクハラ発言はやめなよ兄ちゃ~ん……」
P「セクハラじゃねえよ」
やよい「………はぁっ……はぁっ……ふぅー……」
P「……やよい。集中できたか?」
やよい「えっ!?あの、もちろん……」
P「……そうか。何度かあっちの方見てたみたいだけど……あれ?」
やよい「? ………えっ」
響「ん?長介どこ行ったの?」
長介「……トイレの場所わかんなくて軽く道に迷っちゃった…結構時間かかったな…」
長介「…おっ、よかったー。みんなのいる場所まで帰ってこれた……」
/
うわぁぁぁあああああぁあぁああん、長介ぇぇええぇぇええぇっ………
\
長介「!!」ビクッ
/
落ち着け!トイレにでも行ったんだろう、すぐ戻ってくるって!
\
/
やよい、心配いらないさー、だから…
\
/
長介がぁぁああぁぁあぁあっ………わぁぁぁあぁああぁぁんっっ……
\
長介「…………」
長介「……やばっ」
ガチャ
長介「…ただいまー……」
やよい「長介ぇぇええっ…ごめんねぇえっ……お姉ちゃんっ……おねえぢゃんがぁあっ……!!!」
真美「やよいっち落ちついて……」
P「……どうなってるんだよ……」
やよい「ああぁああ゛あ゛あ゛あ゛っ……!!!」
長介「」
響「! 長介!どこ行ってたんだ!?」
長介「と、トイレに……」
P「どうでもいい!やよい、帰ってきたぞ!」
真美「…もー、心臓に悪いよ……」
やよい「……ヒグッ……じょうずげぇ……!!」ズビッ
長介「姉ちゃん、大丈夫……」
やよい「……っ……!! ふぐっ……!!ちょうずげっ……!!」ダキッ
長介「わっ……」
やよい「いなぐならないでよ゛ぉっ……!!ヒグッ……!」ギュゥゥウ
長介「く、苦しい……」
やよい「よっ…!!よがっだぁぅ……うぅうっ……うわぁあんっ…!!」ギュウゥ
長介「……悪かったよ……」ナデナデ
P「これ、夢のせいなんだぜ…」
響「どんなむごい夢を見たんだ……」
真美「正直引くわ……」
──────
長介「…………」ナデナデ
やよい「………グスッ……」ギュゥ
長介「…………落ち着いた?」
やよい「……だいぶ……」ズビッ
長介「……一旦離れてもいい?」
やよい「……手つないで…」
長介「…はい」ギュッ
やよい「……」ギュ
長介「………う、肩のところが濡れてる…」
やよい「……ごべんね、長介……」グスッ
長介「…いいよ。行こう、みんな待たせてるよ」
やよい「……うん…」グスッ
長介「ごめんなさい、お待たせしまし……あれ?」
P「…………ゴホン」
響「………ンンッ!」
真美「………ウォッホン!」
長介「あの……どうしました?」
P「いや…なんでもないんだ、ただ……」
響「自分たちがどれだけ慰めても全然泣き止まなかったやよいが……なぁ」
真美「長介をギュ→ってしたとたん、大人しくなったもんだから……ねぇ兄ちゃん」
P「姉弟ってすごいなーと……」
長介「………ソデスカ…」
やよい「えへへ……皆さん、本当にごめんなさい……」
──────
ガチャ
P「ただいまー」
律子「おかえりなさい」
響「ただいまー」
真美「ただいまん」
やよい「……ただいまー…」
長介「た、ただいま……」
律子「長介、話は聞いたわ。悪いわね」
長介「いえ…姉ちゃんが迷惑かけてすいません」
やよい「……」ギュッ
律子「いえいえ。この後もお願いね」
長介「わ、分かりました」
律子「やよい。しっかりしていい弟さんじゃない」
やよい「はい!自慢の弟です!」ギュッ
長介「…や、やめろよ」
真美「おやおや→、長介殿今更照れとりますな」
P「午後はどうする?またレッスンなんだけど、ついてくるか?」
長介「…姉ちゃんがこんな様子じゃ、心配で家に帰れませんから」
やよい「うぅ…ありがとう長介ぇ……」ダキッ
長介「ちょっと、だからやめろって……」
響「いいじゃないか!たまにはお姉ちゃんを甘えさせてやりなよ!あはは」
長介「………はぁ……」
──────
長介「えぇっ!?俺も歌うんですか!?」
響「だって……なぁ?」
真美「そうやってやよいっちと手つないで横に立ってるんだもん」
P「まあまあ。一曲くらいなら知ってるだろ?ほんの遊びだよ」
長介「いや、俺歌下手だし……」
やよい「そんなことないよ!ほら、一緒に歌おうよ!」
長介「…………あぁもう!ちょっとだけですから!」
~♪
長介「好き好き♪ 大好き♪ まるでジェットコースターみ…たい…ねっ……」
長介「こんなの歌えるかっ!」
響「あーもう、最初からだぞ」
長介「歌詞がもう女子じゃないですか!」
P「そりゃアイドルの曲だもんな」
真美「いいじゃんいいじゃーん。サマになってたよ!んっふっふ~」
長介「……くそぅ、何でこんな目に……」
響「プロデューサー、もう一回流してよ」
P「あいよ」
~♪
響「好き好きっ♪」
真美「大好きっ♪」
やよい「まるでジェットコースター」
長介「…みーたい…ねー……」
響「ダメだなぁ。女の子らしさが足りないぞ」
真美「しっかりしなよ→」
長介「……なんて罰ゲームだ……!!」
やよい「…………」
やよい「あの…長介、やっぱり嫌なら別にいいよ……」
長介「っ」
やよい「………そ、そうだよね…もともと無理やり連れてきちゃったもんね…ごめんね……」
長介「………はぁ、姉ちゃん……」
やよい「………だから、その……お、怒ってどっか行ったりしないでね……」グスッ
長介「…………」
やよい「…………」ギュゥッ
長介「………もう……あぁっ………くそっ!」
長介「………最初からお願いします……!!」
響「おっ?」
真美「ほほう」
~♪
長介「好き好きっ!大好きっ!まるでジェットコースターみーたいねーっ!」
響「おお!いいぞ長介!」
真美「あっははははははは!!サイコーだよ→!!あっははははは!!!!」
P「やよいと声の出し方似てるなー」
やよい「………長介」
長介「……ほら、姉ちゃんも歌うんだろ!?ていうか俺だけに歌わせないでよ!」
やよい「…うん!」
~♪~
やよい「ウキウキ!早起き!♪」
長介「…鏡に向かって投げキーッス!」
~♪~
響「…なんか吹っ切れたっぽいな」
真美「だねー。んじゃ真美たちも」
P「……ちょっと待ってみ、お前ら」
響「?」
真美「どったん?」
P「……シッ」
~♪
長介「髪をちょっとだけ、切ったの」
やよい「気づくかしら♪ おはよう!」
長介「朝の道」
やよい「友達以上 恋人未満かもね」ギュッ
長介「…だけど♪」ギュッ
「「いい感じだよ♪」」
響「………」
真美「………」
P「……ほら、あんなに仲良さそうに」
長介「自転車で二人 走ったよね♪」
やよい「揺れる肩越しに 雲を見てた♪」
長介「切ない距離も いつかは♪」
やよい「素直な私で 大接近♪」
~♪
響「……なんかさ、良いよね。ああいうの」
真美「へぇ?」
響「兄弟愛っていうの?あれって、友情でも恋愛でもないんさー」
P「……なるほど」
響「確かに、この曲の歌詞どおりだとしたらちょっとアレだけど……」
響「やよいも長介も、お互いのこと大好きなんだろうなあ」
♪~
長介「…さりげなくくれる そんな♪」
やよい「優しさが気になるのでした~♪」
真美「………だろーね。いなくなる夢見てマジ泣きしちゃうくらいだもんね→」
P「言えてるな」
響「やよいは優しいからなー」
真美「何だかんだ一日付き合ってあげる長介も優しーってことだね」
響「……自分は喧嘩ばっかだったから、うらやましいぞ」
P「そっか」
真美「真美はいつでも仲良しだけどね」
P「だな」
──────
P「……もう大丈夫なのか?」
やよい「はい!なんだか、もう夢のことも気にならなくなりました!」
響「よかったなー、やよい」
やよい「えへへ。はい!」
長介「………」
P「長介くんも、一日ありがとうな」
真美「やよいっちが元に戻ってよかったねー長介」
長介「ま、まあ」
真美「……でも、それなのに」
真美「なーんでまだ手ぇつないでんのかなー?」
やよい「………えへへ」ギュ
長介「さあ……?」ギュ
やよい「じゃあ、早めにお家帰って伊織ちゃんたちにお礼しなきゃなんで!」
長介「お世話になりました」ペコ
P「またいつでも遊びにおいで」
響「またねー、やよい!」
やよい「はい、お疲れ様でした!」
真美「バイバーイ」
やよい「バイバイ!」
響「……プロデューサー」
真美「……兄ちゃん」
P「……ん?」
「「ちょっと電話してもいい?」」
「……もしもし。うん。そう。にぃにいる?」
「……なんだ、にぃにか。今何してたの?」
「……そっかそっか。みんな元気にしてる?」
「……うん。……うん。………あはは、そうだね」
「……うん、それだけ。………あ、待って」
「………………あのさ………」
「……あの……いつも…応援ありがと。まだ頑張るから」
「……うるさいなー!別にいいだろ!?もう!!」
「…………じゃ、またね」
「……おっつおっつ→。真美だよーん」
「……そっちはどう?楽しい?」
「……あはは!いいねー。あずさお姉ちゃんの料理食べたかったなー」
「……こっちは大変だったよー、やよいっちが大泣きしちゃってさ」
「……ホント、やよいっちはかわいいですなー。んっふっふ~」
「……いや、真美は先家帰ってるよ。うん……うん。了解」
「…………………亜美」
「……その……す、スキだよ」
「……はい?いやいや!変な意味じゃないよ!何考えてんのさ!」
「………え?……あ、ありがとう………あはは、おあいこってやつだね→」
「……じゃね。また後で」
──────
やよい「帰ったら、あずささんが晩御飯作ってくれてるって!」
長介「…ホント、世話になりっぱなしじゃん」
やよい「……だ、だって…今日は仕方ないよ…」
長介「……はぁ」
長介「もう平気だろ?手離していい?」
やよい「…うん。ありがとね」パッ
長介「……ふぅ、なんか手がスースーする…」
やよい「だね。えへへー」
長介「…まあ、姉ちゃんはアイドルも毎日頑張ってるって分かったから、別にいいかな」
やよい「当たり前でしょ?お姉ちゃんはみんなのために一生懸命だから!」エッヘン
長介「……そうだね。お疲れさま」
やよい「……うん」
やよい「……長介」
長介「ん?」
やよい「もし、今日も同じ夢見たらどうしようかな……」
長介「………」
やよい「そっ、それだけ心配なの……またあんな怖い夢見たくないし……」
長介「………しょうがないな……」
長介「じゃ、昔みたいに布団くっつけて寝るとか?」
やよい「……あ!それいいかも!」
長介「ホントに効くかわかんないよ?」
やよい「いいの!そうしよう!ね!」
長介「……わかったよ」
やよい「あと……よ、良かったら寝るとき…昼間みたいに手つなごっか……」
長介「………はぁ……わかった。姉ちゃんの好きなようにすれば良いよ」
やよい「ありがとう、長介!」ナデナデ
長介「こら、急になでるな……」
やよい「だってお姉ちゃんだもーん」
長介「……めちゃくちゃだよ……あ」
あずさ「あら、二人とも帰ってきたわよ~」
伊織「やよいー!もう、心配したんだから!」
亜美「もう腹ペコだよ~、早くご飯たべようよ→」
長介「みんなわざわざ玄関で出迎えしてくれてるよ」
やよい「なんだか嬉しいね!えへへ」
やよい「よし、長介!お家の入り口まで競争だよ!」
長介「えっ!?」
やよい「よーい、ドン!」ダッ
長介「まっ、待ってよ姉ちゃん!!」
やよい「ほらほらー、長介遅いよ!」
長介「…姉ちゃんが早すぎるんだよ……!くそっ!!」ダッ
「「はぁっ……はぁっ……た、ただいま!!」」
「「「「おかえりなさい!!!」」」」
終わり
115 : 以下、名... - 2012/09/13(木) 05:24:54.91 Ms170SG60 47/47ついでに もう言われてるけど
怖い夢見て云々の元ネタはみなみけ原作を探してくれればよい