1 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 01:43:36.38 XJEkJ5so0 1/34

「ねえいいでしょ! お母さんには内緒にするから!」

「あ、大丈夫! お父さんにも内緒にするよ!」

「お願いだよ兄ちゃん! 見たいんだよー!」

「またそんなわがままを言う」

「だって、そんな事兄ちゃんにしかできないんだよ?」

「父さんだってできるだろ」

「お父さんもすごいけど、兄ちゃんのほうがもっとすごい!」

「仕方ないな……」

  ブチィッ



元スレ
弟「ねえ兄ちゃん! 腕を引きちぎってよ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1380732216/

9 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 01:47:56.11 XJEkJ5so0 2/34

  ビチビチ

「わあ! ちぎれた! 動いてる!」

「これ結構痛いんだぞ……」

「……フンッ!」

  ニョキ
  
「わあ! 生えた! すごい!」

「そこは『気持ち悪い』とか言うところではないか」

「あ、兄ちゃん! ちぎれた腕が……!」

  ムニムニ
  
「すごいや! ヒトデになったよ!」

「うーむ、いつ見ても気持ち悪い」


16 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 01:51:53.07 XJEkJ5so0 3/34

「ねえ兄ちゃん」

「なんだ弟よ」

「このヒトデは、兄ちゃんじゃないの?」

「お前にはこれが俺に見えるのか」

「でも元兄ちゃんの腕だよ」

「切り離した時点でこれは俺ではないのだ」

  ウネウネ

「ただのでっかいヒトデだ」

「……」

「じゃあさ、もしもの話なんだけど」

「兄ちゃんの頭を割ったらどうなるの?」


22 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 01:54:53.36 XJEkJ5so0 4/34

「考えたことはあるが、やりたいとは思わないな……」

「おそらくだが、俺は死ぬのではないかと思う」

「腕とか生やせるのに?」

「うむ、今までの経験からして頭はマズい気がするのだ」

「どうやら、頭との接続を絶たれた俺の肉片はヒトデへと成長するらしい」

「ならば頭が壊れたらどうなるのか、想像することすら憚られる」

「はば……何?」

「怖くて想像したくないという事だ」

「俺は痛いのよりもずっと、死ぬのが怖い」


24 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 01:58:25.91 XJEkJ5so0 5/34

「しかしどうやら、お前は俺と違ってヒトデの血が薄いようだな」

「そうなのかな」

「まだ怪我が治らないのか」

「うん……お母さんに薬、塗ってもらったよ」

「そんな小さな傷、俺や父さんならば一瞬だというのに」

「やっぱり兄ちゃんはすごいよ」

「お前だってすごいさ」

「俺と違って、お前の腕は軽く引っ張ったくらいじゃちぎれない」

「でも兄ちゃんは簡単に腕を生やせるじゃない」

「簡単なようで簡単ではないのだよ」

「ふうん」


25 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:03:12.80 XJEkJ5so0 6/34

「人と違うということは、それだけで大変な事なのだ」

「もしお前がこの先この能力を手に入れても、決して人前で使ってはいけないよ」

「どうして? きっとみんな驚くよ!」

「驚くからさ」

「すごい! って言われるよ!」

「だとしても、いや、だからこそ駄目なのだよ」

「わからないよ、どうして?」

「……ええと」

「……人はな、ビックリさせすぎると心臓マヒで死んでしまうのだ」

「そうなんだ……!!」

「さあ、そろそろ寝なくてはいけない、明日からはお前も学校に行くのだから」

「うん!」


29 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:07:01.96 XJEkJ5so0 7/34

  ……

「さあ、気をつけてね。いってらっしゃい」

「うん! 兄ちゃん、早く!」

「そんなに急いでも、転ぶだけだぞ」

「もう小学生だもん! 転ばないよ!」

「お兄ちゃん、ちゃんと学校まで連れて行ってあげてね」

「……連れて行った後が、一番の問題なんだが」

「なあに?」

「……なんでもない」

「行ってきます」

「いってきまーす!」


30 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:12:22.88 XJEkJ5so0 8/34

  ……

女子A「……やだ、こいつ生きてたの?」

男子A「なんでまたヒトデ男と同じクラスなんだよ……」

女子B「なんかくさーい」

女子C「もうやだ、学校来るのやめようかな」

男子B「あれがヒトデ男……?」

男子C「そうだよ、ちょっと見てろ」

  スタスタスタ

男子C「よう、ヒトデ男」

「……」

男子A「……おーっと、手が滑った」

  ドスッ

「……うぐっ……!!」


31 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:17:07.74 XJEkJ5so0 9/34

女子A「きゃぁっ!!」

男子B「指! 指落ちたぞ!」

「な、何を……」

男子C「悪いな、事故だよ事故」

女子D「せ、先生呼んだほうが……」

男子A「なーに、大丈夫だって」

男子C「ほら、見てみろよ」

  ムニムニ

男子B「……ヒトデになった!!」

女子B「気持ち悪い! やめてよ!」

男子C「何度見ても気持ち悪りいなー」

「……」


33 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:20:53.95 XJEkJ5so0 10/34

男子A「ほら、何我慢してんだよ」

「……何を」

男子C「さっさと生やせっつってんだよ」

「……そんな事……」

男子A「だからほら、治さないと痛いんだろ?」

  グリグリ
  
「……!!!」

男子A「だーかーらーさー」

男子A「……我慢は毒だぜ?」

「ううっ……」

  ……ニョキ

女子D「……う……おえっ」

  ビシャッ


36 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:24:25.22 XJEkJ5so0 11/34

女子D「ううっ……」

女子A「ちょっと、大丈夫!?」

女子B「男子が変な事するから!」

男子A「俺達は別に悪いことしてねえよ、なー?」

男子C「悪いのはヒトデ男だよなー」

男子C「あーあ、吐かせてやんのー」

男子A「キモいのは罪だよなー」

「……」

男子C「ほら、何座ってんだよ」

男子A「おら、立てよ!」

  ドカッ


39 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:26:58.70 XJEkJ5so0 12/34

  ……

山田君(仮)「ねえ、もしかして君の兄ちゃんって六年生?」

「うん、そうだよ!」

「優しくて物知りだし、えっと……すごいんだよ!」

山田君(仮)「そっかー」

山田君(仮)「ぼくのお兄ちゃんもね、六年生なんだよ!」

山田君(仮)「五年生のときは、君の兄ちゃんと同じクラスだったって!」

「本当!?」

山田君(仮)「うん、だからさ、その、お願いがあるんだ」

「お願い?」

山田君(仮)「うん!」


41 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:29:53.91 XJEkJ5so0 13/34

  ……

  ウネウネ

「……」

「……気を失ってたのか」

  ウネウネウネウネウネウネウネ

「ヒトデが売りものになったら、大儲けだな……」

「……」

「……そうだ」

「弟を、迎えに行かなければ……」

  ウネウネ


43 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:34:22.88 XJEkJ5so0 14/34

  ……

ハナタレ「さっき山田君(仮)とトイレに行ったよ?」

「山田君(仮)?」

ハナタレ「ええと、山田君(仮)は弟君と席が隣なんだよ」

「トイレか、ありがとう」

ハナタレ「どういたしまして!」

  スタスタスタ

「……」

「ちゃんと、友達ができたのか」

「……」

「そうか、よかった……」


44 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:37:41.88 XJEkJ5so0 15/34

  ……

  グスッ……グスッ……

「……?」

  ギィ

山田君(仮)「ひっ……!」

「……ど、どうしたんだ……?」

山田君(仮)「違うの……」

山田君(仮)「あの……生えるってお兄ちゃんが言ってて……」

「……血……」

山田君(仮)「だけど、生えなくて……」

「……!!」


46 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:42:50.04 XJEkJ5so0 16/34

「弟!!」

「……にい……ちゃ……」

「おいッ!」

山田君(仮)「ひっ……」

「先生を……いや、救急車……なんでもいい、人を呼べ!!」

山田君(仮)「……あの……」

「早くッ!!」

山田君(仮)「あ……ああ――」

  ドテッ

山田君(仮)「せんせ……せんせい!!」

  ダッ


48 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:45:48.47 XJEkJ5so0 17/34

「すぐに、すぐに病院に連れて行ってやる!」

「にい、ちゃん……」

「ああ! 兄ちゃんだ! 大丈夫だからな!」

「……」

「お、おい……!」

「……にいちゃん、みたいには……」

「できな、かったよ……」

「……!?」

「何を言ってる……!?」

「……しっぱい、しちゃった……」

「……」

「おい……おいッ!!」


49 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:49:05.32 XJEkJ5so0 18/34

  ……

「……」

「……俺の、部屋……」

「……」

「夢……?」

「……そうだ、弟……」

  ギィ
  
  ペタペタ ペタ

「……」

「なあ、母さん」

「……なあに?」

「弟は、どこ?」

「……」


50 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:52:22.11 XJEkJ5so0 19/34

「今日から学校だから」

「あいつ、楽しみにしてたから」

「……」

「……父さん、家に居るなんて珍しいな」

「……今日くらいはな」

「弟が、釣りがしてみたいって言ってた」

「……そうか」

「俺は、うまくできないから」

「カモメに襲われるから」

「父さんが連れて行ってくれよ」

「……俺も、襲われるんだがな」

「ねえ、父さん」

「……なんだ?」

「あそこに居る人は、誰?」

「……お前の、おじいちゃんだ」


51 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 02:56:40.42 XJEkJ5so0 20/34

「……はじめまして、おじいちゃん」

「はじめまして、ではないよ」

「そうなんですか」

「お前さんはまだ小さかったからな、覚えていなくても仕方ない」

「……あの」

「なんだい?」

「俺……僕の弟を見ませんでしたか」

「ああ、お前のお母さんによく似てる子だね」

「はい、今日から学校に行くので」

「まだ小さいのに、可哀想にね」

「弟は、学校を楽しみにしています」

「そうかい、残念だね」

「……?」


53 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:01:38.12 XJEkJ5so0 21/34

「お前さんの弟なら、そこだよ」

「……」

「まだ、寝てるんですか?」

「違うよ、よく見てごらん」

「……」

「頬に、触ってごらん」

「……」

  ペタ
  
「……」

  ペタ  ペタ

「……そうか」


55 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:04:39.55 XJEkJ5so0 22/34

  ……

「そんなはず無いだろ!?」

医者「蘇生を試みましたが――」

「だってほら……見ろよ!」

ナース「君、何を……!」

  ブチッ

「……ぐッ!!」

  ニョキ

「ほら……! 俺はこんな簡単に腕を生やせるんだ……!」

「俺の弟は、そのくらいで死ぬはず無いんだ!」

医者「できる限りのことは……」

「死ぬはず、無いんだよ!!」

  ガァン


57 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:10:51.84 XJEkJ5so0 23/34

「どうして、あいつが……!」

ナース「お、落ち着いてください……!」

「嘘だ、俺にはわかる! 嘘に決まって――」

  ドカッ

「うぐっ……!」

ナース「あ……あなたは……」

「……病院で暴れるのは、よくないんじゃないか?」

「い、犬……なんで病院に犬!?」

「おいおい……」

「お前だって、似たようなもんだろ?」

「……!!」

「もっとも、俺はわりと犬だがな」


58 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:13:32.72 XJEkJ5so0 24/34

「見たところお前はヒトの血が多めに見えるが、まあそんな事はどうでもいい」

「……な、何だって言うんだ……」

医者「あの、犬さん、彼も落ち着いたようですし……」

「おっと、そうだな、すまなかった」

  スタッ

「詳しい事情は知らないが……まあ、なんとなくはわかっているつもりだ」

「ともかく、病院で怪我人を出すのはやめたほうがいいと俺は思うぜ」

「じゃあな」

  ガラッ

「……」

  ドタドタドタ
  
  ……
  
  ガラ……
  
「……」


59 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:16:55.21 XJEkJ5so0 25/34

「……母さん」

「……」

「……そう……」

  ペタ

「……健気な子ね」

「最期まで、笑顔で居ようとしたのね」

「……」

「……あの……」

「ありがとう……ございました……」

医者「いえ、我々は……」

医者「……失礼させて、頂きます」

「ありがとう、ございました……」

  ガラッ


61 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:20:26.92 XJEkJ5so0 26/34

「……」

「……なあ、母さん」

「……なあに」

  ペタ  ペタ

「……弟は、俺のことをすごいって言ってくれたんだ」

「……」

「俺みたいになりたいって、言ってくれたんだ」

「……そう」

「……」

「……この子は、馬鹿な子ね」

「……どう頑張っても、あなたみたいな事はできないのに」

「父さんの血を、受け継ぎ損ねたのかな……」

「……」

「……受け継ぐはず、ないじゃない」


62 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:24:11.86 XJEkJ5so0 27/34

  ……

「……あの、聞いてもいいですか」

「なんだい」

「こいつは……俺の弟の、本当の父親は」

「……本当にあなた、なんですか」

「……そのはずだな」

「弟は、友達の期待に応えて、俺の真似をしようとしたんです」

「ただの人間なのに、腕を引きちぎったんです」

「ああ、そう聞いてる」

「最初からただの人間だと教えていれば、そんな事はしなかったはずです」

「……そうかもしれない」

「お前たちの嘘が、よってたかって弟を殺したんだ」


63 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:27:58.99 XJEkJ5so0 28/34

「お前たちが殺したのに……そんな悲しそうな顔をしている」

「揃いも揃って、被害者みたいな顔をしている」

「……フン」

「それは、お前も同じ事だ」

「何を……」

「この子は、お前の真似をしたのだ」

「『いつか僕も兄さんみたいになれる』、そんな期待を持たせたのはお前だ」

「どのツラ下げて私を非難しようというのか」

「……少し、静かにしてくれ」

「お前もそうだ、老いぼれに女房を寝取られても、顔色ひとつ変えない」

「そうして平気でいるのがさぞ正しいかのように振舞う」

「いい父親でこそ無かったようだが、せめて正しい人間であろうとしたのか?」

「半分ヒトデのくせに」


65 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:30:43.85 XJEkJ5so0 29/34

「……」

「……出て行ってくれ」

「死んだのは私の息子だ、何故私が出て行かねばならない」

「こいつは、俺の息子だ」

「そこの女にも聞いてみろ、こいつが誰の息子かを」

「……」

「ここは、俺の家だ」

「それはまた奇妙なことだな」

「お前の家なのに、お前の居場所が無い」

「……」

「……お願い、もう……やめてください」

「お前は四六時中、何をしてるんだったかな」

「朝から晩まで海でボーっとして、それでどうやってこいつらを養ってるのだ?」

「……」


66 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:33:28.89 XJEkJ5so0 30/34

「私から金をせびってる身分だということを、忘れてもらっては困る」

「お前達が泣いて頼むから、仕方なく金を出していたのだ」

「今でも覚えているぞ」

「『ヒトデ男など、誰も雇ってはくれません』とな、言い訳も甚だしい」

「少し出し渋れば、色仕掛けなどと古臭い手を使う」

「私は、そんな事……!」

「よく聞いておけよヒトデ男二世よ」

「お前の父は、女房を金で売ったのだ」

「なっ……」

「……」

「お前を育てるため、などとそれらしい理由を立ててはいるが……」

「結局のところ、そうだ、金なのだよ」


67 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:35:37.22 XJEkJ5so0 31/34

「ふうむ」

「……随分と、静かになったな」

「こういう雰囲気は好きではない、私は失礼させてもらう」

「もう会うことも、無いだろう」

  ガチャ

「……」

「……すまなかった」

「……何で、謝るんだ」

「人間ってのは嘘つきだから」

「今のも、全部嘘だって知ってるから」

「……」

「ちゃんと、知ってるから」


69 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:39:03.85 XJEkJ5so0 32/34

「……ごめんなさい……」

「……」

「本当に、人間っていうのは嘘つきだらけだ」

「おまけに意地悪で、本当にタチが悪い」

「……そんな事はない」

「それだって嘘だ、本当に嫌になる」

「俺は、人間が嫌いだ」

「人間として生きてる自分も、心底嫌いだ」

「……」

「だけど、嫌になる」

「俺は何よりも、死ぬのが怖い」


70 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:41:07.22 XJEkJ5so0 33/34

「……お願いだから、やめてちょうだい」

「あなたまで居なくなったら、お母さんは……」

「勘違いしないで、母さん」

「俺は、死ぬのは本当に怖いんだ、そんな事考えていないよ」

「……」

「なら、どうしてそんな事を……」

「人間として生きることを、やめようと思うんだ」

「ヒトデとして、暮らしたい」

「……俺も、以前はそう考えていた事もある」

「だが、俺にもお前にも、ヒトの血が流れているんだ」

「そんな事関係ない、父さんにできなくったって、関係ない」

「俺はもう人間じゃない、ただのヒトデになるんだ」


72 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 03:43:10.50 XJEkJ5so0 34/34

  ……

ヒトデ「……」

ヒトデ「……」

  ムニムニ

ヒトデ「……」

  ウニウニ

「……」

「お前、こんな所で何してるんだ」

ヒトデ男「……ヒトデになるのって、難しいな」

「まあ、そりゃあな」

ヒトデ男「お前は、ちゃんと犬になってるな」

「こんな男前な犬が居るかよ」

ヒトデ男「……自分で言うか」

  ……
  
 おしまい


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