1 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:24:27.20 V0vtL5E9O 1/16

アニメ準拠はほとんどありません
草が生えてませんが気分を害された方がいらっしゃったら大変申し訳ありません
色々申し訳ありません

元スレ
友紀「どうしたんですかこの人達」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1535898267/

2 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:25:15.08 V0vtL5E9O 2/16

瑞樹「」
早苗「」

友紀「いやホント」

「そうね」

友紀「ヤバイですよ。普通の酔い方じゃなかったですよ」

「そうね」

友紀「吐くわ絡むわ…週刊誌に撮られたらアウトでしたよ」

「うん」

友紀「聞いてます?」

「週刊誌に撮られたらアウトね」

友紀「聞いてりゃいいってもんじゃないんですよ」

3 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:25:42.56 V0vtL5E9O 3/16

菜々「これはひどいですねぇ」

友紀「ホントだよ。服だってゴミ袋3枚くらい使ってようやく臭い消えたし」

「…」

友紀「一応アタシん家ですからね。後輩といえど一言くらいは謝らせて下さいよ。2人に」

「うん」

友紀「はぁ…」

菜々「お店で飲んでたんですよね?」

友紀「…それがもー…ホント、2人揃って喚くわ暴れるわで…店の人カンカンで…」

菜々「えええ…?」

友紀「特に早苗さんなんか武内さん来るまで誰も抑え込めなくて…隣のテーブルのおじさん達イキッてた癖に逃げるし…」

菜々「それは…想像したくないですねぇ」

友紀「楓さんも少しは2人の酒量控えさせて下さいよ。武内さんにも注意されてたでしょ」

「ん」

菜々「だからさっきから元気無いんですね」

4 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:26:08.03 V0vtL5E9O 4/16

菜々「珍しいですよねぇ。早苗さんはよくある事としても、瑞樹さんまで悪酔いするって」

友紀「疲れてたのかも。あれこれで」

菜々「人に迷惑をかけた言い訳にはなりませんがね…」

友紀「まあねー…いやでも、なーんか…」

菜々「?」

友紀「何かー…ここ最近…何かそういう兆候はあったっぽいというかね」

菜々「ここ最近ですか…」

友紀「ほら、この間の収録終わりだって…」

…。

5 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:26:44.21 V0vtL5E9O 5/16

『『お疲れ様でしたー!!』』

菜々「お疲れ様でした!」

「お疲れ様でしたぁ」

早苗「あー…しんど…」

瑞樹「しんどいわね…」

友紀「2人揃ってどうしたんですか…」

早苗「何かここ最近、疲れが取れないのよ」

友紀「そんなの大分前から言ってたじゃないですか」

瑞樹「益々取れなくなってるのよ」

友紀「はあ…」ピロリン

菜々「メールですか?」

友紀「いや、通知…」

菜々「デレステのですか?」

友紀「やってないよ…グノシーだよ。ニュースのやつ」

菜々「やってないんですか!?」

友紀「あんまり…」

早苗「アタシらもやってないけど…」

瑞樹「ええ」

「私、ログインはしてるわ」

菜々「せめて自分の曲くらいまではやりましょうよ…全員分出てるんですから…」

友紀「自分の写真そんなに欲しくないし…あ。これ佐藤二朗…?」

瑞樹「何が?」

友紀「山田優の…あ、小栗旬と結婚してるから小栗邸か…」

早苗「小栗邸?」

友紀「ほら、佐藤二朗の顔であんま見えませんけど小栗旬の家ですよ。これ」

瑞樹「…あぁ…」

早苗「そう…」

「結構有名人とか呼んでるらしいわね。自分のお家に」

友紀「いやー…デカイなぁ…」

菜々「ナナのお家何個分だろ…」

友紀「何か、幸せそうな感じしますよね」

早苗「…」

瑞樹「…」

友紀「?」

…。

6 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:30:11.62 V0vtL5E9O 6/16

友紀「元気無かったなーって」

菜々「…」

「…」

友紀「疲れって訳じゃないだろうけどさ」

菜々「…まあ、多分そのうち分かるんじゃないでしょうかね。ナナ達も」

「もう分かったりしてない?」

菜々「ビンタしますよ」

「年々菜々ちゃんの反応が物理的になっていく…」

友紀「分かる…って?」

菜々「まあ、はい」

友紀「…?」

8 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:30:55.12 V0vtL5E9O 7/16

『ピンポーン』

友紀「?…はーい!」

菜々「どなたでしょうか?」

「…!」

友紀「…あ」

武内P『夜分遅くに申し訳ありません。お二人は大丈夫でしょうか?』

「!?!??」

友紀「大丈夫…じゃないねー…ちょっと上がってってよ!開けるからさ!」

武内P『ええ。申し訳ありません』

「ー!!!ー!!」ジタバタ

菜々「はいはい別にこんなので嫌われたりしませんから」

友紀「…あ、楓さんすっぴんだった…」

「ダメ!今はダメ!!」

友紀「別に楓さんそのままでも十分綺麗なのに…」

菜々「それに折角お二方を心配して来てくれたのに無碍にするのは失礼ですよ」

「だって…」

菜々「…」

友紀「…さっき怒られたから?」

「…だってぇ…」

友紀「いや、そんなの一々気にする人じゃないですよ」

菜々「もう大人なんですから。そんなの一々気にしちゃダメですよ」

「…」

『ピンポーン』

友紀「はーい!今開けるからねー!」

9 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:31:37.13 V0vtL5E9O 8/16

菜々「大変でしたねぇ…お店の人、カンカンって聞きましたよ?」

武内P「ええ。しかしお二方とはもう長い付き合いでしたし、きちんと言い聞かせて欲しいと仰っておりました。どうやら大丈夫かと…」

友紀「ごめんねー…後始末やらせちゃったみたいで…」

武内P「いえ。私の事は気にしないで下さい」

菜々「でも、凄い疲れてますよ。顔に出てます」

武内P「そう、でしょうか…」

友紀「もー若くないんだから…そんな無理しない方が…」

武内P「いえ。私など、今西部長に比べれば…」

友紀「あはは。もう部長じゃないんだけどねぇ。退職しちゃったし…あ、はいお茶」

武内P「頂きます」

菜々「ゆっくりしていってくださいね。ナナのお家じゃないですけど」

友紀「そうだよー。アタシのセリフだぞー」

菜々「何なら泊まっていっても良いですよ」

友紀「え!?」

「!?」

武内P「いえ、それは…お二人がご無事ならそれで構いませんので」

友紀「いやー…まあ、アタシは良いんだけどさ…」

武内P「?」

菜々「楓さん。そろそろトイレ出てくれませんかね ?」

「!?」

武内P「!」

10 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:32:10.97 V0vtL5E9O 9/16

「…」

武内P「…その、どうか…されましたか?」

友紀「あはは。もう寝る気満々だったからメイク落としちゃったんだよ」

菜々「恥ずかしくて見せたくないらしいです」

「言わないで…」

友紀「じゃあアタシの肩から手離して下さい。爪食ィ込んで痛いんですよ…!!」

菜々「別にそのままでも十分なのに…」

武内P「ええ。高垣さんはそのままのお姿でも大変魅力的な方だと、思っております」

「…ホント、ですか…?」

武内P「ええ。自信を、持って下さい」

菜々「ほらほら。大丈夫ですから」

「…」ヒョコ

菜々「ね?」

武内P「…ええ。良いと、思います」

「…変じゃ、ないですか?眉毛とか薄いし…」

武内P「昔から、お変わりありません」

「…昔…」

武内P「ええ」

菜々「…」

友紀「そっかー…なんだかんだでもう5、6年やってるんだもんね…アタシ達」

菜々「…」

11 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:32:41.17 V0vtL5E9O 10/16

菜々「まあ、そんな事よりですよ」

友紀「?」

菜々「元々は、瑞樹さんと早苗さんの介抱が目的だった訳ですよね。皆さん」

友紀「うん。まあ…その為に菜々ちゃんに助け求めたし…」

武内P「ええ」

菜々「では、何故こうなったか。気になりませんか?」

「…確かに、普段なら考えられない事だから…」

菜々「ええ。そうなんですよ」

友紀「何かストレスでもあったのかなー…」

菜々「ええ。まあ…多分、あると思いますよ」

武内P「…」

菜々「ただまあ、それをナナの口から言うのは何となくよろしくないかな、と思い今まで黙っていました」

友紀「?」

菜々「良いですか?今、ナナ達がここに座っている。まさに今ですよ」

「2人は寝てるわ」

菜々「それはもう置いといて下さい」

友紀「それ…」

12 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:33:10.48 V0vtL5E9O 11/16

菜々「まずこの2人が出会い、楓さん、瞳子さんを引き入れ武内さんによるプロデュースが始まった」

「ええ」

友紀「アタシが入る半年くらい前かなぁ」

菜々「ええ。そして友紀さんが346プロに加入して数ヶ月後にナナも念願叶ってアイドルになりました」

友紀「丁度幸子ちゃんの宣材写真撮ってた時だったよね」

菜々「ええまあ。そこからしばらくして、武内さんはシンデレラガールズプロジェクトを発足、美城専務…当時は常務がやってきた…」

武内P「今でも、私にとっては皆、大事なあ」

菜々「まあそれは良いですよ。この際」

武内P「それ…」

13 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:33:54.09 V0vtL5E9O 12/16

菜々「…それで、まあ、そこから瑞樹さん、早苗さん、楓さん。この3人が友紀さんとナナに声をかけて…」

友紀「…今に、至る、と…」

「過ごしてみると、あっという間だったわね」

菜々「はい。それでは今日ここに至るまで、何年でした?」

友紀「え?5、6…」

菜々「もう6年過ぎてるんですよ」

友紀「…え…?」

「え…」

武内P「…」

14 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:34:37.68 V0vtL5E9O 13/16

菜々「はい。346に来て6年。友紀さんはおいくつですか?」

友紀「ッ…」

菜々「楓さんおいくつですか?」

「!?」

菜々「まあその辺はそちらの中で解決しといて下さい。問題はここからですよ」

友紀「アタシ…来た時20…」

「私…モデル部門からだから…」

武内P「姫川さんが2ろ」
友紀「言ったら叩き出すよ」

菜々「ようやくご理解頂けたようで」

「…ええ…」

友紀「…はい…」

武内P「皆さんは、それに負けない美貌を備えていると」

菜々「ちょっと今は逆効果なので」

武内P「…申し訳ありません…」

15 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:35:14.90 V0vtL5E9O 14/16

菜々「この際だから言っておきます。良いですか?」

武内P「…」

菜々「今皆さんが生きている、ここ…はゲームでもアニメでも漫画でもありません。れっきとした現実です」

友紀「…」

菜々「人は歳をとります。アイドルだって歳を取ります」

「…」

菜々「前田敦子だって歳を取ります。佐藤健に抱きかかえられます。勝地涼とデキ婚します」

友紀「…」

菜々「松本伊代だって歳を取ります。ヒロミと結婚して子供産みます。センチメンタルジャーニーから37年経ちます」

「…」

瑞樹「」
早苗「」

菜々「この2人も歳を取ります。ぶっちゃけた話もう適齢期過ぎました」

武内P「…」

菜々「そんな背景を目の当たりにしたお二方の苦悩は凄まじいものだとナナは感じています。ええ」

友紀「…」

菜々「それを踏まえた上で貴方達にお聞きします」

「…」

菜々「苦悩と戦っていくか………或いは」

武内P「…」

菜々「此方側に来るか」

…。

……。

友紀『ユッキミーン!!今年もユッキは20歳!』

『ユキミン星とカエミン星の人間は、歳を取らないんですよー!』

友紀『今日もみんなに元気をお届けしまーす!せーのっ!』

『カエミンビーム!』

友紀『…あっ…腰が…』

…。

……。






友紀「…!ッダアアアアアアアアアアアアアア!!!!!?」ガバァ

瑞樹「!?」

早苗「!?」

「!?」

菜々「!?」

16 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:35:45.11 V0vtL5E9O 15/16

友紀「………ハァッ…ハァッ…!!」

早苗「…え、何急に…」

友紀「…ハーッ…ハーッ…」

瑞樹「凄い汗じゃない…何か嫌な夢でも見たんじゃないの?」

菜々「楓さんが変に飲ませるからですよ」

「あれー?」

友紀「… … …」

瑞樹「どうしたの?」

友紀「…え…あ、いや…」チラ

【2018 9/1】

友紀「…」

早苗「あー…学生諸君は夏休み終わりよね」

瑞樹「…え?もしかして嫌な夢って夏休みの夢?」

早苗「アレよ。宿題やってなくてこっぴどく叱られたやつよ」

友紀「え?」

菜々「意外ですねぇ。友紀さんは終わらせてる派かと」

友紀「…あ、アハハ…うん。そう。そうですよ…」

「…あ、そういえば、今月…」

瑞樹「今月の14日ね。友紀ちゃんの誕生日」

友紀「…」

早苗「1年経つの早いわねー…3日前くらいにやってなかった?友紀ちゃんの誕生日パーティー」

瑞樹「時空歪み過ぎでしょ」

友紀「…」

「…どうかしたの?」

友紀「…あの…」

早苗「?」

友紀「アタシ…アタシって…」

瑞樹「…?」






友紀「何歳になるんでしたっけ…?」

早苗「尿検査行く?」

17 : ◆GWARj2QOL2 - 2018/09/02 23:36:15.00 V0vtL5E9O 16/16

終わります
ミリマスアニメ化したら765勢の年齢どうなるんですかね

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