1 : VIPに... - 2013/08/10 00:00:06.33 lhc1sdfk0 1/16


ガチャ


「おかえりんりんまいだーりん☆」

「ご飯にする? お風呂にする? それとも……りんりん?」


バタン


元スレ
モバP「一人暮らしは辛いな」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376060405/

2 : VIPに... - 2013/08/10 00:02:11.37 lhc1sdfk0 2/16



「…………」


ガチャ


「おかえりんりんまいだーりん☆」


バタン

ガチャ


「どうして閉めるの?」

「いや、夢じゃないよ」

「夢だったら子どもと一緒にお出迎えしてるよ」


4 : VIPに... - 2013/08/10 00:03:36.08 lhc1sdfk0 3/16


「ねえ響子、プロデューサーの反応が聞いてたのと違うんだけど」

響子「おかしいですね……裸エプロンで迫ればイチコロだって書いてあったのに」

「やっぱ体操服で出迎えるべきだったんだよ」

響子「あー、選択失敗しましたね」

「この反省を次に活かしていこう」

響子「そうですね。今度加奈ちゃんからブルマ借ります」

「私も卯月から借りよっと」

響子「あれ、どうしたんですかPさん?」

「突っ立ってないでリビング行きなよ。晩御飯の用意出来てるよ」


5 : VIPに... - 2013/08/10 00:05:11.40 lhc1sdfk0 4/16


「このカレー、私と響子で作ったんだ」

響子「自信作なんですよ!」

「どう、おいしい?」

響子「……やった、やりましたね凛ちゃん!」

「上手くできて良かったね」

響子「じゃあ今度は、それぞれの手作り料理で味比べです!」

「負けないよ」

8 : VIPに... - 2013/08/10 00:07:59.62 lhc1sdfk0 5/16


響子「私はファイネス・ホホツアイトズュップレ・ミット・ブレートシュトゥルーデル・ウント・アイアーシュティヒです! 卵に自信有りですよ!」

「私はベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノね。デザートに良いよ?」

響子「どっちが美味しいか、選んでくださいね」

「選ばれなかった方にお尻ペンペン10回ね」

響子「ごくり……」

「ごくり……」

9 : VIPに... - 2013/08/10 00:10:19.45 lhc1sdfk0 6/16


響子「え? どっちも美味しいって?」

「優柔不断だなあ……」

響子「でもそれって逆に言えばどちらも、より美味しいって言えないくらい、不味いってコトですよね!」

「うわ負けた、どっちも負けた。お尻ペンペンだ」

響子「ああヤだな絶対痛いですよ、腫れてスリーサイズ変わったらどうしよー」

「ホントは嫌だけど、ルールだから仕方ないよね」

響子「そうですね、ルールですもんね!」


10 : VIPに... - 2013/08/10 00:12:15.98 lhc1sdfk0 7/16


ゴソゴソ


「ほら!」

響子「さあ!」




───。


「……」

響子「……」

「…………」

響子「…………」

「えいっ」

響子「ひゃあっ!」

「あはは。もう足が痺れたんだ?」

響子「せ、正座は苦手なんです……!」

11 : VIPに... - 2013/08/10 00:14:49.67 lhc1sdfk0 8/16


「寝室の準備できたよ」

響子「じゃあ、Pさんの背中流しに行きましょうか」

「あ。プロデューサーはスクール水着派じゃなくて、バスタオル派だからね」

響子「もちろん把握してます!」

「へえ、抜かりないね」

響子「お嫁さんですから!」

12 : VIPに... - 2013/08/10 00:18:35.75 lhc1sdfk0 9/16


「おじゃまします」

響子「鍵閉めまーす」

「写メ撮ります」

響子「動かないで下さい!」

「もし変な動きをしたら、この混浴写メをちひろさんに送るよ」

響子「バスタオルガチャが出ますよ、良いんですか!?」

「良いんだ」

13 : VIPに... - 2013/08/10 00:20:11.45 lhc1sdfk0 10/16


響子「じゃあ送り付けて、私達を出すように頼みましょう」

「もうしてる」

響子「最高にクールですよ凛ちゃん!」




───。


「水風呂とか風ひく」

響子「水責めはちょっと駄目ですね」

「でもお湯よりは好き」

響子「ええー? お湯の方が何かが燃え上がりませんか?」

「暖めてもらえる」

響子「たった今から水責め派になります!」

「わかってくれて嬉しいよ」

14 : VIPに... - 2013/08/10 00:22:57.89 lhc1sdfk0 11/16


響子「もうおねむの時間です」

「一流は寝付いてから行動するもの」

響子「結局暖めてもらえなかったし……Pさんはぐっすりですね」

「じゃあ左貰うね」

響子「なら私は右ですね」

(プロデューサーは左に寝返りを打つことが多い。つまり私の勝ち)

響子(Pさんは音がするほうに寝返りを打つ。つまり耳元で囁けば私の勝ち)


キョーコハオレノヨメーキョーコハオレノヨメーキョーコハオレノヨメー


「……響子静かにして」

響子「えへへ」

15 : VIPに... - 2013/08/10 00:24:47.44 lhc1sdfk0 12/16


響子「ふわ……おはよーございまーす」

「今プロデューサーの寝顔を観察している所です」

響子「さっそく悪戯しましょう」

「落ち着いて。まずは眺めるよ」

響子「眺め始めてからもう時計の長針が2回転しましたけど」

「あと1回転」

響子「起きちゃいますよぉ……」

「あと5分。あと5分」

16 : VIPに... - 2013/08/10 00:26:31.30 lhc1sdfk0 13/16


「……ほら、ネクタイ曲がってるよ。だらしないなあ」

響子「ほらほら、お弁当も忘れてますよ」

「ハンカチ持った? 水筒は?」

響子「書類は持ってますか? 携帯の待ち受けは私達ですよね?」

「私のはちゃんとプロデューサーの寝顔だからね」

響子「私はPさんの横顔にしました!」

「マニアックだね」

響子「えへへ。フォルダがPさんの写メで一杯ですからね!」


17 : VIPに... - 2013/08/10 00:29:04.68 lhc1sdfk0 14/16


響子「ああああ、何でいきなりケータイ取り上げるんですかPさん!」

「ちょ、私はそんな撮ってないよ! だから取らないで! 撮るのはいいけど!」

響子「止めてくださいぃ! 寝顔フォルダ消さないでぇ!」

「お願い! そのデータは……!」

響子「うなじフォルダがぁー!!」

「プロデューサーの鬼畜……!!」

響子「そうだそうだ!」

18 : VIPに... - 2013/08/10 00:31:21.80 lhc1sdfk0 15/16


響子「ごめんなさいごめんなさい待ち受けだけは!」

「うう……ただでさえ少ないのに。200枚に減った……」

響子「私なんか5分の1の150枚です……!」

「でもまあ、また撮れば良いよね?」

響子「あ、それもそうですね」




「そういうわけだから、プロデューサー」

響子「これからもお願いしますね、Pさん!」


19 : VIPに... - 2013/08/10 00:35:54.37 lhc1sdfk0 16/16

おしまい
凛ちゃん響子ちゃん誕生日おめでとう

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