櫻子「というわけで撫でろよ向日葵」
向日葵「・・・はぁ?」ペラッ
櫻子「頭を撫でろよ!!」
向日葵「いきなりなんなんですの?遂に頭でもおかしくなって・・・」パタム
櫻子「確かめるためにも撫でろよ!!!」
向日葵「・・・末期かもしれませんわ」
元スレ
櫻子「向日葵に頭ナデナデされたい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348882470/
櫻子「撫でてください」ドゲザァ
向日葵「頭撫でるだけでそこまでされるなんて思わなかったですわ・・・」
向日葵「・・・はぁ」
ポンッ
櫻子「・・・!」
向日葵「これでいいですの?」ナデナデ
櫻子「ふぁ・・・っ」
向日葵「へ、変な声出さないでくださる!?」
櫻子「えへ、えへへ」
ナデナデ
ナデナデ
櫻子「・・・・・・ん、向日葵・・・もっt」
向日葵「はい、おしまい」
櫻子「え!」
向日葵「え!じゃないですわ、もう腕が痛いんですもの。だから終わりですわ」
櫻子「・・・!?」
櫻子「そ、そんな・・・!いいじゃん、もっと撫でてくれたって!」ガシッ
向日葵「そ、そんな必死になることですの・・・?」
櫻子「だ、だって・・・」
向日葵「理由を聞かせてくれたら、まぁ、考えてあげなくも・・・?」
櫻子「うぅ・・・」カァァ
向日葵(やだ、この娘。可愛い)キューン
櫻子「う」
向日葵「う?」
櫻子「う、うるさいっ!いーじゃないか!そのたぷたぷの二の腕を細くするついd」
向日葵「ふんっ!」ドボァ
櫻子「ぎゃうっ」
櫻子「つ・・・・・・お・・・」プルプル
向日葵「ふん」プィ
向日葵「もう、ぜーったい!撫でてあげませんわ!」
櫻子「・・・!?」
向日葵「 さ よ な ら ! 」
バタン
櫻子「」
櫻子「」
櫻子「」
櫻子「」
櫻子「そ、そんな・・・」
~夜~
櫻子「」もくもく
櫻子「」ずずー
櫻子「」だばー
花子「撫子お姉ちゃん」
撫子「ん?」
花子「あれ・・・」
撫子「・・・」
櫻子「」ずずー だばー
撫子(ひま子と喧嘩でもしたのか)
撫子「大丈夫。ほら食べちゃいな」
花子「ええ!?」
撫子「しょうがないなぁ、ほら櫻子。あーん」
櫻子「」もく
撫子「はい、おかずもあーん」
櫻子「」もく
撫子「よく噛んでー」
櫻子「」もくもく
撫子「ごっくーん」
櫻子「」ごっくん
撫子「美味しい?」
櫻子「」コクッ
花子(介護かし!!)
撫子「偉い偉い」ナデナデ
櫻子「・・・」
撫子「じゃあ次にお風呂に一緒に」ナデナデ
櫻子「・・・」
ナデナデ
櫻子「はっ」バシーン
撫子「!?」
花子「!?」
櫻子「姉ちゃんは、なんか違う・・・」ダッ
撫子「」ガァン
ナデシコオネエチャン,シッカリ...
ネェ,ハナコ?ナデナデサセテヨ...
エ,エ?チョ,チョットナデシコオネエチャンメガコワイシ...!
櫻子「・・・はぁ」ポフッ
向日葵『ほら、これでいいですの?』ナデナデ
櫻子「・・・」
向日葵『もう、ぜーったい!撫でてあげませんわ!』
櫻子「」グスン
櫻子「向日葵、頭撫でて欲しいよぅ・・・」
~古川家~
カポーン
楓「♪」パチャパチャ
楓「お姉ちゃん、お風呂気持ち良いね」
向日葵「・・・」
楓「お姉ちゃん・・・?」
向日葵「え?あぁ、そうですわね」
楓「・・・また、櫻子お姉ちゃんと喧嘩したの?」
向日葵「ちょっとだけですわ」
楓「お姉ちゃん元気ないと楓も元気なくなる・・・」シュン
向日葵「・・・ごめんね、楓」
楓「早く、仲直りしてね?」
向日葵「ええ、ありがとう、楓」ナデナデ
楓「えへへ」
向日葵「さ、上がってアイスでも食べましょうか。買ってきたんですの」
楓「ほんとっ!?」
向日葵「ほら、早く身体拭きましょう」
楓「うんっ」
~深夜~
楓「すぅ・・・すぅ」
向日葵「風邪引かないようにっと・・・」スッ
楓「むにゃ・・・」
向日葵「ふふ、おやすみなさい。楓」ナデナデ
ナデナデ
向日葵「・・・」
櫻子『ふぁ・・・っ』
向日葵「・・・!」
向日葵「・・・」
向日葵「櫻子の髪・・・ふわふわでしたわね」
向日葵「撫でててこっちまで気持ちよくなるような
櫻子『・・・・・・ん、向日葵、もっt』
向日葵「なんで私途中でやめてしまったのかしら・・・はぁ」
櫻子『二の腕たぷたp』
向日葵「・・・・・・」イラッ
向日葵「・・・ふん、でも撫でてなんかあげませんわ!」
向日葵「撫でてなんか・・・」
~七森中~
櫻子「・・・」チラッ
向日葵「・・・」カリカリ
櫻子(ま、まだ怒ってる・・・)グスッ
向日葵「・・・」チラッ
櫻子「・・・」グスッ
向日葵(うぅ・・・どう切り出せばいいんですの。もう気にしてないって一言言えれば・・・)
チラッ
櫻子「・・・あ」
向日葵「・・・!」
櫻子「あ、あの・・・昨日の事・・・」
向日葵「・・・っ」プィ
櫻子「・・・あ」
向日葵(私のばかーー!)
向日葵「・・・あの」チラッ
櫻子「・・・・・・」ポロポロ
向日葵(!?)
櫻子「・・・・・・ひ、向日葵、ごめ」
櫻子「・・・ぐす、ひっく」ポロポロ
あかり「・・・櫻子ちゃん?お腹とか痛いの?」
ちなつ「先生、櫻子ちゃんg」
向日葵「!?」
向日葵「さ、櫻子!ちょっと来なさい!」ガシッ
櫻子「・・・っ」
向日葵「ほ、保健室に連れていきますので私、付き添いで・・・!では!」
ガララッ ピシャッ
タッタッタッ
パタン
~トイレ~
向日葵「ぜぇ・・・はぁ・・・。あ、危なかったですわ・・・」
櫻子「あ、あの、向日葵・・・」ポロポロ
向日葵「ちょ、ま、待ちなさいな、今息が・・・」
櫻子「あ、謝るから、土下座するから、顔もボディも許して・・・」カタカタ
向日葵「殴るとかじゃないですわよ!?」
向日葵「大体貴女、授業中に泣き出したりしたら皆が心配するでしょう?・・・もう、少し遅いようですけれど」
櫻子「うぅ・・・」
向日葵「・・・私はもう気にしてないのに、櫻子は気にしすぎですわ」
櫻子「ご、ごめん・・・・・・え?」
向日葵「気にしてないですわよ。昨日の事なんか。貴女に言われるのなんて日常茶飯事ですもの、慣れましたわ」
櫻子「・・・!」
櫻子「怒ってないの・・・?」
向日葵「怒ってませんわ」
櫻子「ほんとに?」
向日葵「ほんとですわ」
櫻子「ほんとにほんとにほんとにっ?」
向日葵「ほんとにほんとにほんとにですわ」
櫻子「ほんとにほんとにほんとにほんとに・・・」
向日葵「しつこい」バシッ
櫻子「あう」
櫻子「・・・・・・」
向日葵「気がすみまして?」
櫻子「うん、良かった。許してくれて!」
向日葵「じゃあ・・・戻りますわよ。皆、心配してますわ」ガチャ
櫻子「・・・あ、向日葵待って」ガシッ
向日葵「とと・・・なんですの?次は体育なんですから早くしないと・・・」
櫻子「な、仲直りのしるしにさ、あの・・・頭、撫でてよ」
向日葵「・・・」
向日葵「・・・」
櫻子「・・・駄目、かな」
向日葵「・・・え、えと、その」
櫻子「向日葵に頭、撫でて貰うの好きなんだ。こう、他の人とはちょっと違くて、安心するというか・・・」
櫻子「き、気持ちいいというか・・・」カァ
向日葵「・・・!」キューン
櫻子「向日葵・・・?」
ポフッ
サラッ
櫻子「ふぁ・・・」
モフッ
モフッ
サラッ
櫻子「・・・ん、あ・・・う。ひ、向日葵?」カァァ
向日葵「・・・そ、そんなこと言われたら、撫でないわけにはいかないじゃありませんの」カァ
向日葵「・・・そうやって貴女はいつもなにもかもうやむやにしちゃうんですわ」ナデ
櫻子「・・・えへへ」
櫻子「ねぇ、向日葵・・・もっとぉ」
向日葵「次の授業、始まってしまいますわ」ナデナデ
櫻子「・・・ここでやめられたら死ぬ」
向日葵「止めなかったら?」
櫻子「溶けて死ぬ」
向日葵「ふふ、どっちもどっちじゃあありませんの」
櫻子「頭撫でられて死ぬならほんもー。でも、途中でやめられて死ぬのは嫌ー」
向日葵「もう・・・この娘は」
向日葵「先生に怒られますわよ?」
櫻子「えへへ、泣いたら慰めで頭撫でてね」
向日葵「もう・・・」ナデナデ
モフッ
モフッ
サラッ
櫻子「・・・ん、ふ」プルプル
向日葵(さらさらもふもふで、気持ち、いいですわ・・・なにもかもどうでもよくなってしまいそう)
モフ
櫻子「なんか、イケないことしてるみたい・・・」
向日葵「実際、イケないことですわ。こんな、授業サボって」
櫻子「ごめんね?」
向日葵「・・・」
向日葵「ばか、責任とりなさいよ」
櫻子「えへへ、怒られて向日葵が泣いたら、私が頭撫でて慰めてあげるからねっ」
向日葵「はいはい」
櫻子「えへへ、向日葵ー」ギュ
向日葵「ん・・・狭いんだからあんまり動かないで」
櫻子「もっともっとー」
向日葵「はいはい」ナデナデ
櫻子「~♪」
向日葵「・・・」ナデナデ
向日葵(ふふ、いつまで続けたら良いのかしら?)
櫻子「ひーまーわーりーっ♪」ギュウ
向日葵(一日中?・・・まさか、ね)
おわり