1 : VIPに... - 2013/07/26 20:29:55.78 ZJd+PXRA0 1/31

~某日、某パーティー会場~

P「とうとう皆トップアイドルか……」

律子「まさか、本当にここまで来れるなんて」

小鳥「お疲れ様です、お二人とも」

P「ははは、何を言ってるんですか。小鳥さんの尽力あってこそですよ」

律子「えぇ、私たちと小鳥さんと、そして勿論アイドルの皆が頑張ったからこそです」

P「全くだな」

P(そう、ついに春香たち全員がトップアイドルになった)

P(今はそのお祝いの真っ最中だ)

2 : VIPに... - 2013/07/26 20:31:10.38 ZJd+PXRA0 2/31

小鳥「皆、ホントーに輝いてましたからねぇ」

律子「全員一丸となって頑張りましたから」

小鳥「そういえば、今日は社長来れなかったんですね。残念です」

律子「社長もこういう日に限っていないなんて。間の悪い……」

P「社長も今日のパーティのために色々動いてくれたからな。感謝してもしたりないよ」

P(……それにしても)

P(そろそろ、アレの頃合いか)

P(ずっと前から決めてたもんな……覚悟を決めないと)

P(春香は喜んでくれるかな?)

P(千早はきっと……)

3 : VIPに... - 2013/07/26 20:33:13.49 ZJd+PXRA0 3/31

小鳥「……プロデューサーさん、どうかされたんですか?」

P「いえ、ちょっと感傷に浸っていました」

P(決行するなら明日だな。皆驚くだろうが、もう決めた事だ)

P(……皆どう思うだろう。悲しむ……人はいないと思うが)

P(いや、考えても仕方がない。既に賽は投げられた)

小鳥「プロデューサーさん、やっぱり、何か考えてますよね?」

律子「ずっと一緒にやってきたんです。気付かないとでも?」

P「……小鳥さんや律子に隠し事はできないな。ちょっと決意してたんだよ」

律子「決意、ですか?」

P「ああ、明日、皆に重大発表をする」

4 : VIPに... - 2013/07/26 20:35:03.34 ZJd+PXRA0 4/31

小鳥「なんですか? ここで言っちゃえばいいじゃないですか」

P「いや、せっかくのお祝いムードを壊したくないんで」

律子「……それは、私たちにとって良くない話という事ですか?」

小鳥「まさか、辞めちゃうとか!?」

P「ブフッ……違いますよ!」

P「幾らブラック企業と世間様に言われようと、俺の職場は765プロだけです!」

律子「なら、悪い話ではないんですね」

P「勿論だ」

5 : VIPに... - 2013/07/26 20:37:09.15 ZJd+PXRA0 5/31

小鳥「じゃあ何か更に良い事が?」

P「それだったらこの場で話します」

P「う~ん、何というか良い悪いじゃないんですよ」

P「ただ、スッキリはするかと。あいつらの悩みの一つはなくなるんじゃないかな」

律子「悩み……ですか」

小鳥「はて?」

P「後、俺とあいつらの距離感も少し変わりそうなんで、この場では……」

6 : VIPに... - 2013/07/26 20:38:37.91 ZJd+PXRA0 6/31

律子(距離感が変わる……?)

小鳥(距離感……悩み……)

律子(今現在、思い当たる悩みといえば……まさか!?)

小鳥(恋の悩み以外ありえないピヨ!)

律子(いえいえ、その考えは早計過ぎるわ。だってそれじゃ恋愛を認めるって事に)

小鳥(つまりプロデューサーさんを巡っての一大戦争勃発!?)

律子(いいえ、この鈍感プロデューサーが皆の気持ちを知っているとは思えない)

7 : VIPに... - 2013/07/26 20:40:03.43 ZJd+PXRA0 7/31

小鳥(気付かないフリして実は全てを知っていたパターンもアリですよ)

律子(そんなわけ……って、いい加減人の思考に割り込まないでください)

小鳥(すみません)

P「?? まぁ、とにかくそういう事なんで、後は明日のお楽しみに」

P「じゃ、俺は春香たちを労ってきますね」タタタッ

律子「……小鳥さん」

小鳥「……はい。とりあえず、皆には後で知らせておきましょう」

9 : VIPに... - 2013/07/26 20:41:48.66 ZJd+PXRA0 8/31

~その日の夜~

春香「ふぅ……とうとうトップアイドルかぁ」

春香「……あんまり実感ないけど」

春香「でも、今はそんな事より」

春香「プロデューサーさんの発表……一体なんだろう」

春香「律子さんたちも知らないって言うし……」

春香「そういえば、最近プロデューサーさん妙に私に優しかったなぁ」

春香「この前なんか凄く可愛いブローチプレゼントされちゃったし」

春香「……まさか、告白!?」

春香「うわっ! うわっ! どどどどうしよぉぉ!」

10 : VIPに... - 2013/07/26 20:43:08.77 ZJd+PXRA0 9/31

千早「トップアイドル……」

千早「やったわ、優……」

千早「これもプロデューサーのお陰ね」

千早「……そういえば、明日何か発表があるって」

千早「一体何かしら」

千早「……もしかして」

千早「私との婚約発表かも」

千早「いえ、それ以外に考えられないわ」

千早「困ったわ、ドレスの代わりになるような服はあったかしら……」

11 : VIPに... - 2013/07/26 20:45:12.88 ZJd+PXRA0 10/31

雪歩「本当にトップアイドルになっちゃった……」

雪歩「えへへ、真ちゃんと一緒で良かったな」

雪歩「……それとプロデューサー」

雪歩「明日の発表って何だろう」

雪歩「律子さんは悪い話じゃないって言ってたけど」

雪歩「そういえば、今日のパーティで凄く見つめられたような……」

雪歩「『雪歩、結婚しよう(低音ボイス)』」

雪歩「……なんて」

雪歩「な、ないよね。あったとしても真ちゃんの台詞だよね、今のは」

13 : VIPに... - 2013/07/26 20:46:25.92 ZJd+PXRA0 11/31

「トップアイドル……ボクが」

「可愛いカッコもいっぱい出来たし」

「プロデューサー……ありがと」

「……発表って何だろう」

「最近よく可愛いって言ってくれるんだよね」

「……まさか、ボクを本当のお姫様にしてくれるとか?」

「こうお姫様抱っこされて……」

「いやいや、流石にないか」

「……ない、よね?」

14 : VIPに... - 2013/07/26 20:47:49.65 ZJd+PXRA0 12/31

あずさ「トップアイドル……か」

あずさ「運命の人は見つからず……」

あずさ「ううん、違うわね」

あずさ「プロデューサーさん、明日何か発表するって」

あずさ「もしかして……」

あずさ「そういえばこの前迷ったときも」

あずさ「私のこと、すぐに見つけてくれたっけ」

あずさ「『あずささんならどこに居てもすぐ分かりますよ』なんて」

あずさ「……期待してもいいですか、プロデューサーさん?」

16 : VIPに... - 2013/07/26 20:49:57.12 ZJd+PXRA0 13/31

やよい「うーん……」

やよい「先月の食費が……」

やよい「だから……」

やよい「……うん、今月も大丈夫」

やよい「随分余裕が出てきたなぁ」

やよい「これもトップアイドルになれたから」

やよい「……プロデューサー、ありがとうございます」

やよい「……そういえば明日何かあるって言ってたような」

やよい「楽しい話だといいなぁ」

18 : VIPに... - 2013/07/26 20:51:08.83 ZJd+PXRA0 14/31

伊織「ついにトップアイドルね」

伊織「ま、私の実力と律子たちがいるんだから当然の結果だけど」

伊織「……アイツのお陰で、思った以上に早く辿り着けたわね」

伊織「認めたくないけど」

伊織「……明日の話って何なのかしら」

伊織「律子は何か勘付いてるみたいだけど……まさか」

伊織「最近妙にあの二人仲が……ううん、私だって負けてないんだから!」

伊織「今日だって、私が一番輝いてたって言ってくれたし……」

伊織「ああもう! さっさと言いなさいよね、バカプロデューサー!」

19 : VIPに... - 2013/07/26 20:52:07.07 ZJd+PXRA0 15/31

亜美「ついにトップアイドルだね、亜美たち」

真美「……そだね」

亜美「ん~? テンション低いよ」

真美「別に、何でもないよ」

亜美「理由、当ててみせようか。にーちゃんの事でしょ」

真美「…………」

亜美「明日の発表って何だろうね」

真美「さぁ、何でもいーよ」

亜美「亜美たちの事だったりして」

21 : VIPに... - 2013/07/26 20:53:05.64 ZJd+PXRA0 16/31

真美「そんなわけないじゃん」

亜美「でも今日のにーちゃん、亜美たちにメロメロだったよ」

真美「……そうかな」

亜美「自信持ちなよ! そんなんじゃ亜美がにーちゃん貰っちゃうよ!」

真美「!? ……それはダメ!」

亜美「やっぱり。双子なんだからさ、それくらい分かるって」

真美「……」

亜美「一応言っとくけど、負けないかんね」

真美「……真美だって! にーちゃんは渡さないよ!」

22 : VIPに... - 2013/07/26 20:54:52.16 ZJd+PXRA0 17/31

貴音「とっぷあいどる、ですか」

貴音「これで頂点に……」

貴音「いいえ、そんな心積もりでは皆に笑われますね」

貴音「……貴方様もそう仰るのでしょう?」

貴音「明日の発表とやら、小鳥嬢は何やら考えついているようですが」

貴音「さて、どんな話でしょうね」

貴音「きっと私の話ではないでしょう」

貴音「ですが、少しばかり期待してしまうのです」

貴音「……やはり貴方様はいけずです」

23 : VIPに... - 2013/07/26 20:56:02.52 ZJd+PXRA0 18/31

「ついにトップアイドルだぞ」

「ふふふ、やっぱり自分は完璧だったな!」

「……なんてね、プロデューサーや皆が居なきゃ叶わなかったさー」

「そういえば明日、何か発表があるって言ってたな」

「うーん、どんな話だろう」

「プロデューサー……最近、毎日頭撫でてくれるんだよね」

「……もしかして、そういう事か?」

「うがー! こ、困るぞ色々と!」

「……明日、どんな顔して事務所に行けばいいんさー」

24 : VIPに... - 2013/07/26 20:57:55.01 ZJd+PXRA0 19/31

美希「ハニー、トップアイドルになったよ」

美希「これでもう、ミキとの間に障害なんてないよね」

美希「ハニーはずっとつれなかったけど」

美希「ミキの気持ちを疑った事はないもんね」

美希「だから明日の発表はきっと……」

美希「でもハニーの事だからどーせ肩透かしなの」

美希「…………」

美希「……やっぱり信じるの」

美希「あふぅ……もう寝よ。おやすみ、ハニー」

25 : VIPに... - 2013/07/26 21:00:55.69 ZJd+PXRA0 20/31

~翌日~

P「皆、集まってるな……」

やよい「はい、みんないますよー!」

「なぁ、プロデューサー、この発表って凄く重大な話なんだよな?」ソワソワ

P「うん? まぁ、そうだな。俺にとってはかなりの覚悟がいった」

伊織(覚悟……やっぱり、告白なの!?)ソワソワ

春香(うわーうわー、来た! メインヒロインの出番ですよ!)ソワソワ

律子(恋愛許可なんて言い出したらどうしよう……でも)ソワソワ

小鳥(フフフ……大穴狙いばっちこいですよ!)ソワソワ

P「……実はな」

26 : VIPに... - 2013/07/26 21:02:34.30 ZJd+PXRA0 21/31

雪歩「あ、あの! ちょ、ちょっとだけ待ってもらえませんかぁ!?」

P「雪歩、どうしたんだ?」

「あの、雪歩がちょっと緊張しすぎちゃったみたいで」

P「そうか。深呼吸な、深呼吸。はい吸ってー吐いてー」

あずさ「すぅーはぁー……どうぞ、プロデューサーさん」

千早「あずささんまで、どうしたのかしら」

春香(千早ちゃんが平然としてる!?)

(っていうか、今日の服装気合入りすぎだぞ!)

伊織(あれは勝ちを確信してる顔ね)

美希(ミキ、ハニーを信じてるよ)

27 : VIPに... - 2013/07/26 21:04:01.08 ZJd+PXRA0 22/31

貴音「では、貴方様そろそろ」

亜美「もったいぶってないで言っちゃおー!」

真美(……にーちゃん!)

P「ああ、俺は今日……」

P以外「……」ドキドキ

P「Pヘッドを脱ぐ」

P以外「えっ」

P「えっ」

29 : VIPに... - 2013/07/26 21:07:16.18 FgYucLIWo 23/31

Pヘッドのプロデューサーかよwwww

30 : VIPに... - 2013/07/26 21:07:35.09 tVy1AkLv0 24/31

着脱可能だったのか

31 : VIPに... - 2013/07/26 21:07:44.70 nqbnoSj2o 25/31

あれ脱げたのかよ(驚愕)

32 : VIPに... - 2013/07/26 21:08:58.23 ZJd+PXRA0 26/31

P以外「…………」

P「…………」

P「……あれ?」

P「思ったより反応が……あれ、皆?」

律子「はぁ」

あずさ「あらあら~」

小鳥「何を言うかと思ったら」

亜美「がっかりだね」

真美「にーちゃんにはシツボーしたよ」

「さすがにこれはないと思うぞ」

33 : VIPに... - 2013/07/26 21:10:45.30 ZJd+PXRA0 27/31

美希「やっぱりハニーはハニーだったの」

貴音「貴方様は本当にいけずですね」

千早「…………?」

春香(あっ、千早ちゃんが良く分かってない!)

伊織(現実逃避でしょ。ほっときなさい)

P「え? え? あの、皆、俺今からPヘッド脱ぐんだけど」

雪歩「えぇと」

P「誰も知らない素顔晒すんだけど」

「どうぞ、脱いじゃってくださいよ」

P「……クスン、皆が冷たい」

34 : VIPに... - 2013/07/26 21:12:21.66 ZJd+PXRA0 28/31

やよい「はわわ!? プロデューサー!?」ナデナデ

P「やよいぃぃ……やよいは優しいなぁ」

亜美「……あのさ、にーちゃん」

真美「この際だから言うけど」

「皆とっくの昔に知ってますよ、プロデューサーの素顔」

P「……へ?」

春香「プロデューサーさん、たまに事務所で寝てるじゃないですか」

P「ま、まさかその時にPヘッドを取ったのか!?」

「違うぞ! プロデューサー寝相悪いから、たまにPヘッドが転がってるんだぞ」

伊織「それを誰が直してあげてると思ってるのよ。私たち以外いないでしょ」

36 : VIPに... - 2013/07/26 21:13:51.66 ZJd+PXRA0 29/31

亜美「知らなかったのはにーちゃんだけだね」

真美「ほら、これ。みんな写メも持ってるよー」

P「」

貴音「ふむ、息をしていませんね」

小鳥「相当ショックだったのね」

「……どうするんだ、これ?」

律子「しばらくほっときなさい。……まったく、何事かと思ったら」

亜美「ちかたないね、にーちゃんだもん」

真美「予測できなかった真美たちが負けなんだよね」

37 : VIPに... - 2013/07/26 21:15:04.67 ZJd+PXRA0 30/31

春香「あ、そういえば今日もクッキー焼いてきたんだ。皆どうぞ~」

あずさ「ありがとう。いただくわ~」

雪歩「ならお茶を淹れてきますぅ」

「ボクも手伝うよ」

伊織「律子、今度の撮影なんだけど……」

ワイワイ ガヤガヤ

P「」

P「……はっ!」

P「う、う、うわぁぁぁぁぁん!!」ダダダダッ

39 : VIPに... - 2013/07/26 21:16:18.99 ZJd+PXRA0 31/31

やよい「あ、プロデューサー!?」

伊織「……逃げたわね」

小鳥「現実に耐え切れなかったのね」

あずさ「どうしましょう~?」

律子「どうもしなくていいです」

「どうせすぐ戻ってくるぞ」

美希「お茶が美味しいのー」ズズズ

貴音「765ぷろは今日も変わらず平和でしたね」ズズズ



終わり

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