杜王町――
承太郎「狩り(ハンティング)に行く……一緒に来てくれ」
ドラえもん「はいっ!」
のび太「はいっ!」
元スレ
承太郎「狩りに行く……一緒に来てくれ」ドラえもん&のび太「はいっ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469963167/
承太郎「本当は仗助に同行してもらうつもりだったんだが……」
承太郎「どうやらあいつ、風邪をひいちまったらしくてな」
承太郎「聞けば君たちも数々の冒険をくぐり抜けてきたと聞く……よろしく頼む」
ドラえもん「任せて下さい!」
のび太「ぼくたち、よその星を救ったこともあるんですよ!」
承太郎「やれやれ、頼もしいぜ」
承太郎「ここに缶を置いて、と」
承太郎「『スタープラチナ』」ズオン
承太郎「……」ビシビシッ
カカンッ
のび太「すごい! 玉が飛んでって缶に当たった!」
承太郎「俺のスタンドでベアリングを飛ばしたんだ」
承太郎「二人も道具で、並べた缶を撃ってみてくれ」
のび太「よぉーし……このショックガンで……」
のび太「……」バシュシュシュッ
ズバババッ
承太郎「やるな、のび太君」
承太郎「文句のつけどころのない100点満点というやつだぜ」
のび太「えへへ……どうも」
ドラえもん「射撃は君の数少ない特技の一つだもんね」
のび太「数少ない、は余計だよ!」
ドラえもん「今度はぼくが……」
ドラえもん「たあっ!」バシュシュシュッ
ズバッ ズババッ
承太郎「うむ……まあまあだな。75点といったところか」
ドラえもん「うーん……やっぱりのび太君にはかなわないや」
承太郎「だが、十分及第点だ。期待してるぜ、ドラえもん」
承太郎「むろん、俺のベアリングや君たちの道具は、敵のスタンドには通用しない」
承太郎「あくまで敵の本体を倒すために使ってくれ」
ドラえもん「はいっ!」
のび太「分かりました!」
ドラえもん「あ、そういえば承太郎さん」
承太郎「ん?」
ドラえもん「狩りって……いったいなにを狩るんですか? なにかの動物ですよね?」
承太郎「おっと俺としたことがうっかりしていた」
承太郎「標的は……ネズミだ」
ドラえもん「ネズミ!!?」
ドラえもん「地球破壊爆弾!!!」ポイッ
承太郎「この距離じゃあ、時を止めても爆弾の起爆を阻止することは不可能だな……」
承太郎「町を救うために狩りをするはずが、地球が爆発するオチになるとはな……やれやれだぜ」
ドゴォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!
― 完 ―