P「……」
青羽美咲「すごいでしょ~」
P「なんだ夢か」
美咲「はいっ。でも、ただの夢じゃないですよ」
元スレ
青羽美咲「なんとぉ!モテモテガシャですよ!」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1625878952/
美咲「ガシャの効果は24時間、現実の世界に影響します」
P「へえ」
美咲「普段がんばってるプロデューサーさんへのご褒美ですよ。1日1回、3日分無料です」
P「ふーん」
美咲「ほら、画面をポチッと押してください」
P「まあ、夢だし、無料だし、いっか」ポチッ
テテッテテッテテッテテー
『13』
P「何ですか? この数字」
美咲「その年齢の人たちに、すっごくモテるようになるんですよ!」
P「へえ、雑な設定ですね」
美咲「それでは、また明日です」
P「覚えてないと思いますけどねー」
……
……
P(何か、変な夢を見た気がする……あんまり覚えてないけど)
P(まぁいいか、仕事仕事)カタカタ
双海亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」
双海真美「遊んでー!」
P「後でなー」
亜美「ゲームしよー」
P「後でなー」
真美「ゲームにつきあってー」
P「後でなー」
亜美「つきあってー」
P「後でなー」
真美「チューしてー」
P「後で……え?」
亜美「チョメチョメしてー」
真美「けっこんしてー」
P「ちょっと待て。イタズラにしては冗談きついぞ」
亜美「イタズラ? 何言ってるの?」
真美「本気だけど?」
亜美真美「ねー」
P「……はあ?」
亜美「将来は亜美と真美と兄ちゃんの3人でくらそうよ」
真美「みんな幸せハッピー」
P「いや、ちょっと落ち着け」
P「万が一、結婚することになっても、相手は1人だけだろ」
真美「せくちーな2人を前にして、その口が聞けるかな?」
亜美「ハタチくらいの亜美と真美にメロメロになっちゃうよん」
真美「とりあえず、その練習……しちゃう?」
亜美「ねぇ……しちゃう?」
P「俺を犯罪者にしたいの!?」
亜美「兄ちゅわ~ん」
真美「兄ちゅわ~ん」
P(どう考えてもおかしい……これ、もしかして、夢が関係してる?)
P(思い出せ……何か解決のヒントが……)
亜美「反応しないとチューしちゃうよん」
真美「んー……」
P「そうだ! ちょっと話が」
……
箱崎星梨花「よいしょ、よいしょ……」
P「……」
星梨花「ふぅ」ドサッ
P「……」
星梨花「プロデューサーさん、遅くなりました!」
P「えっと……星梨花は今日オフだよな?」
星梨花「プロデューサーさんに会いに来たんです! どうしてもお話したいことがあって」
P「その大きな荷物も関係するのか?」
星梨花「はい! これは、嫁入り道具一式です!」
P「へ、へえ、そうなのか」
星梨花「プロデューサーさん、同棲しましょう!」
P「いや、何言ってるの?」
P「そんなことしたら、親御さんに何て言われるか……」
星梨花「たしかに、パパには反対されました」
P「うわぁ、言ってきちゃったか……既にやばそう」
星梨花「でも、わたしが決めたことなんだから! パパなんて大嫌い!って言って出てきました」
P「いや、この件に関してはお父様が正しいぞ」
星梨花「迷惑でしたか……?」
P「……万が一お互い大丈夫だったとしても、世間が許してくれないぞ」
星梨花「もしかして、プロデューサーさんは結婚する人がいるんですか?」
P「いや、いないけど」
星梨花「じゃあわたしと結婚できますね!」
P「とりあえず俺の話を聞いて」
……
P「ところで、さっきから和装で三つ指立ててる大和撫子」
エミリー「はい、何でしょうか?」
P「足痺れてない? 大丈夫?」
エミリー「私のことを心配してくださってるんですね……なんとお優しい殿方」
P「ああ、うん」
エミリー「ご安心ください。感覚は既にありません」
P「安心できないっ、早急に体育座り!」
エミリー「ところで仕掛人さま、国際結婚はどうお考えでしょうか」
P「……それを聞いてどうするんだ?」
エミリー「返答次第では帰化します」
P「そ、そうか」
エミリー「笑うに里で、笑里なんていかがでしょう」
P「もう既に考えてるのか」
エミリー「ただ、スチュアートは上手く当てられません」
P「そりゃな」
エミリー「その時は仕掛人さまの名字をいただきたいです」
P「養子ってことじゃないよね?」
エミリー「おそばにいられるなら、側室でも構いません」
P「誰だ、エミリーの教育に悪い言葉を教えたやつは!」
……
美咲「再び夢です!」
P「ああ……やっぱり続くのか……」
美咲「どうでしたか? ガッとやってチュッとすってはあああんしましたか?」
P「全員耳元で『いい子だから明日まで待ってくれ、返事はそこでする』と言って何とかその場をしのぎました」
美咲「流石プロデューサーさん、理性がお強いんですね」
P「どうも……というか、これ後に引かないんですか?」
美咲「はい、ゲームみたいにリセットされてますから」
P「ご都合主義だよなぁ」
美咲「それでは、2日目の分、押してください」
P「業務に支障が出るので遠慮しておきます」
美咲「押さないとおねしょする呪いをかけます」
P「え?」
美咲「にょーいにょーい……」
P「ちょっやめて! わかった押します!」ポチッ
テテッテテッテテッテテー
『20』
P「20歳というと……麗花だけか」
P「ちょっとどうなるかわからないけど、1人ならまだ何とかなりそうか」
美咲「えーいっ」キラキラキラ
P「ん?」
美咲「今、プロデューサーさんが丸1日起きない呪いをかけました」
P「へ?」
美咲「さぁ、夢の中です! 好き放題しますよ!」
P「あ、青羽さんも20歳だった!」
美咲「有給申請は済ませておきました!」
P「なんというご都合主義、というか有給消化しちゃうの?」
美咲「さぁ、準備はいいですか?」
P「いやちょっと待って、近しい人だと気まずくなるから!」
美咲「えへへ、それじゃあ」
北上麗花「ちょっと待った~!」
美咲「麗花さん?」
麗花「呼ばれて飛び出て麗花さんです! プロデューサーさんの夢に登場しました!」
P「れ、麗花、助けて」
麗花「何言ってるんですか?」
P「え?」
麗花「みーさきちゃん、わたしもまーぜーてー」
P「えっ」
美咲「いいですよ~。さて、それでは思う存分やらせてもらいましょう!」
P「ひぃっ」
……
P「……あの」
美咲「プロデューサーさんに衣装作ってみたかったんですよね~。夢の中だから作り放題♪」
P「……えっと」
麗花「動かないで~、いっぱいプロデューサーさんを描くんですから。いろんな衣装で素敵デューサーさんです♪」
P「……そうか、良かったな」
P(疎い人たちで助かった)
……
美咲「ふぅ、満足」
P「良かったですね」
美咲「いつの間にか麗花さんも帰りましたし、24時間たってます」
P「途中から時間の感覚がなくなってました」
美咲「最後です。押してください」
P「……はい」ポチッ
テテッテテッテテッテテー
『18』
美咲「それでは、最終日、お楽しみください」
P「一旦起きます……」
……
P(○月△日AM0時11分……うわぁ、本当に丸一日たってる……)
P(いてて、寝過ぎると疲れるって本当だな)
P(えっと18歳っていうと、貴音と琴葉と美奈子とのり子か……)
P(……)
P(……ん?)
P(……)
P(……)
P(……)
P(アカン)
P(これガチすぎてヤバイやつじゃね……?)
P(どう転んでも○ぬんじゃない? 社会的にかこの世からか……)
P(……よし)
P(有給1日延長しよ)メルメル
P(送信っと)
P(ふぅ……これで大丈夫だろ)
P(さて、深夜だし、もう一回寝るか)
ピーンポーン
33 : 名無しさ... - 21/07/10 11:13:23 0f6K 32/32おわりです。続きを読むためにはわっふるわっふると(略)
のつもりでしたが、ホラーっぽくなってしまいました。おかしいな。
完結報告してきます。