1 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:34:29.553 mk5I4STf0 1/41

「……スー……スー……」

シャミ子「……ターゲット確認…どうやらこちらが気付かれる心配はないみたいです」

シャミ子「了解、作戦行動を開始します」

「……スー……スー……」

シャミ子「クックック…さて、あの桃色魔法少女をどう料理してやろうか」

シャミ子「まずは桃に悟られないようにこっそりと服を脱がしてお腹を堪能」

シャミ子「いや…その前にヤツと唇を交わすのが先か?」

シャミ子「う~ん……」

???『……魔族よ』

シャミ子「!?」

元スレ
シャミ子「クックック、桃の寝込みを襲ってやります!!」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1594647269/

3 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:35:04.628 mk5I4STf0 2/41

シャミ子「な…なんですか…今のは……!?」

シャミ子「………」キョロキョロ

シャミ子「……ふぅ…どうやら気のせいみたいでしたね」

シャミ子「それでは気を取り直してまずは」

???『……見ているぞ』

シャミ子「!?!?!?!?」

シャミ子「誰ですか!?」

シャミ子「桃…なわけないし」

「……スー……スー……」

シャミ子「メタ子?」

メタ子「💤」

シャミ子「も…違うし……」

シャミ子「………」

4 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:36:11.041 mk5I4STf0 3/41

シャミ子「……やはり私の気のせいでしょうか?」

???『……気のせいではないぞ』

シャミ子「ひゃぁう!!」

「……ん?」

シャミ子「……!!!!」ハッ

「……スー……スー……」

シャミ子「……ふぅ」

???『……魔族よ』

シャミ子「ぎゃぁあ!!」

???『……聞こえているな?』

シャミ子「はい…聞こえています……」フグッフグッ

7 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:37:12.886 mk5I4STf0 4/41

シャミ子「あの…あなたはいったい誰なんですか?」

???『……名乗る必要はない』

シャミ子「ですよね…」

???『……うむ』

シャミ子「えっと…私のことを見ているって言ってましたよね?」

???『……うむ』

シャミ子「み…見逃していただくことは」

???『見逃すだと!?』

シャミ子「ごめんなさいすみませんでした許してください」

???『そんなことするわけなかろう』

シャミ子「……ですよね」

9 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:38:04.415 mk5I4STf0 5/41

???『……問おう』

シャミ子「?……とう?」

???『……答えよ』

シャミ子「はっ!!はい!!」

???『……貴様は何をしようとしていた?』

シャミ子「?…何をしようとしていた?」

???『……答えよ』

シャミ子「はっ!!はい!!えっと……」

???『さっさと答えんか!!!!』

シャミ子「はい!!!!ごめんなさい!!!!」

10 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:39:15.700 mk5I4STf0 6/41

シャミ子「えっと///…その…///」

???『……口にし辛いことか?』

シャミ子「……///」

???『……桃色魔法少女の寝込みを襲おうとしていたのだろう?』

シャミ子「ギクッ」

???『……図星か』

シャミ子「……はい」

???『……理由は?』

シャミ子「……え?」

???『……桃色魔法少女の寝込みを襲う理由を聞かせてもらおう』

シャミ子「は…はい!!理由ですね!!えっと……」

11 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:40:09.289 mk5I4STf0 7/41

???『……性欲を持て余したからか?』

シャミ子「な!?!?…そ///…そんなわけないでしょう!!!!」

???『フフフ……冗談だ』

シャミ子「もッ///…桃はあくまで私の宿敵であって寝込みを襲うっていうのは性的な意味ではなくて」

シャミ子「まぞくとして宿敵たる魔法少女に勝利して生き血をすすってえー…っとそれからそれから」

???『やけに饒舌になったな』

シャミ子「どうでもいいじゃないですかそんなことは!!!!」

???『本心を隠して必死に建前を構築している君の姿はなかなか可愛いぞ』

シャミ子「ん゙な゙ッ!?とッ///…トト突然なにをいいだすんですか!?!?…かッ…///可愛いだなんて///」

12 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:41:06.516 mk5I4STf0 8/41

シャミ子「それにさっき言ったことは建前でも何でもありません!!!!100%本心の言葉です!!!!」

???『フフフ…宿敵に求めるのはさっき言ったことだけではないのだろう?』

シャミ子「え?…まぁ確かに桃には言いたいことやしたいことがまだまだたくさんありますけど」

???『ちゅうしたいのだろう?』

シャミ子「そうですね、したいですね」

???『その先もしたいのだろう?』

シャミ子「そうですね、したいでs……」

???『………』

シャミ子「……あ」

???『………』

シャミ子「……しまった!!!!」

???『とうとう本性表しやがったなドスケベ魔族がああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

14 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:42:15.732 mk5I4STf0 9/41

シャミ子「ええそうです、私は桃とイチャイチャしてあんなことやこんなことをするために来たんです!!」

シャミ子「悪いか!?」

???『悪いわああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

シャミ子「てかそもそもあなたはいったいなんなんですか!?!?」

シャミ子「やたらと私の野望を阻止しようとして!!」

シャミ子「私と桃が何をしようがあなたには関係ないはずです!!!!」

???『関係あるわああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

シャミ子「一体何が関係あるっていうんですか!?あなたと桃はどういったご関係なんですか!?」

シャミ子「あなたが私の邪魔をする理由は一体なんですか!?」

???『たった一人のお姉ちゃんだからだああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

シャミ子「……え?」

???『……あ………』

15 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:43:17.656 mk5I4STf0 10/41

シャミ子「……なるほど…納得がいきました」

???『………』

シャミ子「……姿を見せないのに私に語りかけてくるところ」

???『………』

シャミ子「……私と桃が事に及ぶのをやたらと阻止しようとしてくるところ」

???『………』

シャミ子「……あなたの正体は……桃のお姉さん……桜さん…ですね?」

???『………』

シャミ子「………」

???『……バレてしまってはしょうがない』

16 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:44:07.726 mk5I4STf0 11/41

『いかにも。君の指摘通り、私は千代田桜だ』

シャミ子「でしたらなぜ私の邪魔をするのですか!?」

『まだ解らねえのか貴様ああああぁぁぁぁ!?!?!?!?』

シャミ子「ええぇっ!?!?」

『貴様も可愛い可愛い妹を持つお姉ちゃんなら解るはずだああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

シャミ子「まぁ…一応私もお姉ちゃんですけど」

『愛する妹の貞操に危機が迫っているというのに
何もせずにただ傍観しているだけのお姉ちゃんがどこにいるってんだああああぁぁぁぁ!?!?!?!?』

シャミ子「……確かに……ん?」

『……ん?どうした?』

18 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:45:55.765 mk5I4STf0 12/41

シャミ子「……あなたは桜さんなんですよね?」

『いかにも。私は君の体内にコアの状態で埋め込まれて……』

シャミ子「……クックック」

『何がおかしい!?!?』

シャミ子「……謎の声の正体と現在の居所が判明すればこちらのものです」

『貴様……まさか!?!?』

シャミ子「その通り!!さぁ見せつけてやろうではありませんか!!私と桃が織りなす百合色の花園を!!!!」

『見下げ果てたぞまぞクソビッチがああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

25 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:47:10.950 mk5I4STf0 13/41

シャミ子「クックック、桜さん……今のあなたに何ができるというのですか?」

『……くっ!!!!』

シャミ子「ええ、そうです!!コアの状態でしかも私に埋め込まれている今のあなたにできることはただ一つ!!」

シャミ子「愛する妹が私の手によって身も心も闇に染まっていく様を、ただ茫然と眺めるだけです!!!!」

『おん…の……れええええぇぇぇぇ!!!!!!!!』

シャミ子「ワッハッハッハッハ」

『……だったら』

シャミ子「ん?何か言いましたか?」

『だったら…貴様の命と引き換えに受肉してくれるわああああぁぁぁぁ!!!!!!!!』

シャミ子「じゅに…く?……なんですか?それって?」

26 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:48:47.827 mk5I4STf0 14/41

『クックック…よもや忘れたわけではあるまい』

シャミ子「?……何をでしょうか?」

『貴様の命は私のコアによって支えられていることを!!』

シャミ子「!!!!!!!!!」

『フハハハハ!!!!まずは貴様にあるだけの魔力と生命力を吸い取って』

シャミ子「やめてください!!そんなことをしたら」

『クックック、さて……どうなるんだろうなぁ?』

シャミ子「ごめんなさい許してください私が悪かったです」フグッフグッ

『わが愛する妹を誑かし、拐した罪……貴様の全身全霊を持って償え!!!!』

シャミ子「ごめんなさい…ごめんなさい…」フグッフグッ

『ゆくぞおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!』

シャミ子「うわああああぁぁぁぁん!!!!!!!!」

27 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:49:35.317 mk5I4STf0 15/41

パァァァァ


シャミ子「ッ!!!!」ブルブルブルブル

「………」

メタ子「時はきた」


シュゥゥゥゥ


「ふっっっかああああぁぁぁぁつ!!!!!!!!」

シャミ子「………」ブルブルブルブル

「………」

メタ子「んにゃ」

「………」

シャミ子「……あれ?…なんとも……ない?」

「……バカな!?!?」

「……あぁ、それはたぶん」

28 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:50:20.648 mk5I4STf0 16/41

シャミ子「桃!?いつ目を覚ましたのですか!?!?」

「起きたときにシャミ子の『あなたはいったい誰ですか?』っていう台詞が聞こえたような」

シャミ子「割と最初の方じゃないですか!!!!」

「あぁ~ん♡桃ちゅわ~ん♡」スリスリスリスリ

シャミ子「!?」

「くたばれシスターコンプレックス」ゲシッ

シャミ子「!?!?」

「ありがとうございます!!!!!!!!」

シャミ子「!?!?!?!?」

「さて、話が脇道に逸れたけど」

29 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:51:22.823 mk5I4STf0 17/41

「姉が復活するには今のシャミ子の魔力や生命力だけじゃ全然足りないっていうことは分かるよね?」

シャミ子「……そうですね…今の私はいろいろと足りないものにあふれていますからね」

「桃ちゅわ~ん♡十年ぶりに会えたんだよ~?再開のキッスとかしてくれないの~♡」スリスリスリスリ

「うざい」ゲシッ

「気持ちいぃ~♡」

シャミ子「!?!?!?!?」

「……要するに姉は他のものを糧にして復活したというわけなんだよ」

シャミ子「他のもの…って具体的にはどんなものが」

「桃ちゅわ~ん♡」(*´ε`*)チュッチュ

「必殺!!!!シスコンもぎりじゃああああぁぁぁぁ!!!!」ブチィ

「いや~ん♡」

シャミ子「!?!?!?!?」

30 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:52:09.693 mk5I4STf0 18/41

「姉が復活する際に糧にしたものは…」ガサゴソ

シャミ子「?…何してるんですか?…桃」

「……やっぱりない」

シャミ子「何がないんですか?」

「私が常日頃から集めているシャミ子の抜け毛や老廃物と私のいろんな体液を混ぜ合わせたものだよ」

シャミ子「きさまはいつからそんな変態じみたルーティーンを生活習慣に取り入れているんだ!?!?」

「つまり姉が復活してもシャミ子の身に何も起きなかったのは私のおかげ…ってことだよ」

シャミ子「ふ…複雑な心境です」

「桃ちゅわ~ん♡ちゅーしよ~?」

「黙れ」ゲシッ

シャミ子「……っていうかその復活したてほやほやのお姉さんをぞんざいに扱っていいんですか?」

「いいんだよ、今の私には姉よりも大切な人がいるし」

シャミ子「え!?……そ…それって……///」

32 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:53:05.905 mk5I4STf0 19/41

シャミ子「いや、だからといってそれがお姉さんをぞんざいに扱っていい理由には」


ギュー


シャミ子「!?!?」

「………」ポンポン

シャミ子「き…きさま///……いきなり抱きしめて頭をポンポンするとは///……卑怯だぞ……///」

「……さ、邪魔者を退治したことだし」

シャミ子「じゃ、邪魔者…って」

「……しよっか///」

シャミ子「……///」

「させるかああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」シュバババ

「!?!?」

シャミ子「!?!?!?!?」

33 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:54:16.569 mk5I4STf0 20/41

「姉さん!?!?なんで私たちの邪魔をするの!?!?」

「お姉ちゃんがお姉ちゃんだからだああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」

シャミ子「……全く以て意味不明です」

「桃ちゃん!!!!この娘とはちょっとお話ししたいことがあるから借りてくね!!!!」ガシッ

シャミ子「そこでなぜしっぽを掴むのですか!?!?」

「えっ!?!?…ちょっ」

「ごめんね、ちょうどいい位置にあったから…つい」

シャミ子「やめてください!!!!放してください!!!!」

「シャミ子!!!!」

「さっ…行きましょうか」

シャミ子「もんも…もんもおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!」ズルズル

34 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:55:24.764 mk5I4STf0 21/41

別室


「さて、鍵も掛けたことだし」

シャミ子「桃なら物理的にこじ開けてくることもあるかと思いますけど」

「単刀直入に訊くわ」

シャミ子「……はい?」

「君には大切に想っている人っているの?」

シャミ子「大切に想っている……人?」

「私にとっての桃ちゃんのような」

シャミ子「……家族ってことでしょうか?」

「家族が大切なの?」

シャミ子「?…そうですね大切ですね」

シャミ子「といってもそのなかで誰が一番大切とかではなくて家族みんなが大切であって」

「フフフ♡」

35 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:56:19.016 mk5I4STf0 22/41

シャミ子「な///…なにかおかしなこと言ってしまいましたか?///」

「いいえ…家族を大切に想うのはとっても素晴らしいことだと思うわ」

シャミ子「……ありがとうございます///」

シャミ子「まぁ…家族を幸せにするためにまぞくとして活動しているところもありますけど……///」

「……そっか♡」ナデナデ

シャミ子「///」

「……だったら」

シャミ子「?」

「君にとって一番喜ばしいことは……家族が幸せになってくれること…なのかな?」

シャミ子「う~ん…たぶん……そうだと思います」

「……なるほど。よ~く解ったわ」

シャミ子「……はい?」

36 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:57:19.605 mk5I4STf0 23/41

「君って…家族想いで…とっても優しい子…なんだね♡」

シャミ子「は…恥ずかしくなるようなこと言わないでください……///」

「……そういえば家族を幸せにするためにまぞくとして活動しているって言ってたけど」

シャミ子「……ダメでしたか?」

「いや、そうじゃなくて」

シャミ子「?」

「家族の一員として家族を幸せにしようとは考えないの?」

シャミ子「家族の一員として?」

「……もっと言うとお姉ちゃんとして」

シャミ子「お姉ちゃんとして?」

37 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:58:13.005 mk5I4STf0 24/41

シャミ子「う~…ん……お姉ちゃんとしての役割って…何でしょうかね?」

「妹を喜ばせることだよ」

シャミ子「……お姉ちゃんとして…妹を喜ばせる……」

「そう。お姉ちゃんならでは、お姉ちゃんだからこそできること…っていうのもあると思うよ」

シャミ子「……お姉ちゃんならでは……」

「……どう?」

シャミ子「……ありがとうございます。自分の中で何かの歯車がかみ合ったように思えます」

「それじゃあこれから自分がなすべきことは何か分かる?」

シャミ子「……たぶん…分かると思います」

38 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 22:59:14.386 mk5I4STf0 25/41

「……なら…君の答えを聞かせてくれないかな?」

シャミ子「……それは……」

「………」

シャミ子「……お姉ちゃんとして…妹を……」

「………」

シャミ子「……良子を…愛することだと……思います」

「……そっか」

シャミ子「……///」

「……いいと思うよ……それで」ナデナデ

シャミ子「……ありがとうございます///」

39 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:00:05.893 mk5I4STf0 26/41

―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――


メタ子「時はきた」

「……あ、戻ってきた」

シャミ子「……ただいま戻りました」

「………」

「お帰りシャミ子……それじゃあ早速///」

シャミ子「いえ、それには及びません」

「……え?」

「……フフフ♡」

シャミ子「桜さんのおかげで……私は大切なことに気付くことができました」

「え?……え?」

「……フフフ♡」

40 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:01:04.130 mk5I4STf0 27/41

シャミ子「とまあそういうわけなので私はこれにておいとましますね」ガチャ

「え?…え?……え!?」

「……フフフ♡」

「待ってシャミ子!!一体姉さんに何を吹き込まれたの!?」


バタン


「………」

「……フフフ♡」

「……姉さん」

「……何かしら…桃ちゃん?」

41 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:02:08.177 mk5I4STf0 28/41

「……シャミ子にどんな類の洗脳をしたの?」

「ヤダ、洗脳だなんて……人聞きが悪いわね」

「答えて」

「もぅ…そんなに怖い顔しちゃって……可愛い顔が台無しよ?」

「いいから」

「……別に何もしてないわよ」

「嘘はいいから」

「嘘なんてついてないわよ……ただ」

「……ただ?」

「……あの娘にお姉ちゃんとしての役割を気付かせてあげただけよ」

「……お姉ちゃんとしての役割?」

42 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:03:08.934 mk5I4STf0 29/41

「……それって一体?」

「お姉ちゃんとして妹を愛するっていうのがあの娘なりに導き出した答えよ」

「……つまり姉さんはシャミ子をシスコンに仕立て上げたってこと?」

「……そういうことになっちゃうのかな?」


ガシッ


「!?」

「………」プルプル

「……どうしたの…桃ちゃん?……いきなり私の肩を掴んで」

「……ユルサナイ」

「……え?」

43 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:04:04.516 mk5I4STf0 30/41

「……たとえ…姉さんであろうと……」

「?」

「絶対に許さない!!!!!!!!」

「桃ちゃん!?!?」

「フレッシュ…」


ギュー


「!?!?」

「桃ちゃん……落ち着いて♡」ポンポン

44 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:05:19.346 mk5I4STf0 31/41

「う…ぐ…///」モゾモゾ

「……桃ちゃん」ポンポン

「な……なに///…?」モゾモゾ

「……ごめんね」

「……え?」モゾモゾ

「ずーっと一人にさせちゃって……寂しかったでしょ?」

「べ///……別に…そんなことは……///」

「……そっか……一人でちゃんとお留守番できて…えらいえらい♡」ナデナデ

「……子供扱いしないで///」

(でも……この感じ)

「♡♡♡」ナデナデ

(なんか……懐かしい)

45 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:06:29.747 mk5I4STf0 32/41

「……大きくなったね……桃ちゃん♡」ナデナデ

「……いい加減離れて///」

「フフフ♡……まだダーメ♡」ギュー

(……さっきは……私がシャミ子を抱く側だったけど)

「ん?……シャミ子?」

「……え?」


バッ


「桃ちゃん!?なんで振りほどいちゃうの!?」

46 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:07:25.903 mk5I4STf0 33/41

「危ない危ない…危うく姉さんのペースに飲まれるところだった」

「?」

(でも……姉さんがシャミ子にかけた洗脳を…私は解くことができるのだろうか?)

「ねぇ桃ちゃ~ん、もっかい抱っこさせて~?」

「………」

「ぎゅ~♡」

「こ……」

「これで勝ったと思うなよ――――!!!!」ドゴォ

「あぁん、いったぁ~い♡」


頑張れ桜さん!!姉妹で存分に愛し合って愛娘とその貞操を狙う不届き者の仲を引き裂くんだ!!

47 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:08:08.112 mk5I4STf0 34/41

吉田家


シャミ子「ただいま戻りましたー」

良子「お姉、お帰り♡」

リリス「うむ、よくぞ戻ってきた」

リリス「……して、首尾の方はどうだ?」

シャミ子「へ?……守備?……ディフェンス?」

リリス「桃色魔法少女の寝込みを襲う作戦の結果を訊いているのだ!!」

シャミ子「あ?…あぁ、そうでしたね!!えっと…」

48 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:09:09.567 mk5I4STf0 35/41

シャミ子「……桜さんが復活しました」

リリス「……は?」

良子「……え?」

リリス「桜というと……千代田桜のことか?」

シャミ子「……はい」

リリス「ちょっと待て、桃の寝込みを襲うという名目で桃のところに行ってきたんだよな?」

シャミ子「……はい、その通りです」

リリス「なぜそれが千代田桜の復活に繋がるのだ!?!?きちんと説明せい!!!!」

シャミ子「は、はい!!ええと……」

49 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:10:12.197 mk5I4STf0 36/41

リリス「……なるほど、そんなことが」

シャミ子「……桃に変態じみた趣味があったことにちょっとショックを受けました」

シャミ子「……でも…もういいんです」

リリス「そうだな、不本意とはいえ大きな目標のうちの一つを達成したのだからな」

シャミ子「いえ、そういうことではなく」

リリス「え?」

シャミ子「私はお姉ちゃんとして……良子を愛することに決めたのですから」

リリス「……は?」

良子「……お姉♡」

50 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:11:08.850 mk5I4STf0 37/41

シャミ子「……とまあそういうわけですので……良」

良子「……うん♡」

シャミ子「……しましょうか///」

良子「……うん///」

シャミ子「♡♡♡」

良子「♡♡♡」

リリス「……まぁおぬしたちがそれでいいのなら余はもう何も口出しすまい」

51 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:12:03.667 mk5I4STf0 38/41

シャミ子「……今頃あの二人もお楽しみになっているのでしょうか?」

良子「桜さんと桃さん?」

シャミ子「はい」

良子「……二人合わせてさくらんぼだね」

シャミ子「さくらんぼ?…なぜです?」

良子「桜桃と書いてさくらんぼって読むからだよ」

シャミ子「なるほど、一つ利口になりました」

良子「それじゃあ…お姉…///」

シャミ子「……はい///」


チュー


良子「♡♡♡」

シャミ子「♡♡♡」

52 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:13:11.543 mk5I4STf0 39/41

良子「……お姉…見て」ヌギヌギ

シャミ子「ん?…何をですか?」

良子「……どう?」

シャミ子「……フフフ♡」

良子「……///」

シャミ子「……大きくなりましたね♡」

良子「……えへへ///……お姉♡」

シャミ子「……はい」

良子「……揉んで♡」

シャミ子「……はい♡」

54 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:14:16.280 mk5I4STf0 40/41

シャミ子「……どうですか?…気持ちいいですか?」モミモミ

良子「……んッ///…うん♡」

シャミ子「……そうですか」モミモミ

良子「……んッ///…おッ///…お姉///」

シャミ子「……はい」モミモミ

良子「……良も///…そろそろ///…ブラを///…んッ///…した方が///…いいの///…かな?」

シャミ子「……そうですねー…でもまずはそのことをお母さんに相談しましょう…ね♡」モミモミ

良子「……うん♡」

シャミ子「……はい、攻守交代ですよー。次は良がお姉ちゃんのを揉んでくださーい」

良子「……うん♡」モミモミ

シャミ子「♡♡♡」

良子「♡♡♡」


うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
シャミ子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
良子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
あとついでに清子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
愛してるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
うっ………ふぅ………///


頑張れシャミ子!!良子にもっと自慢してもらえるような立派なお姉ちゃんを目指すんだ!!

56 : 以下、5... - 2020/07/13(月) 23:17:24.524 mk5I4STf0 41/41

シャミ子と桃をイチャイチャさせるのはいいけど
その様子を桜さんが見ていることも頭の片隅に入れておくように

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