仁奈「でも……寝てるばかりで動かねーですよ」
仁奈「前に帰って来たときと違って、箱の中に入っていやがりました」
仁奈「ママも泣いてばかりだし……」
元スレ
市原仁奈「プロデューサー!パパが帰ってきたでごぜーますよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1623591913/
仁奈「本当はわかっているんでごぜーます」
仁奈「でも仁奈はアイドルですから、涙はこんなんじゃ流しちゃいけねーですよ」
仁奈「プロデューサー……?」
仁奈「天国……」
仁奈「見守っているですか?」
仁奈「……なんで」
仁奈「なんで答えてくれねーですか!?」
仁奈「はっきりと……はっきりと言って……」グスッ
仁奈「仁奈のパパはもう……死んだって」
仁奈「もう……仁奈を抱きしめてくれねーって……」
仁奈「悲しむわけねーですよ!」
仁奈「泣くわけなんか……もっと、もっとねーですよ!!」
仁奈「もう……もう仁奈のパパは……動かねーですから」
仁奈「プロデューサーもほかの大人の人達みたいに……」
仁奈「天国から見ているってごまかす気でごぜーますか!!」
仁奈「仁奈が……仁奈が今、この場で抱きしめて欲しい」
仁奈「構ってほしいって思っても……パパは……パパは……」
仁奈「もう……」
仁奈「帰ってこねーですから……」
仁奈「仁奈達が勝手に思っていても……もう……もう……」
仁奈「答えてくれねーですよ」
――それが、アイドル市原仁奈を直接見た最後だった
――次の日、俺は辞表を出した
――それから10年は経っただろうか
――再び、会った時おもいっきり叩かれた
――そして
――さらに数年後、市原じゃなくなった仁奈が俺の隣にいるようになった
――二人の子ども付きで
仁奈「ふふっ、あの時の責任は取ってもらいますからね」
仁奈「何って……子どもだったからって、ごまかそうとしたじゃないですか」
仁奈「だ・か・ら」
仁奈「絶対にあなたには、パパになってもらおうって決めていたんですからね」
仁奈「……だから」
仁奈「もう、二度と仁奈の前から消えないで欲しいですよ」チュッ
おしまい
10 : 以下、名... - 2021/06/13 23:03:15.06 +LG46gKDO 10/10なんとなく作りました
ごめんなさい
普段はえちちなのばかり書いてます