あかり「京子ちゃん、お待たせ♪」
京子「あー、わたしもいま来たとこー」
あかり「でも今日は珍しいね、二人で出かけようなんて」
京子「うん、ちょっとねー」
あかり「で、どこ行くの?」
京子「映画でも行くか?」
あかり「あ、あれ?京子ちゃんが呼びだしたんだよね」
元スレ
京子「ちなつちゃんとキスしたよね?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326892144/
京子「実はあんまり考えてなかったりして」
あかり「なんで誘ったのっ!?」
京子「いやー、それはねー」
あかり「それは!?」
京子「あんまり考えてなかった!」
あかり「なにそれぇ!?」
京子「まー、いいじゃん、いいじゃん♪」
あかり「はぁ、まあいいよ」
京子「じゃ、映画でいいよねー」
あかり「うん、いいけどなんか面白いのやってるの?」
京子「他に面白いのやってても、ミラクるん一択だけどね!」
あかり「そう・・・だよね」
京子「映画始まるまでお茶だー」
あかり「おー!」
京子「映画館でコーラ飲まなきゃいけないから」
京子「ここではアイスティーだな」
あかり「な、なんでコーラ飲まなきゃいけないの?」
京子「映画館ならコーラとポップコーンだろー」
京子「あかりはコーヒーか、無難だなー」
あかり「いけないの!?」
京子「んー」
あかり「な、なに、飲んでるとこじっと見て」
京子「気にしない、気にしない♪」
~2時間後~
京子「あー、ミラクるん面白かったー!」
あかり「京子ちゃん、はしゃぎすぎだよ」
京子「だってミラクるんだし!」
あかり「もう、興奮して手も握ってくるしさ」
京子「あんなとこに手を置いとくのが悪い!」
あかり「ムチャクチャだよぅ」
あかり「これからどうするの?」
京子「全然考えてなかった!」
あかり「・・・そ、そうだったね」
京子「ちょっと、歩こうぜー」
あかり「あ、ぶらぶらするのいいよね」
京子「うんうん♪」
あかり「な、なに?」
京子「手、繋ぐ?」
あかり「な、ななな、なんで!?」
京子「なんでって、前はよく繋いだじゃん」
あかり「前って、ずっと小さい時だし」
京子「いまもおっきくないと思うけどなー」
あかり「ひどっ!?」
京子「えいっ!」
あかり「わ!恥ずかしいよー!」
京子「いいじゃんか、減るもんじゃなしー」
あかり「そ、それは減らないけどさ」
京子「それとも嫌なの?」
あかり「え?京子ちゃん?」
京子「なーんてね!」
あかり「は?」
京子「さて、ゲーセン行こーぜー」
あかり「う、うんわかった」
京子「ふんふーん♪」
あかり「あ、あれ、京子ちゃん?」
あかり「やっぱり京子ちゃん、クレーンゲーム上手いね」
京子「そうだろ、そうだろー♪」
あかり「3人の中で一番上手いもんね」
京子「前はずっと3人だったよなー」
あかり「うんうん、いつも一緒だったね」
京子「でも最近はなー」
あかり「え、最近も一緒にいるよね?」
京子「うーん、でもなー」
京子「あかりだけ大人になっちゃってる気がしてさー」
あかり「わ、わたしが!?」
京子「ちなつちゃんとキス、してたりー?」
あかり「あ、あれは!ムリヤリされたんだもん!」
あかり「はっ!」
あかり「ちなつちゃんのキス取られたって怒ってるの!?」
京子「そんなことは一言も言ってないけどねー」
あかり「言ってる!目が言ってるもん!」
京子「どうかなー?」
あかり「許してよぅ、ほんとにわたしからじゃないからぁ!」
京子「あかりは、ムリに迫られたらさー」
京子「誰とでもキスしちゃうの?」
あかり「そ、そんなわけないじゃん!」
京子「じゃあ、なんでちなつちゃんとしたの?」
あかり「だって、ほんとに強引だったから」
京子「好きなの?」
あかり「ありえない!絶対ありえないから!」
京子「ふーん」
あかり「信じてよぅ!」
京子「まー、信じなくもないけどねー」
京子「さて、最後に公園だー」
あかり「へ?」
京子「あかりの手、あったけー♪」
あかり「わたしは生きた心地がしないよぅ」
京子「なんでー?」
あかり「わかってるくせにぃ!」
京子「あははー、別にあかりを攻めてるわけじゃないし」
あかり「攻めてるよ!?」
京子「うん、この公園ひさしぶりー」
あかり「わ、わぁひさしぶりだぁ」
京子「空元気は見てて辛いよ?」
あかり「あ、あれ?誰のせいなのかわかってない!?」
京子「他に誰かいたっけ?」
あかり「この状況でボケはやめてぇ」
あかり「謝るから!」
あかり「ちなつちゃんのキス取っちゃったの謝るからぁ!」
京子「そっか、そっか♪」
京子「じゃあ、目をつぶってもらおっかなー」
あかり「うぅ、わかったよぅ」
京子「いっくよー!」
ちゅっ
あかり「!?」
京子「へっへー」
あかり「え?キス!?なんで!!?」
京子「奪ってやったぜー!」
あかり「なんで?間接キスってこと!?」
京子「ボケすぎ・・・じゃないかな」
あかり「え?どういうこと?」
京子「説明しなきゃいけないのかー」
あかり「あれ?わたしがおかしいの?」
京子「はぁ」
あかり「溜息つかれた!?」
京子「溜息つきたくなるよねー」
京子「わたしは、あかりにキスしたの」
あかり「うん、で?」
京子「でって言われたー!」
あかり「ごめんなさい、ごめんなさい!」
あかり「ちなつちゃんが好きかと思ってたんだもん!」
京子「しょうがない、説明しよう!」
京子「ある日、ちなつちゃんち行ったらさ」
京子「誰かさんがキスしてたんだよねー」
あかり「ぎっくぅ!」
京子「最初はちなつちゃんがーって、思ってたんだけどさ」
京子「どんどん違う気持ちが出て来たんだよね」
あかり「違う気持ち?」
京子「あかりが取られちゃうって」
あかり「わ、わたしが!?」
京子「千歳ともキスしちゃうしさー」
あかり「京子ちゃんだって、してたじゃん!」
京子「まぁ、それはそれだ」
あかり「自分のことはスルー!?」
京子「とにかく!」
あかり「は、はい!」
京子「あかりはわたし以外とキスしちゃだめなの!」
あかり「最初から誰ともする気ないよ!?」
京子「わたしとならオッケーだから」
あかり「なんでっ!?」
京子「それは、わたしがあかりを好きだからだ!」
あかり「いま、すっごいことあっさり言ったよねぇ!?」
京子「あかりは、わたしのこと嫌い?」
あかり「それは好き、だけど」
京子「じゃあ全然問題ないじゃん」
あかり「も、問題しかないじゃん!」
京子「付き合ってくれないの?」
あかり「だ、だって女のコ同士とか考えたことないし」
京子「キスしたのに?」
あかり「はっ!」
あかり「そういえば、京子ちゃんとのキス、嫌じゃなかった」
京子「ほんと!!?」
あかり「京子ちゃん!近い!近い!」
京子「嫌なの?」
あかり「あぅ」
京子「わたしと付き合ってくれる?」
あかり「え、えっと」
京子「あかりぃ」
あかり「わ、わかったよぅ!」
京子「よ、よかったぁ」
パタッ
あかり「ちょっとぉ!京子ちゃん!?」
京子「腰が抜けました!」
あかり「そんなに元気に宣言されても」
あかり「京子ちゃん、立てる?」
京子「眠り姫はどうやって起こすんだったかなー?」
あかり「えぇぇ!?最初からハードル高いよぉ!」
京子「キスするまで動かないからな!」
あかり「それ、脅迫!?」
あかり「も、もう、しょうがないなぁ」
ちゅっ
京子「よし!あっかりんゲットだぜ!」
あかり「人をポケモンみたいに言わないでよぅ!!!」
~翌日:ごらく部~
京子「ということで、あかりと付き合うことになりました!」
あかり「な、なりましたぁ」
結衣(あかり、完全に流されてるよね)
ちなつ(存在感ごと流されてるような気がします)
あかり「それ、聞こえてるよ!?」
京子「ちなつちゃん、そんなこと言ってていいのかな?」
ちなつ「な、なんですか?」
京子「あかりと二人で、結衣との仲を取り持とうかなー」
京子「なんて、思ってたのに」
結衣「なっ!?」
ちなつ「本当ですか!?」
京子「どうしよっかなー?」
ちなつ「ちょっと!どこ行くんですか!待ってくださいよ!」
ドタドタドタ
あかり「結衣ちゃん、ごめんね」
結衣「なんであかりが謝るのさ?」
あかり「なんか、京子ちゃん取っちゃうような気がするから」
結衣「・・・二人が付き合ったって、わたし達は友達だろ?」
あかり「うん!」
結衣「それより、あかりはいいの?流されてない?」
あかり「た、たぶん、大丈夫」
結衣(不安だ)
あかり「京子ちゃんがね、言ってくれたんだ」
あかり「あかりが取られちゃうのが嫌だって」
あかり「だから、あかりは大丈夫!」
結衣「そっか」
京子「あー!二人でコソコソ話してる!」
京子「早速、浮気かー!?」
あかり「ち、違うよぅ!」
ちなつ「あかりちゃんなんかいいです!」
ちなつ「それより、結衣先輩との仲を!」
あかり「ちょっとぉ!あかりなんかってなに!?」
京子「わたしのあかりだー!」
結衣「はぁ、ぐだぐだ」
結衣「今日も平和だなぁ」
END