1 : VIPに... - 2013/06/08 20:23:09.51 maG39Gk30 1/24

書き溜めあり。早めに終わります。
導入部が若干長めかもしれません。
ネタが被ってるような事はないかと。

元スレ
P「給与明細見られた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370690589/

2 : VIPに... - 2013/06/08 20:24:54.54 maG39Gk30 2/24

貴音「……」ズルズル

亜美「お姫ちん、さっきから食べてばっかだね」

真美「まだお昼にもなってないのにね」

伊織「空のカップが三十個以上山積みって……」

「自分の家族みんな合わせても貴音の食欲に勝てそうにないぞ」

「食費だけで破産しそうだけど、大丈夫なの?」

貴音「問題ありません。お仕事が増えましたので」ズルズル

あずさ「確かに、一年前に比べたら本当に変わったわね~」

亜美「チョー忙しくなったねー」

美希「全くなの。おちおちお昼寝もできなくなったの……あふぅ」

真美「その割にはみんなでまったり過ごしてるけどね」

3 : VIPに... - 2013/06/08 20:27:11.94 maG39Gk30 3/24

やよい「でも、おかげですっごく助かってますー」

千早「こう言っては何だけど、高槻さんはあまり変わったようには見えないのだけど」

伊織「そうね。やよい、無理してない?」

やよい「そんな事ないですよ。今はかすみたちのために貯金してるんです」

やよい「みんなの将来とか考えないといけませんから」

千早「高槻さん……っ」ダキッ

伊織「やよいっ!」ダキッ

真美「……やよいっちも大変だなー」

亜美「そういえば、はるるんたちは?」





4 : VIPに... - 2013/06/08 20:30:09.28 maG39Gk30 4/24

律子「ふぅ……プロデューサー殿がいないと、静かに作業できますね」カタカタ

小鳥「向こうは賑やかですけどね」カタカタ

雪歩「律子さん、お茶のお代わりはいかがですかぁ」

律子「ありがと。頂くわ」カタカタ

小鳥「雪歩ちゃん、私にも貰える?」カタカタ

雪歩「あ、はい。分かりましたぁ」

春香「律子さんも小鳥さんも、クッキー焼いてきたんでお茶請k」ドンガラガッシャーン

雪歩「ひゃぁっ!?」

春香「」

雪歩「」

5 : VIPに... - 2013/06/08 20:32:05.01 maG39Gk30 5/24

律子「ちょっと春香、雪歩、大丈夫!?」

亜美「うわぁ、はるるんまたハデにやったねー」

真美「ゆきぴょんまで巻き込んじゃってるよ」

春香「いたた……雪歩、ごめんね。大丈夫?」

雪歩「あ、はい。大丈夫ですぅ」

あずさ「良かったわ~。ケガはなさそうね~」

千早「……プロデューサーの机がメチャメチャだわ」

春香「うわっ、どどどどうしよっ!?」

貴音「見たところ、書類が散乱しただけのようです」ズルズル

「歩きながら食べちゃメッなんだぞ……春香、自分も手伝うから片付けよう」

「皆でやればあっという間だよ」

春香「うん、ありがとみんなぁ」

6 : VIPに... - 2013/06/08 20:34:08.17 maG39Gk30 6/24

律子「でも春香、後でちゃんとプロデューサー殿に謝っておくのよ」

春香「はい」シュン

亜美「…………」

真美「…………」

やよい「? 二人ともどうかしたの?」

伊織「何か気になるものでもあった?」

律子「……この辺はお茶で濡れちゃってるわね」

亜美「そのお茶の海の真ん中辺りにさ」

真美「浮かんでる紙ってもしかして……」

律子「紙?」

春香「これ、給与明細!? ……それにプロデューサーの名前」

7 : VIPに... - 2013/06/08 20:35:29.46 maG39Gk30 7/24

小鳥「ピヨッ!?」

律子「何ですって!? それは流石にダメよ! 見ちゃダメ!」

亜美「でも見てくれと言わんばかりに開いちゃってるYO」

真美「バッチリ目に焼き付いちゃったYO」

「え……これちょっと」

雪歩「真ちゃん?」

春香「差引支給額……十万円……?」

律子「えっ」

小鳥「えっ」

11 : VIPに... - 2013/06/08 20:38:12.96 maG39Gk30 8/24


……………………

千早「プロデューサーの机は片付いたけど……」

「これ、どうするんだ?」

雪歩「ビチョビチョに濡れちゃってますけど、間違いなくプロデューサーの給与明細ですぅ」

伊織「結局みんなに知れ渡っちゃったわね」

律子「本来なら、何も見なかった事にするべきなんだけど」

あずさ「金額が金額だけに」

小鳥「無視できないですね」

あずさ「手取り十万……」

13 : VIPに... - 2013/06/08 20:39:32.97 maG39Gk30 9/24

亜美「あのさ、りっちゃん」

律子「なに?」

真美「真美たちお小遣い制だからあんま詳しくないんだけどさ」

亜美「にーちゃんのお給料の十万円って」

真美「凄く少ないんだよね?」

律子「……そうね」

「ストライキ起こしてもおかしくないレベルだと思うぞ」

千早「まさか私の半分にも届かないなんて、あまりにも酷過ぎます」

伊織「いざとなったら私が養って……ううん、そういう問題じゃないわね」

14 : VIPに... - 2013/06/08 20:40:57.09 maG39Gk30 10/24

「プロデューサーのお陰でボクたちの仕事も増えてきたのに」

美希「ハニーの評価が低すぎなの。許せないの」

やよい「うー。あんなに頑張ってるのに、かわいそうです」

小鳥「やよいちゃんに同情されるレベル……あれ、みんなひょっとして凄くお給料貰ってる?」

春香「プロデューサー、先月お休みありましたっけ」

貴音「私の記憶では、事務所で顔を合わせなかった日はありませんね」

あずさ「確か今日もお昼から出勤だったわよね~」

雪歩「はい、私と真ちゃんのお仕事があるので」

一同「…………」

小鳥「そういえば昨日の飲み会……」

16 : VIPに... - 2013/06/08 20:42:23.11 maG39Gk30 11/24

春香「え!? こんな状況でお酒飲んだんですか!?」

「春香、小鳥さんも知らなかったんだから」

あずさ「そういえば昨日はいつもより飲んでたような……」

伊織「そんなに羽目を外してたわけ?」

小鳥「……おもに私が」

やよい「無駄遣いはいけませんよー」

「いつもより多めって、どのくらいなんだ?」

小鳥「確か割り勘で一人一万円とちょっと」ピヨ

18 : VIPに... - 2013/06/08 20:43:56.20 maG39Gk30 12/24

亜美「うわぁ」

真美「ピヨちゃん……」

伊織「最低ね」

美希「小鳥は庭でミミズでも食べてればいいって思うな」

小鳥「美希ちゃんが辛辣ピヨ」シクシク

貴音「……そういえば私も」モグモグ

千早「四条さんも何か?」

亜美「っていうかお姫ちんまだ食べてるんだ」

真美「さっすがお姫ちん、ブレないね」

春香「あ、私の持ってきたクッキーだよ。みんなも食べてね」

20 : VIPに... - 2013/06/08 20:45:58.37 maG39Gk30 13/24

あずさ「それじゃ頂くわね……それで、貴音ちゃんのお話って?」

貴音「先日、響たちと地方へお仕事に行きましたよね」モグ

「ボクや春香も一緒だった時だね」

春香「楽しかったよね!」

貴音「……あの時、昼食をどうしたか覚えていますか?」

「貴音の提案でラーメン屋に行ったな」

「そういえばあの時、プロデューサーが」

春香「普通に奢ってくれたね……」

貴音「そう……なのです」ポロ

貴音「あの時、私が……私だけが三杯もお代わりを……っ!」ポロポロ

22 : VIPに... - 2013/06/08 20:47:33.73 maG39Gk30 14/24

律子「ちょ、貴音!?」

貴音「ぷろでゅうさぁの事など考えもせず……私は……私は……なんと愚かなっ」ポロポロ

亜美「うあうあ~! お姫ちんが泣いちったよー!」

真美「お、落ち着きなよ。ラーメンでしょ? ピヨちゃんより全然マシだって!」

小鳥「」チーン

雪歩「はぅっ!? 小鳥さんが……」

美希「そのまま小鳥の屍をダシにスープ作ったらいいと思うの」

伊織「いいダシが出るとは思えないわね」

やよい「そんな事ないですよ! きっとおいしくなります!」

千早「話が明後日の方向に……あら、春香どうしたの?」

26 : VIPに... - 2013/06/08 20:49:37.32 maG39Gk30 15/24

春香「……あのね、その奢ってもらったラーメン屋さんなんだけど」

「結構高級志向だったんだよね」

律子「高級って、具体的には?」

「……一杯2000円だったぞ」

あずさ「あ、あらあら~」

亜美「……やっぱ当分はピヨちゃんスープのラーメンで」

真美「お姫ちんは我慢した方が良さそうだね」

貴音「はい……麺は私が用意いたします。どうかよろしく」

小鳥「」

亜美「返事がない」

真美「ただの屍のようだ」

29 : VIPに... - 2013/06/08 20:51:18.28 maG39Gk30 16/24

伊織「ともかく、これで先月分の約二割が使われた事になるわね」

千早「……そもそも」

雪歩「?」

千早「私たち、ずっとプロデューサーに助けられてるのよね」

春香「そうだね。お金が絡む事だけじゃなくて、色んな事で」

「何気ない差し入れとかも結構多いよね」

美希「ミキもよくおにぎりもらうの」

伊織「あのバカ、毎月私たちにどんだけ使ってるのかしら」

「一体、どうやって生活してるんだ?」

雪歩「すっごく大変なはずですぅ」

春香「……やっぱり納得できないよ!」バン!

30 : VIPに... - 2013/06/08 20:52:49.07 maG39Gk30 17/24

美希「春香の言うとおりなの! みんなで社長に抗議しよ!」

「うん! これは許せないよね!」

律子「ちょ、ちょっと皆落ち着きなさい!」

「律子はプロデューサーが可哀想じゃないのか!?」

雪歩「そうですぅ! いざとなったら私が社長を穴n」

「雪歩、それ以上は言っちゃダメだよ。でも、気持ちはボクも一緒だ」

やよい「うっうー! プロデューサーのために頑張ります!」

31 : VIPに... - 2013/06/08 20:54:24.34 maG39Gk30 18/24

亜美「おおっと、やよいっちたちだけにいいカッコはさせないぜー」

真美「真美たちだってにーちゃんの味方だもんね!」

律子「ストップ!!」

律子以外「っ!?」

律子「私だって皆と同じ気持ちよ」

美希「律子……さん」

律子「けど、冷静になって。もしかしたら何かの間違いかもしれないでしょ」

律子「ここは一度プロデューサーに確認を……」

P「ん、俺に用か?」

32 : VIPに... - 2013/06/08 20:55:58.56 maG39Gk30 19/24

春香「わっほい!? びびびびっくりするじゃないですか! プロデューサーさん!」

P「おう、春香、みんなもおはよう。集まって何してるんだ?」

美希「ハニー! 聞きたい事があるの!」

春香「実はですね、私が転んで、プロデューサーの机の書類がメチャクチャになっちゃって」

P「なんだ、そんな事くらい別に気にしないぞ」

千早「いえ、それが本題ではないんです」

「プロデューサー、ボクたち見ちゃったんです」

P「見た? 何を?」

34 : VIPに... - 2013/06/08 20:58:08.75 maG39Gk30 20/24

雪歩「あの、これですぅ」

P「給与明細……俺のだな」

律子「すみません。言い訳でしかありませんが、わざとではなかったんです」

「それよりもプロデューサー!」

亜美「にーちゃん、生活苦しくない?」

P「?? 何の事だ?」

真美「だってこれ、にーちゃんのお給料十万円って……」

P「は? 十万?」

35 : VIPに... - 2013/06/08 21:00:10.86 maG39Gk30 21/24

貴音「貴方様、これをよくご覧下さいませ」

P「……確かに十万だな」

伊織「そんなのん気な……あんた、それで平気なの!?」

春香「幾らなんでも少なすぎるんじゃないですか!?」

P「…………」

P「ああ、なるほど」

やよい「う?」

P「お前ら、これ俺の先月の給料って思ってるんだな」

39 : VIPに... - 2013/06/08 21:03:49.16 maG39Gk30 22/24

小鳥「え、違うんですか?」

「あ、ぴよ子が復活したぞ」

雪歩「でも日付は確かに先月の……」

P「これ、一年前のだよ。年の部分が滲んでて読めないけど」

P「俺がここに来て最初に貰った明細だ」

伊織「へ?」

P「気合を込める意味で事務所に置いといたんだ」

P「あの時は試用期間みたいなものだったし、正直仕事も少なかったし、こんなもんだろ」

P以外「えええぇぇぇぇぇ!?」

42 : VIPに... - 2013/06/08 21:05:31.02 maG39Gk30 23/24

P「ははは、皆して勘違いか? せっかちだなぁ」

春香「……良かったぁ」

美希「よく考えたらとーぜんなの。ハニーの価値がこれっぽっちなんてありえないの」

「美希はぴよ子に謝っといた方がいいと思うぞ」

小鳥「ほんっとーに良かったですよぉぉぉ」ポロポロ

貴音「小鳥嬢、私も同じ気持ちです」ガシッ

律子「まったく、人騒がせな」

「いいじゃないですか。何事もなかったんですから」

雪歩「そうですよぉ」

43 : VIPに... - 2013/06/08 21:07:02.82 maG39Gk30 24/24

亜美「ピヨちゃんスープ計画が無くなったのは残念だったね」

真美「別になくてもいいっしょ→」

伊織「はぁ、心配させないでよね……私は別にしてなかったけど」

あずさ「でも、プロデューサーさん? お財布が厳しかったらちゃんと言ってくださいね」

千早「そうです。皆心配しますから」

P「ありがとな。でも大丈夫だよ」

P「ちゃんと今は、それの二割増も貰ってるから」

P以外「…………え?」


終わり。

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