ドラ「……」
のび太「……止めねぇさ」
ドラ「……明日、な」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり今から」
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……寂しくなるな」
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父には俺から言っておく」
ドラ「……スマン」
のび太「……ホントに行くのか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり」
のび太「まぁ落ち着けよ」
ドラ「……ミー子ちゃんには」
のび太「……もう死んだだろ」
ドラ「……そう……だったな」
のび太「……ほらよ」
ドラ「……これは」
のび太「……あの猫の形見だ」
ドラ「……どこの毛だ」
のび太「……知らん」
ドラ「……ホントにミー子の毛か?」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……スマン」
のび太「……剛田達も、よろしくとさ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……寂しがってたな」
ドラ「……そうか」
のび太「……しずかちゃんだけな」
ドラ「……へ、ぇ」
のび太「……空き地でも行くか?」
ドラ「……遠慮しとくよ」
のび太「……そう、か」
のび太「……今日で最後、か」
ドラ「……だな」
のび太「……ホントに行くのか」
ドラ「……ああ」
のび太「……まぁ潮時かもな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……まさか急に、な」
ドラ「……まさかだよな」
のび太「……気をつけろよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……どうしても行くんだな」
ドラ「……」
のび太「……止めねぇさ」
ドラ「……明日、な」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり今から
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……寂しくなるな」
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父には俺から言っておく」
ドラ「……スマン」
のび太「……ホントに行くのか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり」
のび太「まぁ落ち着けよ」
ドラ「……ミー子ちゃん」
のび太「死んだっつてんだろ」
ドラ「……そう、だったな」
のび太「……形見離さず持ってろよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……空き地でも行くか?」
ドラ「……もう寝よう」
のび太「……まだ夕方だ」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……晩飯でも食うか?」
ドラ「……食欲がない」
のび太「……まぁロボットだしな」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……ドラ焼き食うか?」
ドラ「うん」
のび太「……ねーよ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……思えば」
ドラ「……なんだ」
のび太「……長いようで短かったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……色んなとこ行ったな」
ドラ「……かな」
のび太「……トイレ行ってくる」
ドラ「……トイレにも行ったな」
のび太「……違う」
ドラ「……え」
のび太「……今からの話だ」
ドラ「……ああ」
のび太「……スッキリしたな」
ドラ「……そう、か」
のび太「……君も行くか?」
ドラ「……そう、させてもらうよ」
のび太「……ロボットのクセに」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……手を洗いに」
のび太「……そうか」
ドラ「……ただいま」
のび太「……ピカピカだな」
ドラ「……ツルツルだよ」
のび太「……丸いな」
ドラ「……月がね」
のび太「……いつの間にか暗くなったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……もう宇宙や過去未来には行けないな」
ドラ「……いつか行けるさ」
のび太「……行くしかないのか?」
ドラ「……」
のび太「……止めねぇさ」
ドラ「……明日、な」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり今から
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……寂しくなるな
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父には俺から言っておく」
ドラ「……スマン」
のび太「……ホントに行くのか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり」
のび太「まぁ落ち着けよ」
ドラ「……ミー」
のび太「お前も死ぬか?」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……それもいいかもな」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……なんてな」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……スマン」
のび太「……ご飯食ってくるよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……じゃ」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……腹減ったな」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……今のうちに帰ろう」
のび太「……ドラえもん?」
ドラ「……早かったね」
のび太「……何してるんだ」
ドラ「……別に」
のび太「……帰るのは明日だろ」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……どら焼き」
ドラ「……」
のび太「……腹減ったろ」
ドラ「……スマン」
のび太「……うまいか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そのどら焼きは未来じゃ食えねぇぜ」
ドラ「……」
のび太「……それでもか?」
ドラ「……」
のび太「……止めねぇさ」
ドラ「……明日、な」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり今から」
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……寂しくなるな」
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父には俺から言っておく」
ドラ「……まだ言ってないのか」
のび太「……今言ったら動揺するだろ」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……ホントに行くのか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり」
のび太「まぁ落ち着けよ」
のび太「……骨川達も、よろしくとさ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……寂しがってたな」
ドラ「……そうか」
のび太「……しずかちゃんだけな」
ドラ「……へ、ぇ」
のび太「……空き地でも行くか?」
ドラ「……遠慮しとくよ」
のび太「……そう、か」
のび太「……今日で最後、か」
ドラ「……だな」
のび太「……ホントに行くのか」
ドラ「……ああ」
のび太「……まぁ潮時かもな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……こんな急に、な」
ドラ「……予想外だよな」
のび太「……頑張れよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……空き地でも行くか?」
ドラ「……もう寝よう」
のび太「……もう夜か」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……夜食でも食うか?」
ドラ「……太りたくない」
のび太「……ロボットなのにな」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……ドラ焼き食うか?」
ドラ「うん」
のび太「……もうねーよ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……思えば」
ドラ「……なんだ」
のび太「……長いようで短かったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……色んなとこ行ったな」
ドラ「……かな」
のび太「……トイレ行ってくる」
ドラ「……トイレ近いな」
のび太「……違う」
ドラ「……え」
のび太「……大きい方だ」
ドラ「……ああ」
のび太「……スッキリしたな」
ドラ「……そう、か」
のび太「……君も行くか?」
ドラ「……そう、させてもらうよ」
のび太「……ロボットのクセに」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……頭を磨きに」
のび太「……そうか」
ドラ「……ただいま」
のび太「……ピカピカだな」
ドラ「……ツルツルだよ」
のび太「……丸いな」
ドラ「……月がね」
のび太「……いつの間にか布団がベッドになったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……もう君なしじゃ空を飛べないな」
ドラ「……いつか飛べるさ」
のび太「……行くなよ」
ドラ「……」
のび太「……止めねぇさ」
ドラ「……明日、な」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり今から」
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……やっぱりダメだ」
ドラ「……なにがだ」
のび太「……行かないでくれ」
ドラ「……無理だよ」
のび太「……頼む」
ドラ「……」
のび太「……この通りだ」
のび太「……」
ドラ「……頭をあげるんだ」
のび太「……ドラえもん」
ドラ「……スマン」
のび太「……」
ドラ「……ここに残るのは無理だ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……ああ」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……色々あったな」
ドラ「……」
のび太「……寂しくなるな」
ドラ「……もうやめろ」
のび太「……おふくろや親父には俺から言っておく」
ドラ「……スマン」
のび太「……ホントに行くのか?」
ドラ「……しつこいぞ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……行くのか?」
ドラ「まぁ落ち着けよ」
ドラ「……剛田達によろしくな」
のび太「……そう、か」
ドラ「……寂しがるだろうな」
のび太「……そうか」
ドラ「……しずかちゃんだけは」
のび太「……へ、ぇ」
ドラ「……そろそろ寝るか?」
のび太「……遠慮しとくよ」
ドラ「……そう、か」
ドラ「……今日で最後、か」
のび太「……だな」
ドラ「……ホントに行くからな」
のび太「……ああ」
ドラ「……まぁ潮時なんだよ」
のび太「……そう、だな」
ドラ「……まさか急に、な」
のび太「……まさかだよな」
ドラ「……気をつけるよ」
のび太「……ああ」
ドラ「……どうしても行かなきゃならない」
のび太「……」
ドラ「……止めるなよ」
のび太「……明日、な」
ドラ「……止めるのか」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……やっぱり今から
ドラ「……まぁ待てよ」
ドラ「……色々あったな」
のび太「……まぁ、な」
ドラ「……寂しくなるな」
のび太「……あんまり」
ドラ「……パパやママには僕から言っておく」
のび太「……いやいいよ」
のび太「……ミー子ちゃんには」
ドラ「……もう死んだんだ」
のび太「……そう……だったな」
ドラ「……ほらよ」
のび太「……これは」
ドラ「……あの猫の形見だ」
のび太「……どこの毛だ」
ドラ「……知らん」
のび太「……ホントにミー子の毛か?」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……スマン」
のび太「……ミー子ちゃん」
ドラ「死んだっつってんだろ」
のび太「……そう、だったな」
ドラ「……形見離さず持っとくよ」
のび太「……ああ」
ドラ「……もう寝るか?」
のび太「……もう寝よう」
ニャン...ニャンニャン.....
のび太「……朝か」
ドラ「……よく寝れていたようだね」
のび太「……寝れるわけないだろう」
ドラ「……」
のび太「……荷物はそれで全部か?」
ドラ「……ああ」
のび太「……忘れものはないか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……お願いします行かないで下さい」
ドラ「……」
のび太「……止めさせてもらう」
ドラ「……無意味だよ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……それじゃあ今から 」
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……寂しくなるな」
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父には親孝行したいと思う」
ドラ「……スマン」
のび太「……ホントに行くしかないのか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……行くよ」
のび太「まぁ落ち着けよ」
のび太「……ホントは誰も、よろしくなんて言ってなかった」
ドラ「……そう、か」
のび太「……嬉しがってたな」
ドラ「……そうか」
のび太「……全員な」
ドラ「……へ、ぇ」
のび太「……ハンカチいるか?」
ドラ「……遠慮しとくよ」
のび太「……そう、か」
のび太「……これで最後、か」
ドラ「……だな」
のび太「……ホントに行くのか」
ドラ「……ああ」
のび太「……まぁ潮時かもな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……瀬戸」
ドラ「……朝香だよな」
のび太「……気をつけろよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……行くしかないんだな」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……最後に空き地でも行くか?」
ドラ「……もう行くよ」
のび太「……まだいいだろ」
ドラ「……いや、行く」
のび太「……朝飯でも食うか?」
ドラ「……もう時間だ」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……ドラ焼き食うか?」
ドラ「うん」
のび太「……やったら行かないって約束するか?」
ドラ「……もう行くから」
のび太「……思えば」
ドラ「……なんだ」
のび太「……長いようで短かったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……色んなとこ行ったな」
ドラ「……かな」
のび太「……トイレ行ってくる」
ドラ「……早く行ってこい」
のび太「……やめた」
ドラ「……え」
のび太「……僕がトイレに行ったら、君もむこうへ行ってしまう」
ドラ「……ああ」
のび太「……もう自分でもしつこいってわかってる」
ドラ「……そう、か」
のび太「……もう行くか?」
ドラ「……そう、させてもらうよ」
のび太「……行きたくないクセに」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……決めるのは僕じゃない」
のび太「……そうか」
ドラ「……行くよ」
のび太「……ビショビショだな」
ドラ「……オイルだよ」
のび太「……目からか」
ドラ「……」
のび太「……いつの間にか僕も大人なったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……もう宇宙や過去未来に行く暇もない」
ドラ「……いつか行けるさ」
のび太「……もう止めねぇよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……君の布団はどうすればいい?」
ドラ「……捨てればいいじゃないか」
のび太「……そう、だな」
ドラ「……」
のび太「……ポケットは?」
ドラ「……え」
のび太「……スペアポケット」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……スペアポケット」
ドラ「……僕が持って帰る」
のび太「……なぜ」
ドラ「……元々僕の物だ」
のび太「……そうだ」
ドラ「……」
のび太「……僕に譲ってくれ」
ドラ「……なぜ」
のび太「……それが君との最後の繋がりだ」
ドラ「……どうしても欲しいのか」
のび太「……」
ドラ「……やらねぇさ」
のび太「……頼む、な」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……それが嫌なら残ってくれ」
ドラ「……まぁ待てよ」
ドラ「……色々あったな」
のび太「……まぁ、な」
ドラ「……このポケットのおかげで」
のび太「……そうだな」
ドラ「……パパやママにはどう映っていたんだろう」
のび太「……たぬき」
ドラ「……ホントに欲しいのか?」
のび太「……ああ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……やっぱり残るしかないな」
ドラ「まぁ落ち着けよ」
のび太「……君の形見にするよ」
ドラ「……まだ死んでないよ」
のび太「……そう……だったな」
ドラ「……ほらよ」
のび太「……これは」
ドラ「……僕のスペアポケットだ」
のび太「……ありがとう」
ドラ「……知らん」
のび太「……ホントにスペアポケットか?」
ドラ「……」
のび太「……」ごそごそ
ドラ「……くすぐったは」
のび太「……スマン」
ニャン...ニャンニャン.....
のび太「……時間か」
ドラ「……もう行かせてもらうよ」
のび太「……そうだな」
ドラ「……」
のび太「……荷物はそれで全部か?」
ドラ「……ああ」
のび太「……忘れものはないか?」
ドラ「……ああ」
ドラ「……やっぱり君を残してはいけない」
のび太「……なんだと?」
ドラ「……僕はやっぱりここに残る」
のび太「……いや早く行けよ」
ドラ「……強がるな」
のび太「……もう行けって」
ドラ「……断る」
のび太「……お願いします行って下さい」
ドラ「……残る」
のび太「……止めさせてもらう」
ドラ「……無意味だよ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……それじゃあスペアポケットを」
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……嫌になるくらいに」
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父もお前の食費払いたくねぇってよ」
ドラ「……スマン」
のび太「……ホントに行きたくないのか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……スペア」
のび太「まぁ落ち着けよ」
のび太「……ホントは誰も、よろしくなんて言ってなかった」
ドラ「……なんでまた?」
のび太「……嬉しがってたな」
ドラ「……そう、か」
のび太「……ドラミもな」
ドラ「……う、そぉ」
のび太「……ハンカチいるか?」
ドラ「……遠慮しとくよ」
のび太「……そう、か」
のび太「……これで最後、だ」
ドラ「……いや」
のび太「……ホントに行きたくないのか」
ドラ「……ああ」
のび太「……でも潮時だしな」
ドラ「……いや、違う」
のび太「……タイムマシン放り込むぞ」
ドラ「……それは困る」
のび太「……気をつけろよ」
ドラ「……だから困るって」
のび太「……行くしかないんだよ」
ドラ「……いや」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……最後にどら焼きでも食うか?」
ドラ「うん」
のび太「……ご飯食ってくるよ」
ドラ「……ああ」
のび太「……じゃ」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……どら焼きなくなったな」
ドラ「……」
ドラ「……」
ドラ「……今の内にスペアポケットを」
のび太「……ドラえもん?
ドラ「……早かったね」
のび太「……何してるんだ」
ドラ「……別に」
のび太「……まだ行ってなかったのか」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……スペアポケット」
ドラ「……」
のび太「……探してたろ」
ドラ「……スマン」
のび太「……返して欲しいか?」
ドラ「……ああ」
のび太「……スペアポケットはは未来じゃいくらでも手に入るぜ」
ドラ「……」
のび太「……それでもか?
ドラ「……」
のび太「……返さねぇさ」
ドラ「……いい、ぜ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり残るから」
のび太「……まぁ待てよ」
のび太「……色々あったな」
ドラ「……まぁ、な」
のび太「……お前のせいだよな?」
ドラ「……そうかな」
のび太「……おふくろや親父に申し訳がたたない」
ドラ「……スマン」
のび太「……わかってるなら早く行けよ」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……ホントに行くのか?」
ドラ「……いや」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり残」
のび太「まぁ落ち着けよ」
のび太「……行かないならみんなで叩き壊すぞ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……わくわくしてきたな」
ドラ「……そうか」
のび太「……セワシくんも呼ぼうかな」
ドラ「……へ、ぇ」
のび太「……ドラミも呼ぼうか?」
ドラ「……遠慮しとくよ」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……空き地でも行くか?」
のび太「……一人で行けよ」
ドラ「……行かないよ」
のび太「……」
ドラ「……行くとしたら」
のび太「早く、な?」
ドラ「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり残」
のび太「……まぁ待てよ」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり嫌だ」
のび太「……なにがだ」
ドラ「……残らせてくれ」
のび太「……無理だよ」
ドラ「……頼む」
のび太「……」
ドラ「……この通りだ」
のび太「……」
のび太「……頭が地球みたいだ」
ドラ「……のび太くん」
のび太「……はよ行け」
ドラ「……」
のび太「……ここに残るのは無理だ」
ドラ「……そう、か」
のび太「……ああ」
ドラ「……」
のび太「……」
ニャン...ニャンニャン.....
ドラ「……猫が」
のび太「……早く行けってよ」
ドラ「……行けるわけないだろう」
のび太「……」
ドラ「……荷物はこれで全部だけど」
のび太「……ああ」
ドラ「……忘れものもないし」
のび太「……ああ」
ドラ「……まだいいだろ」
のび太「……いや、行け」
ドラ「……スペアポケットは?」
のび太「はよ行け」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……どら焼きいるか?」
のび太「……いらん」
ドラ「……やったらここに残すって約束するか?」
のび太「いらんて」
のび太「……思えば」
ドラ「……なんだ」
のび太「……君が必要なようでポケットだけが必要だったな」
ドラ「……そう、なの?」
のび太「……君だって未来に帰りたいだろ?」
ドラ「……かな」
のび太「……じゃあ俺が行ってくる」
ドラ「……早く行ってこい」
のび太「……やめた」
ドラ「……え」
のび太「……僕が未来に行ったら、君がここに残ってしまう」
ドラ「……ああ」
ドラ「……もう自分でもしつこいってわかってる」
のび太「……そう、か」
ドラ「……残らせてくれ」
のび太「……そう、させるわけねーだろ」
ドラ「……行って欲しくないクセに」
のび太「……」
ドラ「……」
のび太「……いや行っていいよ」
ドラ「……そうか」
ドラ「……行くよ」
のび太「……遅かったな」
ドラ「……早濡だよ」
のび太「……ロボットなのにか」
ドラ「……」
のび太「……いつの間にか僕も大人なったな」
ドラ「……そう、だな」
のび太「……もうエロ本や携帯で画像を探さなくても……ヘルスやソープに」
ドラ「……いつでも行けるさ」
のび太「……やっぱり君なしでてはイけない」
ドラ「……なんだと?」
のび太「……このままじゃ性欲だけが残る」
ドラ「……いや早くイけよ」
のび太「……強がるな」
ドラ「……早くイけって」
のび太「……断る」
のび太「……!ばっ、やめ」
プツンッ
ガチャガチャ
ドラ「んもー、どうして18禁の内容が含まれてるんだろう」
のび太「ドラえもん、最後のあれなに?」
ドラ「のび太くんは気にしなくていいよ。まったく、未来デパートに文句言わなきゃ!」
のび太「でもやっぱり、21世紀の道具は凄いね!」
ドラ「でしょー?無限ループ製造機って言うんだ」
のび太「無限ループ?」
ドラ「うん。意識を無限ループの世界に投影できるんだ」
のび太「ふぅーん。よくわかんないや」
ドラ「のび太くんにはまだ難しいかもね。……うん、ソフトの方に欠陥があったみたいだ」
ドラ「それじゃあ、ちょっと未来デパートに苦情出してくるね」
のび太「……行くのか」
ドラ「……」
のび太「……止めねぇさ」
ドラ「……明日、な」
のび太「……そう、か」
ドラ「……」
のび太「……」
ドラ「……やっぱり今から
のび太「……まぁ待てよ」
のび太&ドラ『あれ?』
fin.