1 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 17:33:09 syh 1/176

女勇者「てやああっ!!」


悪趣味な装飾が施された玉座の間で、少女――勇者は剣を振るっていた。

剣が纏う淡い光が、その軌跡を浮かび上がらせる。

女神の加護を帯びたその聖剣は、実体を持たない魔霊をも斬り伏せることができる。

少女と対峙する男は、久方ぶりに痛みというものを感じながらも、肩をすくめておどけてみせた。


淫魔王「いやあ、まいったよ。軽くかわいがってあげようと思っていたのに、まさかにここまで追い詰められてしまうなんてね」


そういって、男は少女に向かって人好きのする笑顔を向けた。

端整な甘い顔立ちは、優しさと頼もしさ、そしてゾッとするほどの色気を併せ持っていた。

インキュバス・キング――魔王軍四天王の一席に座する、淫欲を食らう魔物の頂点。

その男の笑顔は、その身を神に捧げた敬虔な聖女をも淫乱な売女に変えてしまう魔力を秘めていた。

だが、そんな淫魔王の力であっても、高純度の破邪の加護を宿す勇者には届かなかった。

魅了の力を跳ね退けながら、穢れを知らない無垢な少女は淫魔王に向かって駆けた。

元スレ
【安価・R-18】女勇者「刻まれた淫紋」
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1537000389/

2 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 17:36:06 syh 2/176

女勇者「お前のまやかしなんて私には通用しない! 終わりだ、淫魔王!」

淫魔王「確かに、君には通じないみたいだね。生半可な術じゃあ」

女勇者「!?」


聖剣が淫魔王の左胸を貫く。流れる鮮血が、聖剣の放つ加護の力によって焦げるように蒸発していく。

観念したのか、と勇者は一瞬思ったが、邪悪に笑う淫魔王を見て考えを改める。

すぐさま剣を引き抜こうとしたところで、勇者は肩をがっしりと掴まれた。

細くしなやかで、しかし女のソレよりも大きく骨ばった手に触れられ、勇者の肌がゾクリと粟立った。

しかし、勇者は怯むことなく、男の端整な顔を睨みつけた。


女勇者(引き抜かせないっていうなら、このまま振り上げてやる!)


剣を突き刺した胸から、男の顎目掛けて剣を振り上げようと力を入れたそのとき。

少女の唇が、強引に奪われた。

3 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 17:39:23 syh 3/176

女勇者「っっ~~!?」


男は流れるように、反抗する隙も与えず舌を勇者の咥内に侵入させた。

勇者の小さな舌が、飴玉のように弄ばれる。これでは、男の舌を噛み切ることもできない。

つい舌で押し返そうとしてしまうと、男の舌を押し付けられ、より強くその質感を感じ取ってしまった。

青春を鍛錬に捧げ、異性と手を繋いだことすらほとんどない少女に、百戦錬磨の王である彼を退けることなどできるはずもない。

先ほどまで勇ましく剣を振るっていた彼女は、まるでただの生娘のように、背中をそらし、肩を縮こませていた。

粘膜同士が触れ合う、初めての感覚。

戦闘中に、忌むべき魔族にキスをされているという異常事態であることも忘れ、少女はただ未知の感覚に戸惑い続けていた。

突如、ドロリとしたナニかを咥内に流し込まれた。

思わず飲み込んでしまう。喉が発火したかのように熱くなる。


女勇者「んんっっ!!?」

淫魔王「ぷはっ……! これ以上は、さすがにまずいね!」


淫魔王が、勇者から距離をとった。

勇者は、崩れ落ちそうになる身体を剣で支えて持ちこたえた。

解放された口で、荒く息を吐き出す。

わずかに涙が滲んだ瞳で、初めてを奪った男を睨みつける。

4 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 17:42:31 syh 4/176

淫魔王は、風穴の開いた胸を手で押さえつけていた。顔には笑みを浮かべているが、額に浮かぶ脂汗を隠せていない。

勇者の持つ加護の力は、魔物にとっては毒のようなものだ。

通常の魔物であれば、とっくに身が朽ちているはずだ。そのしぶとさは、淫魔王の桁外れの生命力によるものだった。


淫魔王「痛み分け、ってことで今日のところは勘弁してくれないかな? この淫魔王相手に、十分な戦果だろう」

女勇者「ふざけるな……! お前は、ここで倒す……!」

淫魔王「じゃあね、レディ。次に会うときは、俺好みの素敵な女性になっていることを祈ってるよ」


気障ったらしい笑みを浮かべると、淫魔王は悪魔のような翼をひろげ飛翔した。

そしてそのまま、闇に溶け込むように姿を消した。


女勇者「待て、このっ……!」


追いかけようとした勇者は、足をもつれさせ、今度こそ倒れこんでしまった。

頭がクラクラする。熱っぽいが気だるさはなく、軽い酩酊感に包まれていた。

飲み下してしまったナニかが、胃よりもさらに下、臍下にまで降りてしまったかのように、じんわりとした熱が広がっていた。

座り込んだまま動かない彼女の元に、仲間たちが駆けてきた。



女勇者の仲間はどんな人たち? (役職と特徴など簡潔に)
↓から順によさげなものを二人

6 : 【63】 - 2018/09/15 17:46:25 HWD 5/176

拳闘士
熱血的で仲間思いの頼りになる男

女限定なら「ガサツ」も追加で

7 : 【13】 - 2018/09/15 17:46:29 ebH 6/176

魔法戦士
筋骨隆々で魔法も使える
イイヤツだけど笑顔が暑苦しいナイスガイ

13 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 18:39:47 syh 7/176

拳闘士「大丈夫か、女勇者!?」

魔法戦士「すみませぬ、こんな時にサポートしかできず……!」


小柄な少女の元に駆け寄ってきたのは、屈強な男たちだった。

彼らは女勇者の頼れる仲間たちだが、淫魔王の強力な洗脳・魅了に太刀打ちできる術を持たないため、サポートに回らざるをえなかった。

魔法戦士は後衛から女勇者に補助魔法をかける役割を、拳闘士は、城の別の場所に囚われた女性たちを解放する役割を負っていた。


女勇者「拳闘士、魔法戦士……ありがとう、私は大丈夫だから……」

拳闘士 魔法戦士「「!?」」


振り向き、弱々しい笑みを浮かべる少女に、二人は息を飲んだ。

普段の女勇者は、赤みがかった短い茶髪や飾り気のない剣士の装束、力強い眼差しや溌剌とした性格もあいまって、まるで美少年のように見られることもあった。

だが、瞳を潤ませ、頬を上気させた今の彼女は、どうみても少女――いや、女だった。

邪念を払うように、二人は顔を横に振った。

魔法戦士が女勇者に手をかざし、回復魔法をかけた。温かい光が彼女の身体を包み込む。

拳闘士が肩と腰に手を沿え、ふらつく女勇者を立たせた。

普段はなるべく意識しないようにしている少女特有の柔かさに、拳闘士はいつも以上にドギマギしてしまう。

14 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 18:42:14 syh 8/176

拳闘士「と、特に大きな怪我はなさそうだが……大丈夫か、女勇者」

女勇者「うん、平気……でも、淫魔王を逃がしちゃった……」

魔法戦士「気を病むことはないですぞ勇者殿。いずれにせよ、あの深傷ではそう遠くへは逃げられまい」

拳闘士「それに、相手は魔王軍四天王だぜ? そんなやつを追い詰めるなんて、やっぱりお前はすげぇよ」

女勇者「あ、ありがとう……」

魔法戦士「まずは、身体を休めることを考えましょう」

拳闘士「淫魔王のことは、一度街に戻ってからだ。助け出した人たちのこともあるしな」

女勇者「うん、そうだね……」

魔法戦士(ふむ……)


俯き、悔しそうに唇を噛む女勇者。

だが、その唇には、先ほどまで重ねられていた男の熱が、わずかに残っている気がした。



その夜。街に戻って、女勇者は―― ↓2
1.身体の熱が引かず、自らを慰めた
2.外に涼みに行くと、拳闘士が鍛錬をしていた
3.魔法戦士に異変に気付かれた
4.淫魔王に抱かれる夢を見た
5.その他

16 : 【30】 - 2018/09/15 18:43:56 Xyd 9/176

1

17 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 19:17:10 syh 10/176

夜、街の宿。

女勇者と男二人は、それぞれ別の部屋を取っていた。

最初のころ、女勇者はお金がもったいないので部屋をひとつだけにしようと提案していたのだが。

魔法戦士からはもっと自分を大切にするようにと諭され、拳闘士には真っ赤な顔で激しく拒否されてしまったので、今の形に落ち着いていた。

だが、それで助かったと、その日の勇者は思っていた。


女勇者「ん、ふぁ……! く、ふぅ……!」


身体が熱い。淫魔王に飲まされたナニかは、未だに女勇者の奥底で熱を持ったままだ。

女勇者は無意識のうちに、手を自らの股座に持っていっていた。

そこに触れた経験などほとんどないが、そうすればキモチよくなれることを、彼女の本能が知っていた。

寝巻きのショートパンツに手を滑り込ませ、ショーツの上から大切な場所を撫でると、そこがじんわりと濡れていた。

それについての知識は、かすかにあった。城の給仕たちや、酒場の飲んだくれたちが話しているのを聞きかじったことがある。

だが、同世代の友達などおらず、ひたすら戦う術だけを学んできた彼女は、その方面についてはほとんど無知といってよかった。

本能に突き動かされるままに、女勇者は指を動かした。

18 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 19:17:59 syh 11/176

女勇者「ん、くぅ……んっ……!」


詳しくは知らない。だが、イケないことをしているという意識はあった。

罪悪感と羞恥で、顔が朱に染まる。それでも、快感を求める手が止まらない。

声を漏らしてしまわないように唇を噛み締めながら、少女はさらに自分を虐めた。

濡れたショーツから、ぐちゅぐちゅといういやらしい音がしはじめた。

割れ目に沿うように、指をこすりつける。自分のものとは思えない声が漏れてしまうのが、たまらなく恥ずかしい。

心臓がバクバクとうるさい。いつの間にか彼女は、空いた片方の手で、自身の胸を弄り始めていた。

普段は胸甲に守られている育ち盛りの胸を、ふにふにと弄る。

軽く乳首に触れてみると、普段よりも硬く、何倍も敏感になっており、思わず高い声が漏れた。

もはや、紛れもない自慰を続けながら、女勇者は悩ましげな息を吐いた。

ふわふわとした心地よい快感に包まれ続けながら、いつの間にか、勇者は眠りについていた。

19 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 19:18:26 syh 12/176

次の日。窓のカーテン越しに差し込む朝日によって、女勇者は目が覚めた。

寝ぼけた眼を擦りながら、ベッドから起き上がる。


女勇者(昨日の私、どうしちゃったんだろ……あんなこと、今まで一度もしたことなかったのに……)


軽い自己嫌悪に陥りながら一階の食堂に下りると、拳闘士と魔法戦士はすでに朝食をとっていた。



昨日の女勇者の自慰は…… ↓2
1.二人とも気付かなかった
2.拳闘士にはバレた
3.魔法戦士にはバレた
4.二人ともにバレた
5.他の第三者にバレた

21 : 【38】 - 2018/09/15 19:22:28 OKk 13/176

3

22 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 20:42:20 syh 14/176

拳闘士「よお、昨日はよく眠れたか?」

女勇者「えっ、あ、うん! ぐっすり眠れたよ!」

魔法戦士「……」

拳闘士「そうか、そいつはよかった」


女勇者の頬にわずかに赤みがさしたことに気付かないまま、拳闘士は朝から肉に齧り付いていた。

袖が破られたような胴着を羽織った拳闘士は、鍛え上げられた美しい腕や胸板を曝け出していた。

その身体に刻まれた大小さまざまな傷が、彼が潜り抜けてきた死線の数を物語っていた。

頬にも目立つ傷が刻まれているが、よく見てみると爽やかで端整な顔立ちをしているのが分かる。

彼の前に座っている魔法戦士は、綺麗な姿勢で野菜のソテーを食べていた。

ゆったりとした魔導士の衣装を着ているが、その中には拳闘士をも凌ぐ厳つい体躯が収められている。

普段は暑苦しいほどの豪快な笑顔を浮かべることが多い魔法戦士だが、今日はやけに静かに食事を取っている。

今日の女勇者は、そんな二人の中の『男』をやけに気にしてしまうのだった。

23 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 20:43:31 syh 15/176

女勇者「昨日助け出した人たち、大丈夫かな?」

拳闘士「……」

魔法戦士「……命に別状はないでしょう。体のほうも、外傷はほとんどしておりませんでした」

魔法戦士「ただ……心と体に深く刻まれた快楽は、治癒魔法ではどうすることもできませんな……」

女勇者「快楽……」


ドクン、と女勇者の心臓が跳ねた。

昨晩、本能に突き動かされるがまま快楽を求めたことを思い出してしまう。

そして、強引に唇を奪った男の嘲笑うかのような表情が脳裏に浮かんできた。


魔法戦士「過ぎた快楽は毒のように心身を蝕みますが、毒と違って解毒はできませぬ」

魔法戦士「かの魔物は、人間を堕落せしめる極めて危険な魔物です。そのことを今一度強く自覚する必要がありましょうぞ」

女勇者「っ……」


そのとき、魔法戦士にじっと見据えられた気がして、女勇者は咄嗟に目を伏せた。


拳闘士「……四天王の一人が危ねぇやつだなんてのは、最初から分かりきってたことだろ」

拳闘士「それでも、俺たちは戦わなきゃならねぇ。勝たなきゃならねぇ。そのために、俺たちは強くなってきただろ?」


そういって拳闘士は、岩のような拳を握り締めた。

彼の言葉は常にシンプルだ。その単純さのせいでいろいろと裏をかかれてしまうこともあるが、その真っ直ぐさが彼らの道を切り開くこともあった。


魔法戦士「……はっはは! そうでありますな、拳闘士殿!」

女勇者「うん! どんな危険なやつが相手だって、私たちは絶対に負けないよ! 絶対に!」

拳闘士「へへ、おうよ! そうこなくっちゃな!」

24 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 20:44:28 syh 16/176

拳闘士「で、具体的にこれからどうすんだ? 教会の神父様でも、淫魔王がどこに行ったのか分からないんだろ?」

魔法戦士「強大な力を持ちながらも、それを隠匿することにも長けているようですな。厄介な相手だ」

魔法戦士「とはいえ、昨日も言ったように、あれだけの深傷を負っていれば、そう遠くには逃げられますまい」

女勇者「それに、傷を癒すためにしばらくは安静にしてるはずだよ」

魔法戦士「じっと身を潜めながら、糧を得て回復のときを待つでしょうな」

拳闘士「糧……つうことは、また女を襲うってのか!?」

魔法戦士「おそらくは……」

女勇者「そんなの、絶対許せない! 一刻も早く見つけ出して、次こそ倒してやる!」

拳闘士「おうっ! つって、俺はあいつをぶん殴れないんだけどな……」

魔法戦士「淫魔は人の夢や心に潜むもの。霊体となって物理攻撃を無効化できますからな」

魔法戦士「そもそも、勇者殿のような特別な加護を身につけている人間でなければ、あの者の魔力には抗えませぬぞ……」

拳闘士「結局、女勇者一人に負担をかけちまうのか……仲間として、男として情けねぇ……」

女勇者「い、いやでも、私は二人にすっごい助けられてるよ! 二人がいるから、私頑張れるんだから!」

拳闘士「お、おう! 淫魔王以外の雑魚は、俺らがぶっ飛ばしてやるからよ!」

魔法戦士「勇者殿が万全の状態で戦えるよう、私たちも全霊をつくしますぞ」

女勇者「うん、お願いねっ!」ニコッ

拳闘士 魔法戦士「「!?」」ドキンッ!


天真爛漫な女勇者の笑顔に、胸を高鳴らせる男二人。

25 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 20:45:13 syh 17/176

魔法戦士「……して、勇者殿」ヒソヒソ

女勇者「ん、なに?」

魔法戦士「少々、二人でお話させていただくことはできますかな……昨晩のことについて」

女勇者「ふぇ!?」

拳闘士「な、なんだ!? 飯に虫でも入ってたか?」

女勇者「いや、な、なんでもないよ、あははは……!」

魔法戦士「……」



魔法戦士の話とは? ↓2
1.女勇者の異変について確認したい
2.身体の熱を鎮めるのを手伝ってあげましょう
3.その他

27 : 【91】 - 2018/09/15 20:47:31 Jni 18/176

2

28 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 21:30:46 syh 19/176

女勇者「そ、それで……話って、なに……///」ドキドキ


午前中は各自情報を得ようということで、一度解散になった。

三人がバラバラの方向に向かった後、女勇者と魔法戦士の二人だけが元の宿へと戻ってきた。


魔法戦士「まあ、人のいるところではなんですし……部屋に移動しましょうか」

女勇者「う、うん……」


魔法戦士についていく様に、二階へと上がっていく。

一段一段、階段を軋ませながら上るごとに、女勇者の鼓動は早くなっていった。

先ほどはああ言ったが、魔法戦士の言った昨晩についての話など、ひとつしか思いつかなかった。


女勇者(き、昨日の話って、やっぱり、アレのこと、だよね……? もしかして、聞かれちゃってたの……!?)

女勇者(で、でも、その話だとして、いったい、何を……)


先ほども軽く注意の視線を向けられたし、説教でもされてしまうのかもしれない。

自分でもいけないことをしたという自覚があるので、女勇者は気恥ずかしさと後ろめたい気持ちでいっぱいになってしまう。

穴があったら入りたいとは、まさにこういう気持ちなのか。


女勇者(でも、もしかしたら私の思い過ごしで、全然違う内容なのかもしれない)

女勇者(そう、もしかしたら……)

29 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 21:32:26 syh 20/176

目の前を歩く、自身よりも頭二つ分は背の高い偉丈夫の背中を見上げる。

その体格の差に、雄と雌の生物としての違いを思い知らされる。

女神の加護がある勇者は、大人の男相手にだって腕力で負けることなどない。

しかし、それでも、自身の身体を包み込めるほどの体躯の男に迫られてしまったら。


女勇者(そうしたら、私は……)


先をゆく魔法戦士が、部屋の中に入っていく。

そこは、昨日女勇者が泊まった方の部屋だった。


女勇者「え、ぁ……?」

魔法戦士「……」


魔法戦士は女勇者のほうを一瞥し、そのまま何も言わずに部屋に入ってしまった。

黙ってついて来いと、その目は語っているように思えた。

女勇者は、正体の掴めないざわざわとした感情を抱えながらも、恐る恐る、魔法戦士のいる部屋に足を踏み入れた。

30 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 21:35:52 syh 21/176

魔法戦士「昨晩のこと、と言えば、何の話かは分かりますな?」

女勇者「え、あ、ちょっ……」


部屋に入った途端、ドアを背にした状態で魔法戦士に迫られた。

そのまま、部屋の鍵をかけられる。

魔法戦士の巨躯が作る影に、少女の小柄な体は完全に収まってしまう。

厳つくも、普段は優しく細められている魔法戦士の瞳が、女勇者を頭上から貫く。

見えない鎖が女勇者に重くのしかかり、彼女の身体を縛り付ける。


魔法戦士「もしかして、淫魔の王に接吻され、女に目覚めてしまったのですかな?」

女勇者「そ、そんなことっ……!」


私は、忌むべき魔物に無理やり初めてを奪われたというのに。

酷い言われように、女勇者は眉をひそめた。


魔法戦士「いけませんな、勇者殿。そんなことではあの淫魔に、心の隙間に巣食われてしまいますぞ」

女勇者「ま、魔法戦士……! な、なんだか、怖いよ……!」


背中をドアに押し付ける。当然、それ以上後ろには下がれない。

31 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 21:38:57 syh 22/176

魔法戦士「私は勇者殿を心配しているのです。こんな可愛らしく、純情な少女が、あのような悪魔に穢されてしまうなど、あってはなりませぬ」

女勇者「ま、待って! それ以上、近くに……!」

魔法戦士「もし、情欲の炎に心を惑わされてしまうというのであれば……私が、それを鎮める手助けをいたしますぞ」

女勇者「へ?」


女勇者の、剣を握ることになど到底向いていない細腕を、魔法戦士の無骨な掌が掴む。

少しでも力を入れてしまえば、壊れてしまいそうだ。魔法戦士の瞳に、ドロドロとしたものが混ざる。

魔法戦士の脚、女勇者の股に差し込まれる。

女勇者の下腹部は、すでに蕩けそうなほどの熱を帯びていた。溢れた愛液はすでにショーツから滲み出し、そのしなやかな腿を塗らしていた。

女勇者の下腹部に、淫魔王の瞳の色と同じ、深紅の光が浮かび上がった。



二人はどうなる?(どうなった?) ↓1~3 !random最大

35 : 【14】 - 2018/09/15 21:50:54 6lo 23/176

淫魔王に抗うため一度だけという言い訳で体を重ねてしまった結果、拳闘士が戻ってくるまでやってしまった

内容も書くんだよね?

38 : 【85】 - 2018/09/15 21:53:49 HWD 24/176

>>35で

39 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 23:04:34 syh 25/176

女勇者「ご、ごめんなさい……」


肩を震わせながら、女勇者は途切れるように言葉を紡いだ。


女勇者「昨日、私、なんだかおかしくて……おへその下あたりが熱くなって、それで……」

女勇者「一回、触っちゃったら……キモチいいの、止められなくなっちゃって、そのまま、ずっと……」

魔法戦士「そうですか、そうですか……感じてしまったのですね、その無垢な身体で、穢れた快楽を、知ってしまったのですね」


張り付いたような作り笑いを浮かべながら、子供を諭すように、刷り込むように魔法戦士は呟く。

その言葉に、女勇者は首を横に振った。


女勇者「ち、違うの……私、何も知らないのっ……!」

魔法戦士「この期に及んで、まだそんなこと……」

女勇者「本当に、何も知らなくて……だから……!」

魔法戦士「っ……!」

40 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 23:06:04 syh 26/176

勢いよく顔を上げ、自身を見つめてきた少女の表情に、魔法戦士は息を飲んだ。

何も知らない、純真無垢な少女が、こんな表情を浮かべられるはずがない。

女勇者は、発情しきった雌のように表情を緩ませながら、媚びるような声を出した。


女勇者「私に、キモチいいこと、ぜんぶ教えて……?」

魔法戦士「ゆ、勇者殿ッ!」

女勇者「んンッ!? ん、ぢゅぷ、れろっ……!」


魔法戦士は女勇者を強く抱きしめ、少女の小さな唇を貪った。

淫魔王に奪われてしまったソレを自身の物にしてしまおうというかのように、感覚を上書きするように激しく啜る。

少女の細い腰が折れてしまいそうになるほど、豪腕に力が込められる。

信頼していた仲間に、上から覆いかぶさられるようにして口づけをされた女勇者は、瞳を恍惚に蕩けさせていた。

少女は男の腕の中で、ただなすがままに貪られていた。

自分はこれから、この男に好きなように犯されてしまう。何も知らない身体に、イケないことを教え込まれてしまう。

そのことに、どうしようもない高揚感を覚えていた。

41 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 23:08:27 syh 27/176

魔法戦士「教えてさしあげますぞッ! 私が、勇者殿に! 女の快楽というものを!」

女勇者「うん、うんっ……!」

魔法戦士「これは、とても大事なことですぞ! 戦闘において、敵を知り、己を知ることが極めて重要!」

魔法戦士「淫魔王と戦うのに、快楽そのものを知らなければそれに抗うことなどできるはずもなし!」

魔法戦士「だからこれは、いざというとき、淫魔王に抗うため! 心の隙を突かれてしまわないための、特訓ですぞ!」

女勇者「うん、分かったからっ……分かったから、はやくぅ……!」


いつの間にか、女勇者の身体はベッドの上に放り投げられていた。

街中で活動する用の簡素な衣服を剥ぎ取られてしまう。

普段の活発な彼女からは想像できない、女としての曲線美があらわになる。

膨らみ、重力によってわずかにたわむ柔かそうな胸も。

飛びつきたくなるほどにぐっとくびれた腰も。

ぐっちょりと濡れた愛液が糸を引き、物欲しそうにヒクヒクと動く女陰も。

そのどれもが、魔法戦士が思い描いていた勇者としての少女の像を粉々に打ち砕くものだった。

魔法戦士が、魔導士のローブを脱ぎ捨てる。古代の神々を模した彫刻のような、美しい肉の鎧があわらになる。

ベッドの上で股を開く少女は、その逞しい雄をうっとりとした目で見つめた。

42 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 23:10:51 syh 28/176

魔法戦士の巨躯が女勇者に覆いかぶさり、ベッドが大きく沈み込んだ。

少女の股座に、見たこともないほどに大きく勃った肉棒が添えられる。

その行為について、少女はおぼろげにしか知らない。愛する男とする行為だというのはなんとなく知っている。

魔法戦士のことは仲間として信頼しているし、好きでもあるが、彼を異性としてみたことなど一度もない。

だが、そんなことはもはやどうでもよかった。

今、この男を受け入れれば、今まで知らなかった、誰も教えてくれなかった快楽を知ることができる。

女勇者の本能は、訪れるであろう幸福を予期し、期待を最奥で膨れ上がらせていた。

心臓の鼓動と、子宮の疼きが合わさりひとつになる。

少女の身体に浮かび上がる淫魔の紋章に気付くこともなく、二人は、ついに身体を交えた。


女勇者(一度だけ、そう、一回だけ……!)

女勇者(快楽を知って、この熱を鎮めることができれば、それで……!)


並の男のそれよりも一回り大きな剛直が、少女の純潔の証をあっけなく散らす。

そして、誰一人としてたどり着いたことのない、少女の未知の部分へ容易くと到達し、


女勇者「ッッ――」


少女は、獣のように叫んだ。

43 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 23:12:21 syh 29/176

拳闘士「よう。どうだ、何か掴めたか?」

魔法戦士「うぅむ、昨日の聞き込み時点から、新しい有益な情報は得られていませんな」

拳闘士「そうか。俺はゲットしたぜ、それっぽい情報をな!」

魔法戦士「なんと! はっはは! さすがは拳闘士殿ですな!」

拳闘士「いや、俺がこういうのでお前や女勇者よりいい情報を得られるのって珍しい気がするけどな……」

拳闘士「ところで、女勇者は?」

魔法戦士「ああ、勇者殿でしたらまだ少し疲れが残っていたようで、部屋で休まれておりますぞ」

拳闘士「ア? マジか……大丈夫かよ」

魔法戦士「まあ私の方で治癒魔法もかけてありますし、軽いものでありましょう」

魔法戦士「かわいい寝顔を覗きたい気持ちは察しますが、今はそっとしておいてあげてくだされ」

拳闘士「べ、別にそんなもん見たくねぇよ!」

魔法戦士(……本当に、拳闘士殿には見せられませぬなぁ、あの顔は)

45 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/15 23:16:31 syh 30/176

女勇者「おッ、んぐっ……あひっ……!」


雄と雌のむせ返るような淫臭が満ちた寝室のベッドに、女勇者は突っ伏していた。

秘所から、容赦なく吐き出された白濁液を垂れ流しながら、みっともなく宙に浮かせた腰をビクビクと跳ねさせていた。

普段の、勇壮な戦士としての彼女の姿はそこにはなかった。

そこには、腑抜けた面を涙と涎まみれにして、性交の余韻に浸っている淫女がいるだけだった。


女勇者(知っちゃった……セッ○スの気持ちよさ……チンポにめちゃくちゃにされてイかされちゃう快感、知っちゃった……)

女勇者(こんなの……忘れられるわけない。知らなかった頃になんて、戻れるわけない)

女勇者(私、身も心も……魔法戦士に、女にされちゃった……♥)





拳闘士が手に入れた情報は? ↓2
1.奴隷が法で許されている都市について
2.美しく魔力の高い女たちが集められる祝祭について
3.迷い込めば二度と出られない迷宮の森について
4.四天王に匹敵する強力な魔物について
5.その他

47 : 【57】 - 2018/09/15 23:17:59 sRA 31/176

4

55 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 08:44:03 6mf 32/176

いずれにせよ専ブラだと?は見えないようなので、極力使わないようにします

56 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 08:48:13 eMr 33/176

魔法戦士「おお、勇者殿! もうお体はよろしいのですかな?」

女勇者「うん……ごめんね、心配かけちゃって」

拳闘士「っ……!」

女勇者「……? 拳闘士、どうかした?」

拳闘士「いや、別に……!」


そう言って目を逸らしてしまう拳闘士に、女勇者は不思議そうに首をかしげた。

そんな何気ない仕草ですら、いつもよりかわいく見えてしまう、と拳闘士は自身の心情に戸惑った。

彼自身も上手く説明できないが、今日の女勇者はより女らしさが……色気が増している。

妹、または弟のように接してきた彼女をそういう目でみてしまうことに、彼は少しだけ申し訳なさを感じていた。


魔法戦士「……して、拳闘士殿。勇者殿も来られたことですし、先ほどの続きを」

拳闘士「あ、ああ……」


拳闘士が仕入れた情報というのは、最近現れたという魔物についてのものだった。

この街の魔道騎士隊が調査および討伐に向かったそうだが、

帰ってこられたのは、陵辱されつくした状態で捨てられているのを発見された女騎士だけだったという。

57 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 08:51:55 eMr 34/176

拳闘士「噂じゃあ、魔王軍四天王の誰か、あるいはそれに匹敵する魔物なんじゃないかって話だぜ」

魔法戦士「その情報だけではなんとも言えませぬが……一体だけとも限りませぬし」

拳闘士「まあ、そんだけ強い魔物が近くにいるってんなら、淫魔王もしばらくはそいつに匿ってもらおうとするんじゃねえか?」

魔法戦士「ふむ……」

女勇者「でも、どっちにしてもそんな魔物はほっとけないよ! 淫魔王も早く倒さなきゃだけど、そいつも倒さないと!」

拳闘士「お、おう、そうだな」


ズイ、と勢いよく顔を近づけてくる女勇者に、拳闘士は思わず顔を背ける。

少女から、鼻をくすぐるような甘い香りがした。


魔法戦士「噂話が本当なら、相当に危険な魔物ですぞ。しっかりと準備をしなければ」

女勇者「そうだね……」


その後、女勇者たちはどうした?(どうなった?) ↓1~3 !random最大のレス内容を採用
1.早急に準備を整え出発
2.各自準備およびより詳細な情報収集(発生するイベントを指定)

59 : 【85】 - 2018/09/16 08:54:13 kD8 35/176

1

62 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 10:21:57 eMr 36/176

三人は早急に準備を整え、足早に街を出た。

宿から出るとき、店主がなにやらにやにやと女勇者に笑いかけ、女勇者は赤面しあたふたとしていた。

遠くから拳闘士が睨みつけると、店主はバツが悪そうに愛想笑いを浮かべながら店の奥へと消えていった。

おおかた、親父じみたジョークで女勇者を困らせているのだろう、と拳闘士は思った。


◆  ◆  ◆


山道で、三人は魔物と対峙していた。


女勇者「てやっ!」

魔狼「キュインッ!?」


小柄な少女が、獣を翻弄するように軽やかなステップを踏む。

銀色の体毛に覆われた狼の身体に、切り傷が刻まれていく。聖剣によりできた傷は、浅くとも魔物の肉を腐らせるように浄化していく。


拳闘士「オラァ!!」


拳闘士が、狼の顔の側面を勢いよく殴りぬいた。

連撃は止まない。反撃どころか回避する隙も与えないというように、拳の雨が気持ちいいほどに叩き込まれていく。


魔法戦士「フンッ!!」


後衛で、魔法戦士が呪文を唱える。

地面が隆起し、土の槌矛が狼を下から衝き上げた。


魔狼たちが残らず魔瘴の塵となったことを確認し、女勇者は額の汗を拭った。



その後、女勇者たちはどうした?(どうなった?) ↓1~3 !random最大のレス採用
1.何事もなく目的地に到着
2.イベント発生(その内容も)

63 : 【50】 - 2018/09/16 10:28:56 FIB 37/176

2 勇者が川で汗を流しているとスライムが性的に襲ってきた

66 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 12:06:35 eMr 38/176

拳闘士「ふぅ……少し休むか」


険しい山道を、襲い来る魔物を撃退しながら進んでいた三人は、一度休息を取ることとした。

少し開けた場所に荷物を下ろし、魔力のこもった聖水を飲む。


女勇者「ふぃぃ……」


先ほどまで勇敢な戦士であった女勇者が、気の抜けた長い息を吐いた。

女神の加護と魔法戦士の魔法で強化されているとはいえ、この三人のなかで最も体力を消耗しやすいのが彼女であった。

鍛え抜かれた屈強な肉体を持っている男二人には、純粋な体力ではどうしても及ばない。

拳闘士は無遠慮に胴着を扇ぎ、分厚い胸板や割れた腹筋を覗かせていた。

その筋肉の隆起をつたう汗を、女勇者は熱のこもった目線で眺める。


拳闘士「……近くに川があるな。流れる水の音がする」

女勇者「本当!? ねえ、川で水浴みしてきていい? 汗がベタベタして気持ち悪くてさ」

拳闘士「っ……!」

魔法戦士「……はは、いいのではありませんか? 魔物が襲ってこないよう我々が見張っておりますので」

女勇者「やったぁ! ありがとうっ!」


手で自身を扇ぐ仕草をする女勇者の、上気した赤い頬から目を逸らす拳闘士。

魔法戦士は、瞬間的に湧き上がってきた邪念を押さえ込みながら、朗らかな笑顔を浮かべた。

67 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 12:09:08 eMr 39/176

女勇者「~~♪」


女勇者は、急所を守っていた軽鎧を外していく。

しゅるり、と布の擦れる音がする。インナーは畳まずに、土で汚れてしまわないよう装備の上に落とす。

そうして、一糸纏わぬ姿となった少女は、冷たい川の中に足を踏み入れた。

水面に波紋が広がる。水はとても澄んでおり、女勇者の足元まで覗くことができた。

きらきらと太陽の光を反射する水面の中、少女は火照った身体を洗い流していた。

水が、少女の曲線をつたい滑り落ちていく。熱と共にじっとりとした汗も流されて、さっぱりとした気持ちよさを感じる。

張りのある健康的な肌に、水がしだたった。

少女はご機嫌に鼻歌を歌いながら、水浴を楽しんでいた。

と、その時。川岸から、何かが女勇者目掛けて飛び出した。


女勇者「な、なにっ!?」

スライム「ピキィ……」


見れば、川と同じように澄んだ水色をしたスライムが、女勇者の身体にへばりついていた。

ぐにぐにと体表で蠢く魔物に生理的嫌悪感を覚えた女勇者は、魔法でそれを払おうとする。

68 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 12:09:57 eMr 40/176

身の危険を感じたのか、スライムが慌てて女勇者の背中を這い登った。


女勇者「ひゃんっ!?」


背筋に伝わるゾクゾクとした感覚に、女勇者から高い声が漏れる。

自身から出たその声と、魔物から不意にもたらされた快感に、少女の顔が赤く染まる。

そんな女勇者の反応を見て何かを感じたのか、スライムは今度は女勇者の胸を包み込んだ。


女勇者「そ、そんな、変なところ……!? 離れっ、んひぃ!?」


ぐちゅぐちゅと、ひんやりとした粘性の魔物が胸の上で蠢く。

手ごろな大きさの少女の胸が、スライムの動きに合わせて形を変えた。

柔らかな胸が、潰されて、伸ばされて、好き勝手に弄ばれる。

密着感のあるほどよい刺激によって、桃色の乳首がぷっくりと膨れ上がってきた。

それをスライムに吸い上げられて、女勇者は紛れもない嬌声を上げた。

69 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 12:11:20 eMr 41/176

女勇者「んああぁっ、この、やめろ……! んっ、おっぱい、いじめるな……!」


こんなやつ、たいした魔物ではない。

普段の女勇者であれば、魔法一発で蒸発させてそれで終わりだ。かすり傷を負うのすら、たるんでいると自省するべきだ。

だというのに、今の勇者は、このちっぽけな魔物に与えられる快楽で身動きすらとれずにいる。

臍下に、ぽうっと熱が灯る。じんわりとした熱が、胎内を溶かしていく。

溶け出した快楽が蜜液となって、秘所から滴り落ちた時。

女勇者の下腹部に、深紅の紋章が浮かび上がってきた。

子宮、またはハートマークを模したような紋章が、タトゥーのように女勇者の身体に刻まれている。


女勇者(な、なにこれ……こんなの、今まで……!?)

女勇者「おっほおおぉぉぉおお!!?」ビクン!


与えられる快楽の純度が増した。

胸から与えられた快楽が、そのままダイレクトに子宮に突き刺さる。

紋章の放つ深紅の光が、水色のスライムに映り込む。

スライムの動きが、より女勇者を責め立てるものへと変わっていく。



女勇者はどうなる?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用
1.そのままスライムに犯される
2.拳闘士に助けられる
3.魔法戦士に助けられる
4.その他

71 : 【100】 - 2018/09/16 12:14:04 wcE 42/176

1

73 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 13:55:35 eMr 43/176

スライムの責めが変わった。

本能のまま獲物の反応を見て遊ぶという動きから、明確に雌に快楽を与えるという意思を持った動きに変わる。

乳首を吸い上げられ、摘まれ、転がされながら引っ張られる。

敏感になった突起に複数の刺激を同時に与えられ、女勇者は喘ぎ声を上げた。

スライムが女勇者の引き締まったお腹をつたい、淫紋の上を通って、赤茶色の陰毛を濡らした。

可愛らしくピクピクと存在を主張する陰核に、スライムがむしゃぶりつく。

魔法戦士は教えてくれなかった強烈な快感に、女勇者は身体を仰け反らせる。


女勇者「んああああぁぁ!!? ん、んぶっ……!?」


一際大きな声を上げようとした女勇者を黙らせるように、スライムが咥内に潜りこんできた。

咥内を、ぶよぶよとした粘性の魔物に占領される。

喉奥にまで忍び込もうとするスライムの動きに女勇者はえずきそうになるも、咥内のスライムを吐き出すことはできなかった。

スライムがついに、何も守るもののない無防備な割れ目に触れた。

ひんやりとしたスライムの感触で、女勇者はようやく自身の女陰がものすごい熱を帯びていることに気付いた。

陰唇から奪われていく熱を補うように、最奥の温度がさらに高まっていく。

秘所からとろりと溢れる愛液が、スライムと混じりあう。

74 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 13:57:12 eMr 44/176

四肢までスライムに絡めとられ、女勇者はスライムを引き剥がすことも、太ももを閉じることもできなくなっていた。

最初に姿を見せたときよりもスライムの体積が遥かに大きくなっていることに、女勇者は気付けなかった。

女勇者の意識はすべて、今まさに穢れた魔物の侵入を許そうとしている膣口に向いていた。


女勇者(ダメ、このままじゃ犯される……こんな雑魚スライムに、私の大切な場所が……!)


淫紋にぽうっと光が灯る。

女勇者の心とは裏腹に、膣内は侵入者を迎え入れる準備を整える。

心臓の高鳴りが恐怖によるものなのか、それとも期待によるものなのか、少女自身にも分からなくなっていた。

そして、スライムは勢いよく秘裂に滑り込み、膣壁を内からぐっと押し広げた。


女勇者「ッッ~~!!?」ビクンビクン!



女勇者はどうなる?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用

77 : 【59】 - 2018/09/16 14:00:58 YxS 45/176

スライムでボテ腹に
他のメンバーが来る時にそれを出すところ&イクところを見られてしまう

78 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 14:54:22 eMr 46/176

女勇者「む、むりっ! 無理だから……! 出て、いってよ……!」

女勇者「んぎぃいっ!? らめ、もう、入らにゃい……! いっぱい、だから……!」

女勇者「おほっ、おほぉおおぉ!? そんな、まだ、奥に……ひぎっ!? そ、そこは、赤ちゃんの……!?」

女勇者「おね、がいっ! もう、ゆるひて……や、やぶれちゃうぅ……!」



拳闘士「女勇者! 大丈夫か!?」

女勇者「っ!?」

魔法戦士「こ、これは……!?」

女勇者「やら、みないで、見ないでええええぇぇぇ!!?」


拳闘士と魔法戦士が様子を見に着たときには、女勇者はすでに最奥まで犯されていた。

女勇者のスレンダーなお腹が、妊婦のようにパンパンに膨らんでいた。

スライムによって秘裂を無理やり押し広げられているのが丸見えになっている。

自身の醜い姿を見られたくなくて、女勇者は駄々をこねるように首を横にふった。

鬼の形相をした拳闘士がとびかかり、魔法戦士が呪文を唱える前に。

女勇者は、限界を迎えた。

79 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 14:55:48 6mf 47/176

女勇者「おっほおおおおおぉぉぉおおおお!!? いっぐううぅぅううううッッ!!」

拳闘士 魔法戦士「「!?」」


獣のような雄叫びと共に、女勇者の膣口から水色の粘液が勢いよく噴き出される。

それらはバシャバシャと激しく水飛沫を上げながら、川の水に溶け込んでいった。

スライムが排泄される解放感とともに、膣壁ごと引きずり出されそうな衝撃に腰がガクガクと震える。

女勇者は大きく口を開け、半ば白目を向きながら、仲間の前で長い長い絶頂を迎えた。

胎内のスライムが綺麗さっぱり吐き出された後も、マンコはガバガバに開いたままだった。


女勇者(見られちゃった……スライムお漏らし出産でバカみたいにイっちゃったところ、全部……?)

女勇者「んヒッ……あへぇ……」

拳闘士「女勇者ッ!?」


スライムの支えを失い、川の中に崩れ落ちそうになった女勇者の身体を、拳闘士が掴んだ。

女勇者は恍惚とした表情を浮かべたまま、意識を手放した。

80 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 14:57:16 eMr 48/176

女勇者「ん……あれ、ここは……?」

魔法戦士「ゆ、勇者殿ッ!?」

拳闘士「ッ!? オ、オイ、大丈夫か!?」

女勇者「二人とも……私、どうして……」


あたりを見渡すと、どうやらそこは昨日泊まっていた宿の一室のようだった。

なんでこんなところに。確か、私たちはこの街を出たはずなのに……。


女勇者「っ!?///」


寝ぼけた思考がクリアになり、女勇者は意識を失う前の出来事を思い出した。

一瞬で茹で上がったように、顔が朱に染まる。

心配そうにこちらの顔を覗き込む彼らに、自分はあられもない痴態をさらしてしまったのだ。

女勇者は、彼らと目を合わせることができなかった。

81 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 14:58:38 eMr 49/176

拳闘士「本当に、大丈夫か?」

女勇者「だ、大丈夫だよ……さっきは、その……ごめんね?」

拳闘士「何言ってんだ、謝るのは俺たちのほうだ! 本当にすまねぇ……!!」

女勇者「え、ちょ、拳闘士……!?」

拳闘士「あんな魔物に、無理やり……! 怖かったよな、本当に、ごめんな……!!」


涙を流しながら、女勇者の手を握り謝る拳闘士。

その姿に、女勇者は逆に心を痛めた。

自分が逆の立場だったら、拳闘士と同じように悔しさと申し訳なさでいっぱいになっただろう。


女勇者(でも、私は……)


スライムに身動きを封じられ、今にも犯されそうになっているとき。

そして、実際にスライムに膣内を蹂躙されてしまっていたときも。

女勇者の心には、恐怖や屈辱よりも、もっと大きな感情があった。

あの時の自分は、それに塗り潰されてしまって、『勇者』ではなくなってしまっていた。


女勇者「本当に、大丈夫だから……」

拳闘士「女勇者……」


女勇者は弱々しい笑顔を浮かべた。

自分よりも小柄な、触れれば壊れてしまいそうな少女にこんな笑顔をさせてしまったことに、拳闘士は自らを恥じた。

82 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 15:00:54 eMr 50/176

拳闘士「……俺、ちょっと走ってくる!」

女勇者「へ?」

拳闘士「俺、もっともっと強くなるから……魔法戦士、女勇者を頼む」

魔法戦士「うむ……」


拳闘士は涙を拳で拭うと、部屋から出て行ってしまった。

本当に走りに行ってしまったのだろう。閉められたドアを、女勇者はぽかんと見ていた。

と、厳つい顔に重苦しい表情を浮かべていた魔法戦士が口を開いた。


魔法戦士「勇者殿……私が言えた義理ではないのは百も承知ですが、少々気を緩めすぎですぞ」

女勇者「っ……」

魔法戦士「普段の貴女であれば、不意をつかれたとしてもあのような下級の魔物に後れをとることはないはずです」

女勇者「うん……ごめん……」



女勇者はどうなる?(どうなった?) ↓1~3
1.何事もなく次の日に
2.魔法戦士に淫紋のことを相談する
3.拳闘士と魔法戦士の二人に淫紋のことを相談する
4.魔法戦士に再び教育される
5.夜、拳闘士と個別に話をする
6.淫魔王の夢を見る
7.その他

83 : 【61】 - 2018/09/16 15:01:10 VNX 51/176

6

86 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 15:49:37 eMr 52/176

魔法戦士「とはいえ、貴女が魔物に襲われているということに気付けなかったのはこちらの落ち度です。本当に申し訳ありません」

女勇者「いや……」

魔法戦士「……気を引き締めましょう、お互いに。このままでは、淫魔王に足元を掬われてしまいますぞ」

女勇者「……」


そう言い残し、魔法戦士も部屋を後にした。

と同時に、女勇者は安堵の息を吐いた。

大切な仲間だというのに、二人きりという状態に言いようのない緊張感を覚えてしまった自身に、女勇者は軽い嫌悪感を抱いた。



その夜。

普段どおり一人だけの部屋で眠りながら、女勇者は夢を見た。

87 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 15:52:41 eMr 53/176

女勇者「んぁ、ああ……んふぁ……」


暗い闇に閉ざされた何もない空間で、女勇者はスライムに犯されていた。

地面も天井もない。右も左も分からず、ただふわふわとした多幸感に包まれていた。

ズチュ、ズチュ、とスライムはリズミカルに抽挿を繰り返す。

心地よい、まどろむような快楽を与えられて、女勇者は甘い吐息を漏らす。

ひんやりとした粘体に、ぷっくりと充血した乳首とクリトリスをちゅうちゅうと吸い上げられる。

その優しい刺激に、赤子に対するような愛おしさすら芽生えてきた。


女勇者「ん、んあっ……キモチ、いい……」

淫魔王「スライムか。はは、いい趣味してるね」

女勇者「あ、え……?」


何もなかったはずの空間に、いつの間にか男が一人立っていた。

魔物に犯される女勇者を見下ろしながら、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。

思わず見とれてしまうほどの端整な甘いマスク。その中に浮かぶ、神秘的な深紅の光が灯った瞳。

その瞳にまっすぐと見つめられて、少女の鼓動が高鳴った。漏れる嬌声が大きくなる。


女勇者「あんっ……! んく、あふぅ……!」

淫魔王「ふふ、順調に俺好みの女に育ってるみたいだね。その淫悦に歪んだ表情、最高にセクシーだよ」

女勇者「ふぁ、はあんっ……!」ビクン!


男に痴態を褒められて、少女の感度がさらによくなる。

このまま快楽に流されてしまうことを肯定してもらえたような気がして、それに安心感を覚えた。

88 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 15:54:01 eMr 54/176

淫魔王「ちょっと、味見させてくれるかい?」

女勇者「はぁ……はぁ……」


スライムは少女の股をはしたなく開かせると、膣内と秘裂をぐっと押し広げた。

ばっくりとあいた穴から、綺麗な桃色の最奥まで見えてしまいそうだった。

身体の中にできた隙間を埋めてほしくなって、少女は切なげに身を捩じらせた。

少女に刻まれた淫紋が淡く光を放つ。とくとくと、糖蜜のような愛液が秘所から溢れてくる。

少女の虚ろな瞳に、淫紋と同じ色のハートが浮かぶ。

王に、極上の贄を捧げるための準備が整った。



女勇者はどうなる?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用
1.すんでのところで正気に戻り、目を覚ます
2.インキュバスの夢は続く(何をされるか、どうなるかも)

90 : 【80】 - 2018/09/16 15:56:08 ddq 55/176

2
淫紋がさらに複雑な形になり、催淫効果が跳ねあがる。
現実では発情した際に周囲の異性(種族問わず)を僅かだが発情させるフェロモンをまき散らすようになる。

92 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 16:28:08 eMr 56/176

女勇者「――は!?」


女勇者は、羽織ったブランケットを跳ね除けるように身体を起こした。

カーテンの隙間から陽が差し込んでいる。どうやら、朝になっているらしい。

呼吸が荒い。全身に、玉のような肌が浮かんでいる。

夢を見ていたような気がするが、まるで思い出せない。

だが、悪夢ではなかったと思う。

それは、とてもキモチよくて、幸せで、ずっと醒めないでほしいと願ってしまうような、そんな……

と、下半身に不快感を覚え、女勇者は視線をおろした。


女勇者「なっ……!?///」


履いていた衣服だけでなく、ベッドのシーツまでが、まるでおねしょをしてしまったかのようにしどどに濡れていた。

つんとした獣臭さと、甘ったるい女の匂いが混ざり合っている。

言いようのない恥ずかしさを覚えながら、女勇者は水分を吸って重くなったパンツとショーツを脱ぎ捨てる。

そして、あらわになった下腹部を見て、女勇者は言葉を失った。

93 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 16:32:19 eMr 57/176

女勇者「な、に、これ……」


そこには、ハートと子宮を模した淫靡な紋章がくっきりと刻まれていた。

それは、昨日スライムに犯されていたときに浮かび上がってきたものよりもさらに複雑な形となっていた。

内側に隠れている膣や子宮の存在を顕示するかのような大きさとなった紋章。

その禍々しさに、女勇者は言いようのない悪寒を覚えた。

自身の体に生じた明らかな異変に、恐怖を抱かないわけがなかった。

その悪趣味な紋様に、思い至るところはあった。


女勇者(これってもしかして、淫魔王の呪い……!?)


恐る恐る、指で触れてみたが、指先では何の変化も感じ取れなかった。溝や痕のようなものが刻まれているわけではないようだ。

だからといって、当然安心できるわけではない。水で洗い流せば消えてくれる、というような可愛らしい悪戯にも思えなかった。


女勇者(私、どうすれば……)


女勇者はどうする?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用
1.仲間たちに相談し、教会に解呪を依頼しに行った
2.誰にも相談せず、裏通りにある怪しげな呪術師の元に向かった
3.魔法戦士にのみ相談した
4.拳闘士にのみ相談した
5.昨日の予定通り、強力な魔物の元へと向かった
6.その他

95 : 【79】 - 2018/09/16 16:34:07 ddq 58/176

2

99 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 18:05:24 eMr 59/176

今日は少し身体を休めたい、と言う女勇者の申し出を、拳闘士と魔法戦士は特に追求もせず了承した。

どちらかと言えば普段は無理をしがちな女勇者のその発言を、二人は重く受け止めたのだった。

昨日のことを考えれば、女勇者の気が滅入るのも当然だと二人は思った。

だが、女勇者を暗澹とさせているのは、昨日のソレとはまた別の要因だった。



服の上から下腹部をさすりながら、女勇者は一人、沈んだ表情で街を歩いていた。

彼女の身体に突如浮かんできた不吉な紋章。

その正体を知るため、そしてそれを消すために、女勇者は一人で教会を訪れたのだった。

仲間たちに相談しなかったのは、彼らに不安をかけたくなかったからというのがひとつ。

そして……『男』である彼らにこの紋章の話をするのはやめたほうがいいという、漠然とした直感のようなものがあったからだ。


女勇者(でも結局、何も得られずかぁ……)


この淫紋を見せて教会の神父様から言われたのは、『よく分からない』というものだった。

曰く、何らかの魔術であることには違いないだろうが、このような紋章は文献でも見かけたことがないのだという。

一応、あらかたの解呪魔法を試してもらったが、紋章は掠れもなかった。

そもそも、女神の加護以上の強力な魔除けはないという。であれば、どのみち通常の人間が扱える程度の魔法では解呪など不可能だろう。

100 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 18:07:03 eMr 60/176

女神の加護を受けた女勇者に、なぜこのような紋章が刻まれてしまったのか。

神父様が言うには、人知を超えた極めて強力な呪いか、あるいは呪いではなく加護魔法ではないのかということだった。

『過ぎた快楽は毒のように心身を蝕むが、毒と違って解毒はできない。』

いつかの、魔法戦士の言葉が脳裏に浮かんだ。

この紋章を刻んだのが淫魔王であれば、その効果など簡単に予想がつく。

そして、一昨日から女勇者に現れた異変。依存とも呼べるほどに、快楽を貪欲に求めてしまう身体と心。

どんな困難も吹き飛ばす勇ましさを持った彼女の表情が曇る。

視線を下げていた彼女は、街の男たちから向けられる視線が、それまでのものとは変質してしまっていることに気付かなかった。

101 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 18:10:23 eMr 61/176

闇呪術師「嬢ちゃん、呪われてるな?」

女勇者「ッ……!?」


すれ違いざま、フードを被った男にそう声をかけられた。

女勇者が慌てて振り向くと、そこには、ニヤニヤと笑う痩せこけた男の顔があった。

頬はこけ、双眸は窪んでいた。ニッと吊り上げられた口元から、黄ばんだスカスカの歯がのぞいた。

壮健でエネルギッシュな彼女の仲間たちとは、対極にいるように思えた。


女勇者「なん、で……」

闇呪術師「見りゃ分かるさ。かなり厄介な呪いをかけられてやがるなァ。可愛い顔して、どれだけ恨まれるようなことをしたんだ?」


愉快そうに語りかけてくるその男は、明らかに怪しかった。普段の女勇者であれば、この手合いとは絶対に関わらない。

彼女が人助けをするときに、倒すべき元凶となる側の人間に近い雰囲気を纏っていた。

しかし、その男の纏う闇の臭いが、彼女の身に降りかかった未知の災いに通じているのではと思わされてしまった。


女勇者「本当に、私にかかった呪いが分かるの?」

闇呪術師「ああ、分かるとも。あまり大きな声じゃ言えないが、そういうヤバいのもいろいろと齧ってるんだ、俺は」


男はしゃがれた声でそう言った。

102 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 18:11:40 eMr 62/176

女勇者は、警戒の色を隠さずに男を見やった。

教会の神父様ですら分からなかったこの紋様の詳細を、こんな怪しげな男に本当に分かるのか?

しかし、淫魔の王が施したという呪いなら、闇の魔術に精通した術士の方が何か分かるかもしれない。

女勇者が逡巡していると、男はそのまま向き直り、歩き始めてしまった。


女勇者「ま、待って……!」


思わず、男を呼び止めてしまう。

男は、骨ばった細い人差し指をクイクイと曲げ、女勇者を誘った。


闇呪術師「俺の店、裏通りにあるんだよ」

女勇者「は、え?」

闇呪術師「本来、初診料は高くつくんだが……まァ、嬢ちゃんならまけてやってもいい」

女勇者「……」


そういって、今度こそ歩いていってしまう。

明らかに怪しい。ついていくべきではないと、旅人としての勘が警鐘を鳴らしていた。

しかし。心の奥底から、得体の知れない感情が湧きあがってくる。

どうせなら、一縷の希望にかけてみないか? みんなにも迷惑をかけたくないだろう。

そう、甘い言葉で女勇者を誘惑してくる。

そうこうしているうちに男の姿が横道に消えていったのを視認して。

女勇者は弾かれたように後を追った。



女勇者はどうなる?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用

103 : 【84】 - 2018/09/16 18:13:52 rgd 63/176

淫魔王と繋がっていた呪術士から段々と淫魔になっていく効果を追加されてしまった

107 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 19:31:22 eMr 64/176

その男が治療室と呼んだ部屋は、苦々しい薬と煙草のにおいに包まれていた。

女勇者は、思わず鼻を摘む。

辺りには、干された薬草に混じって動物や魔物の爪や皮、骨が瓶詰めにされていたり、机の上に放り出されたりしていた。

女勇者は、簡易的な硬いベッドに横たわった。

痩せた男は杖のようなものを持って、女勇者の近くに腰を下ろした。

そしてそのまま、確認も取らずに女勇者のズボンをショーツごとずらした。

ぴっちりと閉じた割れ目と控えめに繁る陰毛があらわになる。


女勇者「ちょっ!? 何してるの……!?///」

闇呪術師「治療だよ治療。服なんて着てたら邪魔クセェだろ」

女勇者「だ、だからって……!」

闇呪術師「いいからじっとしてろ」

女勇者「っ~~!」


呪術師は、真剣な表情で淫紋を見つめているようだった。

見知らぬ男に秘所を曝け出していることに羞恥を覚えるも、治療のためと自身を言い聞かせる。

女勇者は大人しくベッドに横たわり、眉をひそめたまま目を閉じた。

108 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 19:33:24 eMr 65/176

都合よく少女が目を閉じてくれたので、男は嘗め回すように少女の下半身を凝視した。


闇呪術師(こいつ、ケツの青いガキかと思ってたが……もう立派なメスじゃねえか)


くびれから広がっていく腰と、細くも肉付きのよい引き締まった太もも。微かに男を誘う匂いがする女陰。

それらはもう、完全に女のソレだった。

このまま組み敷き、肉棒を押し挿れたいという衝動に駆られるが、依頼の通りに紋章に『細工』を施していく。

実のところ、その男が多くの呪術に精通しているというのは正しかったが、それでもこの淫魔王の淫紋を消すことなど到底できなかった。

だが、少々効果を書き換えるぐらいならできる。

もっとも、その書き換え方も依頼主より指示されたものではあるのだが。

男の持つ杖から、昏い光が放たれる。そして、それに呼応するように、淫紋が深紅の光を放った。


女勇者「んっ……ふぁ……!」


瞳を閉じたまま、女勇者が苦しげに顔を歪めた。

その反応を無視して、呪術師は紋章に魔力を注ぎ続ける。

少女の臍下に浮かぶ深紅の光の糸が、徐々に形を歪めていった。

109 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 19:38:44 eMr 66/176

女勇者「ん、ああぁっ……!」ビクン!


少女の腰が浮き上がる。拳に力が込められた。

赤らんだ肌に汗が滲む。身体を捩じらせてソレから逃れようとするも、下腹部は男の杖の向く先から動かせなかった。

紋章と、それに連動する『身体』を書き換えられていく未知の感覚に、少女はよがった。

火傷しそうなほど熱を帯びた膣内から、愛液がとめどなくあふれ出してくる。

改造を続けながら、呪術師は勃起していた。少女を犯したくなる衝動がどんどん高まっていくも、綿密に作業を進めていく。

そして、淫紋への細工が完了したと同時に、少女は一際高く腰を跳ね上げた。


女勇者「んくうううううぅぅぅぅうううう!!?」


少女の秘所から、愛液がシャワーのように噴き出し、簡易なベッドを濡らした。


女勇者「はぁ……はぁ……」


虚ろな表情で、女勇者は天井を見上げていた。

少女の胸が、大きく上下運動を繰り返す。

解剖された蛙のようにだらしなく脚を開いたまま、少女はしばらくの間、絶頂の余韻に浸っていた。

取り返しのつかない変化が始まってしまっていることにも気付かずに。

110 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 19:40:00 eMr 67/176

闇呪術師「ワリィ、無理だった」

女勇者「はぁ!?」


女勇者が、食って掛かるように呪術師に迫った。

呪術師は顔を背け、木の枝のような指で頬をかきながら言った。


闇呪術師「そもそも、治せるだなんて一言も言ってねぇだろ。医者がどんな病も完璧に治せるなら誰も苦労しねぇよ」

女勇者「そ、そんな……!」

闇呪術師「その変わり、今回は金はとらねぇでやる。イイモン見れたしな」

女勇者「く、くぅぅ……!」


やっぱりついてくるんじゃなかった、と思うものの、男の言い分も分かるため何も言い返せない素直な女勇者だった。

それに、彼女に刻まれていた紋章が、心なしか小さくなっているのも確かだった。

この人なりに頑張ってくれたのだろう、見た目で判断してしまって悪かったな、などと暢気なことを考える始末だった。

111 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 19:41:41 eMr 68/176

闇呪術師「じゃあな。またなんかあったら来てくれや。嬢ちゃんみたいなかわいこちゃんならいつでも大歓迎だ」

女勇者「ふ、ふざけないで! ……ありがとうございました」


小さく礼を言って、少女は治療室から出て行った。


闇呪術師「あんないたいけな少女をねぇ……おーお、おいたわしや」


呪術師はそういいながら、特に気に留めた風でもなしに煙草を吸い始めた。

カサついた血色の悪い唇の隙間から、毒々しい煙が吐き出された。


闇呪術師(やっぱヤっときゃよかったか……? つっても、これでいい女と便利な呪術をあてがってもらえるしなァ)

闇呪術師(それに……これから『淫魔』になろうっていう女にのめり込んじまうのもマズいだろ)



それから、宿に戻って
女勇者たちはどうする?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用
1.次の目的地である魔物の棲み処に辿り着いた
2.街中でイベント発生(何が起こったか、またはどうなったか)
3.街の外でイベント発生(何が起こったか、またはどうなったか)

112 : 【74】 - 2018/09/16 19:44:44 67A 69/176

3.魔物の住処に向かう道中、無意識の内に誘う動きをし始めている女勇者

115 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 21:24:24 eMr 70/176

宿に戻ってきた女勇者を迎え入れた一行は、昨日と同じぐらいの時間に街を発った。

険しい山道を進みながら、遭遇した魔物たちを斬り伏せ、叩きのめしていった。

魔王城に比較的近いこの地域の魔物は相応の危険度を誇っているが、彼女たちは堅実に勝利を収めていった。

過酷な旅を経て、彼女たちは勇者のパーティと呼ぶにふさわしい力を身につけていた。


女勇者(結局、お腹の紋章はどうにもできなかったけど……けど、いつまでもそればっか考えてたらダメだよね!)


最初は知らぬ間に身体に刻まれていた紋様にギョッとしたが、いくらか時間が経ったことで女勇者は持ち前のポジティブさを取り戻しつつあった。

それは、曲がりなりにも治療を受けた(と彼女は思い込んでいる)こともあるし、時間が経ってもとくに身体に異変が見られなかったことも大きかった。


女勇者(それに、こういう呪いは術者を倒せば解けるタイプが多いって神父様も言ってたし、だったらやることはひとつだよね!)

女勇者(淫魔王……次こそ、絶対に倒してやるっ!)

116 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 21:25:44 eMr 71/176

女勇者「ふっ!!」

魔熊「グオオオォォォ!!」


拳闘士や魔法戦士よりも遥かに体躯の大きな熊が、女勇者に向けて怒りの咆哮を上げた。

魔熊の岩のような筋肉に女勇者はかすり傷しか負わせることができなかったが、聖剣による傷跡はそれでも十分に魔物の体を蝕む。

対して、魔熊の豪腕は掠るだけで少女を無惨な肉片と化すことができるが、女勇者は持ち前のスピードと幾重もの死闘で培った勘により、攻撃を紙一重で回避していく。

魔熊は苛立ちからか、大振りな攻撃を放った。それを、女勇者は見逃さない。


女勇者「【炎斬魔法】ッ!!」

魔熊「ガッ!?」


燃え盛る聖炎を纏った剣が、魔熊の首を刎ねた。

魔熊の巨躯が崩れ落ち、塵となって風に流されていく。

強敵を屠った直後、極限まで張り詰められていた緊張がわずかに緩んだ。


拳闘士「危ねェ!!」

女勇者「きゃっ!?」


同じく前線で戦っていた拳闘士に腕を強く引かれた。

女勇者を庇うように抱きしめた拳闘士の腕に、草陰から飛び出してきた狼が噛み付いた。

117 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 21:28:28 eMr 72/176

魔狼「ガルルルッ……!」

拳闘士「ぐっ……!」

女勇者「拳闘士ッ!?」


鋭い牙が、拳闘士の武器とも言える腕に深く食い込んだ。

そのまま噛み千切ろうとする狼の脳天めがけ、拳闘士は手刀を放った。

骨が砕け、脳が潰れる音がしたあと、魔狼の体は塵と化した。

腕が千切れてしまわないように、拳闘士は噛まれたほうの腕を支えた。


女勇者「拳闘士、う、腕が……!? 大丈夫!?」

拳闘士「へへ……これぐらい、唾付けときゃ治るさ……」


青ざめた顔に脂汗を滲ませながら、女勇者を安心させるために強がった笑顔を見せる。

女勇者の胸が高鳴った。

身体を張って自身を守ってくれた拳闘士の男気に、ではない。

抱きしめられ、すぐ側にある分厚い胸板。筋肉が盛り上がる上腕。荒々しい、男らしさを感じさせる顔立ち。

乱れた息遣い。極限の命のやり取りの中で滲んだ汗。錐で貫かれたような穴から溢れてくる、健康的な鮮血。男の体液。

目の前の男から感じられる『雄』の要素、女勇者の身体がかっと熱くなった。

118 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 21:32:28 eMr 73/176

うっとりとした表情を浮かべながら、女勇者は拳闘士の胸板にそっと寄り添った。

拳闘士の心拍数が上がる。心臓から送られる血液の量が増えて、傷口から出血多量となってしまうのではと不安になる。

普段の女勇者とは明らかに違う、しなやかな曲線を描く動きに、拳闘士は重傷の痛みも忘れてドギマギしてしまう。

女勇者はそのまま、自身を守ってくれた愛おしい腕に顔を近づけた。

そして、溢れ出る鮮血をぺろりと舐め取った。

鉄の匂いとともに、甘露のような濃厚な甘さが口の中に広がった。


女勇者「んっ……!?」ビクン!

拳闘士「な、何やってんだオマエ!? 本当に唾つけるやつがあるか!?」

女勇者「あ、ご、ごめんなさい……!」

魔法戦士「は、早く回復を!」


治癒の光が拳闘士の腕を包み込む。

拳闘士の腕の中で、女勇者は自身がした行動に困惑してしまう。


女勇者(わ、私、なんであんなことを……!?)

女勇者(……でも、拳闘士の血、すっごく美味しかったな……)


だけど、違う。彼女が本当に求めているものは、それじゃない。

彼女自身、自分が何を欲しているのかは分からなかった。

生まれて初めての渇きを自覚した少女は、自身でも気付かぬうちに妖艶な笑みを浮かべた。

119 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/16 21:34:53 eMr 74/176

女勇者「たぁ!!」

魔猿「ギャギャ!?」


魔物を斬り伏せ、汗を拭いながら息を整える。

そして、女勇者は後衛で支援をしてくれていた、もう一人の仲間のほうを見やる。


魔法戦士「っ……!」


男と、目が合った。ありがとう、と女勇者は目線で伝えた。

だが、その意思は魔法戦士には正しく通じなかった。

……いや、彼は女勇者自身も気付いていない裏の真意のほうを汲み取っていた。

少女は熱い視線を魔法戦士に注ぎながら、身体を捩らせ、小さくお尻を振った。

先ほどまでの戦士としての動きとは明らかに違う。それはどう見ても、男を誘う女の仕草だった。

魔法戦士は息を飲んだ。彼は知っていた。実用性を重視したその飾り気のない装備の下には、男を惑わせる蠱惑的な女体が秘められていることを。

魔法戦士は、それを明確な意思のもとに行われた行為だと感じたが、実際には、それは無意識で行われていたものだった。

彼女に刻まれた紋章の力は、彼女すら自覚できない奥深いところにまで侵蝕していた。



女勇者たちはどうする?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用

121 : 【88】 - 2018/09/16 21:37:27 J4C 75/176

戦闘後、川で体を洗っている最中も無意識に雄を誘惑する様なの動きをしてしまい、それを求愛の動きと勘違いしたリザードマンが現れてディープキスしてから優しく押し倒されて種付けプレス

124 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:02:06 GZP 76/176

女勇者「んっ……」


昨日と同じ川の浅瀬で、女勇者は返り血と汗を洗い流していた。

澄んだ冷水で身体を流すとさっぱりとする。だが、火照った身体の芯から熱が引かなかった。


女勇者(昨日はここで、スライムに犯されちゃったんだよね……)


魔物が飛び出してきた岸のほうを見やる。

誰の姿も見当たらない。だが、昨日のようなことを繰り返さないようにと、拳闘士と魔法戦士がより近いところで周囲を見張ってくれているはずだ。

今日は、そのようなことは起きるはずもない。それでいい。そうに決まっている。

女勇者は、心臓の鼓動を確かめるように、指を胸に這わせた。

少女から大人の女性になる過渡期にある胸の曲線を確かめる。

そのまま、触れるか触れないかの指を臍のあたりにまで下げていく。

さらにその下、禍々しい紋章が刻まれた下腹部を、女勇者は優しく撫でた。


女勇者「ん……あっ……」


艶かしい吐息を漏らしながら、全身を優しく撫でていく。

腰を軽く震わせながら、太ももからお尻までのラインをなぞる。

何も遮るものがない自然の中で、無防備な裸体をさらしている。

昨日のように襲われてしまうかもしれないし、もしかしたら、仲間である男たちがこの姿を眺めているかもしれない。

そう思うと、彼女の中のもどかしいような熱は、さらに高まっていくのだった。

125 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:03:06 GZP 77/176

と、その時。

水面から、突如として人影が現れた。


リザードマン「グルルル……」

女勇者「ひっ……!?」


叫びそうになるのを、女勇者はなぜかすんでのところで堪えた。

水面から現れたのは、リザードマンと呼ばれる魔物だった。

人型をしているが、首から上は竜やトカゲの頭部を思わせる形状をしていた。

体表を覆う鱗が水にぬれ、太陽の光を乱反射させていた。

リザードマンがゆっくりと近づいてくる。

女勇者は、武器はおろか身を守るものを何一つ身につけていなかった。

爬虫類特有の、縦に裂かれたような瞳孔が少女をじっと見据える。

その瞳に宿る、殺意とは異なる激しい情動から、女勇者は目が離せなくなった。

126 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:05:05 GZP 78/176

獰猛な竜の顔が目前にまで迫る。鼻先から放たれる生暖かい息が頬に触れる。

リザードマンが口を開いた。鋭い牙がのぞく。

食べられるのかと思った瞬間にすら、少女は身体を動かせなかった。

そして。

蛇のような長い舌が、半開きになっていた少女の咥内に侵入してきた。


女勇者「ッ!? んぢゅ、れる、んろっ……!」


女勇者の小さな舌に、平べったいリザードマンの舌が絡みつく。

そのまま、二つに裂かれた舌先で咥内の上側をチロチロと舐められる。

その刺激がくすぐったくて、女勇者はくぐもった嬌声を漏らした。


女勇者「ん、んふぁ……ちゅろ、れろ、んぐっ……!」

女勇者(な、なんで……!? 私、リザードマンと、ベロでキスしちゃってる……!?)

女勇者(や、やだっ……! こんな、トカゲみたいなやつに、無理やり……! うう、気持ち悪い……!)

女勇者(気持ち悪い、はずなのに……なんで私、こんなやつとのキスで、ドキドキしちゃってるのぉ……!?///)

127 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:07:10 GZP 79/176

リザードマンは、まるで人間の男が愛する女にそうするように、女勇者の肩にやさしく手を添えた。

それと同時に、太い尻尾を女勇者の腰に絡ませる。

尻尾によって重心を支えられたことに、少女は安心感を覚えた。

女勇者のピンク色の舌を、蛇の舌が巻きついて優しくしごく。

喉奥近くを舐められて、そこは感じる場所だということを教えられる。

いつの間にか、女勇者の方からもリザードマンに抱きついていた。

頭ひとつ大きなリザードマンのキスを受け入れるために、女勇者は顎を高く上げた。

リザードマンの唾液が、長い舌をつたって流れ込んでくる。女勇者の舌は、それを甘いと感じ取ってしまう。

ほんの少し前まで人間の男すら知らなかった無垢な少女は、いまやトカゲ男との口交に雌の快楽を見出していた。

128 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:08:34 GZP 80/176

リザードマン「シュルル……」ググッ

女勇者「ふぁ、え、いやっ……!?」


下腹部に棘々しいソレが押し付けられて、女勇者は現実に戻された。

ソレは、リザードマンの陰茎だった。しかし、人間のそれとは大きく形状が異なる。

細長い、少女の膣口から臍にまで届きそうなソレは、表面が小さな棘に覆われていた。

そして、その凶器のような肉棒が、リザードマンの股座に二本もそそり立っている。

どちらも、目の前の雌を孕ませたいとピクピクと脈打っていた。

明らかに人間に挿入することを想定されていない陰茎に、惚けていた女勇者の顔が青ざめる。


女勇者(こ、こんなの、無理……! こんなの挿れられたら、膣内、めちゃくちゃにされちゃう……!)

女勇者「ん、んやぁ……!」


ここにきてようやく、少女が抵抗を見せ始める。いやいやと、身体をよじらせ顔を背けようとする。

しかし、雌のその控えめな抵抗は、雄をより昂揚させるだけだった。

腰に絡めていた立派な尻尾で、少女の身体を浮かせる。

そして、二本の棘棒の先端で、少女の秘所と不浄の穴をツンとつついた。

129 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:09:59 GZP 81/176

その瞬間。

ズクン! と、少女の子宮が疼いた。

鼓動が早まる。血液が、勢いよく全身を駆け巡る。

刻まれた淫紋が灯り、膣内が蠕動を始める。少女の身体を、発情した獣のそれへと変える。


女勇者(な、なんで……欲しいっ……! 私、このチンポが欲しくなってる……!)

女勇者(だ、ダメなのに……! こ、こんな、凶悪なの、マンコ、壊されちゃうかもしれないのに……!)

女勇者(欲しいっ! 奥まで貫いて、リザードマンの精液、いっぱい出してほしいよぉ……!) 


咥内に伸びる長い蛇舌を、柔らかな唇で甘噛みする。鱗の生えた口元に、甘えるような口づけを落とす。

女勇者の秘所から溢れた愛液が、リザードマンの陰茎を根元まで濡らした。

130 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:10:44 GZP 82/176

ディープキスを続けながら、リザードマンは少女を抱えて場所を移した。

少女の仲間たちからは視認できないほど遠くまで移動したところで、少女の身体を柔かい土の上に降ろす。

綺麗になった身体が再び汚れてしまうことなど気にもとめず、女勇者は股を開いた。

淫紋の怪しげな光が、種族の異なる雄雌を惑わせる。

少女が、犬のような荒い息を吐く。張りのある胸が、期待でふるふると震える。

そして、ついに女勇者は竜の陰茎を受け入れた。


女勇者「んっほおおおおぉぉぉおおおおお!!?」


一切遠慮のない汚い喘ぎ声を上げながら、女勇者はあっけなく絶頂した。

人間にとっては規格外の陰茎が、たやすく子宮口とキスをする。

かつてないほどに蕩けた膣肉を、無数の棘が優しく引っ掻いた。

それまで誰の侵入も許してこなかった後ろの穴ですら、すでに痛みを快楽に変換しつつあった。

そのまま、ずるずると棘棒を引き抜かれる。媚肉が棘にひっかかり、引きずり出されそうになる。

そして、再び一気に最奥まで突き立てられた。

二回目の挿入で、少女は二回目の絶頂を迎えた。

131 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:11:31 GZP 83/176

二本の剛直を同時に受け入れたことによる圧迫感で、女勇者は呼吸を止められた。

少女の口が、空気を求めるようにパクパクと開閉を繰り返す。


女勇者(お、おかしい、こんなのおかしいぃ……! キモチよすぎるぅ! マンコも後ろの穴も、すっごくキモチいいのぉ……!!)

女勇者(こんなので突かれ続けたら、私、おかしくなる……人間チンポじゃ満足できない、物好きマンコになっちゃう……!)


淫悦に顔を歪ませながらも、女勇者は腰を捩じらせ、強すぎる快楽から逃れようとする。

しかし、身体を少しでも動かせば、剛直の棘が敏感な箇所に刺さり、たやすく身動きを封じされてしまう。

結局少女は、雄のなすがままにされるしか選択肢がなかった。

リザードマンによる、本格的な抽挿が開始される。肉が叩かれる、小気味良い音が響く。

前後の穴を、まったく同じタイミングで突き上げられる。

どちらか一本でも少女をよがらせるのに十分すぎるというのに、一度に二重に快楽がもたらされる。

132 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:13:04 GZP 84/176

女勇者「お、おおぉぉおおっ!? ゆ、ゆるしてぇぇええぇ!!」


勇者であるはずの少女は、魔物相手に無様に許しを乞う。

しかし、そうしながらもリザードマンの腰に絡めている足を解くそぶりは見せない。

強烈な快感に、頭が真っ白に弾ける。快楽を処理しきれず気を失いそうになるが、棘棒を叩きつけられる衝撃によりそれも許されない。

ひたすら、強すぎる快楽を甘んじて受け入れる。

淫紋が光り、膣と直腸がチンポをキュンキュンと締め付けた。その刺激に、リザードマンがブルリと身体を振るわせる。

リザードマンが、より前傾姿勢になる。

少女の形の良い胸が、リザードマンの胸板に押し潰される。滑らかな鱗に、少女の柔肌が吸い付いた。

屈強な雄に組み敷かれた少女は、もはやどこにも逃げることなどできない。

腰を打ち付ける速度が上がっていく。その余裕のない動きに、少女の本能が射精が近いことを感じ取る。


女勇者(ああ、孕ませたいんだ……! 私に、自分の赤ちゃん産ませたいんだ……!)

女勇者(出されちゃう……! このままじゃ、本当に、魔物に中出しされちゃう……!)

女勇者(堕とされる……! 蛇チンポに、マンコもアナルも、両方っ……!)

133 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:13:58 GZP 85/176

ついに、雄が限界を迎えた。

一際強く棘棒を押し付けられた直後、最奥に熱い精をブチまけられる。

その瞬間、女勇者の頭がハジけた。雄の精液が起爆剤となったかのように、全身が砕けるほどの快楽が破裂した。


女勇者「んっぐううううぅぅぅううううううううう!!?」ビクビクビクッ!!

女勇者(イグイグイグイグイグウウウウッッ!!? 助けてぇぇ、死んじゃううぅぅぅ!!)


唯一自由に動かせていた少女の脚が、つま先までピンと伸ばされる。

リザードマンに押さえつけられた少女の身体が、ビクビクと跳ねる。

膣内が歓喜するように、ちゅうちゅうと白濁を啜る。

中出しされる前の、ほんの数秒前の自分とは、何かが決定的に変わってしまったような気がした。

だがそれは、意識や価値観の変化だけに留まるものではないということに、少女は気づけなかった。

134 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 10:16:53 05q 86/176

女勇者「んひっ……あへぇ……もっとぉ……?」


少女はリザードマンにしなを作って抱きつき、媚びた女の声を出した。

少女の虚ろな瞳に、深紅のハートが浮かび上がる。

爬虫類の瞳に、少女の淫靡な笑みが映りこむ。

その表情はまるで、男を惑わせる娼婦……いや、サキュバスのようであった。

先ほど達したばかりの陰茎が、再び硬さを取り戻す。その逞しさに、少女の膣は歓喜した。



女勇者が仲間たちの元に戻ったのは、水浴みを始めてから一時間以上が経過してからだった。



それから、女勇者たちはどうする?(どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用
1.次の目的地である魔物の棲み処に辿り着いた
2.夜になり、野宿をすることになった
3.その他発生イベント(内容または結果など)

135 : 【39】 - 2018/09/17 10:18:17 U7E 87/176

身体が淫魔に近づき、またリザードマンに射精された影響か身体の一部に鱗が生えた

142 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 11:19:18 GZP 88/176

拳闘士「何やってたんだよお前! 魔物に攫われたのかと思ったんだぞ!」

女勇者「あはは、ごめんなさい……川に落とした装備が流されちゃって、それを追いかけててさ」


そういって誤魔化すように笑う女勇者の額に、拳闘士はデコピンをかました。

あぅ、と呻く女勇者に、次からは一声かけろ、と拳闘士は告げた。

とても優しい反応だ。甘いと言ってもいい。命がけの旅をしているというのに、そのような身勝手な行動をとっていれば他のメンバーにも迷惑をかける。

我ながら酷い言い訳だと女勇者は思ったが、しかし本当のことを話すわけにもいかなかった。

遭遇した竜頭の魔物と、我を忘れるほどの種付け交尾を行っていたなどと。


魔法戦士「はっはは! 勇者殿はおっちょこちょいですな!」

拳闘士「笑い事じゃねえぞ!」

女勇者「本当にごめんね……」

魔法戦士「……」


魔法戦士は豪快な笑みを浮かべながらも、さりげなく女勇者に疑惑の目を向ける。

その窘めるような視線に、女勇者は気まずそうに目を伏せる。

魔法戦士は、女勇者が嘘をついていると思っている。そして真実は、彼の予想とおおよそ近しかった。

143 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 11:22:46 GZP 89/176

罪の意識と、自身でも抑えられない本能への恐怖で、少女の胸がきゅっと締め付けられる。


女勇者(私、なんであんなことを……あんな魔物と、しちゃうなんて……どうかしてたとしか思えない)

女勇者(やっぱり、この紋章のせいなの……?)


女勇者は、自らの下腹部に目をやった。

衣服に隠れて見えないが、その下には悪趣味なタトゥーのような紋章が刻まれている。

そして、その奥……膣内には、まだリザードマンの精液が溜まっている感触があった。

気持ち悪い。今すぐ性器を剥ぎ取って、その内側をひっくり返して水で洗い流してしまいたかった。

だが、あの時の少女は、自ら進んで子種を搾り取り、その熱い感覚に恍惚としていた。

少女は、自分が怖かった。まるで自分ではない誰かに、少しずつ置き換わっていってしまっているかのようだ。

女勇者は、服の上から左のわき腹をさすった。

ちょうどくびれがある辺りの感触が、他の部位とは明らかに異なった。硬い、爪を思わせる感触。

いつの間にかそこには、リザードマンと同じような鱗が生えていたのだ。

最初に気付いたときは、喉がひりついた。

慌てて無理に剥がそうとしたが、痛みと共に、鱗の隙間から血が出てきたのを見て、その手を止めた。


女勇者(私、このままじゃ……淫魔王を、早く倒さないと……!)


聖剣の柄を、強く握り締める。

勇者の瞳に、正義とは別の私情による殺意が宿った。

144 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 11:23:43 GZP 90/176

そのまま、出くわした魔物を倒しながら、山道を進む女勇者たち。

そして。

拳闘士「着いたぜ……ここが、魔物の棲み処だ」



女勇者たちが辿り着いた場所、および四天王に匹敵する魔物の詳細 ↓1~3 !random最大レス採用

145 : 【72】 - 2018/09/17 11:26:42 UZ3 91/176

場所にそぐわない豪華だけど不気味な屋敷

魔物 ふたなり女吸血鬼

148 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 12:39:22 GZP 92/176

そこにあったのは、古ぼけた廃屋だった。

元は立派な屋敷だったのだろうが、朽ちかけた壁には蔦が生い茂っている。

人はおろか、魔物の気配も感じられない。

しかし。


魔法戦士「勇者殿」

女勇者「うん……てやっ!!」


女勇者は、加護を纏った聖剣で何もない空間を切り裂いた。

硝子のように、景色が砕ける。

その割れ目から、その場所にそぐわない豪華な屋敷がのぞいていた。


魔法戦士「結界ですな」

女勇者「今のでもう術者にはバレちゃったね。急ごう!」


修復し始めていた割れ目の中に、女勇者たちは突入していった。

149 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 12:40:45 GZP 93/176

結界の中は、まるで夜のように暗かった。天に昇る太陽が、結界を通してだと赤い月のように見える。

近づいてみると、見上げるほどに立派な屋敷だった。

窓も壁も綺麗で、手入れが行き届いている。しかし、魔樹が生い茂る山中にあって、その豪華すぎる洋館は異様な雰囲気を漂わせていた。

三人は、屋敷の扉の前まで来ていた。木製の扉には、龍の頭を模した禍々しいドアノッカーがついている。

女勇者が、聖剣を使って扉をこじ開けようとしたそのとき。

扉が、まるで客人を迎え入れるかのようにひとりでに開いた。


拳闘士「チッ、誘ってやがるな」

魔法戦士「どうします? 別の場所から乗り込みますかな?」

女勇者「……いや、どうせもうバレてるんだし、それなら気持ちいい方を選ぶよ」


扉の奥には、どこまでも続いているかのような闇が広がっていた。

聖剣から、闇を払わんというように燃え盛る炎が噴き出した。


女勇者「二人とも気合入れてね! 乗り込むよっ!!」

拳闘士 魔法戦士「おうッ!!」「うむッ!!」


三人は、暗闇の中に一斉に飛び込んだ。

どんな卑劣な罠が待ち受けていようとも、どんな強大な悪が待ち受けていようとも、構わず前に突き進む。

その決断は、そんな三人の愚直とも言える正義を表していた。

150 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 12:48:42 GZP 94/176

女吸血鬼「ふふ、思ったより早く辿り着かれちゃったわねぇ」

女勇者「ッ!?」


女勇者たちが足を踏み入れた瞬間、屋敷の中のキャンドルに一斉に火が灯った。

赤い上質な絨毯が、寥廓な屋敷の真ん中を縦断していた。

そして、視界の先。二階へ続く階段の上に、一人の妖艶な美女が佇んでいた。

赤を基調とした優雅なドレスは、胸元と背中が大胆に開いていた。

その背中から、淫魔王のものと似た、蝙蝠のような翼が生えている。

柘榴石を思わせる、吸い込まれそうなほど綺麗な瞳。鮮血に彩られたような赤い唇。

一目見たとき、女勇者は彼女をサキュバスかと思った。

しかし、対峙しただけで押し潰されそうになる純然な強者のオーラと、香水のように振り撒かれた、どす黒い血と死の匂いに考えを改める。


女勇者(吸血鬼ッ……!!)

女吸血鬼「ふふ、いいわぁ……若い女の、甘くて芳醇な血の匂い」


獲物を見定める獣のような視線に、女勇者の背筋がゾクリと震えた。


女吸血鬼「『あの男』の玩具で終わってしまうはもったいないわ。その可愛らしい姿のまま、私が逝かせてあげる」

女勇者「ふざけるなっ!! お前なんかに負けるもんか! 問いただしたいこともあるしね!」


聖剣を構えなおす勇敢な少女を見下ろしながら、吸血鬼は舌なめずりをした。

そうして、そのしなやかな指をパチンと鳴らした。


女吸血鬼は何をした?(女勇者たちはどうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用

152 : 【90】 - 2018/09/17 12:50:53 2v3 95/176

男達は何人ものサキュバスに魅了をかけられて、その事情を見た女勇者は身体が疼き、男性顔負けの女吸血鬼のペニスに奉仕する

154 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:37:20 GZP 96/176

吸血鬼が指を鳴らしたのと同時に。

虚空から、何人もの裸の女たちが現れた。


拳闘士「なッ……!?」

魔法戦士「こやつらは、サキュバス……!?」

女吸血鬼「私が人間から作った粗悪品だけどね。ふふっ、まあでも、あなたたち程度の相手ならそれで十分じゃないかしら」

女勇者(そんな、この人たち全員、元は人間なの……!?)


虚ろな目でクスクスと薄寒い笑みを浮かべながら、女たちは拳闘士と魔法戦士に迫った。

155 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:38:51 GZP 97/176

魔法戦士「むぅ、やりづらいですな……!」

拳闘士「クソ、悪く思うなよッ!!」


拳闘士の拳が、サキュバスの鳩尾に深々と突き刺さった。

実体を持った相手であれば、問題なく攻撃を当てられる。

女性を痛めつける趣味はないが、せめてもの情けと拳闘士は女たちを一撃で沈めていく。


魔法戦士「その開き直りのよさ、見習いたいものですなッ!!」


魔法戦士は、魔法の泥で女たちの身動きを封じ、締め上げた。

気を失った女たちの身体を、泥で運んで戦場から遠ざける。

サキュバスたちは、まるで命令のままに動く操り人形のようだった。動きも早くないし、直線的だ。

数は多いが、これならば敵ではない。拳闘士と魔法戦士は、そう考えていた。

156 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:43:42 GZP 98/176

しかし。

張り付いたような笑みを浮かべていた女の瞳が、怪しく光った。

拳闘士は、それを直視してしまう。


拳闘士「しまッ――!」

魔法戦士「拳闘士殿ッ!? 今、解呪を……!」

人造淫魔「くすっ……」

魔法戦士「ええい、邪魔をしないでいただきたい!!」


前に立ちふさがるサキュバスを、魔法戦士は泥で横に突き飛ばす。

拳闘士とは異なり、魔法戦士には状態異常に対するいくらかの耐性があった。

サキュバスたちの魅了の力は弱かった。こんなものでは、魔法戦士を揺るがすことなどできはしない。

しかし、その魅了の力が幾重にも重なって魔法戦士を襲った。

そして。

目の前で淫らに笑う女と、あの日、欲望のままに犯し尽くした少女の姿が重なった。

157 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:46:18 GZP 99/176

女勇者「拳闘士ッ!? 魔法戦士ッ!?」

女吸血鬼「あなたの相手は私でしょ? よそ見されたら妬けちゃうわ」

女勇者「こ、のッ……!」


光り輝く聖剣と、どす黒い赤に染まった鉤手が交差する。

高純度の魔力同士が衝突したことで、火花のような閃光が迸る。

吸血鬼の面前に、複雑な幾何学模様の魔法陣が複数浮かび上がる。

そこから放たれる赤黒い稲妻を、女勇者は高速で移動しながら聖剣で弾いた。


女勇者(コイツ、強い……!)

女吸血鬼「ふふ、いいわねぇ! 血が騒ぐっていうのは、こういうことを言うのかしら」

女勇者「邪魔するな!!」


常人には残像しか捉えられぬ速度で、異質な赤同士がぶつかりあう。

屋敷に抉るような切り傷が刻まれていくことなど気にも留めずに、屋敷の主人は高らかに笑った。


女吸血鬼「あなたみたいな強くて可愛い子を屈服させるのが、私はだぁいすきなの」

女勇者「私は、お前みたいな卑怯者には負けない!!」

女吸血鬼「ふふ、でも、あなたのお仲間はもう負けてしまったみたいよ?」

女勇者「!?」


吸血鬼の言葉に、女勇者は思わず眼前の敵から顔を逸らしてしまう。

頼れる仲間たちが、必死に戦っているはずの場所を見やる。

そこでは、戦闘などとうに行われておらず。

男と女の、淫らなまぐわいが繰り広げられていた。

158 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:47:29 GZP 100/176

拳闘士「く、クソ……離れろっ……!///」

人造サキュバス「くすくす……」


拳闘士は裸に剥かれ、女たちに跨られていた。

普段の彼であれば、女性に数人がかりで押さえつけられたぐらいでは身動きを封じされるようなことはない。

しかし、彼は女たちから与えられる未知の快感に、抗うことができないでいた。

女が、拳闘士の上で淫らに腰をくねらせる。それだけで、拳闘士はたやすく達した。

くすくすと、子供を前にしたような余裕の笑みで見下ろされ、拳闘士の顔が羞恥と屈辱で赤く染まる。

他の女たちが、拳闘士の鍛え上げられた身体に寄り添い、舌を這わせた。

柔らかな女体の感触で、力が抜けてしまう。

戦いで負った男の勲章である傷跡を舐められると、情けなさとくすぐったさが入り混じった。

拳闘士の眼前に、女の乳房が差し出された。重力でわずかに垂れたその柔かそうな胸の先端を、拳闘士はたまらず咥え込んだ。

ちゅうちゅうと、みっともなくサキュバスの乳首に吸い付く。

敏感になったチンポを膣肉で締め付けられて、彼は再び射精した。

159 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:49:26 GZP 101/176

魔法戦士「ぐ、ぐぬうううぅぅ……!」パンパン!

人造淫魔「あん、あんっ……」


魔法戦士は、その肉の鎧で覆われた分厚い腰を、か細い女の身体に容赦なく叩き付けていた。

後背位で、獣のような雄叫びを上げながら女を犯す。

女の、わずかに汗ばんだ白く滑らかな背中に、魔法戦士の情欲が高まっていく。

男の側で膝をついた女たちは、その彫像のような筋肉を舐め上げていた。

全身を使って自身に奉仕する雌に、魔法戦士は支配欲を刺激される。

犯されている側のことなど微塵も考えず、ただがむしゃらに腰を振り続ける

そして、魔法戦士はついに射精に至った。

自身の生気ごと吸い出されるかのような強烈な射精感に、魔法戦士は腰を振るわせた。

激しい獣性に飲まれてしまった男に対し、犯されているはずの女はくすくすと人形のような笑顔を浮かべるだけだった。

160 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:52:18 GZP 102/176

女勇者「そ、んな……」


快楽に敗北し戦うことを放棄してしまった仲間たちに、失望と絶望を覚える。

それと共に、乱れあう男女の姿に、この数日で刻み込まれた情欲の記憶が呼び起こされる。


女吸血鬼「ふふ、本当にみっともないわねぇ! 自分の使命も忘れて、まるで盛った猿みたい」

女勇者「ッ!? 離せ……!!」


いつの間にか、吸血鬼は女勇者の背後に忍び寄っていた。

女勇者が聖剣を振るうよりも早く、吸血鬼の指が女勇者の下腹部をそっと撫でた。


女勇者「きゃうんっ!?」


それだけで、女勇者は身動きを封じされてしまった。

力の抜けた掌から、聖剣が滑り落ちる。

161 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 15:55:39 GZP 103/176

女吸血鬼「その反応……だいぶ侵蝕されているみたいね」

女勇者「お、お前、この紋章を……!?」

女吸血鬼「あの男に刻まれた証なんて……できることなら消し去りたいけど」

女勇者「ん、はぁ……や、やめろっ……!」


吸血鬼は、女勇者の臍下を優しくなでながら、女勇者の装備をゆっくりと外していく。

抵抗しなければと思ってはいても、淫紋から与えられる快感に、簡単に魔力を乱されてしまう。

そしてあっけなく、最後の砦であるショーツが脱がされてしまった。

女勇者の秘所から滲んだ愛液が、ぐっしょりと濡れたショーツとの間に銀糸の橋をかける。


女吸血鬼「もう、こんなに濡れてるのね……私に犯されたかった?」

女吸血鬼「それとも、仲間のセッ○スにあてられてしまったのかしら」

女勇者「ひゃんっ!? そ、そんな、こと……!」


耳元で妖艶な女の声に囁かれ、つうっと舌を這わされる。

それだけで、ゾクゾクとした快感が身体を走りぬけ、女勇者は腰が抜けそうになってしまう。

吸血鬼はそのまま、敏感な場所には触れずに、ただへその下あたりを撫でるだけだった。

その慈しむような手つきに、少女は、雄に激しく犯されるのとは違う快感を覚えさせられる。

吸血鬼の赤い舌先が、女勇者の白い首筋をつたい、肩を舐める。

吸血鬼のもう一方の手のひらが、少女の鱗の生えたわき腹をさすり、腰のくびれを確かめる。

感度を、興奮を優しく高められていく。

そして、紋章の上からお腹をくいっと押されて、それだけで少女は絶頂を迎えた。

162 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 16:08:51 GZP 104/176

女勇者「んくううううぅぅ……! ……はぁ、はぁ……」

女吸血鬼「ふふ、可愛い……その蕩けきって泣き出しそうな表情、食べちゃいたいくらい。


吸血鬼の口から、鋭い牙がのぞく。

吸血鬼が支えるのをやめると、女勇者は糸が切れたようにその場にへたり込んでしまった。

吸血鬼が、ドレスの肩紐を外す。しゅるりと、赤いドレスが女の足元に落ちる。

豊満でありながら、重力に負けてない張りのある胸がさらされる。

そして、その股座には、女の身体にはあるはずがないものがそそり立っていた。


女勇者「え、な、なんっ……!」

女吸血鬼「ふふ、素敵でしょ? 私の自慢のおチンポ♪」


吸血鬼の股座には、女を屈服させるための男性器が生えていた。

並みの男のソレとは比べ物にならないほど凶悪だ。魔法戦士のソレよりも大きい。

余裕の笑みを浮かべる吸血鬼とは対照的に、肉棒はバキバキに血管を浮かせ、臍につくほどそり返り、女を犯したいとわなないていた。

その陰茎には、女勇者に刻まれたものと似た紋章が浮かび上がっていた。

女勇者の目が、その凶器から離せなくなる。

自然と息が荒くなり、涎が溢れてくる。子宮がキュンキュンと疼き、肉棒を迎え入れるために膣内がトロトロにほぐれる。

163 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 16:10:40 GZP 105/176

女吸血鬼「あの男にコレをつけられたときは、忌々しくて仕方がなかったけど……」

女吸血鬼「これのおかげであなたみたいな可愛い子を犯せるんだから、悪くはないわ」

女勇者「ハァ、ハァ……」

女吸血鬼「仲間たちみたいに、キモチよくなりたいでしょう? だったら、どうすればいいか分かるわよね?」


亀頭を眼前に突き出される。

むせ返るような雄臭が鼻を抜け、脳に突き刺さる。

それだけで、もうダメだった。女勇者の理性は、たやすく破壊されてしまった。


女勇者「んちゅ、れろ、ちゅぱ……ぢゅるっ……!」


飛びつくように、亀頭にむしゃぶりついた。

張りのある先端を、小さな舌で舐めまわす。

裏筋に、柔かい唇を押し付ける。肉棒の根元から先端までを、べろりと舐め上げる。

忌むべき魔物から生えた雄の象徴を、少女はキャンディのようにペロペロと舐め続けた。

164 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 16:11:34 GZP 106/176

女吸血鬼「奥まで咥えなさい」

女勇者「はぁ、あむっ……ああぁ~……ん、ぐぷ、ぢゅぷ……!」


吸血鬼に言われるがまま、女勇者は口を開き、チンポを咥え入れた。

顎が外れそうになりながらも、極太のチンポを頬張っていく。

喉奥にカリが触れ、えずきそうになりながらも快感を覚える。

ゆっくりと、吐き出さないようにしながら剛直を飲み込んでいく。そしてついに、肉棒が根元まで隠れてしまう。

唇と鼻先に、吸血鬼の縮れ毛があたってこそばゆい。

息苦しくなり、鼻で勢いよく空気を吸うと、濃厚な淫臭によってクラクラとした酩酊感に襲われた。

もはや、自身がここに来た目的も忘れ、少女はひたすら目の前の肉棒に奉仕した。

挿れてもらえれば、必ずや自身を幸せにしてくれる逞しいチンポに、愛してもらえるよう献身的に尽くす。

ぐぽ、ぐぽ、とくぐもった水音が響く。まだ幼さの残った可愛らしい顔をいやらしく歪めながら、チンポを啜り上げる。

鈴口からカウパーが溢れると、すかさず舌先で掬った。自身の奉仕で感じてもらえていることに嬉しくなる。

165 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 16:14:24 GZP 107/176

女吸血鬼「ふふ、良いわよ……これから、あなたのご主人様となるチンポよ。心から尽くしなさい」

女勇者「ん、ぢゅぷっ……れろ、はむぅ……!」


初めての口淫だとは思えないほどに、巧みに肉棒を刺激していく。

肉棒がビクンと震えた。その時が近いことを感じ取り、女勇者は頭の動きを激しくする。


女勇者「んぢゅ、ぢゅぷっ、じゅるっ……!」

女吸血鬼「っ……! ふふ、何も知らなそうな顔して、すっかりビッチになっていたようね!」

女吸血鬼「ほら、私の極上の精液を飲ませてあげる! 受け取りなさいっ!!」

女勇者「んぶううぅぅううっっ~~!?」ドビュルルルル!!


女勇者は、頭を吸血鬼の股座へ無理やり押し付けられた。

喉奥で、濃厚な精が一気にぶちまけられる。すさまじい奔流に、精液で溺れそうになる。

少女の瞳が、グルンと裏返る。視界がバチバチと弾け、思考を白濁で塗りつぶされる。

精液に支配される感覚に、少女の腰がビクビクと跳ね、秘所から愛液が噴き出した。


女吸血鬼「そのまま飲み干しなさい。こぼすことは許さないわ」

女勇者「ん、んぐ……んぶっ……!」


吸血鬼の手は、女勇者の後頭部を固定したまま離れない。

空気を確保するためにも、少女は喉にへばりつくような白濁を強引に飲み下していく。

食道を通って、内臓まで犯されてしまう感覚に、淫紋が歓喜に震えた。

166 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 16:15:56 GZP 108/176

ようやく、咥内の精液を全てを飲み終える。ぷはぁ、と少女は精液臭い吐息を漏らした。


女吸血鬼「まだよ。尿道に残った精液も吸い上げて。チンポも綺麗にしなさい」

女勇者「……ひゃ、ひゃい……」


曖昧な意識のまま、少女は素直に返事を返した。

少しだけ柔かくなった肉棒を、ちゅうちゅうと吸い上げる。

竿についた精液を丁寧に舐め取る。

女勇者の唾液に濡れてぬらりとてかったチンポは、再び逞しい硬さを取り戻していた。

少女の胃にたまった精液が、ぐつぐつと煮えたぎっているように熱い。

溺れるほどに濃厚な精液を堪能した彼女は、しかしそれでも飢えを感じていた。

淫紋が淡く光を放つ。暴れ狂うほどの情欲が、少女の小さな身体の中に迸っていた。



女勇者はどうなる? (どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用
1.そのまま女吸血鬼に犯される
2.淫魔に覚醒、形勢逆転する
3.淫魔王が現れる
4.その他

168 : 【97】 - 2018/09/17 16:17:02 MOL 109/176

絶頂すんどめ地獄を行われ、絶頂の対価として吸血鬼に逆らえなくなる呪いを3人全員にかける事を持ち出される。女勇者絶頂欲しさにそれを承諾してしまう、そして犯されまくる。

171 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:39:36 GZP 110/176

いつの間にか、女勇者の周りの景色が変わっていた。

薄寒い笑顔を浮かべた女たちも、肉欲に溺れ人造の淫魔になすがままにされていた仲間たちもいなくなっていた。

そこは、女吸血鬼の寝室だった。宮廷のお嬢様が使っているような、優雅な装飾が施された部屋だった。

女勇者は、上質なベッドの上に身体を放り投げられた。

鼓動が早い。濡れそぼった秘裂が、物欲しそうにヒクヒクと動いていた。

美しい女体に似つかわしくない凶悪な肉棒をそそり立たせたまま、吸血鬼は愉快そうに笑った。


女吸血鬼「さあ、私にどうされたい? 素直におねだりしてくれるなら聞いてあげてもいいわよ?」

女勇者「はぁ、はぁ……誰が、お前、なんかに……」

女吸血鬼「あら、この状況でまだ反抗できるのね」


さして気にした風でもなくそう言うと、吸血鬼はベッドに近づいていった。

女勇者の身体がビクついた。

上位魔族の前で無防備な姿で転がされているという恐怖と、ソレでめちゃくちゃに壊されてしまいたいという期待がせめぎあう。

吸血鬼がベッドに乗り、女勇者に身体を寄せる。

少女の程よい大きさの胸と、女の豊満な胸とが密着しあう。甘い雌の香りが、少女の鼻をくすぐった。

172 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:41:15 GZP 111/176

吸血鬼はそっと、女勇者に口付けをした。

女勇者は目を見開くも、その女を突き飛ばそうとはしなかった。

柔らかな唇同士が触れ合う。そのまま、吸血鬼はねっとりと舌を絡めあった。

互いの境界線を溶かすような、情熱的なキス。

決して激しさのないそれに、少女の瞳は恋する少女のように潤んだ。

唇が離され、唾液の糸がかかる。長く交わされたと思っていた口付けは、実際は数秒にも満たない短いものだった。

ぷっくりとした色気のある赤い唇を、吸血鬼は妖艶に舐めた。


女吸血鬼「もう一度だけ聞くわね……これで素直になってくれなかったら、血を吸い尽くしたあとバラバラにして山に捨てようかしら」

女勇者「はぁ、はぁ……」

女吸血鬼「私に、どうしてほしい?」


耳元で、優しく囁かれる。

女の細くしなやかな指は、ぷっくりと健気に存在を主張する淫核には触れず、その上の淫紋をなぞった。


女勇者「うう、ううぅぅぅ……!」


せめぎあう。少女の中で、勇者としての矜持と快楽を求める心が。

少女の心が壊れてしまいそうなほどの、強い葛藤が行われる。

173 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:41:57 GZP 112/176

そして。

『勇者』として、決して折れない正義の炎を宿していた瞳から、涙が零れだした。


女勇者「……れて……」

女吸血鬼「聞こえないわ……もっと、はっきりと」

女勇者「い、挿れてくださいっ!! その立派なオチンポ、私のオマ○コに突っ込んでください!!」

女勇者「めちゃくちゃに犯してください! 欲しいんです、イきたいんですっ! お願いします!!」

女吸血鬼「うーん、必死さは感じるけど……もっと無様に、みっともなくチンポを乞いなさい」

女勇者「あぅ、うぅ……! お、お願いします! 勇者なのにチンポに負けちゃう情けない雌犬に、吸血鬼様のぶっといオチンポ恵んでください!」

女勇者「エッチ大好き淫乱まんこっ! 勇者失格の雑魚マンコに、魔物様のチンポの味を教えてくださぁい!!」


女勇者はみっともなく脚を開き、陰唇を指でくぱぁと広げながら、思いつく限りの最低なおねだりをする。

完全に、折れてしまった。

戦場での誉れある死ではなく、少女はベッドの上で、みっともなく『勇者』としての死を迎えたのだった。

174 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:44:09 GZP 113/176

女吸血鬼「いいわ、お望みどおりこのチンポでイかせてあげる」

女勇者「うう、うううぅぅ……!」

女吸血鬼「ふふ、あなた本当に可愛いわねぇ……!」ゾクゾク!


年頃の少女のように泣きじゃくる女勇者の涙を、吸血鬼は指で拭った。

そのまま、剛直で容赦なく少女の中心を貫いた。


女勇者「ひぐぅ!?」

女吸血鬼「どう? 勇者としての矜持と正義を捨ててまで縋ったチンポの味は?」

女勇者「しゅ、しゅごいですぅぅ……! とっても、キモチいいのぉぉ……!」


少女の瞳から零れる涙が、一瞬で歓喜の涙に変わる。

膣内にギチギチに詰め込まれた肉棒の感触に、少女は恍惚とした表情を浮かべた。

深いストロークで、吸血鬼の肉棒が突き入れられる。

その度に、少女が『勇者』として積み上げてきたものを突き崩されていく。

剥き出しの、ただの女でしかない少女の表情が覗き始める

175 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:45:44 GZP 114/176

女吸血鬼「ふふ、どう? このチンポで堕ちなかった子は、今まで一人もいないのよ!」

女勇者「しゅ、しゅごいぃぃ……! 堕とされるっ、わたひも、このチンポにぃ……!」

女吸血鬼「それがいいのよね? 勇者としての使命も人間としての尊厳も捨てて、ただチンポを挿れられて喘ぐだけの雌犬になりたいのよね!?」

女勇者「んぎぃ!? そ、そうですぅ……! もう全部、どうでもいいのぉ! チンポ、チンポだけでいいぃ……!」

女吸血鬼「ふふ、もうイきそうなの?」

女勇者「はい、イきまひゅ! イく、イくッ……!」


膣内がキュンキュンと肉棒を抱きしめ、子宮が精を迎え入れるために降りていく。

少女は背筋を仰け反らせる。来るべき衝撃に耐えるために、ベッドのシーツをめいいっぱい握り締める。

しかし。

吸血鬼の腰使いが、狙い済ましたかのように止まった。

そして、迎えるはずだった弾けるような感覚が、一向に訪れない。

176 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:49:24 GZP 115/176

女勇者「あ、え……?」

女吸血鬼「ふ、ふはははっ! その玩具を取り上げられたような子供みたいな表情、かわいそうで最高に興奮しちゃう!」

女勇者「ん、んぎ、あひっ……!」


再び抽挿が開始される。少女の身体はたやすく高められ、快楽は最高潮に達する。

そのまま突き抜けるかと言ったところで、再び急ブレーキがかけられる。

動きを止めた肉棒に、膣肉が縋るように吸い付いた。

女勇者は身体を捩じらせ、自ら快楽を得ようとした。しかし、吸血鬼の赤い瞳に見つめられ、なぜか身体を動かすことができない。

自らの全てをこの魔物に捧げて、これでようやく快楽を与えてもらえると信じきっていた勇者は、軽いパニックに陥った。


女勇者「な、なんで……!! 私、ちゃんと、おねだりしたのに……!」

女吸血鬼「だってあなた、最初にチャンスをあげたとき拒否したわよね? だからお仕置き♪」

女勇者「は……? そ、そんな……」

女吸血鬼「本当はその時点で殺してしまってもよかったのよ?」

女吸血鬼「というより……私の言うことにまた逆らうつもり?」


吸血鬼は笑いながらも、刃物を喉元に突きつけるかのような凄みを放った。

177 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:50:32 GZP 116/176

女勇者「ヒッ!? す、すいません……! ごめんなさい! もう二度と逆らいません!」

女勇者「でも、お願いします、イかせてください! こんなの続けられた、私、本当に壊れちゃう……!」

女吸血鬼「そうねぇ……どうしようかしら」

女勇者「んあっ、あっ、ひぐっ……!」


吸血鬼が再び腰を動かし始める。

吸血鬼が動きを止めてしまう前にイってしまおうと、女勇者は全意識をチンポからもたらされる感覚に集中する。

しかし、女勇者が絶頂を迎えそうになるのを感じ取った吸血鬼は、絶妙なタイミングで快楽をとりあげてしまう。

それから何度も、絶頂の寸止めが行われた。

女勇者は自らの愚かさを恥じた。

なんであの時、反抗するようなことを言ってしまったんだろう。

『勇者』なんて、すぐにでも捨ててしまえばよかったんだ。

戦うことを放棄した少女は、そんなことすら考えてしまう始末だった。

178 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:51:59 GZP 117/176

それは、永遠に続くかに思われた。少女の全身が、すでに膣口と変わらないほどに敏感になっていた。

乳首とクリトリスが、痛いほどに充血している。

脳が焼き切れる寸前だった。五感が遮断され、脳が快楽の処理だけに使われていた。

イかせてほしいと懇願することもできなくなった少女は、ただただ獣のような雄叫びを上げ続けていた。

再び抽挿が止まる。何も与えられない空虚な時間に、少女はいっそ殺してほしいとすら思った。


女吸血鬼「イきたい?」

女勇者「へ……?」


久しぶりに処理できた、意味のある言語だった。

吸血鬼が、嗜虐と慈愛に満ちた妖艶な笑みを少女に向ける。


女吸血鬼「私の言うことを聞いてくれるなら――」

女勇者「ききましゅ! ごしゅじんしゃまのいうことならにゃんでも聞きましゅからぁ! だからイかせてぇぇ!」


吸血鬼が言い終わるよりも前に、女勇者が叫んだ。

そのあまりの必死さに、吸血鬼は思わず笑みをこぼした。

179 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:54:45 GZP 118/176

吸血鬼の指が、少女の白い首筋を撫でた。それだけで、ビクン! と女勇者の身体が跳ねた。


女吸血鬼「あなたに、絶対服従の呪いをかけるわ。この呪いにかかれば、例え何があっても、私の命令には絶対に逆らえなくなる」

女勇者「は、はい、今すぐに――」

女吸血鬼「『絶対』よ? 例えあなたが今後、奇跡的に正気に……『勇者』に戻れたとしても、私の命令に従わなくてはならないのよ?」

女吸血鬼「私に命じられれば、あなたはその聖剣で、善良な人間たちの首を刎ねなくちゃならなくなるわ」

女吸血鬼「それはもしかしたら、あなたの友人か、恋人か、家族かもね」

女勇者「そ、それは……」


吸血鬼の諭すような口調に、女勇者はわずかに思考を取り戻した。

逡巡するような女勇者に、吸血鬼は更なる条件を加えた。


女吸血鬼「呪いをかけるのはあなただけじゃない。あなたの仲間のあの二人もよ」

女勇者「え……」


実のところ、吸血鬼からするとあの男二人などどうでもよかったのだが、『勇者』である少女を苦しめたいがためだけに、そんな条件を加えたのだった。

女勇者の脳裏に、それまでに出会ってきたたくさんに人々の顔が浮かんできた。

故郷の家族や友人たち。稽古をつけてくれた騎士団のみんな。旅の中で助け、助けられた街の人々。

苦しいときに、自身を支えてくれた拳闘士、魔法戦士。

そして――

180 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:56:46 GZP 119/176

こつん、と肉棒で最奥を小突かれた。


女勇者「あっ」


それだけで、十分だった。


女勇者「お、お願いします! かけてください! 絶対服従の呪い、かけてください! 服従します、誓います、なんでもしますっ!」

女勇者「ご主人様の命令、何でも聞きますからぁ! だからイかせてっ! めちゃめちゃにして! 何もかも忘れるぐらいに壊してぇ!!」


勇者だったはずの少女は、媚びた雌犬の表情を浮かべて破滅を受け入れた。

その少女の様子に、少女の所有者となる女は悪魔のような笑みを浮かべた。

女勇者の首元に、淫紋とはまた違う紋章が浮かび上がった。

呪いをかけられる側の心からの宣誓により、その効果はより強力なものとなった。

取り返しのつかない変化が、あっけなく少女の身体に刻まれてしまった。

181 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 18:58:31 GZP 120/176

女吸血鬼「はい、契約完了♪」

女勇者「あ、あは、あはははっ!!」

女吸血鬼「それじゃあ……お待ちかねの、ご褒美の時間よ。そのまま、壊れないでねっ!」

女勇者「オ゛――おほおおおおおぉぉぉおおおおおッッッ!!?」


身体がバラバラになるかと思うほどの、強烈すぎる快感。

待ち望んでいたソレは、しかし、彼女が知らなかったものだった。


女勇者(し、知らない!? こんなキモチいいの、知らないっ……!)

女勇者(上書きされる、全部……!? 本当に、もう、戻れっ……!)


絶頂が止まらない。もう、意識と肉体、そして外側の世界との境目すら分からなくなっていた。

そのまま少女は、気を失うまで絶え間なく絶頂に達し続けた。

少女の意識は、深い深い闇の底へと沈んでいった。

そこから、かつての彼女が浮かび上がってくることは二度となかった。

182 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 19:01:46 GZP 121/176

◆ ◆ ◆

魔樹が生い茂る山奥にある廃れた屋敷。

その正体は、結界のよってそう見せられている女吸血鬼の館だった。

その屋敷は、女吸血鬼が人間から作り出した眷属たちによって、常に清潔に、優雅に保たれていた。

その屋敷の一室。

客人を迎え入れるための部屋で、淫魔王は身体を休めていた。

その胸には、勇者によって開けられた風穴がいまだに残っていたが、彼は気にした様子もなく暢気に書籍を呼んでいた。

上位の夢魔である彼は、肉体にどれだけ酷い損傷を負ったところで、魂さえ傷つかなければ死ぬことはない。

とはいえ、本来であればこの程度の傷、上質な女を数十人食らえば一夜で回復するはずだ。

聖剣によってもたらされた傷は、非情に治りが遅かった。あともう少し繋がったままでいたら、魂にすら影響が出ていたはずだ。

だが、あの可憐な少女から与えられた情熱的な爪痕だとでも思えば、この焼けるような痛みも愛おしいというものだった。

と、部屋の扉が開かれる。

この館の主であり、彼の愛おしい彼女の一人である女吸血鬼が部屋に入ってきた。


淫魔王「おー、女吸血鬼ちゃん! ……と、女勇者ちゃん、でいいのかな?」

女勇者「……」

淫魔王「はは、確かに君にはとびきり強力な淫紋を刻んだけど、この数日で随分と見違えたみたいだね」



女勇者がなっていたのは? ↓2
1.サキュバス
2.吸血鬼

184 : 【2】 - 2018/09/17 19:03:09 TXs 122/176

2

185 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 20:57:10 GZP 123/176

吸血鬼の隣に立つ少女は、すでに人間ではなくなっていた。

身につけている衣服は、人間であったころのような飾り気のないものではなく、主人好みのゴシック調の黒いドレスだった。

大きく開かれた白い背中からは、夜の帳を思わせる漆黒の翼が生えていた。

瞳には眩惑的な赤い光が灯り、薄く開かれた口からは、鋭い牙が覗いていた。

御伽噺の世界から出てきたかのような彼女は、純粋無垢な少女のようにも見えたし、男を惑わす娼婦のようにも見えた。

いずれにせよ、かつての少年らしいとすら思える溌剌さを持っていた彼女とは、まるで別人となっていた。

少女は、主人の腕にしがみついたまま、淫魔王に警戒と敵意を込めた目線を向けていた。

そして、主人である吸血鬼もまた、憎しみのこもった目で淫魔王を睨みつける。

かつて、偉大なる上位吸血鬼として優雅に過ごしていた彼女を、気まぐれに犯したその男を。

美しい女を辱めて得られる愉悦しか知らなかった彼女に、雄に屈服し奉仕する悦びを刻んだその男を。


淫魔王「どうしたのさ、そんなに怖い顔をして。まあ、君の美しい顔だと怒った表情も様になるね」

女吸血鬼「ふん、そうやって余裕で笑っていられるのも今のうちよ」

淫魔王「……どうするつもりだい?」


男は読んでいた本を閉じ、女たちに向き直った。

186 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 20:58:41 GZP 124/176

女吸血鬼「忌々しいあなたを殺せる時を、私はずっと待ち望んでいたわ」

女吸血鬼「私は他の四天王たちにも負けない力を持っているのに、あなたに刻まれた呪いのせいで、あなたには逆らえないでいた」

淫魔王「うーん……俺にいいようにされてるようじゃ他の四天王にも勝てないよ。それに、君には結構自由にさせてたと思うけど」

女吸血鬼「黙りなさい! 私は、このチャンスを逃さないわよ!」

女吸血鬼「あなたは今までにないほど弱っているし、私は、最強の駒を手に入れることができたわ!」


吸血鬼の言葉に合わせて、女勇者は剣を抜いた。

かつて光り輝く加護の光を放っていたソレは、どす黒い闇の魔力を放っていた。

魔物に対する毒のような浄化の力は消えているだろうが、それでも夢幻の存在である淫魔王にダメージを与えることができる数少ない攻撃手段であった。

187 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 20:59:47 GZP 125/176

淫魔王「そのまま性質が反転してしまっているのか。女神の加護っていうのも案外いい加減なんだね」

女勇者「淫魔王……私は、お前を倒す!」


あの日、『勇者』として対峙した時と同じようなセリフを放つ。


女勇者「そして、お前の呪いを断ち切って……身も心も、完全にお姉様のものになるの♪」


そういって少女は、妖艶な笑みを浮かべた。

淫魔王が立ち上がる。戦場で生きるものからすれば隙だらけの動きに見えたが、女吸血鬼たちは警戒を強めた。

上位の魔物二人に殺気を向けられながらも、淫魔王はあくまで、淑女を口説く甘い笑みを浮かべていた。


淫魔王「いいね、そういうの。俺はそういう情熱的なのも好きだよ」



勝敗の行方は? ↓1~3 !random多数決(数値を足し合わせて大きかったほうを採用)
1.女勇者側が勝利
2.淫魔王側が勝利

188 : 【72】 - 2018/09/17 20:59:54 PLv 126/176


189 : 【29】 - 2018/09/17 21:00:06 U7E 127/176

2

190 : 【85】 - 2018/09/17 21:01:12 uDP 128/176

一応2

192 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 21:32:27 GZP 129/176

ただの寝室として使うには広いその絢爛な部屋を埋め尽くすように、無数の魔法陣が展開される。

女勇者も、吸血鬼の補助魔法によってあらゆるステータスが上昇される。

淫魔の王であるその男にどれほど通用するかは分からないが、足止めぐらいにはなればと魅了と混乱の魔眼も発動する。

全方位の魔方陣が輝きを増した。

それと同時に、女勇者の身体がその場から消えた。そう錯覚するほどの速度で淫魔王に迫る。

そして。


淫魔王「逆に聞きたいんだけど、どうして勝てると思ったの?」


女勇者と女吸血鬼は深い絶頂に達し、その場に崩れ落ちた。

魔法陣がすべて消え去る。女勇者が、ただの少女に成り下がる。

そうして、勝敗は決した。

194 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 21:33:24 GZP 130/176

女勇者「かヒュ……あひっ……!」

女吸血鬼「にゃ、にゃんで……! こんな……!」


どんどん熱が高まっていく身体を押さえつけながら、女吸血鬼は淫魔王を睨んだ。

刻まれた淫紋について、何も対策を練っていないはずがなかった。

女吸血鬼は淫魔王に紋章を刻まれてから、数え切れないほどの強者の血を飲んできた。

そして事実、彼女はかつてとは見違えるほどに強くなっていた。

今ならば、淫魔王の魅了の力であっても真正面から跳ね除けることができると自負していた。

そして、女勇者にだって対策は施した。

淫魔王の紋章を消し去ることはできないが、それを上書きするかのように、何度も何度も、女吸血鬼の魔力を楔として打ち込んだ。

今の女勇者は、細胞の一つ一つまで女吸血鬼の命令のみに従うようになっているはずだ。

淫魔王であろうとも、もはや女勇者に呪いを刻み込む余地など残っていないはずだった。

195 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 21:35:30 GZP 131/176

楽に勝てるとも思っていなかった。だけど、まさかこんなにあっけなく負けてしまうなんて。

あの時のことを思い出す。その余裕に満ちた顔を後悔に歪ませてやろうと挑み、完膚なきまでに敗北してしまったあの時のことを。

そして、未だに彼女の身体に刻まれている陵辱の記憶が、女吸血鬼の子宮を疼かせた。


淫魔王「俺の淫紋の特別なところはね、かかった対象が『解かれたくない』って思うことなんだよ」

女吸血鬼「は……?」

淫魔王「その淫紋の快楽を一度でも覚えてしまったら、無意識のうちにその淫紋を手放したくないと思ってしまうのさ」

淫魔王「だから、第三者の強力な解呪魔法であっても、なかなかその淫紋を消せない」

淫魔王「ましてや、淫紋を刻まれた当人たちがその力を押さえ込もうとするなんて、はは、そんなの無理だよ」

淫魔王「だって、本当は消したくなんかないんだから」

女吸血鬼「そ、そんな……」


そんなはずはない、という言葉を、彼女は口に出すことができなかった。

196 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/17 21:38:08 GZP 132/176

女勇者「お、お姉様……」


幾重にも呪いを刻み、何度も身体を交えた少女が、助けを求めて主人のほうをみやった。

かつて勇者であったはずの少女は、もはや自分一人の意思では敵に立ち向かえないほどに脆弱になっていた。

そして、女吸血鬼も彼女同様、もはや戦うことはできなかった。

もう、抗えない。

自分の身体の中で暴れまわる快楽に。そして、自身の前に立つ、本物の『ご主人様』に。


淫魔王「せっかくだし、今日は三人で楽しもうか」


勝敗は決した。

あとはただ、敗者が勝者に蹂躙されるだけである。



女勇者たちはどうなる? (どうなった?) ↓1~3 !random最大レス採用

198 : 【86】 - 2018/09/17 21:38:28 xns 133/176

女勇者と女吸血鬼だけでなく男達も女体化淫魔転生させられ淫魔王のハーレムに加わった

210 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:01:42 9Kq 134/176

淫魔王「それにしても、『勇者』は俺の手で淫魔に堕としたかったのに、まさか先に吸血鬼にされちゃうなんてね」

女勇者「やめ、ろっ……! 触るな……!」

淫魔王「俺の淫紋のおかげとはいえ、勇者を堕とすなんて流石だよ、女吸血鬼」

女吸血鬼「こ、のっ……! いつか絶対、殺してやるから!」


愛しむように頬へ口付けを落とす淫魔王を、女たちは潤んだ瞳で睨みつけた。

三人は衣服をすべて脱ぎ捨てた状態で、大きなソファに並んで座っていた。

反逆者であった女たちは身体の自由を奪われ、淫魔王に肩を寄せるようにしてもたれかかっていた。

間に挟まれた淫魔王は、女たちの滑らかな曲線を楽しむように太ももやくびれを撫でる。

完全な吸血鬼として生まれ変わった女勇者の身体からは、不恰好な鱗が綺麗に剥がれ落ちていた。

白く透き通るような柔肌を仇敵にさすられながら、女勇者は悩ましげに腰を振るわせる。

そうしながらも少女は、自身の主であった女吸血鬼と共に、淫魔王のそそり立った肉棒をさすり上げていた。

当然のように並の男を凌駕するソレは、しかし少女たちに恐怖や嫌悪ではなく、畏敬や親愛を抱かせた。

思わずその前に膝をつき、誓いのキスをしてしまいそうになるほど、雌を強く惹きつける雄の象徴。

女勇者は男を睨みつけるが、その身体はすでにその肉棒に屈服する準備を終えていた。

その男に刻まれた淫紋が、ご主人様を早く受け入れたいと少女の身体を甘く疼かせる。

211 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:04:56 9Kq 135/176

淫魔王「俺と戦わせたいなら、『勇者』のままの方がよかっただろうに。女勇者を吸血鬼に変えたのは、俺に対するあてつけかい?」

女吸血鬼「っ……!」

淫魔王「はは、俺はそんなこと気にしないのに。どうせ最後にはすべての女は俺のものになるんだから」


驕りでも自惚れでもなく、それが世の理であるかのように淫魔の王は嘯いた。

男は穏やかに笑いながら、肩に乗せた女吸血鬼の頭を優しく撫でる。

彼からしてみれば、今回の女吸血鬼の謀反など、ペットが差し出した手にじゃれついてきたぐらいの認識でしかない。

自身の殺意がまるで相手にされていないことに、高貴なる吸血鬼である彼女の矜持がズタズタにされていく。

羞恥と屈辱で顔を真っ赤に染めながら、女吸血鬼は赤い唇を噛みしめた。


淫魔王「それに、人間を淫魔にするのも、吸血鬼を淫魔にするのも、俺からしたら変わりないよ」

女吸血鬼「ひっ……!? や、やめなさいっ……!」


淫魔王は、女吸血鬼の股座で勃起していた陰茎に手を添えた。

細くしなやかな、けれども男の色気を漂わせる手が、熟練の娼婦よりも巧みな手つきで肉棒をしごき始めた。

淫魔王をきつく睨みつけていた女吸血鬼の表情が苦悶に歪む。

男が笑いながら責めを激しくしていくと、女は簡単にあられもない喘ぎ声をあげた。

212 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:11:44 9Kq 136/176

女吸血鬼「あっ、いやっ! この手を、止め……!」

淫魔王「俺からのプレゼント、気に入ってくれてたみたいで嬉しいよ。これで女勇者も堕としたんだよね」

女吸血鬼「いい、加減に……! あひっ!? ん、もうっ……!」

淫魔王「贋物とはいえ、淫魔の陰茎を模したものだからね。これで、今までどれだけの女を啼かせて来たんだい?」

女吸血鬼「んほぉ……! やめっ、これ、以上はぁ……!」

女勇者「お姉、様……」


勇者を魔物へと堕とした一物を擦られ、その吸血鬼は生娘のように泣き喚いた。

そんな主人の姿を、女勇者は揺らぐ瞳で見つめることしかできなかった。

雌を破壊しつく凶器に見えたソレは、もはや無防備に曝け出された弱点でしかなかった。

陰茎がビクンと震えるたびに、女吸血鬼の身体が跳ね、豊満な胸が縦に揺れる。

サディスティックな笑みが似合う美女の顔が、蕩けて歪む。亀頭の裂け目からは、涙のような我慢汁が溢れてきた。

その姿を見て、女勇者は悟る。自身の主として君臨していたその女も、この男の前では自身と同じ被虐される側なのだと。

そうして、女吸血鬼はあっけなく射精へと追いやられた。

213 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:22:00 9Kq 137/176

女吸血鬼「おっほぉぉおおおおおおおぉぉぉぉ!!」

淫魔王「あはは、出る出る!」


陰茎から濃厚な精液が勢いよく噴き出し、汚濁のアーチを描いた。

精子の雨はしばらく止まなかった。栓が壊れた蛇口のように、精液が噴き出し続ける。

ソレは、淫魔の陰茎として人並みはずれた貯蔵量を誇っていたが、それをたった一度の射精すべて搾り出されてしまった。


女吸血鬼「はひっ……あへ……」


忌むべき男と自身が堕とした少女を前に、女吸血鬼は無様なアヘ顔を晒す。

射精の余韻でピクピクと震えていた陰茎が、突如、かっと燃えるような熱を帯びた。

女吸血鬼が、その痛みと快感に叫び声を上げる。


女吸血鬼「あいいいぃぃい!? な、なに!? チンポが、あぢゅい……!」

淫魔王「言ったよね? 人間を淫魔にするのも吸血鬼を淫魔にするのも変わらないって」

女吸血鬼「そ、そんなぁ!? や、やめてぇ! わたひは、こうきなる、吸血鬼なのよぉ……!」

淫魔王「はは、そうだね。君ならきっと、多くの男の精を絞り上げる偉大でエッチなサキュバスになれるよ」

214 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:26:30 9Kq 138/176

女吸血鬼「いやぁ! いやああ!! た、助けて、女勇者!!」

女勇者「っ……」


まさに道具として、便利な駒として利用してきた自らの眷属に、縋るように助けを求める女吸血鬼。

その姿はもはや、主としての威厳の欠片も残されていなかった。

女勇者に打ち込まれた忠誠の楔に、ヒビが入る。

それとともに、破滅へと向かう美女の姿に、少女の背筋がゾクリと震えた。


淫魔王「うーん、そうだなぁ……今ままでの無礼な態度を、誠心誠意、心から謝ってくれたら許してあげるよ」

女吸血鬼「う、ううぅぅ……! ご、ごめんなさいぃ!! あやまりますぅ! わたひが悪かったれすぅ!」

女吸血鬼「もう、二度と、はむかいましぇんから! いんまおうさまに、ちゅうせいを、ちかひまふから!」

女吸血鬼「だから、ひぐっ! おねがい、ゆるしてぇ……!」


ついに泣き出した女吸血鬼に、男は嗜虐の笑みを浮かべた。


淫魔王「あっはは、プライドの高い君がそこまで言うなんて、よっぽど淫魔になりたくないんだね」

淫魔王「で、君は今まで、そうやって許しを請う相手の言うことを聞いてあげたことがあったのかな?」

女吸血鬼「い、いや、いやあああああああぁぁぁぁぁ!!!」

215 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:27:55 9Kq 139/176

陰茎に刻まれたいた淫紋が、女の下腹部にまで広がった。

子宮とハートマークを模した、女勇者とおそろいの淫紋が刻まれる。

そして、深紅の魔力が迸り、女の身体を根本から書き換えていく。

数百年の長きを生きた吸血鬼の肉体は一度滅び、彼女は淫魔として新たな生を受けた。

見た目はさほど変わらない、魅惑的な肉置きの妖艶な美女のままだ。

しかし、快楽に惚けてだらしなく緩んだ口元からは、肉棒を啜るのに邪魔になる鋭い牙が消えていた。


女吸血鬼(そ、そんな……私、本当に、淫魔にされちゃった……男に媚びて、股を開く、低俗な種族に……)

女吸血鬼「や、やらぁ……んやぁ……」


そう言いながらも彼女は、淫靡な雌の笑みを浮かべていた。

216 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:28:36 9Kq 140/176

淫魔王「さ、次は君の番だよ、女勇者」

女勇者「っ……! この、やめろ……!」

淫魔王「そんなこと言って、女吸血鬼が淫魔になるところを見ながら発情してたくせに、さ!」

女勇者「ひゃううっ!?」


とっくのとうに蕩けきり快楽を待ち続けていた秘所に、淫魔の指が差し込まれる。

それだけで少女は絶頂し、蕩けた顔を淫魔王に晒した。


淫魔王「女吸血鬼はすごい嫌がってたけど、実際悪いものでもないよ、淫魔って。今よりも、セッ○スが最高にキモチよくなるよ?」

女勇者「い、今よりぃ……?」

淫魔王「そう。それに君のポテンシャルなら、俺の次にすごい淫魔にだってなれるかも」

女勇者「そ、そんなもの、なりたく、にゃい……!」


自身を責め立てる男の腕にしがみつきながら、女勇者はいやいやと首を横に振った。

しかし、一度魔の道へ堕ちてしまっている女勇者は、さらなる堕落への切望を抑えきれないでいた。

217 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:29:26 9Kq 141/176

淫魔王「安心していいよ。たとえ堕ちたって、君は一人じゃない」

女勇者「へ……?」


少女は、愉しげに笑う淫魔王の発言の意図がつかめなかった。

突如、少女たちの目の前に魔法陣が浮かび上がった。そこから、二体の淫魔が現れた。

一人は、細く締まった身体をしたスレンダーな美少女だった。

短く乱雑に切られた髪と傷だらけの身体は淫魔らしくはなかったが、その可愛らしい顔立ちや慎ましくも存在を主張する胸とのアンバランスさが倒錯感を抱かせた。

もう一人は、筋肉質で背の高いグラマラスな美女だった。

メリハリのある筋肉とはち切れんばかりの爆乳は肉食の雌を思わせるが、その切れ長の目には聡明さも感じ取ることができた。

初めて見るはずのその二人を前に、少女は失ったはずの『勇者』だったころの心をわずかに取り戻した。


女勇者「拳闘士……魔法戦士……?」

魔法戦士「ふふっ……こんな変わり果てた姿になっても、私たちのことを分かってくれるのですね」

拳闘士「会いたかったよ……女勇者……」


かつて、少女を守る頼れる仲間であったはずの彼女たちは、何もかもを失い淫魔へと堕ちていた。

彼女たちのお腹にもやはり、女勇者と同じ淫紋が刻まれているのだった。

218 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:32:33 9Kq 142/176

魔法戦士は女勇者の側に膝をつき、その胸の先端を口に含んだ。長い舌で硬くなった乳首を転がし、甘噛みをする。

嬌声を上げる少女を黙らせるように、拳闘士は少女の唇をふさいだ。

拳闘士の小さな舌が、その深い情愛を伝えるように女勇者の舌に絡みつく。


女勇者「んんっ、んぢゅ、れろ……! んむ、ぷはぁ……!」

拳闘士「ん、ちゅ、ちゅぱ……ふふ、女勇者、かわいい……」

女勇者「ん、はぁ……拳闘士……」


かつて、少女を安心させるために痛みを堪え笑顔を浮かべた彼は、少女の目の前で淫らに微笑んだ。

女勇者は、何もかもが決定的に終わってしまったことを悟った。

彼らは、負けてしまったのだ。快楽に屈し、身も心も淫魔となって王に跪くことを選んだのだ。

そしてそれは、勇者であった少女が辿る未来の姿でもあった。

219 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/20 22:35:44 9Kq 143/176

女勇者「ん、んふぁ!? あ、あひっ……!」

魔法戦士「んちゅ、れろ……ふふ、この身体になって、初めて知りました。雌の快楽というのは、これほどまでに甘美なものなのですね」

拳闘士「女勇者も、一緒に堕ちよう? 私たちと一緒に、ずーっと、淫魔王様に愛してもらおう?」

女勇者「んぷぁ……! はぁ、はぁ……」

淫魔王「ふふ、仲間たちもこう言ってるけど、どうする?」


膣口を指でぐちゅぐちゅと掻き回しながら、淫魔王が問いかけた。

答えの分かりきったその問いかけは、勇者に全てを終わらせるための儀式だった。


女勇者「……はい、堕ちます。私、今度こそ、淫魔王様のモノになりますっ」


その言葉を待ちわびていたかのように、淫紋が眩い輝きを放った。

少女の身体が、魂が、急激に創り変えられていく。淫魔の王に献上するにふさわしい極上の雌となっていく。

意識が霧散する中、少女には快楽だけが残った。永久に続くかと思われた極楽のような絶頂が終わる頃には、すべてが完了していた。


淫魔王「目覚めの気分はどうかな? 女勇者」

女勇者「……はい、最高ですっ」

女勇者「お待たせしました、淫魔王様。あなたの望むままに、私の全てを捧げます」



女勇者たちはどうなる?(どうなった?) ↓1~3 !random最大

220 : 【52】 - 2018/09/20 22:35:52 VwF 144/176

数多の魔物たちの前で卑猥なウェディングドレスを来た4人は淫魔王の奴隷妻になる宣言をさせられる。ついでにその様子を空に映して人間達に見せて絶望させる。

225 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:19:30 l89 145/176

瘴気に満ちた最果ての地にそびえ立つ古城――魔王城。

その城下の広間は、数多の魔物たちで溢れかえっていた。

人型や獣型、そのどちらでもない異形たちが揃って、魔王城を見上げていた。

空は、昼間だというのに禍々しい黒と赤が混ざり合い、雷鳴が轟いていた。


淫魔王「今日という日を迎えるには絶好の日和だね。お城を貸してくれた魔王様にも感謝しないと」

女勇者「はぁ……はぁ……」

淫魔王「ほら、見てみなよ。みんな、君たちの晴れ姿が見たくて集まってくれたんだよ」

女勇者「っ……」


夥しい数の魔物たちがひしめくその光景は、勇者であった頃の彼女であれば絶望すら覚えたかもしれない。

しかし、いまや彼らの同胞となった少女は、大勢の前で今の自分を見てもらえることを嬉しく思っていた。

今日、少女はここで、真に彼の所有物となったことを宣言する。

その時のことを考えるだけで、少女の背筋がゾクリと震え、吐息に熱が混じる。

226 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:20:18 l89 146/176

淫魔王「じゃあ、行こうか」

女勇者「は、はいっ……!」


淫魔王が先を歩く。

その手に持つ鎖が、地面に擦れてジャラジャラと音を鳴らす。

その鎖はそれぞれ、少女たちの首輪へと繋がっていた。

犬の散歩でもしているかのように気軽に鎖を引くその男に、女勇者は行く道を導いてもらえることへの感謝すら感じていた。

若干の気恥ずかしさと緊張、そして胸をジリジリと焦がすような背徳による興奮を感じながら、少女たちは男に続いた。

そして、大勢の魔物たちの前に、四人の女の姿が晒された。

タイプは異なるが、いずれも目を惹くほどに見目麗しい美女だった。

彼女たちが纏っているのは、純白のウェディングドレスだった。

しかしそれは、純潔という言葉からは程遠いものだった。

布の多くを占めるレースは薄く透けており、女たちの形のよい胸やくびれを露にしていた。

ドレススカートの前方は大きく開かれており、熱く濡れそぼった秘所が丸見えとなっている。

広間にいる魔物たちから野蛮な喚声があがった。

その割れんばかりの咆哮に、女勇者の身体は強張った。

それと同時に、大勢の者たちにあられもない姿を晒していることを自覚し、少女の身体がかっと熱くなる。

227 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:22:06 l89 147/176

淫魔王「魔物は神を信じない。だから、みんなの前で、この俺に誓いを立ててよ」


淫魔王が最初に選んだのは、女吸血鬼だった。

首輪に繋がる鎖がピンと張り、女吸血鬼は小さく苦悶の声を上げた。

男の前に、女吸血鬼は向かい合うように立った。

観衆たちの喚声の中、女吸血鬼のベールを、淫魔王がゆっくりと上げた。

女吸血鬼は、熱のこもった視線で目の前の男を見つめていた。

女を恥辱することで満たされていると思い込んでいた自分に、雌としての本当の幸せを教えてくれた淫魔王に、女吸血鬼は忠誠と愛の言葉を紡ぐ。


女吸血鬼「誓います……私は、淫魔王様の奴隷妻として、いつでもどこでも、あなたの望むままにこの身を捧げます」

女吸血鬼「この身体に流れる血の一滴まで、すべて淫魔王様のモノです。壊れるまで、愛してください……」

淫魔王「淫魔になった君も、吸血鬼だった頃から変わらず綺麗だよ」

女吸血鬼「そ、そんなっ……! ん、んぢゅ、れろ……!」


女吸血鬼の鮮血のような赤い唇に、淫魔王は唇を重ねた。

誓いのキスとしてはあまりに下品で、淫靡なキス。

情熱的に舌を絡めあう二人を、残る女勇者たちは食い入るように見つめていた。

何にも触れていない唇が寂しくなり、女勇者は唇を舌で舐めた。

小さく擦り合わされる太ももは、とめどなく溢れてくる愛液で濡れていた。

228 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:32:28 l89 148/176

二人のキスが終わる。名残惜しそうに、二人の間に銀糸のアーチがかかる

女吸血鬼は潤んだ瞳で淫魔王を見つめながらも、膝を快楽に震わせながらその場から数歩下がった。

続いて、魔法戦士、拳闘士が呼ばれる。


魔法戦士「かつては愚かにも剣を向けた私たちにも慈悲をくださり、さらにはこの雌の身体も与えてくださるなんて……心から感謝しておりますわ」

魔法戦士「この身体を与えてくださったのは、淫魔王様……であれば、私のすべてを淫魔王様に捧げるのは当然のこと……」


魔法戦士は静かにいいながらも、被虐への激しい期待に瞳を澱ませていた。


拳闘士「もう、強さなんてどうでもいい……! もっとキモチいいこといっぱいしたいの! 淫魔王様の雌犬奴隷として、みっちり躾けてくださいっ!」


対する拳闘士は、初めて知った雌としての快楽に非常に素直で、仔犬のような真っ直ぐな瞳で自身の飼い主を見上げた。


淫魔王「二人とも、本当に可愛くなったね。これからも俺の便器妻として可愛がってあげるからね」

魔法戦士「あ、ありがたき幸せ……!」

拳闘士「べろ、べろちゅーして! ご主人様っ!」


二人は頬を寄せて、揃って淫魔王に向かって舌を伸ばす。

差し出した舌先を吸われ、舐められると、二人はそれだけで雌の顔を晒した。

元は男であったことも忘れて、二人は少しでも王の寵愛を受けようと舌を動かしていた。

229 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:34:43 l89 149/176

かつての仲間が淫魔王に陶酔している姿を、女勇者は泣き出しそうな顔で眺めていた。

変わり果てた二人の姿に心を痛めたから、という理由では当然なかった。


女勇者(二人とも、ズルい……! 私も早く、淫魔王様と誓いのキスしたいよぉ……!)


犬のように荒い息を吐きながら、少女はついに自らを慰め始めた。

秘所を指で掻き分け、膣口を乱暴に擦りあげる。もう一方の手の指を、いやらしい舌使いで舐め上げる。


淫魔王「はは、そんなに待ちきれなかったのかい?」

女勇者「っ……! ご、ごめんなさい……!」

淫魔王「いいさ、別に。ほら、早くおいで」

女勇者「は、はい!」


いつの間にか二人とのキスを終えていた淫魔王が、女勇者に向かって微笑みかけた。

女勇者は走り出しそうになる身体を押さえながら、ゆっくりと赤い絨毯の上を歩いた。

淫魔王の前に立つ。そして、花嫁はベールを脱がされた。

230 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:36:01 l89 150/176

女勇者「淫魔王様……あの時は本当に、ごめんなさい……」


女勇者は、淫魔王の胸に残った痛々しい傷跡をなぞった。

穴こそ塞がったものの、淫魔王の美しい肉体に傷を残してしまったことを少女は心から悔いていた。


淫魔王「かまわないさ。君から貰った消えない贈り物だと思えば、これもまた愛おしい」

女勇者「淫魔王様ぁ……!」


気障ったらしい淫魔王のセリフに、女勇者はうっとりとした表情を浮かべた。

淫魔王に刻まれた淫紋を撫でられると、スイッチが入ったかのように彼女の感度が上がっていく。


女勇者「それじゃあ、誓いのキスを……」

淫魔王「その前に、宣誓しようか、みんなの前で」

女勇者「え? ひゃっ、あの……!?」


淫魔王はその細い身体で、女勇者を軽々と持ち上げた。

女勇者の膝の裏に腕をいれ、その秘所を城下の魔物たちに見せ付けるように、大きく脚を開かせる。

ぐっしょりと濡れた陰毛と、ぱくぱくと物欲しそうにヒクつく陰唇がさらされる。

にわかに沸き立つ観客たちに、女勇者の顔は羞恥で真っ赤に染まった。

231 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:36:57 l89 151/176

淫魔王「隠さないで」

女勇者「っ……!」


咄嗟に秘所を手で覆おうとした女勇者の耳元で、淫魔王が静止の声をかけた。

行き場のなくなった腕が、空中で震えた。


淫魔王「いい子だね。そのまま、宣言しようか。君は、俺の何になるんだい?」

女勇者「あ、ひっ……!」


魔物たちのぎらつく視線が、少女の肢体を貫く。

心臓が破裂しそうになるほど、鼓動が早まっていく。

喉から空気がうまく出て行かない。ひゅう、ひゅう、と掠れたような音だけが漏れた。

そんな女勇者に追い討ちをかけるように、淫魔王は愉快げに囁いた。


淫魔王「ちなみに、宣言する相手はここの魔物たちだけじゃないからね?」

女勇者「へ……?」

淫魔王「せっかくの晴れの舞台だからね。より多くの人に祝ってもらわないと」

232 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:38:16 l89 152/176

突如、魔王城の空に巨大な光の平面が現れた。

その一面に、蕩けた面をした少女の姿が映し出される。


女勇者「わ、私……!?」

淫魔王「あれと同じものを、遠い人間たちの住む国の空にも出してくれてるみたいだよ」

女勇者「そ、そんな、じゃあ……!?」

淫魔王「はは、もしかしたら、君の故郷の人たちにも、今の君の姿を見てもらえるかもしれないね」

女勇者「そ、そんな、いやぁ……!」


女勇者は、思わず顔を手で覆った。

淫魔王の言葉に人間であった頃の記憶を思い出し、こんな変わり果てた姿をみられたくないという感情が芽生える。

233 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:40:01 l89 153/176

淫魔王「俺の妻になるのは嫌なのかい?」

女勇者「え、いや、そうじゃなくて……!」


淫魔王は意地悪そうに笑いながら、女勇者を抱えなおした。

少女のむき出しの秘所に、ソレの先端があてがわれる。


女勇者(あ、あ、ダメッ、今、これは……! 何も、考えられなく……!)


雄々しくそそりかえるその肉棒の亀頭に、女勇者の割れ目がぴったりと吸い付いていた。

肉唇が、女勇者の口よりも先に誓いのキスを交わしていた。

離れたくないと、彼女の中の雌が訴えかける。

女勇者の意識が、すべてそこに奪われ始める。淫魔としての、快楽を求める本能が湧き上がってくる。

234 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:41:50 l89 154/176

淫魔王「ほら、みんなに教えてあげてようよ。今の君は、何になってしまったのかを」

女勇者「おっ、はひぃ……!」


逞しい陰茎が、割れ目をゆっくりと擦りあげる。

もうすでに形を覚えこまされ、そのチンポに飼い馴らされてしまった膣内が、ソレを挿れられた時の記憶を思い出し蠕動していた。

淫紋が紅く灯り、それに呼応するように子宮がキュンキュンと疼く。

たった数回、素股を擦り上げられただけで、少女の理性はぐずぐずに溶かされてしまった。

色情に染まりつつある脳裏に、今までに少女が出会ってきた大切な人たちの顔が浮かんできた。


女勇者(教えてあげないと、みんなに……大丈夫だよって……今の私は、こんなにも幸せなんだって……!)


少女が、笑顔を浮かべた。

人間にはできない、ゾッとするほどの色気を湛えたその笑みは、かつての見るものに元気を与える爛漫な笑みとはかけ離れたものだった。

235 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:44:08 l89 155/176

少女の口から、嘘偽りない本心が零れだす。


女勇者「私は、淫魔王様にエッチになる紋章を刻まれて……身体もすべて書き換えられて、正真正銘のサキュバスにしてもらいました……!」

女勇者「私、女勇者は、魔物に完全敗北して、人間も、勇者も、どっちもやめちゃいましたぁ! みんな、本当にごめんなさぁい!」


その事実を示すように、少女の背中から黒い異形の翼が覗いていた。


女勇者「そして、今から私、この方のモノになりますっ! 淫魔王様の肉便器妻になるって、ここに誓いますっ……!」

女勇者「これから、いっぱいおま○こ愛してもらいます! だから、私、もう戦えません……! でも、とっても幸せなのぉ!」

淫魔王「ははっ! じゃあ、俺たちが愛し合っているところをみんなにも見てもらおうね!」

女勇者「んほおおおぉぉぉおおおおおぉ!!? は、はいぃ、愛してますぅぅ!!」


淫魔王に抱えられ、剛直に突き上げられながら、女勇者は顔を上げて淫魔王を舌を絡めた。

待ち望んでいたキス。可愛らしい顔立ちをいやらしく歪めながら、口をすぼめて舌を懸命に伸ばす。

淫魔王と触れるたびに、多幸感を覚える甘みが少女の舌を痺れさせた。

舌を伝う淫魔王の唾液を飲み込むたびに、少女の喉からくぐもった嬌声が上がる。

236 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:45:40 l89 156/176

淫魔王は脱力する少女を抱えながらも、涼しい顔で少女を突き上げていた。

一回の抽挿で、膣内の弱いところをすべて擦り上げられる。

発情しきった子宮に肉棒が叩き込まれる。その快感は脳まで揺さぶり、火花を散らした。

その一撃一撃で、少女はその雄に惚れ直していく。


女勇者「しゅごいぃぃ! キモチよしゅぎるぅ! しゅき、だいしゅきなのぉ……!」

淫魔王「ほら、そのエッチな顔をみんなに晒してごらん?」

女勇者「んごっ、あへぇ……! い、いえぇーい、みんな、見てぇ! 淫魔王様に犯してもらってアヘ顔しちゃってる私を見てぇぇぇ!」


先ほどまでの葛藤も忘れ、多くの観衆に醜態を晒している状況に興奮する女勇者。

下品に綻んだ顔の横に、ピースサインを示した両手を持ってくる始末だった。

その姿は、『勇者』に世界の命運をかけていた力なき人々に、絶望を抱かせるには十分すぎる光景だった。

237 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:47:13 l89 157/176

そんな少女の乱れた姿に興奮していたほかの妻たちに、淫魔王は声をかける。


淫魔王「君たちも、こっちにおいで」

女吸血鬼たち「「「は、はい……!」」」


淫魔王は、抱えていた女勇者を降ろすと、少女の腰ほどの高さの石壁に手をつかせ後背から犯し始めた。

突かれる度に揺れる胸と淫らに歪む少女の顔に、城下で蠢く魔物たちが狂熱を上げた。

すらりと背の高い女吸血鬼と魔法戦士が、淫魔王の両隣に立った。

その豊満な胸を逞しい身体に押し付けながら、淫魔王の首筋や胸板に舌を這わせる。

淫魔王は、彼女たちの秘所に指を挿し込み、熟れきった媚肉を掻き回した。

まさに片手間で相手されているにも関わらず、妖艶な女たちはなされるがまま快楽に喘いだ。

残る拳闘士は、淫魔王ではなく女勇者の側に立ち寄った。

曝け出され、わずかに汗ばんだ白い背中に、少女は口付けを落とした。

238 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:48:59 l89 158/176

女勇者「ひゃんっ!? け、拳闘士……!?」

拳闘士「かわいい……んちゅ、女勇者、かわいいよ……」

女勇者「ひゃっ!? ん……ああっ……!」


人間であった頃は……男であった頃は、一度として口にできなかった言葉を、拳闘士は繰り返す。

優しい口付けは、どんどんと後ろに下がっていった。

勇者であった頃よりも男を惑わせる丸みを増した臀部に口付けしたあと、拳闘士は壁に手をつく女勇者の下に潜った。

そして、激しく肉棒が出入りし、泡が立ったそこに唇をつけた。


女勇者「あひぃっ!?」


少女が一際甲高い声を上げたことに煽られた拳闘士は、ぷっくりと膨らんだ陰核を口に含んだ。

ちゅうちゅうと吸いつき、舌先で転がす。優しい刺激であっても、敏感になりすぎた急所には突き刺さるほどの快感を与えた。

剛直を咥え込んだ女勇者の膣肉がキュンと締まる。

そのほどよい刺激に気をよくした淫魔王が腰の動きを激しくし、女勇者はさらに追い詰められる。

そうして、精を啜る側の存在となったはずの少女は、みっともなく絶頂を迎えた。


女勇者「あひいいいぃぃぃいいいいいい!!?」


潮が勢いよく噴き出し、拳闘士の顔を濡らした。

精悍さの欠片も残っていない可愛らしい顔にうっとりとした笑みを浮かべながら、少女は顔にかかった愛液を舐め取った。

239 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:51:58 l89 159/176

腰が抜け、膝をつきそうになった女勇者を拳闘士が支える。後ろから犯す淫魔王は、まったく責めを緩めずに容赦なく少女を貫く。

女勇者がイこうが、気絶しようが、壊れてしまおうが、淫魔王の気がすむまでその身を犯されつくす。

それが、彼の奴隷妻になるということだった。

逃げることも許されずにもたらされる快楽に、少女の身体は歓喜に戦慄いた。


淫魔王「それじゃあ、膣内に出されながらみっともなくイくところ、世界中の人たちに見てもらおうか」

女勇者「んぐっ、だ、出してぇ! 淫魔王様の精液、子宮に、いっぱい注いでぇ!」


舌をだらしなく垂らしながら、少女は淫魔の本能で膣肉を蠢かせる。

少女の頭からは、もはや世界中に自身の姿が晒されているということなど消え去っていた。

魔物たちの喚声も、仲間たちの淫声も届かない。ただ、最愛の主人にもたらされる快感のみを味わっていた。

『勇者』という、その小さな身体にはあまりに重過ぎる使命を背負わされていたときよりも、少女の心は遥かに晴れやかだった。

人間という殻を脱ぎ捨てたことで、何もかもから解き放たれたような気分だ。

淫魔の王に魂すら縛られ、未来も鎖されてしまっていることに、少女たちはその身が朽ちようとも気付くことはない。

240 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:55:34 l89 160/176

少女の膣内をみっちりと占領する剛直が、さらに硬さを増した。

射精の気配に、女勇者は期待だけで気をやりそうになる。

そして、一際強く熱棒が最奥に押し付けられ、破裂するような勢いで精が吐き出された。

ビクン! と少女は大きく身体を仰け反らせた。淫紋に骨の髄まで侵された少女の体は、淫魔王の射精に焼けるほどの快楽を覚えた。

少女の視界がチカチカと点滅する。瞳に深紅のハートが浮かび、視界を肉欲の紅で埋め尽くされる。

半ば意識を失いながらも、少女の膣肉は本能のまま精液を飲み干していく。


女勇者「おほおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおおおおおおっっ!!?」


可愛らしい少女の喉から出たとは思えない、汚らしい絶叫が上がる。

少女の瞳が裏返る。恍惚とした笑みを浮かべたまま少女は気を失い、今度こそその場に崩れ落ちた。

花嫁の一人が倒れたにも関わらず、城下の魔物たちから上がったのは勝利の雄叫びだった。

淫魔王は涼しげな表情を浮かべたまま、倒れた女勇者を気にするでもなく残りの三人とまぐわいだした。


世界中で、多くの人々がその行く末を見ていた。

その光景は、完膚なきまでに『勇者』が敗北してしまったのだということを示しているに他ならなかった。

『勇者』の旅はここで終わってしまったが、残された者たちの戦いは続く。

唯一の希望を失った、絶望的な戦いが――



【パーティ全員淫魔転生奴隷妻堕ちエンド】

241 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 18:57:19 l89 161/176

本編はこれで終了です。
流れの都合上そのまま最後まで行ってしまったので、
番外編のIFストーリーをなるべく軽めに書きたいと思います。

↓1~3 !random最大で
1.魔法戦士ルート
2.拳闘士ルート
3.女吸血鬼ルート
4.モンスター姦狂ルート
5.その他

244 : 【78】 - 2018/09/22 18:58:02 Wg0 162/176

4

246 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 19:48:37 l89 163/176

女勇者が拳闘士たちとはぐれて、もう三日が経っていた。

四天王に匹敵する強さを誇るという魔物の棲み処を目指していた三人だったが、山奥は魔術のせいで迷宮と化していた。

結果、山に足を踏み入れて三日も散策をすることとなった。

その間に、勇者である少女は、さまざまな種類の魔物たちと身体を交えた。

時には死を覚悟するほどに激しく犯され、時には愛する男女のように情熱的なセッ○スをし、時には少女の方から魔物を犯した。

どんどんエスカレートしていく女勇者を魔法戦士はたしなめたが、彼女は疼く身体を抑えられなかった。

そしてついに、魔物との性交に夢中になりすぎた女勇者は彼の巣へと運ばれてしまい、仲間の元へ戻る道が分からなくなってしまったのだった。

それから三日、依然として彼女は仲間と合流できていない。


女勇者(まいったなぁ……あの二人のことだし、きっと大丈夫だよね……?)


仲間のことを信じているから、と自身に言い訳して、彼らのことを思考から追いやる。

実際のところ、仲間とはぐれてしまったのは今の少女にとって都合がよかった。

これで心置きなく魔物とまぐわうことができるし、それに隠し切れなくなったこの身体のことを心配する必要もない。

少女の身体に現れた異変は、爬虫類の鱗だけに留まらなかった。

片脚の膝から下は、猛獣のような黒い毛が覆っている。肩からは鳥のような翼が生え、手のひらからは粘性を帯びた水色の液体が分泌されていた。

この手では剣は滑って扱えない。使えない武器を持っていても邪魔になるだけだから、という理由で、少女は道すがらに聖剣を捨てていた。

最低限の装備も外した無防備な状態で、少女は熱に浮かされたように荒い息を吐きながら、山奥を徘徊していた。

247 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 19:51:34 l89 164/176

もはやこの山に足を踏み入れたときの目的も忘れて、少女は魔樹の生い茂る山を亡霊のようにさまよう。

少しだけ、開けた場所に出た。地面の状態を確かめて、少女は一人頷く。


女勇者「よし、ここでいいや……」


少女は、薄汚れてきた衣服をあっさりと脱ぎ捨てた。

むわっとした濃い雌臭が立ち上がる。直に嗅げばむせ返りそうなほどのその臭いは、しかし、種族問わずあらゆる雄を惑わせる。

もし、今の彼女がまだ仲間たちと旅を続けていたら、他の魔物たちと同じように彼女に襲い掛かっていたかもしれない。

それが淫魔の王に刻まれた淫紋の効果によるものなのかは、少女には分からなかった。

細かい理由などどうでもいい。ただ、彼女はその力を己の淫欲を満たすために利用するようになっていた。

裸になった少女は、艶かしく腰をくねらせた。

熱い吐息を吐きながら、全身を使って雄を求めていることを表現する。

その求愛のダンスが、言葉の通じない獣のような魔物にまで通じるのかは知らないが、少女は身体の動きを止めない。

女勇者は、そのいやらしい踊りで自身の興奮も高めていた。


女勇者(ほら、来て……! 誰でもいいから、私を犯してぇ……!)


胸をぷるんと弾ませ、お尻を可愛く揺らす。がに股になり、愛液で蒸されたピンク色の秘所を指で分け開く。

そんな少女の誘い香に惹かれて、影から一匹の雄が姿を現した。



現れた魔物は? ↓1~3 !random最大

250 : 【92】 - 2018/09/22 19:56:44 zqk 165/176

グリフォン

251 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 21:04:31 l89 166/176

グリフォン「キィィイイ……!」

女勇者「ぐ、グリフォン……!?」


細められていた女勇者の瞳が、驚愕に開かれた。

現れたのは、猛禽類の頭と翼に獅子の身体を併せ持つ魔物だった。

かなり上位の魔物だったはずだ。魔王城に比較的近い場所とはいえ、まさかこんな山中で遭遇するとは思わなかった。

グリフォンの身体はかなり大きかった。獅子の部分だけで、女勇者の背丈よりも頭数個分は大きい。

鋭く射抜くような鷹の目が、少女の身体をじろりと睨んだ。


女勇者(う、嘘……こんな、おっきな魔物が……)


これまでに散々魔物と交わってきたはずの女勇者の顔に恐怖が浮かんだ。

彼女が交尾をした魔物は、大きくともせいぜい魔法戦士と同じぐらいの体躯だった。

少女の小柄な身体が覆い隠されるぐらいの大きさだったが、それでもセッ○スと呼べる範疇ではあった。

だが、少女の肩幅ほどはある図太い猛獣の腕を持つその怪物とは、どうやってもソレが成り立つとは思えなかった。

とはいえ、仲間もおらず、聖剣も持っていない少女に、この上位種を退けるほどの力もない。

自らの手で退路を断っていた少女にできることなど、はなから決まっていた。

252 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 21:07:30 l89 167/176

グリフォンが、ゆっくりと女勇者の方へ歩んでくる。

後ずさった少女の踵が樹の根に引っかかり、少女は尻餅をついた。

獅子の身体の奥に、少女の腕よりも太い剛直がそそり立っているのが見えた。


女勇者(む、無理……!? あんなの挿れられたら、壊されちゃう!)


本気で自身の死の未来を思い描きながらも、少女はその剛直から目が離せないでいた。

女勇者の身体が、獅子の胴体の作る影に隠れる。

いつの間にか、剛直がすぐ目の前にまで迫っていた。

鼻をつんと突くような獣臭。赤黒く染まった肉棒が、その小柄な人間の雌を犯したいと戦慄いていた。

近くで見てみると、その分厚いカリの裏側には、鋭いトゲが返しのように生えていた。

性交のためのものではなく、雌を壊すための凶器にしか見えなかった。


女勇者「んぐっ……はぁ……はぁ……」


青ざめる顔とは対照的に、多くの魔物の性器を咥え込んできた秘所が熱を帯びていった。



女勇者はどうする?(どうなった?) ↓1~3 !random最大

255 : 【72】 - 2018/09/22 21:13:13 XE4 168/176

グリフォンを受け入れてセッ○ス
身体の魔物化がまた進行する

256 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:41:28 l89 169/176

女勇者は、肉が剥き出しになったかのような先端を頬にこすり付けられた。

ぐいぐいと力強く押され、少女の柔らかな頬が歪む。

その強引さと、蕩かすような熱に、女勇者のスイッチが入る。

見た目がどれだけ大きく猛獣じみていたとしても、やはり雄であることに変わりはないのだ。

乱暴に殺されてしまうかもしれないという状況は変わっていないにもかかわらず、少女の顔に笑みが浮かんだ。

顔を一度ペニスから離し、小さく口付けを落とす。すると、獅子は腰を震わせ、鷹は甲高い鳴き声とともに翼をバタつかせた。

後ろ足が少女の身体を蹴飛ばす。女勇者は小さく呻き、地面を転がった。

うつぶせになった状態から四つんばいになり、お尻を軽く持ち上げる。

そして、自身を蹴飛ばした雄に向けて、諭すような優しい声をかける。


女勇者「もう、分かったから……ほら、ここに挿れたいんだよね?」

女勇者「君と同じ動物みたいな格好で犯されてあげるから……だから、あんまり乱暴にしないでね……?」

257 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:44:54 l89 170/176

グリフォン「キィィイイイ……!」


再び、グリフォンが少女に覆いかぶさる。

自身に影を落とすその巨躯に、少女は死への恐怖と快楽への期待の両方を抱く。

いきなり、ソレは訪れた。

魔物は焦らすようなことはせず、一気に少女の中心を貫いた。

膣肉が勢いよく押し広げられ、ブチブチと繊維が切れる痛々しい音がした。

子宮口を叩いても、ソレは前進を止めなかった。吹き飛ばされそうになるのを、女勇者は身体に力を込めて無理やりこらえてしまった。

そのまま腹を突き破られるかという衝撃が少女を襲った。内蔵を強打されたような痛みで、少女の鼓動が一度止まった。

そして、剛直が一気に後ろに引かれた。カリ裏のトゲが、膣肉に無数の切り傷をつける。


女勇者「んぎいいいぃぃぃいいいいいいいい!!?」


今までの行為の中で、最も鋭い痛みを感じた。戦闘時に深傷を負ったことは何度もあるが、内側から傷つけられたのは初めてだった。

女勇者は、自身がどれだけ甘い考えを持っていたのかを思い知った。

本当に殺されてしまう、と女勇者は自らの浅慮を悔いた。

258 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:47:59 l89 171/176

だが、雄が一度犯した雌を逃すはずもない。

グリフォンは少女が飛んでいってしまわないように、斜め上から押し潰すように剛直を叩き込んだ。


女勇者「ううううぅぅぅ……!! ううううぅぅぅ……!!」


女勇者は、獣のような唸り声を上げながらその地獄のような衝撃に必死に耐えた。

膣内にできた傷により、少女の股座からは破瓜したかのような鮮血が愛液とともに滴った。

肉棒が後ろに引かれるごとに、少女の膣内に新たな傷がつけられる。

そして、その傷を抉るように鋭い剛直が膣内を押し進み、子宮を臍の上あたりまで押し上げた。

衝撃に、ついに女勇者は嘔吐した。胃酸のきついにおいと酸味が口いっぱいに広がる。

少女の意識が朦朧としだす。ズン、ズン、という世界が揺らぐかのような衝撃に、痛覚と快感の境界が曖昧になっていく。

自らの吐き出した吐瀉に顔を濡らしながら、少女の漏らす叫びに甘いものが混じり始めた。

259 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:50:27 l89 172/176

女勇者「んぎっ!? あべ、んご、ふぐぅぅ!! んおっ、ぐふっ……!?」


ペニスのトゲで傷ついた膣内は、息を吹きかけられただけで火傷しそうになるほど敏感になっていた。

チクリ、とトゲが一際弱いところを刺激した。臍下に刻まれた淫紋が灯り、少女は唐突にソレを自覚した。


女勇者(あ……今、私、赤ちゃんの卵作っちゃった……)


獅子に生えた陰茎のトゲは、雌の膣内に刺激を与え、排卵を促す役割があるという。

そんなことを女勇者が知る由もないが、そもそも人間である女勇者がそんなことで排卵するわけがなかった。

しかし、少女は自身の身体の変化を確信していた。今、自分はこの雄の子を孕むことができる。その準備を整えたということを。

自身の腹がはち切れんばかりに膨らみ、その産道から魔物の赤子を産み落とす姿を想像する。

女勇者は悪寒に全身を粟立たせた。そんなもの、許されるはずがない。魔物の子を産むなど、人間という生命への冒涜とも思えた。

しかし、少女の意に反してその身体は雄のペニスをより深く咥えこもうとした。

散々痛めつけられたはずの子宮が、恋しそうに剛直にキスをする。

突かれる衝撃に、少女はもはや快感しか感じ取ることができなくなってしまっていた。

抉るような角度で、肉棒が突き立てられる。お尻だけをみっともなく突き出した状態になった女勇者は、喉を枯らしながらも獣のような喘ぎ声を漏らす。

260 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:52:45 l89 173/176

女勇者「ひぐっ、ぎひぃ!? やら、出さないで、お願い、孕ませないでぇぇ!!」


言葉とは裏腹に、女勇者の顔には恍惚とした笑みを浮かべていた。

膣ごと引きずり出されそうになっても、彼女の身体は雄を逃すまいと肉棒に媚肉を吸い付かせた。

グリフォンが甲高い声を上げる。雌を孕ませるために、精液が急造されていく。

そうして、少女の膣内で、肉棒が一回り大きく膨らんだ。

ゴキッ! という不愉快な音を鳴らして、少女の関節が外れた。

少女が感じるはずだった激痛は、その後すぐにもたらされた快感によってかき消された。


女勇者「ひぐううううううううぅぅぅぅぅぅうううううううっっ!!?」


ダムの放水のような、勢いある精液が子宮口にぶつけられた。

そのまま、精液が口から漏れ出すのではないかというほどの突き上げる圧迫感に、少女はみっともなく舌を突き出した。

たった一回の射精で、お腹がパンパンに膨れ上がった。精液が、膣内にできた数多の傷口に浸透していくかのような甘痒い痛みを覚える。

卵子が、広大な精子の海に溺れた。

タプタプと音がしそうなほど精液が満ち満ちたお腹をぶら下げながら、女勇者は雌としての多幸感に包まされていた。


女勇者(こんなの、絶対孕んじゃうよ……この魔物の赤ちゃん、産まされちゃうっ……)

261 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:57:10 l89 174/176

グリフォンは、ブルリと腰を震わせた。自身よりも遥かに小さなその雌に、多くの精液を搾り取られてしまった。

確かに自身の子を孕ませた感覚を得ながら、グリフォンは硬さを失い始めた肉棒を引き抜こうとした。

しかし、突如として、さきほどよりもさらに強烈な射精感がグリフォンを襲った。


グリフォン「キ、キィィイイイ……!?」

女勇者「はぁ、はへぇ……ふふ、ごちそうさま」


そういって、なすがまま蹂躙されていたはずの少女は淫らに笑った。

グリフォンの陰茎から吐き出されたのは精液ではなく、生気とも呼ばれる濃い魔力だった。

少女の小さな身体に、上位種の膨大な魔力が流れ込んでいく。文字通り、魂まで奪われてしまう。

幻獣の身体が崩れ落ち、瘴気の塵と化した。

肉棒で地面に縫い付けられていた女勇者は、よろよろとした脚で立ち上がった。

本来であれば、先ほどの陵辱で下半身を砕かれ、一生歩けぬ身体となっていたはずだった。

しかし、魔物の魔力をすべて吸収した女勇者は、身体の傷が修復されるどころか、すでに消耗した体力を回復しつつあった。

お腹を妊婦のように膨らませていた大量の精液も、すでに消化され少女の血肉に変えられていた。

肩から生えていた鳥の翼が、より立派なものになった。少女の手の指からは、猛獣のような鋭い爪が新たに伸びた。

これはセッ○スのとき邪魔になるかも、と女勇者が脳内で考えると、爪は都合よく短くなったのだった。

262 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 22:58:59 l89 175/176

そうして、女勇者は犯される前よりも体調が良くなっていた。

この三日間、女勇者は通常の食事はとらずにこうやって生き延びていたのだった。

ぐぐっと腕を上に伸ばし、背中を逸らす。三日前よりも確かに膨らんだ少女の胸が揺れた。


女勇者(さっきは絶対に赤ちゃんできたと思ったけど、今はそんな感じしないな……精液と一緒に吸収されちゃったのかな)

女勇者(うーん……それはそれで、ちょっと、残念かも)


すっかり引き締められた元のフォルムを取り戻したお腹を、少女は優しくなでた。

淫紋が、くすぐったそうに疼く。

端から見れば、その少女はもはや人間とは呼べなかった。

あらゆる雄を淫らに誘い、その精を啜って糧とする姿は、もはやサキュバスと呼ばれる魔物の在り方だった。

女勇者はそのことに気付かず……または気にも留めず、鼻歌交じりに徘徊を再開した。

この身体の渇きを満たしてくれる雄の精を求めて――


【モンスター姦狂実質サキュバス化エンド】

263 : ◆0Dj8XP4tVYIy - 2018/09/22 23:00:44 l89 176/176

これにて番外編も終了です
ハートを使えないのが地味に辛かった……
次は健全モノを書くかもしれないです


付き合ってくださった方はありがとうございました

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