1 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:01:56.196 APKlPsDG0 1/34

娘々「あらよっと」スタッ

娘々「未来永劫に続く戦いも良いけど、たまには外の世界の空気も吸わないとねー」テクテク

娘々「………」

娘々「……とは言ったものの、わたし達には果たすべき使命とか叶えたい夢とか、そーゆーの特にないしなぁ」

娘々「……てきとーに歩いて、出会った奴に喧嘩売ってみようかな?」


娘々 vs >>4

元スレ
娘々「あっはは、とある禁書キャラが戦うスッドレじゃね?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1609675316/

4 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:05:13.944 NlAlNaiRa 2/34

ヴェント

8 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:15:12.994 APKlPsDG0 3/34

娘々「さーて、このわたしにばったり出会っちゃう可哀想な奴はっと」テクテク

娘々「……お、ちょっといい?」

ヴェント「……あん?」

娘々「突然だけど、わたしとバトルしようぜ☆」

ヴェント「……唐突すぎて意味なんですケド?」

娘々「まぁ乗り気じゃないなら別にいいけど?他あたるし」

ヴェント「(……いや、再構築した『天罰』の効果を確かめる程度の意味はあるか)」

ヴェント「まぁいいわ。こっちも暇っちゃ暇だしね」スッ

娘々「ん、やる気になった?じゃー始めよっか!」スッ

9 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:25:12.711 APKlPsDG0 4/34

ヴェント「」グッ

ヴェントの手には、いつの間にかハンマーが握られていた。

ヴェント「おら、おら、おらァ!!」ブンッ ブンッ ブンッ

ゴッッッッ!!

ハンマーを振り回すと、次々と烈風が生まれ放たれていく。

娘々「ぎゃー」ズシャッ!!

ガッシャーン!!

ヴェント「………ふざけてんのかしら?」

娘々「さぁどうだろ?」スタッ

娘々「でも『それ』はよく考えられんじゃない?」

ヴェント「…?」

娘々「ハンマーを振る動作に合わせて風を生成してるけど、その軌道を制御しているのはあんたの舌に付けてる『風と氷の十字架』でしょ?人間ならパッと見で騙されそうだよねー」

ヴェント「くっ……!?」

ヴェント「(こいつ……なんて目をしてやがる……。いや、それよりも)」

ヴェント「私の一撃を受けて傷一つないなんてね」

娘々「そりゃわたしは『魔神』だし」

ヴェント「!!?」

10 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:39:32.148 APKlPsDG0 5/34

娘々「わかった?あんた実力隠してるみたいだけど、本気でやった方がいいと思うけどなー」

ヴェント「そんなバカな……」

ヴェント「(いや……あのどことなく不自然な体、集中してみればわかる。明らかに過剰な、莫大な魔力)」

ヴェント「……ったく、どうしてこう私の前には私の本命が効かない奴ばかり現れるワケ?」

娘々「本命?……ああ、さっきの舌ピアスにかかってるアレかなー?だったらご生憎さま」

ヴェント「でしょうね。まるで敵意や殺意が感じられない。そもそも『酸欠』が効くような身体構造してないだろうし」

娘々「……で、どうする?ぎぶあっぷ?」

ヴェント「すると思う?」

娘々「よく言った」ボンッ!!

改造ミニチャイナの袖先が爆発すると、剣、槍、斧……無数の武器が展開されていく。

ヴェント「」ジャラ…

対するヴェントは、その舌に繋がる十字架をぶら下げ、魔力を解放する。

ヴェント「『聖霊十式・アドリア海の女王』」

バキバキバキバキッッ!!

娘々「わお」

ゴゴゴゴゴゴゴ………

突如として地面が大きく引き裂かれ、その暗闇から40メートルを超す『女王艦隊』の一部が現出する。

娘々「なるほど。腐っても『神の右席』か。でも」スッ

ヒュンッ

ヴェント「!?……上か!」

娘々「あっはは☆ 神様に『船』で挑むなんて、皮肉が効いてるね!大抵神の怒りに触れて沈むやつっしょー、それ!!」ブンッ

11 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:48:00.055 APKlPsDG0 6/34

ドドドドッ!!

ヴェント「くっ……!?」

ガラガラガラ…

爆発的に広がる無数の武具が、女王艦隊をまとめて粉砕し、その瓦礫が地中に沈んでいく。

娘々「えい☆」ボンッ!!

ヴェント「ごっ…は……?」

ついでのように射出した刀がどこまでも伸び、ヴェントの腹を貫いた。

ヴェント「(クソ……当たり前の、ように……防衛術式すら、貫通しや…がる……)」ドサッ

娘々「………」スタッ

娘々「………、うーん」

娘々「やっぱり、こっちの世界は戦いに関しては退屈かなぁ」テクテク


──────────

12 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:48:28.257 APKlPsDG0 7/34


>>15 vs >>16

15 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:56:06.882 JXDo6NWA0 8/34

フリルサンド#G

16 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 21:58:11.258 URY2w3KQ0 9/34

全能トール

19 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:08:03.860 APKlPsDG0 10/34

──???──

ズズズ…

フリルサンド『……だいぶ「安定」してきたわね』

ザッ

フリルサンド『………さて、こんな人通りのない所に何の用かしら?』

トール「いやー大した用事はねぇんだけどさ」テクテク

トール「長い金髪で洋風の人形さんみたいな幽霊が出る、そんでそれを見た奴は次々と謎の疾患に襲われると聞いたもんでね」

フリルサンド『へぇ。仮にその噂が本当で、わたしがその幽霊ですと言ったら?』

トール「そりゃぶっ飛ばすしかねぇだろ。俺は俺の手の届く範囲なら人助けくらいするさ。何より」スッ

トール「そんな恐ろしい奴と戦えるなんて、ワクワクするじゃねぇか」グッ

フリルサンド『……面白い人ね』

20 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:18:14.574 APKlPsDG0 11/34

フリルサンド『………』スッ

フリルサンドはトールへと、そっと手をかざす。

トール「悪いが、当たらねぇよ」ブンッ

フリルサンド『……ッ!?』

その声が聞こえた時には、既にその少年は眼前にいた。
しかし、

スカッ

トール「………手応えがねぇな」

トールの拳は、ドレスの女をすり抜けていた。

フリルサンド『客観的に考えて、幽霊に触れると思う?』スッ

トール「そりゃあ無理だな」ヒュンッ

再度手をかざそうとするが、やはりトールの体は瞬時に消えてしまう。

フリルサンド『………中々変わった空間移動(テレポート)能力ね』

トール「……能力じゃなくて魔術なんだがな。『俺が絶対に勝てる位置となるよう、自動的に世界を回す』術式」

21 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:31:21.402 APKlPsDG0 12/34

フリルサンド『世界を……回す?』

トール「そう。だから俺の方は、ここから一歩も動いてすらいない。……卑怯だと思うか?」

フリルサンド『………いいえ』

トール「まぁアンタのソレも中々のもんだしな。こりゃ千日手ってやつかm…」

フリルサンド『わたしの勝ちは、最初から決まっているんだもの』

トール「!?」ドクン

トール「ごっ……」ブシューッ

突如、これまで無傷だった少年の全身が赤く滲む。

フリルサンド『ハイボルテージ・カッティング法』

トール「なん、だ……そりゃ」ビクビクッ

フリルサンド『高エネルギーの慢性的な放出により、そのエネルギー自体に相互干渉を発生させ、不自然な波形や像を現出させる。わたしの体は、そうやって形成されている』

フリルサンド『端的に言えば、心霊現象を科学によって再現することで生じたエネルギー体といったところね。だからわたしは、その仕組みを応用し、心霊現象と呼ばれているものを意図的に引き起こせる』

フリルサンド『例えば……「写真や映像であっても、わたし一瞬でも視界の端に捉えた者を瞬時に変死させる」とかね?』

トール「……ッッ!!?」

22 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:34:27.808 APKlPsDG0 13/34

フリルサンド『まぁ……あなたの命を奪う理由はないし、失神で済ませてあげるわ。せいぜい強くなりなさい』

トール「……へ、へへ…」

フリルサンド『……?』

トール「まだ世界には、そんな面白い奴がいんのか……」

フリルサンド『………』

トール「まったく……退屈、しねぇ…な………っ」ガクッ

フリルサンド『………、』

フリルサンド『……わたしを前にして恐怖より楽しさの方が勝るなんて』

フリルサンド『不思議な人ね。みんながみんな、そういう人だったらよかったのに』


──────────

23 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:35:18.624 APKlPsDG0 14/34


>>26 vs >>27

26 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:50:48.333 k42dZPQk0 15/34

フレメア

27 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 22:59:32.697 5C5t0BKO0 16/34

アックア

28 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 23:09:14.440 APKlPsDG0 17/34

──デパート──

アックア「……ふむ」テクテク

アックア「流石学園都市といったところか。良い銘柄が揃っているのである」スッ

アックア「………ん?」

──────────

店員「こんな夜遅くに一人で出歩いちゃ駄目でしょ?」

フレメア「にゃあ、私はあっちの駄菓子コーナーに用があるのだ!大体、お金もちゃんとあるし、私は一人でもお買い物くらいできる!!」

店員「はぁ……そう言われましても……」

フレメア「………」ジリジリ…

店員「………?」

フレメア「今だっ!!」ダッ

店員「あっ…!?」

タイミングを見計らって全力疾走したフレメアは、ギリギリの所で店員さんをすり抜けていく。

フレメア「にゃあ!私の勝ち!!期間限定の奴は貰っていくのだーっ!!」ダダダダッ

店員「あ、ああっ!!」ダッ

フレメア「おっそーい!!」ダダダダッ

店員「…ハァ…ハァ……」ダッダッダッ…

店員「くそっ……最近走ってないから……もう、体力が……」ガクッ

店員「…だ、誰か、あの女の子を捕まえてぇぇ……!」

29 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 23:23:43.585 APKlPsDG0 18/34

フレメア「ふっ、とある友達との鬼ごっこで鍛えたこの足!大体、私の独壇場なのだーっ!!」ダダダダッ

パシッ

アックア「………」

フレメア「な……だ、誰だお前!?この私にかろうじて追い付くとは……!!」

アックア「……後方のアックア。傭兵崩れのごろつきである」

フレメア「……にゃあ。聞いたことない名前」

アックア「私のことは気にしなくていい。それより、保護者はいないのであるか?」

フレメア「えーと」スッ

アックア「カブトムシ……?」

パキパキパキ…

白いカブトムシのキーホルダーがパキパキと音を立て、中から真っ白な少年が現れる。

アックア「……ほう」

垣根「私が一応の保護者です。この度はご迷惑をおかけしました」ペコッ

フレメア「にゃあ。カブトムシさん、今日は1日出てこない約束なのに!」

垣根「これは仕方ないでしょう。もう夜遅いのもありますし」

アックア「なるほど。変わった付き添い方だが、それならば安心である」

ダッ ダッ ダッ

店員「ぜぇ……ぜぇ……」

フレメア「あ、さっきの店員さん」

垣根「……何か、言うことは?」

フレメア「………、ごめんなさい」ペコッ

店員「……ああ、うん。わかってくれればいいよ」

垣根「よく言えましたね。特別にもう一つだけ、好きな物を買ってもいいですよ」

フレメア「やったあ!!」

店員「(……よく考えたら、追いかけなくてもレジに立ってればよかったような……?)」

垣根「……あれ。そういえば、先ほどの男性は?」キョロキョロ


──────────

30 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 23:25:13.682 APKlPsDG0 19/34


>>33 vs >>34

33 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 23:42:55.208 7By1fRuo0 20/34

左方のテッラ

34 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 23:48:26.400 zMPHvdZW0 21/34

レイヴィニア=バードウェイ

35 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:00:51.919 S9NTMRii0 22/34

テッラ「………ここは、学園都市のようですねー」テクテク

テッラ「……何故私がここにいるのかはわかりませんが、私は私の使命を果たすとしましょうか」

ザッ

バードウェイ「……おい、ちょっといいか」

テッラ「おや、どうかされましたかねー?」

バードウェイ「左方のテッラだな。何故、お前は生きている?」

テッラ「さぁ……?私にも完全に心当たりがありませんからねー」

バードウェイ「そうか、ならいい」

バードウェイ「ところで、お前は今何をしようとしていた?」

テッラ「何、普段と変わらないことですよ。適当な異教徒を使って私の扱う『光の処刑』の調整を行おうかと」

バードウェイ「(……聞いた通りの人間性というわけか)」

バードウェイ「なら私を実験台にするといい。こちらも偶然暇していてな、ちなみに私はローマ正教徒ではないぞ」

テッラ「ほう……であれば、お言葉に甘えるとしましょうか」スッ

36 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:11:33.008 S9NTMRii0 23/34

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に」ブンッ

バードウェイ「」クルクルクル…

ボォオオオオ…!!

少女が火の杖をバトンのように一回転させると、炎の壁が形成され、

テッラ「む……」

炎はその勢いを維持したまま、波のようにテッラへと向かう。

テッラ「優先する。──魔術を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

ズシャッ!!

再度優先を受けた小麦粉を水平に振るうと、莫大な炎が両断されていく。

バードウェイ「………」スッ

空けた視線の先では、少女の持つ霊装が風の剣に切り替わっていた。

バードウェイ「」ブンッ

風の剣を振り下ろすと、長大な風の刃がテッラの方へ一直線に迫る。

テッラ「無駄なんですがねー」ブンッ

ゴッ!!

しかし、ギロチン状の小麦粉を振り上げると、空気の刃は先ほどの炎と同じように吹き散らされてしまう。

37 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:22:05.217 S9NTMRii0 24/34

バードウェイ「やるじゃないか」

テッラ「ふ……この左方のテッラが、その程度の魔術で倒せるとでも?」

テッラ「優先する。──人体を下位に、小麦粉を上位に!」ブンッ

バードウェイ「(……なるほどな)」スッ

今手にしている霊装は、水の杯。すなわち、

ゴゴゴゴ…

バードウェイの周囲から莫大な水が形成され、巨大な樹木のように円筒を形作る。

小麦粉「」パラパラパラ…

ズズズ…

ドドドドッ!!

それは、放たれた小麦粉を霧散させると、無数のナイフの形を取り、緑の魔術師へ向かって次々と射出されていく。

テッラ「くっ……ですが何度やっても同じことです!」

テッラ「優先する。──魔術を下位に、人体を上位に!」

バシャッ!!

バードウェイ「………」

テッラ「それが魔術である限り、魔術を下位に『優先』すれば私には一切通じません」

38 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:31:20.871 S9NTMRii0 25/34

テッラ「それがこの術式のすぐぉあッッ!!?」グサッ!!

バードウェイ「そうだな、確かに今のお前に魔術は効かないのだろう」

テッラ「……な……ナイ、フ……?」ガクッ

バードウェイ「水のナイフの中に、本物のナイフを仕込んだ」

バードウェイ「これまでの行動を見ればわかる。お前のその術式は、同時に2つ以上の設定はできない……違うか?」

テッラ「ぐっ……!」

テッラ「優先する。──ナイフの刃先を下位に、人体を上位に」

バードウェイ「そんな優先で大丈夫か?」スチャッ

テッラ「(フリントロック式の……拳銃…!)」

テッラ「……優先、する。──弾丸を下位に、人体を上位に」

テッラ「がふっ!?」

バードウェイ「魔術、ナイフ、弾丸……」

バードウェイ「三択だ。好きな死に方を選べ」

テッラ「く……、優先する──」

ダンダンッッ!!


──────────

39 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:32:14.765 S9NTMRii0 26/34


>>42 vs >>43

42 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:53:23.857 STG16EmO0 27/34

寮監

43 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 00:56:07.462 MEmyU0Cwd 28/34

オヤシロさま

47 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 01:13:16.871 S9NTMRii0 29/34

羽入「学園都市……?」

──────────

黒子「ごっ、がぁぁあああああッッ!?」ガッシャーン!!

美琴「す、すみません門限はがふっ、ぎちんと守ります……」ピクピク

寮監「よろしい」

──────────

寮監「さて、あとは特に異常なしか……」テクテク

寮監「いや、まだ何か企てている生徒がいるかもしれないし、もう少し見回っておくか」ゴゴゴゴ…

寮監「………ん?」

羽入「……え?」

寮監と目が合ったのは、角の生えた巫女装束の少女だった。

羽入「えぇ……と」

寮監「おい、貴様のような子供がこんな時間まで何をやっている……?」ゴゴゴゴ…

羽入「ひぃ!?あぅあぅあぅあぅ……」ガクブル

寮監「日本語を話せ」

49 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 01:29:20.325 S9NTMRii0 30/34

──────────

寮監「つまり、お前は雛見沢という山奥の村に住む神様で」

羽入「………」コクッ

寮監「大切な人が必ず死ぬ運命を変えるために何度も時を巻き戻し」

羽入「………」コクッ

寮監「別の世界へ赴く無限ループの最中、この学園都市に迷い込んだ、と?」

羽入「なのです」

寮監「………なるほどなるほど」

羽入「話が早くて助かるのです。それではボクは元の世界へ戻るヒントを探しに行くのd…」

寮監「妄想も大概にしろ。親が悲しんでいるぞ」

羽入「あぅあぅあぅあぅ!!」ダダダダッ

寮監「………」ドッッ!!

羽入「早っ!?」ダッ

寮監「子供の足で私から逃げられると思うな」ダッ

羽入「くっ……!?」

寮監「とりあえず警備員(アンチスキル)の元へ保護する。話がそれからだ」スッ

あっさりと追い付いた寮監が、少女を抑えるために肩を掴もうと手を伸ばす。

スカッ

寮監「ん……?」スッ

もう一度手を伸ばすが、やはり少女を捉えることができない。

寮監「(体を通り抜けている……?)」

51 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 01:49:32.377 S9NTMRii0 31/34

寮監「(何らかの能力か……?あの少女は幻覚?)」

考えている内に距離を引き離されるが、

寮監「(詳細は不明だが、とりあえず追っておくか)」ダッ

羽入「~~~!まるで振り切れないのです!!」ダッ

羽入「(とりあえず、元の世界に戻る方法の前に、あの超人を何とかしないと……!)」

羽入「(この町は超能力を扱える人がたくさんいるらしいけど、あの人は多分……身体能力がすごく高いだけの一般人)」

羽入「(つまり、こちらに対する有効打はない。だけど……)」

寮監「………」ドドドドッ!!

羽入「(……バリアを張る?必要ない。時を飛ばす?根本的には解決できない。実体化する?確実にボコボコにされる)」

羽入「(……なら)」ピタッ

寮監「………ん?」

羽入「イチかバチか……ここで時を遡ってやるのです!!」バッ

ピカッ

寮監「ぐっ……!?何だ……あの少女から、謎の光が……」

パァァァァ…

巫女装束の少女を起点に、眩い光が広がっていく。

そして。

──────────

53 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 02:09:02.224 S9NTMRii0 32/34

羽入「ここ、は……?」キョロキョロ

羽入が見渡すと、まず無数の画面が目に入った。
それらはグラフや数値、地図など様々なものを表示していたが、まるで意味がわからなかった。

羽入「………」

床の方には電子回路のようなものが張り巡らされており、天井には無数な幹のようなものが広がっていた。

そして何より目立つのは、緑色の液体に満たされたビーカー型の装置だろう。
その中には、長い銀髪の『人間』が、逆さまになって浮かんでいた。

羽入「……あ、あの」

アレイスター『おや。このような場所に、客人とは珍しい』

羽入「ここはどこなのですか?あなたは一体……?」

アレイスター『ここは学園都市。私はこの町の統括理事長をしている、アレイスター=クロウリーという者だ』

羽入「あ……ボクは羽入と言いますのです。えーと、何から説明すればいいのか……」

アレイスター『ああ、その前にこちらから質問させてもらってもよいかね?』

羽入「あぅ……大丈夫なのですよ」

アレイスター『君は、未来か、あるいは世界の壁を破ってここに来た』

羽入「……!?わかるのですか?」

アレイスター『ただの推測だよ』

羽入「はい、その通りなのです」

アレイスター『君は、神様の力を扱える、あるいは「神」そのものである』

羽入「……、はい」

アレイスター『君は、魔術・位相・火花について知っている』

羽入「………あぅ?何のことなのですか?それは初めて聞いたのです」

アレイスター『………、ほう』

54 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 02:24:44.329 S9NTMRii0 33/34

アレイスター『では、グレムリン・隠世についても聞いたことがないと』

羽入「はい、それも初めて聞いたのです」

アレイスター『なるほど』

アレイスター『(少なくとも、この少女は「魔神」ではない。もっと言うなれば、魔術師ですらない)』

アレイスター『(当然、「原石」でもない)』

アレイスター『……ふふ』

羽入「あぅ?」

アレイスター『いいや。良いサンプルが手に入ったと思ってな』

羽入「……サンプル?」

アレイスター『(大幅な、計画(プラン)短縮が見込めそうだ)』

──────────

──アレイスターの『黄金の呪い』によって、全ては悲劇へと収束する。

羽入が学園都市創設に立ち合ったことで、学園都市内で『過剰な被害妄想・幻覚等を引き起こす奇病』が発生し、その対応に追われてしまうのは、また別のお話。


──────────

56 : 以下、5... - 2021/01/04(月) 02:36:39.876 S9NTMRii0 34/34

娘々「……にひひ」ポチポチ

僧正「娘々、どうしたのかね」ポチポチ

娘々「いやあ、まさか本当にわたし達がとあるIFに参戦できるとはなーって思ってさ」

僧正「うむ。特にお主は『ばとるもーしょん』まで用意されておるし、熱意が感じられるのう」ポチポチ

ネフテュス「……ぐすん。僧正も娘々も、私を差し置いてとあるIFに参戦だなんて」ウルウル

娘々「………、ねーふてゅーす、そろそろ元気出しなよー。わたし達が実装されたということは、ネフテュスが今後実装される可能性も高いってことなんだからさ」

ネフテュス「………本当に?」

娘々「おうよ」

キメラ『ぎぃんぎぃんぐわんぐわんギィンごぃんごいぃんギィンギィンごぃんぐわんギィン!!』

娘々「キメラちゃーん。わたしは今珍しく真面目な話をしてるから、後にしてくんね?……てかファニーボーン鍛えても美しさには繋がらないと思うよ?」

ズシーン!!

ヌァダ「……ちょっといいか?」

僧正「おや、何か用かの?」

ヌァダ「第二ラウンドを始めたい」

ネフテュス「!!」

娘々「ん、マジで?また嬉しいこと言ってくれるじゃん!」スッ

僧正「かかっ、久しぶりに運動するとしようかの」スッ

ネフテュス「……ふふ、やっぱり私達を最も潤してくれるのは『戦い』よね」スッ

娘々「おー、よかったよかった。ネフテュスも機嫌直ったみたい」

ネフテュス「……覚悟しなさい、娘々」ゴゴゴゴ…

娘々「あ、あれ?なんか今回一方的な殺意を感じるのは気のせいかな……?」ダッ

キメラ『ぎぃんぎぃんぐわんぐわんギィンごぃんごいぃんギィンギィンごぃんぐわんギィン!!』

ドッカーンッッ!!


──結局いつも通り、唐突に始まる戦いに身を投じる毎日。
気まぐれによって戦況や勝敗が変わることもあれ、やはりこれが最高の快楽だと、改めて実感する神々であった。




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